Kindleとコミックで楽しんだ漫画「スティーブス」は一級のエンターテインメント!

ビッグコミックスペリオール発の漫画だという「スティーブス」が面白い!最初はKindle版を購入して読み始めたがそれはそれとしてコミック版も買ってしまった。作者は「漫画:うめ(小沢高広・妹尾朝子)」、原作:松永肇一という方々だが、「スティーブス」という作品の存在は知っていたものの、申し訳ないが…近年漫画はほとんど読んでいないのでそれ以上の予備知識はまったくなかった。


そんな私でも「スティーブス」は面白い。二人のスティーブの物語は自分が関わった1980年代からリアルタイムで実体験し、また近年になってからはあらためてAppleという特異な企業の歴史を調べてきたのでいわば耳タコのはずなのだ。しかし生き生きと、そして丁寧に描かれたスティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックの物語は何度読んでもワクワクしてくる...。

現時点では4巻が出たばかりだが、アップル黎明期の混乱とジョブズたちの狂喜狂乱ぶり、そして僭越ながら人間関係の妙が実によく描けていると思う。

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※最初はKindle版を購入した...


例えば印象深かったシーンのひとつだが、「スティーブス#1」の中でウォズがジョブズとのパートナーを解消する気はないと父親に宣言するシーンがある。ウォズが実際この通りに考え述べたかはともかく、そのときの二人の緊張関係と信頼関係がとてもよく現れていると思うし泣かせる...。またこの時のスティーブ・ジョブズの気持ちも私には身にしみて分かるのだ…。

余談になるが…1989年、私は一人のプログラマーを誘ってMac専門のソフトウェア会社を起業した。起業のきっかけは1年数ヶ月の開発仕事で三千万円以上にもなるビジネスを得たことだった。その仕事を得たのは私自身だったし、その後アップルジャパンはもとよりキヤノンやソニーといった大企業と繋がりができたのもパソコン通信 NIFTY-Serveのシステムオペレーターとしてフォーラム運営していたこととMACLIFE誌などで積極的にMacとグラフィックに関する記事を書いてきた私の名前が知られていたからだ。何しろインターネットが利用できる時代ではなかったから、起業したばかりの会社名など誰も知りようがなかった...。

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※続いてコミック版も手に入れた(笑)


ともあれ私はソフトウェアの重要性と可能性を信じていたものの、自分ではBASICでプログラミングする程度の能力しか持ち合わせていなかった。Apple II のソフトウェアコンテストで入選したことはあったがPascalやC, C++などで高度なプログラミングを実践することはできなかった。いま思うとまさしく私の立場はハードウェアとソフトウェアの違いはあれど創業当時のスティーブ・ジョブズに似ていたのだ。

営業として動けるのは私しかいなかったが幸いその成果も上げてきた。そして社長として全リスクを負う立場にいながら起業当時はどうにも自信がなかった。「自分がいなくてもこの会社はやっていけるのではないか…」、「もしプログラマが離脱したら即会社はダメになる」と自分の居場所がない感じがして本気で悩んだ時期があった...。だから当時のスティーブ・ジョブズの孤独感と気持ちは痛いほどよくわかるのだ。「スティーブス」を読みながら思わず当時のあれこれを思い出していた...。

さらにポール・テレルのバイトショップにApple 1を納品した際のやりとりもまた泣かせる。コラムにも紹介されていたとおりこのバイトショップとの取引がスティーブスたちにとって趣味ではなくビジネスとして経験した最初の取引だったし、事実ポール・テレルの人柄もページをめくるにつれて伝わってくる。まさしく彼と出会わなかったらAppleという会社は短期間で消滅していたかもしれないのだ。

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※当研究所所有の Apple 1 (replica)


まあ「スティーブス」は漫画でありエンターテインメントだからしてそれぞれの登場人物は実在の人物であってもデフォルメは勿論だし、いわゆる史実とされている話しと些か違うあれこれもある。よく知られた二人のスティーブの物語だから「ここは違う」といった指摘もあるに違いないし正直私も気になる点がある。

ただしその史実、事実というのがこれまた1つだと思うとトンデモないことになる。例えば当ブログで「スティーブ・ジョブズとパロアルト研究所物語」を書きだし幾多の資料と付き合わせて事実関係を調べた際に思い知ったが、同じ場所、同じ時間にいた数人の人間だとしてもひとつの事象に関し本人たちに聞き取りしたところでそれぞれの立場によって記憶していることが違うという事実は如何ともしがたい。

それは単に記憶間違いとか記憶が曖昧といったことではなく我々の考えている事実とはそもそもそんなものだという認識が重要だということに気がついたものだ。

「スティーブス」にしても、原作者および漫画家たちの創作力と感性の賜物だし、厳密な意味で史実と比較するのは野暮というものだろう。また現実問題として創作に関して一篇一冊のページの制約もあるだろうし絵にならない...絵にしにくいストーリーというものもあり得る。作者たちは十分な下調べと考察をされていようから何が事実かはご存じの上の演出もあるだろう。
とはいえ漫画一篇にしても後々我々の記憶に強く残り、思想や判断にまで影響力を持つ可能性もあるだけに、史実への拘りには配慮していただきたいと願っている。

というわけで史実との比較は野暮だと言ったがこのまま本編を終わるのではAppleの史実を追いかけてきたMacテクノロジー研究所らしくない(笑)。ここは野暮を承知でいくつか重要だと思うシーンの “史実” とやらをご紹介し、私の役目を終えたいと思うのでお許し願いたい。

1)「2か月も経つと初代アップルは飛ぶように、売れ出した」#1- P112
  この初代アップルとはApple 1のことだが、ウォズニアック自身の弁によれば製造は175台で販売はせいぜい150台程度であり、アメリカ中で販売されたわりには「売れなかった」という感覚だったらしい。

2)ビル・ゲイツが「僕たちが開発しているBASIC」という発言 #2 - P16
  一部に誤解があるようだから念のため...。BASIC自体はビル・ゲイツらが文字通り "開発" したものではない。BASICは1964年、米国ダートマス大学の数学者ジョン・ケメニーとトーマス・カーツにより、コンピュータ教育用の言語として開発されたものである。ゲイツらはそれをAltair 8800用で走るようスケールダウンし移植したということだ。

3)ポール・アレンとMITS社 #2 - P36
  漫画ではジョブズとウォズに対比させるためか、あるいはゲイツの性格を強調するためか、ポール・アレンが少々道化役になっている。しかし彼の技量・能力があったればこそマイクロソフトの成功の要ができた。
Altair8800を開発したアルバカーキのMITS社に初めて乗り込んだのはビル・ゲイツとポール・アレンの2人ではなくポール・アレン1人だった。ポール・アレンは飛行機に乗ってからビル・ゲイツがAltair8800用に移植したBASICをマシンにロードするブートローダープログラムを作ることを忘れていたことに気づいた。仕方なくポール・アレンは手元に実機もないのに飛行機の中で用紙を取り出し、マシン語でブートローダーをプログラミングするという暴挙に出たがMITS社で無事動作した。ポール・アレンにはそれだけの実力があったのだ。

4)パロアルト研究所訪問 #4 -P166
  PARCで「PARCのすべてを、見せろ」というジョブズたちの展開は紙面の都合だと思うが、史実では一度ですべてのデモを見たわけではないという。少なくとも二度スタッフらを連れて出向いている。

最後に一言...。「スティーブス」のこれからの予定、進行は知る由もないが、それはそれとしてひとつのエピソードを掘り下げた「特別編」をいくつか描いていただきたいと思う。例えば「ジョブズとウォズの出会い」といったシーンも「スティーブス」の中で見てみたい...。

私は残念ながら「スティーブス」の作者の方々にお目にかかったことはないからこれは世辞でもなんでもないが、「スティーブス」は一連のスティーブ・ジョブズを題材にした映画よりずっと面白い!一級のエンターテインメントだ。まだ読んでいらっしゃらない方には是非お勧めしたい。そして今後の続編も楽しみだ!

スティーブス公式サイト




ラテ飼育格闘日記(482)

しばらく沈静化していたが、ここのところラテが肉球を噛みだした。過去の記録を再確認すると持病のアトピーが強く出るのはどうした原因か冬場が多いのだ。勿論…というか現在でも朝晩の2回、アトピー抑制の薬を飲み続けているがここのところは問題はなく体質も改善されたのかと期待していただけに残念…。


とはいっても今のところ、一番酷かったときのように肉球から出血したり、目の周りを引っ掻いて紫色になったりといったことにはなっていない。しかしラテのするがままにしていてはいつまたそうしたことに繋がるかも知れないとオトーサンは嫌われ役覚悟でラテが四つ脚を舐め始めると止めさせるという役割を果たしているが、これもなかなか難しい。

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※どう言うわけかラテのアトピー症状は冬場から春にかけて悪くなるようだ



こうした肉球の傷はラテを観察していなければなかなか分からないことも多い。究極は散歩の時に足を引きずったり、いつもの “お手” が簡略だったりしてはじめて分かったのでは遅いのだ。

しかしワンコの治癒力はなかなか凄くかなりの傷でも丸一日舐めたり噛んだりしなければ傷は塞がるようだ。しかしやはり傷は気になるだけでなく痛いし治りかけは瘡蓋などができて我々同様痒くなるようだ。為にラテはまたまた傷口を舐めるだけでなく噛んでしまい傷を広げることになる。

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※お気に入り、柴犬アンリちゃんと飼い主さんに出会えたラテは嬉しいからか遠吠えをはじめた(笑)


酷い時にはシソジンで消毒して包帯を巻いたりしたが、ラテはそのまま大人しくされるがままにしている玉ではない(笑)。まさかきつく縛るわけにもいかないその包帯をあっと言う間に取ってしまう。それを承知でオトーサンは例え一時でもラテが傷口を舐めないように…というか囓らないようにしたいとまたまた包帯を持ってラテを追いかけ回すということを続けていた。

そうした時期と比べればまだマシだが、放っておけば問題が広がることは十分に考えられる。本来ワンコでもニャンコでも毛繕いを含めて自分で汚れがついたり、痒いところをメンテナンスする能力は持っているわけだがラテはアトピーという病気持ちでもあり、想像するに痒いという症状が強くなるときがあるに違いない。

それに一番の弊害というか気の毒なのは散歩から戻った際に足をお湯で洗わなければならないときだ…。普段はどうということもない一連のステップも傷があると簡単にはいかない。足をお湯の張ったバケツに押し込むとラテは「ピ〜」と泣く。無論滲みるのだろう。しかし我々と同じ環境下で生活しているからにはまさか外から戻って土足で家に入れるわけにもいかない。

一応お湯に浸けた足を一本ずつ丁寧に洗い、肉球間の汚れもオトーサンたちの指で擦り落とすことにしているがその場所が傷付いている場合はさすがにラテも「ウゥ!」と唸ってマズルを手に当てに来る。

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※向こうに子供たちが数人遊んでいるとラテは仲間に入りたいらしく近づこうとする。しかしワンコ好きの子供ばかりではないのでオトーサンはリードを緩めない


ただし昔は歯が当たって痛かったり出血することもあったが、さすがに近年はオトーサンたちの手を傷つけるような真似はほとんどしないものの痛いのだから瞬間的に手を振り払ったり唸ったり泣いたりとなかなか難しい…。騙しだましゆっくりと少しずつ洗い終えた後は吸水性のよいタオルでこれまた肉球の間まで丁寧に拭いて乾かすわけだが、ここでも痛いものは痛いに違いない(笑)。

塗り薬も舐めると毒になるものは使えない。そして包帯も極一時的にしか効果がないとすれば一番の問題は現在以上に傷を悪化させないためにラテが肉球を囓りだしたら止めることが先決となる。しかしこれまた「言うは易く行うは難し」だ。
これまで長い間の力関係でオトーサンが「ダメ!」といえばラテは即行為を止めるのが常だが、問題はオトーサンの目の届く場所にいるとは限らない。というかラテはラテでオトーサンに叱られるのが分かっているからオトーサンの目の届かない場所に移動して事をやらかそうと悪知恵を働かす(笑)。

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※肉球を舐めるのはまだしも噛むようになってきた...


また肉球を激しく噛む行為は体を揺らすことにもなるしそれなりに首輪に付けた鑑札が揺れて音を出したりする。それをオトーサンが察知して止めに入る…ということも我が娘は計算ずくであり、為に音を出さないで肉球を噛む技も会得した(笑)。したがって眼を放したすきに傷はあっと言う間に大きくなってしまうことがある。

もうこれはまるで「ダルマさんが転んだ」遊びみたいになる。どうやら隣の部屋でラテが噛んでいることを察したオトーサンは抜き足差し足で隣の部屋に顔を出して「ダメ!」と声をかける。まさしく肉球を噛んでいたラテは固まったように行為を止めるがオトーサンが退室した後にはまたガシガシと噛み始めるという具合だ。
「こいつめ…」と再び覗いた瞬間に「何ですか、オトーサン」「アタシは噛んでません」とでも言いたげなとぼけた表情でこちらを見据えるのだから笑ってしまう。

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※ベンチでオトーサンとお話し中


良いのか悪いのかの判断はオトーサンにとって些か難しい問題を含んでいるが、オトーサンに叱られたり注意されることは当然ながらラテにとって心地よいことではないし緊張を強いられることに違いない。強く注意をすると必ずといってよいほどアクビをする。それはワンコにとって眠いというサインではなく緊張のサインなのだ。

そしていきなりオトーサンに「ダメ!」などと大声を出されれば慌てることもあるようで、先日可笑しなことに出くわした。
それはオトーサンが五月蠅いからか、オカーサンの部屋にラテが逃げた後のことだった。たまたま玄関付近に向かったオトーサンはドアが閉まっていたものの、ラテが足を囓っているのではないかという気配を感じた。
まあオトーサンとしては冗談半分で「こらあ!」とドアを開けた瞬間、ラテの側にいたオカーサンが笑い出した…。

何事かと聞いたところ、実はそのときラテは肉球を舐めたり噛んだりしていたわけではなく、ただ前足の上に顎を乗せていたという。したがってオトーサンに叱られる謂われはないのだが、たまたまオトーサンが急に「こらあ!」という声と共にドアを開けたものだからラテは慌てたらしい。
その瞬間、どうしたことか急に前足を急いで舐め始めたのだった(笑)。

繰り返すが、オトーサンの「こらあ!」や「ダメ!」といった否定の言葉はラテにとって心地よいものではなく緊張を強いられることなのだろう。だからこそ足を舐めたり囓っているときには仕方なしに止めるラテなのだが、舐めてもいないときに「こらあ!」と言われたものだから混乱して反対に舐め始めてしまったようなのだ。
オカーサンの笑い声が続く中、ラテのキョトンとした表情がなんとも可愛かった…。



シャチハタ、「どこでもスイッチ」レポート

最近はユニークで面白いものが多々登場している。文具しかり家庭用品しかりだ...。今回レポートするのはシャチハタ製の「どこでもスイッチ!」という製品だが、磁石で用紙数枚を止めるといえばどこにでもあるような品に思える。しかしその形はまさしくスイッチなのだ。


実物を見てしまえば正直どうということはないではないか…と思う人も多いかも知れない。いわゆる本体はシーソースイッチの形状をしており、背面は平面ではなくちょうど半分の位置で角度がついており、その両面にネオジウムの強力な磁石が組み込まれているというのが「どこでもスイッチ」の正体だ。

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※シャチハタ、「どこでもスイッチ」のパッケージ


しかしこれは正しくコロンブスの卵であり思わず「なるほど!」と手を打ってしまいたくなるような逸品でもある。
背面は半分ずつが角度を持っているため、例えば冷蔵庫の扉の外側へ付けるとしてもどちらか半分の磁石で貼り付くことになる。したがって上でも下でも良いが、上がっている部分をちょうどスイッチを押すように「カチッ」とすれば押した面の磁石がくっつき、それまで付いていた面が離れるというわけだ。

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※「どこでもスイッチ」2個組み(上)とその背面(下)


そういえば磁石もネオジウムの強力な奴だとときに剥がすのに爪を立てたりして力が必要な場合もあるが「どこでもスイッチ」はシーソー式というか片側は離れているわけで、指一本で貼り付け面と「どこでもスイッチ」で挟んでいる紙を外すことができるのも便利…。
要は「どこでもスイッチ」は文字通りスイッチに見立て、スイッチと貼り付け面の間に紙を差し込み、押すことで紙を挟むことができ、その際には磁石の力で「カチッ」と音がすることでもあり、あたかもスイッチを押した感覚を味わえる。

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※紙焼きした写真数枚を冷蔵の扉に「どこでもスイッチ」で止めてみた


勿論紙を挟んでいる反対側を「カチッ」と押せば挟んでいた紙は簡単に落下し取り外せるという具合だ。
このスイッチをON・OFFするかのようなギミックが「どこでもスイッチ」の売りなわけだが、シンプルなだけに壊れる心配も、そして電池といったものは使っていないから消耗品を気にする必要がないのもよろしい…。

