アップルの資料「OpenHouse」に見る千駄ヶ谷、本社移転パーティー秘話

古い資料がいくつか出てきたので昔の話題を...。その資料だが、アップルが千駄ヶ谷へ引っ越した際の社屋移転記念パーティーの時のもので、ビルの見取り図や招待客からの質問に対するQ&Aの模範解答まであって生々しい…。


今回の話題はアップルコンピュータ(株)が現在の東京オペラシティタワーに移転する以前に本社を構えていた千駄ヶ谷時代の話である。
その千駄ヶ谷のビルに移転したとき、お披露目と新製品などのプレゼンテーションを兼ね「千駄ヶ谷オープンハウス」と題した社屋移転記念パーティーがあった。

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※アップルジャパンの本社は1992年に千駄ヶ谷に移転した


「あった…」といっても資料を見るまでまったく忘れていたことであり、すでに23年も前のことだから記憶もほとんどないのも頷ける。思い出そうといくつかの関連資料と共に記憶をたどっているが残念ながら資料にあることだけしか分からない(笑)。

だいたい何故にこんな資料が私の手元にあるのかが分からない。なぜならこの資料は例えばアップルからの招待状であったり、出席時に渡されたプログラムといったオフィシャルなものではなく、主催者側のアップル自身が当日スタッフらに配布した式次第や注意事項そしてスタッフの配置などが記されているプリントなのである。

少し詳しくそれらを見ると、当日の行程表、和文と英文の式次第、新社屋の平面図およびスタッフの配置図、Q&A書類そして出席者名簿一覧などがホッチキスで止められている。この種のプリントが私の手元にあるということはもしかしたら私自身は招待客ではなく受け入れ側を担当し何らか…例えば新製品のプレゼンなどのお手伝いをしたのかも知れないとも思う。しかし…思い出せない。

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※プレゼンルームなどがある千駄ヶ谷のビル1階の見取り図。右上矢印部分が出入り口である【クリックで拡大】


思い出せないといえば、推定はできるにしてもこれらの資料に「何月何日の開催」という開催日のデータがないことも困ったことだ。アップルらしい?といえばそれまでだが、普通この種の配付資料にはその開催年月日を記さないことなどあり得ないと思うのだが…。ただ手がかりとして一連の資料のひとつに「オープンハウス用Q&A(社員用)」と明記されているプリントがあり、そこには「5月20日作成」とあるし、後述するような市場の動きを元に推察すれば1992年5月20日からあまり遠くない日に開催されたものと思われる。

ともかくまずは式次第だが、11時40分から当時の代表取締役であった武内重親氏の挨拶、そして本社重役としてサジーブ・チャヒル氏が15分の挨拶の後で当時の駐日アメリカ合衆国大使が祝辞を述べるとある。
続いてキヤノン販売の藤村常務、ロータスの菊池社長が祝辞を述べて日本DataQuestの宮川社長が乾杯の音頭をとった。また中締めでは当時部長職だった原田氏が挨拶を述べている。しかし重箱の隅をつつくようだが、アップルの誰がこの文書を作成してどなたが目を通したのかは分からないが社内の文書としてもいささかお粗末な部分が目立つ。

例えば前記したように武内社長や本社から来るサジーブ・チャヒル氏の挨拶の式次第表記が「…挨拶」とあるのに、原田部長の箇所だけ「…ご挨拶」と「ご」が入っている(笑)。自社の人間に、それも社長や本社重役を差し置いて原田さんだけ「ご挨拶」はマズイデス…。

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※パーティー会場(9階)の見取り図。コピーの質が悪く詳細が分からない...【クリックで拡大】


この資料の特に面白いところは来場者(プレスは別)から聞かれるであろう質問に対して模範解答が載っていることだ。この通り返事をしなさいということなのだろう…。それらには現在のように先のことは一切話さないということではなかった、ある程度ラフな時代の雰囲気がよく出ているように思うのでそのクエスチョンをいくつかを紹介してみよう。なお表記は原文のままである。

・System7 日本語版は(漢字Talk7)はいつ出るのか?
・18日発表の新製品の出荷予定は?(LC IIなど)
・PDAはいつ頃、どういった商品がでるのか?
・先頃行われたWWDCで何か発表が有ったのか?
・先頃名古屋商科大学にパワーブック大量納入が有ったが、教育市場に対する取り組みはどうなのか?
・今年度の販売計画は?(1991年10月~1992年9月)
・日本語ATMと漢字TrueTypeの違いは何ですか?
・漢字TrueTypeは本当にサードパーティにサポートされるのでしょうか?
・QuickTimeの日本での配布方法は、いつごろどうなりますか?
・QuickTime対応のソフトで日本語化されたものは何本くらいでそうですか?
・LCからLCIIへのアップグレードはどうなっていますか?

いかがだろうか…。当時を少しでもご存じの方はこれらの質問に対してアップルがどのように解答したかはともかく、当時は現実にどのような市場、どのような時代であったかを振り返り、現在と比較してみるのも面白いと思う。

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※後にリリースされたPowerMacintosh用の漢字Talk 7 システムソフトウェア


ちなみに上記の質問に関して直接の解答という事ではないが、1992年前後の状況を参考までに以下記してみよう。

●1991年 2月/第一回MACWORLD Expo/Tokyo開催、5月/System 7.0を発表、10月/PowerBook100,140,170発表、 12月/QuickTime 1.0発表
●1992年 2月/漢字TrueType発表、4月/Macintosh LC IIを発表、5月/Macintosh Quadra 950を発表、6月/QuickTime 1.0の発売開始、9月/家電ルートで販売された最初のPerformaシリーズ発表、10月/漢字Talk7リリース7.1を発表およびAppleCD 300発表

これらの資料から分かることは 1991年10月~1992年9月のMacintoshの販売計画がたった20万台であったこと。PDAが噂になっていたがNewton MessagePadという形で具体的な発表となったのが翌年1993年8月だったこと。Performaシリーズが発売開始され、それらは当初家電ルートでのみ展開されたプロダクトだったこと。QuickTime 1.0が登場したこと。そして当時はハードウェアのアップグレードサービスがあったことなどが明らかになる。

当時アップル本社のCEOはジョン・スカリー氏だったが、この催事のあった翌1993年には辞職するというAppleにとって厳しくも変化の激しい時代であった。




ラテ飼育格闘日記(456)

朝夕は大分涼しい日が増えたがまだまだ蒸し暑い日が続くに違いない。ラテは外に出て歩きたいという気持ちとこの暑さの中は歩きたくないという気持ちの狭間にいるようだ。進んではUターンし、また思い返したように別の道を進む…。結局自宅の近所をあちらこちらと巡りながらの散歩となる。


例え遠出したところでラテは自分の体力と気力の限界など片道しか考えていないに違いない…。きっと帰りはヘトヘトで頻繁に座り込んだり抱っこを要求することになるのは目に見えているから、オトーサンもいたずらに遠出のコースに向かわないように注視している。しかしこんなイージーな散歩ではラテにとっても楽しい出会いはほとんどない。

近隣でお気に入りのワンコは極少ないし、それぞれのワンコも暑い時間帯を避けているからなかなか出会えない。また子供たちも夏休みだから、いつもの通学路を通らない。したがってこれまた出会いは難しい。

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※この季節は遠出をしないのでお気に入りのワンコや子供たちと出会う機会がないのでつまらなそうだ...


それでも時に近所でワンコを飼っている知り合いの方と出会うこともある。ワンコの扱いには熟知していらっしゃる…というより…ラテを喜ばせようとラテが気づいた瞬間に物陰に隠れてラテが探し近づくのを待ったりしてくださる。ラテは尻尾をお尻ごと振りながら近づいて愛想を振りまくが、実にラテは幸せな奴だ…。

オトーサンたち自身はラテと生活するためにこの地に引っ越ししてきたわけだが、ワンコを飼われている人たちが多いように思える。それだけワンコを飼うにはとても良い環境に違いない。
もともと起伏の激しい土地だったのか、坂と階段が多くて歩き回るのには大変だが、変化のある風景はまた魅力的だ。そして春には見事な桜、秋には紅葉を楽しむことができる…。

その高低差がある道を日々ラテと歩いているわけだが、ワンコおよび飼い主同士がすれ違うことは度々だ。ただしその大半は会釈程度で通り過ぎるだけだが、先日とあるワンコ連れの飼い主さんに声をかけられた…。
どうやらその方の目にはラテが飼い主であるオトーサンの脇にピタリと寄り添い、つかず離れずの絶妙な距離感で散歩しているように見えたらしい。
ワンコを飼い始めたばかりでリードの扱いに苦戦しているようで「リードの扱い方はどうされているのですか?」と質問された。

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※電車の通る脇をラテと家路に向かう


この「ラテ飼育格闘日記」を最初からお読みくださっている方々はご承知のように、ラテはドッグトレーナーといった専門家に預けて特別な訓練をしたワンコではない。我が家に来た生後6ヶ月のときから日々オトーサンが悪戦苦闘の中で意思疎通しつつ教え教えられてここまで来ただけのことだ。
確かに最初期にはいわゆる言うことを聞かせるために、あるいはリーダーシップを確認させるためにマズルコントロールを続けたこともあったが正直成功したとは思っていない(笑)。

ともあれ言い訳めくが、ラテは警察犬や盲導犬といった徹底した訓練をやったわけではないので飼い主の命令を100%遂行するとは言いがたい…。いや、気に入らなければオトーサンが「ラテ、来い!」といっても「プイッ」と横を向いて無視する事さえある(笑)。ただし室内であれば他に迷惑をかけるわけでもなし、ラテの自由にさせているが、これが一歩外に出ればラテの自由にさせるわけにはいかない。

無論それは行き交う人たちへの配慮でありまたラテ自身の安全のためだ。そのためにはどうしてもリードさばきは重要だと考え大げさな物言いになるがそれなりの試行錯誤を重ねてきた。

そのリードだがオトーサンは常に1メートルほどの布製で丈夫なリードをラテの首輪に付けて歩く。別途バッグの中には巻取式で最長5メートルまで伸びるリードも持参しているが、これは広い公園などで遊ばせるためで道路を歩く際には使わない。よくこの巻取式のリードをそれも長く伸ばしたままで散歩している飼い主さんがいるが、それは危険なので止めていただきたい。

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※オトーサン、少し休もうよ...と


繰り返すが広い公園などで周りの安全確保に問題ない場所ならともかく、一般の人たちが行き交い自転車やら子供たちが遊んでいる場所を数メートルもリードを伸ばしてはリードの意味がなくなる。ある意味それはノーリードと同じであり、何かトラブルがあったときワンコを制御できないではないか…。

こういうと「うちのワンコは大人しいから大丈夫です」という飼い主さんがいるが、子供や通行人を噛んで新聞沙汰になる際にも「普段は大人しいのに」は常套句だ。小型犬でも本気で噛めば人の手の骨など粉砕してしまうパワーを持っている。
ワンコが人を噛むのを正当化するわけでは決してないが、ワンコにはそれなりに理由があるに違いない。しかし理由はどうあれ飼い犬をパブリックな場所で飼い主が制御できないのであればそれは飼い主の資格がない。それに無条件でワンコが嫌い…怖いと思っている人たちもいることに配慮しようではないか。

そう、リードの扱い方だがその1メートルほどのリードをオトーサンの手首に投げ縄のようにして巻いている。これは例えどんなに強く引かれても、またオトーサンが倒れてもラテが自由にならないことを意味している。無論左右の手に持ち替える際には最新の注意をする。そしてリードは軽く掌と指を利用して引くことにしているが、自然に緩めることができるように保持している。

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※引っ張れば手首のリードが締まるようにしている


常にリードの長さは可能な範囲で動的であるように心がけているからこそ普段はピーンと張ることもなくオトーサンの横に付いて歩くラテとの間で適宜緩んで垂れていることが多い。こうした習慣がついたからこそ我が儘なラテといい加減な飼い主ではあるが結果コントロールされているように見えるのだろう。いや、公道を進むときにはコントロールできていないと時に大きなトラブルになり得ることもある。ましてや飼い主がスマホを片手にワンコの散歩など言個同断である。

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※オトーサン流のリードの保持方法例のひとつ。いつでもリードを巻いて短くもできるし、ラテの引きに合わせて数段階の長さになるよう手首と指などを利用してリードの長さを調節している


さてリードは前記したように時に手首に巻取り短くしてラテの行動を制御とつつ、ラテの動きや引きに合わせ時に緩めて進みあるいは立ち止まる。
前方から大型犬が近づいて来る、細い道を杖を突いた老人が体を揺すりながら向かってくる、傘をさした片手運転の自転車が後ろから迫ってくる、あるいは幼児がヨタヨタとラテに近づいてくる…などなどいくらでも気が抜けないシーンが満載である。

リードを引き、ラテを足元に固定するのは飛びかかったり威嚇するのを防止するだけでなく、吠えることを制御する手段にもなる。これは吠えるシーンだな…と思った場合オトーサンは躊躇なくリードを最短に巻取りラテを足元に固定する。無論ラテが動こうとする場合もあり得るが、片手あるいは両手で完全に動きを止められる力もまた必要だ。
したがって大げさでなくそれに準じたリードさばきが大切なのだ。慣れてくればこのリードの引き具合でラテにオトーサンの意志を伝えることができる…。




インスタグラム、写真・動画を新しい「横長」と「縦長」のフォーマットで投稿可能に

写真・動画のソーシャルネットワーキングサービス、インスタグラムは、2015年8月27日(米国時間)に、従来の正方形のフォーマットに加え、「横長」と「縦長」の新しい写真・動画のフォーマットを追加したとともに、写真と動画の編集のために別々に提供していたフィルタ全てを写真と動画の双方に利用できるアップデートを発表した。

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この更新によって、被写体に合ったフォーマットを自由に選択できるようになったと同時に、現在提供している写真と動画の全フィルタを活用して、イメージに沿った多様な世界観をワンタップで簡単に表現することができ、ビジュアルコミュニケーションにおけるクリエイティビティの幅がより広がった。

インスタグラムでは、従来の正方形のフォーマットが主流でありながらも、現在投稿される5枚に1枚の写真が、正方形ではない「横長」か「縦長」のフォーマットになっている。この新しい2つのフォーマットは、成長し続けるコミュニティの声を反映して、この度クリエイティブな編集機能のひとつとして追加された。なお、利用者のプロフィールページでは引き続き全ての写真が正方形のフォーマットで表示され、「縦長」や「横長」の写真・動画も中央寄りの正方形のフォーマットになり、一律のサイズを保ったまま綺麗に並列される。

この新機能を使う場合は、まずカメラを起動して、編集する写真や動画を撮影、もしくはカメラロールから選択します。その後、選択したコンテンツの左下に<>マークが表示されるので、これをタップすると、「縦長」か「横長」かを、選択することができる。例えば、「横長」のフォーマットで旅先の美しく雄大な自然の風景を動画で撮影したり、「縦長」のフォーマットを使って家族との記念写真を編集したり、シーンに応じて自由にフォーマットを使い分けることが可能。

