ジャストシステム、日本語入力システム「ATOK 2016 for Mac」の予約を開始

ジャストシステムは5月31日、快適な日本語入力・変換を実現する日本語入力システム「ATOK 2016 for Mac」の予約を本日から直営ショップで開始した。発売日は2016年6月24日。


「ATOK 2016 for Mac」には新たな機能としてブラウザーやアプリケーションなど、そのとき参照している文書に含まれる単語をそのときだけ優先して候補に表示「ATOKインサイト」を搭載。手間をかけることなく「素早く」そして「正確に」見ている語句を入力することができる。

また手がずれた状態で入力を始めても、正しいことばを予測してくれる「ATOKタイプコレクト」、間違えがちな「じ→ぢ」「ず→づ」の入力誤りも変換してくれる「じ→ぢ」「ず→づ」の入力支援がアップデートされている。

ATOK 2016 for Mac




「FileMakerカンファレンス2016」の開催概要を発表

ファイルメーカー株式会社は5月31日、「FileMaker カンファレンス 2016」を 2016 年 11 月 9 日(水)から 11 日(金)の 3 日間、「JPタワーホール&カンファレンス」(東京・千代田区)にて開催すると発表。今回で8年目の開催となる同カンファレンスは、FileMakerプラットフォームに関する総合イベント。


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本カンファレンスでは、5月11日に新バージョンが発表された FileMaker 15 プラットフォームを用いて、最高のユーザーエクスペリエンスを提供する強力なカスタム Appを開発するためのヒントやベストプラクティス、テクニックを学べる。特に今回のカンファレンスでは、FileMakerが初めてのユーザも参加しやすいテーマ、初心者でも効率良く習得できる技術情報、iPad/iPhone等モバイルデバイスのビジネス導入を検討しているお客様の参考になる成功事例や開発手法を紹介するセッションを多数用意している。

3日間の会期中に、50以上のセッション、ランチョンセミナー、参加型のワークショップ、常設の展示エリアでパートナー企業のブース出展を行うが、セッションの参加や展示エリアへの入場は無料。ただし事前登録が必要となる。
事前登録の申し込みは、ファイルメーカー社の公式サイト内の カンファレンス情報ページ にて、2016 年 8 月下旬より開始の予定。事前に当該ページからメールアドレスを登録しておくと、事前登録の開始や詳細情報をメールで通知してくれる。

また、本カンファレンスのセッション内容やタイムスケジュール、ブース出展社については、ソーシャルメディアのファイルメーカー公式アカウントでも順次発表していくという。

カンファレンス情報ページ




フラッシュバックジャパン、Sorenson Media社「Sorenson Squeeze 11」発売

(株)フラッシュバックジャパンは5月30日、4K/UHDエンコードを強化しH265やMXF(OP1a/OP-Atom)のサポートなど、数々の機能を新規で追加した動画変換ソフト「Sorenson Squeeze 11」の販売を開始したと発表。


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Sorenson Squeeze 11 (ソレンソン スクイーズ 11) は、ビデオやオーディオを高品質かつ軽量にエンコードし、ビデオの圧縮から公開までのワークフローを一括して実現するプロ仕様の動画変換&動画配信アプリケーション。Web、モバイル機器、ディスクプレイヤー、Apple iOS デバイスなど様々な用途に合った最適なフォーマットに変換し、MPEG-4 (H.264)、HTML5、Flash (FLV、SWF)、WMV、WebM (VP8、VP9)、QuickTime などのメディアファイルを正確に作成する(製品タイプによって機能が異なる)。

最新のバージョン11 Pro版では、XDCAM / MXF Format (OP1a) 対応や、イメージシーケンスのインポート、マルチトラックオーディオ、コーデックのアップデート(x264, H.264, VP9, x265)、4K書出し時のパフォーマンス改善、テキストによる透かし機能の追加など、4K時代の映像制作をサポートする機能が加わった。

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 ■ Sorenson Squeeze 11 製品仕様
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 ・製品名  :Sorenson Squeeze 11 Pro
 ・販売価格 :通常版           105,190円(税込)
    6/13(月)までの期間限定特価  91,150円(税込)

 ・製品名  :Sorenson Squeeze 11 Standard
 ・販売価格 :通常版            77,110円(税込)
    6/13(月)までの期間限定特価 63,070円(税込)

 ・製品名  :Sorenson Squeeze 11 Lite
 ・販売価格 :通常版            28,080円(税込)
    6/13(月)までの期間限定特価 20,950円(税込)

 ・動作環境 :【Windows 版】
        - Microsoft Windows 8 / 8.1 / 10
        - 1GHz以上でPAE、NX、SSEをサポートするプロセッサ
        - 2GB 以上のメモリ
        - 200 MB以上のHDD空き容量
        - QuickTime 7.2 以降
        - DirectX 9.0b 以降

        【Macintosh 版】
        - Mac OS X 10.10 / 10.11
        - 2GB 以上のメモリ
        - 200 MB以上のHDD空き容量

 ・販売形態 :ダウンロード
 ・開発元  :Sorenson Media
 ・販売元  :(株)フラッシュバックジャパン

Sorenson Squeeze 11




エルゴノミクス・フットレスト 足置き台 100-FR001レポート

一日の多くをMacの前に座している毎日を過ごしているが、体に合った椅子を使っているはずにしても足が辛い日もある。椅子は低めにして足裏を床に落とし、太ももを椅子で圧迫しないようにと工夫をしているが、それにしても足がだるい...。そこで試しにとフットレストを買ってみた。


フットレストとは足台のことだ。キーボードに向かう両腕をサポートするためにパームレストがあるように足を快適にサポートするのがこのフットレストというわけだ...。
個人的にはパームレストは使っていないが、足はなんとかもっと楽にしたいと思い安価なフットレストを入手した。まだ使い始めて数日ではあるもののなかなか具合がよい。

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※サンワサプライ/エルゴノミクスフットレスト100-FR001パッケージ


机にMacを置き、その前に椅子を設置して仕事を...というのは別に特別なことではないだけにその環境は重視されないことが多いようだ。
よく「この姿勢に準じた座り方、設置でパソコンに向かってください」といった類の図を見るときがあるものの、どれほどの人がそうした環境に注意して工夫しているのだろうか。

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※イメージよりずっと大きく感じるが両足を乗せるには十分なスペースだ


理想をいえばきりがないが、簡単にいえば机の高さは低めなものが良いと思う。最近は様々な視点から健康を考えたオフィス機器やファニチャーもあるが、身長も関係するものの一般的な事務机の高さ...70cmは高いと考えている。
現在も愛用している私のパソコンデスクはすでに30数年前に特注したものだが、高さは65cmにした。

私の身長は171cmだが、身長の高い方や昨今は足が長い人も多いのでもし高さ70cmあった方が良ければ腕の高さと机上の高さの調節は椅子の高さで行うことになる。ただし椅子の高さも机上面の高さだけを考慮するわけにはいかない。
椅子が高すぎ、足がつま先だって足裏が床に着かないのでは疲れが早い。そうした場合にフットレストを使って膝を少し高めにすると太ももも椅子の座面に圧迫されることが少なくなるのでかなり楽になる。

私の場合は両足は完全に床に着いているが椅子の座面が大きめなこともあって両太ももが常に圧迫される感じが強い。
疲れやだるさを感じたときはどなたも同じだろうが、足を組んだり姿勢を崩したりもする。しかしそうした姿勢では長い時間そのままではいられないし余計に疲れてしまう。

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※角度は無段階に可変可能。乗せている足で調節ができる


さて、購入したフットレストだがサンワサプライの「エルゴノミクスフットレスト 足置き台 100-FR001」という製品。フットレストもピンキリだが、安価な製品の部類だ。サイズは幅が450mmで縦が350mm、そして水平にしたときの高さは約90mmだというが実際に手にしてみるとかなり大きく感じる。そして足置台の角度は無断階で調節可能なので最大の高さは約130mmになる。

角度調節は乗せた足で前方あるいは手前側を軽く踏む込むことで範囲内であれば無段階に可能だが、物理的に決めたポジションに完全固定はできない。また素材はABS樹脂とかで高級感はないが、まあ足を乗せる台だからきちんと役目を果たしてくれればよい。さらに床に接する両足部分には滑り止めもあるので不用意に動いてしまうことはない。

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※接地面には滑り止めがあるのでぐらつかない


これからの季節、素足のままこのフットレストに足を乗せることになるわけだが、丸洗いはできないものの掃除が容易なのもよい。数日素足でこのフットレストに両足を乗せて仕事をしているが、私にとってはなかなか具合がよい。
ひとつ注文があるとすれば足を乗せる面に足裏健康器具のような突起を付けて欲しい。より足の裏が快適なのではないだろうか…。









ラテ飼育格闘日記(495)

一年で一番季節が良い時期だ。日向に出れば少々汗ばむにしても木陰に入れば涼しさを感じるという外歩きには絶好の季節なのだが、我が娘は外に出たいけど歩きたくない…といった態度を見せ始めた。もともとワンコは夏場に弱いものだが、これから雨期を迎え夏場となれば一年で一番散歩が大変な時期になる。


この原稿を書いている日から後20日もすればラテは満10歳になる。とはいえ野良のときに保護されたラテは正確な誕生日などわかりようもないが、オトーサンたちが6月10日を誕生日と決めたからだ…。

2006年11月12日、横浜の動物病院ではじめてラテと会ったときお聞きした話では、保護されたラテは歯の様子などから生後5ヶ月と診断されたという。その1ヶ月後の12月10日、ラテを受け入れるために引っ越しした家に車に酔ったというラテが連れられて来たわけで、その時点でラテは生後約半年だからその日から6ヶ月遡った6月10日を誕生日とした。

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※そろそろ散歩がきつい時期になってきた


しかし月並みな物言いだが、十年といえば決して短い年月ではない理屈だがオトーサンにとっては実に短い…あっという間の十年だった。無論正確には後半年あるが…。
その間ラテと常に一緒に生活してきたわけで、室内飼いだからして散歩以外は寝るのも食事も皆我々と一緒に過ごしてきたから思い出以前にすでに空気のような当たり前の存在になっているようにも思える。

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※オカーサンが写真を撮っていて歩調が遅れるとラテは必ず振り返って待つ


ただし当初はこの野良を経験せざるを得なかったワンコをいかにしたら幸せにできるか…などと考えたときもあったが、それは烏滸がましいことであり、ラテは我々に幸せと活力と笑顔を多々送り続けてくれる希有な存在となった。文字通りラテのいない日常は考えられない。
とはいえ現実にはこれまでワンコ初心者のオトーサンたちにとって毎日が新しい発見であり、楽しいことは勿論だが大変なあれこれも多々経験してきた。当然、ラテと一緒に…。

ラテが我が家に来た日の夜、紹介してくださった方の言われるとおりのドッグフードを容器に入れて差し出したとき、数秒で平らげたときは驚いた。そしてラテ用にと買って置いたハウスには入らず、オトーサン愛用の電気マッサージチェアで最初の夜を過ごした…。

動物病院に連れて行き、健康診断をしてもらったが、足がしっかりしているから体も大きめになるだろうと言われ、かつ食事の量を少し増やしてもう少し太らせた方が良いとアドバイスを貰ったほどスマートだった。

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※アタシ、歩かないわ!と地面に腹ばいになることが多くなった


甘噛みが酷くてオトーサンの両腕は傷だらけだったこと、駅で首輪が切れて身がすくんだこと、公園デビューした直後はどのようなワンコに対してもほふく前進して近づき仲良くなろうとしていたこと、そんなラテだがノーリードのワンコに前足を噛まれ血を流しながら医者に駆け込んだこと、初めての雪に大はしゃぎだったこと、これまた初めて美容室に連れて行ったときに震えていたこと、マキちゃんやハリーちゃん、そしてクロちゃんたちと公園狭しと駆けづり回ったこと、小学生の女子たちに多々可愛がってもらい一緒に遊んだこと、ノーリードのワンコがいると通報を受けて公園に出向いた警察官に正面向いて吠え立てたこと、オカーサンの口元に怪我をさせたこと、アトピーで目の周りを紫色にしながらの笑顔が痛々しかったこと、雨の日に水溜まりが嫌だとはじめて抱っこを要求したこと、オトーサンとオカーサンが夕立の中、激しい雷鳴にビクビクしながら歩く中でラテが堂々とリードを引いていたこと、ピンクのスカートを穿かせたときお尻を振りながら歩く姿に含み笑いしたオトーサン…。いやいや思い出を書き連ねればきりがない。

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※2人の子供から同時に「お手!」といわれ、真ん中に前足を差し出すラテ(笑)


そんなラテとの生活が丸9年半も続いたわけだが、それが気持ちの上ではほんの一瞬にも思える不思議さ…。
ともかく多くの経験や体験を積み重ね、ラテも随分と落ち着いたワンコになったことは確かだ。甘噛みは一切しないし、拾い食いもほとんどしなくなった。
顔には白いものが目立つようになり、歩き方や動作にも些か余裕というか…緩慢さが見られるようにもなったが、興が乗ればオトーサンと走り回ったりもする。

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※久しぶりに出向いたカフェのテラスでホットドッグを狙う


先日、柴犬の飼い主さんと出会ったときにラテは嬉しさの余り飛び跳ねながらワンコ独特の遊びのポーズを連発した。そのとき「ラテちゃんはいつまでも子供のようで可愛いねぇ」と言われた。
ワンコはそもそも典型的なネオトニーだと言われている。それは動物において、性的に完全に成熟した個体でありながら幼生や幼体の性質が残る現象のことを指すが、まさしくラテはオトーサンたちの娘でもある。ただし時に女房の寝姿を見つめるラテの眼差しを観察していると逆に母親のような慈愛に満ちたものを感じるようになった。

