iPhone使いの NuAns NEO [Reloaded] 考 - iCloudのメルアド設定困惑記

iPhone使いの NuAns NEO [Reloaded] 、今回はメール設定に関しての覚書のつもりである。NuAns NEO [Reloaded] を十分に使いこなすとなれば当然日常使っているメルアドを送受信可能にしなければならい。したがって私はGmailにGmailで取得したメルアドの他にこれまで使ってきたiCloudのメルアド設定を試みた…。


さて、古いMacユーザーの一人としてアップルのメールアドレスはaaaaa@mac.com および bbbbb@mac.com といった具合に二つ使ってきた。
いつ頃どのようにして取得したかはすでに忘却の彼方だが、アップルもMobileMeなどいま思えば混乱の時期を通ってきたわけで仕様やらも些か変化してきた。

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※NuAns NEO [Reloaded] に日常利用のiCloudメルアド設定ができなければ実用とはならない…


ということで少し調べて見たが、2000年に iToolsが無料サービスとして開始された後、2年後に .Mac(ドットマック)が有料でスタート。そして2008年7月にMobileMeサービスをスタートさせたが不具合が連続。やっと2011年に iCloudサービスが開始され翌年にはMobileMeサービスが終わった。
したがって私のメルアドは .Macが開始された頃の遺産なのだ(笑)。
ともあれ個人的にはaaaaa@mac.comを文字通り個人的な利用とし、もう一方の bbbbb@mac.comをビジネス関連にと使い分けてきたが、現在もこの2種のメルアドは無くてはならないものとなっている。

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※macOSのメールにも歴史があり幾多の仕様変更やサービス変更があった


もう少し詳しく言うとaaaaa@mac.comはいわゆるApple IDとして使っている。したがってiCloudにアクセスしiTunesにアクセスするにもすべてaaaaa@mac.comが基本となってきた。
そのメールアドレスを NuAns NEO [Reloaded] のGmailアプリに新たなアカウントとして設定しようと試みた。当然のことのようにメールアドレスとそのパスワード、そして手動設定として受信メールサーバーのサーバー名やポートを993にする…といった基本の手順を繰り返したがエラーで設定できない。

ここではじめてネットで調べ始めた。するとパスワードはApple IDとして使ってきたパスワードではダメなことが分かった。
要はAndroidといったアップルにとって他社製メールアプリでは2ファクタ認証を設定した後に当該 iCloud メールで使うApp 用パスワードを取得しそれを使う必要があるのだという。
App用パスワードとは、いわゆる “2段階認証” の1つであり、アップルが提供するアプリ以外のアプリからiCloudデータにアクセスする為の専用パスワードということになる。
本来ならこのApp用パスワードそのものにも注目したいところだが、煩雑になるので今回はスルーするがひとつだけ記しておくと、もし2ファクタ認証さえ設定してあれば iPhoneなしにAndroidだけでApp用パスワードの管理をすることができるというが私は試していない…。

ということで、そうであれば従うしかない。Apple IDとしてのメルアドaaaaa@mac.comに2ファクタ認証を設定しApp 用パスワードを生成すると abcd-efgh-ijkl-mnop といったパスワードが明示されるのでそれを間違いなく記録し前記したNuAns NEO [Reloaded]のGmail 新規アカウントに使ったから難なく設定が出来、aaaaa@mac.comの送受信が問題なくできるようになった。

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※Apple IDメルアドのApp用パスワードが生成された例


ここに至るまでも結構時間がかかったのだが、これからが苦労の本番だった(笑)。
理屈はaaaaa@mac.comが出来たようにもうひとつのメルアド bbbbb@mac.comもと考えたが、ネットで調べた範囲ではいわゆるApple IDはひとつだと記されていた。
事実私はiCloudに対して複数IDを使っていないし必要とも考えなかったが、そうであるなら bbbbb@mac.comというメルアドは何なのか(笑)。
忘れかけている記憶を絞り出して思い出したことは使い始めた当時、取得したメールアドレスに対してエイリアスメールを設定できたはずだ。
例えば見知らぬ相手に返事を出す、懸賞に応募するなど極一時的に使うメルアドであればそれを根拠に多々スパムメールなどを送りつけられても破棄することで対処できるからだ。要は使い捨てのメルアドだ。