問題は紙類をどれほど挟み込めるのか...だが、商品説明によればA4コピー用紙を約10枚までということだ。実際に冷蔵庫の扉でやってみたらぎりぎり手元に合ったA4コピー用紙10枚を挟むことができた。

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※実際にA4コピー用紙10枚を挟むことができた


早速実用品として使い始めているが、問題は磁石だけに使える場所が限定されることだ。これを木製の書棚の一部とかガラス面などにも使えると私の場合はより活用の場が広がると考え、ひとつ提案を申し上げたい。

それはたまたまスイッチ2つ入りパッケージの片方背面に薄い金属板が止められていたことで思いついたことだ。これは商品を手に取った顧客にパッケージを開けずスイッチのON・OFFの感覚を体験して貰おうとしたアイデアのようだが、為に磁石が付くほぼ同サイズの金属板が貼り付けてある。

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※パッケージのスイッチ片方背面に貼られていた金属板


ということでこの金属板だが、背面に両面テープを付けたものをそれこそ2,3枚同梱してもらえば、磁石の付かない面でも「どこでもスイッチ」が使える理屈になる。

早速お試し用の金属板をパッケージから外して裏面に両面テープを貼り、それを書棚の枠に貼り付けて「どこでもスイッチ」を取り付けて見た。無論当然のこと、金属板の範囲であれば「どこでもスイッチ」はしっかりと役目をはたすわけでなかなか具合がよろしい。

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※木製書棚の枠に両面テープで金属板を貼り、「どこでもスイッチ」を付けてみた


もう2,3個購入しようかと考えているところである :-)





マネーツリーのMT LINKがフィンテック系スタートアップ2社と業務提携

マネーツリー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:ポール チャップマン、以下、「マネーツリー」)は2月25日、同社の金融インフラサービス「MT LINK」を、クラウドキャスト株式会社、メイクリープス株式会社と連携すると発表。


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2013年4月23日にiPhoneアプリからサービスをスタートし、先週の2月20日で同社のサービス稼働日数が1000日を超えたが本日、MT LINKの公式パートナーとして、経費精算サービス「Staple(ステイプル)」を提供するクラウドキャスト株式会社、クラウド型請求管理ソフト「MakeLeaps(メイクリープス)」を提供するメイクリープス株式会社の2社が加わった。両社共に、フィンテック系の有力なスタートアップ企業として世間より注目を集めている。今回、自社サービスの顧客満足度向上のために、汎用性の高いMT LINKへの連携を開始することになる。

MT LINKは、銀行口座、クレジット、電子マネー、ポイントの2,400社の情報を一つにまとめたファイナンスデータのクラウドサービス。 いつどこで、お金がどう動いているか、既存のシステムと連携し、活用できる新しい仕組み。

MT LINKは、先日、株式会社みずほ銀行への提供を発表し、本日発表の新しい2社を含め、公式に9社のパートナーシップ契約を締結している。マネーツリーは、自社だけでサービスを完結させることを考えず、MT LINKのプラットフォームを業種、規模を問わずに、大企業、中小企業、スタートアップといった様々な規模の会社に提供したいと考えているという。

ここまでMT LINKへの需要が高まった理由として、弥生株式会社、株式会社TKCなどの大手会計業界の採用に加え、昨年の10月からIBMのBluemixによる、ファイナンス業界初の公式APIとして発表されたこと、さらに法人口座のデータアグリゲーションを同社独自のクラウドテクノロジーでの完全対応ができることへの評判の高さが要因という。

なお、アプリケーションのみで対応していた法人口座への対応が、本日より、Web上でも閲覧可能になる。これまで、限定されたWindowsマシンだけしかアクセスできなかった法人口座が、Macはもちろん、どんな環境のマシンでも確認できるようになる。いつでもユニバーサルでアクセスできるようになった法人口座機能は業界初の対応だ。

マネーツリー株式会社








Web用にと丸いボタン・アイコンを簡単に作る「ICON X Pro」レポート

Adobe Muse CCで新しいサイトデザインを考えているが、様々なアクションに誘導するボタンやアイコンを考えざるを得ない。勿論そうした目的のために “矢印” 等々といったアイコンデザイン類も多々販売されてもいるが、オリジナルなものを用意しようとすると数も数だし些か面倒だ...。


そんなわけでOS X のアプリケーション用アイコンを作る「ICON X Pro」を代用してみた。これはメニューバーに機能もないしワン・ウィンドウの中ですべての作業を行う実にシンプルなアプリなのが気に入っている。ただただ円形のアイコンを作るだけのものだが、凝った物ならそれこそPhtoshopなどでどうにでもなるわけだから、これはこれで良い…。

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※「ICON X Pro」のアバウト画面


アプリケーションを起動すると小ぶりなウィンドウがひとつ開く。左側に円形枠があり右には各パラメーターを調節するメニューバーなどがあり、上部には「Edit」「Adjust」そして「Effects」という3つのタブがある。
さらにウィンドウ下には左からグリッド表示、イメージクリア、アバウト表示、共有、アイコンセットとアイコン保存、そして pdfおよび pngフォーマットでのデータ保存という各アイコンが列んでいる。

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※「ICON X Pro」を起動した直後の画面


では早速段階を追って「ICON X Pro」による円形アイコン作成の手順をご覧いただこう...。
まずはアイコンにしたい画像を「ICON X Pro」の円形部位にドラッグ&ドロップする。ただしその元画像はできるだけ作業に相応しい形にあらかじめ整えておく方がやりやすい。ともかくドロップしたイメージはマウスドラッグで円内の位置を調整できる。

さて手順だが、前記した3つのタブを順番に使う必要はないものの、説明のやりやすさを考えて「Edit」メニューから記してみる。
ご覧のように初期値はシルバーといった感じのエッジに囲まれブルーのグラデーションで塗られた円形が表示されている。まずはその輪郭イメージを調整するのが「Fill color」と「Edge color」および「Angle」だ。どのように調整しようといつでも初期値に戻すことができるので安心して作業ができる。

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※エッジのカラーを変えてみる...


アイコン本体部分とエッジ部分それぞれを2色選んでグラデーション化し「Angle」でその方向を調整する。ちなみにエッジが不要という場合、物理的に消すことはできないので「Fill color」と「Edge color」すべてのカラーを同色にすることで単色の円形が出来上がる。

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※エッジとアイコン本体を同色にしてエッジを表示させない一例


なお「Image Attributes:」と「Image Shadow:」はそのその名の通りだが1度操作してみればその役割はすぐにお分かりだろう。

念のために記せば、「Image Attributes:」では円形に納めるON・OFFと背景を任意の単色で塗りつぶすことができる。ただしその上に別のグラフィックを重ねることは出来ない。したがって通常「Crops outside circle」にはチェックを入れ「Apply a Color Mask to image」は初期値のままで良い。
また「Image Shadow:」は円形アイコンに陰を付けるパラメーターだがアプリ操作上では効果が分からないので1度データを保存して確認して見る必要がある。

続いて「Adjust」タブに切り替えてみよう。ここでまずやっておくべきことは「Image Modify:」にある「Scale」調整だ。このスライドバーで円内におけるイメージのサイズとマウスドラッグで位置を決めておくとよい。その後で「Image Adjust:」で明るさやらコントラストといった調整を行うべきだ。なお「Image Modify:」にある他の2つのパラメータはイメージの回転と透明度の調整である。

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※「Adjust」タブでは「Image Modify:」にある「Scale」が重要


最後のタブ「Effects」はご覧の通りイメージに9種類の違った効果を加えることができるが通常はスルーした方がよい(笑)。

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※「Effects」ウィンドウ


またより円形内のイメージ位置を正確に整えたい場合はウィンドウ左下の「grid」をONにする。

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※アイコン内のデザイン位置を正確に置くにはグリッド表示が便利


そして作ったイメージは .pdf および .png フォーマットで出力できるが、ウェブ製作に使う場合は申し上げるまでもなく .png にするべきだ。 .pngなら円形の背景周りを抜いてページに配置できるからだ。

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※試作中のウェブサイトに「ICON X Pro」で作ったアイコン(.png)を大きめに配置した例。アイコンの背景が綺麗に抜けている


なお「erace image」はクロップ内に置いたイメージの消去、「Share」は作成したイメージをMailをはじめTwitterやFacebook等々と共有するための機能、そして「.iconset」「.icns」はMacアプリのアイコン作成に必要な対応サイズおよび数のアイコンを1度にはき出してくれる機能である。

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※「Share」はTwitterやFacebook等々と共有するための機能


「ICON X Pro」は写真やグラフィックをドロップするだけで丸いアイコンを簡単にはき出してくれるシンプルで分かりやすいアプリケーションなのである。

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※写真やグラフィックをドロップするだけで様々なアイコンが作れる


ということは繰り返すものの「ICON X Pro」はその名とアプリアイコンが示すように本来の目的はOS X用アプリケーションに使うアイコンイメージをセットで用意するためのツールなわけだが、今回私はウェブ用の各種ボタン・アイコン作りに応用しているわけだ。

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※「ICON X Pro」はOS Xアブリアイコン作成機能として .iconset を1度にはき出してくれるのが本来のミッション


いずれにしてもこうした円形アイコンを多々作るためには有用なツールだと言えよう。

ICON X Pro




マネーツリーの金融インフラサービス、みずほ銀行「みずほダイレクトアプリ」へ新機能を追加

マネーツリー株式会社は同社の金融インフラサービス「MT LINK」を、株式会社みずほ銀行が「みずほダイレクトアプリ」で採用することを決定したと発表。今回の連携は、スタートアップとメガバンクの初のテクニカルな連携となる。なお、みずほダイレクトアプリは株式会社野村総合研究所が開発を担当している。


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MT LINKは、銀行口座、クレジット、電子マネー、ポイントの情報を一つにまとめたファイナンスデータのクラウドサービス。 いつどこで、お金がどう動いているか、既存のシステムと連携し、活用できる新しい仕組み。MT LINKは、様々なクラウドのサービスはもちろん、従来のオンプレミス型サービスにもスムーズに導入でき、システム間で必要な分だけの情報をキャッチボールするので、開発コストを大幅に削減、新規事業にも安心してスタートできる。すでに会計業界、大手企業が参入ずみの実績ある、信頼されたサービス。

この度、具体的にはみずほダイレクトアプリ内で、「一生通帳 by Moneytree」の項目が追加となり、入出金明細照会の閲覧期間が登録以降、一生閲覧可能となる。また、みずほ銀行の口座残高の合算表示が可能になる。共同開発を経た後、4月上旬にみずほダイレクトアプリに「一生通帳 by Moneytree」の項目が追加される予定。

Moneytree





NeXT 用マウス幻想

手元に黒くて丸くちょっと不思議な形をしているマウスがある。もちろんAppleの製品ではないが事情をよくご存知のご同輩には一目でお分かりのことだろう...。そう、これはあのNeXTコンピュータ用のマウスである。


申し上げるまでもなくNeXT Inc. はアップルを辞めたスティーブ・ジョブズが1985年に操業した会社だ。社名はその後、Next Computer, Inc.およびNext Software, Inc. と変わっていくが、最初の製品NeXTcubeは1988年10月12日、サンフランシスコにあるコンサートホール “Louise M, Davies Sysmphony Hall” で発表された。



※1988年10月12日にデイビス・シンフォニーホールで発表されたNeXTcubeとスティーブ・ジョブズによるプレゼン映像


NeXTはスーパー・パーソナル・ワークステーションとして時代を先取りしたコンピュータではあったが価格はともかく初期モデルは動作が遅くて不評だった。ただしオリジナルのWorldWideWebがNeXTマシンで開発されたことはよく知られているし、1996年末にNeXT社がAppleに買収された後、そのOSだった OPENSTEPの技術をベースにMac OS Xが開発されたこともパーソナルコンピュータの歴史の妙だ。

さて本体の話しは取り急ぎこのくらいにしてそのNeXT用のマウスに目を向けてみよう。NeXTのマウスもキューブ型の初期は角型のマウスでありインターフェースも独自仕様だった。しかし後期になって採用されたこの円形の2ボタンマウスはADB仕様のため、Mac OSでも特別なドライバー不要でそのまま使えたのだ...。

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※後期型NeXT用マウス。前面に突き出ている前掛けのような部分は2ボタンだ


当研究所には中古品と新品の2つが保管されているが、中古品の方も問題なく使えるしNeXTロゴをデザインしたポール・ランドによるロゴもしっかりと刻印されている。しかし初期型がロゴもカラーで立体的だったのに対してこちらは刻印でありどこか簡素化されている印象は拭えない。

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※制作したロゴをNeXT社に持参したデザイナーのポール・ランド。右はスーザン・ケア


この丸形NeXTマウスをしばらくぶりに机上に置いて眺めていたが、例によって様々な連想が浮かんでくる。
スティーブ・ジョブズの事だからこのマウス1つについてもそれなりに拘ったに違いない。そして現在の視点から眺めてみるとNeXT社も後期はビジネス的に苦しい状態で、結局ハードウェア部門はキヤノンに売却し社名もNeXT Software, Inc.と変わる。

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※後期型NeXT用マウスの背面


だからだろうか...そうした先入観からか、このマウスにはデザインといった妙は別にしてもどこか高級感が感じられない。ADB仕様にしたのも市場に併合すると共にコストダウンを計ったのかも知れないと勘ぐってしまう。ちなみに日本製である。

そして今更だが、もうひとつ…このNeXTマウスを眺めていたら気がついたことがある。これまた想像の域を出ないことだが、この丸形NeXTマウスがあの最初期の iMacに付属した円形マウスの原点だったのではないかということだ…。

iMacの円形マウスはAppleの歴史の中で汚点のひとつだと考えているが、当初はジョブズがAppleに復帰した直後に評価され表舞台に登場したジョナサン・アイブのアイデアだと思っていた。しかし復帰後、Appleの命運をかけた iMacだからしてこれまたそのマウスにもスティーブ・ジョブズの強い拘りがあったはずだ。

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※NeXT用マウスと初代 iMac用円形マウス


無論 iMacのマウスデザインもジョナサン・アイブが担当したに違いないが、その原点...コンセプトはスティーブ・ジョブズのNeXTマウスへの拘りからスタートしたのかも知れないことに思いついた…。何しろマウスとして適度なサイズということもあるにしても、NeXTの丸形マウスの直径とiMacの丸形マウスの直径は共に約74mm強 とほぼ同じなのだ!

話しはまた迷走するが、Appleは1996年当時、次期モダンOS開発に頓挫していた。自社開発を諦めたAppleは外部のOSを採用しようとして一時はジャン=ルイ・ガセー率いるBeOSに傾いたが結局はNeXT社を買収しソフトウェア資産共々ジョブズを顧問として復帰させることになった。

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※サンフランシスコExpoにおけるBe社のブース。筆者撮影


スティーブ・ジョブズとしては当初、自分はあくまで顧問だという主張を繰り返していたがギル・アメリオCEOを退任に追い込んだ後には周囲の強い渇望もあって暫定CEO(iCEO)として職務に当たることになったわけだが、iMacは秘密裏に開発が続けられた。
そのiMac発表はNeXT発売からちょうど10年目となる1998年、5月のWWDCで発表されたがジョブズがAppleに復帰してから1年半ほどしか経っていない。

OPENSTEPがMac OS Xとして登場するには2001年まで待たなければならなかったが、ジョブズの思考回路にはまだまだNeXT時代のDNAが残っていただろうし、良いものはAppleでも継承させたいという考えがあったに違いない。

ボンダイブルーのiMacは初代Macintosh 128Kと同様、文字通りジョブズのマシンだった。内部にもメモリ以外アクセスできないクローズドな設計、冷却ファンはないしそのトランスルーセントから見える基盤や部品の配置の妙などはまさしくジョブズの作品だった。だからこそそのお披露目でモニター上に初代Macintoshの発表時を彷彿とさせる "hello again" と表示させたくらいだった。

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※1998年5月、WWDCの場で発表されたiMac。当時私の会社のスタッフが撮影


その初代iMacの円形マウスがスティーブ・ジョブズによるNeXT時代の拘り、残り香だと思うとNeXT本体には興味がわかなかった私でもちょっと愛しい気持ちになってくる。
ただしNeXTのマウスは前部分に明らかに目立つ2つのボタンがあったからその保持する位置を誤ることはなかったはずだが iMacのそれは明らかに使いづらいという違いがある。

いずれにしてもNeXTコンピュータといえば我々はキューブ型の本体を思い浮かべるが、後期型とはいえマウスに円というか半球を思わせるようなデザインを採用するといった多面性はさすが?スティーブ・ジョブズではなかろうか...。



ラテ飼育格闘日記(481)

数日前から具体的な原因があったわけではないものの暫くぶりにギックリ腰に悩まされている。若い頃に腰を折りながら新宿駅の雑踏をヒイヒイいいつつ歩いたほど重症ではないが辛いことは間違いないし、なによりもキツイのがラテとの散歩だ。回復まで数日間散歩はお休み…と宣言できればよいが、こればかりは仕方がない。


思えばラテとの散歩で日々8,000歩から14,000歩を歩いているからだろうか、若い時よりギックリ腰や肩こりに悩まされることは少なくなったと感じている。しかしギックリ腰も重いものを不用意に持ち上げようとした…といった納得?する原因があるわけでもなく、例えば大きなクシャミをしただけで、あるいは普通に椅子から立ち上がろうとした瞬間に激痛が走るというハメになるのでなかなか防ぎようがない。

この「ラテ飼育格闘日記」を確認して見ると昨年5月に発症して以来だから9ヶ月ぶりということになるが、今回は重症ではないものの長引いている…。

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※散歩に出ようとするときのラテは期待感からかとてもよい表情をする


ひとつだけ注意しているのは大きく動作を変えるときは急ではなくゆっくり動くことだ。それでもなる時にはなるのがギックリ腰で一旦始まったら収まるまでは収まらない(笑)。ただし他の人は分からないが長いギックリ腰人生の中で学んだことは、寝ていてはなかなか直らないということなのだ。
痛く辛くても無理のない範囲で日常生活をしていると治りが早いというのがオトーサンの経験即なのだが、悪化させれば文字通り立ってはいられず、かといって寝てもいられずということになるのでまことに始末が悪い。

それに仕事や買い物といったあれこれはそれなりにセーブできてもラテは許してくれない。オトーサンは前記したように少しでも動ければ立ち歩きした方が直りが早いことを念じてリードを持つが、ラテの力は時に驚異的に強く腰がふらつき、無理すれば激痛が走る身では本当に辛い…。

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※ベンチで一休み。その視線の先は?


