日本郵政グループ、IBM、Apple、高齢者にサービスを通じてiPadと専用アプリケーション提供

Apple Japanは4月30日、米国本社報道の抄訳として日本郵政、IBM、Appleが同日、日本の多くの高齢者の生活の質の向上を目指す画期的な取り組みを発表した。AppleとIBMが昨年発表したグローバルなパートナーシップを礎に今回の取り組みでは、iPadにIBMが開発するアプリケーションとアナリティクス技術を組み込んで提供することで、何百万もの高齢者と各種サービス・医療・家族とのつながりを実現する。


高齢者向けに開発されたアプリケーションとiPadを活用した実証実験を実施した後、日本郵政グループは、2020年までにサービスを段階的に増やしながら、国内の400万から500万人の顧客に提供することを目指す。
現在、日本の高齢者は3,300万人以上にのぼり、人口のおよそ25%を占めている。今後40年の間に高齢者の割合は40%以上になると予測されている。

本取り組みの特長は、以下の通り。

・iPadに標準で搭載され、直感的に使えるFaceTime、メッセージ、メール、写真、iCloudの写真共有などのアプリケーションや機能に加えて、App Store、iTunes Store、iBook Storeで提供する様々なコンテンツへのアクセス。また、視覚や聴覚に障がいがある方も活用できる、定評あるiOS 8標準搭載のアクセシビリティ機能の提供

・IBMグローバル・ビジネス・サービスが、高齢者向けに開発した専用アプリケーション。このアプリケーションは、薬を飲む時間や運動、ダイエットのお知らせや、コミュニティ活動、食料雑貨の買い物支援、就業支援などの各種サービスに直接アクセス可能

・IBM MobileFirst for iOSプラットフォームの専用クラウド・サービスによるデータ統合とセキュリティー、アナリティクス、何百万台もの機器管理を提供し、加えてシステム構築や日本郵政グループ社員向けの研修を実施

・IBM東京基礎研究所が中心となって開発した先進的なアクセシビリティ技術や日本語に対応する自然言語解析技術を応用し、高齢者にガイダンスとより自然なアプリケーション体験を提供

・ほぼすべての日本の皆様へのアクセスが可能な日本郵政グループのネットワーク。24,000局の郵便局と40万人のグループ社員に加えて、日本郵政グループは、日本の1億1,500万人の成人ほぼ全てをカバーする金融サービスと保険サービスを提供

Apple Press Info



インスタグラム、 多様な音楽コミュニティを紹介する公式アカウント「@music」開設

写真・動画のソーシャルネットワーキングサービス、インスタグラムは4月29日(米国時間)、 アーティストや音楽制作に携わる人々、そしてその音楽を愛するファンのコミュニティまで、世界の音楽に関する写真・動画を発信するインスタグラム公式アカウント 「@music(https://instagram.com/music)」を開設した(英語のみ)と発表。


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現在約6000万人のフォロワーを持つ最初のインスタグラム公式アカウント(@instagram 英語版)を開設して以来、4つの国別アカウントをローンチしてきたが、特定の分野に絞った公式アカウントは世界初。

@musicでは、日本のTricotなど新進気鋭のバンドの紹介はもちろん、BeyoncéやQuestloveといった有名スターの知られざる一面にもスポットライトを当て、利用者の新たな発見につなげることを目指している。また、紹介するのはアーティストやそのファンだけでなく、音楽専門の写真家、CDジャケットのデザインを手がけるイラストレーター、楽器職人、レコードコレクター、レコーディングスタジオの様子、ライブのステージ風景などさまざま。音楽コミュニティの表から裏まであらゆることを、クリエイティブなビジュアルで発信していく。

音楽とそれを取り巻くコミュニティは、すでにインスタグラムに根づき、その大切な一部となっている。現在の人気アカウントのうち4分の1が音楽関連で、インスタグラムは世界中のアーティストが自身のストーリーを伝え、クリエイティビティを発揮し、ファンとダイレクトにコミュニケーションする場となってきた。

@musicでは、世界中の音楽と音楽コミュニティのクリエイティブな利用者たちを、今までにないユニークなビジュアルという観点から紹介することで、そのファンをつなげ、ファンが新しい音楽の楽しみ方に出会えることを目指していく。音楽にちなんだテーマで一般利用者に投稿を呼びかける週末ハッシュタグプロジェクトや、「#15SecondLessons(アーティストによる15秒音楽レッスン)」「#FreshSpin(新しい音楽の紹介)」「#Audiology(オーディオ機器)」などの連載企画も予定している。

インスタグラム・ブログ(英語のみ)



「Netatmo ウェザーステーション」レポート〜測定編

「Netatmo ウェザーステーション」を楽しみながら使い始めている。こうしたものは単に実利用するだけでなく楽しみながらあれこれと勉強し、新しい知識を得ながら活用するのが面白い。そうしないと長続きしない(笑)。今回は測定にまつわるレポートをお届けしたい。


購入した「Netatmo ウェザーステーション」の親機、すなわち屋内用ステーション・モジュールはリビングに設置することにした。この場所が家族がリラックスして一同に介する場所であるからだ。そして屋外モジュールは当然のことながらベランダの一郭に置いた。

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※「Netatmo ウェザーステーション」と愛用のiPhone 6 Plus


屋内・屋外モジュール共にセットアップを行うと自動的に測定をはじめるわけだが、どうやら約5分おきに測定をするらしい。あるいはいま現在の状況を知りたい場合にはステーションの頭を押せば随時測定が開始される。それらのデータはiPhoneなどは勿論だが、Macでも確認できる。

手軽なのは申し上げるまでもなくiPhoneなどのiOSデバイスで確認することだ。専用アプリはなかなかよく出来ているからマニュアルレスで使えるに違いない。

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※iPhone 6によるデータ閲覧例。上半分が屋外、下半分が屋内モジュールによるデータ


情報画面は屋外モジュールと屋外モジュールの測定値がそれぞれダッシュボードパネルとして表示する。パネルは上半分に屋外モジュール値と下位置に屋内モジュール値を半分ずつ表示させることができる。ただしパネルを上下にスライドさせることで屋外モジュールだけ、あるいは屋内モジュールだけといったフル表示にすることも可能だ。

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※左が屋外モジュール専用表示、右が屋内モジュール専用表示例


例えば屋外モジュール値の表示画面では現時点の天気、気温(最低と最高)、湿度、体感温度そして空気質の他にサマリータブでは1週間の予報、気温タブではこれまた1週間の変動予測が、そして雨タブでは1週間の降雨率と降雨量予報を見ることが出来る。なおiPhoneを横にすることでグラフ化も可能になっている。

屋内モジュール値の画面も同様だが気圧、CO2濃度そして騒音が測定でき、それらの総合値として屋内の快適さがバーとカラーで表示される。
共に画面の左側中央付近にある (i)のアイコンをタップすることでインターフェースの説明がオーバーラップされ、かつ各部位をタップすることで詳しい解説が表示されるという仕組みになっている。

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※いつでも情報の意味や注目すべき点等の解説を見ることができる


さてMacのブラウザで指定されたURLにアクセスすることでも測定値は確認でき、こちらは大画面用として作られていることでもあって多くのデータが一望できるのがメリットだし表示アイテムをカスタマイズ可能だ。

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※こちらはMacのSafariでアクセスした例。1度に多くの情報が確認でき表示のカスタマイズも可能


ところで「Netatmo ウェザーステーション」による表示データのすべてが屋内モジュールと屋外モジュール自体で観測したデータということではない。いや…屋内モジュールで得られるデータ「温度」「湿度」「気圧」「二酸化炭素濃度」そして「騒音」は確かにモジュールそのものがリアルタイムに計測したものであり「空気質」すなわち室内快適性も室内の温度、湿度、CO2や騒音から計算されている。

これに対して屋外モジュールで得られるデータは少し違う。前回のレポートでも述べたが、得られるデータは「気温」「湿度」「体感温度」「天気」「屋外空気クオリティー」「週間予報」といったアイテムだ。
例えば体感温度はモジュールの測定値の温度と湿度および人間が風によって知覚する影響を考慮して計算される値だ。しかし「屋外空気クオリティー」はモジュールが計測するのではなく、大気環境の地球観測システム(AEROS)によって提供される大気汚染データに基づいている。そして利用可能な場合はステーション設定の位置情報から判断した近隣のモニター場所による測定値と主な汚染物質、レポート時間などが確認できる。

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※屋外の大気汚染指数や表示の意味も勉強できる


また1週間の天気予報は「サマリーモード」「気温モード」「雨モード」の3種表示機能を持つが、データはステーションの正確な位置で取得した最新情報をもとに予報を行い、Netatmoのサーバから送信される。ただし天気予測データはWeatherProというアプリにより提供されているという。

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※こちらは1週間の予報についての解説


これら個別の位置情報によるデータを世界中で共有できるのも「Netatmo ウェザーステーション」の特長だ。自分がステーションを設置した場所はマップ上にポイント表示される。ということは近隣で「Netatmo ウェザーステーション」が使われていれば同じようにその位置がポイント表示されるわけで、近隣のみならず日本中あるいは世界中で公開されているNetatmoの屋外モジュールが計測する環境情報をいつでも「Netatmo世界マップ」で確認できるのだ。
旅行や仕事などでこれから向かう先のピンポイントの気温や湿度あるいは天気予報といったものがリアルタイムに確認できるわけでこれはなかなか凄いことではないか…。

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※フランスのパリの一郭を検索してみるとこんなに計測ポイントがあるのに驚く。丸いピン内の数字は現在の気温


我々は毎日の天気に気を使いながら生活しているが、それらはどこか “予報” という言葉どおり与えられるものであり、かつ曖昧で当たるも八卦…的に捉えている。しかし「Netatmo ウェザーステーション」の活用により天気や室内の快適さを積極的に注視でき、任意のデータに関してアラート設定もでき、ピンポイントの生活環境情報を得ることができることは素晴らしいことではないだろうか…。





Apple、第2四半期の業績を発表

Apple Japanは4月28日、米国本社Appleが4月27日に発表した抄訳として、2015年3月28日を末日とする2015年度第2四半期の業績を発表した。


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当四半期の売上高は580億ドル、純利益は136億ドル、希薄化後の1株当り利益は2.33ドルとなった。前年同期は、売上高が456億ドル、純利益が102億ドル、希薄化後の1株当たり利益が1.66ドル。売上総利益率は、前年同期の39.3%に対し40.8%となった。当四半期の米国市場以外の売上比率は69%だった。
第2四半期の伸びをさらに押し上げたのは、iPhoneとMacの販売台数と過去最高のApp Storeの売り上げ。

なお、Appleは2015年度第3四半期の業績について、以下の予想を提供している。
・売上高として460億ドルから480億ドル
・売上総利益率として38.5%から39.5%
・営業費用として56.5億ドルから57.5億ドル
・その他の収入/(費用)として3.5億ドル
・税率26.3%

またAppleは、2015年度第2四半期業績発表のカンファレンスコールのライブストリーミングを、2015年4月27日14時00分(米国西部時間)より、Appleのウェブサイト(http://www.apple.com/quicktime/qtv/earningsq215)で配信する。このウェブキャストは、配信開始後約2週間にわたり再生が可能。

Apple Press Info



インスタグラム、絵文字ハッシュタグ機能と新しい3つのフィルタを追加

写真・動画のソーシャルネットワーキングサービス、インスタグラムは4月27日(米国時間)、絵文字ハッシュタグ機能とLark、Reyes、Junoの新しい3つのフィルタを発表した。


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このハッシュタグ機能を使って、文字だけのハッシュタグよりもさらに表現豊かなコミュニケーションを楽しめるとともに、新しいフィルタで、クリエイティブな写真をワンタップで編集し、より繊細な世界観やストーリーを表現することができる。

絵文字ハッシュタグの導入によって、ひとつまたは複数の絵文字を使ったハッシュタグや、テキストと絵文字を組み合わせたハッシュタグをキャプションに記載し、写真や動画をシェアすることが可能になった。テキストでは表現しにくい感情をシンプルに相手に伝えたり、言語の違いで伝わらないことも、絵文字を加えることでより明確に表現したりすることができる。また、絵文字ハッシュタグ検索も容易で、検索ページのハッシュタグタブから絵文字で検索するか、キャプションに記載された絵文字ハッシュタグをタップして、特定のハッシュタグで投稿された写真や動画を一覧できる。

絵文字ハッシュタグ機能とあわせて、従来の24種のフィルタに、Lark、Reyes、Junoの3つのフィルタが加わった。これらのフィルタは、“探検(Exploring)”をテーマに、自然の光や山、空などからインスピレーションを受けていて、フィルタの編集ページを開くと、ページ下部に並んでいるフィルタボタンの先頭に配置される。従来通り、「管理」ボタンから計27種のフィルタの表示順序をカスタマイズし、表示・非表示を選択することが可能。

