ラテ飼育格闘日記(260)

アトピーになったラテとの格闘が続いている…。アレルギーを除けば食欲もあるし元気のようなので安心しているが先日はめずらしく朝食後、すぐに絨毯の上に吐いてしまい、オトーサンたちを慌てさせたりする困った娘でもある。しかし掃除した後にも臭いがなかなか抜けずに大変だった…。


2006年の11月に横浜の動物病院で開催されたワンコの里親会に出席したオトーサンたちはそこでラテと出会った。したがって早くも今月で丸5年が経過したことになる。
そのラテがアトピーと診断されたのでオトーサンは些か困惑しているが基本的にできることから対処しなければならない。食事の問題とコットンに陽性反応があったので寝床やフローリングに敷いてあった綿製のものは化繊のものに取り替え、オヤツも煮干しだけにした。
主食は動物病院から勧められた低アレルゲンのドッグフードだが、そのトッピングとして豚肉をフライパンで炙ったものと茹でたブロッコリー、にんじん、サツマイモなどを加えて与えている。

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※珍しくオトーサンの膝の上で...


身体や腹を掻きむしるのは随分と軽減したようにも思うが肉球を噛むのは治っていない。もう根比べである。
ラテをリビングに閉じ込めた際には室内全体が見える無線のビデオカメラを使いオトーサンの常駐している2階でモニターしている。だから、ラテが足などを噛む動作を見つけた場合にオトーサンは階段を駆け下りて止めさせるようにしてきた。しかし最近はラテの方が一枚上手でオトーサンが階段を下りてリビングを覗くとあら不思議、ラテは顎を床に付けて静かにしているのだ(笑)。
オトーサンがホッとして2階に上がりモニターを見るとまたまた噛んでいる。この野郎!と思って駆け下りるとあらまあ…ラテはきちんと伏せているという有様…。
そう、まるでダルマさんが転んだをやっているようなものでオトーサンの足音を察知すると噛むのを止めるのである。まったく困った娘だ。

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※ちゃんとアイコンタクトしてます!


ともかくアレルギーのあれこれを別にすれば食欲もあるし元気な毎日を過ごしている。ただしオトーサンの思い過ごしかも知れないが、ラテは日常のマンネリが嫌いなようで、新しい遊び、新しい場所への散歩を求めているように感じるがなかなかそうもいかないのである。
だから少しでもラテの好奇心を満足させようと、オトーサンもがんばってはいるのだ…。

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※ラテが好きな急勾配を駆け上るがオトーサンは足腰がついていけない(笑)


散歩中にあちらこちらをクンクンやるのはワンコの情報収集であり我々がインターネットを検索したりツイッターのタイムラインを読んだりするのと同種の感覚かも知れない。しかし我々の価値観で見ると、なぜあんなにも時間をかけてバッチイ場所ばかり臭いを嗅ぐのだろうと思ってしまうわけだ。
だからつい「何やってるんだ…早くいくよ」とリードを引いてしまいがちだが、そのクンクンを場所にもよるがなるべく緩そうと考えている。

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※美味しいものを食べにオトーサン、オカーサンと一緒です。でもアタシが食べられるものはほとんどなかったけど...とラテ(笑)


そもそもワンコとの散歩は排泄をさせるためのものではなく飼い主との連帯感を楽しむためのものなのだが、どうしても毎日毎回のこととなれば義務感で行動しがちだ。だからイライラしてしまうが、考え方を変えればそもそも愛犬との散歩は日常のギスギスした…あるいはセカセカした時間の流れから逸脱し、ゆったりとした時間を過ごす機会だとも考えられる。
オトーサンはとしては自身の中で無意識にもその時の散歩のメニューができていることが多いわけだが、ラテの行動がその予定に合わないとイライラし急いでしまうのかも知れない。

発想を変え、毎日2回の散歩はラテがオトーサンのためにゆったり流れる時間帯を作ってくれているのだと思えれば危険な場所や危ない行為は避けるにしてもなるべくラテの意志を尊重した臨機応変の散歩ができるに違いないと思っている。
確かに5分や10分を争って得になることはないし、体力を別にすれば 2, 30分散歩が長引いたところで誰に迷惑をかけるわけではないのである。
ラテの行動を見てイライラし、先を急ぐのはひとえにオトーサン自身に余裕がないからだ…と理屈では分かっているのだが、いざとなれば同じ場所を行ったり来たりしながらクンクンやっているラテを見て思わず「このションベン娘め、早くしてくれ!」とリードを引きたくなる(笑)。

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※落ち葉の中を駆け回ったりもするんです!