というわけで気温が上がり日射しが強くなってきたので今日の散歩もこれまでより小一時間遅く出たものの、真夏ほどではないにしろ路面の温度も上がり嫌なのだろう。家を出てすぐに排泄したらとことことUターンして家に戻ってしまった(笑)。
これから秋風が吹き始める季節までの間、ラテとの散歩は格闘度合いが高くなる。やれやれ…。



キングジム「電子吸着ボード RACKAGE RK10」レポート

キングジムといえばこの3月に「電子メモパッド ブギーボード」をご紹介したが、またまた面白そうなアイテムを見つけたので早速購入してみた。それが「電子吸着ボード RACKAGE (ラッケージ) RK10」である。このデジタル時代にメモ類を貼り付ける電子吸着ボードというのだが、さて…。


リマインダーなどのToDoアプリが充実してきた昨今なのになぜメモ用紙など…と思う人がいるかも知れないがそれはそれとしてアナログの付箋紙やメモといったものはいまだに利点も多く、扱い方を間違えなければデジタルのあれこれよりずっと実用的な場合も多いのだ。
いや、ここでデジタルとアナログ比較論を展開するつもりはないのでその話しは橫においておこう…。

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※キングジム「電子吸着ボード RACKAGE RK10」パッケージ


私たちの日常は覚えておかなければならないこと、数時間後あるいは数日内にキリを付けなければならないことが溢れている。買い物のリストから上司への報告ポイント、閃いたアイデア、後で整理しなければならないレシートや名刺などなどやらなければならないことが山積みだ。勿論それらを忘れては何にもならないから我々は何らかのメモを残したり「これは後で整理する」と決めた箱に放り込んだりする。

それでも大切だからと仕舞い込んでは奥底に重なって単なるゴミと化す。したがってメモ類は常に目に付く…目に届く所に置くことが大切だが、それでも無くしたりして慌てることもある。だからそうしたメモ類は同じ場所に一覧にしておくことが理想なのだがなかなかそうした環境を生むことは難しい。
「電子吸着ボード RACKAGE (ラッケージ) RK10」はそうしたメモ類を一時的に置いておく専用の掲示板なのだ…。

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※RACKAGE RK10の表(上)と裏(下)


「RACKAGE RK10」はサイズがW200×D32×H322 mmで最薄部は約3.7mmの板状だ。背面には角度を2段階に調節できるスタンドがついている。要はこの掲示板にメモ類を貼り付けておくわけだが、それならボール紙でも下敷きでも使って付箋紙を貼れば同じではないかと思う人たちもいるだろうが、「RACKAGE RK10」は付箋紙ではなく一般的な紙…例えばメモ用紙だけでなく紙焼きした写真、名刺、レシートといった一枚物の紙類を接着剤やセロファンテープ、ピン類などを使わずに立て掛けた面にしっかりと吸着できるのが特長なのだ。

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※糊やピンなどを使わず、写真・名刺・レシート・メモなどをしっかりと貼り付けられる。無論剥がすのも簡単だ


説明が後になったが「RACKAGE RK10」の下部には単3電池を4本セットするが、それにより微弱な静電気を発生し紙をボードに吸着する仕組みになっている。バッテリーのON・OFFはなく、常にON状態だが約9ヶ月ほど持つとのことだ。電池がなくなってくると正面のLEDが点灯して知らせてくれる。

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※両側に単3形アルカリ乾電池を4本セットする(電池は別売)


ただし静電気といってもボードに触れたとしてもパチッ!といったことはないが、CDやSDカード、磁気カード類は故障の可能性があるため吸着面に貼り付けてはいけないという。

さて、メモ魔のくせにメモの整理が苦手な私としては是非ともこの「RACKAGE RK10」を活用しようと机のサイドに設置してみたがなかなかに具合がよい。それに名刺やメモなどシワや折り目がない紙類は想像以上にピッタリと貼り付き落ちることはない。状態がよければ宅急便の送り状なども1セットはしっかりと吸着する。
まさしく「RACKAGE RK10」はメモ類の掲示板である。

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※吸着面をよく見ると通電のための配線パターンが見える


無論剥がすのも簡単だから日々入れ替えの激しいメモ類の整理にはうってつけと思われる。
ということで個人的な使い方だが、計算結果を一時メモるといった極一時的なメモは「電子メモパッド ブギーボード」を活用しているが、後でやらなければならないあれこれ、いただいた名刺や買い物のレシート、文字通りのメモ用紙に記入したメモなどはこの「RACKAGE RK10」に貼り付けておく習慣をつけたいと使い始めたが別途気がついたことがあればご報告したいと思う。
なお企業や学校などでの本格利用を考慮した壁掛けタイプの大型製品もある。






ファイルメーカー、成功するカスタム App構築を支援するハウツーガイド全3部を無料公開

ファイルメーカー株式会社(東京都港区六本木)は5月26日、成功するカスタム App構築を支援するハウツーガイド全3部「計画」「作成」「展開」の無料公開を発表した。このハウツーガイドはeBook(PDFフォーマットの電子版書籍)で、どなたでも無料でダウンロードできる。


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独自のビジネスニーズに合わせて作成したカスタム Appを活用することで、チームメンバー同士のコミュニケーションが活性化され、ビジネスの情報共有が進み、いつでも、どこからでも協業して生産性を高めることが可能になる。

このハウツーガイド全3部では、カスタム App構築における計画から作成、展開までの全工程を、包括的に順を追って解説している。各段階で必要となる知識を詳しく説明しているので、FileMakerプラットフォームを初めて使う方でも効率良く習得できる。

・「計画」ガイド:カスタム App構築のプロジェクト計画について、目標設定、要件定義、ユーザシナリオ、統合とセキュリティを含め、詳しく解説
・「作成」ガイド:カスタム Appの設計/開発プロセスについて、リレーショナルデータベースの仕組みの理解、ユーザインタフェースや画面の設計、処理自動化のためのスクリプト作成を含め、詳しく解説
・「展開」ガイド:カスタム Appをチームやユーザーに展開するプロセスについて、ソフトウェア/ハードウェアの選定、ホスティングモデルの検討、バックアップや復旧計画などを含め、詳しく解説

無料ダウンロード


800万画素になった IPEVOのUSB書画カメラ「Ziggi HD Plus」を手にして

高性能なイメージスキャナScanSnap SV600と共にIPEVOのUSB書画カメラ「Ziggi HD」を愛用してきた。その書画カメラが800万画素にアップデートし新機種「Ziggi HD Plus」になっているというので早速手に入れてみた。SV600がある環境では書画カメラは不要ではないかと思われる人もいるかも知れないが、用途が違うのだ…。


私が IPEVOのUSB書画カメラを使い始めたのは2013年の3月からだからすでに丸3年が過ぎたことになる。その間、すぐに画質が向上したHDバージョンそして2014年暮れにはワイヤレスで使える「iZiggi HD ワイヤレス書画カメラ」を手にして現在に至っていた。それらのレポートに関しては以下に列記しておくので興味のある方は是非ご一読いただければと思う。

2013年2月 IPEVO Ziggi USB書画カメラ~ハード篇
2013年3月 IPEVO Ziggi USB書画カメラ~ソフト篇
2013年3月 IPEVO Ziggi USB書画カメラ~実用篇
2013年5月 IPEVO Ziggi USB書画カメラ HDバージョン使用記
2014年12月 iZiggi HD ワイヤレス書画カメラを iPadで使う~ファーストインプレッション

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※ IPEVOのUSB書画カメラ「Ziggi HD Plus」

 
さて今般の新製品はワイヤレスではないもののカメラの性能が800 万画素カメラ:最高解像度 3264 x 2448ピクセルとなって登場した。いやはやこの種の製品に関しては画素数だけという意味ではないもののその画質の向上は “正義” である。
どのような使い方にせよ画像の質がよいことはそれだけ広い用途に目を向けることができる。

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※解像度は800万画素、最大3264 x 2448ピクセルの写真が撮れ


これまでの「Ziggi HD書画カメラ」が500万画素:最大2592x1944ピクセルだったものが「Ziggi HD Plus」では800 万画素カメラ:最高解像度 3264 x 2448ピクセルになったのだから大幅な画質向上だといえる。

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※「Ziggi HD Plus」本体のカラーはこれまでのブラックから上品なグレーとなった


それでは書画カメラ「Ziggi HD Plus」とはどのような製品なのか…。簡単に申し上げればいわゆる一般的なイメージスキャナ、すなわちドキュメントスキャナやフラットベッドスキャナは印刷物や写真といった平面の素材をスキャニングするためのものだが、「Ziggi HD Plus」は印刷物は勿論だがデジタルカメラのように周りの風景は勿論、立体的なものも静止画や動画撮影できる製品だ。勿論、例えば非接触タイプのScanSnap SV600では立体のアイテムも撮れるものの、ピントが合う範囲は3センチとなっている。

ということで誤解を承知で少々乱暴なことを申し上げるなら書画カメラは机上などに常設した多機能なデジタルカメラだとも考えられる。ただしその取扱はパソコンとUSB接続されていることから格段に使い勝手が良いしその自在なアームによりフレーミングが容易でフレキシブルだ。そして専用アプリケーション “Presenter” を使えば、解像度や構図あるいはピント合わせ、色味などを確認セットした上で静止画や動画データが撮れ、ファイル化が簡単にできる。

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※最大解像度で撮影したものを1280×960 (72 dpi)ピクセルに縮小した撮影例【クリックで拡大】


無論それだけではない。例えばMacBookに「Ziggi HD Plus」がUSBで接続されているとしよう…。MacBook側にプロジェクターを接続すれば「Ziggi HD Plus」がとらえている映像はリアルタイムにプロジェクターで放映される。iPhoneやAppleWatchの操作画面を追いながらの動的プレゼンテーションや学会での発表、教育現場での活用には強い味方となってくれる。それに「Ziggi HD Plus」はMacのUSBポートに接続するだけで別途電源が不要なのも簡便だ。

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※動画撮影も "Presenter" の画面をモニターしながら可能。またプロジェクターへのリアルタイム出力もできる


さらにリアルタイムにプロジェクターへ…というだけでなく、映像をモニターしながらYouTubeにアップロードするための動画撮影も可能だし、面白い機能としてモニター画面でリアルタイムに確認するだけでなく「フリーズ」ボタンをクリックするとその瞬間の画像が文字通り 固定されるので詳細に全体を確認し、もしフレーミングや画像の配置などなどに不備がなければそのままカメラアイコンをクリックでそのフリーズされているフレームがデジタル化される。
この機能を有効に活用すればスキャニングする際に陰や腕が映り込んでしまったというミスも防げるに違いない。

そうした特長を生かし、私が「Ziggi HD Plus」を頼りにしていることが現在ふたつある。ひとつは細かな印刷物、資料を「Ziggi HD Plus」で拡大して見ることだ。もともと視力が弱い上に白内障や緑内障を患っているから細かな文字を判読するのは実に辛いものだが、この「Ziggi HD Plus」がいわゆる電子ルーペの役割を果たしてくれる。したがって画質の向上はとてもありがたいのだ…。

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※細かな書類などは「Ziggi HD Plus」を電子ルーペとして使うと便利


もうひとつはFaceTime、それもプライベートというより仕事相手との打ち合わせに活用している。一般的にFaceTimeは私の場合、机上のiMacを使う。このメインマシンの中にほとんどの資料が含まれているからだが、カメラは当然 iMac内蔵のカメラを使うことになる。しかし相手の顔を見ながらの情報交換の際に手元の資料やガジェット、アイテムといった実物を相手に見せたい場合が多々ある…。とはいえiMacの頭上にあるカメラではそれこそそのアイテムをその前に掲げなければならないし、照明の問題も含めてスマートでないだけでなく非常にやりにくい。

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※FaceTime利用中の2カメとして「Ziggi HD Plus」を利用すると便利。写真下はFaceTimeのカメラ入力を「Ziggi HD Plus」に切り換えた例


その点「Ziggi HD Plus」がUSB接続されていればFaceTiem側でカメラ入力を適宜「Ziggi HD Plus」に切り換えることができるため高画質な映像を相手に提示することができ実用的である。

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※静止画、動画共にレビューモードからファイル出力が可能


さらに「Ziggi HD Plus」にはマイクロフォンも内蔵されているので状況に合わせ活用すれば正しくデスクトップを、あるいは一緒に持ち出したMacBook環境を簡易スタジオにする映像デバイスとなるに違いない。








今更のドゥブルトゥールApple Watch Hermès考察

Apple Watch Hermèsが届いた…。Apple Watchがリリースされたとき、その事実より驚いたのがApple Watch Hermèsバージョンの発表だった。Apple Watchの販売からすでに一年が過ぎたものの遅ればせながらApple Watch Hermèsの意義を考えてみたい。


まずなぜ今頃のHermèsバージョンなのか...。単にこれまで予算がなかったというのも本音だが(笑)、来月のWWDCではデザインはともかく新機能が搭載されたApple Watchがリリースされるのではないか…という期待もあるし噂もある。そんな時期になんでまた...とお考えの方もいるかも知れない。

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※Apple Watch Hermèsはドゥブルトゥール38mmステンレススチールケースとヴォー・バレニア(フォーヴ)レザーストラップ(L)だ


