FMACCG:ハードウェアの部屋【2】1992年6月4日~ 1993年8月26日

この頃、冒頭の書込にもあるとおり、NIFTYへのアクセスがやっとISDNの9600 bpsで可能となったばかりの時代だった。そしてQuickTimeが登場したことからデジタルビデオをどう扱うかにつき関心のあるユーザーたちが試行錯誤を始めた時代でもあった...。


FMACCG:ハードウェアの部屋【2】1992年6月4日~ 1993年8月26日

130/512 SDI00116 松田 純一    ISDNが入った!
( 7) 92/06/04 07:37 コメント数:1

当社にもやっとISDNが入りましてこのNiftyにも最近9600ボーで
入れるようになりました。いゃあ...早いのなんのって快適です。
300から1200になったときも感激しましたがこれでデータライブ
ラリの管理などもやりやすくなりました。
札幌支店にも6月末にはISDNが入る予定ですから、よりタイミング
のよい管理をお約束できると思います。

                 SYSOP 松田純一(SDI00116)

132/512 SDI00116 松田 純一    RE:ISDNが入った!
( 7) 92/06/04 22:01 131へのコメント コメント数:1

う~ん...私も使っているだけで詳しいことは知らないのであります(^_*;)。
とにかく回線を取り付けに来たNTTの人もISDNの機器には深く立ち入り
たくないような感じだったそうです。
もうしばらくすれば札幌支店、私の自宅などにもISDNが入る予定なので
何か面白いことをやってみたいと思いますがこの種のことってなかなか難
しいですよね。ここ当分はNiftyに入るだけになりそうです。
でも使っていて詳しい方もおられると思いますから試しに(笑)永田先生!
ご質問があったら...どうぞ。

                      SYSOP 松田純一

135/512 SDI00116 松田 純一    RE:ISDNが入った!
( 7) 92/06/06 22:40 134へのコメント

なるほど、なるほど...でもISDNうんぬんはなかなか難しいものが
ありますよね。で、モデムの種類などの話しですがNTTの物だとい
うだけで記憶していません(笑)。私も動けばいい...という口です
から(^_^;)。
月曜日に会社で確認してみます。

               SYSOP 松田純一(SDI00116)

136/512 SDI00116 松田 純一    RE:ISDNが入った!
( 7) 92/06/08 07:57 134へのコメント コメント数:1

永田先生、当社で使っているISDN用のモデムですが以下の品名の
ようです。
         INSメイトD-2<A>
お役にたてるとよろしいのですが...。

              SYSOP 松田純一(SDI00116)

138/512 SDI00116 松田 純一    RE:ISDNが入った!
( 7) 92/06/08 22:06 137へのコメント コメント数:1

ええ...このINSメイトというのがモデムですから私の机の上にあるMacII
のモデムポートにつながっています。もちろんこのモデムへはその裏
にあるディップスイッチを設定しなければなりませんが...。
そして私はASL TALKで9600で通信をしているというわけです。

                SYSOP 松田純一(SDI00116)

144/512 SDI00116 松田 純一    RE:LFR(フィルムレコーダ)の調子が・・・
( 7) 92/06/26 07:20 143へのコメント

ばるたんさん、当フォーラムにようこそ!

>写真(自然画)以外は全てきれいに撮れるんですが・・

と言うことはやはりバーニースキャンによる画像入力に原因が
あるのでしょうかねぇ。これ私は使ったことがないので分かり
ませんが...。
カラーバランスだけなら例えばPhotoshopみたいなフォトレタ
ッチのアプリでかなり修正できますが"鮮やかさ"がないという
のは入力時の品質なのかも知れませんね。
どなたか同じ機器を使っておられる方はおりませんか?