△ ダウンロード
 ・iOS版アプリ 
 ・アンドロイド版アプリ 

インスタグラム・日本語版公式アカウント



待望のApple Watch到着、まずは準備編

待望のApple Watchがお約束の4月24日に届いた。一途にApple Storeでの注文が先んじたからに違いないが、納期が4月24日〜5月8日と表示された方々には順次届いているに違いない。


私が手に入れたApple Watchは先般「予約開始直前、Apple Watchの選び方?!」で記したようにApple Watch Sport/38mmシルバーアルミニウムケースとホワイトスポーツバンドである。当該文章を書いた後も正直ステンレスにしようか、あるいは42mmにしようかと何度か迷ったが、少なからず開発に手を染めることを考えるとミニマムな環境でアプリやシステムを押さえるという癖というか習慣がついていることでもあり公言どおりとなった...。

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※基本的なセットアップが終わったApple Watch Sport/38mmシルバーアルミニウムケースとホワイトスポーツバンド


ともかくどれほどの数かは不明ながら一般ユーザーからの情報も増えるだろうしお決まりのバラシやパッケージの開封情報などが多々公開されるに違いない。
それはそれとして当研究所においても今回届いたApple Watchは初めての実機であり、型どおり考えていたことや依頼されているあれこれを確認しながらその実力とスペックを実体験したいと思う。

ということで待ちかねたパッケージを早速開けてみた。
ところで前記したように私が購入したApple WatchはSPORTタイプだが、どうやらタイプによってパッケージも違うようだ。ウェブの各種情報を見てきた範囲では立方体の箱といったものだったが届いた箱は長い箱であり、開封するまでもなく中身はベルトが広げた状態で収納されていることが窺える。

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※化粧箱は長さ約298mmほどの長い箱だった(上)。中にはホワイトのプラスチックケースにApple Watchが収納されている(中・下)


SPORTタイプのApple Watch価格が一番安価なことでもあり、どのようなパッケージとなるか興味津々だったが長い箱から出てきたのは白いプラスチック製のケースに収められたApple Watchだった。決して高級感はないが要所要所にフィルムやら薄いペーパーを貼り、指紋や傷がつかないよう配慮しているそれは下手な50万円程度の腕時計の包装以上に気遣いにあふれている。

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※プラスチックケースの下には専用充電のためのセットが納まっている


まずはペアリング前に装着感を試して見る...。フルオエラストマー製スポーツパンドは柔らかくて肌触りもよく腕にフィットする。ただし当初Apple Watch本体に付いていたベルトは S/M サイズで私の左腕の場合、ステンレス・スチールのクラスブ(突起)にはめられるのは最長部位の子穴となり些か使いづらい。そこで早速同梱されている M/L サイズのベルトに取り替えることにする。

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※交換するベルトは簡単に外れる(上)。長い方(M/L)のベルトを装着(下)


ちなみにパッケージには当初2本のバンドが同梱されているという情報もあったが、実際には小穴がある片方だけ長短のベルトが付いている。クラスブ側は付属の1本だけだ。
ともかく交換もいたって簡単だ。まずは裏面の外したいバンド側にあるバンド・リリース・ボタンを押しながらバンドを横にスライドさせるだけだ。
後は長い方のベルトを裏表に注意し、溝にスライドさせて装着する。これで完了だ。

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※アルミ製のケースは高級感はないものの、丁寧に作られていることがわかる


ベルトの着け方だが、材質はともかくApple Watch SPORTベルト式のベルトはこれまた経験がない方法だ。無論Appleのオリジナルなのだろうが、Apple Watchを落とさないように手首の内側でベルトの子穴にクラスブをはめ、ベルトの先端をループ状に抜かれた尾錠型バックルの穴に通すわけだ…。

一般的な腕時計のベルトはバックルに通したバンドの先端は定革とか遊革と呼ばれる小さなリングに通して邪魔にならないよう工夫するがApple Watchのそれは完全にベルトの内側に違和感なく納まるので何かにひっかかるという危惧もない。

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※ベルトの留め方はいたってシンプルだが実によく考えられている。装着感もよい


ベルトの準備ができたらiPhoneとのペアリングを実行するがこれまた表示に従って行えば難しい事はない。ただし最後のApple WatchとiPhoneとの同期は多少時間がかかる...。

こうして準備ができたApple Watchを早速愛犬との散歩という過酷な?実戦の場で使うことになったが、まずは重さも感じないしベルトがフィットして違和感もなく文字通り装着していることを忘れてしまう。それでも散歩途中には数回心地よい刺激が手首になされてメールなどの通知を知らせてくれたが、これまでのようにiPhoneを取り出す必要もなくその概要が分かるので楽だ。

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※各種の通知も手首に心地よい振動で知らせてくれる


今夜はしっかりとフル充電し、明日からの本格的な検証に備えよう。


ラテ飼育格闘日記(438)

最近、ワンコと人に関する研究成果の報告が目立つような気がする。先般も「人間と犬は互いに見つめ合って絆を深めている」との研究結果を麻布大と自治医大などの研究チームがまとめたというニュースが目に付いた。ワンコの飼い主からすれば "今更"といった感じもするが、それだけ犬という存在が重要な時代になってきたのかも知れない。


オトーサンの実感としてもこの数年ワンコに関するアカデミックな研究が多くなってきたように思える。ラテを飼うことになって本屋で数冊の飼育本やトレーニングの本を探した2006年当時はどれもこれもワンコの祖先はオオカミだから人との触れ合いも群れ社会に準じるものだと単純に主張するものばかりだったし、多くは二次・三次の…それも海外の古い情報を繰り返して紹介するに過ぎないものばかりで幻滅したことを覚えている。

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※その瞳で何を見、その頭脳で何を考えているのだろうか?


そういえば獣医の野村潤一郎氏の著書「猫に関する100問 100答」に、猫の「ゴロゴロ」という声に関しての話題があり、それによればいまだにその仕組みがよく分かっていないとのこと。何故ならその理由はそんなメカニズムを研究しても金にもならず儲からないから誰も正面切って解明に取り組まないのだという意味のことが書いてあった。
確かに猫ならずもワンコに関してだって同様で、これまでアカデミックな研究が少なかった主な理由も同じに違いない。

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※柴犬アンリちゃんのオカーサンに撫でられオトーサンに喜びの視線を送る(笑)


さて、麻布大と自治医大などの研究チームがまとめた研究成果だが、人間と犬は互いに見つめ合って絆を深めており、飼い主と犬の双方共にオキシトシンというホルモンの分泌が増えそれが安心感や信頼感を増していることの現れだという。
もともとオオカミもそうだが、ワンコ同士で見つめ合うことはほとんどしない。なぜならそれは威嚇となりそのままでは喧嘩となるからだ。ワンコ同士でも “ガンを付ける” とろくな事にはならないのだ(笑)。しかし面白いことに家犬は飼い主と見つめ合うことに躊躇はないことだ。

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※もう少しここにいたいけど、いいでしょ?


前記した古いトレーニング本のひとつには「ワンコと見つめ合ったら飼い主は視線を外してはダメ」といったようなことも書かれていた。なぜならそれは視線を先に外すのは服従の印だとワンコに判断され、リーダーの立場を奪われかねないから…といった解説があった。しかしこれはバカバカしい話しで、人とワンコとの関係は群れの狼たちとは大いに違うのだ。犬の専門家と称する人たちの多くが旧態依然のこうした説で飼い主たちに蘊蓄をたれているのだから可笑しな話しだが、さすがに近年は若いドッグトレーナーや研究者たちが先進的な研究をしているようだ。

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※ロビンちゃんのオカーサンにチューを迫る


人とワンコとの関係は良好な関係であればあるほどお互いに健康面でも良い影響を与え合ってきたことは昔から知られている。ワンコの体に触れて撫でたりすれば撫でた人は勿論,撫でられたワンコも血圧が下がるといわれている。それだけリラックスできるのだろう…。そして一定の年齢を過ぎた人たちはワンコを飼っている人の方が飼っていない人より長生きするという研究もあった。
さらに近年セラピー犬といった役割を果たしているワンコもいる。病院や老人養護施設などに出向いて患者や施設入居者らと触れ合うことでそれらの人びとの気持ちを解きほぐし、心や身体のリハビリを促す効果があるとされている。

過日観たテレビ番組ではほとんど会話をしなくなった認知症の女性の部屋にセラピー犬が訪問するというものだった。認知症が進み、他の人たちとも言葉を交わさず頑なに自分自身に閉じこもってしまった女性がセラピー犬には話しかけ、それが次第に周りの人たちとも会話を促すきっかけとなっていく様子が放映されていた。なによりもセラピー犬の訪問が重なるにつれ、女性の表情が柔らかなものとなり、時折笑顔をみせるようになったのは印象深かった…。

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※オトーサンの両手で顔を挟まれ...いい気持ち(笑)


無論ワンコの存在は大人だけでなく子供たちにとっても素晴らしい人生の生き字引となる。そういえば詠み人知らずのようだが(イギリスの諺という説もある)「子供が生まれたら犬を飼いなさい」という一文がある。

 子供が生まれたら犬を飼いなさい。
 子供が赤ん坊の時、(犬は)子供の良き守り手となる。
 子供が幼年期の時、(犬は)子供の良き遊び相手となる。
 子供が少年期の時、(犬は)子供の良き理解者となる。
 そして子供が青年になった時、(犬は)自らの死をもって子供に命の尊さを教えるだろう。

ワンコ好きの人たちには泣かせるフレーズである…。無論ワンコ自身は意識しているはずもないだろうが、日々の生活を一緒に送る家族の一員として飼い主たちに身を持って、人の一生とはどのようなものなのかを教えてくれるのだ。そのためには常にワンコと良い関係を築く努力も必要だし、ワンコを飼うと言うことは少なからず時間もお金も費やすことになるものの、他に類の無い得がたいものを飼い主たちに知らしめてくれることは間違いないのである。



Apple Watch Sports

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2015年4月10日の午後16時01分(日本時間)より予約が開始され、同月24日から発売となった。Apple Watchは大別してApple Watch SPORT、Apple WatchそしてApple Watch EDITIONの3タイプがあるが、写真はApple Watch SPORTの38mm。
7000シリーズシルバーアルミニウムのケースにIon-Xガラス、Retinaディスプレイといった仕様。ベルトはホワイトフルオロエラストマーのスポーツバンド。


Panasonic ワイヤレスドアモニター (ドアモニ SDM310) を設置〜概要編

私は現在マンション住まいだが、設備の一環としてテレビ・インターホンが設置されている。しかしかなり古い機種なので映りが悪いこと、子機がないこと、そして玄関の構造が些か特殊なのでインターホンの設置場所からは視野が限定されるといった不都合というか使いづらい点がある。そこで比較的安価なワイヤレスドアモニタを設置してみた。今回はその概要をご報告したい。


テレビ・インターホンも子機が付いている製品は当然のこととはいえまともな価格となる。例えば来月5月20日発売とアナウンスされているアイホン初の iPhone 対応ドアホン「ROCOワイドスマホ」は、基本セットの価格が7万6800円(税別)だという。また賃貸マンションでもあり現在の設備はそのままに、それを補間するようなもので、かつ工事を必要としない製品を探したところPanasonic ワイヤレスドアモニター(通称ドアモニ)SDM310という製品があるのを知り手に入れた...。

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※Panasonic ドアモニ SDM310パッケージ


自宅で仕事をしていると日中には実に様々なセールスがインターホンのボタンを押す。勿論宅配便やらのピンポ~ンもあるわけで無下に居留守を決め込むわけにはいかないが基本はインターホンの小さな液晶モニタを確認し無視、あるいは必要なら会話をしてからドアを開けるか、断るかを決めることになる。

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※ドアモニ SDM310のドアカメラ・ユニットの裏表。これをドアの上から吊り下げる


新聞,宗教の勧誘、化粧品から消火器などなど実に様々なセールスが交互にやってきてはインターホンのボタンを押す。こうした迷惑な売り込みに対する一番の対処は居留守を使うことだ。そのためには液晶モニタで姿を確認する必要があるが、その判断はなかなか難しい。

経験上、女性2人の姿がある場合はほぼ宗教の勧誘か化粧品のセールスなのでまずは無視する。2度「ピンボ~ン」されることもあるが反応しなければ早々に立ち去る。例え十数秒でも「奥様はいらっしゃいますか?」といった不愉快な問いに返事をするのは時間の無駄だし仕事を中断されるだけで腹が立つ。

男性女性はともかくひとりの場合でも、荷物らしきものを持っていない場合や宅配便の制服ではない姿の場合も新聞勧誘か売り込みの場合がほとんどだ。そのピンポ~ンに応答するかしないかの判断は自分たちがネットスーパー、Amazonあるいは郵便局などから何かが届くという当ての有無で判断するしかない。

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※ドアモニ SDM310の親機。AC電源が必要


しかし例えばマスクをしている女性だから無視しようとするものの、たまたま「はい、なんでしょうか?」と対応すると「この度○階の○○号室に引っ越してきた○○です。ご挨拶に伺いました」だなんていう場合もあるのですべてにつっけんどんではまずい...(笑)。