それでも腰にサポーターを強めに絞めて出かけるが、ラテがオトーサンの腰を気遣ってはくれる気配はない(笑)。
オトーサンは自分でも腰が些か曲がっていることを意識しながら注意をしつつ歩き始めるが、不思議なことにしばらく良い姿勢をと意識しながら歩いているといつのまにか腰が伸びている…。ただしワンコとの散歩はただ歩いていれば良いというわけではない。

時に水を飲ませ、ウンチの後始末といったことで腰を曲げなければならないわけだ。このときそれこそ下手をしたらその後が歩けなくなるかも知れないので注意の上にも注意をして体を動かす。

座るにも、そして立つにも不用意に体を動かすのではなく上半身と腰は曲げずに膝だけで上下することになるが、それでも不安定このうえないしそれなりの痛みも伴うから思わず顔をしかめたりする。そんなときにたまたま脇を子供を乗せた母親が自転車で通ったりするが、不思議な光景を見るような視線が突き刺さる(笑)。

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※水分補給は大切です!


そんな持病を騙しだまししながらラテの引くままに遠方の公園に向かうオトーサンは自分でもアホだなと思う(笑)。
ともかくその日の夕方の散歩は仕事が休みだったオカーサンも一緒だったのでオトーサンも安心してゆっくりと歩いた。バランスを崩さずに歩いている分には痛みもないし「ガクッ」ということもない。勿論ジーンズの下の腰にはしっかりとサポーターを絞めている…。

しかしやはりというか、出歩けばいろいろな…様々な出来事に遭遇するし出会いもある。
その日、馴染みの公園に入る直前に渡る歩道橋の上を歩き始めた時、親子が指さしている先に見馴れない鳥らしきものがいた。オトーサンは眼鏡をかけてはいるがド近眼だし近年は白内障や緑内障も発症しているから遠方のディテールは見えない。オカーサンも大きな鳥のようだが動いてないから死んでいるのか…などと言っている(笑)。残念ながら当日は望遠付きの一眼レフなど持参していなかったからまずはダメ元でと iPhone 6s Plusで撮影を試みた。

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※ともかく撮っておこうとiPhone 6s Plusを取りだして...


どのような鳥なのか、判別できる程度に撮れればよいと考えながら…。その後10数分公園にいたが帰りもその鳥は同じ場所にいた。どうやら向きを変えたように思えたのでまたまたiPhoneで精一杯望遠にして数枚撮ってみた。
自宅に戻り確認して見ると全部で20枚ほどの写真の2枚になんとか判別できる写真があった。どうやらアオサギらしい…。この辺では人工ながら池もあり木々も生い茂っているからかこれまで鴨は多々見たがサギといった大型の鳥に出会ったことはなかった。

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※iPhoneのズーム一杯で撮った写真にはアオサギらしい姿が写っていた


またその帰り道、オカーサンがスーパーマーケットで買い物をする間、オトーサンはラテと人通りの少ない場所で待っていたら自転車に乗った男性に「ワンコは雑種ですか?」と声をかけられた。オトーサンと同年配だと思われる男性はみるからにワンコ好きのようでニコニコしながら「うちにもこのぐらいの大きい犬がいてねぇ…」と話し出した。

聞けば今年で18歳になるという。すでに目や耳、そして足腰に難はあるものの家族の一員として慈しんでいるという。フト…話しが途切れた数秒後、ラテをじっと見ながら「家族だから…もし愛犬が死んだりしたら…自分はどうにかなってしまうのではないかと今から心配しているんですよ」という…。

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※話しかけてきた男性は携帯電話にある18歳だというワンコの写真を見せてくれた


別れ際に携帯電話をオトーサンに差し出して愛犬の写真を見せてくれた。一見テリア系のワンコのようだが中型犬で18歳というのは長寿であることに間違いはない。ラテも今年で10歳だからオトーサンも他人事ではないとつくづく感じている。ラテの健康はもとよりだが、オトーサン自身の健康だって明日の保証はできない年齢に入っている…。
そんなことを考えると腰が痛いとか腕が痛いなどと言いながらもラテと散歩ができることは最高の贅沢なのだとあらためて感じた一日だった。




Adobe Fuse CCとPhotoshop CCとの連携覚書

別項でご紹介したとおり、6年ぶりにAdobe製品を問題なく使えるようになった。まず最初に利用を試みたのがPhotoshop、そして次にLightroomだが、今のところまだプレビュー版ではあるものの3Dキャラクターを簡単に作ることができる Fuse CCをPhtoshopとの連動で試してみたかった…。しかしFuseとかMuseと似た名前で煩わしいが(笑)。


すでに多くの方々がこのFuse CCに興味を持っているかと思うが、一般的に2Dであれ3Dであれ、さまざまなコンテンツの中で扱いというか、クオリティの高い人の姿を使うことはなかなか容易ではない。著作権の問題は勿論だがデザインや企画の中でよほど大きな企画なら別だが、いちいち本職のモデルに登場願えることなど予算的にも期日的にもないのが現状だ。

私もプレゼンやちょっとした企画に人の姿を、それもストックフォトにあるような限定されたポーズやモデルではなく自身が納得いく人物を好きなように使いたいと常々考えてきた。そうした意図から1994年だったと記憶しているがサンフランシスコで開催されたMacworld Expoのブースで出会った Poser 1.0を手にすることになった。

Poser 1.0は開発者のLarry Weinberg氏自身、デザイン時のポーズを考察するための木製マネキン人形の代わりにPoserを考え出したと言っている。 したがってver.1.0の仕様は現在のPoserから想像することができないほどシンプルというよりチープで「これで何ができるか?」と思うほどのものだった。
しかしご承知のように現在ではDAZに押されているものの、共に写真と見間違うようなクオリティの3Dキャラクタが作成可能になっている。

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※Poser Pro 2010の画面例


私自身、アップデートする度にPoserを手に入れてきたものの本格的に使う気になったのはPoser 6になってからだ。そして3D景観作成ソフトの Vueと共に膨大な有償コンテンツを集めてきた。Poserにしてもモデルの基本となる人物キャラだけでなく衣装や髪型、靴や装身具などなど、その場その場で適切なアイテムを利用できるようにとそれぞれをCD-Rに収めてすぐ活用できるように工夫してきた。

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※PoserやVueの3Dコンテンツを分野別にCD-Rに保存しバインダーで整理及び管理してきた。写真は極一部


そのPoserも手慣れたとはいえ衣装ひとつ正確にマッチングさせるのは相応のノウハウもいるし面倒な場合もある。なによりもPoserはGUIにしてもクセが強いこともあり好みが分かれるところに違いない。

その点Adobe Fuse CCはざっと見た感じの印象はさすがに今風のインターフェースであり、なによりもその基本は確実・簡単なのが特長だ。ただし現在の所はまだプレビュー版であるからか、ポーズにしても衣装にしてもプリセットされている中から選択するしかないが、正式なバージョンあるいは進化の過程では衣装や髪型などなど基本形以外は別途購入する形になると思われる。

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※Fuse CCで試作したキャラクタ例


ともあれFuse CC最大の利点は申し上げるまでもなくPhtoshopとの連携が取れていることにある。例えばPhtoshopの背景レイヤーにFuse CCで作った3Dキャラを持ち込んで角度やサイズ、あるいはボーズや顔の表情までをも変更して最終の仕上がりまで持って行けるからだ。

ということで私自身まだまだFuse CCを細部まで知ったわけではないが、今回はPhtoshopとの連携において、どのようなことができるのかを自身の覚書として書き留めてみたい。したがってそれぞれの過程のオペレーションも多義に渡るがポイントだけに留めるのでご承知願いたい。

さて、ここでは前記したように別途用意した背景にFuse CCで作ったキャラクタをフロントのレイヤーとして合成するまでの概要を見ていくことにする...。
まずはFuse CCを起動してみよう。Fuse CCによる3Dキャラクタの作成は右に順次表示するプリセットされたバリエーションの中から任意のものをクリックして選択するたけだ。

最初は "HEAD" の選択だが、リアルな人物キャラからアニメキャラまで16種用意されている中から選ぶ。ご覧のように女性キャラと男性キャラ、そして人種も選択できる。

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※Fuse CCを起動するとまずは "HEAD" の選択から始まる


"HEAD" を選ぶと次は "TORSO" すなわちボディの選択だ。こうして足や手を選んでいくだけで位置合わせなどに注視しなくても基本ポーズの3Dキャラクタが出来上がる。

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※ "TORSO" の選択(上)と手足を完成させたキャラクタ例(下)


なお3Dキャラクタが表示されている上には "Assemble","Customize","Clothing", "Texture" という4つのタブがあるが、文字通り基本の "Assemble"ができたら次に"Customize" をクリックしてみよう。ここでは腕や足の長さ、太さだけでなくバストの位置やボディサイズなどを変更できるが、ここでは基本形のまま"Clothing"に進む...。

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※衣裳と髪の毛および靴を履かせたキャラクタ完成形


"Clothing"は当然のことながら衣装を選ぶわけだが、まだこのプレビュー版ではバリエーションが少ないものの後でテクスチャやカラーも変更できるのでまずはシンプルな "TOPS" と "BOTTOMS" そして "SHOES" および "HAIR" までを選んでみよう。
なおこの"Clothing" モードでもoptionキーを押しながらキャラクタ画面をドラッグすることで360度、どこからでも確認ができる。

なお次の"Texture" もウェアの質感やカラーを変更可能だということだけを念頭に入れ、ここまでのデータをPhtoshopに渡すことにしよう。

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※衣裳の質感やカラーも編集できるが具体例は割愛して先に進む


ちなみにこのFuse CCからのデータ保存だがFuse CCとしてのファイル保存はメニューから実行する。重要なのは画面右上にある "Save to Mixamo" と "Save to CC Libraries" のボタンだ。
"Save to Mixamo" をクリックすればAdobeが昨年買収したFuse CC開発元のサイトに移行し、これまで作った3Dキャラクタを使いアニメーション作りができるようになる。ここでは "Save to CC Libraries" のボタンをクリックしてその3DキャラクタファイルをPhtoshop CCで開いてみる。

ただし現行のFuse CCにはまだまだバグがあり、正常に動作しなかったりもするのでまずは1度で巧く行かなくても2度3度と試すことをお勧めする。また "Save to CC Libraries" ボタンをクリックして保存した場合も「Your character is being synced to your Creative Cloud Library. This will take about a minute or two. Access your character from the Libraries panel in Photoshop CC.」のメッセージが表示されるように同期するためPhotoshoのパネルに表示するのに1~2分程度かかることがあるので注意しておきたい。

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※ "Save to CC Libraries" で保存するがご覧のメッセージが表示。Phtoshop CCなどで共有できるには少々時間がかかる場合がある


ここからはFuse CCを終了させてPhtoshop CCを起動する...。
Phtoshopのオペレーションに関しては多くのユーザーが熟練されていることと思うのでステップごとの細かな説明は省くが、まずはメニューバー右のポップアップメニューを操作してワークスペースを "3D" にする。そして CCライブラリアイコンをクリックすると先般Fuse CCで保存したデータが指定ライブラリ...初期設定のままでは「マイライブラリ」内に表示するはずだ。したがって当該ライブラリをダブルクリックしてPhtoshopのドキュメントウインドウに表示させる。

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※PhtoshopのライブラリからFuseで作ったキャラクタデータを読み込む


3Dキャラクタが表示されたら続いて「3Dパネル」を "3D" タブにして "Tops_Skeleton" を選択する。すると「属性パネル」の "Body" がアクティブになり、その下に様々なポーズのサムネイルが表示する。

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※ "3D" タブにして "Tops_Skeleton" を選択(上)。これで「属性パネル」の "Body" がアクティブになり、その下に様々なポーズのサムネイルが表示(下)


なおギアアイコンをプレスするとカテゴリー別のポーズメニューが表示されるので、ここでは"Dance" を選ぶ。そして "On Right Toes, Left Leg Raised" を選択するとドキュメントウインドウ上のキャラクタもそのポーズとなる。

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※Phtoshop上のキャラクタにポーズをつけた


ドキュメントウインドウ上のキャラクタはメニューバーの "3Dカメラの回り込み" ツールにすればマウスドラッグで360度回転できるし 「3Dパネル」の "Infinite Lite 1" で照明のコントロールができる。

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※照明のコントール例




※ここまでのキャラクタをPhtoshop上でマウスドラックにより回転させた例


続いて3Dキャラクタのポーズはこのままに、表情をもっと明るくしてみよう。それには再度「3Dパネル」の "Tops_Skeleton" を選択し、続けて「属性パネル」を "Face" に切り換えてみる。そう、その前に表情の変化がよく分かるように頭部を拡大表示しておくとよい。

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※Faceのサムネイル群


この "Face" タブにするとギアアイコンのポップアップメニューは "Happy", "Modeling" ...と変わるが、ここでは "Happy"のカテゴリーを選び、表情のサムネイルから " Exciting Surprise" を選んだ。これで踊っている表情らしさになった...。

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※表情を変える


いよいよ背景との合成となるが、大体どのようなサイズ、どのような角度がよいか当たりをつけてキャラクタの位置を決めておくと良いが、この連携の面白さはここからに違いない。なぜなら別レイヤーに背景画像を読み込み、そのフロントレイヤーに3Dキャラクタを置いた後でも照明コントールやポーズおよび表情の変化、そしてキャラクタの位置は勿論だが回転なども調整できることだ。したがって実際に合成してみてから陰の位置などにも考慮しベストの状態を作り出すことが出来る。

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※背景と3Dキャラクタの合成(上)と、合成後にキャラクタを回転させた例(下)


さてさて、レイヤーのコントロールおよび合成の位置合わせなどが終わったら最後に3Dキャラクタのレンダリングを行う。なぜならここまでのPhtoshop上の3D表示はいわゆるプレビューであり、拡大して見れば一目瞭然だがオブジェクトの形状が粗かったり、髪のディティールや陰などなどが粗いはずだ。

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※レンダリング前のキャラクタを拡大するとプレビューなので粗が目立つ


レンダリングにはデータのサイズやマシンパワーなどに依存するものの、相応の時間がかかるがその仕上がりは当然とはいえプレビュー画質の比ではない。
なおレンダリングが終了した後でもレイヤーを統合する前なら再度3Dキャラクタの編集ができるが、その場合はレンダリング画質はプレビューに戻ってしまうので調整後に再度レンダリングする必要がある。

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※前記のデータをレンダリングした例


納得がいく合成ができ、一枚のグラフィックとする場合は申し上げるまでもないが目的に従い、例えばレイヤーの統合をするなりして作品として仕上げる...。

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※今回の試作による完成例【クリックで拡大】


ということでFuse CCとPhtoshopCCとの連携の基本を見てきたが、プレビュー版とはいえFuse CCの可能性と魅力は十分堪能できた。また別途 "Mixamo" サイトにアクセスしアニメーションにも挑戦してみたが、こちらはまた別の機会にご紹介できたらと考えている。




音楽ファイルのビートを検知し自動でマーカーを生成するPremiere Proのプラグイン発売

(株)フラッシュバックジャパンは月18日、音楽ファイルのビートを自動で検知し、マーカーを生成して Premiere Pro へのインポートを実現するプラグイン「BeatEdit for Premiere Pro」の販売を開始したと発表。