               SYSOP 松田純一(SDI00116)

150/512 SDI00116 松田 純一    RE:ビデオ入力
( 7) 92/06/27 23:42 149へのコメント

Macintoshにビデオから画像入力を試みる場合、基本的にMacintoshだから
という特殊性はありません。ビデオ収録の場合のシチュエーションを考
えればそれ自体が解決方法となります。
もう少し具体的に言えば、ビデオの撮影の場合にその対象を上手に取り
込むには照明を上手に使わなければなりません。この使い方が悪いと対
象となるものに立体感が出なかったり色合いが悪かったりします。
ご質問の織物などはそのデテールを上手に出すためにはカメラを随分と
織物に近付けることになるのだと想像しますが、そうすると照明の当て
かたを研究するべきでしょうね。
後はMacintoshに入力するためにRasterOps24STVなどのビデオデジタ
イザボードがあれば設備的にはOKです。
くどいようですがMacintosh云々以前にビデオに奇麗な映像として撮影で
きるかを考えお試しになると良いでしょう。
またビデオカメラの選定はお仕事に必要なクオリティに関わってきます
が特別な場合を除けばMacintoshに画像入力することを考えてもHi-8のも
ので良いのではないでしょうか。

                SYSOP 松田純一(SDI00116)

152/512 SDI00116 松田 純一    RE:ビデオ入力
( 7) 92/06/28 11:44 151へのコメント

松岡さん、MOMENTOを入手されましたか、ありがとうございます。
8月のデモは是非がんばってください。

FMACCG_Hard2_06.jpg

※自社開発アプリケーションのビデオ編集ソフト「MOMENTO」ユーザーガイド


ところでそのMOMENTOですがアメリカにいる知人がなかなか面白い
使い方をしています。5月末に行われたQuickTimeコンファレンス
の様子をビデオに採りそれをMOMENTOで編集したものを送ってくれ
たのですが一緒にフロッピーディスクが一枚入っており何かと思っ
てオープンすると、それがMOMENTOのデータなんですね。
編集した編集シートの各カットに簡単なコメントを入れどのような
会社の何のデモかという説明が入っているのです。暗い会場で撮影
したものですから細かないきさつが分かりませんからね。
したがって特定のカットを見たい時にはそのカットをセレクトし
モニタ上に読み込みサーチを行うことで見ることができるわけです。
勿論こうしたことを行うには相手にもMOMENTOがあることを前提に
してですが.....。
MOMENTOの編集データシートを同梱のテープのライブラリとして利用
したのはこの人が始めてのようですがなかなか実用的で便利でした。

                 SYSOP 松田純一(SDI00116)

P.S.そのQuickTimeコンファレンスでSONYのプレゼン中にMOMENTOも
  紹介されました(^_^)

156/512 SDI00116 松田 純一    超小型HD、EV-PACKを購入
( 7) 92/07/13 23:23

久しぶり?にハードウェアの話題をひとつ。
先日のオフラインの時にフォーカルポイントコンピュータの青山さんに
2.5インチのハードディスクを見せていただき気に入ったので早速購入
してみました。目的は出張デモ用としてです。
ご承知のように昨今の当社製品のデモはフロッピー数枚を持参するという
ことだけでは不可能となりましたが、とは言っても重たく大きなハードデ
ィスク装置を持参するのは歳のこともあり辛いのです...。
でこのハードディスクは幅74mm、奥行き127mm、高さが25mm程度なんで
すが容量はちゃあんと80MBあるんです。そしてなによりも電源をADBポー
トから取るために大きな電源のアダプタなどもないのが嬉しいわけです。
これなら鞄の隅にどうとでも入るしグラン・ミュゼなどの画像データも
何とかデモできるだけは用意可能となります。

いろいろな場所でデモする時に一番困るのは用意していただいたMacintosh
のシステムが不安定なことが多いこと。なにやら見たこともないINITとcdev
がやたらインストールされていたりして実際に問題も多いわけです。です
からこのハードディスクにシンプルなシステムも一緒に入れておき、この
ハードディスクから起動すれば問題は非常に少なくなります。
そんな訳でこのハードディスク、役に立ってくれそうです。

               FMACCG SYSOP 松田純一(SDI00116)