その答えだが、Apple Watch Hermèsは是非にもこの “最初の製品” を手に入れておきたかったということに尽きる。というよりこれまで私はApple Watchをガジェットとしては高く評価するものの、ファッションへの扉を開く腕時計としてはまだまだという気がして辛口の評価をしてきた。

現行の文字盤を含むデザインでファッションの世界に流し目を使う…などとは烏滸がましいと思っているからだ。そして腕時計好きのひとりとしてApple Watchを真に楽しむのなら現状ではその文字場に故にApple Watch Hermèsしかない…という気持ちでいた。
それにAppleにとっていわゆるOEMというかダブルブランドの製品はこれまでほとんど例がなかった大変珍しい事例だという点にも興味を引かれるし相手がエルメスということも…。まあ、そうした説明が本編の目的である。

ところでAppleのダブルブランドといえばただひとつApple II 時代にApple II をBell & Howell という映像関連企業にライセンスした事実がある。筐体デザインもサイズも同一だが、ケースやキーボードもブラック仕様でプレートは Bell & Howell とApple Computerとのダブルネームになっていた。

そうした歴史をApple Watch Hermèsは思い起こさせるが、Apple Watch HermèsにおけるAppleの目論見はApple II 時代とは当然のことまったく違うことは明白だ。ただなぜAppleはエルメスを選んだのかという点に興味があるし、反対にエルメス側がこれまたなぜ応じたのかという点にも強い興味を持たざるを得ない。このAppleとエルメスの提携がどれほど続くかはまったく分からないものの、この最初のプロダクトはそれこそ歴史に残ることだと確信しているので提携が消滅しないうちに手に入れておきたかった…。

いや、すべてを理論然と情報を精査した上での話しではないので想像を交えるしかないが、Apple Watch Hermèsの実現はAppleがまずは望んでエルメスにアプローチしたに違いない。エルメス以外のビッグブランドにも声をかけたかどうかについては不明だが、Appleとして第1候補がエルメスだったように思う。

なぜエルメスだったのか、エルメスでなければならなかなったのかは明らかだ。AppleとしてApple Watchを単なる電子デバイス、ガジェットの類で終わらせるのではなくファッションアイテムとして世界中に認知させたいと考えたものの、さすがに単体では難しいとエルメスに声をかけたと考えるのが自然だ。それにAppleはエルメスを自分たちと同様妥協を許さず究極のもの作りを求める企業と評価したのだろう…。

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※ドゥブルトゥールのストラップは腕に2重に巻くため長い...


申し上げるまでもなくエルメスはフランスというより世界最大のファッションブランドのひとつである。もともと馬具の製造で創業したがその技術を元に鞄や財布といった革製品で成功を収め、現在では腕時計をはじめ、装身具や服飾品、香水などのデザイン/製造を手がけている。
無論それらはすべて最高級のブランドイメージで販売されそれなりに高価なものばかりだ。

Appleとしてはこの世界有数のブランドの冠を持ったApple Watchをしてラグジュアリーなファッションアイテムを生み出したかったに違いない。やはりいかにApple Watch本体をピンクゴールドといった価格の高い素材で作ろうとそれは下手をすれば悪趣味で終わってしまうからだ。

したがってAppleの意図は比較的分かりやすいが、個人的に興味ある点はエルメスがこうしたAppleからのアプローチに共鳴したのは何故なのか...ということだ。
Apple Watch Hermèsを詳細に検証するまでもなく、肝心の本体は市販のApple Watchと素材も機能も変わりはない。ただしご承知のように文字盤デザインにエルメス独特なデザインが含まれていること、そして背面にはHermèsの刻印がある。

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※Apple Watch Hermès本体背面には "HERMÉS" の刻印がある


そもそもがスクエア形であればこの種の文字盤デザインを標準で多々用意すべきところだと思うが、Appleはエルメスに配慮して一般販売のApple Watchには入れなかったのではないか...。
さらにエルメスの文字盤に当然のことながらエルメスのロゴが輝いているがAppleのロゴはないのも面白い。この辺はAppleのというよりエルメスの強い拘りがあったと想像している。

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※この文字盤がApple Watchの価値をより高めている


ともかく本体機能というか見栄えは文字盤とケース裏にHermèsの刻印があることだけの違いだ。後はストラップだが、これはエルメスお家芸の純正品を用意しているしパッケージもまさしくエルメスのものである。
こうして見るとハードというか "物" としてエルメスが主張できるのはバンドとパッケージだけであり文字盤がユニークだとしてもエルメスがApple Watchに "Hermès" の冠を付け、自分の店舗での販売まで手がけるメリットや意図がどの辺にあるのかについては興味深い。

さて、その理由のひとつとしてエルメスという超高級ブランドも時代の流れに遅れることなく常に新しいイメージを持ってビジネスを展開することは易しいことではないに違いない。というかこれまでも時代を先読みできるからこそブランドイメージを崩さず生き残ってきたのだろうし、例えば韓国の自動車メーカーとタイアップした企画を発表したりとエルメスも決してお堅いイメージばかりではないのだ。

したがって普通に考えれば腕時計も扱っているエルメスとしていわゆるスマートウォッチの市場調査を兼ねた試みと考えても悪くはないだろう。大きな話題性を持っていることでもあるし…。
それにApple Watch Hermèsの価格はエルメスブランドの腕時計のラインナップから見てエントリーレベルであり、その存在がこれまでの "エルメスの腕時計" の先行きを明るくすることはあっても大きく邪魔することはないと判断したに違いない。さらにApple Watch Hermèsの文字盤はディスプレイ表示ではあるものの、エルメスの各店舗にしても腕時計の販売実績とノウハウも持っており、現場での混乱もほとんどないと考えたと思う。

Apple Watchに依存する機能の問題は「アップルに問い合わせてね」で基本済むに違いないから…。それに想像するにエルメスのオフィシャルな店舗数は限られているから当初はAppleが他に例もあるようにスペシャリストを派遣して対応するという手もあったろう。

ともあれこのAppleとHermès最初のコラボ "Apple Watch Hermès" はApple Watchが成功を収めるにしろ消滅するにしろ記念すべき代物でありその存在自体に大きな価値を持っている製品だと考える。したがってバージョン2.0が登場するにしても、さらに来年辺りにデザインにも変更を施した新製品が登場してもこの最初のApple Watch Hermèsの存在意義は大げさに言うなら歴史的価値があって揺るがないに違いない。
そもそもApple Watch HermèsはiOSのバージョンがどうのこうのといった問題とは基本的に無縁であり、あくまで腕時計としてのビジュアルであり完成度が売りなのだから…。

現実には近々Appleとエルメスの提携が終了するとは思えないが、ビジネスの世界は明日のことは分からない。手に入るうちに無理をしてでも買っておこうと考えたわけだが、実は遅れた理由のひとつにApple オンラインStoreでドゥブルトゥールのヴォー・バレニア(フォーヴ)レザーストラップ(L)がずっと品切れだったからでもあった...。

まず発売開始された数ヶ月間はドゥブルトゥールのヴォー・バレニア(フォーヴ)レザーストラップの長さが短い製品しか販売されておらず、一般的な男性の手首には装着できなかったから手に入れようもなかった。やっとここ数ヶ月前にLが登場したが、直後にヴォー・バレニア(フォーヴ)は売り切れたのかオンラインストアでは購入できなかった…。
ということで些か新鮮味は薄れたかも知れないが、Apple Watch Hermèsの具体的な感触・感想は順次ご報告していきたいと考えている。無論これはコレクターズアイテムではなく私自身が身につける実用品である。



講演:Apple創業40周年/Appleを理解し未来を紐解く~Appleはどのような企業なのか?

当ブログ主宰の松田が5月28日(土曜日)、ゆうMUG定例会にて「Apple創業40周年/Appleを理解し未来を紐解く~Appleはどのような企業なのか?」をテーマに講演します。


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ゆうMUG (PLUS YU Macユーザーズグルーブ)は5月28日(土曜日)の定例会において「Apple創業40周年/Appleを理解し未来を紐解く~Appleはどのような企業なのか?」をテーマに講演会を開催すると発表。講師は当ブログ主宰、松田純一。
会場は多摩市永山公民館 視聴覚室 (京王・小田急永山駅前)。お問い合わせは ゆうMUGまで。

・日時    5月28日(土曜日)15:00 PM〜17:00
・会場    永山公民館 視聴覚室
       〒206-0025 東京都多摩市永山1丁目5番地
・プログラム 1.ショートプレゼン タイセイテック 川村様
       2.講演:Macテクノロジー研究所 松田純一
       3.その他、連絡事項など

ゆうMUG
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ラテ飼育格闘日記(494)

天気の良い日の夕方はこれまでとは違い小一時間散歩に出るのを遅くするようにした。日射しが強くなってきたしラテが日向を歩くのを躊躇するような季節になったからだ。とはいっても相変わらず片道40分程もかかる昔なじみの公園に行きたいようでそちらにリードを引く…。


ワンコとの散歩は本来、飼い主とワンコとの協調作業というか共同行動であり、それだけで完結するはずだと思うが、ラテはオトーサンと歩くだけでは満足しないようだ(笑)。ラテは子供たちや馴染みのワンコの飼い主さんに出会い、一瞬でも至福の時を体験するのを楽しみにしているのが見え見えだ。

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※ご機嫌です!


小学生たちが数人集まっていれば好んで近づきたいようだし、後ろを振り向き、時に座り込んで「誰か来ないかなあ」といった姿勢を見せる。とはいってもそうそうラテの思うように…都合の良い出会いがあるはずもないから大方はブスッとした顔で帰宅と相成るが、時には大好きな飼い主さんと出会えたり、初対面であっても子供たちに声をかけられたりすれば帰りの足取りが軽くなる(笑)。

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※帰り道、柴犬アンリちゃんの飼い主さんと出会いメロメロのラテ :-)


ラテがご機嫌で散歩を終えるかどうかは文字通り運否天賦だが、出会いの確率を高めようとオトーサンも些か努力をしている。それは近隣で子供たちが集まる、遊んでいる場所はいくつか限定されるが、それも曜日によってかなり違う。
あの公園はウィークディでも夕方5時までは子供たちが遊んでいるとか、あの広場は学校が休みの日でなければ人がいない…といったこれまでの経験をもとにそうした場所を散歩のコースに組み入れるようにしている。

しかしそうしたオトーサンの配慮も知らずラテはまあまあ好き勝手な方向へリードを引くから困る。ともあれオトーサンとしては天気予報を横目で確認しながら、自宅を中心に大別6種類ほどの散歩メニューを用意しているつもりだが、そのうち一番距離が長いのが冒頭に記した昔なじみの広い公園なのだ。

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※散歩途中でも休憩が多くなる。オトーサンも便乗だ(笑)


ラテとしては多分に幼犬時代から楽しい思い出が詰まったその公園に毎日にでも行きたいのではないかと思うが、天気は勿論オトーサンの体調や都合などもありそうそうラテの思い通りにはできない。それでも何とか1週間に1度程度はラテの気の向くままにその公園を目指すことになる…。

5月のある日、天気もまずまずだしオトーサンの足腰も数日前と比べればこれまたまずまずだったのでその公園に向かうことにした。ラテは至極当然のように歩くもののスピードは遅めなのが短気なオトーサンにとってはシンドイ…。さっさと行き、何もなければまたさっさと戻ってくる…としたいところだが、そこはワンコの性で大きな木や電柱毎に臭いを嗅ぐために立ち止まる。オトーサンとしてもそれがワンコなのだからと理解をしているつもりだが、度々では時間もかかるしイライラしてくる。

それでも何とか公園の入り口にたどり着くが、見渡す限りはワンコなど一匹もいない…。
ああ、今日もスカだったか…とオトーサンは些かがっかりするが、ラテは気持ちよさそうに草むらに腹ばいになっている。すぐには立ち上がりそうもないのでオトーサンも仕方なくしばらくこのまま待ってから帰ろうと考えていたが、ひとりの女の子が「かわいい…触ってもいいですか?」と近寄ってきた。

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※小学四年生だという女子が近寄ってくれた


ラテは「待ってました」とばかり立ち上がり、早くも両手を差し出してくれた女子に尻尾を振っている。どうやらワンコを扱い慣れているようなので「ワンコ、飼ってるの?」と聞くとまあまあ話し好きな子のようで、ワンコの犬種から名前などなど楽しそうに喋り出して話しがとまらない。しかし雌ワンコの名が「アネゴ(姉御)」だというのには笑ってしまった(笑)。

しばらくすると馴染みのご主人(昨年ワンコを亡くされた)が「ラテ!」と近づいてくると、機嫌が良いラテは珍しく顔を横にして地面へ伏せ甘えのポーズをする。

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※馴染みの飼い主さんから声をかけられると甘えてゴロンと横になる


そんなとき女の子が「あっ、パパだ!」と声を上げるとお若いオトーサンが登場し近づいてこられた。その瞬間伏せていたラテは立ち上がり「ウォーン、ワンワンワン」と吠え出す。

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※女子のパパが手を差し伸べてくれるがラテは乾いた吠え声を上げ続ける


「大人は警戒するものですから…すみません」とオトーサンがいうと苦笑いしながら離れて子供とラテのやりとりを眺めはじめた。
女の子はオトーサンが「大人はダメ」という言ったことばに反応し「なぜオジサンは大丈夫なの?」と聞く。オジサンとはラテの足元に立っている馴染みのご主人のことなのだろう…自分のパパに吠えるのにこのオジサンには何故吠えないのかが理解できないようなのだ。