もしかしたら bbbbb@mac.comはエイリアスメールなのかと再確認すると、確かに私も3つエイリアスメールアドレスを取得していた。というか現在は3つまでしかエイリアスは取得できないことになっている。
ともあれその中に bbbbb@mac.com はなかったからエイリアスではないことになる。
ちなみにもしエイリアスならApp用パスワードも共通かもとGmailの新規アカウント設定時にaaaaa@mac.comで生成したApp用パスワードと同じワードを入力してみたが当然ダメだった。
やれやれ、では bbbbb@mac.com はどういった性格のメルアドなのか…。

あらためて確認すると bbbbb@mac.com はApple IDとして使っているaaaaa@mac.com の iCloud有料ストレージとは別に5GBの無料ストレージを使っていることが分かった。
この辺りでかなり頭が混乱してくる。
そもそも悪戯にApple IDをいじくり回して問題を作っては日常の利用に支障が出る。ここは冷静になって時間を取ってみようと意図的に一週間ばかり頭を冷やした。

こうして文章にすると一から十まで己一人で試行錯誤しているように思われるかも知れないが機会があったときにトリニティ社の星川社長からダイレクトメールでいくつかのヒントをいただくと共にApple Careを利用してアップルのサポートにヘルプを求めた。
しかし最初に電話に出た人はエイリアスメールの存在すら知らなかったのでエキスパートに変わって貰ったが、それからは問題解決云々は別にしても真摯にそして明確なサポートを続けていただいたので感謝している。

結局アップルのサポートに連絡して確証を得たことは、 bbbbb@mac.com もApple IDだったのである。
Apple IDは1つだけという概念があったし事実アップルはApple IDはひとつであることを推奨しているものの複数のApple IDを使っても違反ではないということなのだ。
要は何故こうなったのかが分かればもっとすっきりするが、前記したようにアップルの仕様もこれまで幾たびか変わってきたしきっかけはMac OS Xになってからだから覚えていない。

ともかく bbbbb@mac.com がApple IDだということが分かったもののそのパスワードもはっきりしないのでまずはパスワードを忘れたことにして新たにパスワードを取得した。
そして簡単に説明するなら現在の、すなわちaaaaa@mac.com でサインインしているiCloudに対して一端サインアウトし、その後 bbbbb@mac.com でサインインしてからまずは2ファクタ認証の設定をした上でApp用パワードの生成を行った。
この間2ファクタ認証故の認証番号が別のデバイスすなわち私の場合はiPhoneとの間で行き来することになる。

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※NuAns NEO [Reloaded] にやっとGmailアドレスひとつ、アップルメールアドレス2つの設定ができた


結局その行き掛かり上、iPhoneも一端サインアウトすることになったが、幸い目的の bbbbb@mac.com 用のApp用パスワードは取得できたものの、再び最初のApple IDに変えたらiPhoneのメールアカウントから aaaaa@mac.com および bbbbb@mac.com のメルアド設定が消えているというアクシデントに遭った。
その代わりと言ってはなんだが,目的の NuAns NEO [Reloaded] にはその両者のメルアド設定がやっと完了したのだった。

勿論iPhoneの消えたアカウントは数日後に復帰させることに成功したが…。
ともあれやせ我慢でいうなら、下手な推理小説より今回の探索は興味深いあれこれを多々含んでいたが、何ごとも自分でやってみないことには分からない事をあらためて思い知らされた。



iPhone使いの NuAns NEO [Reloaded] 考 - カメラ機能覚書

このiPhone使いの NuAns NEO [Reloaded] は己の為にまとめているつもりだが、意外にアクセスしてくれる人が多くて喜んでいる。今回はNuAns NEO [Reloaded] のカメラ機能、それも性能云々より使い勝手の方を覚えておきたいとまとめてみた。


スマートフォンにとっていまやカメラ機能はなくてはならないものだ。そしてそのほとんどは十分な満足を持って撮影を楽しめるまでになっているが、そこは単体のカメラではないから分かりにくい点も否めない。ともあれ機能や利点を十分に引き出して楽しむにはまず仕組みを知らなければならない。

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※NuAns NEO [Reloaded]


しかし多くの関連サイトにアクセスしてみたが撮影した写真の画質に関する解説がほとんどであり、意外とNuAns NEO [Reloaded] のカメラアプリが持っているツール類についての記述は少ない。したがって今回はそうした点を重視してお話しを進める。

