ラテ飼育格闘日記(30)

じめじめした天気が続く...。梅雨なので仕方がないが、雨と暑さはまさしくワンコとの散歩の敵である。特に雨の日の散歩はいろいろと気も使うし体力的にも大変なのだ。 


室内にいるときの暑さ対策はいざとなれば冷房に頼ればよいので簡単だが、散歩時にはそれなりに気を使わなければならない。その第一は日差しが強い時間帯の散歩は避けることだ。 
朝の散歩は6時半前に自宅を出ることにしているので今のところは問題ないが、夕刻は天気の状況によるものの、これからの季節は遅めに出ないとワンコが熱射病になってしまう...。 
ラテとの生活は昨年12月からであり、寒い季節は体験したものの、暑いときのあれこれは今年が始めてなのである。 

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※ワンコ用の冷却アルミ製マットの上でくつろぐラテ


どうやらラテは寒さには強いが暑さには弱いように見受けられる。なぜなら冬場にはまったく見られなかったことだが、6月に入っての散歩時に「ハアハア...」が多くなったこと、そして散歩の帰りなど道々の涼しそうなところで立ち止まり、うつぶせになって小休止を要求するのだ(笑)。 

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※散歩の途中で腹ばいになって休むラテ。えっ...毛が短いって? はい...夏場バージョンということで短く刈ってしまいました(笑)


といってもここのところの散歩は日の高いうちは避け、気温が下がり路面の温度も低くなってから出かけることにしている。特に真夏などはコンクリートの路面は焼けたように高温になっているから、不用意にワンコを散歩に連れ出すと肉球が火傷することもあるようだし、人間より路面に近いところを歩かざるを得ないワンコは熱中症になりやすいという。だから...ピーカンの天気のときなど、コンクリートの路面に掌を付けて、どの程度熱いかを確認する習慣がついてしまった。 

しかしそれでも良い天気の時は夕方の散歩の時間を遅らせればよいのでオトーサンとしては問題は少ない。問題なのはやはりこの梅雨時を含む雨の時である。 
「雨の時には散歩を休めば!?」と思うかも知れないが、勿論休むのは簡単だし正直休みたいのだ(笑)。ただ、問題なのはラテが室内でオシッコはきちんとしてくれるが、ウンチはしないのである。これは我が家に来る前からそういう習慣だったそうで、いろいろと工夫をしているものの未解決な問題なのだ。 
半日くらい、ウンチを我慢させても実害はないかも知れないし、いざとなればラテだって室内でしてくれるとも思うが、我慢させるそのことが嫌だし、この季節は午後...あるいは明朝になれば間違いなく雨が止むという保証はない。だから雨が続くから散歩はやらないというのはあまりにも可哀想だ...と、オトーサンは無理しているのである。 

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※この可愛い顔を見るとオトーサンは無理してしまうのである


まあ、雨の日に散歩に出かけるのも良いのだが、晴れている日とは違った苦労が待っているので正直疲れるのである。 
まず面倒なのが傘という厄介なものを必要とすることだ。特にいまオトーサンは右手が腱鞘炎で苦しんでいる。なにもしなくても苦痛なときがあるくらいだから、傘を持つと持っているときは勿論だが、離した後も指が固まった感じになり大変辛い。 
ラテは簡単なレインコートを着せて外出するが、頭とシッポはカバーがないのでオトーサンの左側に付いて歩くラテ側が少しでも濡れないようにと傘を向ける。無論傘をさすだけでなくリードもしっかりと保持し、拾い食いしそうな時などには強く引く必要もある。だから両手は緊張のしっぱなしなのだ。 
繰り返すが、雨の日の散歩はラテにウンチをさせるのが第一目的である。だから強い雨の日は、ウンチをしたら早速Uターンして自宅に戻ることにしているが、問題は強制的にウンチをさせられないことだ(笑)。 
でもこのままだと台風の真っ只中でも出かけないとならない理窟になるので、何とか少しずつ室内でしてくれるように誘導しなければならないと思っているのだが...。 

