ラテ飼育格闘日記(91)

ラテを美容室に連れて行く日曜日が雨だった。予約をしていたこともありこれを延ばすと次はいつ行けるか分からないのでラテにレインコートを着せて30分ほどの距離を歩くことに...。 


ラテの体毛は長い部類ではないものの短毛ではない。シェルティが混ざっているにしろシェパードの血が混ざっているにしろ、その体毛は2ヶ月ほど経つと長さというより全体にむだ毛というかアンバランスに伸びた部分が目立ってくる。そして身体だけでなく肉球の間の毛も長くなると滑りやすくなるし、ラテ自身が気になるのか、しきりに毛繕いのために歯を立てるようになる。そして時には血が滲むことも...。 

ところで、ラテの毛が伸びてオトーサンが気になるのは2点だ。 
ひとつは見映え上の問題だが、ラテの顔周りにたてがみのように伸びる毛は伸びるほどその色が黒くなる。したがって正面から写真を撮ったりするとまるで鍾馗のひげみたいに見えてしまうのだ。なにしろラテは女の子であるからして、鍾馗のようになっては可哀想ではないか(笑)。 
2つ目の問題は実害があることだ。それはお尻の毛が伸びてくるとウンチの際にそれらの毛に付着しやすくなってくるので大いに困るのだ。 
オトーサンは常にウエットティッシュを持ち歩いているので、そうした場合はラテのお尻を綺麗にしてやるのだがこれには手間もかかるし、場所によってはなかなか思うように処置ができないこともあってお尻の毛は短い方が好みなのである。 
それに、綺麗に丸く刈られたお尻はなかなかに可愛いのだ。 

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※顔の周りの毛...特に顎の下が伸びて気になってきたので美容室へ行くことに


このところ1年ほど同じワンコの美容室に通っているが、ラテは基本コースにオプションを付けた形でお願いをしている。 
基本コースは文字通り基本的な体毛のトリミングとシャンプー、爪切り、耳掃除、そして肛門線絞りといった必要十分な処置をしてくれるものだが、オプションとして一部カットに注文を付け、歯磨きと歯垢落としをお願いしている。 
無論すべての処置もそうだが、特に歯の処置はワンコよっては危ないので出来ないケースも多いという。しかし幸いラテはその美容院のカルテに「よい子」と記録されているだけでなく事実問題がない部類のワンコのようなのだ。 

これまでラテの性格や行動を様々な形でご紹介してきたが、ラテは人好きではあるものの知らない人間に尾を振るタイプのワンコではない。特に男性には警戒心が強く、例えば駅のコンコースに設置されている椅子に座って一休みしているオトーサンの前や横に知らないオジサンが座りでもすれば猛烈に吼え立てる...。 
これまたご紹介したが、朝の散歩でたまたま会う女性が「ラテ...ラテちゃん!」と声を掛けて下さるが、吠えなくなるのに半年かかったのだから...(笑)。 
しかしこれがワンコ連れの飼い主さんだと警戒心が緩むのか、1,2度会うと自分から近づいてお腹を見せるということもやるという複雑なワンコなのだ。 
したがってそのラテが美容室のスタッフらにどのように扱われ、どのような態度でシャンプーやトリミングに身を任しているのかは大いに興味のあることなのだが、見ているわけにもいかないので実際の状況は分からない。しかし処置の間にスタッフを噛むとか、触られるのを嫌がって暴れるということはまったくないよい子だという。 

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※早朝の木漏れ日の中を歩くラテとオトーサン


とはいえラテは美容室に行くのを好んでいるわけではない。どちらかといえば嫌いなことは明白だ。なぜなら散歩の途中でそちらに足が向くことがあるとリードを引いて行きたくないことを主張するからだ。 
その美容室へ向かう道筋は通常足を踏み入れることはないので明らかに美容室に連れて行かれるのを嫌がっているとしか思えない。 
いつもの散歩途中なら嫌がるのを無理強いしなくてもよいが、目的がその美容室に行となれば嫌では済まない。しかし、そもそも朝と夕方の散歩以外にラテを連れ出すのは美容室か病院行きのときぐらいしかないことはラテがよく知っていることなのだ(笑)。 
特にその日は雨なのでレインコートとリードを見せるとレインコートは嫌だとオトーサンから逃げる。それでもあやしながらレインコートを着せて外に出るが、明らかに向かう先を知っているようで、いつものように進んで先を歩こうとしないのである。 
最初からオトーサンが引っ張るような形で始まり、次第に情勢がはっきりしてくるとラテは本格的に逃げようとオトーサンの歩く方向とは逆にリードを引くようになるのだから大変だ。 
すでに体重が18Kg近くになったラテの力は本気になるとなかなかに強い。目一杯だと女房では制御できないと思うほど強い力を出す。そのラテをあやしながら...騙しながら...あるときは強制的にリードを引いて30分の距離、それも片手には傘をさしながら歩くのは体力の消耗甚だしいことである。 