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※カメラをONにした例。あらかじめグリッド表示にしてある。グリーンの四角は顔認証をONにしているから


iPhoneのカメラ機能が自然に身についてしまった一人ではあるものの、NuAns NEO [Reloaded] のそれが使いにくいと思ったことはほとんどない。
そもそもiPhoneのカメラも決して使いやすいものではないからだ。iPhoneに限らないがあの板きれのようなデバイスの液晶画面を見ながらホームボタンをシャッターとして押すこと自体無理がある。
ということでiPhoneもNuAns NEO [Reloaded] もボリュームボタンがシャッター代わりになるが、その事を知らない方もまだ多いようだ。

さてNuAns NEO [Reloaded] だがカメラ利用の頻度が高いことを考慮してカメラアイコンからアクセスしなくてもいわゆるショートカットというかスリープ状態からも電源ボタンを素早く二度押すとカメラ機能がダイレクトに起動する。
これは確かに便利だが、NuAns NEO [Reloaded] のサイドボタン、特に電源ボタンは押しにくくデザインされている。それは不用意に触って電源が切れては拙いからに他ならないのだろうが、本来の目的以外の使い方を想定するとどうにも使いにくい。

余談ながら電源ボタンとボリュームボタンの下を同時に押し込むと画面のキャプチャが撮れるのだが、手は2本で指は両手で10本なので操作しつつのキャプチャーは実に難しい。こんなとき「キャプチャ!」等と音声で機能が働くと良いのだが…。
それでも馴れで解決する部分も多く、電源ボタンのダブルクリックするタイミングやキャプチャの確実な押し方は次第に身についてきた。

カメラが起動すると液晶画面にフロントカメラからの映像が液晶画面に映るわけだが、まずは上下に表示するアイコンに注目しよう。
ここではひとつひとつすべての解説をするつもりはないが、上部に表示するアイコンは右からフラッシュの設定、効果、フロントとリアカメラの切替、HDRの設定そしてその他の各種設定の歯車アイコンだ。

続けて画面下を見てみよう。
一番左に円形のエリアがあるがこれは直前に撮影した映像のサムネイルだ。これをタップするとその映像に関して効果あるいは明度や彩度の調整などが可能となる。
なお、中央のカメラアイコンは説明不要だと思うがシャッターだ。そして右の白いカメラアイコンは右下に小さな三角形がありポップアップメニューを含むことを示している。
ちなみにここをタップすると下から黒いカメラ、ビデオ、パノラマの各機能を示すアイコンがポップアップされる。
ではパノラマ撮影とビデオ(動画)撮影は分かるとして黒いカメラアイコンは何なんだろうか。

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※右の白いカメラアイコンをタップすると下から黒いカメラ、ビデオ、パノラマの各機能を示すアイコンがポップアップされる


実は先に見た歯車アイコンをタップしたり画面の左端を右にスワイプするとこれまで見た機能以外に多くの設定を可能とするメニューが表示されるが、これにはいわゆる簡易型と詳細型あり、白いカメラアイコンの場合は簡易型メニューを表示し、黒いカメラの場合は詳細型メニュー(Expertモード)が表示される。

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※簡易型メニュー表示の例


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※詳細型メニュー(Expertモード)表示の例


簡易型メニューは画像サイズや画質、グリッド、シャッター音など比較的頻度の高い機能が用意されているが、Expertモードには簡易型機能を含み、さらにホワイトバランス、ISOの選択、AE設定、カウントダウンタイマー、顔認識などなど全18項目が表示される。無論好みでどちらを使っても問題はない。

ではいよいよNuAns NEO [Reloaded] のフロントカメラを対象に向けて撮影してみよう。
ここではあらかじめグリッド表示をONにして使っているが、中央に二重の円が表示し消えそしてまた表示を繰り返す。これがフォーカスエリアだ。したがって画面のタップした位置にフォーカスすなわち焦点が合う。

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※ズーミングすると円形が拡がり中央に倍率が表示


また画面を2本指でピンチアウトすればデジタルズームが働き逆にピンチアウトすれば元に戻る。このとき円の中央に倍率が表示される。
そういえばまだまだ画面上で操作する機能がある。
画面下に半円の表示が出るが、これは手動でピントを合わすための機能だ。そして右脇をタップすると小さく太陽のマークと共に上下のメモリが表示するが、これを上下させることで露出のコントロールが可能となる。