163/512 SDI00116 松田 純一    RE:PIXEL JET
( 7) 92/07/30 21:07 162へのコメント コメント数:1

hagiさん、Pixel JETは基本的に専用紙以外は使えません。印刷がうまく
いかないことはともかく機器内部を汚し、故障の原因になってしまい
ますから厳禁です。また専用紙も裏表を間違わないようにしないと同様
なトラブルに巻き込まれます。
ちなみに現在メーカー側で出している用紙としてはA4の通常印刷用紙の
他に厚紙のもの、そしてシール用紙とOHPフィルム、葉書大の用紙です。

                 SYSOP 松田純一(SDI00116)

165/512 SDI00116 松田 純一    RE:RE*2:PIXEL JET
( 7) 92/07/31 12:36 164へのコメント

あれあれ、そういえば確かB5の用紙もあったかも知れません(^_^;)。
確かに110万円は大金ですが場合によってMacintoshをもう一台購入
しようと考えている方ならJETを買うという選択もあるかも知れませ
んね。
しかし当社にも既に飛び込みセールスマンがPIXEL JETを3回も売りに
きましたからキヤノンさんとしてもリキが入っているようです。
ごくごく子細な点はともかく総合的に判断してこの機器はMacintosh
にとってもっとも役に立つ周辺機器の一つとなるのではないでしょう
か。

                 SYSOP 松田純一(SDI00116)

179/512 SDI00116 松田 純一    PowerBook100が戻ってきた
( 7) 92/09/30 07:22

私のPowerBook100がアップルリペアセンターから戻ってきました。
例の初期製造で問題があったというやつですが...。
全世界で6万台が対象ということですが素早い返送でした。この種の
ことはゆうに一ヶ月くらいはかかると思っていたのですが9月22日に
送付して29日に到着ですから一週間でした。うれしいことです。
まだこのセーフティ・プログラムの対象機種をお持ちでまだ実行して
いない方は早めに修理した方がよいですよ!!

                 SYSOP 松田純一(SDI00116)

186/512 SDI00116 松田 純一    SuperMACのDigital File見聞
( 7) 92/10/29 13:19

先日SuperMAC社の新製品であります「DigitalFilm」をスワイヤトラン
ステック社で見ることができました。説明をしていただいた方はSuper
MACのJenny K.C.Kaiという人でプロダクトサポート・マネージャー職
にある方です。日本に随分といたことがあるし日本語も達者であり日
本のマーケットの特殊性みたいなものにも理解があるように見受けら
れました。
ともかくこの「DigitalFilm」の特徴は13インチモニタ大の大きさのQuick
Time Movieを秒間30フレームでリアルタイムで読み込みそして再生できる
というものです。
そのために専用のハードウェアをNuBUSに装着し独自のアダプター経由
でNTSCソースとやりとりをするものです。そのボード技術にはこれまで
SuperMAC社が培ってきたThunderやThunderStormなどの技術が使われてい
るようですが確かにその再生は圧巻ではありました。
問題は日本での販売価格が110万円であること、そして当然ではあります
が再生にはそのボードの装着が必要ですからファイルをあちこちに移動
して利用することができないことになります。
こうしたハードウェアあるいはシステムが登場するであろうことはQuick
Time Movieの登場時にすでに想像・予感することができたわけですが問題
はこうしたシステムを利用する必然性でしょうか。
私個人の考えでは特殊なシステムとして利用するのには意義があると考え
ますが、できるだけ多くの一般ユーザーがQuickTime Movieの意義を知って
いただき実際に自分の手でQuickTime Movieを作成しその未来や短所をも理
解していただきたいと考えているのですがそうした観点から見れば「Digital
Film」はまだまだ特別なものということになるでしょう。

                    FMACCG SYSOP 松田純一

197/512 SDI00116 松田 純一  RE:コンプレッションマスターとQuickTime
( 7) 92/12/19 22:01 196へのコメント コメント数:1