リードを引き引き、目的の美容室のエントランスに着く。先に女房がドアを開けて入るとどうしたことかそれまで嫌がっていたラテがスムーズに入っていくのだから面白い。 
さすがにドアが閉められ、どこにいるかを認識せざるを得なくなると少々慌てる素振りを見せるが意外と落ち着いて店の奥へと連れられていく...。 
オトーサンたちは、あれほど嫌がった美容室なのだから暴れたりすることはないにしても、精神的な不安は大きいと思うから少々可哀想に思い、預けたこちらが気が重くなってくる。 
帰り道、女房と昼食をとり、買い物をしてから一端自宅に戻る。そして約2時間後に携帯電話が鳴り「ラテちゃん終わりました」という連絡が入った。 
またまたオトーサンと女房は先ほどより強くなった雨脚の中、ラテを迎えに行く...。 

美容室の奥から若いオネーサンに連れられて出てきたラテは見違えるような小顔のワンコに見えた(笑)。そして嬉しそうにブルンブルン尻尾を振りながらオトーサンに身体を預けてくる。 

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※美容室でトリミングしてもらったラテは少々お疲れの様子だ(笑)


女房が支払をしている間、オトーサンは持参したレインコートを店内で着せることにする。せっかく綺麗になったのだから、できるだけ綺麗なままで帰りたいと思ったからだ。しかし前記したように普段レインコートを喜んで着るワンコではないし、両前足を袖に通すだけでなく、腹の部分をジッパーで止め、スナップボタンをひとつはめ、ベルクロで一カ所止めなくてはならないので手際よく済ますのはなかなか大変なのだ。 
ところが外面のよいラテはオトーサンのいうがままに大人しくしているだけでなく、求めに応じてオトーサンの膝に前足を乗せたりしてレインコートを着やすくするため協力的なのだ。 
それを見て美容室の人たちは世辞半分とはいえ「素晴らしくいい子ね」「言うことをよく聞くのね」と褒めてくれる。
オトーサンは些か嬉しくなり、シャンプーの香りがするラテに頬ずりをするのであった(笑)。

ラテ飼育格闘日記(90)

最近、夕方の散歩をしていると日が短くなったことを感じる。ほんの少し前までは午後7時になっても明るかったが最近は照明が必要になってきたほどだ。また気温も低い日もあり、少しずつ秋の気配を感じるようになった。 


朝から蝉の鳴き声がうるさい。うるさいが、道を歩くと沢山の蝉が地に落ち、死んでいたり最後のあがきをしていたりする姿を見ていると世の無常を感じる。 
ラテも動き回る蝉には飛びつき、鼻面を接したりするが死んでいる蝉には見向きもしないのだから面白い。 
仲間のワンコの中には蝉を見つけると全部食べてしまうワンコもいるらしいが、ラテは総じて虫類はあまり好きではないらしい。結構なことである...。 
蝉の声で象徴する真夏のイメージだが、夕刻になると一部では早くも秋の虫が鳴き始めているし確実に季節が変わり始めているのを感じる。とはいえ毎日蒸し暑く、オトーサンの大汗は止まらないしラテにしたところで水を多く飲むし、意識的に水を飲ませるようにしている。 

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※飛んできた蝉を追いかけるラテ


散歩には350mlのペットボトルに冷蔵庫で冷やしておいた水を入れて持っていくことにしている。それを要所要所でペットボトルの蓋を開け、そのままラテに向けると上手に舌を入れて水を飲む。ただしゆっくり飲める環境の場合はビニールで出来ている携帯用容器を地面に置いて水を注ぐ。こうするとラテのみならず、仲間のワンコたちも一緒にあるいは交代で水を飲めるからだ。 
いつも立ち寄る公園にはその奥に水飲み場が設置されているが、ラテはどういうわけかこれまで水道の蛇口から出る水を直接飲むのを嫌っていた。直接の理由は分からないものの、いまだに水そのものが嫌いなので頭や顔に水がかかるのが嫌なのかも知れない...。また我が家に来たときから家の中ではステンレス容器に注がれた水を飲んでいるが、散歩時には前記したペットボトルを直接口に向けた飲み方をさせていたので、それが癖になってしまったようだ。 

家では容器に入った水を面白いほど豪快に飲む。舌でちょろちょろ...といったことではなく、がぶ飲みだ(笑)。ただしその飲み方は豪快ではあるが雑で大まかなのが笑ってしまう。なにしろ確かに飲んでいるわけだが同時に口をすすいでいるように思えるほどジャブジャブしながら口と舌を動かす。 
もともとワンコの口唇は人間のようにぴったりと閉じ、吸うといったことにはむかない構造になっている。 
以前私はワンコの口唇のことを「伸びたタッパウェアのパッキン」と称したことがあったが、長いマズルを容器に入れて水をすくい上げても口の左右からそのほとんどがこぼれてしまうのだ。したがって、よりダイナミックに口を動かさないと多くの水を咽に流し込むことができないから自然と雑な飲み方になるようだ。 
その上、ラテはまだ口の中にかなりの水が残っている状態のままにその場を離れるから、水が入った容器の周囲30cmほどは水浸しになる(笑)。だから我が家では防水シートを敷いた上にタオルを置き、その中央に水飲みの容器を置いている。無論水がなるべく飛び散らないようにとの工夫である。 

