ラテ飼育格闘日記(361)

怒濤の引越は終わった…。台風上陸もあり得るといわれていた当日は夕刻には雨脚も激しくなってきたものの作業開始の朝一番には小雨程度だったので助かった。梱包は小1ヶ月前から始めたので多少余裕があるかも…と思っていたが、後から後から出てくる荷物に翻弄されやはりというか、前日はまともに寝ることができなかった。


いやはや、大変な引越となった。まず天気が悪いことが気持ちをより憂鬱にさせる。ただし台風27号が上陸するかも知れないと覚悟をしていたものの、雨だとはいえ暴風雨の中の引越作業ではなかったことは幸いだった。
引越の前日、オトーサンたちは夕方にラテをペットホテルへ連れて行った。無論引越作業にラテは邪魔になるしラテ自身にも怪我でもさせては…という配慮である。しかしラテにとっては我が家に来てから我々と離れて一日を過ごすという経験はなく、ましてやペットホテルで一晩過ごすということも初めてなのだ。

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※七年間お世話になったこの広い公園も毎日来るには遠くなってしまった...。とはいったものの結構通ってます(笑)【クリックで拡大】


オトーサンは小心なラテがたった一晩とはいえ檻の中で我々と離れて過ごすとなればどんな気持ちになるのかと心配しつつも、今度ばかりは勘弁してもらおうと小雨の中レインコートを着せてペットホテルの美容室に向かう。
そんな親心を知るはずもないラテは途中で自分の向かう先を早くも察知して抵抗を見せるが、攻防戦の末にラテをいつも綺麗にしてもらっている美容室に連れて行った。ここはペットホテルもやっているので少しでも知っている場所が良いからと選んだ次第なのだ。

一泊するに際してオトーサンは当日の夕食と翌日の朝食分の餌を別々にジップロックに入れて持参した。それらと共にリードを担当のオネーサンに渡しながらもオトーサンの胸は潰れそうだった…。
ラテは最初対抗したもののオネーサンにリードを持たれてからは意外に素直にガラス張りの向こうにある檻に入っていった。それを見届け、二度の散歩をお願いして店を出た。
そしてオトーサンたちはその帰り道、駅ビルで夕食を取ることに…。注文した品が来るまでの間、女房と「ラテのことは心配してもはじまらないから、しばし忘れることにしよう」と申し合わせをしたものの、ふと目を店内の向こうにやるとそこには「抹茶ラテ」の看板が(笑)。

覚悟はしていたもののその夜は片付けが終わらずまともに睡眠をとることができなかった。そして予定通り当日の朝8時から引越作業が開始された。いろいろと思い通りにいかない点もあったが、ともあれ引越そのものは無事に終わった。しかし仕事とはいえ引越会社の人たちは大変だとつくづく頭が下がる。よくやっていただいた!
二台の大型トラックで運び出した荷物は当事者のオトーサンから見ても予想以上の量だった。その荷物を新しいスペースに入れつつどう考えてもダンボール箱の山になることは覚悟していたが、終盤になったとき担当者いわく「自分たちは荷物の搬入時、ともかくその日の寝場所は確保するよう努力して運び入れしているんです…」といいながらも「しかしお客様のケースは残念ながらそれを守れそうもありません」と苦笑する。そんな大変な引越であった。

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※暗くなって新居に向かう先には一筋の光明が...


実は引越当日、ラテの引取時間をせいぜい16時くらいには可能だと考えていたが、雨と荷物が多い事で17時になってもまだ終わらない。ペットホテルは18時までだが、ラテが気になったので後を女房にまかせオトーサンはラテを引取に出かけた。そして帰りに短い散歩をしてから自宅に戻ろうと考えた。
ペットホテルへは至極近くなったので早速飛び込むようにして店に入る。カウンターで料金を支払いながら「どうでしたか、ラテは…何か問題はありませんでしたか?」と聞く。
特に電話がかかってきたわけでもなし、オトーサンは「何も問題なかったですよ」という答えを期待していたが、オネーサンの話を聞きオトーサンは場所もわきまえず嗚咽してしまった...。

なぜなら、ラテは用意した夕食と朝食の両方とも食べなかったというではないか!そしてオネーサンは「ラテちゃんは食べてないことを知られたくないのか、食器を隠すようなこと…するんですよ」と苦笑する。
それだけでなく水も飲まず、二度の散歩時にオシッコもウンチもしていないという…嗚呼!
それを聞きながらオトーサンはガラス越しに昨晩ラテが入った檻を注視するとその中にラテの顔が見えた。ただしラテはオトーサンがいることをまだ分かっていないようだった。オトーサンは思わずガラス越しにラテに手を振りながら「ラテ!迎えに来たよ!」と声を上げてしまった。

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※新居でやっと笑顔を見せる...


その瞬間のラテの悲鳴にも似た歓喜の声(なのだろう…)をオトーサンは一生忘れない。
オトーサンの存在を知った瞬間、ラテは檻の中で「ピー」でもなく「ギエ~ッ!」というような高い鳴き声を発して喜びを表したのだ。人間と同様な思考ではないと思うが、もしかしたら一瞬でも「オトーサンたちに捨てられたかも?」と思ったとすればこれほど罪作りなことはない…。

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※疲れ果て、まだダンボール箱が片付かない新居の和室で爆睡するラテ


リードを付け、お店のサービスであるバンダナを首に巻いたラテはオトーサンに飛びついてきた。普段はこうした行為をオトーサンに対してとらないラテだからしてその心情は察するにあまりある…。
無論オトーサンはその身体をしっかりと抱きしめたが、心なしかそのボディは細く感じられた…(笑)。





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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員