Compressionmasterですがあくまで私の体感としての感想となり
ますがスペック的にはカタログなどを取り寄せていただく方が
よいと思います。
まずCompressionmasterはDigital Filmなどのボードとは違いあくま
で圧縮・伸張を効率化しようとするものですから基本的にアクセ
ラレータなどのボードとは違います。ただApple Photo-JPEGがソ
フトウェアだけで圧縮・伸張を行うのに対しCompressionmasterは
ハードウェアを関係させるのですから早くはなりますしそれでな
くてはこのボードの存在価値はありません。ただQuickTime環境下
で専用のVDIGを使い160×120ピクセル程度のQuickTime Movieを作
成することを考えるとスペック的にはともかくフレームレートが
2割程度向上する感じでしょうか。残念ですが秒間10フレーム作成
できたCPUで20フレーム作れる様になるということはありません。
反対の面から見ればそれだけApple Videoなどの圧縮アルゴリズムが
良くできているということなのかも知れません。
私自身の感想では現在のCompressionmasterIIのレベルではQuickTime
Movie作成を高速化するボードと捉えるのは間違いだと思います。

それからQTJOY 1.5は12月22日に発送する予定で準備をしています
から郵便事情に問題がなければ関東近県は間違いなくクリスマスイ
ブに届くと思います。
オタノシミニ...^_^

                FMACCG SYSOP 松田純一


215/512 SDI00116 松田 純一    RE:キャプチャーボードについて
( 7) 93/03/07 13:12 212へのコメント コメント数:1

東野さん、「Quick Timeの手品」のご購読ありがとうございます。
しかしハードウェアの選択は悩むところですねぇ(^_^;)。これから
も次から次へとこの種のハードウェアが登場してくると思います。
それから日本橋で...情報不足...とお書きになっていますがこの種の
ハードウェアに関しては東京でもほとんど同じ状況です。

FMACCG_Hard2_02.jpg

※技術評論社刊「Quick Timeの手品」表紙。筆者による1993年2月刊行本


なぜなら東京でも販売店さんレベルで自由に見れるようなデモをお
やりのところはほとんどないからです。
悪くすると買ってみないと分からない部分もかなり多く、まだまだ
ユーザー自身が少ないですから購入にはリスクがともないますね。
当フォーラムのような場でもっとユーザーの方々に使用レポートを
いただけるとよいのですが...。
私共もやっと(笑)明日にDigital Filmがテストできるようになる予定で
す。しかし我々のような立場にいても全てのシステムをテストする
ことは不可能ですから状況はあまり変りません(^_^;)。

ところで多少水を指すようなご質問ですが(^_^;)、東野さんはフルス
クリーン、フルフレームのデジタルムービーのシステムをどのような
目的で利用されようとしているのでしょうか。
なぜいまさらこのようなことをお聞きするのかですが、まず将来Mac
自体のCPU能力が格段に向上すれば特別のハードウェアなしでそうし
たデジタルムービーの利用環境は整うはずです。しかし現在ではご指
摘のような何等かの特別なそしてかなり高価なハードウェアの介在を
必要とするわけです。
「Quick Timeの手品」にも書きましたが私共はQuickTime登場以前には
じめてデジタルムービーを開発し商品化した会社ですからデジタルの
データ、動画の有効性についてはよく知りつくしているつもりです。
しかし日常多くの方からのご質問に接していると「本当にデジタルム
ービーのシステムが必要なのか」と考えさせられる用途・目的がかな
りあるからです。
例えばプレゼン用にビデオソースを奇麗にそしてフル画面で見せたい
のでそれをMacintoshでコントロールしたい...という要望が結構あり、
そのためにDigital Filmのようなものの購入を考えている...という方も
いらっしゃいます。しかし画像に対するエディティングやインタラク
ティブ性が必要ないならGRAND MUSEEなどを使ったビデオソースを
直接検索して利用する方法の方が画質は絶対に奇麗ですしコストもか
かりません。
またQuickTime Movieの利用でもなにがなんでもフルスクリーンでなく
てはならないという用途ばかりではありませんしね。
東野さんはよくお調べのようですからお分かりでしょうが現在のこの
種のシステムは長所と短所が同居している状態です。そして私達が予
測する以上に"いま存在する製品の陳腐化"が早いとも思われます。
したがって多くの方々に対してのアドバイスとしては実現したいこと
をよく考えて消化した上でご決断されることをお薦めしたいと思って
います。なおDigital Filmに関してお知らせするべきような事がありま
したら別途レポートしたいと思っています。