併せて、以前は写真と動画の編集に別々のフィルタを提供していたが、今後は全てのフィルタを写真・動画双方の編集に使用することが可能になった。また、以前より写真編集の過程で提供していた、フィルタの強弱を選べる調整機能が動画の編集にも加わり、適用したいフィルタをダブルタップすると調整スライダーが表示され、強弱を調整しながらフィルタ編集を施すことができる。

これらの新機能は、本日からiOS版は、iTunesのApp Storeより、アンドロイド版はGoogle Playよりダウンロード可能。

インスタグラム





アップル、9月9日にスペシャルイベント開催

アップルは9月9日の午前10時から(日本時間9月10日午前2時から) "September Event 2005" と題するスペシャルイベントを開催しその模様をライブで公開すると発表。


September Event 2005

すでにメディアや関係者へ招待状が発送されており、注目の内容は iPhone 6s・6s Plus (仮称)ならびに watchOS 2そして iOS9が発表されるものと思われる。
なおイベントの会場はアップルが1977年に Apple II を発表したサンフランシスコのBill Graham Civic Auditorium。

September Event 2005




NuAnsブランドのケーブル・ホルダー MAGDOT レポート

"NuAns" は iPhoneアクセサリーに代表されるSimplismブランドを擁するトリニティ社とクリエイティブユニットTENTが一緒にチームとして作り上げた新しいブランドだという。とはいえユーザーにとって正直ブランド云々より現実に作り上げられた製品が良し悪しのバロメーターとなる。今回はNuAnsのケーブル・ホルダー MAGDOT を手に入れたので早速使ってみることに...。


iPhoneやiPadのユーザーならトリニティ社のアクセサリーを多々愛用しているに違いない。私もその一人であり、これまでにケースやカバーは勿論、保護フィルム類など多数の取扱製品を愛用してきた。また振り返って見るとTENTの製品も強い愛着を持っていつも手元に置いてある。
例えば黒板消し型のディスプレイクリーナーやアルリルで出来ている本のページを開いたままにするBOOK on BOOKは机上の必需品になっている。

さてそんなトリニティとTENTが一緒になって開発したアイテムとして最初に手に入れたのがこの MAGDOT である。ただし最初にその情報に接したときには「なに...これ?」と思った(笑)。しかし面白そうなアイテムだからして是非自分の手で確認したいと好奇心がつのった。

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※NuAnsブランドのケーブル・ホルダー MAGDOTパッケージ


早速素敵なパッケージの蓋を開けると直径約15mmほどのステンレス製ボタンみたいなものが3つパッケージングされている。まるでボタン電池みたいだが、周りにスチールのアイテムがあれば結構強い磁力で貼り付く。そう、これはマグネットなのだ...。
しかしこのマグネットはメモなどを冷蔵庫の扉に貼り付けておくためのマグネットではない。無論ピップエレキバンにはならない(笑)。

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※パッケージには3個のMAGDOTが入っている


MAGDOT は四散しがちで散らかり、落ちたりと使用頻度が高い割には管理が面倒なケーブルだが、その金属部位の端子を留めておくというユニークなマグネットなのだ。

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※MAGDOTはマグネットなのだ!


MAGDOT の裏面は両面テープになっているので任意の場所、例えば机上や壁面などにMAGDOT を貼り付け、Lightningケーブルなどの先端をそのMAGDOT に取り付けておくといった使い方でケーブル類の四散を防ぎ、かつ利用時に即端子部分を使うことができる...。

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※Lightningケーブルなどの先端をMAGDOTに着けておけば整理もつく...


したがって、MAGDOT は平面に貼っても垂直の面に貼ってもよいしもし貼る場所がスチールなら両面テープを使わなくてもかなり強力に貼り付く。そして使い終わったケーブル類の先端を常にこのMAGDOT 部位に着けておけば次の利用時に戸惑うことや探す必要はなくなるという理屈である。そして見た目もシンプルでよい...。
ただし、例えばUSB タイプA端子にしても材質によってはマグネットが効かないものがあることは承知しておくべきだ...。

さらに水平に設置はともかく、垂直にMAGDOT を設置する場合にある程度以上重量があるものは落下するが軽量なものならケーブル以外にも様々な工具やデバイスを並べておくことができる。使うにも仕舞うにもこれほど簡便な方法はないに違いない。

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※手近にあった様々なアイテムをMAGDOTでぶら下げてみた


年中ケーブル類を探している私として3個入りパッケージをさらに2つ追加注文した...。

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※気に入ったのでさらに2パッケージを追加購入した...


ひとつ心配だったのはコンピュータ環境にマグネット…ということだが、それは古い時代からパソコンを使ってきたユーザーだからこその危惧である。例えばカセットテープやフロッピーディスクといった磁気により書き込んだデータが消える可能性があるメディアに慣れ親しんだからこその危惧だが昨今のパソコン環境は程度問題にもよるものの旧来には考えられないほどマグネットが便利に使われている。

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※小さなネジ類を使うときにMAGDOTをひとつ置き、それにネジ類を付けておけば四散が防げる。無論材質によってはマグネットが効かないものもある


Apple Watchの充電もそうだしMacBookのMagSafe(マグセイフ)もマグネットを活用している。またiPhoneのケースにも蓋を閉めるツールとして使われていることも多い。よい時代になったものだ...。
ケーブル類を整然とそしてシンプルに管理運用したい方にはMAGDOT ...お勧めの逸品である。

さて最後に余談になるが、MAGDOT のパッケージを手に取ればすぐに分かるが、3つの本体を取り出す前でも蓋を開ければ綺麗にディスプレイされている様を見ることが出来る。その蓋だが軽妙に「ピタッ」と開け閉めでき、明らかにマグネットが使われていることが分かるに違いない。

どういう構造になっているかに興味を持ったので破棄する前にばらしてみた(笑)。
なるほど、かなり凝った作りになっている。パッケージ自体は紙製だが、その上下端裏に小さな丸い磁石が1つずつ隠されており、蓋の重なる位置に薄い金属板が挟まれていた。なお薄いとは言えその厚みを感じさせないように蓋はしっかりと作られている...。

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※パッケージをばらして取りだした蓋側の金属板とケース本体側にあった2つの円形磁石。MAGDOTはサイズ比較のため


何だか商売の邪魔をするようだが(笑)、この極小の丸い磁石もMAGDOTと同様に使えるのではないかとスチール製の棚に付けた上でいくつかツールを乗せてみたがけっこうな強さで貼り付く...。無論両面テープは付いてないし小さなことや薄いために使い勝手は良くないが...。

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※パッケージから取りだした磁石をスチール面に付けてツールを貼り付けてみたが、けっこう使えることがわかった...


当初はコスト面から考えてケースに凝り過ぎでは?とも思ったが、小さなMAGDOTが2個オマケで付いていると思えば得した気分になってきた(笑)。

NuAns MAGDOT ケーブルホルダー 3個セット



フォーカルポイント、デジタルマイクロフォン「IK Multimedia iRig Mic Studio」発売

フォーカルポイント株式会社は8月27日、IK Multimedia Production srl( 以下IK Multimedia )のiPhone、iPad、iPod touch、Mac、PCおよび一部のAndroid機器で使えるラージ・ダイアフラム・デジタルマイク「IK Multimedia iRig Mic Studio」を全国の家電量販店などを通じて発売すると発表。フォーカルポイント社の運営するオンラインストアでも各24,500円(税抜)で予約受付中。


iRig Mic Studio

【IK Multimedia iRig Mic Studio について】
IK Multimedia iRig Mic Studio (アイケー マルチメディア アイリグ マイク スタジオ)は、iPhone、iPad、iPod touch、Mac、PCおよび一部のAndroid機器で使える、高品位なデジタルマイクロフォン。直径約1インチのラージ・ダイアフラムを装備しながら手のひらに収まるサイズなので、どこでも高音質なボーカル、楽器、ナレーションのレコーディングが行える。

[製品の主な特徴]
1)24-bit、48KHz対応のラージ・ダイアフラム・デジタルマイク。
2)外出先、デスクトップ、スタジオと場所を選ばないサイズと仕様。
3)モバイルデバイス、Mac、PCに対応。
4)マイクのキャラクターを変換可能な、Mic Room。
5)豊富な純正アプリを用意。

[対応モデル]
iOSデバイス(iOS 5.1 以降が必要)
・iPhone 5 以降
・iPod touch (第5世代) 以降
・iPad (第4世代) 以降
・iPad mini

Androidデバイス
・Samsungプロフェッショナルオーディオ対応かつ
 Android 5.0以降のスマートフォン・タブレット端末

Mac
・OS X 10.6以降のMac、USBポート1基使用

Windows
・Windows Vista / 7 / 8 (ASIO4ALLドライバを使用可能な環境、USBポート1基使用)

定価はオープンプライスだが、オンライン直販価格は24,500円 (税抜)。発売時期は2015年9月中旬。
型番: IKM-OT-000045 (シルバー)および IKM-OT-000046 (ブラック)の2種。

IK Multimedia iRig Mic Studio 製品ページ


iPhone 6 Plusの iSightカメラ交換プログラム顛末記

アップルはこの21日に「 iPhone 6 Plus iSight カメラ交換プログラム」を発表した。2014年9月から2015年1月までの間に販売され、シリアル番号が特定の範囲内にあるごく一部の iPhone 6 Plusで、iSightカメラのコンポーネントの一部が故障し、撮影した写真がぼやけて見える場合があることが判明したからだという。


相変わらずこうした際、アップルの物言いはシンプルでない…。私のiPhone 6 Plusは発表と同時に申し込んだものだ。それが交換対象だということはシリアル番号云々という以前に初期出荷の多くに問題があったと考えても不自然ではないだろう。したがって「シリアル番号が特定の範囲内にあるごく一部」とは考えにくく、かなりの範囲に拡大しているのではないか…。

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※アップルが8月21日に告知した「 iPhone 6 Plus iSight カメラ交換プログラム」のウェブページ


さらに「撮影した写真がぼやけて見える場合がある」という言い回しは不良品をユーザーの目のせいにするという何とも卑劣な表現ではないか…(笑)。「ぼやけて見える」というのは見る方の視力の問題というニュアンスではないか。「ぼやけて見える」のではなく「ぼやけて撮れてしまう」となぜ素直に言えないのだろうか。

しゃくにさわることに念のためと自分のiPhone 6 Plusのシリアルナンバーを確認したらバッチシ...交換対象製品だったので早速アップルに電話し、交換の手続きをすることにした。

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※ iSightカメラ交換プログラムとはいえ実際はiPhone 6 Plus丸ごと交換になる


iPhone 6 PlusのiSightカメラは結果としてあまり使っていなかった。お恥ずかしいことにその写真が鮮明でないことは認識していたものの、外出時は別途デジカメやウェアブルカメラを持参することが多くiPhoneの出番はほとんどなかった。それにiPhoneカメラを使う場合は室内が多く、ボケ気味の結果は光量不足や手ブレかな...と漠然と考えており、まさかiSightカメラの不良とは思いもしなかった...。

ともかく早々に交換しなければならないが、問題はライフライン同様のiPhoneだからして数日使えないとなれば色々な支障が出てくる。なんとかタイムラグを最小にすることはできないかとAppleCareプロテクション・プランに加入していたこともでもありAppleCareサービス窓口に相談も含めて電話をしてみた。

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※iPhoneもAppleCareに加入していた...


予想していたことだが、交換プログラムには大別して2つの方法があるという。ひとつは近隣のサービスプロバイダへ足を運びその場で交換を要求する方法だ。ただしそのお店に在庫がなければ新しいiPhoneを手にするのに時間がかかってしまうから事前に問い合わせた上で店頭に行くことがポイントか...。

2つ目はアップルが手配する宅配便に対象のiPhone 6 Plusを渡し、数日後に新しい製品を送って貰うという方法だ。しかしこれだと小1週間はかかるという。
事が事だからiPhoneが手元にない状況は防ぎようもないように思えるが、それは最小限にしたい。何しろ我が家は固定電話がないから iPhoneが唯一の電話であり無いと実に困る。勿論Skypeといった類のIP電話やFaceTimeを活用することは可能だが、相手がある事だけに不安が増す。

そんなことを考えながら電話口で迷っていると担当者は「エクスプレス交換プログラム」というサービスもあると第3案を教えてくれた。ただしこれは事前にクレジットカード・ナンバーを登録する必要があるとのこと。
どういうことか...。

この「エクスプレス交換プログラム」サービスなら宅配便のドライバーが交換用のiPhone 6 Plusを玄関口まで届けてくれ、その際に不良品を手渡すということで交換プログラムが完了するというシステムなのだ。これなら直前までiPhone 6 Plusはこれまでどおり利用できるわけで、タイムラグは新しいiPhoneを現行システムに復元する時間だけで済む。

ちょっと躊躇ったのはクレジットカード・ナンバーを告知しなければならない点だ。ただしアップルの担当者いわく、この電話口でお聞きするのではなくこの後お送りするメールのリンクを踏んでカードナンバーを登録するようにとのこと…。セキュリティにも万全の配慮をしていることも力説された。

なぜクレジットカード・ナンバーなのかについて念のため聞いてみた。「エクスプレス交換プログラム」はユーザーにとって簡便で便利なサービスではあるものの、アップル側はリスクを伴う…。
例えばユーザーが宅配便のドライバーに渡すべきiPhone 6 Plusを偽って別のものを差し出したり、カメラ以外にも重大な損傷や改造跡があるiPhone 6 Plusだったりする万一のリスクを回避するためのものだという。もしこうした不正行為があった場合は当該クレジットカードからiPhone 6 Plus本体価格を引き落とされることになる…。

さて、「エクスプレス交換プログラム」の具体的な注意事項だが、宅配便のドライバーに渡す前に問題のiPhoneのSIMを抜くこと、ケース類や液晶保護フィルムなども外しておかないと処分されてしまう。勿論直前のデータをバックアップしておくことは当然だ...。

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※バックアップは勿論だが iMessageやiPhoneを探すをオフ、そして全てのコンテンツと設定を消去の上で電源を切り、SIMを抜く


こうして私のiPhone 6 Plusは…アップルに電話をした翌々日に早くも交換用の製品が届き、バックアップから復元する手間と時間は必要だったが首尾良く最短時間で交換できた。そして環境復元後にあらためてiSightカメラで写真を撮ってみたが、笑ってしまうほど綺麗な写真が撮れる(笑)。しかしこれまで何故気がつかなかったのか...。自己嫌悪に陥りそうだ。

ちなみにiPhone 6 Plusの「エクスプレス交換プログラム」のサービス料金だが、AppleCare+ に加入の場合は料金はかからない。しかし加入していない場合は3,400 円のエクスプレス交換サービス料金が必要となるとのことだ。

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※申込み2日後に早くも交換用iPhone 6 Plusが届いた


結果良ければすべてよしとすべきなのだろうしアップルとしてはスピーディに対処してくれたわけだが、ユーザーとしては正直非常に迷惑な話だ。iPhoneが一時期も使えないことは勿論、iPhone復元とApple Watchの再ペアリングに3時間は費やした。それでもハードウェア関連アプリのいくつかは設定をやりなおす必要がある。さらにけち臭いようだが、液晶保護のために貼っていたお気に入りの強化ガラスフィルムも新しくせざるを得ない。

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※約3時間ほどで復元の基本とApple Watchの再ペアリングが終わった...

