ラテ飼育格闘日記(374)

女房が会社を退職したことでラテとの散歩も賑やかになった。いろいろな手続きのため留守にすることはあるが、それ以外は家にいるのでラテは大喜びだ。これまでウィークディはオトーサン1人でラテの散歩をやってきたが、オカーサンも一緒なのでラテのはしゃぎ具合を見ているだけでオトーサンは幸せになれる(笑)。


前回は我が娘と同じ名前のワンコと遭遇したことをご紹介した。今回はまず引っ越しした新しい環境下で初めてラテが心を許したワンコと出会ったことからお話しをしてみよう…。
まあ、心を許したというのは些か大げさで、本当の所はラテに聞いてみないと分からないわけだが、それでも日々朝夕の散歩で出会うワンコの数は決して少なくないはずだ。しかし残念なことに大型犬でもあるいは小型犬でもラテが好んで近寄り、吠えたり唸ったりしないことは勿論、遊ぼうとするようなワンコには出会っていなかった。

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※なにかを訴えたい表情のようです(笑)


最近は年齢を重ねたからか、昔からの友達ワンコと出会ってもお互いに走ったり、身体をぶつけたりして遊ぶ気配を見せない。せいぜい鼻面を付き合わせて「おっ、元気?」とでも確認しているのか、静かな体面で終わってしまう。ましてや日々お会いする小型犬のほとんどにラテは唸ったりして実に愛想のない娘なのだ。
しかし面白いことに以前から通っていた広い公園に一匹だけラテお気に入りのワンコができた。黒いプードルで雄のワンコだが、初対面からラテはこの子が近づくと「ク〜ン」と鼻を鳴らして近づき、太いからだを弓なりに、頭を低くして遊ぼうのポーズを取る…。

相手はラテよりずっと若く遊びたい盛りだが、ラテが好きなほどラテには興味はないようで、興が乗れば遊びに付き合ってくれるがすぐに他の仲良しワンコの方に向かってしまう。ラテはさも残念そうに「ク~ン」と鳴くがこればかりは仕方がない。しかしなぜこれほどまでに好きと嫌いに差があるのか、なぜ外見は見分けが付かないほどなのに一方が好みなのか、オトーサンにはさっぱり分からないのがしゃくだ(笑)。

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※朝日を浴びてはしゃぐラテ


問題は新しい環境でまだ友達ワンコが見つからなかったことだ。引っ越ししてから丸3ヶ月ほど経ったが、ラテにとって好ましい変化であったかは正直オトーサンもまったく自信がない。室内の間取りも臭いもまったく違うわけだし、周りから聞こえて来るであろう音も違う。出窓から外を覗くこともできなくなったし、散歩に出ても周りに知った臭いはないわけで、落ち着かなかったのではないか…。
しかしこればかりは慣れてもらうしかないし、散歩に出たからには楽しくなければならないとは思うが、その第一は地元で友達ワンコの二匹や三匹できなければ困るなあ…とオトーサンは考えてきた。とはいっても幼犬時代からの友達ワンコであるマキちゃんやハリーちゃんらと同じレベルの付き合いができるワンコが簡単にできるわけもない…。

そんな心配をしていたオトーサンだが、先日来まだまだ友達ワンコというのも烏滸がましいもののラテが「ク〜ン」と鼻をならして近づき、遊びのポーズをとるワンコに初めて出会った。
初めて…といったが、会うのは今回が初めてではない。新しい環境で最初期にすれ違い、飼い主さんと言葉を交わしたことはあったが、オトーサンが警戒して近寄らせなかったのだ。それがその後数回会う機会があり、ラテは珍しく敵意を表さず反対に「ク~ン」と鼻を鳴らしただけでなく相手のワンコに遊びを誘うポーズをするようになった…。

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※ラテは珍しく雌の柴犬ちゃんに「ク〜ン」と鼻面を付き合わせ、遊びを誘うポーズをする。顔を突き合わせたラテの表情も穏やかだ


それはアンリちゃんという雌の柴犬なのだ...。柴の友達ワンコはこれまでにもいるが、雌のワンコは初めてである。だがワンコ以前に女性の飼い主さんがいかにも犬好きでラテとの出会いを喜んでくださる様子がラテの心を開いたのかも知れない。なぜなら膝を折ってくれた飼い主さんにラテは身体を寄せてその顔を舐めたのだ…。
ともあれ、ラテにとっては新しい地域で初めて心を許せるワンコのようだから、友情を暖めていけるようオトーサンも注視していこうと思っている。

さて話は違うが、続いてラテの勘違い…ドジ話をひとつご紹介したい。
ワンコの嗅覚は我々人間の想像を超えるほど敏感で優秀なことはよく知られているが、ワンコとて物事の判断全てを嗅覚でするわけではなく人間同様視覚に頼ることも多い。
過日、面白いことがあった。このところ、かさばる買い物はネットスーパーといったインターネットで注文して配達してくれるサービスを使っている。時間指定も可能だからとても便利なのだ。

ある日、いつものように私と同年配と思われる馴染みの方が配達に来てくれた。注文した品を冷凍品、冷蔵品などなどとカテゴリー別に玄関で受け取る。そして雑多な品はカゴに入っているのでオトーサンはその場でカゴを開け、返却すべくカゴから食パンや清涼飲料のビンなどを取り出した。
こうした作業中にラテが飛び出したりしないようドアの向こうへシャットアウトするが、最近は慣れたのかあまり吠えることはない。しかし他人の声が玄関から聞こえるわけで気になるのだろう、リビングと玄関の境にあるドアの向こうで様子を伺っている。

配達員の方はすでに帰ったものの、女房が玄関に続く廊下で届いた品物の確認などをしていた。オトーサンはリビングにそれらを納めようと食パンの包みを右手に持ち、左手にコーラかなにかのビンを提げてドアを開けた。途端にラテはオトーサンに向かい飛びかからんばかりに吠え立てたのである…。
何事かとオトーサンは立ち止まってラテを注視したが、その時のラテの表情が笑ってしまうほど可笑しかった。
吠え方は通常オトーサンたちに向かっての要求吠えなどではなく、明らかに威嚇であり恫喝的な吠え方だった。状況を考えると明らかなことはオトーサンを配達員のオジサンと間違えたに違いない…(笑)。

年格好は同じでこれまた眼鏡をかけている。ラテは配達員のオジサンがパンと瓶を持ってリビングに入り込んできたと思ったに違いない。それで猛烈に吠え立てたのだ。
しかし気がつくとそこにいるのはオトーサンであった(笑)。
ラテは一瞬不思議なものでも見るような表情と共に身体全体がフリーズしたように静止。そして太めの身体を捻るようにしながらオトーサンに近づいて来たが表情は見るからに照れくさそうで「間違えました!」が顔に表れている。その照れたラテの顔を見てオトーサンは暫く笑い転げることになった。
ワンコも間違い、勘違いすることがあるのだ…。




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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員