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※オトーサンの指から上手にオヤツを食べる


その水だが、いろいろと試した結果、オトーサンたちが美味いと思う水はラテも好むことがわかった。 
当初、容器の中の水や散歩に持ち歩く水は普通の水道水だった。無論この水をラテは嫌うことはないが、あるときオトーサンたちが飲料水としているアルカリイオン水を出したらその飲みっぷりが良いように思えた。 
我が家にはアルカリイオン水を生成する機具があり、その水をペットボトルに入れ冷蔵庫で冷やして飲んでいるし、コーヒーや紅茶を入れるときにもそのアルカリイオン水で煎れると美味しいので常用しているわけだ。 
別に大きな贅沢をしているわけではないが、オトーサンたちが日々飲料水として飲んでいるこの水をラテも好んで飲むようになった。 
それにこの暑い季節...飲み水が生ぬるいより冷たい方が美味しいことにオトーサンもラテも変わりがないはずだし、駆けずり回ってハアハアと大きな舌を出し、肩で息をしているラテも、この冷たいアルカリイオン水を飲むと当然のことのように一息いれられるわけだ。 

この水に関して最近ラテはひとつの新しい習慣を身につけてしまった。 
ある日、夕刻の散歩の帰りにオトーサンは咽がからからになったのでとあるマンションのエントランスに設置してある自動販売機でペットボトルの水を買って飲んだ。 
咽を鳴らして数口飲んだ後、ラテを見ると飲みたそうな気配なので道路の隅に寄り、前記した携帯用容器を取り出してペットボトルの水を入れてやった。 
すでに身体が大分ヒートアップしていたのだろうラテはその水をがぶ飲みしてお代わりをする始末(笑)。外国産の140円飲料水はあっというまになくなった。 
面白いのはその翌日、帰りに同じ場所を通るとラテは自動販売機の方にリードを強く引くのである...。彼女が何を言いたいのはすぐにわかった。 
早速140円を入れてペットボトルを取り出したが、栓を開けないうちにそれに飛びつこうとしているラテを制止しながら、まずはオトーサンがゴクゴクとやり、次にラテのためにと容器を取り出して飲ませることにする。 
そういえば、ラテはこうした飲み物の自動販売機を恐がり、これまで近づかなかったことを思い出した。どうやら大きな音と共に何かが落下してくるその様が怖いのだろう。オトーサンが飲み物を買うためラテのリードを引いて自動販売機に近づこうとすると嫌だとリードを引っ張るほどだった。それが冷えた美味しい水を飲み始めてから自動販売機を怖がらなくなった。取り出し口に鼻面をつけるようにして、早く飲みたいとせがむのだから面白い。 

それはともかく、この日から毎日140円の飲料水をせがまれるようになった(笑)。ある日など、オトーサン自体はあまり咽が渇いてなかったので、道路の反対側を歩き、自動販売機に近づかないように通り過ぎようとしたらラテに膝の後ろを鼻面で押され、膝かっくんする始末(爆)。その日もラテは冷たい美味しい水をたらふく飲んで機嫌良く帰路についたのは勿論である。 

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※駅ビルのコンコースで一休み。オトーサンにアイコンタクトするラテ


さて、水をたらふく飲めば当然のことながらオシッコも近くなる。ただしワンコの面白いところだが、外でオシッコするときは膀胱をからっぽにするためだけにオシッコをするわけではない。それは他のワンコのしたオシッコの上に自分のオシッコをかけたり、自身のアピールのためにするマーキングという行為があるからだ。そのためには必要なときにオシッコをしなければならないから常に少しは残しておかなければならない。 
ラテも同様だが、室内でオシッコをするときにはどうやらマーキングとは関係なく本当にオシッコをしたいからするようで、この時は膀胱を空にするらしい。 
何故なら先日、夕方の散歩に出ようとする寸前に我慢できなかったのかシートに大量のオシッコをした。オトーサンは手早くそれを片付けてからラテと散歩に出かけたわけだが、遊歩道に入って早々しゃがみ込んだり、時には雌犬なのに片足を上げてマーキングしようとするのだがオシッコが出ない...(笑)。さきほど膀胱を空っぽにしたからだろう。 
これはオトーサンが見ていても可笑しいし情けない。たぶんラテ自身も「あれっ?」と思っているようで、数回試みるが形だけでオシッコが出ない。オトーサンは助け船を出す意味で、これまた早々にペットボトルを取り出しラテに水を飲ませた。 