やはりこうした事はないにこしたことはない…。
それにしてもだ…マーケティング上の製品寿命が2年ほどの製品なのに不具合の対応が発売から1年近くにもなってからというのはアップルの怠慢というか製品管理に問題があると思わざるを得ない…。厄介なことではあった。

iPhone 6 Plus iSight カメラ交換プログラム



窓用エアコン CORONA CW-A1615-WS 取付顛末記

一昨年に引っ越してきた際に仕事部屋および寝室にはエアコンをつけたが、女房の部屋にはダクト穴がなく通常の壁掛けのエアコン取付はできないので様子見していた。しかしこの猛暑、我慢にもほどがあるし健康第一と考え遅ればせながら窓用エアコンを購入し、自分で設置を試みた。


この種の窓用エアコンは埼玉に住んでいた時代に使った経験があるものの、最初の機種は稼働音が五月蠅くて閉口した思い出がある。その数年後に新型に変更した際、騒音が少ないことに驚いたが、もともとこの種の製品はコンプレッサーと一体型でありその音と振動はある程度仕方がないものと考えていた。しかし近年は随分とよい製品が登場しているようだ。

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※少々特殊な窓に窓用エアコンを取り付けることになった...


今回手に入れたのは「コロナ窓用エアコン(冷房専用)CW-A1615-WS」という製品である。比較的安価なのと同時に評価もなかなか良いので決めた…。
本製品の特長は「運転中の騒音を大幅に抑えた」こと。「ノンドレン式およびドレン水除菌機能」であること。「運転停止後のクリーン機能としてエアコン内部を乾燥させ清潔に保つ」こと。そして「低消費電力」といったところか…。

さて、取付は付属の取り付け枠を窓に設置することから始まる。その取り付け枠にエアコン本体をはめ込むことになるのでなるべく丁寧確実に作業を行う必要がある。この点が雑だと余計な振動が加わったり、隙間から雨風はもとより虫などが侵入することもあるのでともかく確実に... "かくじつ" にやらなければならない...。

早速同梱の取り付け枠を窓に取り付けることにする。窓の内径の高さが88センチほどなのでオプションは不要であり同梱の取付枠だけで間に合うはずだ。
ただし我が家のサッシは些か標準的な仕様ではないのが問題だった。したがって室内側のアルミ窓の立ち上がりに引っかける…という簡易的なやり方では駄目なのだ。したがってまずは補助金具を窓枠上下に取付け、そこに取り付け枠を固定することにした。この辺の作業は愛用の電動ドライバーが大活躍だ…というよりこれは必需品な気がする。

これまでに多少の経験があったこと、そして今回も事前にネットで取付の手順を確認しておいたので組み立ての仕組みが頭に入っているから楽だ。後は目の前にある少々変わった窓枠にどう対処すべきかを考えながら対処するが、要は急がず確認しながらひとつずつ進めていく。

ともかく取り付けた補助金具をサッシの "立ち上がり" に見立て、取り付け枠を引っかけてまずは下部のねじを仮止めする。枠全体を窓枠の左に押しつけながら枠上部のアコーディオン・パネル枠を伸ばしてこれまた補助金具に挟み込み、左右の締付ねじで仮止めし枠自体の長さが決まったらこれまた左右の締付ナットを固定する。

基本的にこれで取付け枠が窓枠に固定されたわけだが、ここに21kgほどの重い本体をはめ込むことになるので、しっかり確実にそして丁寧に取り付けなければならない。取付け枠の位置が間違いないか、きちんとロックされているか、目立った隙間がないかを検証してから仮留めのねじ類を最終的にしっかりと締め付ける。

続いてエアコン本体を取り付けた枠にはめ込み固定するだけだ。まずはエアコン底部を所定の取り付け枠にはめ込み、本体を静かに枠に沿って立て、上部にあるエアコン固定金具に「カチッ」と音がするまで押し込む。最後にエアコン固定ねじで取り付け枠にエアコン本体をしっかりと固定すれば設置は完了だ。

最大の注意はやはり重いものを落としたり周りにぶつけたりせず、安全に取付け枠にはめ込むことだ。女性の方でも持ち上がる重さかも知れないが、できれば1人でなく2人で作業すれば安全だろう。

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※がたつきもなく一応綺麗に窓用エアコンを取り付けた


さて、一応手順通りに設置は完了したはずだが、振動やがたつきがないかを電源を入れて確認してみる。付属のリモコンに電池を入れてスイッチを入れるとエアコンは軽快に動き出した。

大げさでなくその稼働音の静かさに感動する。そして余計な振動音もないようなので一旦電源を止めて外側と内側から隙間をパテやスポンジの隙間テープを使い、見栄えにも注意して仕上げを行う…。なおパテは少量製品に同梱されているが、別途パテを始めとして隙間テープの類を多種別途買いそろえた…。

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※隙間処理をどうするか...。様々な隙間用テープなどを買いそろえて思案中


お陰様でこれまでで一番綺麗に設置ができたと悦に入っているが、最後の難関がある。
それが取付け枠と窓枠との隙間をどう埋めるかである。窓の仕様にもよるが、この点は十数年経っても基本的に決定的な解決方法がないようで、相変わらず取付け枠に “パッキン” と称するぺらぺらの板状のものが貼り付いていて、その幅で窓との隙間を覆うということ原始的な手法しかないようだ…。

しかし窓との距離は勿論、その形状も含めて様々な様子の隙間をアバウトに塞ごうという事なのだから、進歩とか進化といったことに無縁なのか(笑)。
外の空気が入ってくる程度ならともかく、例えば夜には室内側は照明で明るく外は暗いから虫たちに「こっちへおいで」といってるようなものだ。何だかエアコン本体の進歩とくらべてこうした点はまったく工夫も改良もされていないことに少々がっかりしたが、後は自己責任ということなのか…。

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※付属品で隙間処理をした結果はこんなものだ...。このままでは虫などの侵入を簡単に許してしまうので工夫が必要


確かにこの隙間を完全に埋めることは難しい。特にシーズン中にしても雨が強く吹き込むような場合、あるいは留守にする際にはやはり窓は閉めておきたい。したがって隙間を何かの材料で完全に埋めたとしても窓を閉じたりまた開けたりする度に何らかのまとまった作業が必要では使っていられないではないか。

ということで防犯を意識した施錠の工夫と共にこの隙間をなるべく完全に、そして取り外しと取付けが簡単なように塞ぐ工夫ができないかと前記したように隙間テープの類を数種買い込んで研究中である。
結果、まだ完成の域には達成していないが前記 “パッキン” による隙間対策よりは工夫をした暫定版はこんな感じとなった。自画自賛だが窓の開け閉めにも対応できている...。

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※窓の開け閉めにも対応した当研究所オリジナルな隙間対策(β版)


「これだ!」というアイデアがあればそれこそ実用新案ものだろうが、いやはや見栄え良くそして出来るだけ完全にと思えば大変難しいことは明白だ。すべての隙間とデコボコを数値化し、それを3Dプリンターかなんかで一体成型できればよいかも知れないが、取付けと取り外しを考えると…なるほど、エアコンメーカーが匙を投げているだけのことはあると思った(感心してどうする...笑)。

ともあれ「工事不要、すぐに使える窓用エアコン」という謳い文句は間違いではないが、取付けを舐めてかかると苦戦することになる...。取り付ける場所に必要なすき間を埋めるアイテムはもとより、それなりに道具類を準備し、実践に入る前に説明書をよく確認してから始めることをお勧めする...。



Apple、iPhone 6 Plus iSight カメラ交換プログラムを発表

アップルは8月21日、主に 2014 年 9 月から 2015 年 1 月までの間に販売され、シリアル番号が特定の範囲内にあるごく一部の iPhone 6 Plus で、iSight カメラのコンポーネントの一部が故障し、撮影した写真がぼやけて見える場合があることが判明したため対象製品につき iSight カメラを無償で交換すると発表。


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△ 対象製品
  お使いの iPhone 6 Plus が (iSight カメラ以外は) 正常に動作しており、iSight カメラにのみ上記の症状が見られる場合はここから対象のシリアルナンバーであるかを確認できる。なお、本プログラムの適用対象モデルは iPhone 6 Plus のみ。


iPhone 6 Plus iSight カメラ交換プログラム



ラテ飼育格闘日記(455)

猛暑ももうしばらくの辛抱か…。そういえばラテは冷たい水が大好きだ。冷たい水はお腹をこわすから常温の水で十分だという意見もあるけど、やはりワンコも個体差や好みにより違うのかも知れない。我が娘は幼犬時代から自宅はもとより自動販売機などで冷えた水を飲んできた…。


やはり暑い時期にはラテもよく水を飲む。日々冷蔵庫で冷やしてある水を気がつく度にラテ用の水飲み容器に入れたり取り替えたりするのが習慣になっている。
ラテはといえば散歩中はともかく、室内で水を飲む時間帯はほぼ決まっている。朝食後、夕方の散歩前、夕方の散歩後、夕食後といったところか...。

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※嗚呼...楽ちんだ!


ただし室内での水飲みは喉が渇いたから闇雲に...というわけでもないようなのがなかなか賢い。それは排泄との関係をラテなりに考えていることがわかっているからだが、水を飲めばオシッコが近くなるのは人もワンコも一緒である。しかしラテはいつの頃からか室内のシートではしなくなってしまったから朝夕の散歩、そして寝る前に極近所の公園に連れ出すといった一日3度ほどの外出の機会を考えて水を飲んでいる。

日中でもなるべく頻繁に水は取り替えるようにしているが、特に散歩にでかける支度の一環として水を取り替えるようにしている。そのラテと飲み水に関連することだが、興味深い事がいくつかある。

ひとつはラテにとって美味しい水とそうでもない水をきちんと識別しているという事実だ。前記したようにラテの飲み水は2リットルのペットボトル2本分を常に冷蔵庫で冷やしている。その冷たい水を金属製のボールに注いで定位置に置くわけだ...。

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※オトーサン、アタシ動きたくないよ〜


よくワンコの味覚は我々人間と比べて鈍感であり、何でも食べる雑食性の動物だといわれる。それは舌にある味を感知する “味蕾” と呼ばれる器官が人間の数分の一しかないからだというし、そもそも死肉も食べるといわれるワンコは味わって食べることを知らないという。
それは歯を見ても納得するに違いない。ワンコの歯は肉を引きちぎるのが目的であり、かみ砕いたりすり潰して味わうということではなく、飲み込めるサイズに引きちぎったら後は胃袋に入れるという食べ方をする。

さらにワンコの舌は甘みと酸味は分かるが塩分や苦みには至極鈍感だとも言われている。反面食べ物は臭いでも好きか嫌いかを判断するし、人間の嗅覚とは比較にならない嗅覚を持つワンコは当然のことながら臭いでも食べ物を吟味しているに違いない。
まあ、食べ物はともかく...ここでは飲み水の話である。

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※抱っこのときだけはオトーサンに爪を立てるほどしがみつく(笑)


前記したようにラテ用の飲み水は冷蔵庫で冷やしてあるが、それは蛇口に取り付けてある簡易浄水器を通している。したがって比較の問題だが、それは単に冷やした水道水よりオトーサンが飲んでも美味しいと感じる。まあラテがどう感じているかは分からないものの幼犬時代から好んでこうした水を飲んでいるわけだが、散歩途中で公園にある飲み水の蛇口から少々生暖かい水も飲むこともあるのでやはりケースバイケースなのだろう。

実は今年の夏はオトーサンたちの飲み水が一段と美味しくなった...。それは「クリンスイ」というポット型浄水器を使い始めたからだ。メーカーの言い分通りなら「クリンスイ」の除去能力はなかなかに凄いのだ。何しろ雑菌から赤さび、鉛、トリハロメタン、農薬、カビ臭などに至るまで、15種の物質を高度に除去できるという。

何にでも興味を持つオトーサンは蛇口直結型の浄水器を通し、冷却した水と「クリンスイ」で濾過して冷やした水の飲み比べをしてみた。これは明らかに「クリンスイ」の方に軍配があがる...。そこいらの自動販売機で買うペットボトルの水など及ばない美味さだ。
ただひとつ「クリンスイ」の欠点があるとすればポット型なので溜めておける量が知れていることだ。それでも切らさないようにと気を付けているが、最近この「クリンスイ」の水をラテが好むようになったのである。

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※珍しくオトーサンの掛け布団で遊ぶラテ


準備できる量が知れていることもあるし、これまで蛇口直結式浄水器で濾過し冷やした水で文句もなかったから(当然だ)ラテにはなるべく頻繁にこの冷たい水を飲ませるように心がけてきた。また珈琲やお茶を淹れる場合にも蛇口直結式浄水器を通した水を使っている。したがってあくまでオトーサンたちが冷水そのものを飲みたいときに「クリンスイ」のポットを冷蔵庫から取りだして飲む…というわけだ。

ある日の事、散歩からヘロヘロになって戻ったオトーサンはラテを玄関に待たせたまま、冷蔵庫から「クリンスイ」をコップに注いで一気飲みした。ふと同じくハアハア言いながら待っているラテにも飲ませてあげようとその「クリンスイ」の水を小ぶりの容器に注いでラテの前に置いた...。そしてその場にオトーサンもコップに2杯目の「クリンスイ」の水を注いで座り込みながら飲み始めた。

喉が渇いていたこともあるが、ラテも一気飲み...がぶ飲みだった(笑)。あっというまに容器の水は無くなったがラテはオトーサンの手にしているコップを見上げて舌なめずりしているではないか。
「まだ飲み足りないかな」とオトーサンは自分のコップに残っている水をラテが空にした容器に少し注いであげた途端にラテは再び飲み始めてまたまた空にした。

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※散歩から戻った直後、オトーサンと一緒に冷えた「クリンスイ」の水を飲むラテ


そんなことが数日続いた頃のことだった。昼飯の後で喉が渇いたからとオトーサンは「クリンスイ」のポットを取りだしグラス一杯に冷たい水を注いで椅子に座った。飲み始めた直後にそれまでフローリングに横になっていたラテがむっくりと起き上がりオトーサンの脇に座っただけでなくマズルでオトーサンの足をツンツンと突くではないか。
これまでにも食べ物ではこの種のことが多々あるが、水を飲んでいるときにはこんなことはなかったし、定位置にはまだ冷たいであろうラテ用の飲み水がたっぷりと置かれているのに…である。

これは明らかに「オトーサン、アタシにもその美味しい水ちょうだい!」と言っているに違いないと判断しオトーサンのコップから小振りの容器に水を分け与え、床に置いた途端にラテは嬉しそうにがぶ飲みし始めた(笑)。
それからこれまでに数度、そんなことがあった。ただしラテが日中に水を飲むのは限られているからオトーサンが「クリンスイ」のポットを冷蔵庫から出す度毎というわけではない。なぜなら排泄の我慢ができる範囲をラテなりに考えているからだ。