ラテもラテだ…。時にはオトーサンのリードさばきに強く逆らい首輪が喉を絞めることになり「ゲッ!」としながらも引くのだから困ったものだ。
聞くところによればやはり首を強く圧迫するのは悪いことばかりで良いことはひとつもないという。とはいえ時には引かなければならない訳で、オトーサンは昔買ったもののラテが嫌がるからとしまい込んでいたハーネスを探し出して使ってみることにした。
これならリードを引く力が首に集中せず喉を圧迫することもないからだ。
相変わらず慣れていないからだろう、ラテは頻繁に身体をブルブルと振って違和感を示すが、首を絞めるよりは良いと考えしばらくはこれで様子を見てみようと思っている。

ラテ飼育格闘日記(259)

ラテのアレルギー検査結果が出た。一週間ほど経った先日に動物病院の院長から電話をいただきその概要を聞いたが、オトーサンとしては詳しく説明をお聞きしたいと翌日病院に出向いて今後の対処方法などを聞いてきた。その結果は残念ではあるが、はっきりした情報を得られた点では検査してよかったと思っている。                                                                                                
ラテのアレルギー検査は全部で92項目に渡り、それぞれ強陽性・陽性・擬陽性そして陰性の結果が出るというもの...。
草、雑草、樹木、真菌/カビ、上皮、ハウスダスト、食物、室内、昆虫、ノミ、ブドウ球菌そしてマラセチアという大項目があり、それぞれのほとんどに細かなアイテムが含まれている。

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※ラテは立派な?アトピー体質になってしまった...


ショックだったのは検査結果がこの92項目のうち、陽性・擬陽性を含めて39項目もあったことだ。幸い強陽性のアイテムはなかったがこれは立派なアトピー体質になってしまったことを意味する。
院長曰く、多くは遺伝的な要素によるものと考えられるが5歳になりアレルギー許容量がオーバーしたと考えるべきで元々そうした体質を持っていたのだろう…とのこと。何だか慰められているようだが、知らなかったとはいえキャパシティをオーバーするように仕向けたのは間違いなくオトーサンたちだとすればもう少し早くこの種の検査をすべきだったのかと反省した次第…。

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※これがアレルギー検査結果の92項目だ


陽性と判断されたアイテムだが、やはり一番気になっていたのは食べ物だ。素人考えながら予期していた通り鶏肉や七面鳥は該当となっていたし、米とか大麦も陽性だった。また小麦が擬陽性アイテムだという。
ワンコを飼っている方ならお分かりだろうが、ワンコの主食はもとよりオヤツ類の多くは何らかの形で鶏肉が使われている。それはやはりコスト的な理由かと思うが、ラテの場合も鳥系統の食べ物が多かったことは確かなのだ。ただし幸いなことに豚肉、牛肉に関しては陰性だったので安心したし予想外といってはなんだが卵、ミルク、大豆、コーンなどは陰性だった…。

勿論、最良の治療はアレルギーの原因となる食物や要因を避けることだ。したがって当日からチキン系の食べ物は封印し主食は加水分解した低アレルゲン食のドライフードに豚肉を焼いたものを乗せ、そしてブロッコリーとプレーンヨーグルトと決めた。そしておやつ類も少々可哀想だがチキン系のものは止めて煮干し一辺倒にするつもりである。
またいけないこととは知りながら、オトーサンたちの食事の際にはにじり寄ってくるラテにご飯や少量のパンを与えるときもあったが、今回の検査で米は陽性、そして小麦は擬陽性という結果だったから心を鬼にしてあげないようにしなければならない。

さらに病院から戻った後すぐに対処したことがある。それはコットン(綿)が陽性のアイテムと診断されたことによる。
肌触りは勿論、水分の吸水性や洗濯のしやすさ等々からラテが横になる場所の多くに綿製品のマットやタオルケットといったものを敷いていたのである。そして夜オトーサンたちと寝る場所にも綿のタオルケットが敷いてあったわけだから、ラテは一日の多くをそれらの上で過ごしていたことになり、それが肉球やお尻を舐めたり囓ったりする原因のひとつだとすれば由々しき問題である。
早速該当するものや疑わしいものは撤去し、新たに購入した化繊のものに取り替えた…。

この辺までは納得以前にまずは対処しなければならないし対処できる問題だが困ったのは草や雑草あるいは樹木などによるアレルギー反応だ。
ラテの場合、陽性のアイテムはギョウギシバ、ハルガヤ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ、アザミ、シロザ、ビャクシン、オリーブ、ブナ、ハンノキ、ヒノキと非常に多い。
しかし…である。ギョウギシバとかブタクサと言われてもオトーサンはそうした知識がまったくなく、身近にあるのかどうか、あるならどの辺に生えているのかさえ気にしたことがなかったものばかりなのだ。

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※実際問題としてアレルギーの原因となる植物を避けるのは難しい...