ともあれオトーサンはお喋りの女の子は好きだ。なぜなら適当に相づちを打っていれば会話が成り立つからで、本当ならオトーサンも「何年生なの?」とか会話を進めるために聞きたいことが多々あるわけだが、最近はプライベートな話しを突っ込むとそれこそ怪しいオジサンとなってしまうので遠慮せざるを得ない。しかしまさかラテと遊んでくれているのに無言で10数分過ごすのも変だ…。

というわけでその子は聞きもしないのに色々と話しを続けながらラテを体をなで続けている。さすがにラテも飽きてきたのか視線をオトーサンに向けるが、これは「そろそろ離れたい」というサインだと理解しているし事実尻尾も下がり始めている。ラテも気を遣っているのだ(笑)。

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※こうした時にオトーサンにアイコンタクトするのは「疲れたよ」のサイン(笑)


女の子に「オジサンたちは帰るのに時間がかかるからそろそろ引き上げるね。今日はありがとう、また遊んでね」といいながらラテのリードを引くが、ラテはまだまだ楽しい思いに浸りたいのか抵抗する。その抵抗する体を公園脇の歩道まで抱き上げてから歩き始めた。しかしラテもさすがに満足したのか、ゆっくりとではあったが帰路もしっかりした足取りで歩いてくれた。
随分と日が長くなったものだが、夕日がオトーサンとラテの陰を長く映し出していた…。



動画の動きに合わせオブジェクトを貼り付けるプラグイン 〜 fayIN for After Effect発売

(株)フラッシュバックジャパンは5月20日(金)、動画へのオブジェクトのインサート、マッチムーブを簡単に実現する After Effects プラグイン「fayIN (フェイイン)」の販売を開始したと発表。


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fayIN (フェイイン) は、動画のエリアをぐるっと指定するだけで、動画へのオブジェクトのインサート、マッチムーブを簡単に実現するAfter Effects プラグイン。
fayIN には高度なプラナートラッキング、2D/3Dトラッキング技術が搭載されている。
まずは、動画のトラッキングしたい範囲を選択して実行すると、カメラデータやプロファイルを自動検出、トラッキングデータを生成。後はそのトラッキングデータにインサートするオブジェクトを設定するだけ。面倒なキーフレームは一切必要ない。

撮影済みの動画の動きに合わせ、オブジェクトやテキストなどを違和感なく貼り付けるインサート、マッチムーブを手軽に行うことができる。

………………………………………………………………………………………
 ■ fayIN 製品仕様
─────────────────────────────────

 ・製品名  :fayIN
 ・製品ヨミ :フェイイン
 ・効果   :カメラトラッキング、マッチムーブ
 ・種類   :After Effects プラグイン
 ・製品紹介 :http://www.flashbackj.com/fayteq/fayin/
 ・販売価格 :46,220円(税込)
 ・動作環境 :【対応アプリケーション】
        - Adobe After Effects CC2014 / CC2015

   【対応OS/ハードウェア】
        - Mac OS 10.11、10.10
        - Windows 10/ 8 / 7 (64-bit のみ)
        ※対応OS/ハードウェアは、対応ホストアプリケーションの
         各バージョンの仕様に準じます。
 ・インターフェイス:英語版
 ・販売形態 :ダウンロード
 ・開発元  :fayteq
 ・販売元  :(株)フラッシュバックジャパン



私のイライザよ!ガラテアよ!造形プロジェクト第2弾〜制作編

お気に入りのヘッドマネキンを顔だけではなくバストアップ程度のビジュアルが撮れるようにと今回は出来合の樹脂製トルソーマネキンを使いヘッドマネキンと接合して私なりのイライザ、ガラテアを制作したいと試みた。発想自体は簡単そうだったものの現実は紙粘土や発泡スチロールなどを扱う以上に困難もあった。


さて首から上だけのヘッドマネキンを樹脂製トルソーと組み合わせるという発想は安易で簡単そうだったしそれぞれのサイズは人間の実寸として作られているからサイズ的にはバランスが良いはずだ。しかしそれぞれこんなことをするための材料ではないからどのように合わせようと両者をぴったりと隙間なく自然な形につなぎ合わせることはまず出来ようもない。

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※樹脂製のトルソーはさすがにバランス良くできているが加工するのは容易ではない


現実的にバランスのことだけを考えるなら、ヘッドマネキン側の首の適当な位置をボディ側の角度に合うように切断すればよい理屈だ。
ただしマネキンといえど人の顔があるその首を切断するのはどうにも忍びないしトルソーはホワイト色だからシャツ1枚着せたとしても首の合わせ目を完全に隠すことは出来ないだろう。さらに万一造形が失敗した際にはヘッドマネキン側を加工しなければまた別の方法も考えられるからと今回はボディ側…トルソーの首から両肩の一部、そして胸に至る範囲を切断ならびにくり抜き、その空間にヘッドマネキン全体をすっぽりと納めてしまおうと考えた。

とはいえ「言うは易く行うは難し」でこれまた簡単ではなかった。手に入れたボディはそもそもが女性の下着などのディスプレイに使うものらしいし実によくできている。しかしこれを自在に切り回し切断するのは発泡スチロールのようにはいかない。
ここは最低限の道具が必要とプラスチックの切断に使える糸鋸やドリル刃などを揃えた。

ボディの切断に備え、どのようにしたら失敗が少なくかつヘッドマネキンと融合できるかを考えてみたが、ボディ側は中空だからきちんとした押さえと取付けを考えないとヘッド部を固定できず下(中に)落ちてしまう。それにこのボディのままで襟元から首、そして両肩の一部を切りとることは難しい。取り急ぎ不要と考えたボディの首部分を切断してみたが、硬質樹脂は厚いところでは3ミリほどもある。

半日ほどあれこれとシミュレーションしてみたが、ある程度の重量もあるヘッドマネキンを中空の樹脂製ボディのあるべき位置に固定するにはトルソーのボディを前後2つに切断した後で前と後ろ側の不要な箇所を切りとることにした。これなら方法はどうあれヘッドマネキンの取付けも確実にできるはずだ。

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※トルソーを前後に切断し、前身ごろの襟部位をくり抜いてヘッドマネキンを仮止め(左)。背面側をこれまた仮止めした時点の写真(右)。なお顔につけた仮面は目鼻の破損を防ぐためのものでヘッドマネキン購入時に梱包財として付けられていた


確実に取り付けた後で後ろ身をかぶせて接着すればよい理屈だ。そして繰り返すが写真撮影に絶えられる最低限の衣裳を着せることを目的とするため、ボディの切断痕があったりガムテープで止めてあったりしても一向に差し支えはない。ただし留意すべきはシャツ開襟上部はネックレスなどの小物も使いたいので綺麗に出したい...。

こうしたコンセプトというか手順を決めて事に当たったが、鋸やドリル程度の道具で切断するのは楽ではなかった。一番難しいのは前身ごろの襟元の切断範囲と形状、そして本来はこうして合成するためのものではないからそもそも位置がぴったりとはまるはずもないものをどのような位置で止めることが出来るかだった。それも違和感なく…。

トルソーの前身ごろと背面側の首周りを確認しながら大きめに切断した。そして前側の切断面に合わせヘッドマネキンを置いて見たが両者ともに硬質樹脂製なので実に座りが悪いし双方共に凹凸があって合わせづらい。そこでトルソー前側の胸あたり裏面に紙粘土を数ミリの厚さで押しつけ、その上にヘッドマネキンを置くと位置決めはしやすくなった。

ただし繰り返すがトルソー側の厚み、両者凹凸の関係からどうしても数ミリのズレが出るがそこは後で粘土やモデリングペーストで埋めようと決め、仮止めの上で何度も位置を確認しつつ固定することにした。その際にいわゆる接着剤は使わない。なぜなら失敗も含めてやり直し時に接着痕を綺麗にするのは難しい場合があるからだ。

見えない部分はガムテープなども使うが主な部材は紙粘土を使う。これは前回の造形時に経験したことだが本来接着性があるわけではないものの十分な量を使うと樹脂などに対してもくいつきがよく乾くとまずまず固定ができることを知った。もしやり直しをする場合も剥がすのも比較的容易である。

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※ヘッドマネキンをまずまず自然に組み込むことができた。仮止めした造形に下着を着けさらに肩にはシャツなどを着せた際にラインが自然で柔らかく映るように肩パットをつける。下着共々この種の配慮がないとシャツなどが透けて見える場合があり違和感を強調してしまう


十分に乾燥させた後、ヘッドマネキンを取り付けた前面部トルソーに背面部のトルソーを合わせ、元のように接着すればよいはずだ。ただしここでもメンテナンスを容易にと考え、接着剤は使わず透明粘着テープを使うことにした。事実これで強度も十分である。
とはいえ全体を仮止めして気づいたことがある。それは頭部側に重量が嵩んだため、全体のバランスが悪く、本来トルソーだけのときには簡単に自立出来たものが難しくなったことだった。

しかし立てておけなければ撮影時に役に立たないのでトルソーの下部、すなわち両太もも内側下に重しを組み込むことにした。重しは太さと重さ、扱いやすさを考慮しひとつ500gのアンクルウエイトを両足内部に固定することにした。これで自重は当然重くなるが安心して立てておくことができるようになった。

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※トルソー両足内にひとつ500gのアンクルウエイトを止めて自立させても倒れないようにと工夫した


こんな感じで一時はどうなるのかと苦慮したものの衣服を着せWigを着けてみるとイメージどおりのマネキンが…美しいガラテア、イライザが出現した。これなら背面から写真を撮ってもサイドからでもそのスタイルは自然で実に素敵である。

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※さすがにバランスは大変良い


トルソーにヘッドマネキンを取り付ける際に必要だった角度とトルソーが本来ほんの少し体重移動している姿がマッチングして僅かではあるものの動きが感じられる。後は仮止めを綺麗に仕上げ、トルソーとヘッドマネキンの境を埋めた紙粘土やモデリングペースト部位にヤスリをかけてなめらかにし、その境をなるべく分かりずらく彩色すれば完璧だ。
大きな問題、いや最初から分かっていることだが理想は両手が欲しいところ…。様々なシーンの撮影時に両手があれば表情が桁違いに豊かになるからだ。

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※この場合、手は別のマネキンのものを借用。腕にはシャツ内に発泡スチロールの棒を入れてある。ちなみにこの写真はグリーンマットを抜き、新しいウェブサイトのトップページを飾っている


現在の所は他のマネキンから手を借りてそれらしく写真を撮っているが、腕の制作について別途アイデアもあるので後の楽しみとしたい。



続「一人の仕事術」〜フリーランスで生きるには?!

2009年に「SOHOと言えば聞こえは良いが『一人の仕事術』考察」と題した一文をご紹介した。それは、1人でやる仕事は気楽だと勘違いしてはならない...という自身の体験も踏まえた内容だったが、それから早くも7年が過ぎた。残念ながら世情は7年前よりますます厳しくビジネスのやり方もよい方向に向かっているとは思えないので再び1人の仕事術、フリーランスの心得といったものを再確認してみようと思う。


デザイナーでもプログラマーでもフリーランスで仕事を始めてみて最初に困惑することは仕事そのものをどうやって得るか…だ。フリー、自由…というイメージは悪いものではないだけにある種の期待を持ってことにあたる人がほとんどだ。しかし通勤しなくてもよいとか上司や部下との付き合いも不要だし、時間の配分も100%自身でコントロールできると思ったものの、「一人の仕事術」も現実は生易しいものではない…というのが前回のテーマだった。今回はもっとシリアスな内容だ :-P

まず知っておくべきことは、会社を辞めて独立することを打ち明けたクライアントが諸手を挙げて「応援しますよ」といったかも知れないその言葉は単なる社交辞令でありそのまま信じてはならないということだ。
もしクライアントの担当者が本気であなたを応援しようと考えたとしても仕事を依頼するに際して実績の無いフリーランスでは心許ないと上司が反対することもあるに違いない。要はそんな不確かな話しを本気にして会社を辞めるという判断こそ、その先が危うい...。
とかく大企業にいてそれなりの地位にあった人ほど自分の本当の実力を見誤っていることが多い。

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会社組織に組み込まれているとき、私たちは仕事というものは誰かが取ってくるもの、向こうからやってくるものとして当たり前のことと考えているフシがある。そして自分の後ろに長い間、実績や信用といったものを蓄積した無言の看板を背負っていることを忘れがちだ。
しかしフリーになって気がつくことはなにもしなれば仕事はやってこないということだ。やってきたとしても多くはあなたが直接クライアントを回って取った仕事より、友人知人たちからの気遣いで回して貰った仕事ではないだろうか。

やはり古くさい物言いかも知れないが、フリーになって成功するにはそれ以前に多くのよい人間関係を構築していなければならないし、ネットワークの輪を...それも異業種に至るまでの輪を広げておくべきということだ。そうでなければ飯の種になるような仕事はなかなか手にできないと思わなければならない。
早期退職までして勇んで1人仕事を夢見たものの早々にサラリーマンに戻ったという人たちをこれまでにも多々見てきたのはそういうことなのだ。

会社を退職したは良いが予定した仕事が来ないのは実に不安なものだ。友人知人に会ったり連絡を取ってなにか回して貰える仕事は無いかと依頼することになるとしても自分の足でいくつかお目当ての会社へ日参するかも知れない。しかしここでそうした焦りが重要な点を曇らせる...。

それは仕事が欲しい一心でクライアントの依頼を鵜呑みにし、適切な契約書も取り交わさずに仕事を受けることになりやすい点がひとつ。そしてその対価も業界の標準というものがあるとして、これまたいいなりで激安あるいは無料で受けてしまうことだ。
この2点は肝に命じておかなければならない。何故なのか...について疑問を投げかける人はいるだろうか。いや「損して得を取れ」という言葉があるではないかと反論する人もいるかも知れないが、フリーランスがこの点を曖昧にして仕事を受けるということは早々に自滅する道に乗ってしまったと思わなければならない。