そういえばマンションの周りとエントランスには防犯カメラがあるとはいえ,1度ドアを開けるとしつこいだけでなく不愉快きわまりない。しかし何故こうしたセールスの奴らは挙って同じような神経を逆撫でする喋り方なのか…。

ともかくインターホンの液晶モニタが判断の基準となるが、我が家の一番の問題はその親機がリビングの壁に取り付けられており、子機がないためわざわざそこまで移動して対応しなければならないことだ。いくら狭い家でも私自身がベランダにいたりトイレに入っていたりする場合もあるわけで、1人の時には不自由この上ないのである。

さてPanasonic ワイヤレスドアモニター SDM310だが、なかなか面白い製品である。すべての環境に適合というわけではないので購入時に自宅のドアが取り付け可能かどうかを確認しなければならないが、まずは工事が不要で設置の基本はカメラユニットを玄関のドア上部にかけて固定するだけだ。電源は乾電池で動作するからこのドアカメラユニットに関しては電気配線工事は不要である。ただしモニタ親機側は置き台で使うかあるいは壁などに取り付けるにしてもAC100Vの電源が必要となる。

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※ドアカメラの室内側には単3乾電池4本をセット。これで約6ヶ月使えるとのこと


また802.11b/g/n準拠の無線LANをサポートしているので無料の専用アプリでスマートフォンを子機として使い、対応できるのも気に入った。無論 iPhoneもiOS 7.0以降(iPhone 4S以降)で使える。なお動作確認されている無線ルーターだが、Appleの場合はAirMac Extreme(ME918J/A)およびAirMac Express(MC414J/A)がメーカーサイトにリストアップされている。

ということで、ワイヤレスドアモニター SDM310は玄関のドアに取り付けるドアカメラ、そしてもうひとつはモニタ親機で構成されている。共にマイクとスピーカーが搭載されているので必要ならドアカメラとモニタ親機とでハンズフリー通話もできる。

ドアカメラの取付はいたって簡単だ。その基本はドアカメラを玄関ドアの上部に掛け、付属の六角レンチと両面テープで固定するだけだ。

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※カメラユニットにはマイクとスピーカーが内蔵されている


ドアカメラを設置すると室内側にバッテリーケースを含む機器が、そしてドアの外にカメラ部が配置される。したがってこのワイヤレスドアモニター SDM310は一般的なインターホンのように玄関側に「ピンポ~ン」と呼び出すボタンはない。これまでに備わっているドアホンやインターホンのボタンを来訪者が押すと、室内のインターホン親機の「ピンポ~ン」という音をワイヤレスドアモニター SDM310が感知して来訪者の映像をワイヤレスドアモニター SDM310の親機やiPhone に表示してくれる仕組みだ(チャイムリンク設定が必要)。

さらにこの呼び出し音に連動し来訪者の画像(静止画2枚:50件まで)を自動で録画できるので、留守でもあとから確認ができるし、外出先でも iPhoneへメールを送る設定も可能だ。

ドアカメラ部にセットする電池は単3形アルカリ乾電池または市販の単3形充電式ニッケル水素電池4本を使う。その電池は通常使用で約6ヶ月間使えるという。そしてカメラユニットのみ鉛直から両側60°までの角度で噴霧した水によっても有害な影響を及ぼさないレベルの防水性を持っている。

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※屋外からドアカメラを確認


Panasonic の “ドアモニ” シリーズは現在3タイプあるが、本製品 SDM310は2014年10月に発表された新しい製品で最上位機種でもある。そのモニタ画面サイズは約2.8型カラー液晶と大きくはないが、実用上は十分だし我が家の場合は設置されていたテレビ・インターホンの液晶画面よりは大きいのである。

ともあれ、まずはドアカメラに電池を入れて取り付け位置を決め、モニタ側でその視野を確認する必要がある。そして各種の設定を行う必要があるわけで次回は実際にその使い勝手をレポートしたい。





便利さだけではない心地よさを提供するブランド「NuAns」から、8つのアイテム発表

トリニティ株式会社は4月22日、オリジナルブランド「Simplism」とデザイナーズユニット「TENT」の新コラボレーションブランド『NuAns(ニュアンス)』の第一弾として、「Lightning Dock付きスピーカーライト」や「ケーブルホルダー付きマット」などの8製品を5月末より順次、全国のインテリア雑貨店を通じて販売すると発表。また、AssistOn、Apple専門店 キットカット、Amazon.co.jp、J.[posh]、代官山 蔦屋書店、トリニティオンラインストアにて先行予約を開始する。


-NuAns(ニュアンス)- 便利さと共に、温もりのある暮らしを -

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現代の生活の中で、いつの間にかiPhoneやiPad、PCはすっかり必需品になっている。そして、私たちの行動範囲もまた、変化している。家と会社の往復だけではなく、家庭にも外にもワークスペースがあり、カフェやライブラリーなどがビジネスの現場にも、リラックスする空間にもなっている。

これら、ものとしての「便利」と空間の「便利」をうまく利用することで、充実し、快適な日々を送ることができている。しかし、iPhoneやiPadも、ワークスペースや快適な空間の拡張も、まだ本格的に普及してから数年しか経っていないせいか、私たちの傍らで、愛用品として、本当の居場所として、生活に溶け込んでいるわけではない。

自分の手元に置きたいと感じたもの、そこにあって欲しいと選んだインテリア、さまざまな色や形が日常の中に溶け込んで、その人ならではの雰囲気が生まれる。ひとつひとつのアイテムが、それぞれに存在を主張しながら一つの個性を作り上げる。
カフェでは静かに佇み、部屋では周囲に馴染み、手の中に温かく収まる。現代の空間と便利を、雰囲気を壊すことなく提供する。それがNuAnsの目的。

今回販売するのは、下記の8アイテム。

01. BANDWIRE(バンドワイヤー)
02. TAGPLATE(タグプレート)
03. ROLLDOCK(ロールドック)
04. MAGDOT(マグドット)
05. MAGMAT(マグマット)
06. MAGFIT(マグフィット)
07. TILE(タイル)
08. CONE(コーン)

NuAns Webサイト



「どうなる?! パソコン業界」に見る20年前のアップル社動向と考察 〜 予測は当たらない?!

本書は1994年4月25日に翔泳社から和訳出版された書籍である。著者のJone. C. Dvorakは今年63歳になるが、当時のラジオ番組「ソフトウェア/ハードトーク」に毎週出演し新聞やPC Magagin、InfoWorld誌などでコラムを執筆していた人気ジャーナリスト。その彼が副題の「ドゥヴォラックの大予言」とあるように業界の興味あるいくつかのポイントにつき近未来の動向の考察を試みた一冊なのだ。


古い時代の本など、何の役にも立たないと思われるかも知れない。しかしここではスティーブ・ジョブズが復帰する前のアップルの様子を知る上でも本書はなかなか面白い1冊なので今回あらためてご紹介してみたい...。

さて著者は冒頭で「業界の動きを観察し、そこから得られる情報を論理的に推理していけば、予測が成り立つ」として、「(今後の...)情報産業の世界では意志決定を誤ると、読者あるいは読者が属する企業、組織に経済的な損失をもたらすことがある」という本書の存在意義を記している。 

すなわち本書は出版当時のコンピュータ業界の内側を披露し、この業界がどのような方向へ進もうとしているのかをさまざまな角度から検討して、楽しみながら必要な情報が得られることを目的としているようだ。 

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※翔泳社刊「どうなる?! パソコン業界〜ドゥヴォラックの大予言」表紙


幸いなことに(?)、いま私たちは本書が発行された時から早くも20年の歳月が経過した時代に存在する。したがってドゥヴォラックが予測考察した結果あるいは経過の多くについて確認することができるわけだ(笑)。 
本書はパーソナルコンピュータそのものをはじめ、マイクロソフトやアップルについてそれぞれ各一章を費やしているが、ここでは勿論アップルの章を見てみよう。 

まず本書が発刊された1994年はAppleにとって、どのような時期だったのかをおさらいしてみる。 
その前年の1993年に、それまでのスカリーに替わりスピンドラーがCEOに就任している。そして1994年3月には最初のRISC CPUを搭載したPowerMacintosh6100/60および7100/66, 8100/800を発表した。その最新OSはSystem 7.5だった。 
またデジタルカメラのQuickTake 100の発表、Newton MessagePad 100,110の発売、Mac OSのライセンス供与を発表したのもこの1994年だった。 

アップルはいわば、様々な...出来うる限りの製品と方策を繰り出して、経営不振の状態を脱する努力を進めていた時期だったが、翌年1995年にマイクロソフトから発表予定のいわゆるWindows 95の足音がひたひたと聞こえていた時代でもあったからことは深刻だった。 勿論その2年後にスティーブ・ジョブズがアップルに復帰するなど誰も考えてはいなかった...。
ドゥヴォラックはまず良い意味でMacintoshがPCより優れており、その違いは大きいが、その違いの認識不足から、Macintoshの世界は自らを売り込むノウハウを見失っていると指摘する。 

この根本的な命題は常々指摘されてきたことだが、その原因が、Apple社内のジェネレーションギャップによるものであり、ある種の無秩序によって一層悪化していると筆者は書いている。いわゆる創立当時からのビジョンから遠のいてしまったことをApple衰退の要因と考えているわけだ。 

こうした問題だけでなくドゥヴォラックは企業理念の変化が悪い方向に表面化した例としてリック・ジョーンズというAppleに対するメディアを一手に引き受けて、マスコミとのパイプ役に貢献していたスタッフをAppleが重要な仕事とは認識せずに解雇してしまったという具体例も挙げている。
 
ドゥヴォラックは「リックを知るメディア関係者全員が、彼の解雇にショックを受けた」とし、このことがAppleという企業が自らを見失っている典型的な事柄であると強調する。続けて「アップルはリックのような人材さえ、どんなにこの企業に大切な存在かを認識できなかったのだ。しかもリックは高給取りではなかった。私には悪い予感がする」とこの項を結んでいる。 

PowerPCの重要性にもドゥヴォラックは記述し、「RISCチップは90年代後半の主流となる存在であり、アップルをコンピュータ革命の象徴的なリーダーとして再生させる力を持っている」とする。 
確かにRISCへの移行はいま考えればまずまずスムーズにできたといえるだろうが、Appleが再生できた直接の要因はRISCプロセッサによるものではなく、スティーブ・ジョブズの復帰と彼の主導でリリースされたiMacによるものだったことは周知の通りである。 

またドゥヴォラックはNewtonに没頭するAppleの姿勢を危惧しているが、これまた結果としてスティーブ・ジョブズがその開発中止を決断した。 
ドゥヴォラックは続けて言う。「現在使用されている重要な新技術には、一夜にしてセンセーションを巻き起こしたものなどない」とし、失敗に終わった日本の第五世代コンピュータプロジェクトをNewtonの失敗に関連づけて説明し、共に関係者のプライドのみで推し進められた気がすると解説している。この辺の「温故知新」的な一連の発言はそのまま当ブログのコンセプトに通じるものであり、考え方の基本には全面的に賛成だ。 

前記したリック・ジョーンズ氏解雇の問題ではないが、企業が力を付けるのは何も製品そのものの売り上げだけではなく、人材登用やその選任などが大きく関与することは我々もAppleの歴史から学ぶことができるだろうし、事実現在のアップルでジョブズに認められたジョナサン・アイブが目立った活躍をしていることは周知の事実だ。 

ドゥヴォラックは持論の「順応の連鎖反応」と関連づけてAppleの不甲斐なさを追求する。 
面白い例として著者はMacintoshの元祖であるLisaとMacintosh IIfxを比較している。それはLisaは高価格が原因でその販売戦略を失敗したとされているが、Macintosh IIfxも高価なのに何故に同じ批判をかわすことができたのか...という疑問だ。 

ドゥヴォラックはその原因として、Appleがフェラーリ的なプレステージ感覚を育てることに失敗していると指摘する。詳しくは本書を手にしていただきたいが、確かに筆者の言わんとすることは分かるものの、私にはLisaの失敗とMacintosh IIfx成功の違いはその原因が言うまでもなくApple自身にあるとしても、ドゥヴォラックの指摘だけが原因とは思えない。一言でいえば、その差は "時代" の違いであり、私は特にLisaの失敗の原因として、Appleはその時代...すなわち往時の市場と顧客の心をまったく読めなかったからだと考えている。 

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※1986年当時InfoWorld誌に「Inside Track」というコラムを連載していた時期のジョン・C・ドゥヴォラック氏(InfoWorld誌より)


さらにドゥヴォラックは「アップルは合併で没落する」「アップルはニュートン以上に製品ラインを拡大する」という項目を設けて持論を展開している。繰り返すが1994年の当時に、後になってスティーブ・ジョブズがAppleに復活することなど予測の範疇にはなかった(笑)。
赤字続きでアップルはいつどこかの企業に買収されるかも知れない、あるいは倒産の憂き目を見るかも知れないと考えられていた時代だったが、結果としてそのどちらの危惧をもジョブズが解決したことは言うまでもない。 