ともかく、散歩の課程でラテがウンチをする確立が高い場所がいくつかある。それをオトーサンは「ウンチエリア」と呼んでいるが、雨の日はそのウンチエリアがアテにならなくなる...。おそらくラテもビショビショに濡れている場所にしゃがみ込むのは嫌なのだと思う。では木陰や建物の軒下に連れて行けばいいかというとラテには彼女なりの都合というものがあるらしい(笑)。 
「いまか...いまか」と待ちながら歩いているオトーサンを尻目にラテはレインコートをなびかせながらルンルンで歩いている。これは実にしゃくに障る。 
ラテがクンクンモードからしゃがみ込む姿勢を見せたので「おっ、やったあ!帰れるぞ」と思って処理袋を取り出すと、オシッコだったりする。「期待させやがって...このションベン娘め」と思いながらもネクストチャンスを待つしかない(嗚呼...)。 

そんなことを...60分も90分もウンチ待ち散歩をしていると、夏用の靴には雨水がしみ込んでくるし、我ながら情けなくなってくる。 
それに、やっとウンチをしてくれたとしても、場所が雑踏の中だったり、自転車が多く通る場所だったりするとなかなか大変だ。開いた傘を肩に置いたまましゃがみ込み、持ち帰りの処理をするが、その間無造作に自転車が猛スピードで通り過ぎるし、幼児の手を引いた若いお母さんがワンコに注意を向けるどころか携帯電話をしながら近寄ってくる。 
理由はどうあれ、ラテが幼児に怪我をさせたりしては一大事であるから、リードを自分の足に巻き付け動きを封じるが子供の姿を見たラテの引きはなかなか強く、オトーサンはまだ封をしていないウンチ袋を持ちながら尻餅をついてしまう...。その上、ラテは「クウン...クウン」と早く行こうと催促をはじめる。 
「コノ...誰のウンチを処理しているのか分かってるのか、バカァ!」と怒鳴ってもラテは何処吹く風のルンルンである(笑)。 

オトーサンは身体半分びしょ濡れで、その上身体を急に起こすと立ちくらみがする...。そんなことはおかまいなしにラテはお腹が軽くなったのか、より歩き方が軽快でスピードも速くなる...。 
それでもオトーサンは、鬼の首でも取ったように誇らしげにウンチ袋を持ちながら帰路につくのであった。

ラテ飼育格闘日記(29)

ラテが1歳の誕生日を迎えたが、格闘の末にどうやらラテとのコミュニケーションはかなりスムーズにできるようになった気がする。特にラテ最大の武器である「噛む」という行為との戦いは今のところ上手くいっているようだ。


私自身まだ半年しかワンコとの生活を知らないから、あまり偉そうな物言いはできない(笑)。しかしラテが寝ている時以外は常に一緒であり、食事とおやつをはじめオシッコからウンチの世話、そして一日2回の散歩という生活を続けていると、ラテはどのような性格でどのような考え方ならびに行動をするワンコなのか...といったことが次第に分かってくる。 
特にワンコが「噛む」とか「咥える」という行為を含め、口で行う行為には多くの表現...メッセージがあるようだ。なにしろ人間のように手が使えないのだから、実際の行為・動作の多くは必然的に口や口元の表現になってくる。したがってスリッパから段ボール箱、ペットボトルに到るまで何でも噛んでみるのがラテの行動の基本となる。したがってラテが咥えたら最後、「壊し屋」の異名を付けたいぐらい何でもかんでもボロボロになる(笑)。 

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※この強力な歯に本気で噛まれたらそれはそれは大変なことにな


その「噛む」という行為は当然のことながらワンコの一番の武器である。事実ラテくらいの中型犬が噛むときの力は物の本によれば2.5センチ平方あたり450Kgほどもあるという。これは確かに本気で攻撃されたら恐ろしい相手であり、人の手足の骨はひとたまりもなく砕けるだろう。 
ワンコを初めて飼う私としても一番心配だったのはこの点だった。しかしラテは初対面のときも口に手を入れて試してみたが上手に甘噛みする犬だった。そしてラテは関心するほど噛むという行為に気を使っているのが分かってきた。 
散歩で出会う多くのワンコの中には、飼い主さえワンコが口に咥えたボールを「噛まれるから」と恐がり、口を開けさせるのを嫌がる人もいる。事実一二度噛まれて手の甲が紫色に腫れ上がったという話しも聞いた...。 
また食事をしている最中に手を出すとか、オモチャを取り上げようと出した手を「ガブリ」と噛むワンコも多いと聞く。 
ワンコを初めて飼うオトーサンとしては、こうした事例を聞けば聞くほど心配になったものだが、いまでは安心して彼女の口の中に手や指を入れることができるまでになった。 