ラテ飼育格闘日記(89)

ワンコの素晴らしいところは人間達の気配はもとより、その精神状態や何を望んでいるのかを敏感に察知することだ。そして心が通っていると思わせるに十分な行動を取ったりして飼い主を喜ばせる。 


先日ネットのニュースで「人間のあくび、犬にも『伝染』することが判明」という記事が目に付いた。英国の科学者たちの研究だそうだが、人間のあくびが犬に移ることが英国の研究で明らかになり、これにより犬にも初歩的な他者に共感する能力があることが示されたという。 
他者があくびしているのを見てあくびが引き起こされる現象についてはこれまで人間とチンパンジーでしか確認されていなかったという。 
しかしワンコの飼い主なら「なにを今さら」と思うに違いないし、茶化すわけではないがオトーサンも研究云々以前に毎日そうした光景にお目にかかっているわけで目新しい情報ではない。そして「犬にも初歩的な他者に共感する能力が...」という書き方にはカチンとくる(笑)。ワンコほど飼い主の顔色を読み、気分を敏感に知り得る動物は他にいないのではないかと思うほどだから...。 

まさしく飼い主はワンコが寝ているとき以外常に観察されていると考えるべきだ。文字通り一挙一動を観察されていると思うべきで、オトーサンの機嫌がよいのか悪いのかなどはお見通しと考えるべきだろう。それに引き替え、我々飼い主は何とワンコのことを知らなさすぎるのだろうか...。 
まあ、それも仕方がないだろうと思う。オトーサンたち飼い主はワンコのように暇ではない(笑)。一日中ワンコの言動を観察していることはできないからだ。それでも日々一年半以上も一緒にいればラテの気性はもとよりだが、いま吠えたことやボディランゲージがどのような意味合いを持つのかをうすうす分かるようになってきた。 
無論こちらの思い入れもあるだろうが、ラテの表情や行動は正直にいま考えていることを表していると思うからだ。 

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※落ちてきた蝉に怖々近づくラテ


先日のことだが朝の散歩のとき、天気も良いしラテの写真を撮ろうと思った。しかし左手にリード、右手にXacti (サンヨーのムービーカメラ)ではいつも同じアングルでしか撮れない...。そう思ってラテを外灯のポールにつないでみたが、ラテは急に細かな足踏みをはじめて落ち着かない様子なのだ。オトーサンはラテから離れてカメラを向けようと数歩歩き出すとラテは「くう~ん」と鳴きそわそわし始める。しまいには悲しそうな吠え方に変わった...。 
どうしたのかと駆け寄ったら、普段めったにオトーサンにはやらない行動...すなわち尻尾をブルブル振り、耳を倒して歓迎の動作をするのだ。ほんの10数秒離れただけなのに...。 
思うに一年半以上も毎日一緒に暮らしているにもかかわらず、ノラワンコの時代があった彼女には飼い主が離れていくことにいまだ大きなトラウマを持っているのではないか...。そんな思いにかられたオトーサンは愛おしくなり、通勤で人が行き交う場所もかまわずラテを強く抱きしめてやった。 
そういえばオトーサンは散歩の途中、ラテをつないでその場を離れるということはコンビニなどの店内に入るとき以外にほとんどやったことがないことに気がついた。だからこそ広い場所でつながれ、そしてオトーサンが離れると置き去りにされるのではないかと危惧したのかも知れない。明らかにラテの顔には不安の表情が漂っていたし...。ま、分かりやすい性格なのだ(笑)。 

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※つないで離れた直後、悲しい声をあげるラテ。表情も不安そうだ...


そのラテはいつ覚えたのか、興味深いしぐさを見せるようになった。 
基本的な訓練を忘れないという意味でも、またリーダーシップを意識させる意味でもオヤツをあげるとき、オトーサンは必ず「お座り」とか「お手」をやらせる。オトーサンがオヤツを持ってラテの前に座り「お手」といえば無論素早くお手をする。場合によってはオヤツを欲しいあまりにこちらが何も言っていないうちにお手を繰り出すこともある(笑)。 
オトーサンはラテの差し出した前足を軽く握ってすぐに離すと当然ラテはその前足を引いて元に戻す。まあどのワンコもお手とはそんなものだと思うが、ラテはオヤツが大好物の場合はいささかそのお手の仕方が変わってくるのである。 