凄いのは散歩に出るにはまだまだ時間があるものの喉が渇いたときの行動だ。水の容器に近づき「ガブカブ」「ペチャペチャ」と音を立てているからオトーサンが覗き込むと水の量はほとんど減っていない。それは明らかに飲むのではなく口内を冷たい水で濯いだ結果なのだ。
本当なら飲みたいところなのだろうが、ここでがぶ飲みすると辛いから...という気遣いに違いない。そうしたことに気がついてからは、散歩の準備が終えてから最後に容器の水を冷たい水に取り替えて置くと「待ってました!」とばかりにラテは思いっきりその水を飲み始めるのだ。何しろこの後にすぐ外に出られることを知っているからである。

ともあれ舌と臭い、もしかしたら臭いの判断の方が優先なのかは不明だが、ラテは明らかに蛇口直結式の浄水器を通した水と「クリンスイ」で作った水を区別でき、どちらが美味しいかを知っているものと思われる。
ワンコの好みもなかなか馬鹿に出来ないではないか!


iPhone用黒電話スタイルの受話器(ハンドセット)を手に入れた

いわゆる黒電話というやつ...無論ボタン電話でなくダイヤル式の電話機を知らない人たちも増えたとのこと。あの回転するダイアルを前にしてどうしたらよいかが分からない子供たちもいると聞いたが、世の中それだけ大きく変わったということか...。


一家5人のわが家に黒電話が入ったのは昭和40年前後だったと思う。電話を設置する際「電話加入権」というものにまとまった金を払わなければならない時代だったから、家庭に電話を入れることは特別なことだった。
その数日後に電話のベルの音を軽減するためか、わが家の黒電話様はお袋が縫った小さな座布団の上に鎮座していた。それは子供心にも陳腐に思えたし、黒電話が大黒天かなにかの木彫りのようにも思えた(笑)。

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※iPhoneで使える黒電話スタイルの受話器(ハンドセット)「COCO Phone」


その電話機も現在ではボタン式になったのは当然として随分とスマートに、モダンになったが、昨今のビジネスフォンで物足りない点がひとつある。それは薄っぺらになったハンドセット…受話器だ...。軽くなったのは良いし確かに見栄えも素敵だが、その形状では肩と頬の間に受話器を挟んでハンズフリー通話するという芸?がやりにくくなった。

一昔前の警察や新聞社のTVドラマなどではよく受話器をそうして肩と頬で挟みながら「なに?殺し?…ちょっと待て、いまメモする!」といったシーンが多々あったものだ(笑)。
このスタイルは仕事のできる奴というイメージがあったものだが最近はその姿が横柄だというイメージもあるらしい。見た目も美しくないし見えない相手にも伝わるものだからやってはいけないと宣う人もいるが、これは仕事のやりやすさを極めたひとつの工夫であり、電話対応の口調や態度とは別のことだとオジサンは思うが、これまた時代が変わり価値観や考え方が変わっていく…。

またマナーがどうの…といった事とは別に実害があることは確かだ。肩で電話機を挟み込むのがクセとなれば肩こりや首の痛み、顎関節症などの原因となる場合があるというから、無闇に真似しない方がよいと思う。まあ人それぞれか…(笑)。
いつしか時代が流れ、スマートフォンの時代となった。その多くがiPhoneの影響で縦長で薄い四角形となったし我々は疑いもなくそれを耳に当てて通話をしている。そしてまさかこの薄さでは肩に挟んで格好付けることは難しいし落としやすい(できる人もいるらしい)。当然 iPhoneもハンズフリー通話が可能とはいえそのままでは相手の声が周りに聞かれてしまう...。

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※「COCO Phone」はカールコード付きなのでケーブルは絡まりにくい


無論通話機能を持つヘッドセットやイヤフォンあるいはヘッドフォンを使えばよい理屈だが、一番の欠点はその喋りが「独り言」なのか「通話なのか」が分かりにくいことか(笑)。今では慣れたが、一時期歩きながらブツブツと声を出し、時にニヤニヤしている奴を見ると危ないからと避けるクセがついた。
対して受話器による通話の利点はオフィスや家庭においてもその姿は誰が見ても電話をしていることが分かる点だ。電話をしている者に用事を言いつけたり、話しかけたりする奴はいない…。まあ受話器を肩に挟んだまま外に出る人はいないだろうし(笑)。

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※ハンドセットにはボリューム(上)と通話ボタン(下)が付いている


特に受話器に拘りがあったわけではないが、馴れという事も含め確かにあの黒電話の受話器は使い勝手が良い。どう考えても板っ切れのようなiPhoneを耳に付けているのは通話に限っては自然ではないような気がするのだ。
とまあ、どうでもよいことを長々と述べたが、面白半分にiPhone用の黒電話スタイルの受話器を買ってみた...。

「COCO Phone」という当該製品は黒だけでなくピンク色などいくつかカラーバリエーションがあるようだが、ここは是が非にも黒でなければならない(笑)。
とはいっても本物の黒電話の受話器とは比べものにならないほど軽く(135g)滑り止めの意味があるのか全体が艶消し処理されている。

使い方はハンドセットに付いているカールコードの先端プラグをiPhoneのイヤフォンジャックに差し込むだけだ。
勿論電話をかける場合は iPhone側で相手を呼び出すことになるがボリュームはハンドセット脇にあるボタンが効くし、通話を受ける、あるいは切るのはハンドセットの内側にあるボタンを押す。それだけだ...。

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※使い勝手はなかなかよろしい...


バッテリーが必要なわけでもなくソフトウェアのインストールも不要。ただイヤフォンジャックに差し込むだけだ。これならiPhoneを操作しながらの通話ができるし通話相手の声は外に漏れない。勿論iPhoneだけでなくMacBookなどでSkypeやFaceTimeを利用する際にも活用することができる。

またノイズリダクションシ機能による音質も必要十分だし、カールコードのおかげでケーブルは絡まりにくい。無論当該ヘッドセットを持ち歩くつもりはないが、ことモバイル通話に関してはレトロといった意味は別にしても私のような古〜い人間には実に使いやすい…。この数日、仕事部屋での通話はもっぱらこの「COCO Phone」で楽しんでいる。



MOメディアを最終整理

「MO」メディアを手に取ってみると実に懐かしい...。あまり自覚していない間に自然と使わなくなってしまったが、一時期には大変便利に活用していたものだ。ちなみに "MO" とは Magneto-Optical disk の略称である。今般数十枚残っているMOの中身を確認し整理保存したいと考えたが、そういえばすでにMOドライブがない...。


フロッピーディスク、それも5インチのフロッピーディスクや3.5インチのフロッピーを使ってきた我々にはこの3.5インチのMOは大変扱い易く信頼性も高かったからDTPやデザイン・印刷・出版の分野でひとつの標準メデイアとなった感もあった。
無論いまでも使っている方はきっといらっしゃるだろう...。ただしセキュリティの面でこの種の持ち運べるメディアは企業では敬遠されるようになったことも事実だ。

当初MOの容量は128MB仕様だったが、3.5インチフロッピーの2枚ほどの厚みのMO1枚でフロッピーディスク128枚分の容量があるというのは驚異だったしカラー画像データを扱うことが多くなってきたパソコンとの相性も抜群だった。

正確な記録が残っているわけではないが、手元に残存している数十枚のMOを眺めてみると2000年頃までは活用していたようだ。それらは自社開発のMac用ソフトウェアのソースコード、アプリケーション、製品化の段階で作り上げた取扱説明書データ、デザイン版下、NIFTY-Serveのログバックアップ、著作原稿などなどから次第に解像度が高くなりファイル容量が肥大化していったデジタルカメラの撮影データなどが残されている。

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※50枚ほど残っていたMOメディアの中身を確認して最終処分へ...


面白いのはデジタルカメラの撮影データも枚数はともかく続々と登場しつつあった機種別毎に撮影データが保存されていることだ。例えば、CASIO QV-10(25万画素 320×240)、CASIO QV-100(36万画素640×480)、RICOH DC-1(41万画素)、KONICA Q-100(108万画素)、FIJIFILM DS-300(140万画素)、FUJIFILM FinePix700(150万画素)の撮影データがデジタルカメラ毎のMOに残っていた...。

これはそれぞれの時代の先端を謳っていたデジカメがどれほどの画質を持っていたのかを再確認する確実なデータであり、当該カメラ本体を処分したいまとなっては往時を偲ぶ貴重な資料でもあると考えている。
こうした写真データは勿論、前記した様々なデータ類の中にはもしかしたら残しておくべきデータがあるかも知れないと考えてはみたが、残念なことにMOドライブがない...。

まずはMOドライブを入手することから始めなければと思うが、MOドライブはほとんどのメーカーが生産を終了しているようだから可能性は中古品かと調べてみた。
驚いたのは中古品の一部はMOドライブ1台数万円の売値がついているものがあることだ。よほど切羽詰まった場合でなければ買う人はいないと思うが、それでも需要があるのだろうか...。

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※今回あらためて入手した中古のMOドライブ


私はたまたまヤフオクで常識的と思われる値段で出品されていたバッファローブランド、メルコ製を落札できたのは幸いだった。無論 iMacとUSB接続し128MB、230MBおよび640MBが問題なく認識できた。
結局50枚のMOメディアのうち、約1/3ほどはブランクだったが、後は前記したようにデジカメのデータ、開発ソフトウェアのソースコード、アプリのβ版、そしてマニュアル原稿といったものがほとんどだった。

一応MOの中を確認したので必要なデータは別途ハードディスクやCD-Rといったものにバックアップしてからメディアを処分しようと考えたが、今回あらためてMOの安定性というか信頼性といったものに目を向けることになった。
なぜならすでに15年以上も前に書き込んだものだが、50枚のMOのうち読めなかったMOは1枚もなかったからだ。とはいっても現在の環境下でこれらのMOを活用するすべはないしそのつもりもないが、外部からMOメディアでデータが持ち込まれる可能性もまだゼロではないと考え、MOドライブはもとよりだが数枚のMOメディアは保存しておこうと考えている。




虫専用の捕獲掃除機「虫バキュームハンター 」を使ってみた

虫が多い季節である。網戸の隙間を通り抜けたのか玄関のドアを開けたときに侵入したのか、蚊はもとより蛾や小バエ、蜘蛛などなどが室内に...。しかし叩けば壁や床が汚れるし第一なかなか捕獲も難しい。ということで「虫バキュームハンター」というアイデアグッズを買ってみた。


まあまあ、この種のアイデア商品の多くは文字通り「アイデアは良いが実用性に欠ける」というのが相場である(笑)。しかしその良否は自分で使ってみなければ分からないのも事実...。ということでこの虫が多い季節に役立てば良いが…と思いながら「虫バキュームハンター」を手に入れてみた。

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※「虫バキュームハンター」の同梱品


「虫バキュームハンター」はいわば虫取り専用の掃除機である。形はどこか銃身が長い短銃のようだが、重量も電池別で130グラムほどなのでまさしく片手で扱える。
グリップ部裏に電池ボックスがありそのグリップに透明なプラスチック製の筒を差し込む。そして先には黒いノズルを取り付ければ準備OKだ。

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※組み立てが終わった「虫バキュームハンター」(上)とグリップ裏にある電池ボックス(下)


要はグリップ部分にあるスイッチを押し続けると電源が入り筒状の先から虫を吸い込むという道具だ。筒の長さは約20センチほど、全長だと39センチほどある。これを短銃のように持ち、壁や床にいる虫に10~30ミリ近づけ虫を吸い込み、ノズルに蓋をすれば捕獲完了という具合だ。

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※グリップ上部には吸引の電源ボタンとLEDボタンがある(上)。下側にはLEDがひとつ付いている(下)


これなら虫を叩いたりティッシュなどでつまみ、手を触れる必要はないし、後は捨てるなり屋外に逃がすだけだ。周りも汚れない。そしてグリップにはもうひとつLEDを点灯させるスイッチがある。LEDそのものはグリップの下側、短銃でいうところの引き金の位置に付いているが、ターゲットの虫がいる場所が暗所で見えにくいときには効果があるかも…。

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※片手操作が可能(上)。そして紙に印刷したダミーの虫を吸い取ってみた(下)


電池は握り部分に9V角形乾電池(別売)をセットするが、30分の連続運転が可能だという。9V角形乾電池を使う割には電池が持たない気もするが、使用頻度は高くないだろうからあまり気にならない…。

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※虫の捕獲完了


肝心の吸引力だがノズルを近づければ小型の虫なら吸引するに十分な強さだと思う。問題は逃がすことなくノズルを近づけられるかにかかっている(笑)。これは羽を持っている飛ぶ虫や動きが速い虫では理屈通りにはいかず、ノズルを近づける過程で逃げられてしまうこともあるだろう。

そうした取り逃がしやすい虫は「虫バキュームハンター 」を使う前に「瞬間凍殺ジェット」をお勧めしたい。マイナス85℃の噴射で虫を一瞬で氷らせ動きを止めてから「虫バキュームハンター 」で吸い込めば逃がしにくいはずだ。それに「瞬間凍殺ジェット」は殺虫剤ではないのでこれまた後処理は簡単だし「虫バキュームハンター 」内部も汚さないで済むだろう。

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※この季節「瞬間凍殺ジェット」はひとつ手元に揃えておくことをお勧め


手元でシミュレーションした範囲では小型の虫なら十分に効果があるようなので常時手の届く場所に交換用の電池と共に常備することにした。
ただし、やはりというか実際に使ってみると大変便利なのだが問題が浮上した。それは小さな虫を捕獲した後に外に放とうとしたものの筒の根元にある吸引部に引っかかり素直に落ちてこない。そういえば掃除機ならこの部位には何らかのフィルタがあるはずだが本品にはそれがない。

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※バキュームの吸引元にある穴に虫が引っかかり捨てづらい場合がある


したがって吸引の穴に引っかかり後処理が面倒になってしまう。といってまさか蓋をするにしても捕獲した虫をそのままにしておくというのも気持ちが悪い...。
この辺は大いに工夫しないとただのアイデア商品で終わってしまいそうだ(笑)。






ラテ飼育格闘日記(454)

先週はお仲間のワンコの飼い主さんが亡くなられたことを記した。そういえば飼い主さんだけでなく別途知り合いのワンコも亡くなったことを教えていただいた。ラテとはまったく絡まなかったから詳細は不明だが、見るからに飼い主さんに愛されていることがわかるワンコだった。


人もワンコも命には限りがある。そんなことは百も承知だが、家族は勿論身近にいる人たちやワンコたちはどこか永遠に存在してくれるような気がするものだ。
思えばラテが公園デビューしてから9年近くにもなる訳だから、その際に出会ったワンコ…特に大型犬たちの中には亡くなっているワンコも多いはずだ。”はずだ” と曖昧なのは2,3年もすると出会うことがほとんどなくなったワンコが多いからである。それは文字通りワンコが亡くなったために飼い主さんも公園に足を向けなくなっただけでなく引越や環境の変化で公園には足を向けなくなった例も多いのだろう。

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※散歩中にへたり込みながらもオトーサンたちに愛想を振りまく


具体的な名前は挙げないが、これまでに知る限りシェパード、ボクサー、ゴールデンレトリバー、コーギー、柴、シェルティー、ボーダーコリーなどなど残念ながら亡くなったワンコも多いものの、この4,5年会っていないワンコたちもいるのでそうしたワンコたちの所在が時に気にかかるオトーサンである…。

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※夕暮れなったので散歩に連れ出すも、ドアを閉めた途端に外気の蒸し暑さが嫌でドアを開けろと騒ぐ(笑)


そういえば先日ステラと名付けられた雑種の大型犬が老衰で亡くなったことを教えていただいた。雌のワンコだが当初からラテとはまったく絡んだことがないので詳しい事は分からない。たまたま飼い主さん(男性)と公園などで出会うと挨拶を交わす程度だった。しかしそのワンコの名はジャズのスタンダードナンバー「星影のステラ」を思い出す素敵な名前なのでオトーサンにとっては印象深いワンコだった。

印象深いといえばステラちゃんの飼い主さんは見るからに愛情深くワンコと付き合っているのをいつも眺めていた。広い公園の周りを時にお仲間のワンコたち…飼い主さんたちと一緒に時間をかけて回っている姿をよく見かけたが、ステラちゃんが大切にされている姿は微笑ましいものだった。そのステラちゃんが老衰で亡くなったという…。

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※美容室から戻ったところです!