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※ラテの誕生日祝いに買った縫いぐるみもあっという間に悲惨な状態に...「ブタさん危うし!」(笑)


感心したのはリンゴの切れ端を指でつまんでラテの前に差し出したときだ。悪くすれば「ガブッ」とやられる場合もあるかも知れないと思ったが、ラテはリンゴと指の境界を甘噛みして探ってから本噛みするのだ。それが何回か続き、指につまんだリンゴが歯に当たらないほど小さくなり、指に隠れてしまうとそれ以上噛まないのである。これには本当に感心してしまった。 
第一、育児書には餌を手であげる場合には指につままずに掌に乗せろとある。無論これは指だと噛まれる恐れがあるからだ。 
これもオトーサンとしては身体を張って実験したことだが、公園に集まる多くのワンコに小さなオヤツを親指と人差し指でつまんで口に近づけてみた。勿論どのような食べ方、噛み方をするかを知りたかったからだ。 
幸い「ガブッ」と指ごと噛むワンコはいなかったものの、指先にかなり強い力を感じるワンコが多い中で、我がラテが一番ソフトで上手だった(笑)。実際指に当たった歯の感触は心地よいほどである...。やはり相手がオトーサンだからなのか...。 

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※Amazon.co.jpから届いたばかりの段ボールを早速壊しにかかるラテ


したがって好きなボールを離したくないと力一杯咥えている場合でも、横からしっかりと指さえ入ればラテは噛む力を緩める。これは当然そうでなければ困るのだが、仲間のワンコの数匹はそれができないと聞けばラテの備わった能力が大なのかも知れないものの、これまでの接し方が大きく間違っていなかったと思うオトーサンである。 
ただしラテが絶対噛まないか...といえば「間違って」噛むときがある(笑)。転がってきたボールをオトーサンが取ろうとした瞬間、ラテもそのボールに飛びついたといった場合だ。この場合も噛まれた手を引かないようにしなければならない。なぜならワンコの歯は鎌のような形になっているから、歯が皮膚に入ったまま引くと余計に傷は引きちぎられて大きくなるからだ。 
初期の頃、2度ほどそうしたケースがあったが、噛んだと思った瞬間にラテは飛び退き「済まない...」といった表情をする。オトーサンも噛まれた時には無言で遊びを即中止し、意図的にその場を離れることにしている。この繰り返しでラテは噛めば遊んでもらえないと学習しているはずだ。 

いまではガム(牛革でできた固いワンコのおやつ)を噛み砕いているその口元にオトーサンは自分の口を近づけても危険だと思うことはなくなった。ラテも邪魔だと思えばその場を自分から離れるし、機嫌が良ければガムを噛みながら瞬間私の口元をぺろりと舐めてくれる...。 
オトーサン至福のひとときなのだ(笑)。

ラテ飼育格闘日記(28)

先日私の誕生日にソフトハウスをやっていたときの女性スタッフがわざわざ札幌から自宅に立ち寄ってくれた。まあ...どちらかというとラテに会いに来てくれたのだが(笑)、そのラテの反応が面白かった。


東京に用事があったということらしいが、一泊で翌日の夕刻に札幌に戻る忙しいスケジュールの中でわざわざ私のところまで立ち寄ってくれたのは心から嬉しい...。そのW嬢とは1月に札幌でお会いした以来の再会だったが、実は転居してから半年になるものの、わが家のリビングに入ってラテと対面した人物は彼女が初めてなのである。 