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 ■ BeatEdit for Premiere Pro(ビートエディット フォー プレミア プロ)とは
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BeatEdit for Premiere Pro は、音楽ファイルのビートを自動で検知し、マーカーを生成して Premiere Pro へのインポートを実現するプラグイン。従来であれば、音楽のビートに合わせて編集する場合は音楽を聴きながらカット点を探していたが、BeatEdit for Premiere Pro でビートに合ったマーカーの生成が可能になったため、編集の時間短縮が可能になった。

使い方はシンプル。Premiere Pro で BeatEdit を起動し、音楽ファイルをロードするだけ。これだけで音楽ファイルのすべてのビートが自動で検知される。
ビートが検知が完了したら、マーカーを生成するビートを選択。すべてのビートにマーカーを生成することや 1/2、1/3、1/4など固定設定、またランダム設定にも対応している。利用するビートを決め、Create Markersをクリックすると、マーカー付きの音楽ファイルが Premiere Pro のプロジェクトにインポートされる。

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 ■ BeatEdit for Premiere Pro 製品仕様
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 ・製品名  :BeatEdit for Premiere Pro
 ・製品ヨミ :ビートエディット フォー プレミア プロ
 ・販売価格 :14,040 円(税込)
 ・動作環境 :【対応アプリケーション】
        - Adobe Premiere Pro CC2014 / CC2015
        対応 OS/ハードウェアは、対応アプリケーションが動作する環境
 ・効果   :ビートマーカー生成
 ・種類   :Premiere Pro プラグイン
 ・販売形態 :ダウンロード
 ・開発元  :aescripts + aeplugins, mamoworld
 ・販売元  :(株)フラッシュバックジャパン

製品情報Webサイト





15枚までの書類をしっかりとめる 紙素材の新感覚クリップ「デルプ」レポート

ガジェット類も面白いけれど文具も楽しい。遅ればせながら昨年8月にマックス株式会社からリリースされた15枚までの書類をしっかりとめる 紙素材の新感覚クリップ「デルプ」を使ってみた。


数枚の用紙をまとめ、止めるにはゼムクリップやダブルクリップあるいはステープラー(ホッチキス)が確実で簡便だが、これらは金属なだけに取扱にも少なからず注意が必要だ。また近年はエコという立場も含めてこうしたクリップにもおしゃれ感覚が求められ、見た目の美しさも重要になってきた。

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※サンカク紙クリップ「DELP」5色50個入りパッケージ


例えばステープラー式の製品にしても針を使わない製品が登場している。それらには圧着型のものと小さな切り込みをあけて折り込んで閉じるタイプがあるが、前者は資料に穴が空かない(痕は残る)し簡単に外せるものの綴じる枚数がコピー用紙10枚程度になっている。

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※愛用の針なしステープラー、コクヨ製「Harinacs」。これは最大綴じ枚数は5枚


対して切り込みを作って綴じるタイプにしても12枚程度までが限界のようだしこちらも針などは使わないものの少なからず資料に切り込みを作ってしまう結果となる。
ともあれ両社共に針などの消耗品は一切不要ということも大きな利点に違いない。

さて「デルプ」は紙製だから廃棄も簡単ながら決して使い捨てではなく使い回しもできるのが特長だ。ただしこれは消耗品であり、安価だとはいえ費用がかかるのは覚悟しなければならないものの前記した製品たちとはまったく違う存在感を楽しめるのが特長だ。

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※「DELP」の表(上)と裏(裏)。すべて紙製だ


まずはその閉じ方のユニークさだ。いや、ユニークというか1度やってみればそのアイデアに敬服しながらも基本的な手法はシンプルなのに驚く...。
その閉じ方だが、まずは「デルプ」をコピー用紙15枚まで重ねた用紙の角に三角の本体を差し込む。そして飛び出ているラベルを後ろ側に折り曲げるが、このとき必然的に裏面から見て「デルプ」から飛び出ている用紙の三角部分も一緒に折りたたむことになる。

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※使い方も簡単。束ねた用紙の角に「DELP」を被せ(上)、裏側の飛び出ているラベル部を用紙の角と共に折り込み(中)切り込みを「DELP」の端に巻き込めば終わり(下)


こうして用紙の角ごと折りたたんだラベルの切り込みを「デルプ」本体の溝に巻き込めば完了である。

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※「DELP」で束ねたコピー用紙15枚


要は束ねた用紙の角を折って、それをズレずに固定する役割を「デルプ」が果たしているわけだ。したがって取り外しも簡単だし、再利用もできるし「デルプ」で束ねた書類を重ねてもダブルクリップなどと比較してかさばらずスマートだ。
さらに「デルプ」の廃棄も紙素材なので分別を意識しなくてもよいし資料自体も角に少し折り目が付く程度なのでこれまた再利用する場合も支障はない。なお肝心の強度だが、用紙を全枚数折り込んでいるだけに見かけよりずっとしっかりと束ねてくれるし脱落もない。

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※束ねた1枚目を吊り下げてみたがしっかりとしていて外れない


面白いの紙という素材ならではの楽しみ方もできる点だ。
それは「デルプ」はホワイト・イエロー・ブルー・グリーン・ピンクと5色のバリエーションがあるので資料の用途別に色分けして使うとか「デルプ」自体にコメントや配布部署などの記載ができることだ。さらにマックス株式会社ではノベルティツールとして企業名やブランドロゴを入れる特注も受けるというから面白い。

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※「DELP」はホワイト・イエロー・ブルー・グリーン・ピンクの5色バリエーション


ところで「デルプ」のサイズは一種類だが例えば5色入り50枚のパッケージの希望小売価格は720円(税別)、単色の50枚のパッケージの希望小売価格は650円(税別)というから1枚約税込みで15円強の価格となる。これを高いと思うか、それとも安いと思うかはそれぞれだろうが、そもそもこの種の製品は大企業の職場で大々的に使われるということはあまり考えられず、小規模な企画の場でウケを狙うとかデザイン事務所や家庭で活用されることが多いのではないか。

だとすれば、コストのみからの評価だけではなくこうしたアイテムで資料を用意する者も、それを受け取って「おっ!?」と思うであろう受け取る側の双方の好奇心を満たしてその場の雰囲気を盛り上げる小さな演出代と考えるなら実に安いものだと思うが、いかがだろうか。

当Macテクノロジー研究所では15枚程度までの資料を束ねる場合はすでにこの「デルプ」を多々活用している。ただし個人的な感想だが、この「デルプ」がステープラやゼムクリップのように広まるにはコストを別にしてももうひとつふたつ...工夫というかアイデアを付加する必要があるような気がするのだが...。

紙素材の新感覚クリップ「デルプ」




Adobe Muse CC 雑感

AdobeのCC (Creative Cloud) がやっと使えるようになった。そこで自分なりに懸案となっていたホームページを作ってみたいとAdobe Muse CCを使い始めた。無論Muse CCはWeb作成アプリだがその使用は初めてだったものの...はまってしまった。


おかげさまで現行のブログは日々多くの方々にアクセスしていただいている。ここに至った詳しい経緯は「サイト攻撃を受け情報発信をブログに変更する顛末記」でご紹介したことがあるが、これまで2003年からホームページを続けてきたものの数度のハッキングに会い疲れ果て、比較的安全だと思われるブログに移行することで現在に至っている。

ブログも決して悪いわけではないが一般的なウェブページと比較すればデザインにしても自由度は少ないし、コンテンツの階層化も限界があり、特に過去に書いた記事にアクセスするのが厄介なため日常のアクセスの多くは最新情報に偏ってしまう傾向がある。

その他いくつかの理由により "Macテクノロジー" の暖簾はそのままにジャンルを広げ、あるいは傾向を変えて新しい視点を持ったウェブページ公開をしてみたいと考えてきた…。また動機のひとつとしては新しいことをやってみたいという意欲も出てきたからだ。ただしその実現にはいくつかの壁があることも事実だった。

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※Muse CCによるニューMacテクノロジー研究所、試作サイトのトップページデザイン(α版)。メチャ遊んでみた(笑)。なおα版のウェブページにもかかわらずマネーツリー株式会社様の許可をいただきバナー広告を見本として掲載しています【クリックで拡大】


私はマイコンとかパソコンといったものは1977年から始めたから今年で足掛け39年になる。またその間約14年の間、アップルジャパンのデベロッパーとしてMac専用のソフトウェア開発会社を率いてきた。したがって周りの方々から見た私のイメージはといえば、「ソフトウェアやMacおよびその関連製品の情報・動向に詳しい奴」といったものらしい。
しかし現実として私の知識範囲はピンポイントであり、逆にいうなら穴だらけで、特にウェブに関することはずっと友人に助けてもらってきたこともあって系統立てた勉強や訓練を怠ってきたため、最新情報も含めて実に頼りないのだ…。

そんな私にウェブ制作ツールとしてAdobe Muse CCは実に具合がよろしい。ウェブに関する知識が不要というわけにはいかないが、事実HTMLなどのコードを書く必要はないし、まるで InDesignでパブリッシュしている感覚が楽しい。
ともあれ道具立てとしてAdobe Muse CCを正式購入し、新しいドメインを取得し、ホームページを置くウェブホスティングサーバーを確保した上でこれまでできなかった自由度の高いウェブページを構築してみようと始めたところだ。

Muse CCには有料/無料のデザインを重視したテンプレートが多く揃っている。初歩としてはそれらの中から目的に合った素敵なテンプレートを選んでカスタマイズするのが基本のようだが、思うようにカスタマイズするには当然のことながらMuse CCの仕組みや実装されている機能、そしてそれらの働きを知る必要がある。
また最新のテンプレートは動的なもの…背景全面のアニメーション、パララックススクロールやアコーディオンパネルなどなどが目立つ。流行とかブームもあるのだろうし確かに魅力的だが、こうしたコンテンツはよほど上手に作れなければ利用者から見てみずらいものとなるだろうし個人的には正直好みではない。

ということでまずはMuse CCの仕組みを探りながら勉強の目的も兼ね、Muse CCでゼロからウェブページを作ってみることにした。
ここはMuse CCの講座ではないので細かなステップの紹介は避けるが、Muse CCにはAdobe独自のホスティングサーバー (Business Catalyst)が使え、1GBのスペースを活用できるからサーバーにアップした完成形のイメージを掴むのは勿論、取り急ぎこのBusiness Catalystでホームページを公開することもできる。

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※Muse CC起動直後にページサイズや段組といった設定を行う「レイアウト」ウィンドウが表示


さてMuse CCを起動した初期画面にはページサイズや段組といった設定を行う新規サイトの「レイアウト」ウィンドウが表示するが後で変更も可能なのでこの初期値のまま「OK」を押す。
ここで大切なのはMuse CCのメニューバー右にあるプラン/デザイン/プレビュー/パブリッシュのモード切替とその下に位置しているコントロールバーにあるデスクトップ/タブレット/スマートフォンといったこれまた切り換えタブだ。勿論左側には縦位置にツールバーが表示されている。

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※まずはサイトマップを作成する「プラン」モードとして起動


タブレットや iPhoneといったスマートフォンのサイズにも対応したデザインを考慮する必要もあるが、ここではデスクトップになっているかを確認して次に進む。なお作業画面は下にマスター、上にホームの白紙サムネイルが表示されている。ここでいわゆるサイトマップを構成するわけだ。
しかし、後で変更できる自由度があるにしても闇雲に兄弟ページや親子ページを増やしては混乱するだろうから、ある程度予め紙にでもサイトマップの構成案を書いてから作業を進めるべきだろう。

まず上段 ”ホーム” のサムネイル左右に表示する “+” アイコンをクリックすると隣に新しい兄弟ページができる。またサムネイル下に表示する “+” をクリックすれば親子ページというべき階層ページを作ることが出来るが、いずれにしても新しいページを作ったら必ずサイトマップに従ってサムネイル下の名前をきちんと変えておくべきだ。

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※兄弟ページ作成(上)と親子ページ作成(下)

なお親子ページを複数用意した場合、サムネイルが縦方向に列び煩雑となる。その場合は親のサムネイル下にある “+” アイコンをクリックするとすべての親子ペーシが折りたたまれて表示される。また再度クリックで元に戻る。

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※親子ページが増えた場合には折りたたむことができる


こうしてマスターページのデザインならびに設定を開始することになる。
まずはモードを “デザイン” に変えてヘッダーおよびフッター、背景色ならびに予め用意した写真や画像をドラッグ&ドロップし配置するが、その都度 “プレビュー” モードにしてどのように見えるかを確認しながら作業を進める。

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※ホーム(トップ)ページとミュージアムページのデザインを試作しているところ


マスターの構成が決まったらホームをはじめ、各コンテンツページを作り込んでいくが、この辺はAdobeの他の製品、例えばInDesignなどを使っている方には操作性が似ているので馴染みやすいのではないか。事実ページレイアウトそのままの感じで作業を進めていける…。

実際にやってみると難しいのは、どのようにしたら思い描いた機能を実装できるかを知らなければならないことだ。ハイパーリンクの設定などはまだしもYouTubeの動画を貼り付けるとかRSSフィードの設定、Business Catalystへのパブリッシュはまだ分かりやすいものの、任意のホスティングサーバーへFTPでパブリッシュするとか別途ライブラリとかウィジェットといった類のものを時にダウンロードし読み込んで使う…といったあれこれだ。

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※YouTubeの動画を表示し再生可能にしたページ(上)と現行ブログからRSSフィードで記事情報を読み込ませたページ(下)


ただしMuse CCにしても何でもできる訳ではない…。例えばサウンドの再生やいまデスクトップ上にある動画を画像のようにレイアウトする機能は持っていない。またモバイルデザインに自動的な変換ができないなど現時点ではまだフレンドリーではない部分もある。

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※こちらはボタンをクリックすることでPDF資料を閲覧ならびにダウンロードできるページの試作


問題はMuse CCの機能として出来ないことではなく “出来ることと出来ないことを知ること” に違いない。でないと無駄な時間を浪費するだけとなる。勿論中にはサードパーティーのウィジェットやテーマを別途入手することで実現できる場合もあるが…。

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※スタッフ紹介のページは今のところお遊びだ(上)。そしてコンタクトページ試作(下)


まあウェブページに詳しい方から見れば難しい事はないのだろうが、そもそもMuse CCを使おうとするユーザーはHTMLをはじめ、複雑なことを覚えなくても良いからというユーザーに違いない。だからだろうか…Muse CCの基本的なあれこれは幸いこれまでのつたない経験が役に立ったのは嬉しかった。
しかし一時いくつかの点において頭を抱え、友人に相談してみようと思ったことが数度あったものの、まずは自分で苦労しないと身につかない事を知っているだけに何とかひとつずつ自分で解決していった。

ボタンを押すとリンク先のページへ飛ぶ…といった基本的にことはまだしも、例えばPDFファイルをダウンロードできる機能やYouTubeの動画を表示して再生する…といった機能実装は1度分かれば難しい訳ではないものの疎い人間には決して簡単ではない。また専門用語というと大げさだが、日常見聞きしているものでも意外と本質を知っていないことも多い。

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※企画したプランページ (サイトマップ試作)全体【クリックで拡大】


ただしありがたいことにMuse CCはメジャーなツールだけのことはあり、Adobeのサイトは勿論だが、他にも基本的に分かりやすいチュートリアルビデオや解説のウェブページが有料無料で多々あるので、それらを活用し勉強させていただいている。

ともかくウェブデザイナーの方々の苦労が分かったような数日間だった(笑)。何しろ発注者と制作者が同一人物なのに、なかなかイメージしたサイトデザインが出来上がらない。「ああでもない、こうでもない」と工夫を続けていること自体はとても楽しいが、機能面の実装よりやはりデザイン面で納得のいくものを作り上げるのがこんなに難しいものかとあらためて感じた次第。

ということで何とか作ってみたサイトはまだまだβにも届かないα版であり、デザインは勿論コンセブトやコンテンツもがらりと変わる可能性もある。それに企画そのものが頓挫する可能性もある…。
ともあれMuse CCの自由度を楽しみ、遊び心に溢れたサイトができたらと試行錯誤を続けているが、このサイトではAppleやMacだけに縛られずファッション、食文化、歴史、AI、ロボット、本、旅、絵画、音楽などなど現行ブログと分野を違えるというより視点を新たにしたサイトにしたいと考えているが、さて…ものになるのだろうか(笑)。

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※多くの Web フォントを利用できるのも魅力


いずれにしてもAdobe Muse CCは私にとってとてつもない魅力的を持った “オモチャ” であることに気がついた!!それにWebフォントも Typekit Web Fonts や Edge Web フォントなど多くのフォンドを拡張して使えることなどなどを考慮すると当初高いと思っていたMuse CCの月額費用が安価に感じるようになった。我ながら現金なものである…。

【ご注意】
・Muse CCの初心者のため、使い方や実装方法が適切ではない場合があります
・図版掲載中のバナー広告はマネーツリー株式会社様の許可をいただいてます



ラテ飼育格闘日記(480)

まだ2月の初旬だが、随分と日が長くなったことは早朝あるいは夕方に散歩をするオトーサンとしては嬉しい。しかしまだまだ寒いし散歩のコースや歩き方などで日々ラテとバトルを繰り広げているが、反面やはり飼い始めとは違いオトーサンのことを信頼していることもうかがえる…。


普段、オヤツや食事の時でないとオトーサンの所に寄ってこないラテだが、先日震度4の地震があったときには揺れを感じた瞬間に音を立ててオトーサンの足元に飛んできた。ただオトーサンはそのとき、寒さ対策で足先は電気足温器に突っ込み、膝には電気膝掛けを巻いていたこともあってすぐに立ち上がることができなかった。

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※ラテの表情も余裕と貫禄がついてきたようだ(笑)


オトーサンはラテを落ち着かせようと「ラテ、待て!」と声をかけ、ラテのリードを取りに玄関に向かおうと立ち上がったが、すでにラテはオトーサンをそのままに玄関のたたきまですっ飛んでいき、待機していた(笑)。地震が平気なワンコがいるのかどうかは分からないものの、ラテはやはり怖いようでほんの少しの揺れでもオトーサンたちより早く気がつく。

思えばあの東日本大震災の前まではラテもこれほど地震に敏感ではなかったように思うが、3月11日のあのときはリードを着けたラテと共に玄関のドアを開けたまま、激しくなる揺れに何事も出来ずに立ち尽くしていた…。長い揺れがだんだん大きくなり、一時は家が「ミシッ…パシッ」といった音を立てたときのオトーサンの恐怖はラテにも伝わったように思う。そしてiPhoneから頻繁に発する「ゆれくる」警報音にラテも心底恐怖を味わったようなのだ。ともかくそれ以降、少しでも揺れると玄関のたたきに足って行くようになった。

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※草むらに腹ばいとなり、自分だけの世界に没頭するラテ(笑)


そういえばラテの苦手は地震の他にもあるが、困るのは散歩中に行き交う多くの人たちの姿に敏感に反応することだ。すれ違い様にまるで値踏みでもするように行き交う人たちに視線を外さないラテなのだが、相手が反応すると吠えることがあるので困ってしまう。

犬同士が出会って吠え合うには良し悪しはともかく分かりやすいしお互いに飼い主がいてリードを保持しているから大きな問題はないが、前方から歩いてくる…あるいは立ち止まっているある種の人たちに近づけば必ずといってよいほど反応し吠え始めることがある。

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※朝の散歩の途中、おなじみのワンコたちと出会うがラテは吠えないもののどうにもフレンドリーではない...