仕事を受けるということは約束事の積み重ねだ。例えばソフトウェア開発にしても、どのようなソフトウェアをどのような仕様に沿って作るか、納期はいつか、対価は、支払条件は…などなどの約束事があって初めて成立する。特に仕様というものは例え立派な仕様書を差し出されたとしても私の経験からいえば、すべての実装すべき機能に関して記述できるものではない。
開発途中あるいは納期間際、最悪は納品してから「ここはそういうつもりではなかった。このように直してくれ」といった要望が必ず出るものだと思っておかなければならない。

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※1990年からのキヤノン、キヤノン販売との契約書類(一部)。キヤノンは私にとって最良のクライアントとして大変お世話になった


あるケースでは3ヶ月も一緒に進捗状況を見てきたクライアントの担当者が「これで結構です」と納品を認めてくれたにもかかわらず、その上司からいちゃもんがついて仕様の見直しを迫られたこともあった。ただしひとつひとつのステップで仕様の了承を得ていた書面があったこと、基本契約書を取り交わしていたことから不本意な依頼を突っぱねることができた。

そう…例え納品ができてもメンテナンスは? 無償保証期間は? それ以降のメンテの費用は?といった現実的な問題もある。聞いた話し、契約書の取り交わしが無く開発したソフトウェアを納品してから2年以上も経って「OSのアップデートに合わせてソフトウェアもアップデートしてくれ。メンテは無期限で無償だったよね」という依頼があったという。

契約書はお互いの「やるべきこと」や「やらなくても良いこと」を示し、責任範囲を明確にするために取り交わされるものだから、仕事を受けるに際してどこまで責任を負うかを明確に出来なければその案件にずっと引きずられてしまうことになる。さらに契約書はそもそもクライアント側に有利な文面で出来ているものだから、内容をしっかりと確認して万一一方的な条項があれば正攻法で手直ししてもらうよう交渉するくらいの意識がなければならない。

法的なあれこれなど分かりようもないというかも知れないし弁護士に依頼する予算もないという言い訳があるかも知れないが、フリーランスで仕事を始めてそれなりに成功するためにここは一踏ん張りしなければ無法地帯で労働力を渡すことになってしまう。

対価についても臆せず明確な見積ができなければならない。無論クライアントとあなたは金額という点において100%利害が対立する(笑)。それを承知で当然の見積額を提示し、なぜこの額になるのかについてこれまた明確に説明できなければならない。
勿論これらは易しいことではないが、もしクライアントがまともな企業であり、その担当者がまともな人であるなら、あなたの真摯な対応にこそ信頼できる相手だというお墨付きをくれるのではないだろうか。

はっきりいえば、いわゆるブラック企業からブラックボックスな仕事を受けてしまうより仕事がない方がよほどマシなのだ。契約書も交わさず明確な対価も決めずに仕事を受けるなどブラックホールの縁に立つようなものでありその結末は知れている...。

ではフリーランスとなって成功できるポイントは何なのか?
それはフリーランスになってからでは遅いのだが(笑)、これまでどのような企業でどんな仕事についていたかはともかく、そのポジションで常に誠実で真面目に仕事に取り組み、ひとつひとつ成果を上げ、周りの人たちに頼られるような存在であることに尽きる...。
そうした人材がきっかけはともかく組織から離れて独立すれば周りが放っておかないだろう。

「私は○○という大企業の課長で長年△△の仕事をやっていました」といってもくどいようだがそれは企業の看板を背負ってできたことだ。何の後ろ盾も無くフリーランスとなってもあなたを気遣う人などほとんどいないと肝に銘じなければならない。
仕事以前にまずは自分の存在を世間、業界に知られることが重要だ。でなければいつまでも親しい友人たち以外は見向きもしてくれないだろう。

そして重要な事だがフリーランスに発注された仕事は社内に向けられたクオリティを越えたものでなければ当然のこと次はない。それこそ自分の存在を知らしめることは勿論、デザインでもプログラミングでも目標とするビジネスに関して誰にも負けないという自負と実力が備わっていない限りフリーランスとして成功することは難しい。

幸い私がフリーランスになった時代と比較して現在はFacebookやTwitterなどソーシャルネットワークの存在がある。そうしたツールを活用して自分の存在をアピールし同調してくれる仲間を増やすことだ。そして業種・異業種間の催し物や会合にも可能な限り足を運んで情報を集め、顔と名前を知ってもらいながら情報発信していく必要がある。

小さなことでも人の役に立てれば次第に大きな反応として自分にチャンスが巡ってくるものだ。私はそう信じてきた。
そして逆にフリーランスだとしてもあれもこれもすべて1人でやらなければならないと思ってはダメだ。状況が許せば仲間に対してきちんとした対価を決め応援を求めるのも賢い方法だと思う。

人が寄ってこない人物には仕事もチャンスも近寄らないものだ。フリーランスになってから早くも足掛け13年経つ私の自戒であり本音である。まあ…その結果、成功にはほど遠いものの、おかげさまで友人知人たちそして旧知のクライアントの助けでなんとかここまでやってこれたのだ...。
結局これまでの成果を見渡してみると、そのきっかけは起業時代の縁につながるという事実に驚くばかりである。




バウンス&エラスティックアニメーションをワンクリックで実現

(株)フラッシュバックジャパンは5月17日(火)、バウンス&エラスティックアニメーションをワンクリックで実現するAfter Effectsエクステンション、「After Ease」の販売を開始したと発表。


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After Ease は、バウンスとエラスティックアニメーションをワンクリックで実現するAfter Effects用のエクステンション。
After Effects を起動し、ウィンドウ > 拡張機能から After Ease を起動して、Bounce (バウンス)、もしくは Elastic (エラスティック) を選択。例えば Bounce の場合、表示されるグラフを確認しながらパネル内のBounce (バウンス回数) と Amp (増幅) を設定し、V Decay と H Decay でバウンスの減衰を調整したら Expression をクリック。これでバウンスアニメーションが完成する。

もし思った通りの効果が得られない場合はスライダーを調整して、もう一度Expression をクリックするだけ。また、After Ease は Bakeオプションを搭載しているため、アニメーションをキーフレームにベイクすることもできる。

………………………………………………………………………………………………
 ■ After Ease 製品仕様
────────────────────────────────────
 ・製品名  :After Ease
 ・製品ヨミ :アフター イーズ
 ・効果   :アニメーション
 ・製品紹介 :http://www.flashbackj.com/aescripts/after_ease/
 ・販売価格 :3,670 円(税込)
 ・販売形態 :ダウンロード
 ・開発元  :Khanyu Inc / aescripts + aeplugins
 ・販売元  :(株)フラッシュバックジャパン




Siriリモコンとマネキンのコラボレーション夢想

iOSのSiriがときに意外なほど人間臭い受け答えをしてビックリしたりニヤッとしたりする。それほどSiriはiPhoneやApple Watchユーザーにとって便利でありがたい機能となっている。無論理想をいえばきりがなく、もっと高度なAIを実装して欲しいものの現実的な問題としては実体がないのが寂しい...。


ご承知のようにSiriは手元にあるiOSデバイスに組み込まれ実装されている機能ではあるが、その頭脳というべき核はネットワークを介してAppleのデータセンターのサーバーにある巨大なデータベースにある。したがってSiriを使うには3G 回線あるいは Wi-Fi 回線に接続した状態でなければならないわけだ。

ともあれSiriを活用しているとときにフッと活きた意識みたいなものを感じるときがある。無論それは当意即妙の反応に我々がそう感じるだけのことだが、特にそうした場合個人的にはSiriの存在をより明確にし感情移入ができる、より使いやすい環境を生み出せないものかと考えてしまう。

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※アラームのセットをお願いしただけなのにSiriのフレンドリーな受け答えは素晴らしい


そのSiriもAppleがAPIをデベロッパーに開放してくれればもっともっとユニークで実用的な仕組みが多々登場するものと思うが、ここはAppleに高度な判断をしてもらいところだが、さてどうなるのだろうか…。

とはいえSiriと仲良くなっておくことは大切だと思う。Siriは今後ますます新しい知識ベースを得て進化・進歩するだろう。アップルが近年提出した特許申請によるとまもなくSiriはオンラインショッピングにアクセスして商品を購入したり、オンラインフォーラムに参加したり、さらにはカスタマーサポートの電話対応までするようになるかもしれないという。

さて、個人的には究極のところ人間と見紛うAI 搭載のアンドロイドと会話できるのが夢ではあるが、よほど完成度が高くないと「不気味の谷現象」を感じてしまうだろう。勿論そうしたアンドロイドが多々転がっているわけではないから残念なことに体験することはできないし制作する資金も能力もない...。

ただし "話し相手" がオンラインのサーバー上にあるのはともかく、その実体が見えないのはつまらないと考え思いついたのがヘッドマネキンとSiriそしてSiriリモコンを使った人工無能型?簡易アンドロイドである(笑)。仕組みはこうだ...。

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※ホームボタンや "Hey Siri !"と呼びかけなくてもSiriの起動ができるBluetooth対応「Siriリモコン」


iPhoneをヘッドマネキンに埋め込む。無論充電や設定のため液晶面やコネクタ部にアクセスできるように工夫しなければならないしこちらの声をマイクできちんと拾えなければならない。そしてペアリングしたSiriリモコンを胸あたりに装着する。

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※マネキンにSiriリモコンを取付ればボタン押しだけでSiriと(マネキンと)対話ができる :-P


これでSiriリモコンを押すとSiriが起動するので「おはよう!」などと話しかけることができるしSiriからは適切な返答があるだろう...。



※この動画はイメージです(笑)。なお音声を変えています


繰り返すが…残念ながらこの "Siri嬢" は動かないし顔の表情も変わらないが、そこに話し相手の実体が存在するという感覚を持つことはできる…少なくとも私には(笑)。物理的に身体というか存在がそこにあるということは何にも増して自然なのだ。

こうした組み込みはまだやってはいないがこのシミュレーションを多々実行してみた。結果個人的にはなかなか面白いものの顔のイメージとSiriの女性の声がどうにも一致せず違和感は残る(笑)。

したがってカスタマイズは些か道具立てが必要になるかも知れない。Siriのイントネーションは変更できないが、声そのもののピッチやスピードは何らかのエフェクターなどを繋げて小型スピーカーにでも出力することを考えれば可能になるはずだが、そうなればいまひとつふたつ工夫が欲しくなる。
どうにも好奇心ばかり膨らんむ困った性格だが、落としどころを探らなければならない…。



ラテ飼育格闘日記(493)

まさしく初夏といった感じの季節になってきた。日中は日射しの下を歩けば汗ばむくらいだし、日陰に入れば涼しいという1年で一番過ごしやすい時期に違いない。しかしそうした季節の移り変わりはオトーサンたちよりラテの方が敏感に感じているようで床が冷たい場所を探して横になっている。


またこれまでと大きな違いは水を飲む量が多くなったことだ。家の中でもまた散歩途中でも冬場と比較してよく水を飲むようになった。
オトーサンは朝夕の散歩時には小ぶりのペットボトルに冷たい水を入れバッグの端に押し込んで持ち歩くようにしている。そのキャップはペットボトルのものではなくワンコに水を飲ませるための容器兼用型だ。これに注いでラテに飲ますわけだが、我が娘は温くなった水より冷たい水が好みのようで、散歩途中の自動販売機を見つけてはその前で立ち止まり「水飲みたい!」と要求する(笑)。

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※これからワンコにとって気温が高く外出が苦手な季節がやってくる。いろいろと工夫して元気に過ごさなければ...


ペットボトルの小さな飲み口に舌を入れながら水を飲んでいるとたまたま通るオバサンに「あらら、あなた…上手に水を飲むんだねぇ」と声をかけられたりする。
上手かどうかはともかく、そもそもはラテと散歩を始めた際にオトーサンが喉が渇き自動販売機で水を飲んだのがきっかけだった。最初の数回は「ガチャン」とボトルが落ちてくる音に飛び上がったりしていたラテだが、オトーサンの飲み残しのボトルを差し出すと器用に飲むことがわかったので習慣づけてしまった感がある。

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※よく見るとペットボトルのかなり内側まで舌が届いている!