早速インターネットでそれらがどのような植物なのかをざっと勉強したものの、現実問題としてこれらを100%避けるのであれば散歩などできないことになる…。また花粉の可能性や花軸あるいは木の実などを踏んだことでもアレルギー症状が強くなる可能性もあるようだが、調べた範囲ではギョウギシバなどどこにでも生育している…。せめて帰宅した後に十分足を洗うしかない。
それからハウスダストも陽性だという。しかし…我が家のハウスダストの第一要因はラテ自身だという気もするのだが(笑)。これまた掃除を頻繁にするしかない。

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※とはいえラテは元気です(笑)


勿論今回の検査はあくまでアレルギーの要因となりうる主なアイテムに対しての結果であり、良くも悪くもこれが全てというわけではない。
ラテの場合、これだけ広範囲に陽性の反応が出たというのは他にも影響するものが多々あると考えなければならないらしい。要するに立派なアトピー体質になってしまったということだ。
ラテがアレルギーやアトピーになるなど思いもしなかったオトーサンだが、こればかりは悲観していても始まらないから真正面から取り組んで少しでもラテの苦痛を軽減する努力をしなければならない。
オトーサンたちの格闘は続く…。


Walter Isaacson著「スティーブ・ジョブズ」2巻を読了した感想

話題の新著、Walter Isaacson著「スティーブ・ジョブズ」2巻を読み終えた。いつもはかなりの速読だが本書は意識的に時間をとって読んだし1巻は2度目を通した。2巻を通して素直な感想をいうなら「面白かった」というのが正直なところだが、反面粗探しをするつもりはないものの色々と気になったことも多い…。


本書はスティーブ・ジョブズの伝記である。これは著者ウォルター・アイザックソン自身が巻末で記しているのだから間違いない。
「伝記」とは一般的に特定の個人の生き様と業績の記録ということになるのだろう。そして私も少年のときから多くの伝記を読んで育った。
それらの中で多少でも記憶があるのは野口英世、シュバイッツァー、ジョージ・ワシントン、リンカーン、キューリー婦人、ウォーレス・カロザース、トーマス・エジソンなどなどだ…。
それらの偉人たちの挫折と苦悩そして成功の物語を読み続けたのは子供心にもそうした偉人に近づきたいとか同じ道を歩きたいと思ったわけではない。偉人たちの物語は私に向上心という刺激を与えてくれたが、だからといって野口英世の伝記を読んで医者になりたいとかワシントンやリンカーンの伝記を読んで政治家になりたい等と考えたことはなかった。
しかし、子供だからしてエジソンの伝記を読めば単純に発明とか電信といったものに触発され、狭い自宅の押し入れと物入れの間に細い導線を引き通信の真似事を始めたし、ワシントンの桜の木の話しに感動し、その日一日は正直に生きようと思ったりした(笑)。

ともかくそれらの偉人達は伝記になるほどの業績を残した "過去の人物" だという認識だったから、どうにもスティーブ・ジョブズの伝記というニュアンスが私にはしっくりとこないというのが第一印象である。
私にとってスティーブ・ジョブズは同時代の人物であり、事実この目で何回も彼の姿を眺めたし、直接会話こそしなかったものの、袖が触れ合う近くにいたこともある人物であり、彼の記憶はまだ生々しいのだ。

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※読了したWalter Isaacson著「スティーブ・ジョブズ」上下2巻


それはともかく確かに本書は面白かったが、スティーブ・ジョブズという人物…やはり嫌な奴だ(笑)。
彼の特異な言動は一説によると自己愛性人格障害の成せるわざだったという話もあるほど、自分を特別な人間と考え特権意識も強い。
ちなみにウィキペディアで「自己愛性人格障害」の項を見てみると「5つ以上が当てはまると自己愛性人格障害の可能性がある」として記されている7つの判断基準のほとんどがジョブズのことを言っているのではないかと思うほどマッチングしている。
私は最初期からのAppleファンであるが製品好きの企業嫌いを明言してきた。したがってジョブズの業績やその偉業は素直に認めるし彼の存在なくしてAppleという企業は生まれなかったしまた育たなかった事を十分理解しているもののやはり1人の人間としてスティーブ・ジョブズは好きにはなれない。