確かその1週間、いや10日ほど前にいつもの公園でその姿を見た記憶があるが、14歳と3か月だったらしい。大型犬では長生きできたほうかと思うが、知らせてくださったハリーちゃんのオカーサンによればステラちゃんはそのとき、飼い主さんに前足を握ってもらっていたという。その握っていた前足の肉球が息を引き取る瞬間に「ふわ〜」と暖かくなり、その後急に冷たくなったらしい。

その情報を知ったとき、オトーサンの耳にはあの軽快な「星影のステラ」の曲が流れた…。ステラちゃんは文字通り大好きな飼い主さんに看取られながら星になったのだろう…。
そして考えたくもないが、ラテも大病を患うことなく寿命を全うできたとしても後5年程度かな…と思うとそれだけでオトーサンは平常心を失う。

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※今日も散歩のフィッニッシュはオトーサンに抱っこだ(笑)


こればかりは避けられない定めだし、毎日出来ることを粛々とやりながら飼い主共々健康に留意しつつ、楽しい思い出を重ねていくしかないとはわかっているのだが、知り合いのワンコや飼い主さんの訃報を聞くとついつい考えてしまう。

ところで面白いといってはラテに叱られようが、今般ラテ関係の古い写真を検索する機会があったのであらためてラテ1歳未満だったときの写真を見ながら気がついたことがある。以前にも少し触れたが、一般的にワンコは成犬より子犬時代の方が可愛いに違いない。無論犬種によるものの、幼犬時代はムクムク、コロコロとしているし小さく動きもそれなりだから思わず両手で持ち上げて抱きしめたくなる。

犬猫に限らず、生き物はそうして弱い時期には人間を含めた大人たちに守ってもらうように出来ている。可愛さは生きるための武器なのだ。ただしラテの写真を振り返って見ると残念ながらオトーサンたちが出会ったのはラテがすでに生後5ヶ月の時であり、生まれたてのムクムク、コロコロ時代は知らない…。

あくまで推定だが生後5ヶ月ほどで知り合い、6ヶ月の時にわが家に来たわけだが、幼犬時代の顔つきより現在の顔つきの方が可愛いのだ(笑)。比較して見ると表情がかなり違うことがわかる。

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※ラテが我が家に来た翌月(2007年1月)の表情。う〜む、可愛くない(笑)


親バカ丸出しで話しを続けるが、2007年あたりの表情は硬くて贔屓目に見ても「わっ可愛い!」といえるご面相ではないのだ(ゴメン…)。無論往時は比較の対象もないしオトーサン側の知識もなく、そんなものだと考えていたフシがあるが…。
そんなことを考えながらふと隣に寝ているラテの顔を覗こうと振り向くと我が娘はオトーサンにケツを向けて寝ていた(笑)。




なんでも束ねる、ロック付きマルチスマートバンド「ピクシィ」発売

トリニティ株式会社は8月14日、Blueloungeのロック付き マルチスマートバンド「Pixi(ピクシィ)」を全国の家電量販店、および一部雑貨店を通じて8月14日より販売すると発表。なお、本製品はTrinity Online Storeでも取り扱いする。


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ロック付き マルチスマートバンド[ Pixi ]

・あらゆる身の回りのものを束ねて、スッキリ
・何度でも繰り返し利用可能
・ロック付きなのでお好みの場所でバンドを留めることが可能
・ロック後も長さ調整可能
・ほどくのにバンドを切る必要なし
・アイディア次第で使い方は無限大
・スモール、ミディアム、ラージの3サイズ

Pixi(ピクシィ)は、あらゆる身の回りのものをシンプルに束ねることができる、ロック付きマルチスマートバンド。ケーブルや文房具を束ねる、テキストとノートをまとめる、名刺を束ねる、ヨガマットを丸めて留める、荷物を自転車の荷台に固定させる、パンやポテトチップスの袋をとめる...アイディア次第で、その使い方は無限に拡がる。

▼ 価格
オープン/市場予想価格:1,700円(税抜)

▽ タイプ/型番/JANコード
 ・スモール(グレイ・ブラック)/ BLD-PIXIS-GYBK / 4582269475271
 ・スモール(オレンジ・ブルー)/ BLD-PIXIS-BLOR / 4582269475288
 ・ミディアム(グリーン・ブラック)/ BLD-PIXIM-GRBK / 4582269475295
 ・ラージ(レッド・ブラック)/ BLD-PIXIL-RDBK / 4582269475301

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ジョブズ学入門講座「成功の秘密」【10】〜 死と向き合い続けた真剣さ

スティーブ・ジョブズ成功の秘密に迫ろうとこれまでジョブズ学入門講座「成功の秘密」として9編のアーティクルを紹介してきたが、切りが良い10編ということで今回は終章のつもりで書いてみた。ジョブズはグッド・ジョブズとバッド・ジョブズという極端な二面性を持っていたが、特にバッド・ジョブズの生き様は死を常に眼前にぶら下げていた気負いの姿であったのかも知れない。


スティーブ・ジョブズの生涯を俯瞰すると2つの大きく異なる章にわかれる。無論その第一章はアップルを起業しApple II で大成功しつつもMacintoshをリリースした翌年の1985年にアップルを去るまでのジョブズである。
第二章は1996年末、当時アップルのCEO ギルバート・アメリオに請われNeXT社の買収と共にジョブズもアドバイザーという肩書きでアップルに復帰してから死すまでのスティーブ・ジョブズである。

このアップルから離れていた11年間、ジョブズはNeXT社およびPixar社を率いていたもののなかなか苦しい時代であった。為にその間に出会った様々な人たちや出来事からジョブズはジョブズなりに学んだことも多かったと思われる。
後にジョブズは「アップルをクビになったことは人生最良の出来事だった」と振り返ったが、自虐的な発言かも知れないものの確かに彼の人生における強力なカンフル剤となったに違いない。そして反省はともかく、彼なりに多くのことを考えるきっかけとなっただろう。

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※1977年、第1回 WCCF(ウェスト・コースト・コンピュータ・フェア)でのスティーブ・ジョブズ


さてスティーブ・ジョブズがスティーブ・ジョブズたらしめるエピソードは多々あるが、実の妹で作家のモナ・シンプソンは追悼文の中で「兄は激情の人でした。病と闘っているあいだも、兄の美的感覚、兄の慧眼、兄の見識は揺るぎませんでした。67 人も看護師を替えて、気持ちが通じる人をみつけたのです」というくだりはさすがにジョブズだと感嘆する。
そういえば入院中、酸素マスクのデザインが気に入らないとクレームをつけ、5種類のマスクを集めさせて選んだという話もある。命のやり取りをしている病院のベッドでもそこまで拘るのは彼ならではだ...。

そしてあのスタンフォード大学での有名なスピーチが真実なら、スティーブ・ジョブズは少年時代から「今日一日を人生最後の日だと思って過ごしていれば、いつの日かその通りになるだろう」と毎朝鏡に向かい「もし今日が人生最後の日だとして、今日やろうと思っていることを自分はやりたいだろうか?」と自身に問いかけ続けていたという。

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※2005年6月、スタンフォード大学卒業式で伝説となるスピーチを行ったスティーブ・ジョブズ


それが本当ならスティーブ・ジョブズは常に "死" というものを身近に感じ早く言えば「いつ死ぬか分からないのだから自分のやりたいことを最優先すべき」という思いにとらわれ続けていたといえる。
そうしたエピソードのひとつとして妻となるローリーンとの出会いがある…。

1989年10月のこと、スタンフォード大学のビジネススクールにスティーブ・ジョブズが登壇した際に新入生のローリーン・パウエルと出会う。その日はその後に仕事の約束があったが、ジョブズは「仕事か彼女か」をと考えた末、本当に自分の心に忠実にと約束をキャンセルして彼女を食事に誘った。

スティーブ・ジョブズは「生き急いだ」のかも知れない...。
「今日が人生最後の日になるとしたら、いま何をしたいのか、するべきか」を常に考えることが身についていたとするなら、突飛なあるいは無礼な言動のジョブズ自身は他人からどう思われようといま感じたこと、いま思ったことを素直に行動に移しただけなのかも知れない。まあ一般の社会人に許されることではないが…。

ところでジョブズが死というものをリアルに感じていた背景は当時の世相も大きく影響したに違いない。それはベトナム戦争が当時の社会、特に若者たちに大いなる不安をもたらしたからだ。世界各国で大規模な反戦運動が発生し、社会に大きな影響を与えた。
当時ヒッピーでもあったスティーブ・ジョブズもそうした世相を無視することは出来なかっただろう。結局ベトナム戦争はリチャード・ニクソン大統領が1973年にアメリカ軍を撤退させたものの北ベトナム・南ベトナム解放民族戦線と南ベトナムとの戦闘は続き、ベトナム戦争終結は1975年4月30日のサイゴン陥落によってであった。

そうした時代、当然のことのように徴兵忌避と反戦運動はピークだった。1968年11月、リチャード・ニクソンが大統領に選ばれたがその頃ベトナムに派遣された米軍は54万人にもなっていたという。無論70年代に入ってもスティーブ・ジョブズにも徴兵の可能性はあったし事実友人のスティーブ・ウォズニアックは1968年に徴兵検査を受けた。ただしその頃現実にはベトナムからの撤退が打ち出されており、理屈はともかくジョブズたちの徴兵の可能性はほとんどなかったが…。

また国内でも “きな臭い” 事件が多々起こった。例えば1969年5月21日にはUCバークレー近くの公園をめぐりカウンターカルチャーを信奉する反体制派と当時のカルフォルニア州知事ドナルド・レーガン側が衝突し2700名の警官と州兵が派遣され、7千人の反体制派が衝突するはめになった。徹底した弾圧により数百人が逮捕されたが、そうした中に後にアタリ社でジョブズの上司となったアル・アルコーンもいた。
さらにこの事件がきっかけとなり1970年4月7日、オハイオ州のケント州立大学で反戦派の学生に州兵が発砲し4人の学生が死亡し9人が重傷を負うという結果となった。

例えばノア・ワイリー主演の映画「バトル・オブ・シリコンバレー」の冒頭では1971年UCバークレー校でベトナム戦争への抗議デモに参加した400名を越え暴徒化した学生たちを鎮圧するため警察が催涙弾を発射するという大混乱のシーンから始まる。映画ではその混乱の中、スティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックはブルー・ボックスを手にしながら「ヤバイ」と催涙弾の煙を避けながら逃げ去る…。そうした時代背景だった。

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※ノア・ワイリー主演の映画「バトル・オブ・シリコンバレー」DVDパッケージ


少々くどいほど当時の時代背景をご紹介したが、スティーブ・ジョブズならずとも未来が約束されていたはずもなくそれこそ一寸先は闇といった時代だった。万一徴兵されれば泥沼状態になったベトナムで命を落とすかも知れないのだ。したがってある意味死はいつも身近な存在だったのである。スティーブ・ジョブズは誰よりもそうした時代に敏感に反応したのかも知れない。

「今日が人生最後の日になるとしたら」悠長なことはやっていられない。新製品の開発に関してもジョブズの頭の中には実現不可能なことも含めて多くの希望とアイデアが湧き出ていたに違いない。しかしそれらを実現するには長い時間はかけられない。何故なら今日で寿命が尽きるかもしれないからだ...。
必然的にジョブズは性急になり、悠長にかまえている周りの人物たちを鼓舞するだけでなく怒鳴り散らすことになる。

限られた時間でどこまでできるか。スティーブ・ジョブズの思惑は果てしないものだったに違いない。そのジレンマが彼をして強烈な人生を送る原動力になったのではないだろうか。そうした漠然とした不安が2003年に現実のものとなる。膵臓癌と診断されたからだ…。
短い人生、限られた時間で彼は世界というか宇宙に自分の痕跡を残したかったに違いない。スティーブ・ジョブズという人間がこの世にいたこと、コンピュータだけでなく音楽やCG映画においても業界...世界を変えた男として名を残したかったのではないか。

人は成功し金持ちになると残された望みは自身の生きた証しを歴史に残す...残したいと思うものらしい。そうして考えればジョブズがウォルター・アイザックソンに伝記を書かしたのも頷けるが、それが思い通りに成功するかどうかはまた別の問題だが(笑)。
ただし特に後半生のジョブズはやりたい放題に思える言動の中でも筋を通すべきことにはきちんと気を遣っていた...。

例えばディズニーのCEO ボブ・アイガーがジョブズの葬儀の際に述べたスピーチは心を打つ。アイガーはディズニーによるピクサー買収の契約を結ぶわずか30分前、ジョブズと2人でピクサーキャンパス内を散歩したときのことを語った。その際ジョブズは自分の癌が再発したことを話し、「このことは妻ローリーンと医師しか知らないものの、この事実を貴方が後で知ったら契約を取り止めたくなるかも知れないから教えなければならない」と打ち明けられたという。
アイガーは「そこまで気を遣ってくれるとは...」と感激した。

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※ジョブズの死を知った1000人もの人たちが自宅前に花を添えてその死を惜しんだ。「People」誌 October 24,2011月号より


スティーブ・ジョブズは「生き急いだ」。
今日が最後の日になるかも知れないと...。大きなプレッシャーはもとよりだろうが、覚悟とジレンマが結果としてスタッフを週90日間働かせたり、周りの人たちを不快にさせたりしたものの皮肉なことにその性急さが強い拘りを生み、強い説得力となり優秀なスタッフたちに支えられて世界を変える製品群を生み出したのだ。

【主な参考資料】
・ウォルター・アイザックソン著/井口耕二訳「スティーブ・ジョブズ(I)」講談社刊
・畠山雄二著「英文徹底解読 スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学卒業式講演」ベレ出版刊
・脇英世著「スティーブ・ジョブズ 青春の光と影」東京電機大学出版局刊



コクヨのバッグインバッグ「Bizrack (ビズラック)」レポート

もともと高価なものではないが、Amazonで時間限定のセールだったことでもありA5判のバッグインバッグを買った。コクヨS&T社の製品だが、実はメッセンジャーバッグの中に入れて使うつもりで手に入れたものだ。思いつきではあったが、実にドンピシャに目的を達することが出来た…。