当日昼前に女房と駅まで出迎えに行き、そのまま3人でイタリアレストランで昼食をとった後に自宅に戻った。道々W嬢には「かなり吼えると思うから気にしないで...」とお願いしておいた。日常の散歩時も知らない人に声をかけられた場合にはかなり吼えるので念のために断っておいたわけ...。 
見知っている人には愛想のよいラテも、初対面や知らない人に吼えるのは当然でもあり、これは致し方ない...。 
さてリビングに入り、それまでハウスに入れておいたラテにリードを付けてW嬢と対面させたが、途端に案の定激しく吼え始める。その吼えるという行動の意図はたぶんに自分のテリトリーに見知らぬ人が急に立ち入ったことに対する怒りと、怖さと不安からくるもののようだ。なぜならラテのシッポは後ろ足の間に巻き取られるようにして下がっている。これは自信のなさを示している...。 

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※出窓のカーテンを開け、窓越しに行き交う車や人を観察するラテ


感心したのは10センチほどの近さで猛烈に吼えまくっているラテの前なのに、にこにこしているW嬢だ。ワンコの嫌いなものにとってはこれは恐怖だと思うが、ワンコが好きだという彼女は床に座ったまま後ずさりする気配もない。いい度胸である(笑)。 
ラテも吼えるには吼えるが攻撃しようという意図はないようで、しっかり保持しているリードもそんなに強くは引っ張らない。 
一端時間を置こうと、彼女を二階のマシンルームに案内してひととき近況や仕事の話などをする...。しばらくして女房がラテを連れて二階に上がってきたが、相変わらず吼えるものの先ほどのような鋭さはなくなっている。この辺の変わり様を観察しているとなかなか面白い。 
ひとつにはこの部屋は私の部屋であり、ラテとしては自分の守るべきテリトリー外だから多少気持ちが和らいでいるのかも知れない。そのうち、W嬢の差し出すお茶をコップから飲んだり、彼女の手を舐めたりするようになったが、時々思い出したように吼える...。 

せっかくラテに会いに来てくれたのだから、W嬢とラテとのツーショットを撮ってみようと再びリビングに戻り、ラテの隣にW嬢に座ってもらったが、ラテがどのような行動にでるのか正直少々不安だった...。しかし面白いことにほとんど触れるように接近しているにもかかわらず、ラテは落ち着いた態度なのだ。そして今度はほとんど吼えない。 
どうやら飼い主の我々が親しく会話をしているのだから、自分にとっても敵ではないと判断したようだ。 
そうした際に撮った一枚はよい記念になった。なぜならラテが大人しく床に伏せ、W嬢をきちんと見上げている写真だからである。 
この一枚だけを見る限り、あんなにラテが吼えたとは誰も分からないだろう(笑)。 

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※まあまあ...なんて仲良しなんでしょ! といった感じのワンショット(笑)


W嬢には次の機会に是非ラテの散歩にお付き合いいただき、リードを持っていただきたいと思っている。さてラテはそのときW嬢を覚えているのだろうか...。

ラテ飼育格闘日記(27)

この6月10日はラテ1歳の誕生日であり、わが家に来てからちょうど半年になる。オトーサンとしては何らかの形でお祝いをしたいと考えているが、実はラテの本当の誕生日は分からないのだ...。


この格闘日記で何度かご紹介しているとおり、ラテがボランティアの方に保護されたとき、獣医の診断では生後3ヶ月ほどだったという。そうであれば、保護されたのが9月だったというから、誕生は6月ということになる。しかし当然のことだが誕生日が分からない...。 
6月といえばオトーサンの誕生月でもあるのだが、まさか一緒にしては可哀想だからと考えた末にわが家にラテが来たのが12月10日だったことから女房と「誕生日は6月10日にしよう」と決めた。 

覚悟をしていたとはいえ、これまで飼ったことのないワンコが同居することになり、私たちの日常生活はがらりと変わった。 
ウィークディの朝はこれまでも早起きだったから問題はないが、土日や祭日であっても午前中ずっと寝ているというわけにはいかなくなった(笑)。そして時間帯にもよるが、長い時間ラテを置いて外出ができなくなった。したがって女房と一緒の京都旅行などはもってのほかである。 
無論ワンコをペットホテルなどに預けるという手はあるが、しばらくの間はラテ中心の生活に甘んじようと決心したのだからオトーサンは耐えなければならない。 

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※走り回った後の一休み。今日は機嫌がよいようだ...