アップルを考察する最後は「教育とアップルIIの関係」と題して、「科学技術やビジネス、軍関係、産業界でコンピュータを活用した成功談はたくさんあるが、教育分野にはほとんどない」と嘆いている。ドゥヴォラックは学校にはMacintoshを導入すべきとしているが、同氏によればあるAppleの広報担当は「Macintoshを教育マシンと呼ぶのはタブーだった」という話を紹介している。この辺の感覚は最近までApple自身に蔓延していたように私も感じてきたし教育市場へのアプローチは決して上手ではなかった。 

さてAppleの章のみ、その概要をなぞってみたが、この「どうなる?! パソコン業界〜ドゥヴォラックの大予言」の原著名は「An Insider's Look at the Computer Industry」であり本来「大予言」的な意味はない。 
当時、例のノストラダムスの大予言といった書籍の売れ行きにあやかったものなのだろうが、実際の内容は予言というより考察と警鐘といった内容だ。
 
正直、予言といった記述に期待して本書を手にした読者は大いに消化不良を起こすかもしれないが、それは無論ドゥヴォラックの責任ではない。そしてその意見は本音を感じるものであり、賛否はともかく全体的に彼の論評には好感が持てるし局所的な認識はさすがにプロフェッショナルだ。 とはいえこの種の論評が如何に未来予測において役に立たないかという好例にもなると考え、今般古い書籍ではあるがご紹介した次第である...(笑)。

何しろ現実のアップルはこれまで幾多の企業成功物語の枠内というか常道といったものを遙かに超えた躍進を続けている。事実アップルの時価総額が先般7,000億ドルを超えたというニュースがあった。これはマイクロソフトの約2倍であり米企業初だという。いかにアップルの成長率が常識を越えたものであるかが窺え、これだけ登り詰めたとするなら後は下降するしかないと口さがない人たちは論じてもいるが、ご承知のように幸い今のところこれといった綻びは見えない。

アップルの未来がどうなるのか...それは正直分からないものの、識者とかエコノミストといったこれまでの物差しでしか判断できない人たちの言動に振り回され、一喜一憂することがいかに意味のないことなのかを今のアップルは教えてくれる...。

なお本書には他に「デスクトップ型パーソナルコンピュータ業界の動向」、「プラットフォームシフト」、「マイクロソフトの使命」、「マイクロソフトはマッキントッシュを打ち負かすことができるか」、「ハードウェアビジネスの今後」、「行き詰まりの技術と成長する技術」など魅力ある章がある古い本だが、今更あえて探すほどの1冊ではないものの、もし目にした時にはお手にとってみていただきたいと思う。 
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「どうなる?! パソコン業界〜ドゥヴォラックの大予言」 
 1994年4月25日 初版第1刷発行 

 著者:Jone. C. Dvorak 
 訳者:松田 浩 

 発行:株式会社翔泳社 
 書籍コード:ISBN4-88135-091-9 C3055 
 定価:本体1,800円 
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Apple純正ケーブルと連携するApple Watch用充電スタンド発売

フォーカルポイント株式会社は4月20日、プレミアムなアルミニウムとレザーをフィニッシュに採用した、Apple純正ケーブルと連携するApple Watch用充電スタンド「mophie watch dock for Apple Watch」を全国の取扱店を通じて発売すると発表。同社の運営するオンラインストアでも8,800円(税抜)で予約受付を開始した。


mophie watch dock

【mophie watch dock for Apple Watch について】
mophie watch dock for Apple Watch(モーフィー ウオッチドック フォー アップルウオッチ)は、Apple Watchをデスクトップやベッドサイドで手軽に充電可能な、Apple純正ケーブルと連携する充電スタンド。高品質なアルミニウムとレザーを使用したスタンドにApple Watchを置くだけで、簡単に充電が開始される。

[製品の主な特徴]
1.純正充電ケーブルと連携
  アップル純正のApple Watch充電ケーブルと連携してApple Watch各モデルのデスクトップ充電スタンドとして使用することができる。アップル純正ケーブルを底面から内部に通して、既成品のような充電ドックが完成。専用の充電スタンドが付属していない「Apple Watch」と「Apple Watch Sport」でも手軽に充電可能。

2.アルミニウム製スタンドでApple Watchを充電
  本製品のフィニッシュには高品質なアルミニウムが使用されており、Apple Watchや他のアップル製品との相性が良いデザインに仕上がっている。デスクやベッドサイドに設置すると美しいインテリアに早変わりする。

3.プレミアムレザー製パッドを使用
  Apple Watchの接着部分とスタンドの台座部分にはシボ加工を施したプレミアムレザーが敷かれている。滑らかな高級感を演出するとともに、Apple Watch本体やバンドのバックルを傷つけるのを防ぐ。

4.Apple Watchを適切な高さに設置
  本製品を使用することで、Apple Watchをデスクトップやベッドサイドで充電しながら、時間や通知を確認するのに最適な高さに設置することができる。

※マグネット式充電ケーブルは付属しない。本製品の使用には別途、Apple Watchに付属するアップル純正「マグネット式充電ケーブル」が必要。

[対応モデル]
・Apple Watch
・Apple Watch Sport
・Apple Watch Edition
※ 38mm/42mmの両モデルに対応

定価:はオープンプライスだが、オンライン直販価格: 8,800円(税抜)。発売時期は5月上旬予定。

mophie watch dock for Apple Watch 製品ページ





Apple設立39周年に思うAppleとの出会い

少し話題が遅くなったが、今月4月1日はご承知の方も多いようにAppleが創立39周年を迎えた日である。ところで39年前の1976年、Apple Compiter Companyはスティーブ・ジョブズ、スティーブ・ウォズニアックそしてロン・ウェインの三人で設立された。その同年私は初めて個人向けのコンピュータというものを意識したことでもあり、今回は私とAppleの接点を思い出してみた。


私自身の39年前すなわち1976年は決して良い年ではなかった。翌年の1977年に結婚式を挙げる事になっていたが、勤務していた会社を辞める決心をしていた時期でもあったからだ...。そして金もなかった(^_^;)。
そんなもやもやしていたときにいわゆるマイコンと出会うことになる。そしてNEC TK80というマイクロコンピュータ・トレーニングボードが発売されたのがその1976年8月なのだ。

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※NEC TK80 マイクロコンピュータ・トレーニングボード (株式会社技術少年出版提供)


価格は88,500円だった。しかしこの組み立てキットを知ったものの、ハンダごてを使う組立に自信がなかったことと予算の問題で結局翌年1977年12月(結婚の翌月)に組立済みとして販売された富士通FACOM LKit-8を秋葉原に出向いて電源込み100,000円で購入した。

記憶もすでに薄れてしまったがこの1976年とか1977年にApple Computer社とかApple 1 あるいはApple II といった類の情報を知っていたかどうかについては正直心許ない。
但し1978年にはすでに「I/O」とか「マイコン」といった月刊誌を読み、簡単なプログラムなどを投稿していたからそうした雑誌の端端から最新情報は得ていたはずだ。

そしてこの年の12月にコモドール社のPET2001というオールインワンコンピュータを298,000円で購入したが、その購入に際してはじめてApple IIをはっきりと意識したことを記憶している。
何故なら本当はカラーをサポートしていたApple IIを欲しかったがあまりにも高価で手が出ずにPET2001を購入することにしたからだ。したがって1978年にはApple IIというパーソナルコンピュータの存在を文字通り高嶺の花として知ったことになる。

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※コモドール PET2001。画面は最初期の麻雀ゲーム


私がApple IIの実物を最初に見たのはその1978年であり、場所は池袋の西武百貨店だった。
いまから思えば至極単純でアニメーションというよりスライドショーとも思えるものだったが店頭にディスプレイされたモニターTVには、ワインあるいはウィスキーのボトルから確か...シャンパングラスに色づけされた中身が注がれるという映像だった。無論ボトルもグラスも3Dなどではなく単なる線画だったが私の目にはそれが大変美しく映った。そしてパソコンで絵を描き動画を作れる可能性を発見して驚喜した。

結局私がApple IIの構成部品を秋葉原で買い求め、いわゆる非合法のコピー品を組み立てたのが1982年6月、そして自責の念から(笑)何とか本物のApple II J-Plusを買ったのが同年12月であった。
その間に前記したPET2001の他、シャープのポケットコンピュータPC-1210、カシオのデスクトップコンピュータFX-9000Pなども手元を通過していったがApple IIは特別の存在であり多くの夢を与え続けてくれた。

私はこのApple IIやその後のApple IIeでゲームは勿論、カラーグラフィックス、ビデオデジタイザ、ミュージック・シンセサイザー、3D、音声認識と音声合成、アニメーション、ネットワーク、ワードプロセッサ、スプレッドシートなどを実体験しただけでなくBASICを始めとするTINY Pascal、LOGO、LISPといったいわゆる当時の高級言語とよばれる開発環境を勉強しパーソナルコンピュータの可能性に大いに触発されたのだった。

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※本来は計測用機材だったビデオ・デジタイザで写真や図版を取り込むことをApple II で始めた(1982年)


今から思えば「パソコンで絵を描く」「パソコンでアニメーションを作る」といった夢がそのまま続き、結局パーソナルコンピュータのソフトウェア開発を仕事にしてしまったそもそものきっかけがApple IIだったといえる。
但し振り返ってみると当時はApple IIという製品そのものに興味のほとんどが向いており、それを開発したApple Computerという企業や、ましてやスティーブ・ジョブズならびにスティーブ・ウォズニアクたちのアメリカンドリーム云々の話には興味はなかった。というよりそうした情報がほとんど入ってこなかったことも原因だろう。

そもそもAppleという会社のイメージは良いものではなかった(笑)。価格が高いのはともかく、製品にバラツキがありサポートも不十分で漏れ聞こえる噂からは傲慢なベンチャー企業といった感じを受けていた。そして手元にあるApple IIというパソコンをいかに使うかといった情報以外の情報は遠い米国の話であり、私たちには関係のないことと認識していた。

私がApple Computerという企業を意識し始めたのはやはりMacintoshが登場した1984年以降であった。そして企業としてのAppleをきちんと意識せざるを得なくなったのはこれまた私が起業しアップルコンピュータのデベロッパーとして活動を開始した1989年からである。さらに1987年に3Dの祭典SIGGRAPHに出向いたことを皮切りに翌年からサンフランシスコやボストンで開催されるMacworld Expoに出向くようになった。そうした関係から国内にはなかなか入ってこない幾多の最新情報に直接触れることができるようになったことがAppleへの興味を増幅させることになった。

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※1987年7月米国ロサンゼルス/アナハイムのSIGGRAPHイベント会場前にて。初めての渡米だった


今から思えばApple IIに...Macintoshに出会っていなければ現在の私は存在しなかったはずだ。そして結果論ではあるが1989年から2003年の間、どっぷりとAppleあるいはアップル業界に両足を...否、頭の先まで突っ込むはめになった(笑)。
その足かけ14年間は僭越ながらデベロッパー各社の中でも常にアップルビジネスの最前線で活動でき、良くも悪くも激動のその場その場にいたことを今では誇りに思っている...。

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※前記SIGGRAPH '87の展示会場にはAppleのブースもあった


とはいえ正直に言えばそれらのビジネスで受けた様々な経験・体験は楽しい事ばかりではなく現在でも公言することがはばかれる幾多の出来事もあった。
いずれそうした心的封印が解ける時期もくるだろう。その時にこそ日本のアップル市場を俯瞰した目で眺めながら私なりの「実録アップル/ソフトハウス物語」でも書いてみようと思っている(^_^)。

この4月はご承知のようにApple Watchが販売開始となるが、あらためて「よくもまあ...公私ともに...飽きずにAppleとつきあってきた」とつくづく思う。
そのApple Watchが予定どおり到着したらそのApple Watchと共に30数年もAppleと付き合ってきた自分に祝杯をあげようと思っている...。



ラテ飼育格闘日記(437)

ラテとの散歩途中、様々なワンコおよびその飼い主さんたちとすれ違う。それぞれが意に合ったワンコとの向き合い方…飼い方をされているのだろうが、果たしてオトーサンとラテとの関係は他人から見てどのように映るのか…。満開の桜に酔ったのか、フッと思ったりした…。


先日夕方の散歩途中、少し遠くの公園に立ち寄った帰り道に後ろから年配の女性に声をかけられた。
「ワンちゃん、きちんと飼い主さんの横に付いているだけでなく、飼い主さんより前に出ないで歩いていますが厳しく訓練されたんですか?」と…。どうやら以前にワンコを飼っていた人らしい。
普段はそうしたことなど慣れっこになっている感もあって意識していないというか、当たり前すぎて良いとか悪いとか感じる時期は過ぎたというべきか…。

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※いまにも何か言い出しそうな表情だ...