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※手動でピント調節が可能


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※右サイドには露出調整が可能な上下のスライドバーが表示


以上の説明はNuAns NEO [Reloaded] を縦に利用する場合を想定したものだが、無論横にしても機能は同様に働く。
素敵な写真を撮るにはまずNuAns NEO [Reloaded] の持つこうした機能を知り使いこなすことができなければならない理屈だが最後にNuAns NEO [Reloaded] で撮った写真を三点ご紹介して本稿の締めとしよう。

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※遠景でピントが合えばクリアな写真が撮れる。4160 × 3120 を 横サイズを1280ピクセルに縮小【クリックで拡大】


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※手持ち撮影の為いささか手ブレ気味だが目で見たのに近い絵になっている。4160 × 3120 を 横サイズを1280ピクセルに縮小【クリックで拡大】


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※腕時計を接写してみたが質感がよく出ている。4160 × 3120 を 横サイズを1280ピクセルに縮小【クリックで拡大】



サンコー 56LED付きフレキシブルアームルーペ (FLLP563D) はなかなかに便利

自慢ではないが、私は眼のタチがよくない。ド近眼の上に乱視、老眼、飛蚊症が入った上に白内障と緑内障と診断されている。一昨年は左目の白内障手術をしたことでまずまず良好な視力を回復したものの今度は左右の度数が違い過ぎ、眼鏡では矯正できないため特に近いところを見るのに不自由している。


為にそれなりに個人的に工夫もしてきた。 Hazukiという眼鏡の上からも着けられる眼鏡型ルーペを使ったりLED照明付きハンディルーペを活用したりしているがそれぞれ一長一短である。
特に最近は書籍を読んだり資料類を確認するのが辛くなっているのでダイレクトメールで目に付いた「サンコー 56LED付きフレキシブルアームルーペ FLLP563D」(以下フレキシブルアームルーペ)を買ってみた。

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※「サンコー 56LED付きフレキシブルアームルーペ FLLP563D」はデスクスタンドのような形


要は机上などで使うアーム式の照明と同類の仕組みだが、その先端にLED照明が備わった大型ルーペが付いているといった製品である。
現在iMacを設置している机上の左側にはすでにLED照明器具があるので「フレキシブルアームルーペ」は右側にセットアップしてみた。

設置は一般的なクランプをセットした上で「フレキシブルアームルーペ」を差し込むというものなので面倒はない。
ただし写真で見た印象と比較すると実物は全体が随分と大ぶりであったのが誤算といえば誤算か…。逆に言うならかなりしっかりと作られている。

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※取り付けは机上端などに付属のクランプを挟み込み、その穴にスタンドを差し込むという具合


本商品は3つの可動部分で角度調整ができる。そしてセードとアームの境目、デスクと固定するクランプ部分は回転にも対応しているので、好みの位置にセード部分を持ってくることができる。要はデスクの上で用途に合わせたベストな角度調整が簡単に行えるだけでなく両手が空くのがよい。

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※デスクとスタンドとしても十分な明るさだ


また本商品の全長は約800mmあり、文字通り机上のLEDデスクライトとして使えるし、手元の作業を楽にする大型ルーペとして使えるわけだ。
特に直径約130mmのLEDライト付き大型ルーペは手元の書籍や雑誌などを読む際に広範囲を一度に映し出せるのでとても快適だし、倍率が1.75倍ということもあり目とレンズ、レンズと対象物との距離もラフで良いので使いやすい。

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※レンズが大きいので大変見やすい


それからセードの部分は蓋付きになっており、照明として使う場合には閉じておくことができるが、蓋はあくまでレンズ保護のためにあるようだ。無論ルーペーを利用する際には開いて使うことになるが、球面ながら直径130mmのガラスレンズはとても見やすい。そしてLEDはレンズ周りに並んでいるため、光のムラも感じさせない。
なお焦点距離は20cmまで、消費電力は5Wとのことだが、ルーペーとして使わない場合はアームを上げておき、必要になったらセード部位を手元に引き下げれば好みの位置で止まってくれる。
理想を言えばアームをもっと細くして欲しいところだが、私にとって実用性は抜群のように思えるので愛用し続けてみたい。