例えばオトーサンたちがカップのアイスクリームを食べたとする。女房は口移しでラテにお裾分けをしたりするが、ラテ一番の興味はその香りと周りにアイスクリームが少し残っている紙製のカップそのものにあるらしい。 
私たちが食べ終わるのを知ると椅子に座っているオトーサンの前にきちんとお座りし、口を開け、目をきらきらさせながらそのカップをもらえるのを待っている。 
オトーサンが左手にカップを持ち、右手を自身の膝の上に乗せてラテの方に向き合う瞬間、何も命令していないのにラテは左前足をオトーサンの右手の上に掛けてくるのだ。 
無論これはラテにとって「お手」なのだが、大のお気に入りのアイテムの場合はそのお手をすぐには引っ込めない...。 
オトーサンはこの場合、ラテの前足を握っているわけではなくラテが自主的にお手をしているわけだが、カップの周りについた少量のアイスクリームを舐め終わるまでお手をしたままなのである(笑)。 
なんだか、お手を止めるとカップを取り上げられてしまうと思っているのだろうか...。片手をオトーサンに預けたままに僅かのアイスクリームを舐めている...さぞや食べにくいだろうと思いながらそんなしぐさを眺めていると涙腺の弱いオトーサンはまたまたウルウルしてしまうのだ。 

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※機嫌が直るとこんな笑顔を見せてくれた。ちょっと毛が伸び過ぎたかな...


そういえば、主食はもとよりだがオヤツなどの食べ方でも意外な面を発見した。それは物の食べ方で好物を知る方法だが、単純に好きな物を食べるときは勢いがいいということではない(笑)。 
例えばここに量の多い食べ物と少ない同じ食べ物が等距離にあったとするとワンコは...猿でもいいが...どちらを先に選ぶか?という話題を聞いたことがある。無論答えは量の多い方に違いない...。すなわち食べられる時に食べておかないと次の一瞬敵の攻撃があるかもしれないから...ということらしい。そして猿などは好物から先に食べるともいわれ、「好きな物は後でゆっくり」という選択は過酷な自然界には合わないわけだ。 

自然界ではそれが正解なのだろうし一般的にワンコも同じだと思うが、ラテはちょっと違った面を見せる。 
器にミルクを入れて差し出すとしようか...。ラテは喜んでそれを舐め始めるが舌の動きが激しく、勢い余って器の周りに少量飛び散ったりするときがある。そうしたとき、大好きなアイテムに限ってだが、まだ器に十分な量が残っているにもかかわらず、器の周りに飛び散ったものをさも大切というように丁寧に舐める。 
前記したような理窟からこれは生存競争の面から考えると危ない行動に違いない。本来なら目の前にある量のあるものに注意を向けるべきだと思うが、その点ラテはすでに自宅での食事中、誰かにそれを奪われる危険性を考えていないということになるのかも知れない。しかし差し出された食べ物が好きでない場合、器の外に飛び出したものには目もくれないどころか自分で器の外に出してしまうことさえある...。こうした行為の違いでラテの好みの食べ物を知ることが出来るのだから面白い。 

そんなラテだがそれでもまだまだミステリアスな部分もある。そのひとつが夕方の散歩の時間になり、オトーサンがリードを持って「ラテ、散歩だよ」とリビングに入っていくときのラテの態度である。素直に飛んでくる場合が普通だが、たまたま声をかけた途端にボールやガムを咥えて遊び始めるときがある...。 
オトーサンが再び声をかけても「わたし、いま忙しいの」とでも言わんばかりでこれ見よがしにボールを追いかけている。では散歩に行きたくないのかといえば、そういうことではないらしい。 
オトーサンが焦れ「行かないならいいよ...ラテ、バイバイ!」と立ち去ろうとすると、これはマズイとばかり飛んでくるのだ。 
散歩に出るそのときになってそれまで寝ていたラテが待ってましたとばかりに遊び始めるその意図が正直まだオトーサンには分からない...。何らかの抵抗の意味なのか、それとも嬉しさのあまりのセレモニーなのか、今後の付き合いで解明したいと考えているひとつである(笑)。 

ともかく散歩は楽しいがこの猛暑のためにオトーサンはもとより、ラテにとっても体力的に辛い時期だ。 
自宅に戻り最初にやってあげることは冷たい水に浸し、絞ったタオルで頭を包んでやることである。十数秒後にそのタオルを外したときのラテの顔は何とも言えない良い顔なのだ...。その表情を見ているとオトーサン自身の大汗もすっと引いていくような気がするのである。 

ラテ飼育格闘日記(88)

ワンコの2歳という年齢はその寿命から人間の年齢に換算すると20歳程度だということらしい。オトーサンは毎日ピチピチギャルと一緒なのだ(笑)。その彼女の毎日の行動は新しい事へのチャレンジ精神と共に落ち着きと自信が見えてきたように思う。 


何度かご紹介しているが、オトーサンに対するラテの態度はなかなか興味深いものがある。思春期になった女の子が父親を意識して避けるような、そんな思いをする毎日なのである(笑)。 
なにしろラテは外面が抜群によい!散歩で出向く公園にはいつもお馴染みの飼い主さんならびにワンコたちが居並ぶことになるが、ラテは男性でも女性でも飼い主さんたちの足元にうずくまったり、顔を見上げてオヤツをねだったりする。 
ありがたいことに可愛がってくださる方々も多く、そうした方々には積極的に愛想を振りまきチューを迫ったりするラテなのだ。ただし初対面の場合は子供や幼児以外はまずは吠える。吠えながら近づき安心だと確認してから尻尾を振るようになる。ラテはこれでなかなか用心深く、初対面の人が頭を撫でようとしても容易にそれを許さない。 