そういえば前方に猫が横切った…といったようなことがない限り、ラテは通常確かにオトーサンの左右を行き来するものの、どちらにでもきちんと横に張り付いて歩く。また休みたいと座り込むことはあってもリードを強く引くこともほとんどなくなっている。さらに今年の6月で9歳となることと関係するのだろうか、興が乗ればオトーサンと砂場を走ったり、それこそ野良猫を追いかけたりもするが、普段の歩みは幼犬時代のそれと比較すると些か遅くなった。

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※路面で動かなくなったラテに覆い被さって遊ぶオトーサン(笑)。ラテも嬉しそうだ


まあ、オトーサンもラテを飼ってから同じだけ歳を重ねたから体力も落ちている。それでもオトーサンのせっかちな歩き方の方が弱冠早いためにラテがオトーサンの脇にピタリと付いても前に出すぎず飼い主を立てて歩いているように見えるのだろう。決してラテはオトーサンを立て「師の影を踏まず」というわけではないのだが(笑)。

しかしラテと散歩しているといろいろと声をかけて下さる方がいて楽しい。無論中にはカップ酒を片手に持って近づくオッチャンもいるが、やはり大人も子供も女性が圧倒的に多いのも1人の男として興味深い…。やはり母性も関係しているだろうし赤の他人に声をかけるという良い意味での優しさは女性特有のものなのか…と思いつつ、亡くなった母を思い出す。

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※ラテが一番嫌いなものはレインコート、2番目は雨だ


大正生まれの母は…というかその年代の人たちは総じてそうだったように思えるが、今で言う人と人との垣根みたいなものをまるで考えずに生きていたように思える。
電車に乗れば子供を抱いている見も知らずの母親に近づき赤ん坊をあやし始めるし、バスや新幹線では隣や前に座った人に必ずと言ってよいほど声をかけて世間話をする。それは人の良さというのではなく、時代の性なのだろうか。相手が新幹線から降りれば「あの人、見かけより歳いっているよ」などと悪たれもつく(笑)。

ラテに声をかけて下さるおばさんたちの姿を見ていると親不孝のオトーサンでもときに母の姿とオーバーラップしてくる。中には他人の空似とは分かっているものの亡き母の後ろ姿に生き写しのような人もいて思わずオトーサンは立ちすくむこともあった。それに人は歳をとると皆似てくるように思う(笑)。
中にはわざわざ乗っていた自転車から降りて「犬種はなんなの?」とか「いくつになった?」「老犬かい?」、あるいは「いい子だねぇ!」と近づいて来る人もいる。

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※桜に囲まれながらの散歩


とはいえほとんどの場合、ラテは声をかけられ視線を合わされると大人の場合は吠え始める。だから長話はできないのだが…。
「おかしいねぇ。私は大の犬好きでさぁ、犬に吠えられることってなかったけどねぇ。あなたはなんで吠えるのよ…」とラテに文句を言いながら去って行くおばさんもいる(笑)。

そのおばさんの背中に向かってなおも追い立てるように吠え続けるラテもラテだが、やはりラテにとっては子供たちが一番気を許せるようで、子供たちが数人遊んでいる所に出くわすとそれこそ見も知らずの子供たちにニコニコと笑顔で近づこうとする。そんなときまるでラテが大正生まれのオバサンみたいに思えてくるオトーサンであった(笑)。



Apple Watchは「デジタル式時計」か、あるいは「アナログ式時計」なのか?

一般的にデジタル時計といえば数字による時刻表示機能をもつ時計のことをいう。そのデジタル時計にも電子式と機械式(物理的な数字パネルを捲ったりスライドさせたりする)があるが、先日知人からApple Watchの時計機能は一体何と呼んだらよいのだろうか…と聞かれた。アナログ式なのか、あるいはデジタル式なのか?


Apple Watchの文字盤は液晶ディスプレイに表示されるアニメーション画像といってよいから実態はない。ただしこれまでのデジタルかアナログかといった定義でApple Watchを見ると些かわからなくなってくる。無論あくまで開発側から見ればApple Watchを腕時計と捉えては誤解が生じるし、あくまでiPhoneをベースにした拡張デジタルガジェットと見るべきだが、ここではその時計機能のみに焦点を当てたお話しである...。

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※Apple Watchの時計表示は液晶ディスプレイなので何でもありだ...


なぜなら、これまで定義としてデジタル式か、あるいはアナログ式かは、時刻を測る内部装置の問題ではなく表示側の機構で定義されてきたからだ。
したがって内部は電子式であっても、その表示が物理的な針と円盤であれば、それはアナログ式時計とよばれる。市販されているクオーツ腕時計の多くもこの範疇に入る。

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※この腕時計は機構はクオーツだがアナログ式腕時計と呼ばれる


しかしApple Watchは機構が電子部品からなっているのは疑いないが、その表示はアナログ式を模したものであり液晶ディスプレイに文字盤と針といった映像をアニメーション的に表示させたものだ。さらには数字によるデジタル表示もできるわけで、ディスプレイなのだから何でもありだ(笑)。では前記の定義からしてApple Watchはデジタル式時計なのか、あるいはアナログ式時計と呼ぶべきなのか...。

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※ハンドメイドの高級機械式腕時計の一例。プラチナケースでトゥールヴィヨン搭載アランシルベスタイン一品物。1994年発表で当時の価格は1,350万円。カタログより転載


こうして考えると今更ではあるが、Apple Watchのような腕時計はこれまでほとんどなかったことがわかる...。したがってこれまでの「デジタル式時計」「アナログ式時計」といった定義の範疇から見事にはみ出ているわけで、こんなところにもApple Watchのユニークさが見て取れるのではないだろうか。

対してスマートウォッチという便利な呼び名もあるが、Apple Watchはこれまた単純にこれまでのスマートウォッチという概念には納まらない柔軟さと拡張性を備えている。
Apple Watchは「デジタル式時計」なのか、あるいは「アナログ式時計」なのか?
さまざまな視点から眺めてはいるが、今のところApple Watchは「アップルウォッチ」と呼ぶしかないようだ(笑)。


Apple Watch講座

2015年4月10日からApple Watchの予約がスタートした。発売は同月24日だが、これからもApple Watchに関する情報は多々登場するものと思われる。当ブログでも入手前、そして入手後も様々な角度からこの新しい製品を追いかけてみたい。
ということで当研究所が独自の視点でお届けするApple Watchに関係するアーティクルを一覧にまとめておくのでご一読いただければ幸いである。


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最高級の防水・防塵性能と耐衝撃性を備えたiPhone 6 Plus用ケース「Catalyst Case」発売

トリニティ株式会社は4月15日、防水・防塵の国際規格「IP68」を取得、他社を凌駕する水深5mと、2mの耐衝撃性能を兼ね備えたiPhone 6 Plus用ケース「Catalyst Case for iPhone 6 Plus」を全国の家電量販店、および一部雑貨店を通じて4月22日より販売すると発表。なお、本製品はTrinity Online Storeでも取り扱いする。


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Catalyst Case for iPhone 6 Plus
[ カタリスト iPhone 6 Plus 完全防水ケース ]

カタリスト iPhone 6 Plus 完全防水ケースは、防水と防塵の国際規格であるIP試験で最高の等級を表す「IP68」を取得、最大5mまで水中での使用が可能。
海やプール、風呂などでもiPhoneを楽しむことができ、さらにアウトドアやスポーツなど耐久性を要するさまざまな環境でも安心してiPhoneを使用することができる。

・水深5m完全防水
・2mの耐衝撃プロテクション
・最高レベルの耐塵性
・JIS規格 最上級「IP68」取得
・アメリカ国防総省 軍事規格「MIL-STD-810」準拠
・容易な着脱
・奥行き12.3mmの超薄型設計
・特許取得マナーモード切替ダイヤル
・ハードコート光学カメラレンズ
・クリアなスピーカー音再生
・ケース使用時にすべてのボタンと機能が使用可能
・タッチスクリーン対応
・指紋認証技術「Touch ID」対応
・ストラップ同梱

▽ 価格/市場予想価格
オープン/市場予想価格:10,000円(税抜)

▽ タイプ/型番/JANコード
Black / CT-WPIP145-BK / 4582269473932
White / CT-WPIP145-WT / 4582269473949

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Apple、本日から医学研究者向けにResearchKitを提供と発表

アップルジャパンは4月15日、Apple本社が4月14日付けで発表した報道の抄訳として、医師や科学者その他の研究者が、モバイルデバイスを使って参加者からより頻繁に、より正確にデータを収集する手助けをするための、医療や健康に関する研究用に設計されたソフトウェアフレームワークであるResearchKitを研究者や開発者向けに提供開始すると発表した。


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ResearchKitを使って開発された最初の研究アプリケーションには、ぜんそく、乳がん、心臓血管疾患、糖尿病、パーキンソン病を研究するものなどがあり、App Storeで提供開始後最初の数週間で60,000人以上のiPhoneユーザが登録した。本日から世界中の医学研究者はResearchKitを使って独自のアプリケーションを開発することができ、また開発者も新しい研究モジュールをオープンソースフレームワークに提供することができる。

Apple Press Info



ロシア版シャーロック・ホームズ「アグラの財宝」と「20世紀が始まる」のDVDを入手

ロシア版シャーロック・ホームズにはまっている…。それらは冷戦時代にソ連で制作され同国国営テレビで放映された、イーゴリ・マスレンニコフ監督による一連の作品であり、その出来は本場イギリスでも正統派ホームズ作品として高い評価を得、2006年にはホームズ役のワシーリー・リヴァーノフが英国女王より大英帝国名誉勲章を受けたほどだ…。


ところでロシア版シャーロック・ホームズの連作は以下の通り全部で5本作られている。

・「シャーロック・ホームズとワトソン博士」134分、1979年
・「シャーロック・ホームズとワトソン博士の冒険」193分、1980年
・「シャーロック・ホームズとワトソン博士の冒険:バスカヴィル家の犬」147分、1981年
・「シャーロック・ホームズとワトソン博士の冒険:アグラの財宝」146分、1983年
・「シャーロック・ホームズとワトソン博士の冒険:20世紀が始まる」150分、1986年

ただし日本では現時点第1作から第3作までの3本が日本語字幕対応版としてDVDソフト化されているものの、今のところ4作目と5作目は発売されていない。なおロシア版「シャーロック・ホームズとワトソン博士」「シャーロック・ホームズとワトソン博士の冒険」そして「シャーロック・ホームズとワトソン博士の冒険:バスカヴィル家の犬」については過去に取り上げたことがあった。それぞれリンクを貼ったのでご参照願いたい。

ともかくシャーロッキアンの端くれとしては第1作から第3作までの出来からして是非にも4作目と5作目も見たいと思うのが人情だ。
なにしろ4作目の「シャーロック・ホームズとワトソン博士の冒険:アグラの財宝」は正典(原著)でいう「四つの署名」と「ボヘミアの醜聞」を組み合わせた作品であり、5作目の「シャーロック・ホームズとワトソン博士の冒険:20世紀が始まる」は「最後の挨拶」をベースとしながら「技師の親指」と「第二の血痕」そして「ブルース・パーティントン設計書」をミックスしたストーリーである。なおそれぞれは第1部と第2部の2部構成となっている。

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※国内未発売の「シャーロック・ホームズとワトソン博士の冒険:アグラの財宝」(右)と「シャーロック・ホームズとワトソン博士の冒険:20世紀が始まる」(左)のロシア版DVDパッケージ


国内販売されていないその2作品はeBayで探して手に入れたが、当然のことながら日本語字幕がなく英語の字幕を追いながらDVDを見ることになった。無論ロシア語はまったく分からないし英語の字幕も目で追っていると私の語学力ではなかなか追いつかず非常に疲れるが、そもそも正典のエピソードを熟知していることもあってひとつのシーンでどのような会話がなされているか分かるのが我ながら面白い。

ということで少々ネタバレとなるが、そもそもがよく知られたストーリーだからして、今回はそのロシア版「シャーロック・ホームズとワトソン博士の冒険:アグラの財宝」と「シャーロック・ホームズとワトソン博士の冒険:20世紀が始まる」の素敵な見所をご紹介してみたい。

さて前作同様、ヨーロッパやアメリカで幾多のホームズ物が作られてきたが、ロシア版シャーロック・ホームズは繰り返すもののストーリー展開は巧妙に変えてはいるがストーリーの基本は正典にかなり忠実に作られていることが優越といえるし、正典の気品を失っていない点は好感が持てる。また脚本が優れているのだろうが目の付け所が非常に面白い。
そしてそもそもがテレビ放映用として企画されたとはいえそのクオリティも含めて劇場用の作品として実際に公開されたこともあるほど昨今のせっかちで予算もかけない作品群とは違っている…。これらが英国でのロケもなくすべてレニングラード(現サンクト・ペテルブルグ)で撮影されたというのだから驚きだ。