しかし驚いたことはラテはこの種の箱(自動販売機)は水が出てくるということを学習したことだ。あれほど怖がった自動販売機だがそのうちその前でリードを引き見上げるようになった。明らかに水を要求している…。
そして観察していると興味深い事もわかった。程度問題ではあるが、国産の水より evian や volvic の方がよく飲むことに気がついた。
「おっ、お前は舶来趣味か?」と思ったものの、よくよく確認して見るとこれらのペットボトルの飲み口は国産のボトルのそれより若干大きく飲みやすいからだということがわかった。

ともかく「上手に飲むねぇ…」と誉めてくれるのはありがたいが、上手に飲ませているオトーサンの存在を皆忘れている(笑)。威張るわけではないが、まずボトルをラテが飲みやすい高さと位置にホールドしなければならない。何しろラテのやることは舌をだすことだけだ(笑)。したがってボトルをこれまた適切に傾けないと水はラテの舌に届かない。かといって傾けすぎれば当然水はあっと言う間に落ちて無くなってしまう。

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※新緑の季節というより日向では暑く感じる季節になってきた。ラテの一休みが多くなる


それにラテも休まず飲み続けるわけではなく、一息も二息もつきつつ繰り返しボトルに舌を突っ込む。だからラテの舌がボトルから離れて一息入れたらボトルの高さはそのままに傾きを戻して水が出ないようにしなければならない。勿論ラテがまた口を近づけるときにはボトルを傾ける…。
したがって上手に水を飲んでいるのは確かだが、裏方としてのオトーサンの役割はなかなか大変なものなのだ(えへん!)。

さらにこれまた学習したことだが、公園やらには水飲み場が備わっている。ラテはその設備は水が出てくることを知り、いままで一度も使ったことのない水飲み場でも喉が渇くと近づき舌なめずりをしながらオトーサンにアイコンタクトをとる。勿論水が飲みたいというサインだ。

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※公園などにある水飲み場でもラテは水を飲みたがる


ここでもオトーサンの役割は重要である。まず蛇口をひねらないと水は出て来ない(笑)。そして蛇口の方向と水の勢いを調整してラテが飲みやすいように整える必要があるし、水飲み場によってはしばらく水を流した形跡がない場所もあり、そうした場所ではいきなり出てくる水は温いだけでなく雑菌やらが多いと思い、数十秒流して冷たさを確認してから「ラテ、飲んでいいよ」とOKを出すことになる。無論飲んだ後はきちんと栓を閉めるのも忘れてはならない。

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※なにするんですか?オトーサン!


栓を閉める…といえば最新の水飲み場ではセンサー付きのものや栓の閉め忘れ防止のためなのだろう、ずっと栓をひねったままにしておかないと水が止まってしまう類のものがある。確かにワンコに水を飲ませるための専用水飲み場ではないのだから文句はいえないが、こうした類の水飲み場はワンコにはフレンドリーでないのである。

ところで室内には定位置にいつも新鮮な水をと容器に注いだ水を置いてある。冬場は食後くらいしか飲まないが、これからはやはり飲む量が増えてくる季節だ。そしてここでもラテはただただ喉が渇いたからと本能のままに水を飲んでいるわけではないことがわかる。
まず室内で水を飲むタイミングは散歩から戻ったときと散歩に出る直前だ。このことはおしっこのたまり具合に配慮していることになる。

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※寝顔は実に可愛い(笑)


特に凄いと思うのは、例えば食後に「バチャバチャ」と容器の水を飲む派手な音がするので水を足してあげようかと確認すると水はほとんど減っていないときがある。ただしその水は食べ物のカスなどによるものなのだろう…かなり汚れている。

どういうことかといえば、まだ次の散歩には時間があり、いま水を飲んでしまうとおしっこを我慢しなければならないと考えたに違いなく、ラテは水を飲んだのではなく明らかに “口をすすいだ” のだ。
水を飲むという日々繰り返される単純な行為ではあるが、よくよく観察しているとラテの知能の高さが分かって実に興味深く感心することしきりのオトーサンなのだ…。


Apple 、1992 Who's Who〜Pacific Market Forum〜The Power of Partnershipを手にして

久しく忘れていたひとつの資料が出てきた。確認して見ると2006年11月に「Pacific Market Forumに見る『1992 Who's Who』の思い出」と題して一文を載せているが、今回は当時の極東マーケット名簿として作られたこの資料に再度目を向けてみよう。


リングで綴じられた407ページの名簿資料はその表紙にあるとおり1992年のMACWORLD Expo San Franciscoに合わせて開催された「Pacific Market Forum」向けにと制作されたものだ。
Expoのどのくらい前だったかはすでに記憶にないが、写真とともに住所やらの企業情報を送ってくれとアップルジャパンから依頼が入ったことは覚えている。

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※アップルが1992年MACWORLD Expo San Francisco時に開催された「Pacific Market Forum」向けに制作したPacific Marketに従事する人たち407人の名簿「1992 Who's Who」


そのときにはどのようなものに使われるのかははっきりしなかったがExpoの最中、名物のケーブルカーが通るパウエル・ストリートをノブヒルと呼ばれている市内で一番高い地域に向かうとあるフェアモントホテルで「Pacific Market Forum」は開催され、その場で手渡されたのだと思う。

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※私はフェアモントホテルの一室で行われたミーティングに駆り出された。壇上向かって右が筆者


1992年当時のアップルの市場、特に日本市場の規模を知るにはうってつけの資料の1つだと思うが、日本市場はまだまだ小さなマーケットでしかなく米国本社直属の組織ではなかったのである。したがって日本のマーケットはオーストラリアなどを含む極東地域というカテゴリーの一員だった。

「1992 Who's Who」はその名の通り、この極東地域のマーケットでアップルのビジネスをしているキーマンたちの名簿という意味合いなわけだ...。そして国別と共にアップルの社員かそれ以外のコンサルタント、デベロッパー、パブリッシャー、ディストリビューター、ローカリゼイション・エキスパート、その他というビジネスカテゴリーによる分類が顔写真と共になされている。
さらに所属・タイトル・住所は勿論、電話番号やFAX番号、そしてAppleLinkのIDなど、お互いに即連絡を取り合えるデータが掲載されていた。

ただし時代とは言え今から思えばアップルが作るアイテムとしては高級感もなければユニークさもない。針金のリング綴じ、単色の印刷はまだしも極々当たり前の仕様というかデザインだ。アップルロゴも表紙に1箇所小さな白抜きの単色で使われているだけだし説明不足と考えた補足なのだろう、表紙の裏にはカテゴライズの説明の紙が貼られている。

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※補足事項が表紙裏に貼られている


過日若い方に見せたところ、使われている顔写真を「雑な印刷ですね」と評したのが印象に残っている。確かに「1992 Who's Who」407ページのそれぞれは当時のDTPでレイアウトされ、LaserWriterで出力したものを版下として使ったのではないか...。
ただし顔写真が雑と見えるのは時代としか言いようがない。なぜなら当時は市場にデジタルカメラというものがなく、あのアップル純正のQuickTake100でさえ1994年2月のリリースだった。

したがってアップルの依頼に応じた人たちが送ったのは一般的な銀塩カメラで撮り、プリントしたものだったはずだ。この網点が粗く見える写真は当時のMacintoshとLaserWriterによるページレイアウトの限界だったということになる。
勿論一般の印刷会社に依頼すればずっと綺麗な印刷物となったに違いないが、想像するに予算の問題はもとより「Pacific Market Forum」当日に間に合わせるため苦肉の策だったのかも知れない。

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※当時パシフィック・マーケットの責任者だったSatjiv Chahil氏のページ


また各人の写真だが、アップルジャパンとしては武内重親氏、原田永幸氏らの顔があり108ページには私も載っている。とはいえ当時どれほどのデベロッパー、ディストリビューターらがいたのか分からないが穴だらけに思える。中には目を瞑った写真の人もいて「なんだかなあ」と思ったものだ。さらに間に合わなかったのか、あるいは顔出しが嫌だったのかは不明だがかなりの人数の写真が載っていない。

ということで本来はパシフィック・マーケットでビジネスを営む企業や代表者、責任者たちの名簿を作りそのネットワーク化を図ることでアップルの市場をより活性化すべきと企画された「1992 Who's Who」だったはずが、正直一度も仕事の一環としてこのページを開いた記憶はない。

そもそも「1992 Who's Who」はパシフィック・マーケットのどこの誰が企画して音頭取りをしたのか不明だが、発想は良いとしても詰めの甘さと時間的余裕のない企画といったいわばアップルジャパンのいつもの弱点と危なっかしさを見せられた気がして個人的には妙な納得感を持ったものだった。
そんな一冊の名簿だが、現在まで残っているのはアップルの資料だから…という一語に尽きる。いまでは当該「Pacific Market Forum」に出席したことと共によい思い出である。




Canvas DRAW for MAC リリースに伴うベータテスト用ファイル提供依頼開始

日本ポラデジタル株式会社は5月12日、グラフィックソフトCanvasのUnicode対応製品「Canvas DRAW for Mac(仮)」のリリースを2016年秋に予定していることに伴い、動作検証のため旧バージョンのCanvas Mac版にて作成されたファイルの提供を広く募集すると発表。


Canvas Mac版製品のリリースはバージョンX(10)以降、長く期間が空いているためファイル互換性の検証のためのようだ。なお募集概要、ファイルの提供方法は下記Webページを参照のこと。

募集概要



機種や利き手を選ばないスマホケース「ジャーナルフリー・マルチサイズケース」発売

トリニティ株式会社は5月12日、Simplism「ジャーナルフリー・マルチサイズケース」を全国の家電量販店、および一部雑貨店を通じて5月中旬より販売すると発表。なお、本製品はTrinity Online Storeでも取り扱いする。


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Simplism「ジャーナルフリー・マルチサイズケース」は、機種や利き手を選ばない左右両開き対応のスマホケース。背面センターカメラ、背面指紋センサーなどにも対応した形状の粘着シートなのでより多くのスマホに対応している。

・スイッチや利き手に合わせて選べるフリップの左右開き
・卓上スタンド機構
・2つのカードホルダー
・画面サイズ4.7インチから5.2インチまでのスマホに対応(Mサイズ)
・画面サイズ5インチから5.5インチまでのスマホに対応(Lサイズ)

ジャーナルフリー・マルチサイズケース
ジャーナルフリー・マルチサイズケース for レディース




インスタグラム、アプリアイコンとユーザーインターフェース(UI)を一新

インスタグラムは5月11日(米国時間)、新たなアプリアイコンとユーザーインターフェース(UI)を発表した。インスタグラムの単独アプリ「ブーメラン」や「ハイパーラプス」、「レイアウト」も、統一感を持たせた新しいアイコンを使用する。また、シェアされる写真・動画が際立つよう、インスタグラムアプリ内のUIをよりシンプルに変更している。


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サービス開始当初のインスタグラムは主に、フィルタで編集した写真をシェアする場所だった。5年以上が経った現在、インスタグラムは様々な興味や関心を持つ人々のコミュニティへと進化を遂げている。数多くの写真や動画がシェアされ、「ブーメラン」や「レイアウト」などのツールを使ったり、検索機能で新たなコミュニケーションが生まれたりしている。このようなコミュニティの成長と進化にインスパイアされ、インスタグラム上で利用者がビジュアルに託して語るストーリーの豊かな個性や多様性を反映したアイコンを作りたいと考えたという。

従来のデザインにインスピレーションを得ながら、よりシンプルなデザインに変更されたアプリアイコンはカメラの多機能性を表現し、レインボーカラーはグラデーションという形で取り入れている。
加えて、これまでに発表した単独アプリ「レイアウト」「ブーメラン」「ハイパーラプス」のアイコンも統一感を持たせている。

■インスタグラムのダウンロード
iOS版: 
アンドロイド版



ファイルメーカー、新バージョンFileMaker 15プラットフォームを発表

ファイルメーカー株式会社は2016年 5 月11日、実績あるカスタムApp プラットフォームの新バージョン、FileMaker 15を発表した。この最新バージョンのFileMakerプラットフォームでは、モビリティ、自動化と統合、使いやすさ、セキュリティ、およびパフォーマンスの5つの重要分野で新機能が追加され、カスタムApp開発のために必要不可欠な機能が強化されている。


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FileMakerプラットフォームには、独自のビジネスニーズに合わせてカスタムAppを作成するための基本機能がすべて備わっている。作成したカスタムAppは柔軟で簡単に統合でき、iPad、iPhone、Mac、Windows、Webでシームレスに動作かる。

FileMaker 15プラットフォームの新機能:

●モビリティ: Touch IDがサポートされ、指紋認証でカスタムAppを開けるので、セキュアにアクセスできる。そして3D Touchがサポートされ、特定のカスタムAppに素早くアクセスできる。新しくApp Extensionsをサポートし、コンテンツのカスタマイズやクラウドベースのファイル共有が可能になった。iBeaconをサポートし、iBeaconデバイスから通知されるデータに基づく適切な近接情報をカスタムAppで取得できる。また、FileMaker WebDirect機能を使用して、スマートフォンのWebブラウザからカスタムAppにアクセスできる。

●自動化と統合: 製品内ソフトウェア更新やスクリプトワークスペースの機能強化など、効率化のための時短ツールが搭載された。スクリプトワークスペースでは、元に戻す操作を複数回実行できるので、確定させるまで編集中のスクリプトを復帰できる。また、問題のある箇所のテキストが赤く強調表示され、簡単に識別できる。新しいESSアダプタで、接続できる外部SQLデータソースがさらに増え、PostgreSQL、IBM DB2にも接続できるようになった。

●使いやすさ: 新しい基本のStarter Solutionを使って、連絡先、目録、コンテンツ、タスクの管理をすぐに始めることができる。新しく再設計されたWebベースのヘルプでは、メニューから必要な情報をさらに短時間で検索できるようになった。ヘルプをダウンロードしてオフラインで使用することもできる。FileMaker Proのステータスツールバーのデザインが一新され、カスタムAppのユーザインターフェースが向上した。

●セキュリティ: 新しいマスク付き編集ボックスでは、画面に表示したくない機密情報を非表示にできる。セキュリティ事前警告の新機能で、無効なセキュリティ証明書を持つホストや Webサイトに接続しようとすると接続前に警告が通知される。FileMaker Serverでは、より多くの有力ベンダーのSSL証明書がサポートされる。中間証明書、SAN証明書、およびワイルドカード証明書もサポートされた。

●パフォーマンス: 最長呼び出しの使用状況ログで、FileMakerプラットフォーム内で起きている低速化の原因を診断できる。ポータルの進行状況バーには、ポータルのデータのフィルタリングおよびソートがいつ完了するかが示される。ポータルのフィルタリングやソートのプロセスが他の操作とは別にバックグラウンドで行われるようになったため、これらの処理の実行中もカスタムAppの使用を継続できる。