またあらためて本書でスティーブ・ジョブズという人物の一生をトレースしてみると彼がスティーブ・ウォズニアックと出会い、コンピュータテクノロジーに興味を持ったその一点がより大きく輝いてくるように思える。なぜなら、歴史に「もしも」は野暮ではあるが、もしもジョブズが他の分野の仕事についたとするなら、企業やコミュニティーあるいは周りから疎まれるだけの生涯を過ごさざるを得なかったかも知れない。
ジョブズ本人も認識しているとおり、AppleあるいはNeXTあるいはPIXARにしてもCEOという頂点の立場にいたからこそ我を押し通すことができたとしか思えない。いや...すぐに反論が聞こえそうだが、事は彼の考えが正しいとか間違っているという問題ではない。彼のようなやり方、他人に対しての接し方はどのように正当化しようとしても褒められたものではないからだ。

彼の特異な生涯を振り返ると「スティーブ・ジョブズを真似て成功しよう」といった幾多の試みはやはり成功しないと思わざるを得ない(笑)。私は何度も同じ事を記しているがジョブズはジョブズであって他の誰でもないし、頭が良いとか話しが上手いとか金があるといったことを駆使し、全身全霊をかけてジョブズの真似をしてもそれは狂人としか見られないだろうし一生を棒に振るに違いない。
偉人の素晴らしい点を少しでも会得したいと努力するのは結構だし他人の優れた点を謙虚に学ぶことは素晴らしいことだ。だが「これであなたもジョブズになれる」式のうたい文句を信用してはならない。事実そうした傾向を煽るような書籍が多いのがどうにも気になるのだが…。

スティーブ・ジョブズという人物のことはリアルタイムに、また多くの情報を得て見知ってきたつもりだが、今回「Steve Jobs」2巻を読んであらためて感じたことは彼こそ歴史始まって以来のコンピュータ・テクノロジー・アーティストだったという思いがより強くなった…。
ジョブズはたまたまAppleというメーカーの人間ではあったが、製品に対するその病的な拘りを理解しようとすれば彼はプロダクトを生産していたのではなくアートを生産し続けていたと考えるべきなのだ。したがって我々の手にしているMacやiPhoneはまさしくジョブズの感性と拘りから生まれた作品なのである。

ポップアートの巨匠アンディ・ウォーホルはカメラを駆使し、写真を元に複製が容易で流れ作業的効果を意図し、シルク転写による作品群を大量に市場に送り出した。無論そこにはウォーホルの強いメッセージが含まれている。
スティーブ・ジョブズはMacintoshは勿論、iPodやiPhoneにそれと同じ事をイメージしたのだ。

それまで計測器のような金属の箱か基板むき出しのまま販売していたホビーコンピュータだったが、ジョブズはApple IIをアイボリーのプラスチックケースに収めることに拘った。そして初代Macintoshの内側に開発者らのサインを入れたことしかり、Macintoshだけでなく彼の作り出したiMac、iPod、iPhoneそしてiPadもすべていわゆるクローズドなマシンである。ジョブズはユーザーがこれらの筐体を開け、改造したり別のものを加えることを大変嫌っていた。自分たちがリリースするものはそれだけで完全なものでありユーザーといえども他者が手を加えることを許さなかったジョブズの拘りは彼をアーチストとして捉えるならよくわかる。
なぜなら、考えてもみていただきたい。ピカソにしろウォーホルにしても自分の作品に誰かが手を加えることを望むわけがない…。ジョブズも同類なのだ。

さて細かなシチュエーションはともかくこれまでにも大筋でスティーブ・ジョブズという人物の言動を追ってきた1人としては決して粗探しするつもりはないが気になる箇所も多々ある。
日本語版でおかしいと思った部分は原著と見比べて読み進んだが、いくつか誤訳と思われる箇所も見つけた。その一部はTwitterでもつぶやいたし訳者の井口耕二氏からのコメントもいただいたので繰り返さないが、そもそも著者ウォルター・アイザックソンはテクノロジーにあまり詳しくないように感じる。
例えば「Steve Jobs[2]」のP150 に「アドビのフォトショップに対抗するiPhoto…」とAppleがAdobeの対応に業を煮やし、Photoshopに対抗すべくiPhotoを開発したといった意味に取れる部分がある。訝しく思ったが原著にもそう書かれている。確かにフォトショップには画像管理と閲覧機能も含まれるが「フォトショップに対抗するためiPhotoを開発」というニュアンスは言い過ぎだろう。彼はPhotoshopとiPhotoを使ったことがあるのだろうかと疑ってしまう。
それから「Steve Jobs[1]」のカバー折込によれば、2年ほどの間に50回ほど著者はジョブズにインタービューを行ったという。そして最後のインタビューのとき、去りがたく、これまでプライバシーを公開しないことで有名だったジョブズが何故...積極的にインタビューに応じてプライベートなことまであかしてくれたのかを初めて聞いた…とある。