毎日の生活もこれまでとはかなり違う時間割となったし、日常の買い物などのために外出する際にも、これ見よがしにドアの鍵をガチャガチャとやったりできない。これから外出するということをラテが知れば、置いて行かれると思うし、寂しがり吼え続けるかも知れない。気がつかないうちに出かけて、気がつかないうちに戻っているというのが理想なのだ。 
また寝かしている時間帯が唯一安心してあれこれができる訳だから、不用意に起こすと面倒なことになる..。だから日中でもラテが寝ているときにリビングへ入る際、オトーサンは忍び足なのだ(笑)。 
したがって、外出から戻って玄関の鍵を開ける際にも、何か自分の家に盗みにでも入るような感じで、静かに...静かに鍵を回すのである。 

こうした一連の日常は不自由だと思えば確かに不自由だ。しかしである...。 
例えばの話しだが、ラテが13年とか15年生きたとする。だとすればオトーサンの歳も当たり前だが同じだけ歳を重ねることになる。 
だから...ラテがもし15年後に死んだとして、運良くオトーサンが生きていたとしてもまた新しい子犬を迎えることは体力的にできないと思うのだ。そう思うほどワンコの世話は体力がいることを思い知らされた...。だからどんなワンコだとしても、まともな世話ができなかったり、散歩に連れて行けない飼い主ではワンコが可哀想である。そうした理由なのだろうが、ワンコの里親サイトなどには「高齢者の方はご遠慮いただきます」といった類の但し書きが目に付くケースもある。それは飼い主が先に逝ってしまい、ワンコもそのまま餓死してしまうようなことが無いようにとの配慮なのだろう。 

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※リードを引かず、左サイドについて上手に歩けるようにもなった


そんなあれこれを考えると、オトーサンにとってラテはまさしく生涯でただ一匹のワンコだということになる。この「生涯で一匹」という縁は重い! 
子供の頃から「犬を飼ってみたい」と思い続けてやっと巡り会った生涯で一匹のワンコだとすれば、飼い主というより人生のパートナーとして出来うる限りの面倒は見なければならないし、他人に迷惑をかけない範囲でなら多少は我が儘でもいいから楽しく暮らさせたいと願う。 
ともかくこの半年間は長いようで短く、短いようで大変長い6ヶ月だった。そしてワンコを飼うことがこんなにも大変で、そしてこんなにも楽しく可愛いものだとは思わなかった...。 
先ほども何が気にくわなかったのか、珍しくリビングの床にアテション(当て付けのオシッコ)をしてしまった! 
オトーサンは「このションベン娘め!」と罵倒しながらも、嬉々としてラテのオシッコ処理をしているのであった(笑)。

右手の腱鞘炎の原因を検証する

一昨日、再び腱鞘炎治療のその後を確認するために整形外科へ行った。元々メスを入れた部分も小さかったし、後は注射をした程度なので傷そのものは小さくすでに包帯は取れている。 


先日の記事をお読みになった方からいくつかお見舞いをいただいた。あらためて御礼を申し上げる。 
前回お見せした写真は医者に処置してもらったものだからやらせではないが(笑)、傷の程度から考えれば少々大げさだったのかも知れない。しかし特に親指の痛さは箸もまもとに持てなかったのだから不自由で仕方がなかった...。 
朝起きると右手の掌...というより指が曲がったまま硬直し、少しずつ痛みをこらえながら開かなければならなかった。 
水道のノブを回す、ワンコの餌袋のチャックを開ける、シャツのボタンをはめる、小銭入れから小銭を取り出す...などなど、親指の痛さに持ったモノを取り落とすこともあった。勿論、ギターを奏でることなどできない。痛みもそうだが、指が意志の通り均等に動かないのだから...。 
しかしお陰様で治療の効果があって親指の関節がガクガクとする点は治っていないが痛みはほとんど取れた。親指を掌に収めてグーもできるようになった(笑)。 

この腱鞘炎の原因は100%マウスにあると考えている。それもApple特有のワンボタンマウスが原因なのだ...。だからといってAppleに訴訟を起こそうというわけではない(爆)。 
以前にも同種のことを書いた覚えがあるが、現在のMighty Mouseも含めてワンボタンマウスを右手で保持するには親指と中指でマウスのボディを挟み込み、人差し指でクリック操作をすることになる。 
別にこうしたオペレーションが基本というわけではないが、多分一般的にはこのような持ち方になるだろうし、例えば最初期のMacintoshに付属していたマニュアル類にもそうした持ち方をした写真が掲載されている。 