先日、愛犬との散歩用バッグの底が破れて使用不可となったので安くて使いやすそうなショルダーバッグを探したが、容量と使い勝手がイメージと合うものがなかなか見つからなかった。

犬の散歩用バッグだからして決してファッショナブルなものである必要はないし高価なブランド品である必要もない。かなりヘビーな使い方もするからしてその使い勝手が一番重要視される。

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※コクヨS&T社バッグインバッグ「Bizrack (ビズラック)」A5


この場合の使い勝手だが、常備するアイテムが整然と収まり、それらが取り出し安くかつ収納しやすいこと。とはいっても犬の散歩に正当な方法とか流派があるはずもなく、安全に軽快に散歩ができるようにと考え続けてきた結果でありあくまで個人的な好みである。

ちなみに季節により中身は少し変化するものの、今どきのバッグに常用すべきアイテムを列記してみると、タオル、巻取式リード、予備の首輪、ペットボトル、小型の虫除けスプレー&痒み止め塗り薬、ティッシュ、ウ○チ処理袋、折りたたみ傘そして懐中電灯といったところか…。

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※犬の散歩用として買ったメッセンジャーバッグは床に置くと型崩れしたようになってしまう(上)。その中にバッグインバッグ「Bizrack (ビズラック)」A5 を入れただけで背骨ができたように型崩れせず置けるようになった(下)


ご承知のように昨今はノートパソコンやガジェット類の収納に特化した様々なバッグが出回っている。しかし犬の散歩に特化したバッグといったものはほとんど無いようだし前記したようにそもそもが個人的なものだからしてお仕着せのもので済むはずもないだろう。

今回もいろいろと考えたあげくフレキシブルで何でも入る安価なメッセンジャーバッグを手に入れた。サイズも散歩には大きくもないし小さくもなく前記したアイテムは問題なく収納可能だ。そしてショルダーだからして散歩途中も両手が空く…。

しかし実際にあれこれとモノを入れて肩から提げてみると実に収まりが悪いのである。ビジネスバッグのようにカチッとした作りではなく文字通りの袋物といった感じだから当然なのだ。バッグの内側にはチャック付きポケットがひとつある程度だから、モノによっては肩掛け中にバッグの中で移動する場合もあるし、入れ方が悪いとショルダー掛けした際に体に触れる部位が出っ張りフィット感も損なわれる。そして床に置けばフニャっと型崩れする…。

ということで一計を案じてバッグインバッグをこのメッセンジャーバッグの仕切り兼、型崩れ防止アイテムにしようと購入した次第…。
購入したのはコクヨS&T社製、ビズラックという製品だがいくつかサイズがあるものの、メッセンジャーバッグ内のサイズを考慮してA5判のサイズにした。

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※いくつかのポケットを有効に使って散歩に必要なアイテムを収納することに...


届いたビズラックをメッセンジャーバッグに収納しただけでメッセンジャーバッグに骨格ができたように机上に置いてもしっかりと形のまま崩れずにいるのが面白い。無論ビズラックには大小のポケットはもとよりファスナー付きポケット、ペン類を挟んでおくペン・ケーブルそして本来は書類を折ったりせずに収納できるフォルダーが内蔵されているから、それらを活用できるものは活用することに…。

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※ビズラック内にはフォルダーも用意されている


例えばお仲間の犬の写真を撮り、それを紙焼き(プリントアウト)して飼い主さんに差し上げようとしても従来のバッグでは厚紙で支えてみても折りクセができたりする可能性が大だった。しかしビズラックのフォルダー内に入れておけば無傷のままお渡しもできるに違いない。

ともかく肩にかけやすくなったし型崩れがなくなったのでバランスも良く使い勝手もよくなった。これは他のバッグ類にも効用があるかも知れないしカラーも数種あるようなので確認してまたいくつか買ってみようと考えている。






Kindleの画面ショットをScanSnap SV600で撮る

Kindleで読書を...と操作を覚えるのはもとよりだが、慣れるべく手元に置いて活用している。ところでKindleは検索も可能なので調べ物にも重宝するのではないかと考えているが、Kindleでいま表示している画面のショットを撮るためにScanSnap SV600を使ってみたら...これが大変具合がよい。


Kindle paperwhiteの画面ショットを撮ることはSV600などを使わなくても簡単だ。それは画面の対角部位を同時にタップするだけである。一瞬画面がフラッシュすれば撮れたということで、後はMacとUSBケーブルで接続してマウントしたデバイスのルート上に記録されたファイルをMacのデスクトップなどにドラッグするだけだ。

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※愛用のKindleと専用カバー


しかし理屈は簡単でも複数の...いやページの多くをハードコピーしたい場合はなかなか面倒でもある。なぜなら対角位置のタップにしても1度で巧くいかない場合もあるし、フラッシュが目安になるとは言え問題なく画面ショットが撮れているかはパソコンと接続してみなければ分からない。またパソコンとUSB接続するといったことも場合によっては煩雑である...。

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※Kindle単体で撮った画面ショット


ということで愛用のScanSnap SV600でKindleの画面をそのまま撮れるなら効率が上がると思い早速試して見た。
結果は直接の画面ショットよりコントラストは多少落ちるものの実用上はまったく問題がないクオリティで撮れている。それも当然のこととは言え、直接の画面ショットは表示領域のみだが、SV600によるスキャニングはKindleのフレームごと撮ることができ、これが「Kindleの画面」と明示する際などにはうってつけなのだ。勿論Kindle本体のイメージが不要なら申し上げるまでもなく後でトリミングすればよい。

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※ScanSnap SV600でKindleの画面をスキャニングできるかを試す(上)。結果なかなか綺麗に撮れていることがわかる(下)


Kindleの画面ショットのデータ解像度は1072×1448ピクセル(72PPI)でありテキストも鮮明だ。対してSV600で撮った場合の解像度は設定にもよるが、例えばスーパーファインならフレームも含んで1431×2013ピクセル(300PPI)程度となる。プレゼンにしろプリントアウトするにしても二次利用に十分な解像度だ。

なによりもKindleのページをめくりながらいくつかのページを連続的に撮りたい場合ならSV600は最高のツールになる。
ただしこれらの情報はKindle paperwhiteを使った例であり、他のKindleでスキャン結果がどうなるのかは試せないので不明だが、反射が少ないKindleはこうした活用に対応できるのも面白い...。

ちなみに念のため…試しに iPhone 6 plusとiPad miniを使って同じ事をやってみたが、SV600でスキャンすると液晶の特性や反射が強いからか結果は暗く、特にiPad miniは真っ黒といった結果となり使い物にならなかった。やはりKindle paperwhiteのE Inkだからこその結果に違いない。

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※同じ事をiPhone 6 plusとiPad miniでやってみたが画面は撮れなかった


ともかくKindleとSV600は相性が良いということが分かった。考えていることもあるので具体的な活用方法を探ってみよう…。



ラテ飼育格闘日記(453)

毎日暑い日が続く…。亜熱帯のようなこの夏を何とか健康に過ごそうとオトーサンたちとラテの毎日が繰り返されているが、先日悲しい報せが入ってきた。それはラテが公園デビューした当時からのお仲間の1人、コーギー犬アポロちゃんのオカーサンが6月25日に亡くなられていたという…。


2006年の年末からラテと暮らし始めたオトーサンたちだが、翌年の年明け早々に当時の住居から歩いて20分ほどで行ける広い公園に出入りするようになった。当時は夕方にラテと出向くと時に十数匹のワンコたちが思い思いに遊んでいた。生後1年未満だったラテは初対面のワンコたちに対してもほふく前進して近づき、遊んで欲しいとアピールしていた…。

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※6月25日に亡くなられたアポロちゃんのオカーサンと愛犬(2007年撮影)


ともあれワンコ同士をトラブルなく遊ばせる為には相手のワンコの飼い主さんに許可をいただかなければならないからとラテが好んで近づくワンコの飼い主さんたちと挨拶はもとより雑談をするようになった。事実ワンコのビギナーだったオトーサンはそうした飼い主さんたちのアドバイスに支えられて毎日を何とか無事に過ごしてきたといえる。餌の話し、甘噛みの対処、病気の話し、動物病院の選び方、そして衛生面や環境整備の話しなどなど、どれも参考になった。

ただしその常連さんたちのほとんどは女性だった。最初は正直そうした飼い主さんたちと接することに気後れも感じたオトーサンだったが、ラテが好んで近づく方たちは皆魅力的な方たちであり、周りのワンコたちが自然に寄っていくオーラーを持った方たちでもあった。そのうちオトーサンもそうした名前も住所もそして職業や年齢といったプライベート情報をまったく知らない方たちとの会話が次第に楽しくなってきた。

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※アポロちゃんのオカーサンの周りにはいつもワンコが集まっていた...(2007年撮影)


そして飼い主同士が一緒にいるとワンコたちも安心するのか、ラテも次第に打ち解け本性を現すようになった(笑)。またそれぞれの飼い主さんたちもラテを可愛がってくださった。
マキちゃん、ハリーちゃん、クロちゃん、ボビーちゃん、ポン吉ちゃん、ハチちゃん、ボーちゃん、そしてアポロちゃんなどなどの飼い主さんおよび、ときにそのご家族と一時の会話を交わすようになった…。

実は先日ビーグル犬ハリーちゃんのオカーサンより「本当に残念で、とてもとても悲しいご連絡です。」というメールをいただいた。それは長い間入退院を繰り返していたアポロちゃんのオカーサンが6月25日に亡くなられていたという内容だった。聞けば56歳という若さだったという...。

コーギー犬のアポロちゃんは実に甘えん坊で愛らしいワンコだ。ラテ共々ハリーちゃんもアポロちゃんもまだ幼いワンコだったから体を張って遊び回った。端から見ると喧嘩しているように思えるほど牙を剥き、相手に体当たりし、ひっくり返して噛みつく…といった乱暴ことをやっていたが、それらは幼犬特有の社会性を養う遊びであり、そうした中からお互いに相性や “加減” というものを学んでいったものと思われる。

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※右からアポロちゃん、ハリーちゃん、そしてラテ(2007年撮影)


一時の乱戦が終われば一緒に水を飲み、オヤツを食べ、周りにいる方たちに愛想を振りまいていたが、ラテも好んでアポロのオカーサンの膝元に潜り込んでいた。しかしそれをアポロちゃんが嫉妬してまたまた一時の乱戦になるということを繰り返していた。いや…実によく走り回っていたものだ。

アポロちゃんのオカーサンは「2人の子供の教育に失敗しただけでなく飼い犬(アポロちゃん)の教育にも失敗して…」と冗談を言いながら笑っていたが、その凜としたお姿と話し方は素敵だった。そしてアポロちゃんを心から慈しんでいた。そのオカーサンが亡くなられたという…。

すでに数年前になると思うがいつの頃からか、アポロちゃんのオカーサンが入院されたという話しを聞いた。無論お仲間の飼い主さんたちからの情報だ。手術をされたらしいが経過は順調で退院されたという話しを聞き、周りにいた方々と胸をなで下ろした。一時期は公園にもこられたようだが体力的な問題なのか、アポロちゃんのリードを引いているのはご主人であったりお嬢さんだったりが多くなった。

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※公園の階段を元気に駆け上がるアポロちゃんのオカーサン(右)、ハリーちゃんのオカーサン(中央)、そしてラテのオカーサン(左)。(2007年撮影)


問題は至極プライベートなことだしそもそもお名前やご家族のバッククラウンドを熟知しているわけでもなくどこにお住まいなのかも知らないお付き合いだったので立ち入ったことは聞きづらかった。そうこうしていると何度か入退院を繰り返されているという情報も耳にした。

今年に入って柴犬のクロちゃんのオカーサンにお会いしたとき、アポロちゃんのオカーサンの話題になった。クロちゃんのオカーサンはアポロちゃんのオカーサンとメールのやりとりをされていたのでオトーサンよりずっと事情をご存じのようだったが「これまですぐに返事を貰えたけど、先日出したメールの返事がないので…」と心配されていた。もしかしたら体調が悪くメールの返事どころではないのかも知れないとクロちゃんのオカーサンとオトーサンはため息をついた…。

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※公園からそれぞれ帰途につくつかの間、愛犬を連れて談笑するアポロちゃんのオカーサン(右)、ラテのオカーサン(中央)、そしてハリーちゃんのオカーサン(左)。(2007年撮影)


僭越ながらオトーサンもこの数ヶ月気になって仕方がなかった。しかし前記したようにご住所もお名前も、ましてや電話番号やメルアドも知らないわけだから情報源は唯一ワンコ仲間の飼い主さんでしかなかった。しかしそれも最近の猛暑や猛雨でラテが長時間歩かなくなったため、滅多にその広い公園に足を向けなくなったし、たまたまラテの気が向いて足を踏み入れても時間帯が合わないのか知り合いのワンコ仲間の方々にはお会いできない日々が続いていたこともあって1ヶ月以上前に亡くなられていたことを知らなかった…。嗚呼!

ご家族の方々やアポロちゃんの哀しみはいかばかりかと思うが、心からお悔やみを申し上げたい。そして当該ブログに載せようと2007年から撮り溜めた数千点にもなる写真の中からアポロのオカーサンのお姿を探し出したが、歯切れの良いお声が耳の奥に聞こえるようでオトーサンは思わず嗚咽を漏らした。
後でクロちゃんのオカーサンからお聞きしたことだが、出棺の際ご遺体の周りは沢山のアポロちゃんの写真で埋め尽くされていたという。合掌…。



Apple Watchが売れていない?だとすれば...

Apple Watchが販売開始後、その勢いが鈍っているという情報がある。反面アップル自身、ウェブのWatchストアには「グレイテスヒット」と自画自賛している。無論Appleは出荷本数などについて明言していないからその真偽の程はわからないものの周りを見回しても現時点では目立つに至っていない感じはする...。


先月7月31日、Apple Watchが新たに3つの国、トルコ、ロシア、ニュージーランドで発売となった。相変わらず話題性は十分だが果たして売れているのだろうか...。
無論売れる売れないをいちユーザーが心配する必要もないしまだ1世代の製品だ。これからより認知されていくのだろうが、もし売上げが鈍化しているとすれば何が原因と考えられるのだろうか。今回はそんな贅言を繰り広げてみたい。

アップルの販売目標と実際の販売数にどれほど違いが生じているのかはまったく不明だが、これからの戦略を考える上で重要なことと思われる点は「ファッション性に注視し過ぎないこと」だと思っている。そして製品のラインナップも少し見直した方がよいかも知れない…。単調過ぎるかも知れない。

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※Apple Watchは売れているのだろうか...