まず大人が視線を合わしながら近づくそのことが嫌というより怖いようだ。それが子供なら大歓迎なのが可笑しな事だが、お婆さんでもお爺さんでも「おや、いい犬だねぇ」などと近づくと必ず唸り始める。視線を合わせたり声をかけたりしなければラテも反応しないが、気楽に声をかけてくれるのは大概お年寄りなので前方からそうした人が歩いてくるとき、オトーサンはラテのリードを短くして反対側に移動させる事を心がけている。

また視線を合わしたり声をかけてくるといったこともないのに姿を見ただけでラテが警戒のうなり声を上げる場合がある。これまた幼犬時代と比較すれば幾分和らいだがオトーサンが常々観察してきた結果を申し上げればラテにとって不審/警戒を感じる人たちはそれなりに理由があることも分かっている…。それはラテにとって日常周りにいない人たちであり、不自然で奇異な感じる姿なのだと思う。

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※オトーサン、私の顔をオモチャにするのは止めてちょうだい!


例えば杖をついてあるいている人、何というのか最近はスキーのストックのように両手に持った姿でウォーキングしている人もいるが、長い棒状の物を手にしている人たちへの警戒がある。また公園の周りで時々見かけるが、運動なのだろう…後ろ向きにウォーキングしている人と最初に会ったとき、ラテは本当に怖かったようで尻尾が下がり歯をむき出しにしていた。そういえば女性に多いがときに5つも6つも紙袋を下げている人に遭遇することがあるが、これもラテは嫌いらしい。

さらに一時は外見というか制服系のお兄さん、オジサンたちに向かい唸り吠えた時期があった。警察官、警備員そして建築現場で見かけるヘルメットを被りダボダボのズボンを穿いた人たちにも警戒心をむき出しにした。何しろ駅前にある交番の前を通ったとき、ラテが交番に近づこうとリードを引いたのでオトーサンも何事かと一緒に近づいたら、そこに立っていた警察官に向かって吠え始めたのだ(笑)。
わざわざ吠えるために警察官に近づいたわけで、これにはオトーサンは「すみません」と謝るしかなかったし当の警察官も苦笑していた。

そう、ごく希に精神を病んでいるのか1人で笑いながら通り過ぎる人、運動ではなく首や四肢を異常に動かしながら歩く人、すれ違うすべての人や車(運転車に向かって)に対しても「こんにちは!」と声をかけながら歩く人、意味不明な言葉を発し歩き方も普通でないばかりか草むらで立ちションする人(大人)などなど…明らかに異常な行動行為をする人にラテは敏感だ...。勿論だからといって吠えて良いわけではないのでいち早くオトーサンが察知して必要以上に近づけないようカバーしなければならない。

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※散歩のフィニッシュはやはり抱っこがラクチンだね!


こうしたラテの行動は繰り返すが "怖いから"に違いない。例えば学生やスーツを着たサラリーマンたちが十数人集まっているような場所を通るには何の問題もないが、ヘルメットを被り作業服を着た数人の人たちが仕事をしていると、その道は嫌だとUターンする(笑)。

ではなぜラテはこうした人たちが怖いのだろうかとオトーサンはずっと考えてきた。「幼犬時代に杖を持った大人や制服を着た人たちに虐められたトラウマだ」という説はもっともらしいが、放浪した期間が短期だと推定されたラテにそれほど多くのマイナス体験があったとは思えない。

要はラテにとって人間とは...好き嫌い以前にどのような生き物であるかという前提ができているに違いない。先日AI 関係の書籍を読んでいるとき興味深い記述を見つけて漠然と考えていたことが明確になったが、ラテにとって人間という生き物は "こうしたビジュアル" と "こうした動きをする" 生き物だ...という期待があるに違いない。

人間の幼児が両親や家族にメガネをかけた人がいない場合、他人でメガネをかけた人と出会うと怖がって泣くことがあるがラテの行動もそうした類のものと思われるのだ。
杖をついて歩く人、沢山の紙袋をぶら下げている人、1人でおかしな動作をしながら通り過ぎる人、ヘルメットや見馴れない服装をしている人たちはラテにとって期待して...安心していられる姿ではないのだろう...。

こうした「外見と行動」が期待と一致しないと不安になる心理は幼児だけでなく我々成人にも存在する。そもそもが自己を守るための本能のひとつなのだと思うが、専門家でもないオトーサンが勝手に展開する説をごり押しするつもりはない。しかし少なくともラテの場合はそうした心理が働くように思えるのだ。
ただし最近は年齢というか経験・体験を増したことで制服に対しての警戒心はだいぶ薄らいだし、最近はオトーサンも「これは吠えるかも…」と分かるようになってきたのですれ違い様に迷惑をかけることはほとんどなくなった。

そういえばワンコと散歩というと、隠居のジイサンが何の心配もなくワンコと歩き回っているようなイメージがあるようだ。
これまた随分と前になるが朝の散歩の時、すれ違い様に中年男性が「いいよなあ、犬と散歩できる身分は...」と言いながら去って行ったことがあった。
よほど会社勤めにストレスが溜まっていたのだろうしオトーサンは幸せそうに見えたのだろうが、これはこれで神経を使うし、時にリードを保持することも含めて体力勝負のこともあるなかなか大変なお勤めなのである(笑)。それに自慢するわけではないがここに至るまでにはオトーサンだって人並み以上の辛酸を舐めた時期があったのだ...。

その中年男性の背中を振り返りながらオトーサンは「ご同輩...人生塞翁が馬というのは本当だぜ!がんばれよ!」と心の中で声をかけた。まあ、それはともかく散歩の苦労を補って余りある楽しさ、癒やし、発見があるからこそ雨の日も雪の日も続けられるに違いない。






インスタグラム、動画の再生回数表示を開始

インスタグラムは2016年2月11日(米国時間)、動画の再生回数の表示を試験的に開始したと発表。今後数週間のうちに全世界で導入されるという。この新機能で動画再生回数を簡単に確認することができ、3秒以上、動画コンテンツを再生した利用者をカウント表示する。


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再生回数は、従来「いいね!」が表示されていた、動画コンテンツの下に表示される。再生回数をタップすると、「いいね!」数も見ることができる。
再生回数表示は長年、コミュニティから要望が高かった機能であり、同社はデジタルマーケティングの観点からも、再生回数が動画コンテンツを計測する数値として、動画の価値を示す基準になると考えているという。

新機能の詳細(動画)




Lisa 筐体デザイン再考

些かタイミングを逸したが1月19日(1983年)はLisaが発表された記念日である。そのLisaをあらためて現在の視点から眺めると30数年前に羨望の目で見ていた印象とはかなり違った思いを抱く...。あくまで本体のデザインや製品の作りといった点においての感想だが、今回はそんなお話しをしたい。早い話がLisaはデザインでもAppleらしからぬ愚行をやっている...。


Appleといえばデザイン、デザインといえばAppleといった感がする昨今だが、Appleのいうところのデザインは決して形だけを意味するものではなく使い勝手や機能までをも含む意味合いを含んでいる。とはいえAppleが作ってきたパソコンたちがすべてそうしたデザイン的に優れていたのかといえば...そんなことはない...。

Apple II のケースにしてもタイプライターを思わせるシンプルで実用的なデザインではあってもそのデザインは現在の視点からは観るべき点はあまりない。ケースに収めたということ自体が当時として斬新だったのだ。そしてApple III は贔屓目に見てもよいデザインとは思えない(笑)。ではLisaはどうなのだろうか...。

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※当研究所で常に可動状態にあるApple Lisa 2/10


Lisaの...あくまで製品の筐体デザインに関していうなら、これまた素敵とは申し上げられないだろう。スティーブ・ジョブズもカンチレバー上に突き出たスクリーンを持つその両サイドの形状を額が狭い原始人に例え「クロマニョンルック」と批判したという(笑)。

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※スティーブ・ジョブズが「クロマニョンルック」と批判したカンチレバー上に突き出たスクリーンを持つLisa


確かに横からのフォルムは顎が突き出た人の顔のようにも見えるが、スティーブ・ジョブズが心血を注いで開発したMacintoshだって横からのフォルムは程度問題で似たようなものだ...。

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※Macintosh 128Kのサイドデザイン。程度の違いはあれどLisaのサイドデザインと似ている


当ブログではこれまでにもLisaのあれこれに関して考察してきたが、今になって思えば商業的に失敗したその理由は決して1万ドルという高い値付けだけではなかったように思う。
最初に思うことはやはりその筐体のサイズだろうか...。ブラウン管式のディスプレイ、その横に2台の5.25インチのフロッピーディスクを装備し(Lisa 2になってからソニー製3.5インチを採用)当時としては広大な1MBのメモリを搭載したマシンは時代の壁は崩せずどうしてもこのサイズになってしまうのだろう。何しろLisaより1年後に登場したMacintoshのメモリはたったの128KBだったしLisaと同様な1MBのメモリを実装したMacintosh Plusは1986年にならないと登場しなかった。それだけLisaは進んだ設計ではあった。
したがって筐体のサイズがでかくなるのは仕方がないとはいえ、いくらアメリカのエグゼクティブの机が大きいといってもおいそれと乗せるわけにもいかないだろう。

例えばそのメモリだが、512KBのメモリボードを2枚装備して1MBを実現していたがその512KBのメモリボードのサイズにしても今では考えられないほどに基板が大きい。現在ならご承知のように204ピンのSO-DIMM規格では幅:67.60 mm x 高さ:30.00 mmといった小さなボードに数GBものメモリ容量を乗せることか出来る。

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※Lisaの基盤ユニット。手前の2枚がそれぞれ512KBのメモリボード


そして最大の間違いはProFileと呼ぶ5MBの外付けハードディスクの選択だ。
後にLisa 2/10 とマイナーチェンジされてから10MBのハードディスクが内蔵されたが、この外付けProFileはなんとも不細工だった。いやそのデザインとか外付けが...ということではない。当時として技術的な限界もあったし制約もあったから闇雲に批判するつもりはないしProFile単体で見るならこれはこれで素敵でもあると思う。

私が批判するのはLisa本体を考えた上でのProFileのデザインとサイズである。
このProFileは一般的にLisa本体の上に乗せられて利用することを推奨された。無論別途机上に置いても問題はないがそれだけスペースを要するわけで、Lisa本体の上に乗せるのがスタイルとされたしAppleのカタログの多くにもそうした形で写真が載っている。

問題は実際に置いて見ると実に見栄えが悪いのだ。それは単純にProFileの横幅とLisaの横幅が違うからである。なぜこんな事になったのだろうか...。それはこのProFile、そもそもApple III 向けに開発されたものであり、それをそのままLisaにも流用したからである。

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※本体側面に合わせてProFileを置いて見るとサイズの違いがよくわかる


スティーブ・ジョブズは早い時期にLisa開発のプロジェクトから外されたがためにジェフ・ラスキンが企画を進めていたMacintoshプロジェクトに頭を突っ込んだことはよく知られているとおりだ。ただしLisaの開発とMacintoshの開発はリリース時期を競い合っていただけでなくシステムソフトウェア類にしても情報の行き来はあったようだしプログラマーのビル・アトキンソンらは双方掛け持ちで仕事をしていたようだ。

しかし少なくとも強力な発言権がスティーブ・ジョブズにあったならProFileをそのままLisaに使うという愚行はしなかったのではないだろうか。ゼロから作り直すというリスクは犯さないにしてもせめて筐体のサイズはLisaの横幅に合わせてつくり直させたのではないかと想像しているのだが...。

そしてLisa最初のフロントデザインは当然のことながらキーボードやマウスとボディの面取りのデザインなどで共通性があったもののProFileは先の理由によりLisaの純正周辺機器としての主張は弱くなっていた。さらに後に価格を低く抑え、フロッピーディスクをMacintoshと同じ3.5インチのもの一基に変更したフロントは殺風景になったためだろうか、初期デザインにはなかった11本のスリットを入れた。

このスリットは向かって右側にフロッピーディスク上部へハードディスクを内蔵したモデルも用意したことでもあり、本体内の熱を逃がす目的も兼ねてはいるが、如何せんProFileはもとよりキーボードやマウスとのデザインの統一性は完全に崩れたといってよいだろう。

こうして34年も時を超えて現在の視点から見るとLisaという画期的なコンピュータはApple社内の覇権争いに巻き込まれ当初の理想を様々な意味で歪められたように思われる。
とはいえLisaがなかったらMacintoshもなかったし、Macintoshに刺激されたビル・ゲイツがWindowsの開発に着手することもなかったか…あったとしても現在のパソコンの状況とは随分と違った結果になったと思われる。

Lisaは商業的には失敗したパソコンであったし、その斬新的な仕様すべてがAppleのオリジナルであったとは言わないが、いわば現在のパーソナルコンピュータの母なる存在と言ってよいコンピュータだったことは間違いないのである。

【主な参考資料】
・「レボリューション・イン・ザ・バレー」オイラリー・ジャパン刊
・「アップル・コンフィデンシャル 2.5J」(上) アスペクト刊
・「マッキントッシュ伝説」アスキー出版局刊
・「アップルデザイン」アクシスパブリッシング刊






写真を絵画作品に仕上げるMac用アプリケーション「Topaz Impression」レポート

写真を油絵風やスケッチ風に...といえば多くのパソコンユーザーは「Photoshopで出来る」と思うに違いない。確かにPhotoshopならフィルターを利用するだけで油彩にも点描にもできる理屈だが、ご承知のようにフィルターにかけただけではエフェクトは均一で、あくまで "らしく" という範囲だ。したがってこれらをより油彩画らしく、あるいは印象派風な作品に仕上げるとすればPhotoshopに精通することは勿論、短時間でクオリティの高いものを作り上げるのは難しいだけでなく相応のテクニックが必要となる。


さて今回ご紹介する「Topaz Impression」というアプリケーションはApp Storeから購入できるが、その価格は今風の感覚からすれば決して安いものではないかも知れない。しかしその効果は絶大でモニターに展開する様々な画風の変化を見ていると絵が好きな1人として思わず笑みがこぼれてくる。

勿論これまでにも写真や動画にこうした効果を加えるツールはあったが、「Topaz Impression」は多機能というより油彩や水彩あるいはスケッチといった絵画に仕上げるための専門ツールであり、その完成度と操作性のわかりやすさは抜群で、その一例を見れば「Topaz Impression」の魅力はお分かりいただけるのではないか...。

何よりも「Topaz Impression」のUI は英語だがとてもシンプルで分かりやすい。アプリケーションを起動し、その描写エリアに目的の写真をドラッグ&ドロップすることから始めるが、それだけで右サイドには様々な効果名のサムネイルが表示する。