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※MacWriteのマニュアルに掲載されている写真。まあ、このようなホールドの方法が一般的なのだろう


問題のひとつは、本来机上でマウスを持ち上げるとき以外、親指と中指はマウスを支えるだけでよく、力を入れる必要がないはすだ。しかし、気がつくと結構な力を入れていることに気づくのだ。これは長い間の癖としか言いようがないが、そのために親指と中指に大きな負担がかかることになる。 
そしてまさしく今回痛みが激しいのがこの親指と中指なのだ。 

それより問題と思うのが最近のマウスのデザインである。私見ながらこのシンプルで使いよいはずのマウスが実は腱鞘炎の原因となっているように思われる。 
もしお手元にMighty MouseとかPro Mouseといったものがあれば手にとっていただきたい。これらのマウスが掌と指に余計な負担をかける直接の要因はマウスの左右にあるサイドボタンにある。 
このサイドボタンはマウスからボタンらしきデザインが無くなった際に考案されたもので、マウスの上カバーの前部分全体がボタンになりうる設計のため、逆にマウス本体を何らかの形でホールドする必要が出てきたわけだ。 
その上まずいことにサイドボタンの位置が左右同じ位置に置かれていること...。このサイドボタンに合わせて忠実に親指と中指を置いて挟むと、マウスクリックのための人差し指はかなりマウスの右寄りにかかることになる。 

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※サイドボタン位置を親指と中指で挟むと必然的に人差し指はマウスの右側に位置する


この状態でMighty Mouseをツーボタン設定にするなら左ボタン位置を押すにはかなり親指が不自然な形になり力も入る。そうした意味も含めて私はワンボタン設定にしているのだが...。 
勿論右サイドのサイドボタンに中指でなく薬指をかければよいのだろうが、これはワンボタンマウスを1984年から使い続けてきた習慣だからおいそれとは変えられない。 

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※前記したホールドのままで人差し指を左ボタン位置に置こうとすると親指にもかなりの力が入る


私は1983年にNEC PC-100にバンドルされていたいわゆるマイクロソフト・マウス、そして1984年に登場したMacintosh 128Kのワンボタンマウスからめんめんと現在まで24年も使い続けている。その途中で肩が凝るとか腕が痛いといったことは多々あったが、今回のように本格的?な腱鞘炎に到ったことはなかった。ではなぜ今頃になって腱鞘炎となったのか...。 
加齢や疲労が蓄積したという原因もあるのかも知れないが、直接的な要因は現在のノーボタンに見える水菓子のようなPro Mouseになってからだと思われる。 

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※なかなか衝撃的なデビューをした美しいApple Pro Mouse


前記したようにその上面の前部分すべてがボタンとなる設計のため、そのクリックを邪魔しないホールドをしようとして余計な力を入れてしまうのだ。さらにMighty Mouseになってスクロールボールが登場し、便利だからとその人差し指の位置は左右のサイドボタンを挟んでいる親指と中指にとっていささか不自然な形を強要されることになった。 

ちなみに角マウスなどといわれているADBタイプの古いマウスをあらためて持つと、ボール式のこともあって現在の光学式マウスと感触は違うものの、掌に包んだ感じが意外に心地よいことがわかる。 
そしてボタン部分が明確に独立しているから、それを邪魔しない範囲でマウス本体をどのようにホールドしてもよく、指の位置の自由度が高いように思われる。 

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※マウスボタン位置が決まっている分だけホールドに自由度が生まれる。ちなみにこのマウスの持ち方は自然に前記したMacWriteマニュアルにある写真と同じになる


「それはお前の持ち方が悪い」と言われればそれまでだが、ある意味でAppleの意図する方法に忠実に、それが習慣として長い間身に付いてしまっただけにホールドのやりかたひとつを変えるのもなかなか難しい...。 