当ブログではこれまでもApple Watchに関して少々辛辣な評価をしてきたが、それは製品の出来についてではない。また個人的にもApple Watchは気に入っているし面白いデバイスだと思う。したがって日々寝るとき以外は私の左手首にある。しかしそのこととアップルのビジネス戦略の良し悪しは別問題である。
まあ、すべて「素敵」「すばらしい」と誉めておけば角が立たないのだろうしアップルウケが良いのだろうが、それが出来ない損な性分なのだ(笑)。

さて本題だが、アップルの製品だからしてデザインに心を配るのは当然のことだし、だからこそのアップルでもある。その仕上がりの良さや拘りが我々ユーザーの気持ちを高ぶらせるのだ...。しかしそのこととファッショナブルであるかどうかは相容れないものがある。

それに傾向としてすでに購入したユーザーの満足度は高いと思われる。買うべき人は私も含めて発売と同時に予約をしたはずだし、その実物を確認の上で購入された人たちの多くは自身の選択に満足しているに違いない。事実Apple Watchを使い始めると健康にも留意するようになり、それなりの効果も上がっているという情報もあるようだ。
問題は腕時計といったものに興味もなくiPhone自体に満足している人たちの財布の紐を緩ませるにはどうしたら良いか…といったことになる。

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※Apple自身は「グレイテストヒット」と自画自賛しているが


Apple Watchのビジネス上の問題はファッション世界に足を踏み入れたことだと考えている。無論ウェアラブルデバイスとして身につけるアイテムならファッションという世界を無視出来なくなるだろうが、現行のApple Watchは数多ある腕時計のひとつとして見ても決してファッショナブルではない。Apple Watchをこれまでどおりアップル独特なデジタルデバイスとして世に問うべきだったのを “いたずらに" ファッション性をアピールした点に不協和音が生じているのではないか。ファッション・アクセサリーを装っていることが旨く行ってないのではないか...。

Apple WatchはMacやMacBookが、あるいはiPodやiPhoneがそうであったように、デザインに優れた製品ではあるものの現時点ではファッショナブルな点を主張すべき製品ではないと思う。
腕時計なのか、デジタルデバイスなのかと2者選択する必要などないのかも知れないが、私は腕時計というものに、ファッション・アイテムに執着し過ぎたのではないかと思っている。

持論だがApple Watchの時計画面…フェイスはある意味機能というよりApple Watchというデバイスのホーム画面ではないか…。したがって腕時計の形はしていても腕時計が主ではないはずだ。しかし単なるウェアブルデバイスではファッションの世界へ入り込めないとアップルが考えた結果、腕時計という点を強調したかったのではないか。

市場の戸惑いはアップルがデジタルデバイスをファッション雑誌に広告し、それを受けてジャーナリズムがファッション、ファッショナブルと持ち上げた点にあるように思う。しかしApple Watchはファッショニスタ(fashionista)の心を捉えるまでには至っていないのだ。

本来はもっともっとApple Watchの機能性やユーザーの日常を変える役割、そしてその未来に向かってのコンセプトを理解してもらうべきのところをファッションに意識を向けてしまったツケが出ているのではないか。腕時計を強調したことでもあり、腕時計嫌いの人たちはもとより、腕時計により拘りを持つ人たちの両方からダメ出しをされた感じか…。

ともかく残念ながら現在のスクウェア型スクリーンを腕時計に見立てたデザインは、デジタルデバイスとしては優れていても世界のファッションリーダーの琴線に触れるものではないと考える。

もっとミーハー的発想で具体的にいうなら…例えばアンジェリーナ・ジョリー、キャメロン・ディアス、エマ・ワトソン、キーラ・ナイトレイといった世界有数の女優陣たちの腕にと考えても彼女らの知性と美とは釣り合いがとれない…。もっといえばマリリン・モンローやオードリー・ヘプバーンの腕に似合うとも思えない(笑)。

事実米女優のアナ・ケンドリック(Anna Kendrick)はApple Watchをして「新たなゴールドアクセサリーのダサいスタンダードを作り上げた…」と酷評しているそうだ(笑)。
まあ “ダサイ” とまで言われるとアップルフリークとしては「むっ!」とするが、デジタルデバイスとしてのデザインは秀逸ながら “ファッショナブルではない” といっておこうか…。

いや女優に限らず、ショーン・コネリー、ウィル・スミス、ジャン・レノ、ロバート・ダウニー・Jr、アーノルド・シュワルツェネッガー、キアヌ・リーブス、クリント・イーストウッド、ジョージ・クルーニー、トム・ハンクス、ハリソン・フォード、ブラッド・ピットそしてブルース・ウィリスらの腕に現行のApple Watchが好んで着けられるとは思えないのだ。

悪たれついでにいうなら、現在Apple Watch一番のファッション性を売り込んでいるApple Watch Editionは iOSの面を別にするなら原価1万円ほどのデジタルデバイスを18Kの側で飾り立て最高200万円で販売するというこれまで IT企業になかったビジネスに手を染めた点に違和感を覚えるのだ。はっきりいえば ”高額な品” と “高級品” は違うのだ…。

Apple Watchが iPodや iPhoneのように時間を経るにしたがって世界を変えていく製品になるのか、あるいはポシャるかは分からないが、いたずらにファッション世界に色目を使わず、そして若者たちの購買意欲を刺激する意味で販売価格を下げる努力も必要ではないだろうか。無論技術的には難しいと思うが、スクエア型だけでなく円形のApple Watchにも挑戦して欲しい…。

まあ…売れているのか、売れていないのかは確かに気になるが、企業としてリリースするすべての製品が大ヒットする必要もないのだろうし、相変わらずマスメディアがアップルの動向に過敏になっているだけかも知れない。

最後になるが、ご承知のようにApple WatchはiPhoneユーザーでなければ意味が無い。使ってみれば確かに便利で楽しいプロダクトに違いないが、現時点では「あったら素敵だしiPhoneを取り出す頻度も低くなるが、無いと決定的に不便という代物ではない」という点は弱点だ。
iPhoneを喰ってしまうのも困りものだろうが、Apple Watchにしかできない、あるいは近い将来 iPhoneに依存しないApple Watchが求められるに違いない。




Lisa用マウスとMac用マウス、互換性のミステリー!?

先日、とある方に乞われて久しぶりに Lisaのマウスを持ち出した。そういえばマウスを搭載した最初のパソコンはMacだと思っている人が意外に多いことをあらためて知った。事実 Lisa用マウスは残っている数も少なく貴重品になったことでもあり、Lisa本体にMac用のマウスを添えたビジュアルも多いからか、所以を知らない人はそれがLisa用マウスだと誤解することになる…。


Lisaは失敗作と判断され、不売在庫による税金控除を受けるため、Appleは売れ残ったLisa約2700台を破砕し、ユタ州ローガン市の埋立処分場に埋立処分された。したがって本体はもとよりだが、状態が良いマウスはいまや貴重品となっている。そしてLisaマウスとMacのマウスは互換性があることから LisaにMac用のマウスをつないで使っているケースも多く、そうしたビジュアルが流れることでLisaのマウスもMacのマウスと同じデザインだったと勘違いされることが多くなっているようだ。

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※当研究所所有のLisa 2


今回のテーマはそのLisaとMacのマウス開発に関わる話しだ…。LisaやMac本体の開発秘話は多々見聞きできるが、マウスに関しては意外と情報が少ない。少ないだけでなくそれらは何が真実なのかが分からないほど交錯している。
マウスそのものに関しては別途「なぜMouseだったのか? マウスのボタンとシッポの物語」あるいはLisaマウスに関しては「Lisaマウス再考」に詳しいので参照いただきたいが、ほんの少しおさらいさせていただくとマウスそのものは1960年代後半から1970年代にSRI(スタンフォード研究時)のARC(オーグメンテーションリサーチセンター)にいたダグラス・C・エンゲルバートにより発明された…。その試作品はエンゲルバートのスケッチを元にビル・イングリッシュが設計したという。

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※ダグラス・C・エンゲルバート、ビル・イングリッシュらによるマウスの試作品


マウスの試作品は木片をくり抜き、移動を感知するのは90度の位置に配置された2枚の金属円板(ホイール)だった。ただしこのマウスはエンゲルバートらにとって様々なポインティングデバイス、コンピュータを操作するインターフェースのひとつに過ぎなかった。そしてマウスという名もその場しのぎの呼び名だったそうで、それが世界中に知られて固有名詞になるとはエンゲルバートは考えもしなかった…。

ポインティングデバイスとしてのマウスは後にゼロックス社のパロアルト研究所(PARC)でアラン・ケイらによりAltoおよびSmalltalkによる暫定ダイナブックとしてのGUIマシンに採用された。ただしその3ボタンマウスはエンゲルバートがセットとして考えていた鍵盤型デバイスのコードキーセットと一緒に使われた。

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※ゼロックス社のAltoに装備された3ボタンマウスとコードキーセット(筆者撮影)


1979年も押し迫る頃、スティーブ・ジョブズはPARCを訪問してそのグラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)に驚き「...理性のある人なら、すべてのコンピュータはやがてこうなることがわかるはずだ」と言ったという…。
Altoはゼロックス側の様々な事情で製品化はなされていなかったし、将来もその可能性はほとんどなかったことを知りスティーブ・ジョブズはAppleの次世代マシンはこのAltoのような製品にしたいと考えた。この辺のストーリーは「スティーブ・ジョブズとパロアルト研究所物語」に詳しい。

さて本題だが、Apple におけるマウス開発秘話のいくつかをご紹介しながらその過程を考察してみたい。勿論Appleが Lisaを開発するにあたりマウスをも開発製造するのは初めてだった。その上、念のために申し上げれば1980年初頭すでにスティーブ・ジョブズは Lisaプロジェクトから外されている。ジョブズの様々な口だしにより開発が大きく遅延すると社長のマイク・スコットが判断したためだ。

スティーブ・ジョブズがLisaプロジェクトから外され、ジェフ・ラスキンが少人数で開発を進めていたMacintoshプロジェクトを知ったのは1980年末頃だったようである。したがってジョブズがラスキンを追い出してGUI をサポートしたマシンの開発を進め、そのデザインの概要ができたのは1982年の春頃らしい。そしてMacintoshは1984年1月24日の発表となった。

対してLisaが発表されたのはMacより1年前の1983年1月である。ある意味、MacはスモールLisaであり競合製品でもあったがシステムに互換性はなかった。ただしビル・アトキンソンなどは両方の開発を掛け持ちしていた時期もあり、ジョブズの存在は別にしても情報はある程度共有されていたに違いない。しかしこれからご紹介するLisaとMacのマウス開発にかかわるエピソードは矛盾が多くどうにもしっくりとこないのだ…。

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※Lisa用マウス(左)と最初期Macに採用されたマウス(右)。当研究所所有


まずはスティーブ・ジョブズの公式伝記と評されているウォルター・アイザックソン著「スティーブ・ジョブズ」を見てみよう。そこにマウス開発に関わることが書かれている…。
「...ゼロックスのマウスはボタンが3個用意された複雑なもので1個300ドルもしたうえ、動きがスムーズでなかった。2回目のPARC訪問のわずか数日後、ジョブスはとある工業デザイン事務所を訪れ、その創業者のひとりディーン・ハヴィーに、1個15ドルで作れるボタン1個のシンプルなマウスが欲しい、しかも、机でもブルージーンズでも使えるものが欲しいと語っていた」とある。

個人的にはこの内容にかかわらずウォルター・アイザックソンの伝記は信用できない点も多いが、そもそも工業デザイナーのディーン・ハヴィーという実名を出しながら "とある工業デザイン事務所" と記すなど詰めが甘いではないか(笑)。
ともあれこの記述は "2回目のPARC訪問のわずか数日後" とあることから明らかにLisaのマウスを意味していることになる。

実はディーン・ハヴィー本人の証言が存在する。それはスティーブ・ジョブズのドキュメンタリーDVD「スティーブ・ジョブズ ラスト・メッセージ~天才が遺したもの~」だが、デジフィット代表のディーン・ハヴィー(Digifit/President、Dean Hover)はスティーブ・ジョブズからマウス開発を依頼されたと証言しているのだ。ただし短いインタビューから肝心の時期的なことは読み取れない。

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※ドキュメンタリーDVD「スティーブ・ジョブズ ラスト・メッセージ~天才が遺したもの~」


ともかくジョブズが放った条件は「普通の机上で動作するのは勿論、ジーンズの上でも使えるようにすること」「2年間の耐久性」そして「予算は15ドル」という過酷な依頼だった。これらの条件については前記したウォルター・アイザックソンの記述とも矛盾しない。

最初ディーンはスティーブ・ジョブズがイカれてしまったのかと思ったほどそれは突飛で非現実的な依頼だったという。一番の問題はマウスのボールを何で作るかということだった。ディーンは閃いたので薬局に走り、脇の下に使う制汗剤を買う。そのボトルトップに薬剤を滑らかに塗るためにボール状のものが装着されていたからだ。そのボールを外して小型の箱をかぶせ、箱状のマウスの原型を作ったという。無論ボタンは依頼どおりのワンボタンだ...。

さて、ここで問題だ…。ディーン・ハヴィーが言うところのマウスはLisa用のマウスなのか、あるいはMac用のマウスなのか? 無論前記したようにアイザックソンの伝記ではLisa用のマウスだとすでにご紹介した…。
ディーン・ハヴィーの意識が「マウスのボールを何で作るか」に向いた事を考えればボールマウスの先例があったことになる。事実ゼロックスパロアルト研究所 (PARC)のAltoiで使われていた3ボタンマウスには金属製のボールが採用されていた。

混乱のひとつ目だが、前記したドキュメンタリーDVD「スティーブ・ジョブズ ラスト・メッセージ~天才が遺したもの~」のパッケージにはディーン・ハヴィーは「Macコンピュータのオリジナルボールマウスを設計」した人物と紹介されている事だ…。話しの内容からすればLisa用でなければいれないはずだが、Mac用マウスというのは単純な間違いなのだろうか?