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※TopazImpressionのアプリケーションアイコン(上)と作例として使う元写真(下)


最初に起動した際には "Featured" すなわち「おすすめ」のプリセット一覧のサムネイルが表示される。そのサムネイルからひとつをクリックすれば描写エリアの写真にその効果が反映されるので細部まで確認しながら思い通りのプリセットを選択することになる。なおサムネイルのサイズでは実際の効果を判断しにくいのも事実だから、是非一通りクリックしてその変化を確認する必要がある。

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※TopazImpression_03 Chiaroscuro、すなわち明暗手法のプリセットを選択した例【クリックで拡大】


なおこのプリセットは前記した "Featured" だけでなくポップアップメニーにあるとおり古い画風調の "Ancient"、印象派風の "Impressionistic"。あるいはペン画風の "Pencil" といったカテゴリー別のプリセットが用意されている。

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※カテゴリー別のプリセットが選択できる


そしてそれらの中にはエドガー・ドガ、レンブラント・ファン・レイン、クロード・モネ、ポール・セザンヌ、フィンセント・ファン・ゴッホ、レオナルド・ダ・ヴィンチをはじめ20世紀アメリカの具象絵画を代表するエドワード・ホッパーといった芸術家たちのタッチが含まれている。

それらの効果は絶大ではあるが、それぞれのプリセットが目的の写真に思い通りの効果を生むかどうかは正直元写真に依存する部分も多い。例えば沢山の人物達が一緒に映り込んでいるスナップ写真といった絵画的でない写真などではまずこうした絵画的効果を加えても良い結果になるとは思わない。
極論をいえば、セザンヌがさも描きそうな風景や静物写真であればいわゆるセザンヌ効果は目を見張るものになるだろうし、レンブラントやモネ風効果もしかりである...。

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※セザンヌ風のプリセット【クリックで拡大】


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※ルノアール風のプリセット【クリックで拡大】


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※ターナー風のプリセット【クリックで拡大】


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※水性ペン風のプリセット【クリックで拡大】


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※ダ・ヴィンチのスケッチ風のプリセット【クリックで拡大】


さらに「Topaz Impression」は単にプリセットを選んで終わり...というツールではない。それぞれのサムネイル中央にマウスカーソルを置けばパラメータアイコンが表示する。それをクリックすることで多義に渡るパラメータを操作して筆のタッチはもとより筆のサイズやストローク、ライティング、背景となるペーパーの材質やテクスチャ、カラーリングなどなどを調整することができる。

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※各プリセットは含まれるパラメータを自在に調節可能【クリックで拡大】


こうして最初はプリセットを借用しつつもユーザーなりのタッチを作り上げたらそれは前記したカテゴリーに任意の名をつけて登録でき、他のカテゴリーと同様繰り返しその効果を活用できる。
またいつでもオリジナルの写真と比較確認できるだけでなく、左右や上下にオリジナルとプリセット効果を加えた結果をリアルタイムに比較できるのも嬉しい。そして完成したデータは画面右下の 「Save as…」から保存する。

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※このモードでは中央の赤い縦線を左右に移動することで元写真と現在のプリセット効果を比較できる【クリックで拡大】


なお描写画面の拡大・縮小や位置合わせ、各プリセット効果の強弱やブレンドモードなどの機能も合わせて1枚の写真を思い通りの絵画作品に仕上げる楽しさは格別のものだ。

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※プリセット効果の強弱やブレンドモードも選択できる


そして申し上げるまでもなく元写真を活かした油彩画やペン画の出来は総じて素晴らしいものだといえよう。ただしセザンヌとかルノワールといったプリセットをそのまま100%信用してもいけない(笑)。あくまで「○○風」であり、すべてのプリセットが著名な画家のタッチを文字通り正確に再現しているわけではないことも知っておくべきか...。

レオナルド・ダ・ヴィンチ風のペン描写のプリセットを例にしてみると、レオナルドはよく知られているように左利きだった。ために彼の素描など陰影を表現するストロークのほとんどは左上から右下に向かっている。

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※自画像と伝えられているレオナルド・ダ・ヴィンチ作のスケッチ【クリックで拡大】


しかし「Topaz Impression」のそれにはそうした拘りはないようだ。したがって厳密な意味においてのプリセットではないし、前記したようにパラメータも細かくコントロールできることも含めて、ユーザーとしてはお仕着せのプリセットで終わらない作品作りを心がけたいものだ。

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※ダ・ヴィンチ風プリセットの一例だが、陰影のストロークはダ・ヴィンチの画法ではない【クリックで拡大】


なお必要なシステム環境だが、 App Storeの記述によれば “OS X 10.6.6 or later, 64-bit processor” と記されているもののメーカーサイトには “Mac OSX 10.8以上、64bit CPU、4 GB RAM minimum” となっている。

ちなみに私が「Topaz Impression」をインストールしているのは iMac 27インチ (Late 2012)だが、プロセッサは3.4 GHz の Intel Core i7 そしてグラフィックスはNVIDIA GeForce GTX 680MX 2048 MB、メモリは32GBとフル実装したマシンだ。それでもサムネイルがずらりと表示する際には少々タイムラグを感じるからかなりマシンパワーは必要に違いない。

最後にそれぞれ別の写真を使った「Topaz Impression」による作例をいくつかご紹介しておきたい。それぞれの図はクリックで拡大表示するのでサイズを大きくしてタッチやストロークをご覧いただきたいと思う。なお本例は「Topaz Impression」のプリセットを操作した結果であり、保存後に加筆修正などは一切やっていない。

以下メーカーサイトでは30日間無料で使えるトライアルバージョンをダウンロードできるので興味のある方はまずは試していただくことをお勧めしたい。

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Topaz Labs, LLC




女性向けファッションアイテムに溶けこむスマートフォン用モバイルバッテリー発売

フォーカルポイント株式会社は2月9日、女性のライフスタイルを高める新しいアクセサリブランド「REINA」ラインナップ第1弾、ファッションアイテムに違和感なく溶けこむ「REINA BATTERY」を全国の家電量販店および雑貨店舗などを通じて発売すると発表。同社の運営するオンラインストアでも本日より販売を開始した。


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【REINA BATTERY について】
REINA BATTERY (レイナ バッテリー)は、女性のファッションアイテムに違和感なく溶けこむデザインのスマートフォン用バッテリー。スタイリッシュかつコンパクトなので、バッグやポーチに入れて気軽に持ち運ぶことができる。

1)ファッション感覚で持つ、スマホ用バッテリー
  REINA BATTERYは、女性のファッションアイテムに違和感なく溶けこむデザインのアクセサリ型バッテリー。香水瓶のようなクリアボトルに特徴的なデザインのキャップを施したREINA BATTERYは女性が親しみやすく馴染みのある外観に仕上がっている。

2)バッグやポーチに入る、スティックデザイン
  いつも持ち歩いているお気に入りのポーチに入れられるように、高さ約11cmのスタイリッシュなスティックデザインを採用。バッグにさり気なく入っていても違和感のない、アクセサリアイテムのような感覚で持ち運べる。

3)テイストで選べる、4色のラインナップ
  カラーラインナップには、グレイ、シルバー、ゴールド、ローズゴールドの4色を用意。アクセントカラーとクリアボトルの組み合わせが与えるエレガントな雰囲気とともに、他のアイテムとのコーディネートを楽しむことができる。

4)安心して使える、信頼の日本メーカー製電池
  厳しい品質管理をクリアした信頼性の高いパナソニック製電池を採用。ラグジュアリーなデザインはもちろん、繰り返し充電可能なスマホ用バッテリーとしての安全性も高く、いつでもどこでも安心して使用できる。

5)電池持ちは2倍、スマホを約1回充電
  バッテリーの容量は3350mAh。iPhone 6なら約1回分充電することができる。普段はバッグに入れておき、外出先でスマートフォンの充電が少なくなったらREINA BATTERYの出番。iPodやウォークマンなどの音楽プレーヤーやApple Watchなど、USBケーブルで充電できる幅広い機器にも対応。

[同梱品]
・REINA BATTERY 本体
・Micro USB 充電ケーブル (約70cm)

[製品仕様]
電池: リチウムイオン電池 (3350mAh)
出力電圧: DC5V / 最大1.5A
充電時間: 約3時間
本体サイズ: 約26.8(W)×117.5(H)×26.8(D)mm
重さ: 約95.5g
 
[対応機種]
・iPhone
・iPod
・Apple Watch
・スマートフォン
・携帯音楽プレーヤー
・USB充電に対応する機器など

定価はオープンプライスだが、オンライン直販価格は各3,685円(税抜)で本日より発売開始。

フォーカルポイント: 製品ページ




Best-Fire ボトル キャップデザイン超音波式 USB加湿器レポート

乾燥が激しい季節である。我が家でもリビングや仕事部屋にスチーム式の加湿器を使っているが、問題は仕事部屋だ。何故なら機器類も多く整理整頓にはほど遠い環境だから大型の加湿器をフル運転するには適さないのだ。そこで小型で実用的なものはないかと探してみた...。


加湿器はスチーム式が好みだが、どうしてもサイズは大きめになるしコンセントも用意しなければならない。正直置く場所がなかなかないのだ...。しかし反対に超音波式は良いとしてもUSB仕様のものは小型で安価だが、オモチャっぽく実用にならないのではないか...という先入観があった。ともあれ自分なりに調べた結果、ボトル キャップデ ザインのUSB加湿器を買ってみた。

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※Best-Fire ボトル キャップデザイン超音波式 USB加湿器のパッケージ


届いた小ぶりなパッケージを開けて早速使ってみたが、これがなかなか具合が良い...。
そのパッケージだが、中には小さなボトルとキャップデザインの本体、USBケーブルおよび予備の専用フィルターが入っていたが取説的なものはなかった。パッケージの側面に簡単な使い方が英文で記してあり、それで十分だということか...。

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※同梱のボトルにキャップ型の本体を装着したところ


ちなみにサイズだが、約7.5 × 7.5 × 6cm (L × W × H) で重さは89gであり、置き場所は350mlのペットボトル1本を置くスペースがあれば十分だ。
ただし上部の吹き出し口から霧状の水が出るから、周りに置くものに関しては十分考慮する必要がある。ただし実際に使ってみたが思ったより吹き出し量もしっかりと出ているものの、机上面を大きく濡らして汚すということはないようだ。

本製品は当然広範囲に加湿効果をもたらすには非力だが、私の場合のようにデスクサイド周りの加湿であればこれで十分だと思われる。
さて、使い方をあらためて申し上げる必要もないだろうが、ボトルに水を入れてキャップ型の本体をセットする。そして付属のUSBケーブルで加湿器本体とパソコンのUSB端子やモバイルバッテリーなどに接続するだけだ。なお加湿器本体にスイッチはない。

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※USBはmicro USBポートが本体サイドについている


USB接続をONにした瞬間から噴霧が開始される。その際に明るいときはほとんど目立たないが、ボトル内がほんのりと青色LEDで照らされる。また音がほとんど気にならないのも嬉しい。
また付属のボトルに水を満たした場合は5, 6時間の連続加湿ができるがAmazonサイトの販売ページには8時間使い続けるとスイッチが自動でOFFになると記されている。これは試してみよう...。
さらに、現段階では試していないが、パッケージに "mist aroma diffuser" と記されているからアロマオイルを数滴垂らして楽しむこともできるようだ。

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※超音波による噴霧もなかなか力強い。そして青色LEDが点灯しているのがわかる


ということでUSB電源があればどこでも利用できるわけで、動作音がほとんど気にならないことを含めてデスクサイドやベッドサイドに最適ではないだろうか。そう、本体も小型なので出張でホテルを多々利用する方にも最適かも知れない。
かつて全国のホテルを渡り歩いていた時代に経験したが、ホテルの部屋はもの凄く乾燥していることが多く、私は友人に教えられたとおり濡れタオルを椅子の背などにかけて寝たものだが、それは朝になるとパリパリに乾いていた。また車の中でも重宝すると思う。

キャップデ ザインの内側、すなわちボトルとの接続はねじ式ではなくサイズが微妙に違うボトルの口径でも使えるようにと数段のパッキン型なので軽く押し込む形になる。したがってボトル自体はもっと長い、例えば500mlほどのものも使えるが、本体内部に設置されているフィルター内蔵スティックの長さは固定であり、それが水の中になければ噴霧はできない理屈なので大きなサイズのボトルを使ったからといってより長時間の使用が可能だとは限らない。

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※一般的なペットボトルなら使えそうだ


まあ、前記したように安全のために連続8時間使用で電源が切れることを考えればホテルであれ車中であれ、別途水を補給できるようなら付属のボトルで十分だと思うし、安定性も良いのではないだろうか。

そもそも安価な加湿器なので当初はあまり期待していなかったし同類の製品の中には不良品まがいのものもあるようだが、本製品はまだその耐久性は不明なものの、仕事部屋のデスクサイドでこの時期大いに活躍してもらおうと考えている。





ラテ飼育格闘日記(479)

日陰に残っていた雪も大半は溶けてしまったが、ラテは一握りの積雪にわざわざ足を乗せてオシッコしたりする。周りのワンコの多くはネックウォーマーや寒さ防止の服を着ているようだが、ラテはハーネスを着けるのも嫌がるし寒いと思わせる振る舞いは見たことがない…。


後4ヶ月ほどもすればラテは10歳になる。早いものでワンコとしてはシニアだし、マズルの周りは白くなったし体毛全体も気持ちボリュームがなくなった気もする。さらに歩く速度もオトーサンがせっかちで早足なのは分かっているが、ラテはこれまた幾分遅くなったような気がする。

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※早いもので後4ヶ月ほどもすればラテは10歳になる


オトーサンは最初そのことに気づいたとき、体重の問題もあるし加齢で足腰が弱ってきたのかと気を回した…。事実そうした心配を増長するするようなことが先日起こったのである。
小雨が降った日、嫌がるラテにレインコートを着せ40分間ほどの散歩から戻ったおりのことだった。マンションのエントランスの前に着いてホッとしながら数段の階段を登り、エレベータホールに入ろうとした…。そのときいつものように階段を登っていたラテが…たぶん初めてではないかと思うが…ステップを踏み外した。

その後その理由というか原因の一端が分かったものの、その瞬間は踏み外した前足を痛めたのではないか、足腰が弱ったのかと些か心配してしまった。これまで階段を踏み外したことなど一度もなかったからだ。
ふとラテの前足を見て踏み外しの原因が分かった! 前足の片方がレインコートの袖に入ってしまいそのまま少し濡れていた階段に前足をかけたために滑ったらしいのだ。しかし原因はともかく滑って「ガクン!」と一段階段を外したことは事実だから怪我が心配だった。

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※ウェアラブルカメラがラテが滑った原因を捉えていた。レインコートの袖に前足が入ってしまっていた...