「アグラの財宝」での見所はまず事件解決後にワトソンの妻となるメアリ・モースタン嬢がこれまでの映像作品に登場するどの女性よりもワトソンが守ってやりたくなるような可愛い人だったことか…(笑)。特に正典にある「彼女の顔は目鼻立ちがととのっているのでも、顔色が美しいわけでもなかったが、人好きのする可愛らしい表情をしており、大きな青い瞳は気高く、優しさにあふれていた」とある通りのピッタリのキャスティングには思わずニヤリとする…。
またモースタン嬢が家庭教師として住み込んでいるフォレスター夫人とその環境も映像化されていること、さらにハッピーエンドとしてワトソンとモースタン嬢のキスシーンがあるのも嬉しい。

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※ロシア版「シャーロック・ホームズとワトソン博士の冒険:アグラの財宝」DVDパッケージ背面


「アグラの財宝」の第2部はホームズの回想シーンで「ボヘミアの醜聞」が語られる。ホームズにとって特別の女性といわれるアイリーン・アドラーの姿もなかなか原典の描写を彷彿とさせる…これまた納得のいくキャスティングだ。
この回想シーンは第1部との直接的な繋がりがあるとは思えず少々不自然な展開ではあるが、まあアイリーン・アドラーが拝めるのだから良しとしようか...。
そういえばベーカー街遊撃隊の面々を見ることができたのも楽しい。ちなみにこのベーカー街遊撃隊を構成するストリートチルドレン達を見本として江戸川乱歩が明智小五郎シリーズに登場させたのが少年探偵団…ということはご承知の通り...。

また正典とあえて違う点もある。例えば正典では「四つの署名」はスコットランドヤードのアルセーニ・ジョーンズが事件を担当するが、本作品では常連のレストレード警部になっている。またタールの臭いを追う犬の名だが正典はトビーのはずがトリーというブルドッグに、ジョナサン・スモールがテムズ川を逃げる際に借りたボートの名が正典ではオーロラ号のはずだが本編ではディアナ号と変えられている。

特にボートの名の変更理由だが、西周成著「ロシア版ホームズ完全読解」によれば、”オーロラ” とは製作時点のソ連時代、ロシア革命の象徴のひとつだった巡洋艦と同名ではまずい...という判断だったとのこと。お国柄と時代背景の妙がこんなところにも反映されているわけだ。

さてその4作目「シャーロック・ホームズとワトソン博士の冒険:20世紀が始まる」は「シャーロック・ホームズとワトソン博士の冒険:アグラの財宝」以上に面白かった。

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※ロシア版「シャーロック・ホームズとワトソン博士の冒険:20世紀が始まる」DVDパッケージの背面


これまでグラナダ版でも映像化されていない「技師の親指」やホームズが探偵の職をやめて蜜蜂の養殖をしているという「最後の挨拶」と「第二の血痕」および「ブルース・パーティントン設計書」をミックスし、ストーリーを再構成して世界大戦間際の緊張感を出している。
「技師の親指」は正典にもあるとおり、ワトソンが結婚直後のある日、血だらけの患者が診療室に連れてこられるところから始まる。入り口で対応したのが前作で登場したメアリ・モースタン、結婚後だからメアリ・ワトソンその人である...。

また「第二の血痕」のストーリーも面白いし英国ベリンジャー首相を演じたのはソ連時代の「ハムレット」の名優イノケンティ・スモクトゥノフスキーだが貫禄や威厳は勿論大変いい味を出している。
ホームズといえば似合わないあごひげを生やしアメリカ人のアルタモントと名乗りドイツのスパイ、フォン・ボルグの信頼を得ていたしボルグ家の家政婦マーサ夫人が実はホームズが送り込んだハドソン夫人だったりとシャーロッキアンを喜ばせる仕掛けも多々ある。さらにシャーロックの兄、マイクロフトが仕事をしているシーンも愉快だ。そして双発飛行機やバイクそして電話機なども登場し20世紀を暗示させるに十分だ。

ともかくベースとなるストーリーはシャーロッキアンならずともよく知られているわけでストーリー展開や推理の妙で観る者を驚かそうといったものではなく、ホームズとワトソンの深い友情を軸にお馴染みの登場人物たちが個性豊かに魅了させてくれるのは嬉しい。
とはいっても是非近いうちに日本語字幕版をリリースしていただきたいと願っている。



Apple、WWDCを6月8日にサンフランシスコのMoscone Westで開幕

アップルジャパンは4月14日、Apple本社報道の抄訳として本日、26回目となる恒例のワールドワイドデベロッパカンファレンス(世界開発者会議、以下WWDC)を6月8日から12日にかけて、サンフランシスコのMoscone Westで開催すると発表。


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今回のWWDCではこれまでより多くのセッションがデベロッパ(開発者)向けにライブストリーミングされる。WWDCは、Appleの名高いデベロッパコミュニティーが一堂に会し、iOSとOS Xの未来について学び、世界で最も革新的なアプリケーションを作る手助けをする場となる。WWDCでは、100以上のテクニカルセッションが行われ、1,000人以上のAppleエンジニアの参加、ハンズオンラボによりデベロッパが新しい技術を自分たちのアプリケーションに組み込み、アプリケーションを改良する手助けをするほか、Apple Design Awardsも同時に開催され、昨年以降新たに配信された数々のベストアプリケーションが表彰される。

デベロッパは本日から米国太平洋夏時間4月17日(金)午前10時 (日本時間 4月18日 午前2時)まで、WWDCのウェブサイト (developer.apple.com/wwdc/tickets) を通じてチケットを申し込むことができる。そしてランダムに選ばれた参加者にチケットが発行され、デベロッパは米国太平洋夏時間4月20日 午後5時(日本時間 4月21日 午前9時)までに申込み状況を知ることができる。また、最大350のWWDC Scholarshipが用意されており、学生および世界各国のSTEM参加組織のメンバーを対象に、無料チケットを獲得できるチャンスが提供される(developer.apple.com/wwdc/scholarships) 。

Apple Press Info



「Netatmo ウェザーステーション」レポート〜セットアップ編

「Netatmo ウェザーステーション」を購入し、屋内外の気温や湿度はもとより、屋内の二酸化炭素濃度にまで注視して快適な毎日を過ごそうと考えたのは勿論だが、その仕組みや精度そしてユーザインターフェースなどに興味を持った次第。今回はセットアップを試みたレポートをお届けしたい。


とはいってもセットアップは実に簡単である。問題は前回も指摘したが屋内用のステーション・モジュールおよび屋外用モジュールをどこに置くかだ。
今回購入したパッケージにはステーションと屋外用モジュールがひとつずつ同梱されており屋外は我が家の場合はマンションなのでベランダのどこかとなるわけだが、ステーションもどこにするかを決めなければならない。

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※「Netatmo ウェザーステーション」、右がステーションで左が屋外用モジュール


さて各ユニットのセットアップはMacからでもiPhoneからでも可能だが私はMacで実行してみた。その為には事前に指定のアドレスにアクセスして専用アプリケーションをダウンロードしインストールしておく必要がある。またiPhone 6 PlusでもモニターできるようにとApp Storeから “NetatmoWizard” アプリをも取得しておいた。

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※Mac版のセットアップアプリをダウンロード


まずステーション・モジュールをメインマシンのUSBに接続する。実際に活用する場合には仕事部屋かリビングに設置するとしてもまずはセットアップができてからだ…。
Mac版のセットアップアプリを起動し、ガイダンスに従って設定を行うが、正しくUSBに繋がっていれば検出されたというダイアログが出る。要はID (メールアドレス)とパスワードを設定し、Wi-Fiを選択することで専用サーバーにアクセスできるようになるわけだ。それだけで接続およびセットアップは完了した。

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※USB接続したステーションが認識された


ただし後で分かったことだが iOSアプリからセットアップすると一端Bluetoothでのペアリングが必要のようだしMacではガイダンスどおりに何の問題もなくセットアップできた。

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※ステーションの基本セットアップは完了


続いて屋外モジュールのセットアップだが、モジュールの円筒カバーを軽くねじって外し、バッテリーケース蓋にある2本のねじを外す。そして付属の単4乾電池2本をプラスマイナスを間違えないように入れてしっかりと蓋を閉め、カバーを元通りにする。

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※この構造であれば少なくとも多少の雨ならバッテリーケース内に雨水は入らないように思えるが...


ただし付属の和文取扱説明書の記述が実際とは違うので混乱するが、製品自体がアップデートでもしたのだろうか…。この点は正規代理店のフォーカルポイント社の責任としてより明確な解説をするべきだ。

ともかく「裏蓋をコインなどで開いて」とあるものの実際には前記したように円筒カバーを外し、バッテリー蓋を外すためにコインなどは不要だ。また正しく電池をセットすると「上の部分が緑に点灯」とあるが、実際にはモジュールの底が緑に点灯する。特に無線LANの接続設定などは不要だ。

※後で屋内追加モジュールを購入したらそれはまさしく蓋を開けるのにコインなどが必要な仕様となっており、前記の取説どおりだった。屋内追加モジュールと最初から同梱の屋外モジュールを代理店が取り違えているのか…。

ともあれこうしてセットアップはあっけなく終わった。
とはいえ屋外モジュールの設置で重要なのは無線LANが届く場所であること、風通しが良く直接日が当たったり雨がかかる場所でないことだという。無線LANうんぬんは当然としても雨がかからない場所となるとマンション住まいにはなかなか難しい注文だ。なおステーションと屋外モジュールがWi-Fi電波をどれほど捉えているか、屋外モジュールのバッテリー残は測定値を読む中で常に確認できる…。

さて、Macからブラウザで測定データを読むために専用サイトにアクセスするとデータ読み込みに数秒かかるが、屋内・屋外共に多くのデータが一望に確認でき便利だ。

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※Macからブラウザで測定値にアクセスすると多くのデータが一望でき、表示アイテムもカスタマイズ可能


ただしやはり手軽なのは iPhoneでの確認だ。
念のために申し上げるとこの「Netatmo ウェザーステーション」システムは屋内・屋外モジュールのセンサーで測定したデータはインターネットを通じてNetatmoの専用サーバーに送られる仕組みだ。したがってセットアップ時に登録したメルアドとパスワードを使って当該専用サーバーに接続すればユーザーはどこにいても「Netatmo ウェザーステーション」による測定結果を確認することができるわけだ。

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※iPhoneの専用アプリで測定値にアクセス。上が屋外で下半分が屋内表示になっている(上)。(i)をタップするとヘルプが表示し各機能の詳細へのアクセスも可能(下)


iOS用のアプリもなかなかよく出来ていて分かりやすい。それらの様々なデータをどう活用するかがユーザーの楽しみであり工夫のしどころで、例えばAPIも公開されているとのことなのでサードパーティーならずともプログラミングができる人は関連ソフトウェアの開発も可能だ…。
またスペックどおりなら各モジュールで測定する誤差も気温で±0.3℃、湿度で±1 mbar、二酸化炭素濃度で±50 ppmまたは±5% だというから信頼に値するものだといえる。

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※屋外専用表示の例


事実これまで室内のCO2濃度などに気を使ったことなどなかったが、これで気温と湿度は勿論、CO2濃度の結果から換気が必要かどうか、騒音や温度・湿度ならびにCO2などの総合判断として空気質の良し悪しも確認できるわけで、健康管理にも役立てたいと考えている。なお測定をピンポイントで得るためには設置場所の登録が必要となる。しかし共用などの過程で正確な住所などを知られるのはセキュリティ上まずい…。その場合は地図上に表示する設置場所のアイコンを測定値に大きな違いを生じないと思われる範囲で近隣の適当な位置にずらしておくことをお勧めする。

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※iPhone専用アプリによる屋内表示一覧例。CO2濃度と騒音値が確認できる


ということで言うことなしの製品のようだが一点本製品を使う際に不安な点がある。それはこのシステムは繰り返すが測定データは、Netatmoのサイトにアップロードされ、そのサイトをパソコンのブラウザや iOSアプリなどで見るという方式だ。測定データ閲覧は常にNetatmoのサーバーからダウンロードする形式なので、もしNetatmoの会社が無くなれば、この観測装置ならびにシステムは、使い物にならなくなる。

まあ…まだ十分活用していない前から心配しても始まらないが(笑)、実用面はもとよりCO2濃度などこれまでほとんど意識しなかったことに注視するきっかけとなったことは意義深いことだと考えている。






ラテ飼育格闘日記(436)

雨の日も風の日も…ラテはお陰様で元気ですがオトーサンはかなりへばっている…。しかしラテも気温が上がった日はすでに歩きが鈍くなり言うことを聞かなくなりオトーサンと喧嘩が多くなる。しかしワンコと面と向かって喧嘩し気分を害しているオトーサンは我ながら可笑しなオヤジだし人間が出来ていないと思わざるを得ない…。


せっかく散歩に出て、今日はこちらの方面に向かってみようか…と考えながら家を出た途端に反対側にリードを引く娘に思わずムッとする(笑)。なにかこちらの思いを見透かしているようだが、どうにもオトーサンの向かおうとする反対に行こうとしているようで思わず腹が立つ。

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※この表情を見ては怒る気も失せる...(笑)


思わず「おい、お前は誰のおかげで大きくなったと思ってるんだ」と昔のオヤジの言いぐさと同じ恩着せがましい文句が出そうになるが、一方でワンコに腹を立てている自分が可笑しくアホらしくなってくる。ラテはそんなオトーサンの思いなどまったく知らないといった風にルンルン歩いて行く…。
気分を害したオトーサンもラテのレインコートを着て歩くお尻を見ていると可愛くて思わず笑顔がこぼれる。もう最初から喧嘩にならないわけだがそれだけに…腹が立つ(笑)。

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※ラテはレインコートを着せられるのが大嫌いだが、これはこれでなかなか可愛いのだが...