エンゲルバートやビル・イングリッシュらが生み出した最初のマウスはこれまた前記したように90度に置かれた2枚のホイールが使われたが、ボールを使った最初の人が誰なのかについてははっきりしないものの、1970年前半にゼロックスパロアルト研究所 (PARC)に移っていたビル・イングリッシュが考え出したという説がある。

また、テイエリー・バーディーニ著「ブートストラップ~人間の知的進化を目指して」によれば、ボールマウスはPARCでロン・ライダーの指示により生まれたとある。ただしアラン・ケイは「マッキントッシュ伝説」(斎藤由多加著)の中で「...トラックボールは長いことありましたから自然にそうなりました。ボールマウスはちょうどトラックボールが逆になったもので、たいしたアイデアではありません」と発言している…。

ということでウォルター・アイザックソンとディーン・ハヴィーの話しを合わせて考えれば、ディーン・ハヴィーが依頼されたマウスはやはりLisa用のマウスでなければならないはずだ。何故ならもしMac用だとすればすでにAltoは勿論 Lisaマウスの情報はジョブズから知らされていたはずでその材質もすでに決まっていたと思われるからだ。今更あらためてMac用のマウスの開発を外部に依頼する必要はないだろう…。
しかし大きく矛盾する別の証言もある。それはポール・クンケル著/大谷和利訳「AppleDesign 日本語版」に載っている話しだ...。

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※ポール・クンケル著/大谷和利訳「AppleDesign 日本語版」


それによれば...その頃 Lisaのデザインを担当していたのはビル・ドレッセルハウスというスタンフォードのデザイン課程を学んだ人物だったが、マウスのデザイン概要が決まっていく中で大きな問題はマウスのコストだった。なぜならゼロックス社によるマウスの製造価格は400ドルもしたからだという。いくら Lisaのマウスでもこのコストでは現実的でないとドレッセルハウスらはホベイ=ケリー社のジェームス・ヤーチェンコを呼びメカニズムのコストダウンを依頼する。結果マウスの価格は 1/10 の40ドル以下に押さえることに成功したという…。ちなみにホベイ=ケリー社はApple IIeのケースデザインにも関わっている。

この「AppleDesign 日本語版」による情報はLisa用のマウスに関しての話しだ。またコストダウンも含めての依頼先はディーン・ハヴィーではなくホベイ=ケリー社のジェームス・ヤーチェンコと違うし、依頼者にスティーブ・ジョブズの名はない。なんだか情報が大きく違いすべてに整合性がないではないか。
それともホベイ=ケリー社が40ドルで製造可能な努力をしたものの、それではスティーブ・ジョブズは満足せず、前記したディーン・ハヴィーに15ドルで開発できるものを設計してくれと再依頼したのだろうか...。

それではたとえばの話し…ディーン・ハヴィーへの依頼はLisaのマウスではなくDVDパッケージの記述のとおりMac用だったと仮定してみよう...。すなわちLisaのマウスはホベイ=ケリー社のジェームス・ヤーチェンコに、Mac用のマウスはデジフィット社のディーン・ハヴィーに依頼したのだと。
しかしそれではディーン・ハヴィーがマウスのボールの材質に頭を悩ませたはずもない。なぜならすでにLisa用のマウスが存在していだはずだしジョブズからその話しも聞かされていなければおかしい…。また後述のようにLisaマウスとMacマウスの実際の商品化と矛盾する。

この混乱を収拾するにはドキュメンタリーDVD「スティーブ・ジョブズ ラスト・メッセージ~天才が遺したもの~」のパッケージに印刷されている「Mac用のマウス...」の記述は誤りだと結論し、「AppleDesign 日本語版」の著者ポール・クンケルの取材内容が間違っていたか、あるいはディーン・ハヴィーが嘘の証言をしているかのどちらかだということになる(笑)。

この疑問を解くの鍵は申し上げるまでもなく当研究所にある2つのマウスの実物にあるに違いない…。
なぜなら実際に流通した LisaマウスとMacマウスの出来は外装のデザインを別にしてほぼ同じなのだ。基板や部品レベルで比較したことはないが、前記したようにLisaマウスとMacマウスは現実に互換性があることは勿論、基本的構造やボールの材質およびボールの直径まで同じなのだ。

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※Lisaマウス(左)とMacマウス(右)のボールを外して並べて見た(上)。両マウスのボール共に材質は同じだし直径も同じである(下)


であるならその意味するところは明白だ。2つのマウスは開発時期の違いは当然としてもまったく無関係に行われたわけではなく当然のことながらまずはLisaマウスが開発され、Macマウスの製品化はそのノウハウを持って製造されたということではないだろうか。
繰り返すが、もし2つのマウスがまったく関係なく別々に開発されたとするならこの2つのマウスは構造も材質も違わなければおかしい…。
というわけでいくつかの情報、特に時期的な情報がはっきりしないのが誤解と消化不良のもとになっている。

とはいえ、私自身にしても関係するすべての資料に目を通すことができるはずもないから、LisaやMacのマウス開発の核心に触れる情報が他にも多々あるのかも知れない。また今回の例も含めて、公開されている情報もそのまま鵜呑みにできないことを肝に銘じると共に引き続き矛盾を正せるかどうか、正確な情報を得るための情報収集を続けたいと考えている。

【主な参考資料】
・「ブートストラップ~人間の知的進化を目指して」Thierry Bardini著/森田哲訳 (コンピュータエージ社刊)
・「Apple Design 日本語版」ポール・クンケル著/大谷和利訳 (アクシスパブリッシング刊)
・「スティーブ・ジョブズ」ウォルター・アイザックソン著/井口耕二訳(講談社刊)
・「マッキントッシュ伝説」斎藤由多加著(アスキー出版局)



2,000円台の安価なBluetooth イヤフォンを2種類試す

先日、大人の事情もあってイヤフォン2種を同時に手にする機会を得た。愛用のBluetoothイヤフォンは「JBL/yurbuds LIBERTY ワイヤレス スポーツ」だがよい機会だからと実際に聞き比べてみた。相変わらず音の評価は難しいが、第一印象はこの2,000円台の安価なBluetoothイヤフォン…なかなか良いではないか。


世の中、良いものは値段が高いというのが相場だ。しかし逆に高いから良いものか…といえばそうとも言えない場合も多々あるから難しい。
Bluetooth仕様のワイヤレス・イヤフォンにしても数万円のものから千円台で買えるものまで実にバリエーションが多い。そして高いスペックと良質の材質を使った有名メーカー品はそれなりの値段はするものの音質や使い勝手が良いというのが世間の一般的な評価である。勿論その評価は基本的に間違ってはいないに違いない。しかし安価な製品でも実用本位から考えれば必要十分…という製品もあるというのもこれまた現実だ…。

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※「SoundPEATSワイヤレス スポーツ ヘッドセット QY7(ブラック/レッド)」(左)と「TaoTronics ワイヤレスステレオヘッドセットTT-BH06 (グリーン/ブラック)」(右)、それぞれのパッケージ


さて今般手に入れた2種類のイヤフォンだが共にBluetoothのワイヤレス・イヤフォンであり、それらは「TaoTronics ワイヤレスステレオヘッドセットTT-BH06 (グリーン/ブラック)」と「SoundPEATSワイヤレス スポーツ ヘッドセット QY7(ブラック/レッド)」である。

ちなみにAmazonでは当該原稿執筆時点で「TaoTronics」が2,799 円、「SoundPEATS」の方が2,699 円で共に二千円台の安価な製品である。なお「SoundPEATS」の方は並行輸入品だった。

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※SoundPEATS(左)とTaoTronics(右)、それぞれの同梱品


愛用の「JBL/yurbuds LIBERTY ワイヤレス スポーツ」も高級品ではないが1万円を超えた値付けをされていることを思えばこれら2種類のイヤフォンは「安いけど大丈夫か?」と心配になるかも知れない。事実申し訳ないがこれまで両メーカーの名は知らなかったし関連製品を手にしたこともなかった。

詳細なスペックを書き出すことは煩雑だと思うので興味のある方は別途検索していただきたいが、結論めくものの音質に関しては「TaoTronics」および「SoundPEATS」両方共に高音から低音まであらゆるジャンルの音楽を楽しめるものだと思う。あえて比較すれば「TaoTronics」の方が少々大人しい感じか…。

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※「SoundPEATSワイヤレス スポーツ ヘッドセット QY7(ブラック/レッド)」(上)と「TaoTronics ワイヤレスステレオヘッドセットTT-BH06 (グリーン/ブラック)」(下)のイヤフォン全体


共にBluetooth 4.x をサポートした製品であり、通話時にはハンズフリー通話ができノイズキャンセリング機能によりノイズの少ない通話が可能だし音漏れをも防ぐ。
なお「SoundPEATS」は専用ケースが付属しているが「TaoTronics」は付いていない。またそれぞれサイズの違った交換用イヤーチップとイヤーフックが付属しているが数とバリエーションが多いのは「SoundPEATS」の方だ。

共に充電用のUSBケーブルとマニュアルが付属し、マニュアルは日本語による記述があるもののこの種の製品によくあるように日本語がたどたどしい箇所もあるが意味は十分に通じる。
両製品ともにペアリングも簡単だし耳への装着感も悪くない。ただしイヤーチップやイヤーフックのサイズを色々と変えてみたが、激しい動きには外れやすい場合もある。この点は「JBL/yurbuds LIBERTY ワイヤレス スポーツ」の安定度と比較すれば劣るといえようが一般的な利用では特に問題ないのではないか…。したがって個人的には電源スイッチなどが右ユニット全体に及んでいる「TaoTronics」の方が使い易いものの音質では僅かながら「SoundPEATS」の方が良いように思えた。

ともあれ総合評価としては両製品共に音楽を楽しむために必要十分なクオリティを持った良品だといえるだろう。
最後になるがこの「TaoTronics ワイヤレスステレオヘッドセットTT-BH06 (グリーン/ブラック)」と「SoundPEATSワイヤレス スポーツ ヘッドセット QY7(ブラック/レッド)」の両方を同時に手にして検証した訳だが、確証はないものの両製品の核となるユニットは同じものなのではないかという気がした。

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※両製品を並べて見るとデザインは違うがサイズは勿論、基本構造や操作系(充電ポート、ボリュームボタン、マイク)の位置が同一なのがわかる


無論分解して比較した訳ではないが、ハウジングやデザインは些か違うものの、サイズや基本的な形状および操作系の位置がほとんど同じでありペアリング時の音声なども同一と思われるからだ。また両製品共にケーブルの長さは約565mmであり、平たい形状なので絡みにくいのも同じである。この辺がコストダウンの秘密なのかも知れない。
ともあれ今回手にした両製品はケーブルのカラーリングが一方はグリーンで他方はレッドと違うのも気分や服装によって変えて見るのも楽しいと思う。手軽に音楽を楽しむには最適の逸品といえようか…。


 

ラテ飼育格闘日記(452)

いやはや、口に出したところでどうなるものでもないが…暑い、蒸し暑い。夕方の散歩もなるべく出る時間を遅くするようにと考えているが、それでもドアを開けると「む~っ」と蒸し風呂のような空気に押し包まれる。ラテも玄関を出た途端に元気がなくなる…。


この時期はエアコン冷房は欠かせない。オトーサンも暑いのは苦手だがそれ以上にラテの体調が案じられるからだ。室内でワンコが熱中症にかかるという例も多いと聞く。我々人間同様…いやそれ以上に口がきけないし脱げない毛皮を着続けているラテは暑さに弱いはずだ。

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※この時期は散歩途中で日陰を探して一休みが多い


ワンコ一般にいえることのようだが、夏場には弱いらしい。ラテが特別でないことは近所のワンコたちの動向を知るに同じような行動をすることでもわかる。
「数分で家に戻ってしまった」というワンコもいたが、ラテもまさしくその口だ。どうやら気分的には外に出たい気持ちはあるもののその暑さと湿度の高さに辟易し、エアコンが効いているわが家に戻ってしまうのだ。排泄を家の中でする気なら外に出ないかも知れない。1度など玄関の戸を開けて一歩出たところ、ラテは踵を返して室内に戻ってしまったことがあった。それほどラテにとって嫌な時期なのだ。

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※オカーサンのリードでもラテの歩きは覇気が無い


というわけで気温が低い時期とは違い、遠出はまずしない。近所を適当に回って長くても30分、早いと5分くらいで戻ってしまう…。
ある日のこと、近所でワンコを飼っている家があるが...ラテはその家のオカーサンが好きなのだが...そのお宅の前で座り込むだけで帰宅するという散歩だった(笑)。どうやら待っていればそのオカーサンが出てくると思っているようだ...。

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※たまたまワンコ好きだという初対面の小学生女子がラテと遊んでくれる...というラッキーな日もある


お近くでワンコを飼っている方は沢山おられるようだが、お馴染みの方々は散歩の時間帯が似通っているのだろう、良く出会うケースがあり、そうした繰り返しの中でラテのエピソード記憶に可愛がっていただく記憶が増えていくのだろうか…。

これまたある日のこと、10分程度で自宅マンションのエントランスに戻ったラテはどうしたことかエレベータに向かわず、入り口を背にしてチョコンと座り込んだ。

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※散歩から戻った直後にオトーサンが差し出す冷たい水を抱え込んで飲むラテ


オトーサンは何事かと思ったそのとき、左からその飼い主さんとワンコがエントランスに則した歩道をこちらに歩いてこられたではないか。どうやらラテはマンションのエントランスに入る瞬間、そのことを察知しそのオカーサンを待ち伏せしていたものと思われる(笑)。
座り込んでいたラテの姿を見て「あら、ラテちゃん、待っててくれたの?」と頭を撫でてもらったラテは10分間の散歩で一番の楽しい出来事となったのだろうか、機嫌良くエレベータに乗り込んだ。

また特に湿度が高いと思われる夕刻のこと、相変わらずラテはご近所を一回りして早くも自宅マンションに向かう。その日は早々に排泄も終わったのでオトーサンも「ま、いいか!」と思いつつリードを保持していたが、どういうわけかラテはマンションのエントランスを通り越して交差点に向かった。

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※オトーサン、この日射しはキツイヨ!とラテ


たまたまこうした際にはまだ排泄をし足りないというケースもあるのでオトーサンはラテがリードを引くままに自宅マンションを通過し交差点の信号が青になるのを待って向こう側に渡った。そこを直進すると小さな公園もあるのでそこに向かうのかと思ったら、あらら90度曲がって別の方向へとリードを引く。

ラテは少しでも違った道を歩きたいという希望もあることを知っているし、そもそも自宅を出てからまだ15分程度しか経っていないからラテが歩きたければ散歩を続けようと木陰を選びながら歩道を進んだ…。

どこまで行くのかな?と思いながらアイコンタクトするラテの笑顔を見ると心なしか「エヘヘ…」と何か企んでいる感じ(笑)。その歩道を直進すれば大きな公園に入ることになる。「まさかまだまだ歩き続けるつもりではないだろうな」と思いつつ近隣では広い店舗スペースを持つ “しまむら” を通り過ぎようとしたときラテがブレーキを踏んだ…というか急に止まってまたまたオトーサンを見上げた。その目つきはキラキラしつつ舌なめずりしているではないか…。

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※自動販売機の横で向きを変え、オトーサンに「水飲みたい」と笑顔を送る(笑)


そこには自動販売機が備あり、どうやらラテはそこで水を飲みたいらしいとわかった!
その自動販売機は大きな公園側からの帰り道に冷たいペットボトルの水を買って飲んだことが数回あった。それを覚えていたラテはわざわざ冷たい水を飲みたいがために自宅を通過し、信号を渡ってその自動販売機を目指して来たようなのだ。

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※自動販売機の前でオトーサンが飲んだ後のペットボトルから美味そうに冷えた水を飲むラテ


仕方がないのでお約束通り?ギンギンに冷えた水を買い、オトーサンが飲んだ残りをラテに飲ました。幼犬時代からペットボトルから直接水を飲むことには慣れているので上手に舌を入れつつ実に美味しそうに飲む…。
飲み終えたボトルを始末しているとラテは早くもリードを引く。それも広い公園に向かうのではなく、今きた道を戻ろうというのだ(笑)。

その行動は明らかに偶然ではなく、ラテはこの自動販売機を目当てにわざわざここまでオトーサンを連れて歩いてきたのだ!
散歩に出る際にはオトーサンも必ずバッグに冷たい水を入れて持ち歩くようにしている。無論それはラテに飲ますためであり時には排泄の後処理のためだったりするが、さすがにこの暑さだから数十分もすれば温くなってしまう。散歩途中でラテが水を飲みたい際にはオトーサンの足をマズルでツンツンと突くのが定番なのだが、そうして飲む水より「あの自動販売機」から出てくる水の方が冷たくて美味しいということを学習したらしい(笑)。

ラテの「ヤッタネ!」というようなアイコンタクトに頷きながら、オトーサンは思わず「お前はすごいな!」と首を抱きしめた。猛暑の不快さを忘れた一瞬だった。



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appletechlab

Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員