階段を踏み外したときのラテの表情というか態度が可笑しくて心配する前に思わずオトーサンは笑ってしまったのだった。しかし打ち所が悪ければ怪我の可能性もあるし爪を剥がしてしまうこともありうるので、笑いながらもオトーサンはエントランスでラテの四つ脚を点検したが幸い傷や打ち身の怪我などはないようなので一安心した。

オトーサンなりに同じ事が今後あってはいけないと原因と対策を考えた...。問題の四つ脚を通すレインコートの裾はラテにとって幾分長いのである。ただしラテはボディサイズが大きいので一般的な中型犬用のレインコートでは小さく、大型犬用のものを買うしかない…。
これで首から尻尾の根元までの長さおよび、胴体をくるむサイズはベストなのだが大型犬のサイズから考えればラテは些か四つ脚が短いことになる。

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※遊んだ後は自分の寝床をベッドメイキングして寝始める


したがってオトーサンたちはその袖というか裾を少し巻き上げてラテに着せるようにしているが、積雪に乗って遊んでいるときにその折り返しが下りてしまい、さらにそもそもラテはレインコートを脱ぎたいわけで、袖が下りたことをきっかけにして「脱げるかも」と思ったのか、前足を袖の中に引っ込めてしまったに違いないのだ。

まったく心配をかける娘だが、その日の夕食が終わったとき、食欲を満たしたからかいつもの遊びの要求となった。こうした時にだけオトーサンが座っている仕事部屋に入り、すぐ側で「アン…ウゥゥ…アン!」と甘えを交えた要求吠えを始めた。しかしオトーサンだって都合というものがある。
書きかけの企画書をあれこれと考えながら文章入力しているときでもあり邪魔されたくない。したがって後10数分で終わるまで待たせようと無視することにした(笑)。

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※近所の保育園の近くで大好きな男子と出会い、抱きつく(笑)


しばらく吠え続けるが諦めて寝てしまうこともあるものの、この日のラテは諦めなかった。一段とオトーサンの座っている椅子に近寄り、まるで耳元で叫ぶように吠えるのだ!しかたがないのでオトーサンは椅子から立ち上がるとラテはその場で頭を低く、お尻を上げるワンコ特有の遊びのポーズをしてオトーサンを誘い始めた。

オトーサンはふと思いついて、先ほどエントランスの階段を踏み外した際に目視と手触り、そしてラテの反応などで怪我や打ち身といったことはないと思ったが、この機会に実際に動きなどに支障はないかを確認してみようと思い立った。

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※何の刺激もなく夕方の散歩を終えようとした最後の最後に2人の女子に呼び止められ喜ぶラテ


小ぶりのボールと数個の小さなオヤツを手にしてオトーサンはラテ向かってボールを山なりに投げ、ダイレクトキャッチさせ、それを首を振ることでオトーサンに向かって放り投げさせたり、室内ではあるるがボールを取りに駆けさせてオトーサンの所まで咥えてくるという遊びをやってみた。

現金なものでオトーサンの手にオヤツがあると知った娘は大はしゃぎで狭い室内を駆け巡ってボールと格闘していた。しかしありがたいことにその動作のどこにも足や肉球のどこかが痛いといった変な動きはなかった。

その嬉々としてはしゃいでいるラテの姿を眺めていたら先ほど階段を踏み外したときのラテを再び思い出した。その瞬間、尻尾は下がり、何が起きたのかとキョトンとしたその顔を思い出し、オトーサンはまたまた声を立てて笑ってしまった。



Adobe Creative Cloudトラブル奮戦記

私はどうもAdobeとは相性が悪いらしい。個人的にもコンフリクトの対象なのかも知れない(笑)。しかし実際に経験してきたあれこれを考えると原因は私のMacにあるとしてもAdobeの製品がインストールできないという事実は洒落にならない。そうしたときにこそユーザーサポートがあると考えたいが、これまた無残な思い出ばかりなのだ...。


今回は久しぶりに強い意志を持ってAdobe Creative Cloudを使いたいと奮闘した約10日間のことを覚書として記しておきたい。ネットでググってみると意外にも私と同じくAdobe Creative Cloudでトラブっているユーザーが多いのがわかったからでもあるし、また同じような不都合が起きたときの対処方法として経緯を書き留めておきたい。なお今回の内容は多義に渡り長文で読みにくいのではないかと考え、見出しを付けながらご紹介する。

■Adobeが嫌いな理由
まずはなぜ私がAdobeが嫌いなのかを聞いていただきたい(笑)。
私自身 Photoshopに関してはバージョン 1.0からのユーザーであり、Mac黎明期から雑誌や書籍でPhotoshopはもとよりIllustratorなどの評価を書いた最初のライターの一人である。無論フォトレタッチ・ソフトウェアとして登場したPhotoshopやポストスクリプトの描写ソフトであるIllustratorはMac版が最初だった。

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※最初期バージョンのPhotoshop1.0とIllustrator1.0およびIllustrator用のCollectora Editionディスク(上)。下はPhotoshop1,0の起動画面例


Adobeも、そして製品群もいろいろと紆余曲折があって、一時期にはただ同然で配布するようなケースもあったし、アップデートの金額がべらぼうなので敬遠した時代もあった。また業績が振るわない時期もあったもののPhotoshopはまさしく結果として生き残り、デファクトスタンダードとなったためにコンピュータで絵を描いたり写真の編集を生業とする人たちにはなくてはならないツールに育っていく。

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※Photoshop3.0から5.0のアプリケーションCD-ROM


個人的にもPhotoshopは手慣れたツールだったし以前友人がAdobeに勤務していたこともあり、少しは応援していた時代もあったが本音は昔から嫌いな会社だった(笑)。その理由を今更ぐたぐだと記す気にならないが、要約すればPhotoshop 1.0時代からのサポートを含むユーザー無視ぶりは生半可ではなかったということに尽きる。

まず、1994年にDTPの概念を作りPageMakerを開発したアルダス社はAdobeに買収されたが、当時私はMacintosh専門のソフトウェア開発会社を経営し、いわゆるアップルジャパンのデベロッパーだった。正確な時期は覚えていないがその数年後だったか、新しく会社に入れたMacintoshにPageMakerをインストールできないというトラブルが生じた。

使い古したMacなら…Mac OS時代だったからアプリの利用はいわゆる機能拡張やコントロールパネルなどとのコンフリクトという可能性もあり得た。しかし新たに購入したばかりの、それも2台に正規なライセンスを持ったPageMakerがインストールできないのだった。もちろんCD-ROMドライブが故障していたわけでもない。
「そんにはずはないだろう?」と周りも訝しがったが事実なのだから仕方がない。
一応当時はMacのソフトウェアに関わる事なら詳しい人間と見なされていた私がPageMakerのインストールで苦労している図は面白がられた(笑)。

とはいえ製品のマニュアルなどはすべてPageMakerで製作していた時代だから笑い事ではない。万策尽きてメーカーであるAdobeに連絡するも「そんなはずはない」の一点張りだったし、ユーザーの問題を解決しようという真摯な態度が見られず、私専用のMacにPageMakerを入れるのを断念したことがあった。

その後もいろいろトラブル続きだったが、デファクトスタンダードだったPhotoshopを始めAdobe製品はビジネス環境では無視できず、何とか使い続けてきたが2003年に会社を離れてからは意識的に新しいAdobe製品からは遠ざかるようになった。

それから10年の歳月が流れた2013年に気持ちも多少は整理がついたことでもありとパッケージ版のPhotoshop Element 11を買った。しかしどういうわけかこれまたメインマシンにインストールができないことがわかった。どうもAdobeとは相性が悪く、個人的にもコンフリクトを起こしているらしい(笑)。

勿論Photoshopに難があるというよりこちらの使用環境に所以することは承知しているものの、解決策やトラブル回避を相談しようとこれまたサポートに電話するも当時はAdobeの経営状態は最悪で、ネットを含むサポート環境は故意なのでは...と疑るほど酷かった。
電話口の自動音声は「現在認証ができない...解決策はウェブで」といった意味の繰り返しで生のサポート担当者にはつながらなかった。無論ウェブにそうしたトラブルに対する具体的な対処など載ってはいないし、ユーザーとしてPhotoshop Element 11は捨てるしかなかった。

Macで他の様々なアプリケーションは問題なく使えているのにPhotoshopがインストール時にエラーを起こした場合、貴方はどのような行動を起こすだろうか。
ノーマルに考えればやはりAdobeのサポートセンターに電話してトラブル回避のヒントや情報を得たいと思うのではないだろうか。まさかアップルのサポートに「MacでPhotoshopが使えないのですがどうしたらよいですか?」と聞く気持ちになるだろうか(笑)。しかし後述するが...この躊躇が私をして数年間Adobe製品が使えないという状況を作ったのだった...。

近年Adobeは、パッケージの販売を止めてAdobe Creative Cloudにしてからビジネス的にも盛り返したし、だからこそなのだろう...例えばFuse CCといった新しいアプリケーションも投入し意欲的だ。思わず試してみたいという気にさせられる...。
やせ我慢ではないが写真の編集というだけのことなら前記したPixelmatorでほとんど不自由しなかったものの、Photoshopの魅力もまた十分知っていただけに正直時々「あのプラグインを使ってみたい」といった気になることもあった...。

■Adobe Creative Cloudが正常にインストールできない
そんなわけでまずはAdobe Creative Cloudの体験版をインストールしてみようという気になったが、現在のメインマシン(OS X Yosemite 10.10.5)でも原因は不明ながら正常にダウンロードができなかった。当然ディレクトリやアクセス権も修復してみたしネットからの不正アクセスなどをプロテクションしてくれるツールやウィルス対策ソフトなどを一時OFFにしてやってもみたがダメだった。

ここから今回の怒濤のような検証と問題つぶしが始まるが、Adobe側に文句があるのは製品に対してではなくユーザーに対する対応の仕方であることをまずきちんと押さえておきたい。

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※Adobe Creative Cloudの体験版を使いたいと試みるが、ダウンロードから失敗する


地味で面白くない対処のひとつひとつは書かないが、こうした時の対策の定番はすべてやってみたつもりだ。しかし問題はまったく解決しなかったから今回もまたこの数年間と同様時間切れで問題解決には至らないのかと思ったが、大げさになるが "閃いた" のである。後から考えれば「なぜもっと早く試してみなかったのか?」とも思うが、思考の道筋がどこか最初から違っていたのだろう(笑)。

それはMacをセーフブート(セーフモード)し、その起動環境でインストールできるかを確認してみようということだった。いきなり「これが原因だ!」に遭遇することはほとんどないだろうから、問題の切り分けをしていくしかない...。
さて、セーフブートは通常Macを正常に起動できない場合に試すもので、起動音が聞こえたらすぐに「shift」キーを押してそのままにする。そして画面にApple ロゴが表示されたら「shift」キーを放す。Yosemiteの環境では一時画面がフラッシュする場合があるものの、そのまま起動するまで待つ。

アップルのサイトによればこのセーフブートでは次の処理が行われる。

・起動ディスクを検証して、必要に応じてディレクトリの問題の修復を試みる
・必要なカーネル機能拡張のみを読み込む
・起動項目とログイン項目が自動的に開かないようにする
・ユーザがインストールしたフォントを無効にする
・フォントキャッシュ、カーネルキャッシュ、およびその他のシステムキャッシュファイルを削除する

こうした変更が総合的に作用し、起動ディスクに関連したトラブルの解決や問題の切り分けに役立つ場合があるわけだ。

旧Mac OSの時代にはいまより多々トラブルが多かった。その多くはフリーウェアなどを多々インストールすることで機能拡張やコントールパネル同士でコンフリクトを起こしシステムエラーを引き起こすことがあった。現在のOS Xには理屈としてこのコンフリクトは起きないはずだがトラブルのイメージとしてはまあ...そんな感じか...。

セーフブートは前記したような処理を伴い完全で最小限のシステムで起動するモードなのだ。ただしApple ロゴが表示された後、デスクトップにログイン画面が表示されるまで通常より長くかかる。これは、セーフブートの処理中に Mac が起動ディスクのディレクトリチェックを実行するからで完全に起動するまで待つことだ。

■セキュリティソフト開発会社 Intego社のサポートを受ける
このセーフブートし、Adobe Creative Cloudを起動したとき思いがけないことが起こった。それはContentBarrierからの警告ダイアログでブラウザ上に "あなたのリクエストはContentBarrierによってブロックされました" と表示された。

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※セーブモード時にAdobe Creative Cloudを起動したときContentBarrierからの警告が表示した


私はいわゆるセキュリティツールとしてIntegoの製品を長い間信頼し愛用している。近年は同社のVirusBarrierやNetBarrierなどがセットになっている「Mac Premium Bundle X8」を使っていることからそのセットに含まれるContentBarrierもインストールされていたのだろうが、私はこの子供などに不適切なウェブサイトを閲覧させないようにフィルタリングするContentBarrierは不要なのにインストールされたままになっていたことになる。

これがAdobe Creative Cloudのトラブルに直接関わるものではないと考えたが、ブロックされていることは間違いないしアンインストールすることにした。ついでにIntegoの一連のセキュリティツールがAdobe Creative Cloud利用に何らかのトラブル要因となるかをこの際だからとIntego社にメールで問い合わせた。

これまた詳細なあれこれは省くが、Intego社は迅速にそして具体的で適切な対応をしてくれた。私にとっては信頼できるメーカーのひとつであり今回も多々お世話になった。
Intego社の結論だがAdobe Creative Cloudを利用するために同社一連のツールは悪さはしないしVirusBarrierやNetBarrierの設定をOFFにする必要はない...というのが回答だった。

■問題のiMacはセーフブートだとAdobe Creative Cloudはインストールできることが判明
興味深い事にセーフブート...セーフモードで起動した結果、Adobe Creative Cloudはダウンロードからインストールまでが正常にできることがわかった。ただし前記したがYosemiteの環境ではOS起動時だけでなくメニューバーから呼び出すCreative Cloudのメニュー自体もフラッシュするので大変操作はしにくいが、ともあれ巧く行ったのだった。
これに気を良くした私は、エラー番号などを頼りにネットのトラブル回避の情報を集めていくつかの対策を行った結果、正常ブート時でもダウンロードからインストールまでが可能となった。しかしまだ問題が残っていた...。

それはダウンロードからインストールまではできるが、どういうわけかアプリケーションにアップデートがあった場合に実行するとプログレスバーが50%で必ずエラーとなってしまうことがわかった。一難去ってまた一難だ。これまたあれこれと自分でできる範囲のことをやってみたが、すでにトラブル回避を目指した作業は1週間が過ぎていた。

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※アップデートを含むインストールはインストール自体はできても「バッチが失敗しました」とアップデートができない。またアップデート単体のオペレーションもエラーとなった


ともかく、セーフブートで巧く行くということは正常モードで起動する場合に何らか問題のあるものが読み込まれるに違いないと念のためにログイン項目に注目してみた。

■ログイン項目の見直し
すると"ATOK24(すべてのユーザー)" という項目があり、有効な項目にはその種類が「アプリケーション」となっていたのもかかわらず、問題のそれには「不明」と表示されていた。
これまたこの項目が直接問題の原因だとは思わなかったものの、この際だから不要なら削除しておこうと考え、念のためジャストシステム社のサポートに電話をして現在の環境に必要なモノなのかを確認した。

結果数年前のバージョンの痕跡で何らかの原因からアップデートを重ねてきた際に残ってしまったものだという…ことらしい。
ということで当該ログイン項目を削除してみたがやはり問題解決には至らなかった。

■これまでの情報を元にAdobeのサポートに電話
万策尽きて本当に久しぶり、5年ぶりに本家Adobeのサポートへ電話をしてみた。正直サポートを利用したくはなかったが致し方ない...。5年ぶりのAdobeのサポート窓口の電話は繋がり、生の人間の声を聞けた(笑)。ともかくこれまでの状況を説明して何か対処方法や解決策のヒントはないかを訪ねたがAdobeのサポートは悪い意味でまったく変わっていなかった。

繰り返すが私は世界中のユーザーが利用しているAdobe Creative Cloudに目に見えるような欠陥があると思っているわけではない。しかしまた一連のトラブルは事実であり、何らかの原因があるはずだしその一旦の情報を教えて欲しいと願っているわけだ。

Adobeのサポート電話口に出た担当者の主張は大別して以下の3つだった。
1)セキュリティソフトをOFFにしてもダメならアンインストールしろ
2)セーフブートでアップデートができるなら、アップデート時だけセーフブートにしてやったらどうか
3)本サポートのポリシーとしてもユーザー環境はまちまちで常に解決に導くことができるわけでもない

確かに1)はセキュリティソフトによっては影響があり得ることだし一旦OFFにしてという事なら分かるがアンインストール云々は簡単に実践できることではないし、ある意味マニュアルどおりの物言いであり現実的ではない。さらに2)に至っては驚きの物言いだ。セーフブートはあくまでトラブル時の問題を切り分け、トラブルの原因を探るための起動モードであり、ノーマルな使用環境ではない。したがってMacでAdobeの製品を使いたいというユーザーに対して言うことではないと考える...。

また最後の3)は正直といえば正直だし確かにすべてのトラブルを解消できるはずもないことは当然だ。しかし電話をかけて数分の後に「これ以上はサポートできない」と暗に拒否するような物言いを平然というのではもはやサポートの役割を放棄していると思わざるを得ない。

■アップルのサポートに電話
これまた繰り返すが、アップルにとってサードパーティー(今回はAdobe)のソフトウェアが動かないといっても通常サポートのしようがないだろうし「まずはAdobeに確認してね」ということになるに違いない。それは重々承知の上で最後の手段としてアップルのサポートに電話をしてみた。「それはAdobeに問い合わせてください」と断られるのを覚悟で…。

さてAppleCareの窓口にと電話をしてみたが、だらしのないことに当該 iMacのAppleCareは2週間前に切れていたことが判明。問い合わせの内容次第では有料になるとの話しだったがこればかりは仕方がないのでサポートの指示にしたがいクレジットカードで支払を済ませた...。

結論から先にいってしまうが、今回のアップルサポートは “神対応” だった!すがるようなこちらの気持ちを察してくれたのか最初に電話口に出た男性、そして後により詳しいスペシャリストだということで対応してくれた女性共々「最後まで問題を解消するよう努力しますので安心してください」といってくれる。Adobeと大きな違いであるし勝手な物言いだがサポートの鏡のような対応だった。

これまでの状況を説明すると「現在のユーザーではなく新規ユーザーを作ってみて、そのユーザー名でログインした場合に問題が生じない」そして「セーブモードだと巧く行く」ということから「原因の特定ができると思う」と早速具体的な対処の話となった。

なお、以下の対処方法は特定環境下におけるトラブルに関しアップルがサポートしてくれたことであり、一見同様な問題を抱えたすべてのユーザーに効果があるかは不明だ。参考にしていただく場合はあくまで自己責任でお願いしたい。

その対処だが、まずFinderの「移動」メニューから「ライブラリ」を開く(Macintosh HD直下のライブラリではない)。ただし初期設定はこの「ライブラリ」は保護のために不可視となっているので「移動」メニューをマウスでプレスする際にoptionを押しながら行うと「ライブラリ」が表示される。