とはいえラテを飼い始めて1年2年はなかなか勝手も分からなかったしラテの思考パターンや好みといったあれこれも分からなかったために色々と試行錯誤を繰り返さざるを得なかった。しかし最近は我々人間と同様な価値観や思考方法であるはずもないが、常にラテはオトーサンの言動を観察してこちらが何を考えているのか、この瞬間なにをするのかを注視していることを分かったし、基本的にオトーサンが理解している以上の知恵者であることも思い知らされている。だからこそ「こいつめ!」と思ってしまうのだ。

こちらの気持ちも分からず、分別もない相手なら意にそぐわない行動をしてもそれはそれで仕方がないと割り切れるが、ラテと日々密着で一緒に生活してきた中でこの娘がどれほど感受性に優れ、記憶力も抜群で感情豊かなワンコであるかを思い知らされているだけに腹が立つのだ。明らかに “わかって” 反抗していると思われるからだ。

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※オトーサンのキャップを乗せると意外に喜んでいる!


しかしそうした行動もラテにとってはある種の遊びなのかも知れない。オトーサンの反応をある意味で楽しんでいるようにも思え、一瞬でも本気で頭にきたオトーサンはアイコンタクトしてきたラテの面白がっているかのような表情を眺めながら反省するしかない…。
まあ、自宅では本当に手のかからないワンコなのだから外に出たときぐらい思うようにさせてあげたいと思ってもやはり安全が第一だし、時間だって制約があるわけだが、それを仕方がないとはいえラテは分かってくれないので時にお互いの思いが対立するわけだ。

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※オカーサンとの視線の先にはなにがあるのか?


とある夕刻…ラテはオトーサンの仕事部屋に来て、オトーサンを見上げながら「ワオ〜ン」と声をあげる。オトーサンの気を引こうとしているわけだが眼を合わせず無視し続けるとその時の気分で様々な行動を起こすのも面白い。
オトーサンが遊ぶ意志がないとわかったラテは諦めたのか和室に向かい、窓際に立て掛けてあるドーナツ型のクッションを口で咥えて引き出し、それを枕のようにして寝始めた…。どのようにしたら楽ちんなのかを学習した結果なのだが凄いなあと思う。
ただしいつも素直に諦めるラテではない。どうしてもオトーサンの気を引きたいときには強攻策を採る。

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※ラテはこのドーナツ型クッションを自分で咥えて畳みに置き頭を乗せて一休みする


例えば「聞こえないふりしているならもっと近くで大きな吠え声で」と当然のことを考えるのだろうか、オトーサンの座っている椅子の横に陣取り、それこそ左耳にマズルを近づけるようにして吠える…。これは五月蠅いを通り越して耳が痛い(笑)。その吠え声が続くと耐えられないだけでなく時間帯によってはさすがに近所迷惑だとオトーサンも腰を上げざるを得ない。

ラテには吠えるだけではなく別の攻撃策も持っている。それは愛用のゴムボールや遊んで散らかしっぱなしの小ぶりなダンボール箱の切れっ端等を咥えてきて、オトーサンに向かって投げるのだ。
そもそも口に咥えたボールを投げ返すことはオトーサンが教えたことなのだが、時に上手に?ゴムボールがオトーサンの頬に当たったりする。物が物だけに痛くはないがオトーサンが大げさに「痛いぞラテ!何するんだ!」と振り向いて騒ぐとラテはとっても嬉しそうな顔をする(笑)。
仕方がない…。そろそろ夕ご飯を作ってあげようかとオトーサンは腰を上げることになる…。



Apple Watch 純正ケーブル連携式の充電スタンド発売

フォーカルポイント株式会社は4月10日、Apple Watchをデスクトップやベッドサイドで手軽に充電できるApple純正ケーブルと連携する充電スタンド「Twelve South HiRise for Apple Watch」を全国の家電量販店および雑貨店舗などを通じて発売すると発表。同社の運営するオンラインストアでも各6,800円(税抜)で予約受付を開始した。


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【Twelve South HiRise for Apple Watch について】
Twelve South HiRise for Apple Watchは、Apple Watchをデスクトップやベッドサイドで手軽に充電できるApple純正ケーブルと連携する充電スタンド。スタンドに純正の充電ケーブルを接続してApple Watchを設置するだけで、簡単に充電することが可能。筐体にはブラッシュドメタルを採用しているため、Apple Watchや他のアップル製品との相性が良いデザインに仕上がっている。
カラーリングはシルバーとブラックの2種類。

[製品の主な特徴]
1.純正充電ケーブルと連携
  本製品は、アップル純正のApple Watch充電ケーブルと連携してApple Watch各モデルのデスクトップ充電スタンドとして使用することができる。アップル純正ケーブルを底面から内部に通して、既成品のような充電ドックが完成。専用の充電スタンドが付属していない「Apple Watch」と「Apple Watch Sport」でも手軽に充電することができる。

2.接続不要のマグネット式充電
  Apple Watchの充電にはマグネットが使用されています。本製品は、純正のマグネット式充電ケーブルをそのまま使用するので、スタンドにApple Watchを設置するだけで、簡単かつスムーズに充電が開始される。

3.Apple Watchを適切な高さに設置
  本製品を使用することで、Apple Watchをデスクトップやベッドサイドで充電しながら、時間や通知を確認するのに最適な高さに設置することができる。

4.本体やベルトを傷つけない設計
  本製品の設置部分の角にはシリコン製パッドが、台座部分にはシボ加工を施したレザー製パッドが敷かれている。「Apple Watch Sport」のエラストマーバンドから、「Apple Watch」「Apple Watch Edition」のメタルバックルまで、本体を傷つけることなく安心して充電できる。

[対応モデル]
・Apple Watch
・Apple Watch Sport
・Apple Watch Edition
※ 38mm/42mmの両モデルに対応

価格はオープンプライスだが、オンライン直販価格: 各6,800円(税抜)。発売時期: 5月下旬発売予定。

Twelve South HiRise for Apple Watch 製品ページ



Watch SPORTとWatchの違いを考える

本日はApple Watchの予約開始日だ。そこでApple Watch SPORTとApple Watchの違いをあらためて考察してみた。同じ42mmでステンレススチールピン式スポーツバンドだとしても48,800 円(税別)と71,800 円(税別)のように23,000 円もの違いがある。この価格差のポイントはどこにあるのだろうか?


先に「Apple Watchのケース素材考察」で見てきたようにApple Watch SPORTとApple Watchはまずケースの素材が違う。Apple Watch SPORTは酸化皮膜処理されたアルミニウムだが、Apple Watchは鏡面仕上げの316Lステンレススチールが使われている。したがってこの素材および加工のコストに差があることは当然だが、もうひとつコストに決定的な違いが生じる理由として液晶面を覆っているガラス素材の違いがある。
Apple Watch SPORTはアルミノケイ酸ガラス(Ion-X glass)だがApple Watchはサファイアクリスタルが使われている。

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※Apple Watch SPORTの背面およびデジタルクラウンを見る


アルミノケイ酸ガラスは酸化アルミニウムと二酸化ケイ素を主成分とする化学的に強化されたガラスのことで、歪みのない板ガラスを作りやすく一般的なガラスと比べて数倍以上の強度を持つ。すでにフラットパネルディスプレイなどに使われておりAppleからは正式なコメントはないもののiPhone 6/6 Plusのガラスもこの種のガラスを採用しているとも言われている。しかしiPhone 6のユーザーの中にはこのガラスは意外に傷付きやすいと発言している人たちもいるようだ...。

そもそもAppleはiPhone 6にサファイアクリスタルを採用する予定だったともいわれている。iPhone 6発表の1年以上前から製造メーカーであるGT Advanced Technologiesとサプライヤー契約を結び、iPhoneにサファイアガラスを溶接する特許まで取得していたという。しかしこのGTが製造したガラスのクオリティがAppleの求める水準に達せず、結果 iPhone 6にサファイアガラスを採用するだけの量と質を提供することができず、破産申請するに至った。

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※Apple Watchの背面およびデジタルクラウンを見る


サファイアクリスタルの何が良いのかといえば、それは人工サファイア故にダイアモンドの硬さに迫る強度があることだ。勿論透明性も良くすでに防弾ガラス、高級腕時計や傷が付きやすいバーコードリーダーなどに使われている。
AppleもiPhone 6のメインカメラにはすでにこのサファイアクリスタルを採用している。

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※iPhone 6 Plusのカメラにはサファイヤガラスが使われている


良い事尽くめのサファイヤクリスタルだが、最大の難点はその製造プロセス故コストが高いということに尽きる。乱暴に言えばサファイヤの塊を薄くスライスするにしてもダイヤモンドやレーザーを使い高度な技術を必要とする。したがってゴリラガラスなどのアルミノケイ酸ガラス系と比べて数倍ものコスト高となるらしい。
またサファイヤガラスは確かに傷つきにくいが反面アルミノケイ酸ガラスより衝撃性が劣るという話しもあり、コンクリート面などに落下させた場合、Apple Watchのそれは薄いこともあって割れる可能性もあるという。さらに同じ厚さのアルミノケイ酸ガラスと比べて倍ほど重くなる。

まあサファイヤクリスタルは間違いなく高級素材ということだからこのサファイヤクリスタルとステンレスケースが前記した2万円ほどの価格差になっている理屈であり、その差が納得できれば決して高くないと言えるのかも知れない。
さらにそのスペックの違いはこれだけではない。例えば裏蓋の材質だがApple Watch SPORTは複合材としか発表されていないが、Apple Watchはセラミックが採用されている。
さらに詳細は不明ながら、デジタルクラウン(リューズ)の頭もApple Watch SPORTはケースと同様アルミのようだがApple Watchは黒い別の材質がはめ込まれている。

このリューズの頭だが高級腕時計には宝石が使われることもある。ただしApple Watchの黒い素材が何らかの貴石かどうかは不明だが、SPORTのそれより手間がかかっているのは確かか...。

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※高級腕時計のリューズの頭には貴石が使われることも多い


ちなみにAppleではこの竜頭のことを "デジタルクラウン" と読んでいるが、そもそもがゼンマイを巻くこの小さな突起の形が王冠に似ていたことに由来するといわれている。そういえばロレックスの竜頭には同社のロゴである王冠が示されていることはご承知のとおりだ。

Apple Watchはファッション性を最大限に利用したデジタルデバイスということで、これまでのApple製品とは一線を期した素材の採用が積極的に行われると思う。
今回のアルミとステンレスといった素材はあくまでスタートに過ぎず今後もAppleらしい視点から新しい素材を採用したApple Watchが登場するに違いない。Apple Watchは買う買わないはともかく目を離せないプロダクトとなることは間違いない…。



Apple Watchの店頭プレビューおよびオンライン先行予約が金曜日に開始

アップルジャパンは4月9日、これまでで最もパーソナルなデバイスであるApple Watchのプレビューと先行予約を4月10日(金曜日)から開始すると発表。近くのApple Storeまたは東京の伊勢丹、一部のApple Watch取扱販売店でApple Watchを手に取り、試着することができる。


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Apple Watchは4月10日16時01分(米国西部時間午前12時01分) からApple Online Store(www.apple.com/jp)で予約することができ、4月24日以降配送となる。
Apple Watchについてさらに詳しく知りたい方は、近くのApple Storeでスペシャリストと対面で試着し、バンドのサイズ調整をして、Apple Watchの驚くべき機能を体験することができる。Apple Watchの試着を希望の場合は、www.apple.com/jp にアクセスして予約されることをお勧めする。

金曜日より、お客様はApple Watch、Apple Watch SportまたはApple Watch Editionを試着し、自身の好みやスタイルに最もあったサイズ、仕上げ、バンドのモデルを見つけることができる。Apple Storeにお越しのすべての方は3つのコレクションすべてを見ることができ、またApple Watch Demoで様々な文字盤を実際に見ながら編集できるとともに、Apple Watchの健康とフィットネス機能、Digital Touch、Siri、Apple Payなど多くの特長について学ぶことができる。

先行予約の受け付けは、4月10日16時01分(米国西部時間午前12時01分)より、Apple Online Store、iPhoneとiPad用のApple Storeアプリケーション、そして日本と中国では一部のApple Watch取扱販売店を通じて行われる。Apple Watchの先行予約をされた方には4月24日から配送となる。