ということで現在は右手の負担を最小限にしようとマウスを完全に掌に包み込むようにして使っている。しいて説明するならサイドボタン位置を親指と小指で挟むと言えばお分かりだろうか...。 
これだと小指に力がないからマウス本体を必要以上に支えようとしないし、マウスクリックも(ワンボタン設定だが)人差し指/中指/薬指全体で行うようにすれば力が分散するように思われるからだ。 

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※マウスを掌で完全に包み込むと特定の指に余計な力が入らない。ただし使い慣れないのでまだ違和感がある


ただしマウス操作は人により、手の大きさや指の長さなどの違いがあるから一概に言えないが、自分で一番楽なように意識的に改めないとどなたでも腱鞘炎の可能性があると思う。 
Appleのいうところの「シンプル」「クール」を強調するデザインもいいけれど、マウスはMacintosh本体と違い、長い時間手に持ち続ける道具である。そうした意味で現在のAppleマウスを考えると、まだまだ本当の意味で人間工学の見知から熟考されたデザインに到っていないと思う。 
まあ、そうまでしてマウスを使わなければならない点が一番の問題なのだが(笑)、マウスというポインティングデバイスそのものも、そろそろ根本的に考え直す必要がある時期に来ていると思う昨今である。

多摩美術大学八王子キャンパスで特別講義を行った

先週の土曜日(6月2日)、青空が眩しく多少蒸し暑い午前中に多摩美術大学八王子キャンパスに向かった。京王相模原線の橋本駅からバスで8分程度のところに広大なキャンパスが広がっている。 


過日、多摩美術大学にある打ち合わせのために出向いたとレポートしたが、同校情報デザイン学科研究室の主導で大変興味のあるプロジェクトが立ち上がった...。 
今後さまざまな形で成果をあげていくものと思うが、今回は「コンピュータ・ソフトとは何か?」というタイトルで特別講義をさせていただくことになった。まあプロジェクト立ち上げの起爆剤...というより前座のつもりである(笑)。 

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※多摩美術大学の恵まれた環境はほんと羨ましい(笑)


約1時間の講義の後にディスカッションを行ったが、1時間続けて話をする機会は久しぶりである。 
講義は愛用のMacBookにKeynoteで作ったシンプルなプレゼン資料を用意し、それをプレゼンルームに備えられているプロジェクタに出力して行うという基本的なものだったが、簡単な設定を行いながら、かつてはこうした場面で幾多のトラブルに見舞われたことを思い出す(笑)。 
先方で接続ケーブルとアダプタ類を用意する手はずになっていたのに出向いてみるとアダプタがないため、大きなスクリーンが使えなかったり、コンポジットビデオ出力が出でいるはずなのにプロジェクタが投影しない...などと様々なトラブルに直面したものだ。 
それに比べると昨今のシステム構成は大変明快であり、相性などという曖昧な部分は考えずに済むので精神的に楽である。勿論今回のセッティングも問題なく行われた。 

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※特別講義のテーマは「コンピュータ・ソフトとは何か?」である


講義の後、我々は広い敷地を横切って食堂へと向かう。多摩美の先生方4人とテクノロジライターの大谷和利さん、そして私の6人である。その学食で「日替わり定食」などを食べながら、先日Dの「All Things Digital(D5)」で75分間のジョイントセッションを行ったスティーブ・ジョブズとビル・ゲイツの話などをしながらひとときを過ごした。 

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※ビットマップデザイナーのスーザン・ケア(Susan Kare)が話題に...


午後は学生さんたちを交えてプロジェクトの今後についての話し合いなどを行ったが、前回ご報告した古いパーソナルコンピュータ関連機器が保管されている一室に置かれていたMacintosh 128Kの電源を入れ(キーボードのケーブルがなかったのでマウスだけの接続だったが)、ひさしぶりにMacPaintを触ってみる機会を得た。 
大谷さんが学生さんたちにそのMacPaintの基本的な機能を解説しながらマウスを使うその様子がとても絵になるので写真を撮る...。

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※Macintosh 128KでMacPaintを使うテクノロジーライターの大谷和利さん