●新しいライセンスモデル: ユーザ数ベースのライセンスプログラム、FileMaker Licensing for Teams (FLT)を新しく開始した。FileMakerソフトウェア5名以上のチームで使用する場合に最適。ユーザは、デスクトップではFileMaker Pro (ユーザ接続用)を、iPad/iPhoneでは FileMaker Goを、WebブラウザではFileMaker WebDirect機能を使って、FileMaker Serverにアクセスし、情報を安全かつリアルタイムに共有することができる。

【価格と販売について】
下記FileMaker 15製品ラインのソフトウェアが本日より発売。公式ストアのFileMaker Store、またはFileMaker製品取扱店で購入可能。

FileMaker Pro 15:38,000 円
FileMaker Pro 15 Advanced:63,000 円
FileMaker Server 15:99,000 円(ボリュームライセンスのみ)
FileMaker Licensing for Teams (FLT) 5ユーザ接続:96,000円(年間利用料金)
(上記価格はすべて税別の希望小売価格)

新バージョンFileMaker 15プラットフォーム




私のイライザよ!ガラテアよ!造形プロジェクト第2弾〜準備編

お気に入りのヘッドマネキンを顔だけではなくバストアップ程度のビジュアルが撮れるようにと紙粘土や発泡スチロールなどを使い、初めての経験ながらボディの造形を試みたことを過日ご紹介した。まずまずそれらしくはできたと思っているが不満も多いので再び別のやり方を考えてみた。題して「私のイライザよ!ガラテアよ!造形プロジェクト第2弾」だが今回はその準備編をお届けする(笑)。


まず「イライザ」と聞いてコンピュータに興味のある方ならMITのジョセフ・ワイゼンバウムが1964年から1966年にかけて書き上げた自然言語処理プログラム ELIZA を思い出す人が多いかも知れない。

ただしワイゼンバウムが付けたこの名はジョージ・バーナード・ショーの戯曲「ピグマリオン」の登場人物イライザ・ドゥーリトルにちなんだものだ。
この戯曲「ピグマリオン」はミュージカルやその映画化作品「マイ・フェア・レディ」の原作にもなったことはご存じだと思う。そのヒロインである花売り娘の名も勿論イライザだ。

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※1964年制作「マイ・フェア・レディ」。主演はオードリー・ヘプバーン、レックス・ハリスン


そもそもの「ピグマリオン(ピュグマリオーン)」とはギリシア神話に登場するキプロス島の王の名だった。様々な解釈や伝説のバリエーションがあるものの、その1つをご紹介すれば、彼は現実の女性に失望し自らの理想…女神アプロディーテーの姿に似せて象牙の塊からその姿を掘り出すことに熱中する。ガラテアと名付けた像を掘り進むうちにピグマリオンは自らの彫刻に恋をしてしまう。彫像に接しているうちに彼の思いはさらに強くなっていき食事も喉に通らなくなってしまい次第に衰弱していく。その姿を見るに見かねた美の女神アプロディーテーがピグマリオンの願いを叶え彫像に生命を与えてくれる。ピグマリオンは生身の人間となったガラテアを妻に迎えたという物語である。

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※ジャン=レオン・ジェローム作「ピグマリオンとガラテア」 (1890)。彫像が生身の人間になる瞬間を描いている。メトロポリタン美術館蔵(ウィキベディアより転載)


このギリシャ神話は芸術家たちに大きな刺激とインスピレーションを与えたしバーナード・ショーの戯曲「ピグマリオン」もその後の舞台、映画、文学に多大な影響を与えたことは周知のとおりである。ために "像=人形" に恋をするという行為を「ピグマリオンコンプレックス」と呼ぶようになった…。さらに「男が自分の好みに合わせて女性を教育する」といった意味も含まれるというから確かに危ない種を持っているし「マイ・フェア・レディ」もそうした典型的なストーリーだ…。

だから、友人たちがきっかけは仕事だったとはいえ、マネキンに関しての情報を集めるだけならまだしも実際にマネキンを手元に置き、さらに頭しかないヘッドマネキンにボディを造作しようとする私に「お前...大丈夫か?」と心配してくれたのはこうした背景もあるわけだ。ただし明言しておくが、私は生身の女性に失望したわけでもなし、人形やマネキンより人間の方が絶対に好みなので念のため(笑)。

さて私のことはさておいて、今回の造形について自身の覚書的意味も含め、その準備段階を簡単に記しておきたい...。
まずなぜこんな面倒なことをやろうとするのか、マネキンなどいくらでも売ってるではないか...と思われるかも知れない。しかし初めて仕事絡みでマネキンの調達をやってみたが予算の問題もあるし今回のコンセプトに合い、かつ私の好みの顔のマネキンをと海外のメーカーは勿論、AmazonやeBayなども探してみたがフルボディのマネキンで納得のいく "顔" はなかったのである。

ただし面白いもので同時にマネキンの材質やその取扱方法などを学んでみようとたまたまウェブで見つけた安価なヘッドマネキンを手にしたが、その表情に...まあ惚れてしまったわけだ(笑)。できるならこの顔を持つ、すくなくとも半身のマネキンがあれば撮影の小道具として仕事に活用できると考えたのがそもそもの発端だった...。

ともかく前回は腰から下は下着のディスプレイ用の樹脂製ユニットを使ったが、ウエストから肩まではすべて芯材として発砲スチロールと一部針金を使い、その上を紙粘土で固めるという方法をとった。何しろ彫刻といったものに興味はあるにしろ実際にそれらしいことをやったのはすでに40年ほども前の事だから...言い訳めくが容易に思うような造形ができるはずもない。

ただし「ピグマリオン」とは違い、これは服を着せるための造形だ。したがって多少デコボコしてようが一部に穴が空いていようが見えない部分には注視しないことにしたが、そもそも人の形...それも実寸大で造形することの難しさをあらためて知った。したがって2度目は同じ方法はとらないことにした。

今回最大のミッションは造形的により完璧であることを目指したいと考え、ゼロから原型制作みたいに自分で作り上げるのではなく出来合いのトルソーを加工しようと発案した。そこでeBayでいろいろと探してみると首から腰下までの樹脂製トルソーマネキンが多々あることを知った。無論それらにも様々なポーズというかバリエーションがあるが、このトルソーにヘッドマネキンの首を繋げることができればベストではないか...。

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※eBayで探した樹脂製トルソーが届いた


決断した私はまずそのトルソーを手に入れたが、確認するとこの成型は中空とはいえ厚みは3mmほどもある硬質樹脂でできている。これを思うように切断するには最低限の道具がいることは明白だ。ということで樹脂切断用の糸鋸や鋸、ドリルの刃、耐水性紙やすり、そして紙粘土などを揃えてみた。とはいえ「言うは易く行うは難し」だ。こんな柔な道具で巧く行くのか...。

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※トルソーとヘッドマネキンを合体させて私なりのイライザ、ガラテアを作ろうという計画だが...(上)。最低限の道具を呪えた(下)


スティーブ・ジョブズは自分の事を「私は製品指向の人間だ」と言っているが、私はといえば「造形指向の人間」なのかも知れない。
長い間パーソナルコンピュータを使い込み、デジタル云々を追い続けてきたがそれ以前に絵を描き、クラシックギターやリュートもどきの楽器まで製作したし、いままたマネキンのボディ制作を彫刻でもやるかのような情熱をもってことにあたっている...。実体のあるモノ作りが好きなのだ。

さて続きは「私のイライザよ!ガラテアよ!造形プロジェクト第2弾」の結末をお楽しみに。といっても…まあ、楽しみにする方などほとんどいらっしゃらないとは思うが(笑)。



顔認識システムつきホームカメラ「Netatmo Welcome」の実演即売会開催

フォーカルポイント株式会社は本日、2016年5月14日(土)、15日(日)の2日間、神奈川県藤沢市のビックカメラ 藤沢店において顔認識システムつきホームカメラ「Netatmo Welcome」の実演即売会を開催すると発表。


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当日は、弊社販売スタッフが「Netatmo Welcome」の特徴や魅力を伝える実演デモンストレーションを行い、導入を検討されているお客様の相談や質問等に答えるという。また、イベントでは即売会も開催する。

【開催概要】
開催日時 : 2016年5月14日 (土) 12:00~20:00
          15日 (日) 12:00~20:00
     会場: ビックカメラ 藤沢店 5F セキュリティカメラコーナー

ビックカメラ 藤沢店

【Netatmo Welcome 顔認識システムつきホームカメラ について】
Netatmo Welcome 顔認識システムつきホームカメラ(ネタトモ ウェルカム)は、顔認識システムによりカメラに映った人物の名前をスマートフォンに通知するスマートホームカメラ。自宅に設置して家族の帰宅や、在宅の確認のほか、未登録の人物の侵入などの通知をスマートフォンに受けることができる。

製品ページ



Macテクノロジー研究所の新しいウェブサイトが本日オープン!

おかげさまで多くの方々にご覧いただいている当ブログですが、些か趣を変えた新しいウェブサイトを本日5月10日に正式オープンいたしましたのでご案内いたします。なお当ブログも継続いたします。


当ブログはタイトルのとおり、2003年よりいくつかのウェブサイトを経てAppleやそのプロダクトをテーマとし、パーソナルコンピュータの歴史を含めてさまざまな考察を行ってきました。為にコンピュータやガジェットの話題となれば意図的にAppleとそのプロダクトが中心で、他のプラットフォームやプロダクトの話題はあえて取り上げないようにしています。

しかし時代はこの数年急速に動き、すでにパーソナルコンピュータという言葉も死語同然であり、巷にはiPhoneが溢れています。
もともと私は「パソコンで絵を描きたい」という夢を持って1977年この世界に手を染めましたが、無論当時それはまったくの夢物語でした。それから40年ほど経過しやっと何の衒いもなくMacやiPadで絵を描ける時代が到来しました。

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※新しいウェブサイトのトップページ例


1980年代、パーソナルコンピュータといえば大型コンピュータとは比べものにならないほど非力でした。しかしジェイムズ・バラット著「人工知能 人類最悪にして最後の発明」(ダイヤモンド社刊)によれば、2010年にリースされた iPad 2の演算スピードは1985年頃のクレイ2型スーパーコンピューターと同じ速度だそうです。そして1994年の世界の高速スパコン500傑にも入ってしまうといいます。

これは個人的な意見、考えではありますが、すでにハードウェアとしてのパソコンやガジェットの性能をあれこれと振りかざす時代ではなく、そもそもスティーブ・ジョブズがMacをして「知的自転車」と称したごとく私たちはそれで何が出来るのか、私たちの日常にどう関わってくるのか...という体験がより重要な時代になってきたと思います。

要はパソコンやスマートフォンあるいはそれらに関わるOSやソフトウェアの多くは私たちの "目的" ではなく日々を楽しく有益なものにするための "手段" であるべきです。勿論これらハードウェアやソフトウェアを愛で興味の対象とすることにまったく異論はありませんが...。

ともあれ新しいウェブサイトでもMacがどうの、iPhoneがどうの...という情報も拾いますが、そうしたデバイスがこれまで以上に関わってくるであろう音楽、ファッション、映画、美術や芸術活動、そしてなによりも私たちの日常生活といった分野により目を向けたいと考えました。そうしたことが新しいサイトを生む原動力となったものの、もっと現実的な背景もあります。

ひとつは現行のブログは情報の送り手として使い勝手は良く簡便ですが、様々な制約があります。例えばこれまで膨大な考察や資料公開をと情報提示してきた多くのアーティクルですが、様々な工夫はしたものの、ブログの機能上それらは時系列の流れに埋もれ、古い情報にアクセスしていただくのが大変難しいわけです。
新しいサイトはそのナビゲータの役割も果たしたいと考えています。

また、新しいサイトはAdobe Muse CCで制作しています。これまたオールマイティなツールではありませんが、特にデザイン面では自由度が高く非常に楽しいツールです。そうした新しいツールを使いつつ、遊び心を刺激する発信ができることを目指したいと思います。なによりも私自身が楽しみ冒険できるサイトでありたいと思っています。

なおURLは2013年来封印していた mactechlab.jp ドメインを使い、新たにレンタルサーバー「XSERVER」上に構築しました。さらに macテクノロジー研究所.jp という日本語ドメインも使えます。
ただしコンテンツはもとより一部はまだまだ構築が不十分かつ未整理な箇所もありますが順次充実および修正していく所存です。

すでにブログとかウェブサイトによる情報発信という形は時代の流れに逆らっている感もありますが、性に合っているからこそ続けられているに違いありません。古いとか新しいということではなくこれからも自分の身の丈に合った情報発信を続けていきたいと考えますので当ブログ同様ご支援をいただければ幸いです。

 新サイトURL : http://www.mactechlab.jp

Macテクノロジー研究所 主宰:Junichi Matsuda




Anker SoundBuds Sport イヤホンレポート

モバイルバッテリーで知られているAnker製のBluetoothイヤホンが安かったのでポチってしまった。安価な製品がいくつあってもあまり変化は望めないのは分かっているが、目新しい製品はやはり試したいものだ...。


そういえばここのところ手にするイヤホンは皆Bluetoothのものばかり...。好みもあるだろうし音質を最優先するなら有線(洒落ではない)の方がよいのは分かっているが、コードレスを味わってしまうと元には戻れないほど使い勝手が良いし扱いも楽だ。

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※iPhone 6s PlusとAnker SoundBuds Sport イヤホン