そのライブラリの中に「LaunchAgents」というフォルダがあるのでこれをフォルダごと一旦デスクトップなどに待避させ、ライブラリから消す...。
ちなみに「LaunchAgents」フォルダ内にあるファイルは "plist" という拡張子だが、これらはプロパティファイルとかプロパティリストと呼ばれるもので、OS Xにおけるオブジェクトシリアライゼーションのためのものだ。簡単にいうならユーザーの設定を保存するのに使われるファイルらしい。

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※対処前の「LaunchAgents」フォルダ内。中に2つAdobeに関わるファイルが入っていたが、関係するもの以外はモザイクをかけてある


私の場合、その中に2つAdobeに関わるファイルが入っていた。ひとつは "com.adobe.AAM.Updater-1.0" ともうひとつは"com.adobe.ARM.925793fb32715 (途中省略)a268b2a852256fe56609efa3" だが後のプロパティファイルは2010年作成の古いものだった。どうやらこのファイルが怪しい...。

ともかくサポートの指示どおりに「LaunchAgents」フォルダを削除したマシンを再起動し、基本動作に問題がないことを確認したが要はAdobe Creative Cloudにアップデートが来ないと最終確認ができない。都合良くアップデートが数日中にあればよいがこればかりは分かりようもないから待つしかないとアップルの担当者は結論が出たら連絡を欲しいとフォローアップメッセージまで送ってくれた。

結果正常のブート環境でダウンロードとインストールは勿論、アップデートも問題なくできるようになったことを確認出来た。早速、体験版ではなくCreative Cloud フォトグラフィプラン (年間プラン)という最小のプランを正式に申し込んだが、時間を置いても問題なければAdobe Creative Cloudに移行したいと考えている。

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※やっとPhotoshop CCなどが正常に使えるようになった


■エピローグ
ちなみに正常ブート時のAdobe Creative Cloud環境だが、セキュリティソフトのVirusBarrierとNetBarrierはONのままだ。Intego社のいうとおり、悪影響はなかったのである。
今回のトラブルでサポートをお願いした中で Integoとアップルにはお世話になった。特にアップルはこれまで不快な思いをしたケースもなかったわけではないが、近年の対応は実に良くなっている。

何しろ一連のトラブルは諦めていたことでもあり足掛け6年も引きずっていたわけで、要はOSはクリーンインストールしてもアプリや使用環境のすべてはTime Machineから復帰してきたためにトラブルの原因をそのまま抱え続けてきたということになる。
ともあれ今回、問題解決に真摯に尽力いただいたIntegoとアップルのサポートには感謝をしつつ、これなら本当の意味で安心してMacを使い続けることができると心から感じた次第である。

ふと思い出したが、問題が解決した1月24日(1984年)は(米国時間)最初のMacintoshが発表された記念日であった!




マネーツリー、MoneytreeのAndroid パブリックβをリリース

マネーツリー株式会社は2月4日、個人資産管理アプリ「Moneytree 一生通帳、家計簿より楽チン」の待望のAndroid パブリックβを発表した。今回のリリースは、一定期間、限定的なパブリックβとして公開された後に、一般に公開されるとのこと。いち早く、使ってみたい利用者は、下記から申し込むことができる。


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同社は、起業時からセキュリティとプライバシーを最大限に重んじたため、信頼できるプラットフォームとしてiPhone / iPadのiOS上でサービスを展開してきた。そこで培った高いセキュリティレベルを、要望の高かったAndroidバージョンに最適な形で搭載し、リリースすることとなった。

昨年の12月のWebバージョンも多くの方々に利用され、高い評価を得ている。今回のAndroidバージョンもMoneytreeならではの体験を実現したもので今後、継続的にアップデートを計画している。

今回、アンドロイド版のリリースに関して、Android 4.3以上のハードウェア・キーストアの導入、アプリケーション自体の暗号化、通信時の認証ピンニングなどの重要なセキュリティ対策を講じている。

Moneytree アンドロイド版β




NuAnsの4製品が世界で最も権威あるデザイン賞のひとつ、iFデザインアワードを受賞

トリニティ株式会社は2月3日、デジタルライフスタイルブランドNuAns(ニュアンス)の4製品が、"デザイン界のオスカー"とも称されるiFデザインアワード2016を受賞したと発表。


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今回の受賞の情報は、iFデザインアワードを運営する iFインターナショナル・フォーラム・デザインからNuAnsの「CONE」「TAGPLATE」「ROLLDOCK」「BANDWIRE」の4製品が同賞を受賞したという連絡があり、明らかになったもの。詳細に関しましては現地時間2月26日(金)にiFデザインアワード公式サイトにて公開される予定だという。

同アワードにはプロダクトデザイン、コミュニケーションデザイン、パッケージデザインなどの各ジャンルにおいて世界53カ国、5,295ものエントリーがあり、NuAnsの4製品はその中から選ばれた。

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受賞製品について
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CONE(コーン)

スピーカー、照明、Lightningドック、USBチャージャーの4つの機能が一体となったスタンドライト。無料の専用iOSアプリで多機能アラームクロックとしても使用可能。2015年Best of CES受賞。

TAGPLATE(タグプレート)

iPhone充電用のLightningケーブルが一体化した薄型モバイルバッテリー。6,000mAhの大容量でiPhone 6sなら約2回のフル充電が可能。iPhoneと重ねることで充電しながら使うことができる。

ROLLDOCK(ロールドック)

コンパクトに持ち運べるクレードル型バッテリー。オフィスや自宅ではiPhoneのクレードルとして使い、外出時にはフェルト製のフラップを巻くだけで携帯しやすいモバイルバッテリーになる。

BANDWIRE(バンドワイヤー)

携帯性に優れた、160mmのショートタイプのLightningケーブル。端子部分に汚れがつかないように保護する一体構造のループ状になっており、キーホルダーなどに取り付けることができる。

NuAns Web site
Trinity Online Store
Press Release





MJSOFT、Magic Keyboard 対応キーボードカバー「moshi Clearguard MK」発売

株式会社MJSOFTは2月3日、米 moshiブランドの Apple Magic Keyboard 対応キーボードカバー「moshi Clearguard MK」をリリースしたと発表。発売日は2月10日、想定販売価格は3,000円(税別)。


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「moshi Clearguard MK」はApple Magic Keyboard をガードするキーボードプロテクターで、手指の脂分が付着せず、食べ物のかすや飲み物をこぼしても大丈夫。
大半のキーボードプロテクターより薄く、ClearGuardは透明度がきわめて高く、装着するとほとんど見えなくなる。また高耐久エンジニアリング グレードの熱硬化性ウレタンを用いて高精度成形製造されているため、指の動きに正確に反応する。さらに薄型ながら十分な強度を持っているため、繰り返し洗うことができ、清潔に保つことができる。
なお製品は日本語配列キーボード用と英語配列キーボード用の2種類がある。

《特徴》
●高精度の成型でより優れた感度を提供
●環境に優しくて強度のある熱可塑性素材で出来ている
●繰り返し洗うことができ、清潔に保つことができる
●厚みはシリコンカバーより薄いわずか約0.2mm

moshi Clearguard MK




映画「マイ・インターン」を観て思うこと

新作映画の公開を楽しみにしていたのは久しぶりのことだ。その作品は「マイ・インターン」。その一番の魅力はロバート・デニーロとアン・ハサウェイの競演でもあるが、すべてにポジティブなストーリーとトラブルはあってもいわゆる悪役が登場しないストーリーは秀悦だ。


なんといっても見所は20代で成功した女性社長の会社に社会貢献という名目で生き甲斐を目指す70歳の男が社長付のインターン(新人)として入社する…というストーリーが素敵だ。
社長のジュールズ(アン・ハサウェイ)は年寄りとの付き合いは苦手だと最初は敬遠するものの部下となったベン(ロバート・デニーロ)のユーモア精神と誠実で的確なアドバイスで会社の大小の問題やプライベートな悩みを解決していくというストーリーだ。

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※ナンシー・マイヤーズ監督「マイ・インターン」


本作はアン・ハサウェイのファッションにも注目されているようで鑑賞者の多くは若い女性なのかも知れないが、我々のようにベンに近い年齢のシニアたちにも励みになる映画ではないだろうか。
映画とはいえベンが皆に好かれるのは人生の先達として多くの経験を背景にジュールズや同僚たちのトラブルや日常生じる様々な問題に的確なアドバイスを与えて働きかけるからだが、大切な事はそうした際に年上だから、人生の経験者だからといった上から目線やふんぞり返った態度でことに当たるのではないことだ。

ファッションのネット販売ビジネスで大成功を収めたジュールズ。愛する夫と子供もいるが限られた時間のほとんどはビジネスに終始してしまう毎日でまともに食事もとれず睡眠もとれない日々が続く。それに会社にしても大成功を収め、いまでは200人以上の社員を抱えるまでになったが、大きくなった故の諸問題も表面化しつつある。その悩みを同じ1人の人間として理解し、役に立とうとするベンにジュールズも次第に心を開いていく。そのベンだっていまだに努力の人でもある。好印象を与えようと自宅の鏡の前で笑顔の練習をしている(笑)。



※映画『マイ・インターン』予告編(120秒)


とかく年寄りは「今の若者は...」という目線で若い人たちを見がちだし、ましてや働く女性の気持ちや心の葛藤を理解しようとしない傾向にある。
ベンと張り合うつもりはないが、大切なのは若い人たちにアトバイスすることではない。若い人たちも年配者のアドバイスは耳タコだろうしそれらが的確で最良の選択、考え方であるかはこれまたわからない。若い人だって多くは聞いているフルをしているだけだ。でないと年寄りは五月蠅いから(笑)。

シニアに利点があるとすれば文字通り一日の長...長く生きたからこその経験豊富なことだ。ただしそれは若い人たちがひとつの問題に対処する引出が三つしかないとき、シニアたちには六つとか七つの引出を持っているということに過ぎない。あとは時間の使い方や問題解決への姿勢、人生で何が一番大切かを身をもって体験していることだろう。

しかしたとえ引出の数が多いと言ってもそれらのどの引出がその時の問題解決にとって的確か、あるいは問題解決のために最適な引出があるかどうかを判断できるかについては別問題だから、シニアの考え・判断が常に正しいとは限らない。もしシニアにそれこそどのような問題にも的確に判断でき、未来への取り組みに間違いない能力があるとすれば、それこそ本人は大成功して億万長者になっているに違いない(笑)。

私たちシニアにできることは若い人たちをいつも視野に入れ、暖かくて見守っていること。そしてもし頼られたら彼ら彼女たちに一歩でも二歩でも前に進む自信を取りもどしてもらうことに注視すべきなのではないか。人生の決断は当人の責任でしかなし得ないし、その結果に責任を持つことができるのもこれまた本人だけだ。

そう...あまりにジュールズが忙し過ぎ、会社の成長に向き合えなくなったからと社外からCEOを入れるべきという動きの中でエンディングを迎える頃、ベンがジュールズにいう「経験豊富な人が来ても 君には及ばない。長く生きたって たいていの人は 君ほど素晴らしいものを生み出せない」と。その言葉を聞いてジュールズが決断する…。

本作品の監督および脚本はナンシー・マイヤーズだが、全体に良い意味で女性監督特有の暖かさときめ細かな演出が山盛りだし、どのシーンの絵もとても綺麗だ。
例えばエンディング近く...朝にベンの家にジュールズが決心した背中を押して貰おうと出向くシーンがある。
一通り会話が終わり、2人で会社に向かおうとする際にベンが「それでは...」とスーツの上着を羽織る動作をジュールズが眩しいような表情で見つめる場面なども女性こその感性でないと気がつかない演出ではないだろうか...。

「マイ・インターン」は理屈抜きで楽しめるコメディ映画だが、我々シニアにも多くの示唆を与えてくれる素敵な映画なのだ。



simplismのiPhone 6/6s Plus用、曲面形状ディスプレイ・プロテクター「FLEX 3D」を使う

「待ってました!」と声をかけたくなるような iPhone 6/6s Plus用の液晶面プロテクターが登場した。それがsimplismの新製品「FLEX 3D」だ。「FLEX 3D」は iPhone 6s Plusの曲面エッジをその形状に合わせて保護しててくれるプロテクターなのである。


正直、最新の iPhone 6s Plusの液晶面には特に保護フィルム類は必要ないと考えている1人だ。それはiPhone 6s PlusのRetina HDディスプレイは特殊な二重イオン交換プロセスを使って、世界中のあらゆるスマートフォンの中で最も丈夫なカバーガラスで作られているからだ。しかし落としどころが悪ければ割れない保証はない。無論保護フィルム類を貼っても完全に破損や傷の防止を保証してくれるものではない。

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※[FLEX 3D] 3D Frame Glass Protector for iPhone 6s Plus/6 Plus Crystal Clearのパッケージ


理屈はそうでもやはり大切な物は守りたいという心理が働くしそれを否定するほど野暮ではない。また新しいアイテムに好奇心が膨らむことも事実で、この「FLEX 3D」も発表と同時に注文した一人である(笑)。

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※同梱内容


さてこれまで iPhone 6/6s の多くの保護フィルム...液晶面歩保護するプロテクターには大きな欠点があった。それはiPhone 6はiPhone 5とは違いフロントのエッジが曲面になったことによる。樹脂製フィルムにせよ強化ガラスにせよこれまでの製品はフラットなものであったが、その平面なフィルムをiPhone 6や6sのフロント全面に貼ればフィルムのエッジ部分は浮いてしまうことになる。

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※iPhone 6s Plusのフロント側エッジは曲面デザインだ


それは見栄えという点で問題があるだけでなく、そもそもiPhoneを保護するためのプロテクターが iPhoneのエッジを覆えず、大げさに言えば守れないということになってしまうからだ。ではどうするかだが、これまでは曲面内側のフラットな面のみを保護するか、あるいは曲面部位は僅かだからとなるべく目立たない工夫でフラットなプロテクターを全面に貼るという方法で対処するしかなかったわけだ...。

それがsimplismの「FLEX 3D」では iPhone 6/6s Plusのエッジそのままの形状...デザインでプロテクターを作ったということなのだ...。
液晶画面の範囲はタッチ感覚を損なわない9Hの強さを持つ強化ガラスを使い、フレーム部は強化プラスチックを使うことで iPhone 6/6sの曲面エッジに合わせたプロテクターを実現させたことになる。いわば強化プラスチックと強化ガラスのハイブリッド液晶プロテクターだ。

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※FLEX 3DプロテクターはiPhone 6s Plusと同じくエッジは曲面になっている


したがって本当の意味でiPhone 6/6sの端まで守るフルカバータイプの製品が登場したことになる。これは是非試してみたいという気になって当然だろう(笑)。

早速愛用のiPhone 6s Plusに「FLEX 3D」を貼ってみることにしたが、simplism製品独特な「真っ直ぐ貼れる魔法のツール」の採用とバブルレス...すなわち気泡が残りにくくかつ防指紋仕様により気持ちの良いほどドンピシャにそして気泡もなく貼ることができた。

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※プロテクターの位置合わせを行うツールを使い、筆者のiPhone 6s PlusにFLEX 3Dを貼っているところ


「FLEX 3D」にはiPhoneと合わせ、フレーム部が白と黒の2種類があるが、これほど容易な扱いができるのであればフレームのカラーも独特な数種類の製品があっても面白いのではないかと思ったほどだ。
これまでこの種の保護フィルムも数十枚手にしてきたが、この「FLEX 3D」は世辞ではなく完成形の製品に違いない。

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※気泡もなく位置もほぼドンピシャに貼れた


ただし一点気になることがあるとすれば、強化樹脂(ポリカーボネート)製のフレーム面の一部がミクロン単位なのだろう...フラットでなく、照明など光が当たると一部で歪みが気になることだ。

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※こうした歪みが強化樹脂部分の一部で目立つが仕様とのことだ


トリニティ社に念のためお聞きしたところ、ポリカーボネートの表面につく細かな傷を防止するためUVコーティングが施されているという。そのために現状では仕様ということになるという。無論実用上何の差し障りはないものの、個人的にはせっかくの製品だからしてUVコーティングのないフラットな製品が欲しい...。

こうした仕様はユーザー指向の反映に違いないだろうが、そもそもiPhoneを保護するためのプロテクターに傷がついたら買い換えればよい...。プロテクターに傷が付くのが嫌だとなればそのうち「プロテクターをカバーするプロテクター」が出てくるはめになる(笑)。

それはともかく本製品は曲面をきちんと覆う関係上、Simplism製以外のケースと併用する場合にはプロテクターの端がケースのエッジに押されて浮いてしまう可能性もあることに注意したい。幸い私はSimplism製のクリアなケースを愛用しているので表裏ともにきちんと保護されたiPhone 6 Plusとなった。
やはりプロテクターひとつでも新しい製品を使うことは気持ちの良いことだし気分が高揚してくる。お勧めの逸品である。

FLEX 3D


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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員