その後次のミーティングの日取りなどを決めて散会となったが、黎明期のソフトウェアパッケージなどを囲みながら「198○年うんぬん...」の話しなったとき、学生さんのひとりが「その年に生まれました」という...。理窟では分かるのだが、目の前の学生さんたちをながめながら「あ〜それだけ年月が流れたんだなあ...」とため息が出る...(笑)。 
しかし、若い方たちと一緒の場はつくづくいいなあと思う。こちらもリフレッシュできるような気がする。 
だから...心持ち、帰路は来たときよりも元気な足取りだった。

■多摩美術大学

ラテ飼育格闘日記(26)

朝晩の散歩は雨が降ろうと雷が鳴ろうとラテを連れ出すことにしているが、これから夏にかけて気温の上昇が顕著になれば、特に夕刻の散歩は時間を遅らすことを考えなければならない。


無論それはワンコを熱中症から守るためだ。よく言われることだが、日中の日差しでコンクリートの路面の温度はかなり高温になっている。とくに路面に身体が近いワンコにとってそれは大変辛いことになるからだ。 

心ある飼い主は皆そうしたことを考えるわけだから、例えばラテだけ早めに公園に出向いても知り合いのワンコたちはいないわけで、ラテには寂しい思いをさせることにもなる。 
いつもの公園では多いときで20数匹ものワンコが勢揃いする。ただしラテにとって遊びの対象となるワンコは基本的に限られているものの、せっかくの散歩だし、適度な運動をさせればそれだけ機嫌も良く、夜もよく眠る。だからなるべく仲間のワンコが来る時間帯に合わせて家を出るようにするが、それはそれ...相手のワンコ...というより飼い主にも都合があるから会えるときと会えないときがあるのは仕方のないことだ。 
しかしラテにとっては、勇んで公園に入ってワンコがいないと見るからにガッカリしている。そして公園の入り口に向かって前足立ちで待っている姿は愛おしい...。 

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※公園の入り口で仲間のワンコの到着を待つラテ


ラテもこの公園デビューの際には慣れなかったこともあり、シッポを股の間に巻き込み、いわゆる自信のなさから吼え続けることが多かったが、最近は仲間のワンコのおかげで他のワンコとの付き合い方にも慣れ、どんなワンコにも一度は突進していく(笑)。相手に嫌われて「キュ〜ン」と泣くこともあれば、大きいシェパードに「ウォン!」と吼えられて逃げ出すこともあるが、懲りずにまた突っかかっていく大変社交的なワンコに成長した。 
反対に生後4ヶ月とか5ヶ月といった、それも小型犬のワンコに合うと余裕を見せるようにもなった。いつもは仲間と取っ組み合いをするラテが、相手のワンコが飛びつこうが甘噛みしようが怒りもせず、そして嫌がりもせずに受け流している姿を見ていると「娘も成長したなあ」とオトーサンはつい笑みがこぼれる。 

また教えたわけではないが、多くのワンコやその飼い主たちに対する接し方もラテなりに学んだものと思われる。 
ワンコは上下の序列を重要視する生き物だというが、ラテはこのところ大概ワンコに近づくときや好きな人間の前に行くと伏せの低い姿勢をとりつつ、多くは相手の前でころりと転がってお腹をだすようになった。物の本によればこれは服従のサインであるという。 

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※ラテは好きな人の前だと即こんな感じで腹を見せるようになった


たぶんにこうした態度で相手に接すれば嫌われずに遊んでもらえるのではないかとラテなりに考えたのではないだろうか。 
また子供であろうと大人であろうと、ワンコの飼い主らが手を出して「ラテちゃん」などと言ってくれると、これまたころりとお腹を出す。相手は思わず「あら、可愛い...いい子ねえ...」と撫でてくれる。何もそんなに誰彼かまわず服従することもないだろうにとオトーサンは思うのだが、差別なく、区別無く沢山のワンコと遊びたい、あるいは人間に好かれて撫で撫でしてもらいたい一心でこうした態度に出るようになったと思われる。そんなラテを眺めているとオトーサンはこれまた愛おしくて涙ぐんでしまうのだ...。 

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※日も傾いてきた...さあそろそろ帰ろうよ...ラテ!


公園でのひとときが終わり、いつものようにオトーサンはラテを抱き上げて公園の外まで出るようにしているが、十分満足した遊びができた日は抱き上げた私に思いっ切り濃厚なディープキスをしてくれるラテなのであった(爆)。

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appletechlab

Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員