1/6 フィギュア「The Young Steve Jobs」到着

レジェンド・トイズ (Legend Toys Limited)から予約申込が開始された直後にオーダーした “The Young Steve Jobs” 1/6 フィギュアがやっとクリスマス・イヴに届いた。これは70年台、80年台の若きスティーブ・ジョブズをリアルに再現したフィギュアだが、さて出来はどんなものなのか…。


言い訳めくが私はフィギュア・マニアではない。ただスティーブ・ジョブズのフィギュアのみ良いものを手元に置きたいと思ってきたが、同じくレジェンド・トイズから発売されて好評を得たというジョブズのフィギュアにしても購入していない。それはすでにボディやヘッドは勿論、衣装に至るまでを個別に蒐集し「これぞジョブズのフィギュアだ」と個人的に納得した逸品を所持しているからだ。したがって同じようなものは2つもいらない…。

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※当該フィギュアでお馴染みのポーズを真似てみた...


しかし今回のフィギュアはスティーブ・ジョブズ後年のひげ面ではなく1970年代から1980年代の若かりし姿を再現したものだというので物欲を刺激した次第…。それに付属品としてApple 1のフィギュアがあるというのでこれまた興味新々だった…。

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※レジェンド・トイズから届いた荷物(上)とダンボールの中のパッケージはApple 1を模したデザインになっていた


この製品、当初のアナウンスでは11月末にリリースということだったが12月に入っても特別なアナウンスもなく、これは本当に送られてくるのだろうかと正直少々不安になってきた矢先に送付したとのメールが届いた。なにしろクレジットカードによる決済はすでに引き落とし済みだったからである(笑)。
ところでこの「ヤング・スティーブ・ジョブズの70年代&80年代」には文字通り「70年代バージョン」と「80年代バージョン」がある...。フィギュアは無論同じだが付属する衣装が違うのだ。

「70年代バージョン」はジョブズのアイコンともいえる黒のタートルネックとジーンズだが「80年代バージョン」はダブルのスーツにシャツとネクタイ姿になっている。
私はといえば「70年代バージョン」を選んだ。こればかりは個人的な好みになるが、やはりジョブズらしさは黒のタートルネックとジーンズ姿だと考えているからだ。ただし時代考証的にはジーンズはともかく黒のタートルネックはApple復帰後に定着したわけだが、その事実には目を瞑ろう(笑)。

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※パッケージの蓋を開けると...


ともかく無事に届いたフィギュアは確かによく出来ている。ダンボール箱を丁寧に外した直後にまず驚いた!
なぜならパッケージがApple1を模したデザインだったからだ。
パッケージの蓋…まさしくApple1の木製ケース(実際は紙だが)の蓋を開け、臭いの残る黒いスポンジを取り去ると若かりしスティーブ・ジョブズが鋭い眼差しでこちらを見ている(笑)。無論黒のタートルネックとジーンズ姿、そしてニューバランスのシューズだ。さらにフィギュア本体の横にはやはり1/6サイズの林檎が2つ、Apple1の木製ケース、Apple1の回路基板完成品および交換可能な4種類の手が収納されている。

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※1/6 スケールのApple 1は木製ケースと基盤が別々に入っていた


肝心のスティーブ・ジョブズの顔立ちだが造形もよく塗りも丁寧だ。本物に似ているかどうかという点に関してはなかなかパーフェクトというわけにはいかないが、角度によっては間違い無くスティーブ・ジョブズであり、フィギュアとしては素晴らしい出来だと評価すべきだろう。その表情もこれまで写真で見ていたものより気のせいか、少し穏やかな気がする…。

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※その表情はまさしくスティーブ・ジョブズだ(上)。フィギュアはバランスよく置けばなんとか自立可能(下)


また前記したように今回の魅力のひとつは衣装だけでなくAppleという会社がスタートするきっかけとなったコンピュータ、Apple 1のこれまた1/6 スケールフィギュアが回路基板と、スミソニアン博物館収蔵でお馴染みのキーボード付き木製ケースを模したものが付属していることだろうか。

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※Apple 1のケースとマザーボードおよび予備チップなど


個人的な思いではあるが、先般Apple 1のレプリカを組み立てたばかりであり、そのフィギュアにまで巡り会えるのは奇遇というしかない(笑)。ビニール袋に入ったまま確認するとすでにRAMチップがひとつ外れているし74154のパーツがない。ただし予備という意図なのか、別途いくつかのチップ類が別梱包で入っていた。
特に見るべき点はケースだろうか。木製ケースにキーボードがつき、板を “APPLE” とくり抜いたところまで再現しているだけでなく本来は小型のモニターを固定するためだったようだが、ケース上面にはその金具も再現されている。
勿論ケースは簡単に開け閉めでき、これまた凝ったことにケース内部にはトランスが2個と配線まである。

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※1/6 のApple 1表と裏


さて、しかしなぜApple 1だったのか?
スティーブ・ジョブズの活躍した頂点のプロダクトといえばやはりMacintoshではないだろうか。この時期、なにかひとつ象徴的なコンピュータをフィギュアで作りたいとしたなら私は必然的にMacintoshでなければならないと思うが、いかがだろうか。ただし勘ぐればMacintoshの128K版を忠実に再現するとそのデザインやらアップルロゴなどの著作権問題をクリアしなければならず、Apple 1ならそうした問題は発生しないという判断だったのかも知れない…。

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※マザーボードをケース内に入れてみた


ともかくコンピュータのフィギュアというのも面白いが、なるべく忠実に再現しようという意図はくみ取れる出来である。ぱっと見はApple1の特徴的ともいえる大きなコンデンサーやヒートシンクもあるし6502 CPUや隣の6820 PIAもあればメモリチップの数も実物と同じだ。回路基板全体もなかなかよく出来ているし裏面もハンダ付けの跡を思わせるビジュアルもある。
それだけに、粗探しのようだがここまで拘るならすべてをそれらしく作って欲しいと思う点もいくつか目立つ。いや、抵抗やらコンデンサーなどなど細かなパーツが付いていないといったことではない…。

例えばボード上のロケーションでいうところのC2の部位には本来抵抗が6個ならんでいるわけだがフィギュアにはICチップとなっている。さらにC1部位は "6800 ONLY" とCPUを6800で動作させる場合のオプション回路であり、ここは通常ソケットだけのはずだ。

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※思っていたよりもよく出来ていたので嬉しい!


まだまだ色々と難はあるが、そもそもがApple 1という希有なコンピュータの雰囲気を味わってもらうためのオマケであろうからして酷な注文をすべき対象ではないのだろう。
ともあれ、これはジョブズのファンであれば欲しくなること請け合いのフィギュアだと思うし、私にとって最良のクリスマスプレゼント(自分で買ったのだが...)となった。



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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員