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※公園で拾ったゴルフボールで遊ぶラテ


さて、他者への外面の良さの反面同じ事をオトーサンに対してするということはほとんどない...。しかしラテは間違いなくオトーサンを信頼している...と思う。しかしまた怖い存在としても意識しているようだ。 
これまでラテが何故オトーサンには甘え下手なのか...という理由があるとすれば、飼い始めた最初にずいぶんと厳しく育てたから少々嫌われたのかと思った時期があった(笑)。 
しかし例えば先日、オトーサンはリビングとキッチンを仕切ってる柵を面倒だからと開けずに跨ごうとした。その際に指先を引っかけ、大したことではないもののリビング側に倒れ込んだ。 
「痛い...」と足先を抱えて座り込んだ瞬間にラテが出窓のたたきから飛び降りて飛んできた。そしてまさしく「大丈夫?」とでもいうようにオトーサンの口元を舐め始めたのである。オトーサン感激の場面だった。 
本当に嫌いであればこんなことはしてくれないものと思う。 
これに味をしめたオトーサンはその翌日、わざとつまずいたように演技をし「痛い!」と大げさに倒れ込んでみたが、ラテは振り向いただけで飛んできてはくれなかった。やはりクサイ演技は見破られたようだ...(笑)。 

ともあれ我々飼い主から自分の飼い犬を見るとき、かなり我が儘な要求...思いをそのワンコに向けているように思われる。 
その第一は自分に対して最大級...他の誰にも比較できないほどの忠実・従順さを向けて欲しいと思うことだ。第二に、もし自分に対して危害を加えるものがあれば守ってくれるほどの番犬としての能力を持ち合わせていること。第三に、自分の友人知人たちはもとより、自分が認める相手...子供であろうと大人であろうと...には吠えたり歯をむいたりしないこと...といったことだろうか。 
しかしこうした要求には大いに矛盾があり、そんな都合の良いワンコはいるわけがない(笑)。 

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※公園で木の枝そっくり(擬態)なナナフシを発見。実物を見たのは初めてかも...


ワンコは訓練の仕方はもとよりだが個性・性格によりその愛情表現方法にずいぶんと違いがあるうようだ。したがってリードを持った人が見知らぬ人物でも尾を振り従順なワンコもいれば、飼い主...主人に対してのみ忠実であるワンコもいる。 
そもそもワンコがたった1人の主人に対して決定的な忠実さを身につけるのはどうした理窟からなのだろうかと不思議に思ったことはないだろうか。 
「ソロモンの指輪」(ハヤカワ文庫)で著者のコンラート・ローレンツは「謎だ」としながらも、それはまったく異なる2つの源から発していると解説している。 
第一は、野生の犬がその群れのリーダーに対して抱く愛着にほかならないことだ。そしてそれが家犬においてもその本質をほとんど変えずに人間に移し替えられる...。それに加え、高度に家畜化された家犬たちには、まったく別の愛着が生ずるという。 
野生型の犬では幼年期のみにごく短期間みられるに過ぎない身体の構造や行動が、家犬では一生涯保たれる点だという。このことはネオトニー(Neoteny)と説明されるが、家畜化に伴う幼児化は野生犬ではごく幼い犬に限りその母親に示すような愛着が、家犬では一生涯を通じて保たれ、それが変えることのない忠実さとなってワンコを主人に結びつけることになるらしい。 
コンラート・ローレンツは、この2つの系統をオオカミ系のワンコとジャッカル系ワンコと区別しているが、ジャッカル系のワンコは誰とでも仲良しになり、事実上だれがリードを持っても喜んでついていくタイプのワンコとなる。 
反してオオカミ系はひとたびある人に忠誠を誓ったら、もはや永久にその人のワンコとなり、見知らぬ人には尻尾さえ振らない。 