本著はご承知のようにスティーブ・ジョブズ自身から著名なジャーナリストであり、それまでにもアインシュタインやベンジャミン・フランクリンの伝記を書きベストセラーにしたウォルター・アイザックソンに自分の伝記を書いて欲しいと頼んだからこそ生まれたものだ。
ウォルター・アイザックソンは当初その依頼を断るが、ジョブズの病状を知り執筆を引き受けたと報道されている。
そうであるならウォルター・アイザックソンはジャーナリストとして鈍すぎる…(笑)。

あのスティーブ・ジョブズが伝記を書いて欲しいと依頼したとき、私ならその返事をする前に最初に問いただしたいことはなぜプライバシーを侵してまで伝記を残したいのかという質問をする。それは問うに値する疑問だと思う。何故ならジョブズの意図が明確になるほど、伝記の書き方や取材のやりかたも良い意味で変わってくるのではないだろうか。
日本語版の帯には「最初で最後の決定版伝記」とあるが、個人的にはスティーブ・ジョブズという人物の評価は今後も続いていくものと考えている。

したがって例えば10年後に再び、力ある著者によりスティーブ・ジョブズの生涯を振り返って見るのもアリだと思うし是非そうすべきではないかと思う。その時になればいまより深く家族や親族たちの話しも聞けるに違いない。
事実ジョブズの実の妹、モナ・シンプソンによる弔辞が発表されたがその優れた文章はもとより、身内の者でしか決して語れないその内容は短いものながら我々の心を揺さぶり、本書には得られない何かが詰まっているように思える。

ウォルター・アイザックソン著「スティーブ・ジョブズ」は「最初で最後の伝記」ではなくスティーブ・ジョブズ伝説のほんの始まりに過ぎないと考えなければならない。
しかし、スティーブ・ジョブズがいない事を思い出す度に寂しさが募る...。


ラテ飼育格闘日記(258)

ラテが四つ足を噛み、身体を頻繁に掻くようになったことを動物病院に相談し、まずは主食を低アレルゲンのものに替えることにした。約1ヶ月ほど続けたが身体を掻くのは多少軽減したかと思うものの肉球や足を噛むことは続いているので懸案のアレルギー検査をしに再び動物病院に連れて行った。                                                                                                                  
アレルギー検査は主食を替えた後の様子を見てからで良いという医者の判断でこれまで実施していなかった。しかし現実問題としてラテに与える食べ物100%が低アレルゲンのドッグフードだけというわけにはいかないのである…。
念のため牛乳もヨーグルトも止めたし、日常のおやつとして食べさせていたササミステーキや数種のバリエーション豊かな品々は封印した。どうしてもラテが欲しがるときには煮干し一辺倒にしたものの、我々の食事時にはつい少しではあるがご飯を食べさせたりしてしまうオトーサンなのだ。

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※体重が減り、スリムになってきました!


ともかくこれまでにない努力の成果なのか、身体を掻いて傷を付けたり、お尻や股を赤くして心配させたラテだったが今のところはそうした傷は治ってきた。まだ時折身体を掻くものの一時期よりは激しくなくなったように思うが肉球など足へのカミカミは治っていない…。
もう少し地道にこれまでやってきたことを続けるとしてもアレルギーに影響のない食品がなんなのか、そして確実にダメなものをはっきりと知りたいと思った。
まあ実際は複合的な要素があって単純なことではないのだろうが、例えばもし封印したプレーンヨーグルトが原因とは考えられないのに避けているのではラテならずともつまらないではないか。
というわけで女房に現金を確保してもらい(笑)、時期的に年1回のワクチン接種の時期でもあるし出来ることは同時に済ませようと考えラテを病院に連れて行った。

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※この階段を下り信号を渡るといつもの公園なのだ...


診察室に入ったラテは相変わらずでほとんどオトーサンにかじりついている。それをふりほどき体重を量るが驚いたことに1ヶ月前に測った際に半年前より740g程度軽くなったと喜んだが、今回はさらに1kgほど体重が落ちて18.64kgとなっていたのだ。
医者いわく低アレルゲン食の効果だと思うし問診の範囲では体重が落ちたのは病気などではなく正常値だから問題ないと言ってくれるがオトーサンはあれほど体重を落とさなければと苦慮していたことも忘れて少々心配になってきた。しかし嬉しい…。