最後に余談となるが、一点思わず苦笑してしまうことがある。それがセードはレンズカバーを開けないと電源スイッチが操作できない仕様になっている。それは良いが、セードの真ん中は直径13センチのレンズがありセードの形状を上から見ると楕円形だ。

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※セードと蓋はどこかトイレの便座に似ている(笑)


そしてセードの蓋を開けたとき、なにかに似ていると思った…。
それはトイレの便座を開けた姿だった(笑)。





Magic Keyboardのたわみ防止とクリック感を向上させる「Grip Mat」を使う

バード電子からこの度新製品が三種リリースされた。そのうちまず興味を持ったのがグリップマット(Grip Mat)という製品だった。これはApple純正のキーボード、Magic Keyboardの底面に貼り付けて操作性の安定と打鍵感の向上を目的としたものだ。


なんだかんだと言っても、Macで一番よく使うデバイスはキーボードではないだろうか。GUI (グラフィカル・ユーザー・インターフェース)などと威張ってみてもテキストを大量に入力するにはまだまだキーボードに頼らざるを得ない。
そのキーボードもこれまで文字通り様々な物を使ってきたが現在は純正品であるApple Magic Keyboardを愛用している。

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※バード電子の新製品グリップマット(Grip Mat)が届いた


私がこの種のキーボードを使うようになったのはタイプライターが最初だった。小さな貿易会社に勤めたからでその1年後にいわゆるコンピュータのフルキーボードというものと対面した。
後は怒濤のごとくコモドールPET2001、Apple II、PC-9801、IBM5550、PC-100、Macintosh等などといった多くのパソコンを嬉々として使ってきた。無論それらは必ずキーボードが付いていたから、良し悪しはともかく与えられた物を使うしかなかった。

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※Grip Matの両面。写真下の剥離紙を剥がしてキーボード背面に貼る


確かにそれらのキーボードは使いやすいもの、使いにくいものもあったがサードパーティー製のキーボードを…という時代ではなかったからどのようなキーボードでもそのまま使うしかなかったし事実キーボードの良し悪しを問うような風潮もあまりなかったといえる。

そんな時代を思えばApple Magic Keyboardは実に文句の付けようがない。しかし日々大量のテキストを入力する一人としては漢字変換の効率と共にキーボードの使い勝手は無視するわけにはいかない。もし少しの努力でより使いやすく効率が上がるのなら何でも試みたいと思ってきた。
そんなとき、バード電子からこの「Grip Mat」がリリースされた。

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※マットの机上に乗せる面はエンボス加工されているので滑りにくく机上に密着するのでキーボードの撓みも防いでくれる


この「Grip Mat」はApple Magic Keyboard専用品だが、これをMagic Keyboardの裏面に付属の両面テープで貼り付けるだけで準備は完了する。
注意する点としては背面中央のアップルロゴ部分と手前にあるクレジット表記部分が見えるような形状となっているので貼り方を間違えないようにするくらいだ。なお四隅のゴム足部分にも切り込みがある。
その両面テープだが、再はく離可能ですぐれた接着性を持ちつつ、のり残りしにくい粘着材を採用しているとのことで「Grip Mat」の取り外しや交換も容易だという。

さて、効果・効用だが、「Grip Mat」のエンボス加工したマイクロセルポリマーシートのおかげで机上への密着性が高まり、ズレやたわみを防ぎグリップ感を高めてくれるという。そして必然的に打鍵時の衝撃を吸収してくれ、かつ打鍵にブレがなくなり、打鍵感が向上し、さらに打鍵音が軽減される理屈だ。
事実Apple Magic Keyboardのスペース・バーの下辺りを押すとアルミ製の筐体は見かけよりずっと柔いことがわかる。

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※Grip Matを貼ったApple Magic Keyboard


実際に「Grip Mat」を貼ったApple Magic Keyboardを使い始めたが、私が愛用している机はすでに37年も前にパソコン専用として特注したもので机上の材質は金属に樹脂フィルムを貼ったものだ。とても頑丈にできているのでいまだに愛用している。そして撓んだりはしないものの木製より音が響く傾向にある。
しかし「Grip Mat」を貼ったApple Magic Keyboardは確かに打鍵音が柔らかくなった。そして無論まったくズレることもない。
また「Grip Mat」の厚さ3ミリ分だけ机上から高くなったキートップ面は全体的にフィット感が高まった気がして好ましい。
永く愛用していきたいと思っている。