興味のあることはこの相反する2つの性格がどれほどのバランスでラテに備わっているかということだ。 
極端にオオカミ系の血の濃いワンコは、もし何かの理由で飼い主が変わったりすると完全に心理的平衡を失い、そのモラルは野犬のレベルに転落し、食事も咽を通らないということになるというが、面白いのはその並外れた忠実さと愛着の深さにもかかわらず、100%従順ではないことだ...。 
確かに彼女・彼は死ぬまで主人の友であるが決して奴隷にはならない。 
彼女・彼は主人なくしては生きていけないが、確固とした自分なりの私生活を持っているという。 
対してジャッカル系のワンコはまったく違う。彼女・彼らは扱いやすい従順な道連れであり、例えば自分の名を呼ばれたらすぐにとんでくるだけでなく、誰にでも相手かまわず遊ぼうとし、ついていってしまう...。 
コンラート・ローレンツ自身はどうやら”犬らしさ”としてオオカミ系のワンコを好んでいるようだが、私の興味はやはり両者の気質がどれほどバランスよく混じり合っているかにある。 
コンラート・ローレンツの説がどれほど現実に合っているかは分からないが、こうした理窟をラテに当てはめてみるとどうやら彼女はオオカミ系の血をより濃く持っているワンコのような気がする。子供に対してはほふく前進で近づき、ごろりとお腹を出したりする幼児性も持っているが彼女の琥珀色の目を見つめていると確固たる自己と信念を持っているようにも思えてくる。 

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※オオカミ系とジャッカル系の気質を併せ持つ?ラテ


一般的に飼い主にとって忠実であり、二君に仕えない姿のワンコは生涯の友としても相応しい。誰彼かまわずについていってしまうようなワンコでは飼い主としては心許ないし面白くない。反面、幼児性を忘れずじゃれ合ったり、誰に対しても好意的な対応をするワンコはこれまた可愛い。 
しかしこのオオカミ系とジャッカル系の気質をバランスよく備えたワンコなどそうそういないだろう。とはいえラテを見ていると親ばかながらなかなかバランスがとれた気質を持っているようにも思える。 
そう...外見から判断するなら、ラテのピンと立っている左耳はオオカミ系を表し、子犬のままに垂れている右耳はジャッカル系のネオトニー気質を表しているのかも知れない(笑)。

ラテ飼育格闘日記(87)

冬の時期と夏の時期とはラテの一日の過ごし方はかなり変わってくる。この「ワンコの"ラテ" 飼育格闘日記」を自身で読み返してみるとラテの成長が著しいことにあらためて驚く。 


今回はこの暑い時期におけるある朝のラテの行動をご紹介したい。 
オトーサン達の起床はこの時期も冬場と一緒でウィークディなら朝5時前だ。しかし通常ラテは朝静かであり我々を起こすことはない。 
身支度をして顔を洗い、ラテのいるリビングに入って「ラテ、おはよう」と声をかけるが、ラテは出窓のたたきに寝そべったまま、カーテンの裾から鼻面を出すだけでワンともいわない。オトーサンはラテの頭を抱え込むようにして頬ずりするが、ラテは眠そうな少々はれぼったい目つきでされるがままにしている。 
その表情は何か化粧前のスッピン顔の娘を見ているようだ(笑)。 
そこに女房が入ってくるとこの娘の態度はかなり変わるのである。出窓のたたきから飛び下り、尻尾を振り耳を倒して「ウォ~オオオ~ン」と吠えながら迎える。この違いは何なんだろうといつも思うのだが、こればかりは仕方がない。 

我々は朝食となるがラテは別だ。本来なら一緒にラテへも朝食を用意するはずだが、この時期は起きがけは食欲が出ないようなので散歩の後にしている。とはいえ飼い始めた頃とは違い、我々だけが食べていても欲しがったり吠えたりすることもなく1人でガムを噛んだりして遊んでいる。気が乗れば女房の足元に座り込んだりするがまことによい子なのだ。 
女房の出勤時刻と合わせてオトーサンとラテも散歩に出かける。ラテはオトーサンとオカーサンの間でルンルンの出だしである。 
駅まで10分少しだが、朝から蒸し暑い空気を吸いながらオシッコをしたり、道ばたの草を噛んだりしながら歩く姿は見るからに嬉しそうだ。 
改札で女房と別れてオトーサンとラテは一路いつもの散歩道を歩き始めるが、この頃ラテは以前のようにいつもの道を歩かないので困惑している。どうやら趣味趣向が変わったのか、いま来た道を戻ろうとしたり、これまで向かったことのない方向にリードを引っ張る...。 
オトーサンは天候や体調などを考慮して無理にでもリードを引いて従わせたり、たまにはラテの行きたい方向へ向かったりとケースバイケースに考えながら対処しているのが現状だ...。 

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※公園で他の飼い主さんたちに撫でられてご機嫌なラテ


またその日の時間帯によるが、「ラテ...ラテ」と声をかけてくれる通勤途中の女性に出会うことがある。その日も1週間ぶりだろうか、向こうから小走りでこちらに駆けてくるのだからワンコが本当に好きなのだろう。すでに声をかけてくれるようになって10ヶ月ほどになるはずだが、ラテはこの頃やっと吠えずにその人から「お座り」や「お手」をやった後にオヤツをもらうようになった。ちなみにオヤツはオトーサンのポケットから出たものなのだが...。 
ただしラテはオヤツが終わってしまうと頭の上にかざした手を避けるという慎重さは忘れていない(笑)。 
「ラテ、バイバイ...ラテ」と後ろを振り向きながら女性が雑踏に消える頃、オトーサンとラテは今日の散歩コースをどうするかの鬩ぎ合いに入る。 