なお、4月24日よりApple Watchは、Apple Watch取扱販売店で販売される。日本ではエディオン、C smart、ソフトバンク、ビックカメラ、ヨドバシカメラの一部の店舗にても販売される。

Apple Press Info




ソフトバンクモバイル、Apple WatchおよびApple Watch Sportを発売

ソフトバンクモバイル株式会社は4月8日、Apple WatchおよびApple Watch Sportを、2015年4月24日からソフトバンク銀座およびソフトバンク表参道で発売すると発表。


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さらにソフトバンクモバイルでは、Apple WatchおよびApple Watch Sportの試着を4月10日午前9時より開始するという。

ソフトバンクモバイル株式会社



Apple Premium Resellerが4店舗オープン

アップルジャパンは4月8日、今月中にApple製品とアクセサリを専門に扱うApple Premium Resellerが新たに4店舗誕生すると発表。魅力たっぷりのオープニングキャンペーンも実施するという。


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4店舗とは、4月10日(金)にC smartららぽーと富士見店、4月16日(木)にC smartアミュプラザ大分店、4月17日(金)にNEWCOMレイクタウンkaze店、そして4月25日(土)にNEWCOM沖縄ライカム店がオープン。
店内ではApple製品のことを知り尽くしたスタッフが、購入前や購入後の様々な相談を受け、Apple製品の初期設定をはじめとする多彩なサービスとサポートも実施する。

アップル・ホットニュース



パウル・クレー 「セネキオ Senecio」考

多くの画家の中でパウル・クレー(1879-1940)は私にとって特別の存在だ。クレーの絵にはリズム感があり、光があって、見つめているとまるでアニメーションのように脳内で動き始める…。それは何とも心地よい幻覚だが、数ある彼の作品のうち何といっても一番の好みは「さわぎく」と訳されている「セネキオ = Senecio」である。


今回は私的な「セネキオ」考と題して作品と共にクレーという画家を振り返ってみたい。
仕事部屋の狭い空間の一郭にいま掛けてある額はその大好きなパウル・クレーの「セネキオ」というよく知られた作品だ。和訳である「ひなぎく」というタイトルの方が知られているのかも…。勿論複製画だが、ほぼ原画(油絵/カンヴァス)と同サイズの額装である。

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※仕事部屋の一郭に掛けてあるパウル・クレー作「セネキオ(さわぎく)」の額


この絵に出会ったのは記憶に間違いがなければ小学校の図書館にあった画集だった…。子供の時から絵を描くことが好きで、漠然と画家になりたいと考えていた時期があった。しかし私の描く絵はいわゆる写実であったし、ピカソやクレーの絵は「子供の悪戯書きとどこが違うのか」が一向に分からなかった...。

中学のとき、目をかけてくれた美術の羽鳥先生は「子供の悪戯書きと思うなら模写してみろ」と言われた。ピカソでもクレーでも自分が少しでも面白い、素敵だと思う絵があったら「そっくりに描こうとやってみな」と私の背中を押した。そして、それが作品の理解に通じるだけでなく絵を巧く描くための練習にもなるとアドバイスしてくれた。
後年知ったことだがクレー自身も画家を志すまでに手元にあった画集や写真あるいはカレンダーの絵などを執拗に模写したという。

美術の先生に言われるまでもなく、それまでにも模写には幾度となく挑戦していた。しかし無謀にもそれはレオナルド・ダ・ヴィンチ「モナリザ」だった。しかしそれがスフマート技法によるもの...等と知る由もない子供だったから、ともかく何度も挑戦したものの、筆の跡が見えないような描写ができないばかりかどうにも顔が似ない(笑)。さすがに「万能の天才レオナルドの真似は難しいのか…」と変な感心をしつつ自尊心を保ちながらも諦めた(爆)。
しかし「モナリザ」の模写が難しいとしても...こんな子供が描いたような絵ならそっくり模写できるだろうと次に挑戦したのがクレーの「さわぎく」すなわち「セネキオ」だった。

まずカンヴァス一杯に円を描き、口元の位置を決めて上下に交差した直線を引く。続いて両目の位置およびサイズを間違えずに描けば「モナリザ」とは違い、そっくりに模写できるに違いない…。それはどこか数学的、幾何的であり分かりやすい構図に思えた。

勿論原画にならい、油絵の具を使って色味も可能な限り画集のそれに似せて筆を振るったつもりだったがどうにも出来上がった絵は自分でも気品がないと思わざるを得なかった。
もう少し「ここをこうすれば完璧だろう」と思い続けた結果、「セネキオ」の模写は実に10点ほど飽きずに模写し続けた。

それほど模写してもなかなか気に入る結果が出せなかったからして嫌いになったかといえば反対に私はこの「セネキオ」の魅力にのめり込んでいった。そして「なるほどこれは子供に描ける作品ではない」と思い知り、パウル・クレーという画家に興味を持つようになった。
したがって後年ニューヨーク近代美術館やボストン美術館で数点クレーの小ぶりな作品に出会ったときは小躍りしたものだ。ただし一番会いたかった「セネキオ」はバーゼル美術蔵なので原画にはいまだお目にかかってはいない…。

ところでこの作品は1922年の作だという。パウル・クレーは1879年12月18日、スイスのベルン郊外ミュンヘンブーフゼーで生まれたというから43歳頃の作品だ。
多くの芸術家の宿命なのか、クレーも順風満帆で画家となったわけではなかった。ヴァイオリン演奏にも才能を認められた彼が画家になることを決心しミュンヘンに旅立ったのは18歳のときだった。

ミュンヘンでは昼間画塾に通い、夜になると音楽会のヴァイオリン奏者などで食いつないでいたが、あるとき共演したピアニスト、リリー・シュトゥンプフと出会って恋に落ちる。とはいっても良家の生まれだったリリーの両親は収入のない画家の卵との結婚など許すはずもなく大反対だった。しかし1906年、リリーは親の反対を押し切ってクレーと結婚する。

クレー家の家計は必然的にリリーがピアノ教師で得た収入に頼らざるを得ず、クレーは専業主夫として一切の家事を引き受けた。リリーは画家クレーのパトロンとなったのだ…。
ただしクレーにとって仕事部屋などあろうはずもなくキッチンがアトリエだった。そして結婚の翌年には息子フェリックスが誕生する。しかしクレーの作品が売れる気配はまったくなかった。

その後、チュニジア旅行で多くのインスピレーションを得、第一次世界大戦で友人や先輩画家が戦死するなどという紆余曲折の中、1919年にミュンヘンの画廊と総代理店契約を結ぶことができ、先行きに安堵感が生まれるようになる。ただし生活が本当の意味で安定するのは1920年10月にワイマールの総合工芸学校バウハウスへ新進気鋭の芸術家として迎えられてからだ。

そこでは十分な報酬、広いアトリエ、そして常に刺激的な同僚たちがいたこともあってクレー生涯の黄金期となった。そのバウハウスでの講義で使われたクレー直筆のノートについては「『パウル・クレー手稿~造形理論ノート』ファーストインプレッション」として以前ご紹介したので興味のある方はご一読いただきたい。

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※バウハウスでの講義で使われたクレー直筆のノート「パウル・クレー手稿~造形理論ノート」美術公論社刊


その後、デッサウへと移転した新しいバウハウスには3棟の教員住宅があったが、パウル・クレー家の隣はカンディンスキー夫婦が暮らした。彼らはテラス越しに毎日顔を合わせたという。

さて話しを「セネキオ」に戻すが、完成した1922年はバウハウスで教鞭を執り始めた時期であり、未来への不安もなく精神的にも充実していた時代であったろう。だからか、「セネキオ」の画面からはその暖色系の色使いも含めて温かさが伝わってくるようにも思える。

ちなみに「セネキオ=Senecio」とはキク科の植物であり華やかなオレンジ色で時間が経つほどに真っ赤に変色するという。したがってその花と花弁を真ん丸のムーンフェイスに再構築したとも解されるが、一方この絵はクレーの自画像であるという説もあるようだ。ともあれ美術の専門家がどう評価するかはともかく、「セネキオ」は画家パウル・クレーにとって一番充実していた時代の作品であり、数千点ほども残した作品の中にあってひときわクレーらしさを漂わせている名作だと考えている。

ともあれその定まらない視点とも相俟ってシンプルな表情には常に見る物へ刺激を与え動きを感じさせる。そしてその動きにはどこか音楽的なリズムを感じるのは彼が音楽家でもあったからだろう。
ただしパウル・クレーの平穏な暮らしは長くは続かなかった。1931年にはデュッセルドルフ美術学校に籍を移すが、2年後にナチスの弾圧を受けてスイスのベルンに亡命する。とはいえドイツ国内の銀行口座が凍結されたことで経済的な困窮に陥る。さらにその後難病である皮膚硬化症を患いながらも制作を続けたが1940年6月29日、心臓麻痺のため南スイス・テッシン州のマッジョーレ湖を見下ろすサンタニェーゼ療養院の一室で妻リリーに看取られながら60年の生涯を閉じた。

「セネキオ」はその前に立つと彼(彼女)はいつでも “フッ” と視線をそらせるものの、こちらが視線を外すと私を注視するように感じる…。要は命の息吹を感じるのだ。したがってパウル・クレーがもし現代人なら画家というより映像作家になったのではないかと思うときがある。きっと彼は自身の描く線や面、あるいは矢印やフォントが音楽に合わせて動き回ることを思い描きつつ筆を振るったに違いない…。

「見えるものの形をそのまま描くのは、私の仕事ではない。カメラのすることだ。」~ パウル・クレー

【主な参考資料】
・「クレーの手紙 1893ー1940」南原実訳 (新潮社刊)
・「クレーの日記」南原実訳 (新潮社刊)
・「パウル・クレー手稿~造形理論ノート」西田 秀穂/松崎 俊之訳 (美術公論社刊)
・「もっと知りたい パウル・クレー 生涯と作品」新藤真知著 (東京美術刊


マネーツリー、ギャラリーイベント「Moneytree Brand Experience」開催

マネーツリー株式会社は4月7日、当月28日に原宿のBA-TSU ART GALLERYで無料のギャラリーイベント「Moneytree Brand Experience」を開催すると発表。


Moneytree Brand Experience

今回のイベントは、今話題の収納サービス、minikuraの寺田倉庫(株)とScanSnapの製造・販売メーカである(株)PFUの協力によるもの。

13時から18時まで開催するMoneytree Brand Experienceでは、Moneytreeのクリエイティブチームによるアートワーク、会場で体験できるインタラクティブアート、そして話題のクリエイターも参加する。

会場のBGMはBlock.FMの人気DJが担当し、2階にはリラックスできるスペースと、スタイリッシュな Touch & Try Lounge を設け、最新のMoneytreeを様々なデバイスで体験できる。
また、参加者にはおいしいコーヒーのサンプリングも無料で用意(数量限定)。さらに、このイベントを記念して、ScanSnapのカバーデザインコンテストを開催!

【協力企業】
Warehouse TERRADA minikura
 モノをあずけて、写真で見れる

ScanSnap
 ワンプッシュでカンタン・スピーディーに原稿を電子化するシェアNO.1のパーソナルドキュメントスキャナ

D&DEPARTMENT

Moneytree Brand Experience


端まで覆いガラス全面を守るブルーライト低減保護フィルム発売

トリニティ株式会社は4月7日、iPhoneのガラス全面を守るフレームデザインのブルーライト低減保護フィルム「Blue Light Reduction Frame Film」を全国の家電量販店および一部雑貨店を通じて4月10日より販売すると発表。なお、本製品はTrinity Online Storeでも取り扱いする。


Blue Light Reduction Frame_b

端まで覆う ブルーライト低減フレームフィルム
[ Blue Light Reduction Frame Film for iPhone 6 ]
[ Blue Light Reduction Frame Film for iPhone 6 Plus ]

Blue Light Reduction Frame Film(端まで覆う ブルーライト低減フレームフィルム)は、フルカバータイプの保護フィルム。
iPhone 6/iPhone 6 Plusはフチが曲面となっている。通常のフィルムでは曲面に貼り付けても端が浮いてきてしまうため、フチを避けたディスプレイ部分のみを保護する小さなサイズになっており、周囲まで保護することができなかった。
Blue Light Reduction Frame Filmは曲面となっているフチまで覆うことができるため、ガラス面全体を守り、安心して使用することができる。

さらに、450nm付近のブルーライト成分を最大32%カット。iPhoneを長時間使用していても目が疲れにくくなり、ストレスから解放する。それぞれBlack とWhiteのバリエーションがある。

[ Blue Light Reduction Frame Film for iPhone 6 ]
▼ 価格はオープンだが、市場予想価格は1,800円(税抜)
製品ページURL

[ Blue Light Reduction Frame Film for iPhone 6 Plus ]
▼ 価格はオープンだが、市場予想価格は2,000円(税抜)
製品ページURL


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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員