Grip Mat/B-SHOP








iPhone使いの NuAns NEO [Reloaded] 考 - なぜこのスマホなのか

Android OSのデバイスを手にするのは初めてである。ところで近年知り合った取引先の方などの中には私の履歴を見てMacやiPhoneにどっぷり遣ったユーザーであり、それしか知らない男だと思われているフシがある(笑)。しかし言い訳めくがApple製品がよいとかMacがよいと言っても何も闇雲に信じてきた訳ではない。


私はパソコン以前のマイコンの時代からこの世界に入った。したがって程度問題はともかくいわゆるマシン語はもとよりBASICといった言語も学んだし、一時期は人工知能向き言語として注目を浴びていたPrologも勉強したことがある。またオペレーティングシステムとしてはMS-DOSやCP/Mを使っていた。そしてマシンだってApple II やMacintoshだけでなくPET2001、NEC PC-9801やPC-100、IBM 5550といった機種も愛用してきた一人だ。さらにWindowsも誕生以来から手元にあった。
その上で、MacOSが一番使いやすく優れていると考え、結局Macintosh専用のソフトウェア開発を仕事にしてしまったのだった…。

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※基本的なセットアップが終わったNuAns NEO [Reloaded]


もともと好奇心は人一倍強い人間だと思っているが、そうはいっても仕事となれば1人の人間に与えられた時間や様々な制約には限界があり、AppleとかMacintosh以外に長時間目を向ける自由がなくなった。
ある意味いまやっとそうした呪縛から解放されつつある時のような気がするし、年齢的にも知的活動を続けるにはせいぜい後10年ほどが限度ではないかとも思う。

さてそのAppleだが、いまだにその製品作りのコンセプトやデザイン性には見るべきものが多いと思っている。そして14年間アップルジャパンのデベロッパー時代を通してAppleの長所短所を知り尽くし堪能してきたつもりだが、ここのところそのAppleの動向やそのプロダクトのあり方に正直飽きてきた。
あくまで個人的な問題だがAppleのティム・クックCEOにもデザイン部門のトップであるジョナサン・アイブの動向や実績にも興味を持てなくなってきた。

また iPhone 7からiPhone 8そしてiPhone X への進化は確かに目を見張るものがある。それは否定しないが、ほとんどの機能やスペックの先が見通せてしまうとでもいったよいのか、ワクワク感も期待感も薄れてきた。
使い勝手は良いが、所有する喜びや探求心、工夫する面白さが持てなくなってきたといったらよいのか。
そもそも私は与えられた機能や環境をただただ嬉々として受け入れ満足するタイプの人間ではないのだから仕方がない。
言い方を変えれば、デスクトップパソコン派の私としては iMacの存在は譲れないもののスマートフォンはどうしてもiPhoneでなければならないといった拘りを持てなくなったともいえる。

ということで、iPhoneは格安SIM化して使い続けるものの、未知の世界、これまで時間が無く手を着けることが出来なかった世界を探求し胸をときめかしてみたいと考え、トリニティ社のNuAns NEO [Reloaded] を手に入れてみた。
無論Android OSのデバイスを手にするのは初めてである。
iPhoneが遣いやすいのは分かった、分かっている。それはそれとして繰り返すがいまスマートフォンはiPhoneでなければならない理由もないはずだ。
いや、もしかしたらiPhoneに慣れ過ぎたからこそ、この両手の指の間からこぼれ落ちてきた興味あるあれこれが多々あるのかも知れない…。そして結果Android搭載のデバイスが使い物にならないとか幾多のトラブルなどに遭遇したとすれば、これまで以上にiPhoneの有り難さが分かるかも知れないではないか。
無論そのiPhoneも問題がないわけではないのだが…。

さてNuAns NEO [Reloaded]は、2017年5月より出荷を開始した新しいプロダクトである。さらに特筆すべきはNuAns NEO [Reloaded]を世に問うたのは海外の大メーカーではなく失礼ながら日本の小さなベンチャー企業、トリニティ株式会社である。
これまで携帯電話やスマートフォンといった製品を設計製造し販売するのは大手にしか出来得ないことだと考えられていた節があったがトリニティ社はその神話を崩したのだ。