体温も問題がないのでまずはアレルギー検査に必要な採血をし、その後に5種混合のワクチン注射を接種する。ラテはオトーサンに両前足を預けた形で一言も発せず、また暴れもしないで済ませたがオトーサンは早くも大汗をかいている。
アレルギー検査の項目は96項目もあるそうだが、結果が出るのには10日から2週間ほどかかるというのでそれは待つしかない。
支払いを済ませて外に出るとあたりはすでに薄暗くなっていたが、ラテはホッとしたようで急に元気が増してくるのだから面白い。オトーサンたちも少し休みたかったのでワンコと一緒に上がってもよい小さなテラスのあるケーキ屋さんに行き、そこでお茶にすることに…。
可笑しな事にここにはホンの数度しか来たことがないのにラテはその店が近くなるとリードをぐいぐい引き、さも当然のようにテラスに上がり込んだ。

採血はともかく、ワクチンの接種後しばらくは激しい運動をさせることは避けなければならないからとオトーサンたちはそのまま帰路についたがラテは元気だった。
しかし夕食後やはりワクチンの影響なのか、早めに横になっていた。

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※出窓のたたきでウトウトし始めたラテ


翌日の土曜日の朝、早めに家を出ていつもの公園に出向くとボーダーコリーのボーちゃんが出迎えてくれた。またしばらくするとオカーサンに連れられたビーグル犬のハリーちゃんも登場。一気に賑やかになった。
ボーちゃんと身体をぶつけ合ったかと思うとハリーちゃんの後ろ足を咥えようとしたり、ハリーちゃんのオカーサンに甘えてみたりするうちにラテの表情は見るからに和らいでいるのが分かってオトーサンは嬉しくなる。昨日ワクチン接種したのを忘れ、ラテを走らせてしまった(笑)。

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※ハリーちゃんの登場でラテの表情はより穏やかになり嬉しそうだ


帰宅し、オトーサンに身体を拭いてもらったラテはさすがに疲れたのだろうか、出窓のたたきに上がってウトウトし始める。オトーサンがその姿をデジカメで撮ろうと近づくとこの娘は「ウザイなあ…」とでもいうように顔を背けるのであった(笑)。
さて、アレルギー検査の結果や如何に!

Walter Isaacson著「Steve Jobs」のUS版とUK版を比較すると...

まったく個人的な感傷ではあるがWalter Isaacson著「Steve Jobs」の原著は私にとってジョブズの遺品のように思える。したがって利用および保管のために2冊購入しようと思ったが、さすがに同じものでは芸がないと考え1冊は英国Little, Brown社刊を手に入れることにした。その結果、米国SIMON & SCHUSTER社刊と比較すると面白いほどの違いがあることも分かった。                                                                                    

違いがあるとはいっても内容に関してではない。無論UK版は届いたばかりでもあり、一字一句を比較したわけではないが内容については同一のようだ。しかし2冊を手にしてみて最初に気がつくのは本の厚さである。
定規を当て実際に表紙込みの厚さを測ってみたがUS版が約44mmなのに対してUK版は約55mmと1cmほども厚い。

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※UK版左はUS版と比較して約10mmほど厚い


この厚みの違いは私が確認した範囲ではページ数の違いではなく紙質の違いによるものだ。ページ数は両社共に同じだったがUS版の紙質がいわゆるざら紙といった少々黄ばんだ薄めなのに対してUK版の用紙は白く一枚一枚が厚いことがわかる。したがってページをぱらぱらとめくる感触もかなり違う…。

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※US版(左)の紙質は黄味がかった薄めの紙だがUK版(右)は白くて厚めの紙を使ってい


また厚みと同様に最初US版を入手していたからこそ違いが分かったが、カバーに使われているスティーブ・ジョブズの写真がUK版は墨が強く全体的に黒ずんでいる。そしてよくよく見た目の違いの要因を確認するとUS版のカバーは光沢があるがUK版は光沢がないことが分かった。そしてカバーに関しては両方共にデザインは一緒だが当然とはいえ背の部位下にある出版社のロゴが違っている。

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※US版(左)のカバーは光沢があるがUK版(右)は艶消しの用紙で印刷の墨が強い


またカバーの折り返しに印刷されている著者Walter Isaacsonの写真だが、US版がカラーなのに対してUK版はモノクロという違いがある。

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※著者の写真はUS版がカラーなのに対してUK版はモノクロ


カバーを外してみると書籍そのものの装丁はまったく違う。
UK版は至極シンプルなのに対してUS版は背に “Steve Jobs” というタイトルを中央に大きく配し、著者名を上部に位置している。そして背の部分のカラーを表紙や裏表紙のホワイトと対比させたグレーにしている点も違う。個人的な好みで言えばUS版が「これぞ書籍」といった主張をしているようで良いと思う…。