さてこのAnker SoundBuds Sport の特長はといえば、120mAhの高密度バッテリーを採用し一度の充電で8時間も連続再生が可能なことがあげられる。連続はともかくフル充電しておけばまず丸一日外出してもバッテリー切れに合うことはない理屈だ。

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※Anker SoundBuds Sport イヤホンのパッケージ(上)と同梱品一覧(下)


そしてIPX4レベルの防水構造であり汗はもとよりだが、スポーツ時などで雨に降られても大丈夫なので安心して使える。
また後述する音質以前に装着性がよく外れにくい点は重要だが、この点は私の耳にはフィットして丁度良い感じだ。勿論犬との散歩途中に走っても外れることはなかった。ただし付属の3種類のイヤーチップ(S/M/L)とイヤーホック(S/M/L)を試して自分に一番合うものを使うことが前提だが…。

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※私の耳にはイヤーホックも含めて装着感は良かった


問題の音質だが、正直大きな期待はしていなかったし、様々な評価の中には酷評もあったが値段を考えればまずまずではないだろうか。ただしあえて踏み込んだ印象をいえば、まず高音に多少しゃりしゃり感があり艶が乏しいし低音もよく出ているものの厚みがない...といった感じになる。
正直長時間のリスニングでは多少疲れを覚えるが、好き嫌いや音楽のジャンルにも関係するものの容認できないほど悪い音ではない。

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※右用ユニットの電源ボタン長押しでiPhoneとのペアリングも簡単。2秒押しでSiriも起動


好みの音楽を最良の音質で聞きたいと思うのは人の常だが、個人差や好みも含めて音の評価は難しい。私が持っている中で音質面からいって最上級のものはワイヤータイプだがSHURE E4cだ。値段も当時3万円以上した製品だけのことはあって音に艶が感じられ臨場感にも優れている。
まあこのSHURE E4cと比較されたのではAnker SoundBuds Sport に勝ち目はないが、1年ほど前に手に入れたSoundPEATSワイヤレス スポーツ ヘッドセットQY7と比較して見ると違いがよくわかると思う。

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※左用ユニットの両サイドにはUSB充電コネクタ部(上)とボリューム調節ボタン(下)が装備されている


両者のイヤホンで、リュートやクラシックギターといった弦楽器、ジャズ、クラシックのピアノや管弦楽、ロック、ボーカルなど一通りの音楽を聴いた結果だが、QY7の方が弱冠聞きやすいように思えた。
最近は数千円でなかなかのイヤフォンが手に入る時代になったから期待も膨らむが、やはり音質面ならJBL/yurbuds LIBERTY ワイヤレス スポーツイヤフォンのように1万円ほどの予算をかけた方が失敗は少ないに違いない。まあこれはイヤフォンに限ったことではなく世の常だが...。

さて、Anker SoundBuds Sport はiPhone 6s Plusで愛用するわけだが、そもそも私の耳は特別良いとは思っていないし加齢による高音部の聴き取りが鈍くなっているのは事実だろうからあまり偉そうなことは言えない。しかし様々なイヤホンやヘッドフォンを試してきた中で些か好みに合わない場合は「Denon Audio」というiOSアプリを介すことにしている。2014年のリリースだから現在では他にも同種のアプリが登場しているだろうが、私はこれが性に合っているので使い続けている。

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※「Denon Audio」というiOSアプリで周波数特性を調整し好みの音にするのも一考


要はAnker SoundBuds SportでiPhoneのミュージックを再生する場合、「Denon Audio」のアプリ経由で聞けばイコライザー機能で周波数特性を補正することができるわけだ。実際にこれで高音部もいささか低めにして中音部を持ち上げてやるだけで好みの音になる。勿論だからといってこれだけでAnker SoundBuds Sport が高級機に匹敵する音質になるわけではないがずっと聞きやすく疲れにくくなることは確かだ…。

ということで、Anker SoundBuds Sport は私の耳には装着感がよいのでしばらく愛用してみようと考えている。それに私の場合、外出先での利用はそもそもがBGMだ。真からよい音で音楽を楽しもうと音楽と向かい合う使い方ではないわけだし、CVC 6.0ノイズキャンセル機能搭載で通話時にクリアなサウンドも期待できる。したがって普段使いはある意味この製品で十分なのかも知れない。





AppleとSAP、iPhoneとiPadを使った業務を改革すべくパートナーに

アップルジャパンは5月6日、米国報道発表抄訳として5月5日、AppleとSAPはiPhoneおよびiPad向けのパワフルなネイティブアプリケーションとSAP HANAプラットフォームの最先端の機能性を組み合わせて、あらゆる規模の法人顧客のモバイル体験を改革することを目的としたパートナーシップを発表した。


両社取り組みの一環として新たなiOSソフトウェア開発キット(SDK)とトレーニング環境も提供され、デベロッパ、パートナー、顧客はそれぞれの事業ニーズに合わせたネイティブのiOSアプリケーションを簡単に構築できるようになる。

Apple Press Info




ラテ飼育格闘日記(492)

最近、ラテとの散歩にかかわらず近隣を歩いているとワンコ連れの人を多々見かける。ブームというわけでもないのだろうが実際に周りの環境も良いからとワンコを飼い始める人たちが増えているように思える。先々週だったか、ラテを連れているとき「私も犬を飼いたいんですよねぇ…」と声をかけられることがあった。


オトーサンたちに限らず、ワンコ連れに近づいて来る人たちのパターンは決まっている。なぜならワンコ嫌いならまず近づくはずもなく近づくからにはワンコを好ましく思っている人たちに違いない。ただし好きだといっても飼ったことがあったり現実に今も飼っている人たちと10年前のオトーサンのように未経験の人たちとは些かアプローチが違う。

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※なにか貫禄さえ感じる今日この頃のラテ


それでも「何歳ですか?」「何犬かな?」「男の子ですか?」といった質問がお近づきの挨拶になることが多い。いや、間違っても飼い主の個人情報を聞いてはいけない(笑)。
冗談はともかく、これだけで初対面でも次の会話が成り立つのだからワンコ連れは最強である。ただし他のワンコはともかく我がラテは初対面の大人には男でも女でも吠えるからなかなか話しが続かないこともある。

しかしラテは相手をよく見るというか好き嫌いによって態度を変えるから面白い。やはり犬から好かれる人、警戒されない人というのはいるんだなあとオトーサンも感心することがある。そして数分のワンコ談義となるが、前記したようにここのところ「ワンコを飼いたいけど自分に飼えるか自信がなくて…」という類の悩み、質問を聞いた…。

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※オカーサンにチューをされて照れる?ラテ


こればかりは相手のバックグランドを知らないので何とも言いがたいが、漠然とした話しが多い中で「お金がかかりますよね?」という具体的な質問をされた。こういう質問なら良くも悪くもきちんと答えられる(笑)。
きちんと答えられるが、決して易しい質問ではない。間違いない答えとしては「お金がかかる覚悟が必要」ということだ。生涯病気や怪我もせずドッグフードと水だけで元気に過ごすワンコもいるだろう。そうしたワンコなら大きな費用はかからないとも思えるが、生き物を飼う飼い主の心得として、責任を持った飼い方をしなければならない。

まずワンコを探すことが必要だが、オトーサン的にはペットショップで買うより保健所やボランティアの人たちが保護しているうちから相性の良いワンコを探して欲しいと切に願う。血統書があるなしがワンコの価値を左右することなどあるはずもないし、殺処分を一匹でも少なくできたら飼い主のひとりとして嬉しいと思うからだ。また血統書付きのワンコは数十万円もする場合があるものの、施設からの引取ならリーズナブルだ。

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※オトーサン!ご無体なことは止めて!と...(笑)


それでも避妊手術代、市役所への登録費用は勿論、毎年1度は狂犬病予防接種、ワクチン接種、フィラリア予防投薬といった健康を維持するための費用が発生する。このうち狂犬病予防注射は不可欠なものだが、フィラリア予防あるいは万一フィラリアに感染していたならその駆除の薬はこれまた優先事項だ。
一昔前のワンコたちの寿命が短かったのはひとえにこのフィラリア対策をしていなかったからだというしワンコにとってフィラリア感染は実に苦しいものだというから飼い主の責任できちんと対処しなければならない。

ちなみに飲み薬の多くはワンコの体重により量が違うが、ラテが飲んでいるフィラリア予防の薬は体重別で価格差がある。そしてこの薬は蚊が飛び始める5月頃から11月あるいは12月まで月1度飲ませる必要があるが、ラテの場合は1,800円/月の費用がかかる。
健康診断にしても投薬にしても、そして手術にしてもワンコの場合は保険が効かない。勿論民間のワンコ保険は存在するが当然加入すれば通常年間数万円の保険料は必要だ。

これまたラテの場合はアトピーを発症しているので朝晩飲み薬を飲ませているが1ヶ月分にすると約9,000円の薬代がかかる。これに年1回の健康診断、2ヶ月ほどの間隔で行く美容室の費用といったオプションも必要かも知れない。
勿論毎日のことで欠かせないのは食事だ。良質のドッグフードと水さえあれば良いというが、室内飼いならハウスやマット類、トイレシートや散歩時のウンチ袋といった消耗品もかかる。そして首輪はもとより散歩時にはハーネスやレインコート、リードも必要になる。

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※顔馴染みとなった小学生男子と至福の一瞬を過ごす


ただし金をかければワンコが喜ぶというものではない。ブランド品の首輪を選ぶより安全で確実な品を選ぶのが大切だし、ウンチを拾う市販の袋を使わずビニール袋とトイレットペーパーや新聞の折り込み広告などで工夫している飼い主さんもいる。
なによりも健康・安全が大切であり、そうであればワンコを飼う直接費用は驚くほどの額ではないだろう。問題は飼い主がいくら注意をしていても病気になったり怪我をする場合があることだ。そうした際に可能な限りその命を守る覚悟がなければワンコを飼うことは止めるべきではないか。そして途中で責任放棄するなど言語道断である。

なによりも必要なのは…今更ありふれた台詞になるが…溺愛することではない。惜しみなく愛情を注ぐことだ。パートナーとして家族として一緒に過ごす十数年は金に換えがたい大きな幸せを飼い主にもたらしてくれるに違いない。そしてワンコだけではないだろうが、ペットを飼うことは自分をも見つめるよい機会でもあると痛感している毎日である。




最初の自分カメラ「リコーオートハーフ」

戦後生まれだからというわけでもないが、子供の頃はカメラどころの話しではない生活が続いていた。無論それは後から振り返って分かることで、両親は苦労の連続だったに違いないが私はありがたいことに腹を空かせた記憶もなかった。しかしカメラが欲しかった...。


とはいえ願ったところで自分専用のカメラを手にすることができるはずもないことは明白だった。しかし確か中学生のときだったか、何かのイベントか校外学習といった出来事がきっかけだったのと思うが夢が実現するときがきた。

私は母に誘われ一緒に地元の商店街まで出向いた。母と2人で商店街まで歩くといったこと自体、多感な年代の男子にとって日常の出来事ではなかったはずだし振り返っても母と2人で買い物に行き、何か自分だけのものを買ってもらった記憶もない...。
母は「一緒においで」といったきりで、どこに何しに行くかは言わなかった。私はまた内職の材料でも取りに行くのかといった軽い気持ちで母の後を追った。

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※初めての自分カメラとなったRICOHオートハーフ


どういうわけか母は商店街のカメラ店に入っていくではないか。贔屓目に見てもカメラ店と母はマッチングしない(笑)。何事かと思ったら、なんと私用にカメラを買ってくれるというのだ…。有頂天になった私はそのカメラ店における母のやりとりをいまだに忘れられないでいる。

そうした訳だから最初からこのカメラにしよう…というような案はまったくなかった。たぶんに店主が子供でも使えるカメラ、そして価格的に高価な製品は論外だったこともあったのだろう、勧められた「リコーオートハーフ」を購入することになった。母は現金一括払いではなくその頃商店街が勧めていた月賦(分割払)で買ってくれた。その「リコーオートハーフ」が私にとって初めての自分専用カメラとなった。

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※ボディの背面


それにしても楽々とカメラを買うことができるほど家計が楽ではなかったことを知っている私は飛び上がらんばかりの嬉しさと同時に一抹の後ろめたさを感じたことを覚えている。
ともあれ1962年11月に発売された「リコーオートハーフ」は写真の知識が皆無な子供にとって最良のカメラだったようである。小型軽量なうえにレンズの突出もなく持ち運びが楽だったこと、そして自動露出と固定焦点の組み合わせだけでなく独自のゼンマイによるフィルム自動巻き上げ機能は自慢の種だった。「シャッターだけは押してね」がキャッチコピーだった。

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※底に装備された大きいダイアルがフィルムを自動的に巻き上げるゼンマイ機構


現在当研究所にある初期型の「リコーオートハーフ」を眺めるとあらためてその小型なことに驚くし何よりも私にとってこの「リコーオートハーフ」はカメラ店で月賦購入手続きをする小柄な母の横顔と歯切れの良いしわがれ声を思い出す縁でもあるのだ…。

その「リコーオートハーフ」をいつ頃まで使ったかについては定かではない。事実高校の修学旅行時には別のカメラを提げている写真が残されている。
カメラに対する愛着はその後も続き、就職した年の最初のボーナスで初めて一眼レフカメラを手に入れたことも記憶に残っているし、その後も覚えてないほど多くのカメラを買った。しかしあの夕暮れの商店街で母に買ってもらった「リコーオートハーフ」を抱えながら帰ったときほど感激したカメラはいまだない...。


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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員