そのNuAns NEO [Reloaded]も100%何の問題もなくリリースされてきたわけではない。Androidに依存することでもありOSのアップデートやファームウェアのアップデートの精度でトラブったりスペック通りに機能が働かないことがあるといった問題も報告されてきた。しかし個人的には修正への期待と共にこの半年程度、その進捗状況を見定めていた。

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※壁紙写真の変更やロック画面やアイコン表示などカスタマイズを施したNuAns NEO [Reloaded]


文字にすると大層な物言いに聞こえるかも知れないが、トリニティ社の動向やビジネスへの姿勢はこれまでにもiPhoneケースは勿論、様々なグッズなどを通して承知してきた。したがって超大手の企業より、多少でも見知っている顔の見えるメーカーを信頼し応援していきたいとも考えた。

手に入れたNuAns NEO [Reloaded]だが、即実用として日常問題なく活用しなければならないというミッションがないのは楽だ。
きれい事かも知れないが、NuAns NEO [Reloaded]は好奇心と探究心が向くアイテムであると思っているものの、数日で思った通りに使いこなせなければ困るという状況ではないので不明な点を含め現状を楽しんでいる。

そういえば時代が違うといえばそれまでだが、私にとってApple IIやMacintoshも当時は決して実用品ではなかった。ある意味、だからこそ楽しく長続きしたのかも知れない。
何しろ日本語も使えないApple IIや最初期のMacintoshは知的好奇心を奮い立たせることはあってもそれを仕事に使おうなどとは思っても見なかった時代があった。
私にとってのNuAns NEO [Reloaded]は肩の力を抜き、真に楽しみながらひとつひとつ新しい知識を積み重ねていくアイテムであって欲しいと考えているのだが…。

問題のセットアップだが、基本中の基本は問題なくできた。Gmailを本格的に使ったのはこれまた初めてだしiPhoneとは勝手が違うので戸惑うことは多いもののなかなかに使い勝手はよい。
インターネットへのアクセスもプリインストールされているブラウザ "Chrome" でこれまた問題なく使えている。さらにカメラの機能もiPhoneより些かシャープさに欠ける気もするがほとんど文句はない。

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※NuAns NEO [Reloaded] のフロントカメラ部位


そもそも撮った写真の編集はスマホではやらずデスクトップ機でやるのが日常なのでソニー製のメインカメラ、1,300万画素/F2.0/裏面照射型センサー/像面位相差オートフォーカス/28mm広角レンズ・そしてインカメラ、800万画素/F2.2/裏面照射型センサー/オートフォーカス/24mm広角レンズというスペックはスマホ内蔵カメラとして文句の付けようはない。
またマナーモードにすればシャッター音が出ないのも嬉しい。
そのNuAns NEO [Reloaded] で撮影した写真だが、EPSONの複合機EP-879AWへWi-Fiを使って印刷もできた。

iPhoneのSiriの代わりもGoogle音声検索でまずまず不自由することはない感じだ。そしてマップはGoogleマップが本家だしYouTubeアプリもある。
とはいえまだまだ詳細については知識がないものの、NuAns NEO [Reloaded] が自宅にあるときや身につけているときなどに限り画面ロックを常に解除しておくことが出来る「Smart Lock」も面白い。特に顔認証や声による認証も可能なようで、これは楽しみである。
その他スクリーンショットを撮る方法、壁紙の設定方法、microSDカードの使い方、NuAns NEO [Reloaded] で撮った写真をiMacにWi-Fi経由で転送する方法などなども分かった。

>nuansneo_B_04.jpg

※Macの画面に表示されたAirMoreによるNuAns NEO [Reloaded]の情報。この画面から写真を始めとしたファイルをNuAns NEO [Reloaded]とMac間で行き来させることができる


ただし今のところ一つだけ思うようにセットアップ出来ていないことがある。それはこのNuAns NEO [Reloaded]にiCloudなどのメルアドを設定したいと複数のメールアプリを入手し、いくつかの解説サイトも覗いて参考にしてみたが旨く行かない。
どうやら2ファクタ認証が必要だということのようだがともあれメールの設定で苦労するのは十数年ぶりだ(笑)。まあ少しずつ前に進もう…。



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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員