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※装丁も違う。下はUS版で上がUK版


なおUS版の価格が35ドル、UK版は25ポンドとなっている。
まあUS版ならびにUK版を書棚に収納してみるとなかなかの存在感があって本好きとしては嬉しいが、貧弱な語学力しか持っていない私はこれらをすらすらと読むことはできない。しかし辞書片手に、そして日本語版の助けを借りながら少しずつこれら原著を読み進めてみたいと考えている。

ラテ飼育格闘日記(257)

朝晩の散歩も気温が低くなりオトーサン的には楽になったしラテも真夏の時期とは違って自宅から路面に出た途端に走り出す気力が出てきた。そして定番の散歩先である大きな公園にもなんとか足を向けるようになったがお気に入りのカフェ通いは相変わらず続いている…。                                                                                                                                              散歩に出て、公園に向かえば必ず仲間のワンコや知り合いの飼い主さん、あるいは旧知の女子たちに会えるとは限らない。事実オトーサンが無理矢理公園に連れて行った時だって真っ暗な公園のベンチでずっと知り合いと出会うのを待っているケースは多いのだ。しかしそれでも公園方面に出かけなければそれこそ出会いの可能性はほとんどなくなるわけで、オトーサンとしては是が非でも公園に連れて行きたいのである。

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※朝のカフェでオカーサンを見上げるラテ。可愛い!(笑)


先日の日曜日の朝は久しぶりでラテも満足したに違いない。何故なら途中で大好きなマキちゃんとオカーサンに出会い、そのままいつもの公園まで一緒できたらからだ。
公園に入ればいつものボーちゃん(ボーダーコリー)がいたし、しばらくするとビーグル犬のハリーちゃんとオカーサンも来られた。これらのワンコたちはラテが公園デビューしたてのときからの知り合いで、ラテが威嚇したり喧嘩をしたりしない数少ない友達ワンコたちなのでオトーサンも安心して一緒に遊ばすことができるのだ。

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※ハリーちゃん、マキちゃんと一緒だとオトーサンも安心していられる


ラテも相変わらずイケメンの雄ワンコたちの間を行ったり来たりとかけずり回り喜びを全身で表していた。
マキちゃんとは口を舐めあい、ボーちゃんとは歯をガチガチとぶつけながら遊ぶし、ハリーちゃんにはその後ろ足を甘噛みして気を引こうとする。それぞれ一昔前みたいな暴れ方はしないものの、ラテとしては暫くぶりに思う存分かけずり回り心地よい疲れを感じたに違いない。
途中までマキちゃん、ハリーちゃんと一緒に帰途についたがその歩き方にしてもいつもと違って尻尾も上がっているしキビキビと歩く。

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※相変わらず執拗にマキちゃんにチューをするラテ。マキちゃんも怒らず対応しているのが不思議


しかし夕方の散歩ではなかなか仲間のワンコと会う機会がないため、ラテの足はどうしても駅前のカフェに向いてしまう(笑)。
それを宥め賺して公園に連れて行くのも大変だが、それでもそうした時にラテが嬉々とする一時があればオトーサンの面目が立つわけだ。しかしこればかりは思うようにいかないし時の運に任せるしかない。
先日もすでに街灯の下でないと真っ暗といった時間になってきたので今日も収穫はないだろうとオトーサンもがっかりしていたとき、闇の中から「ラテ?ラテちゃんか?」という聞き慣れた女子の声が…。その瞬間ラテはその声の主を察知し後ろ足立ちしたのたから凄い。

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※最近は午後5時半頃になると照明がないと真っ暗である


久しぶりだが、小学生時代からラテを可愛がってくれた中学生の女の子が吠え声からラテではないかと気づき、立ち寄ってくれたのだった。
中学の運動部で活躍しているらしく普段はなかなか忙しいらしい。したがって以前のように学校帰りに公園で遊ぶといった時間がとれないようだし、第一新しい環境では友達も違ってくるからやむを得ない。しかしその日は部活がお休みだったとかで遊びの帰りがけにラテらしきワンコの声を聞いたので駆けよってくれたという。
ラテは跪いた女の子に前足をかけペロペロと顔中を舐め回している。それを嫌がるでもなく「癒やされるなあ…ラテ」と受け止めてくれるのだからラテはもう夢中だった。

ラッキーなことは続くこともある…。その数日後オトーサン、オカーサンと共に同じ公園にたどり着いたラテだったが公園はすでに暗く閑散としていた。したがって今日も誰とも会えないで帰るのかとオトーサンも覚悟を決めたとき、暗闇からランドセルを背負った一人の女の子が現れた。
この女子も名前や住んでいる所は知らないものの一昨年あたりからラテお気に入りの女の子となった一人だ。日本人形みたいな端正な表情をほころばしながら言葉少なげにラテを抱擁する女の子と驚喜するラテの姿をオトーサンは1枚の絵を見るようで美しいと思った。無論ラテは女子の口元を舐め、時折その顔を覗き込んではまた舐める...を繰り返していた。