これまで向かっていた公園に行けば数匹のお馴染みワンコに会えるかも知れないわけだが、今日は駅の構内を通り過ぎて近隣の一級河川の方に向かうことに...。河川の遊歩道に着くまでラテは黙々と歩く...。一連の道のりは通勤を急ぐ人たちとすれ違うわけで、オトーサンとしては気を使うわけだが、最近のラテは行き交う人たちには見向きもしないで歩く...歩く。すでに朝日が強く照りだしラテの息は「ハアハア」となり舌も出始める頃、オトーサンはペットボトルを取り出してひとしきり水を飲ませる。 
遊歩道に着くとラテはクンクンモードに切り替わり、あちらこちらを嗅ぎ回り始める。 
私たちは視覚で世界を認識して美しいものに感動を覚えるわけだが、ワンコは臭いで世界を認識して美しいものに意識を向ける...。だからオトーサンから見てばからしく、どうでもいいような臭い嗅ぎはラテにとっては大変重要な生きる糧なのだ。それを知っているオトーサンは特にバッチイ場合や危険なときでない限りラテの思うようにさせてあげたいと常々思っているがコノ朝からクソ暑い中で、クンクンモードにじっと付き合っているのは正直つらいものがある。 

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※真剣な表情で嗅ぎ回るラテ。至福のひとときか...


ただし申し上げておきたいことは、例えクンクンモードでもワンコはリードを引いているオトーサンの気配はきちんと捉えていると言うことだ。オトーサンがリラックスしているからこそラテも安心してクンクンできるわけだ。 
そういえば、最近よく出会うケースだがワンコを連れながら携帯電話でメールを打っている飼い主がいる。気持ちは分かるが、それでは何のための散歩か分からないと思うのでこれはイケナイ! 
散歩は飼い主とワンコのコラボレーションの楽しみであり心を通わせるコミュニケーションの場なのだから。 

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※コーギー犬のコーちゃん、アポロちゃんとご挨拶!


約1時間ほどの散歩を終えて自宅の方へ戻るが、ラテはもっと出歩きたいらしく家が見えてくると四つ足を踏ん張る(笑)。 
「わかったよ...ではコンビニに寄ってこよう...」と声をかけて街道を横切り、道路沿いにあるコンビニに向かう。時間にして片道5分程度のところだが、その公衆電話ボックスにラテを繋いで店内に入り、飲み物などと一緒にラテのオヤツを買ってレジへ。 
スタッフの女性が「ワンちゃんの散歩は毎日大変ですね。どのくらいの時間散歩されるのですか」と声をかけてくれる。1時間ほどだと答えると「夕方もですよね」とこちらのパターンをよく知っているようだ。 
「私には到底犬は飼えませんね...大変で」と言いながら品物を渡してくれる。ラテはその間静かに座っているようだ。 
時間にしてたった10分か15分ほどの寄り道だが、今度はラテも機嫌良く自宅に入る。ここからはまたオトーサンの腕の見せ所であり、ラテの四つ足の掃除から身体を拭き、毛並みを整えるためのブラッシングの時間である。 
オトーサンは大汗をかいた自分の顔を洗うのを後にしてまずはラテを綺麗にするが、ラテもとても良い顔をして大人しい。オトーサンの準備が済むまで「待て!」のひと言で玄関マットの上に伏せて待っている。 
すでに同じ事を毎日繰り返しているわけで要領もよく分かっているから、オトーサンのちょっとしたジェスチャーや物言いで立ったり座ったり、右手を差し出したりするからメンテナンスはやりやすい。その頃にはリビングから流れてくるエアコンの風も涼しく玄関にいるオトーサンの汗も引いてくる...。 

しかしラテをリビングに入れてもオトーサンの役目はまだ終わらない。持ち帰ったウンチの処理をし、飲み水を新しいものに変えてからラテの朝食を用意しなければならない。 
基本的に食事の内容はいつも同じだが、その日その日でトッピングをあれこれと変える。今日はすりゴマを少し振りかけた後にワンコ用のレバーをちょっと乗せてみた。 
1時間以上も歩いたのでお腹も減ったからだろうか、ラテは見事な食べっぷりを示し空になった容器をなめ回している。オトーサンはデザートとして大さじ一杯程度のプレーンヨーグルトを冷蔵庫から取り出してラテの前に置く...。ラテは飛んできてオトーサンが何も指示していないのにもかかわらず、容器を押さえた手首に自主的にお手を繰り返している(笑)。 
「ぺろり」とヨーグルトを平らげたのを見届けたオトーサンはやっと自分のためにコーヒーを煎れることに...。 
約10分程度時間をかけて香り高い一杯のコーヒーが入ったころ、ラテを見ると出窓のたたきに身体を伸ばし、優しい寝息を立てていた。

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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員