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※オトーサンのリードさばきに少々不満顔のラテ


ラテにとって子供たちは大好きなわけだが、その対極にあるのが知らない大人、特にどういうわけか年寄りが嫌いなのは興味深い(笑)。まあオトーサンだって年寄りの一人なのだが飼い主は別なのだろう…(爆)。
ラテがお爺さん、お婆さんが苦手なのはオトーサンの観察によるとその動作や姿がラテにとってどこか警戒を要するものだから…かも知れない。
まずゆっくりと歩くし足腰の弱っている人ならその歩き方は緩慢だ。そして杖をつきながら歩く。腰が曲がっていることもある…などなどだが、それらがなぜ嫌いなのかは正直不明である。しかしラテにとっては警戒を要する人種だと考えているのかも知れないし、中にはオトーサンからみても「なんだかなあ…」という人もいて「これではラテならずとも吠えるよなあ」と思うケースもあるのだ。

先日もあたりは真っ暗になった頃、近所にある公園の上にある芝生のスペースで散歩のフィニッシュを迎えていた。この草むらでその日最後のオシッコなどをさせて自宅に戻ろうといういつものパターンなのである。
オトーサンは懐中電灯とキャップにつけたヘッドライトを点けて地面を明るく照らし、ラテが変なものを食べたりしないように、ガラスのかけらなど危ないものが落ちていないかを確認しながらゆっくり歩いていた。それにライトを点けていれば脇を通る自転車なども我々の存在に気づいてくれるからという安全対策なのである。
そんなときラテが何かを察知して急に後ろを振り向いた。オトーサンも何のことかと真っ暗な中、来た方角を振り返ったが正直一瞬ではあったがドキッとした。
10メートルほど離れた闇の中にオトーサンのヘッドライトの光に浮かび上がったのは足首までの長いコートをはおり、傘を差し、いささか腰を曲げて立ちすくんでいる小柄な老婦人だったのである。
その日は天気も良く、ましてや日中の日射しが降り注ぐ時間帯ではない。それなのに傘を深めにさして闇の中にじっとたたずんでいるその姿は失礼ながら「でたぁ!」と叫んでもおかしくない異様な雰囲気だった。
ラテは距離が離れていたこともあってか吠え声は上げなかったが低く「グルルルルル」と唸っている。オトーサンがリードを引き、こちらを向かせようとしても抵抗する有様…。

無論オトーサンはハッとしたのはものの1,2秒であり、それが物の怪でなく生身の人間であり、何処のだれかは知らないがワンコ大嫌いなお婆さんである事を思い出したのである。
この人はいつも傘を持っている。それは雨や日射しから身を守るためでなく嫌いなワンコを見ないように隠すためなのだ(笑)。
日中に向こうからその人物が歩いてきて我々に気がつくとあからさまに傘を開き、その中に姿を隠してワンコから身を守るように立ち止まるのだ。
過去にどれだけワンコと嫌な思いをしたかは知らないしワンコを怖がるとしても批難するわけにはいかないが、オトーサンはこれまでこれほどワンコ嫌いの人を見たことがない。

無論日中であればラテとてそれが人間であることがわかるし特に威嚇されるわけでもないから無関心のときが多いが、ラテのみならずオトーサンから見てもその行動は異様でありちょっと不快に思うときもある。
まあワンコ嫌いの人も多々いるのだろう...。それらの人たちから見れば「何で犬など飼うのだろうか」と不思議に思うのかも知れないし、そんな怖い生き物と散歩など迷惑だと考えるのかも知れない。しかしいつも傘で武装しているお婆さんというシチュエーションも些か怖いものがあるではないか(笑)。
どうやら我々が先に行くのを待って立ち止まっているらしいが、オトーサンたちも散歩のフィニッシュの場であり素早くこの場を離れるわけにはいかないのである。なにか意地悪でもしているように思われるかも知れないが人一人がやっと通れるという狭い歩道ではないのだから傘をかざして通り過ぎればよいのだが、そのまま立ち尽くしている…。
ラテは頻繁に後ろを振り返り、鼻にシワを寄せて静かにだがうなり声を発している。それをなだめながらいつものペースでその場を通り過ぎたオトーサンたちであったが、それに気を取られたのかラテはフィニッシュのオシッコをしなかった。
まあまあ世の中...文字通り犬も歩けば様々なことに出会うものだ…。

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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員