              FMACCG SYSOP 松田純一

220/512 SDI00116 松田 純一    Digital Filmテストレポート!!
( 7) 93/03/09 21:59 コメント数:1

SuperMAC社のDigital Filmをテストしてみましたので取り急ぎ分かった
部分のレポートです。
まず現実的な問題としてDigital Filmをスペックでうたわれているように
使うにはQuadraと高速な大容量ハードディスクが不可欠だということで
す。
Digital Filmは御存知の方も多いと思いますが同社の高速フルカラーモニ
タ・ボードであるThunderに匹敵するものに下駄をはかせた形で圧縮や
伸張を高速化するボードを乗せた製品です。したがってNuBusはひとつ
しか占有しません。
まずビデオソースからの画像取り込みは付属のAdobe Premiere 2.0で行い
ますがこのバージョンは別途VISCAのドライバが付属しておりシステム
に適宜インストールすることで例えばSONY CVD-1000などをコントロー
ルすることもできます。ただ私個人の好みでいえばこのPremiere 2.0はお
世辞にも使いやすいという代物ではありませんね(^_^;)。

それから興味がよせられる"画質"ですがここではっきりしておく必要が
あると思います。それは640×480ピクセルでデータを作る場合を考えて
みると、例えばビデオソースをビデオキャプチャーボード経由で画面に
表示させたものを一画面キャプチャーした画像そのものだということで
す。この画質を奇麗または汚いと感じるかは人それぞれでしょうがこの
事実をまず認識しておく必要があるでしょうね。
画質はこれ以上でも以下でもないということを正しく認識しましょう!!

で、何回かシステムエラーをお起こしながらテストをしてみたのですが
先にも書いたようにイマイチ使いにくいのでハタと気が付き、データを
作るだけならおなじみのQTJOY 1.5で作れないかと思いたちました。
作った後でこのPremiere 2.0でエフェクトをかければいいわけですからね。
早速やってみると...たいしたものだ! QTJOY 1.5で何の問題もなく320×240
ピクセルそして秒間30フレームのデータが作れてしまいました。当然VISCA
のコントロールもできますから便利ですし、画質もはっきりいってこの320
×240の大きさならかなり奇麗です。
で次のテストとしてQTJOY 1.5で640×480ピクセル大のムービーを作れ
るように小池に頼み作り直したQTJOYで即やってみました(メーカーの強み
ですなぁ)。勿論30フレームのデータは作れますが(Quadra950使用)画質の粗
れはどうも気になります。
こうしたテストからますます私は640×480ピクセル大でデジタルムービー
を作成することに現状では疑問を持つようになりました。

ともかく今日のテストではQTJOY 1.5とMOMENTO 1.5はDigital Filmでも
問題なく利用できるという点が明かになったことです(^_^;)。
MOMENTOでのOKカットのムービーの滑らかなことったらなかった(笑)。

               FMACCG SYSOP 松田純一

222/512 SDI00116 松田 純一    DigitalFilm試用記-2
( 7) 93/03/12 17:34 コメント数:1

SuperMACのDigital Filmですがいろいろとテストしている限り
なかなか有益なボードだとは思います。Quadra950とMicroNet
の高速HDを使っているものの640×480のビデオソースがいとも
簡単にQuickTime Movie化できる点は迫力があります。
いろいろと問題点も指摘されているようですが要はユーザー側
がどのような期待をこのDigitalFilmにかけているか...という
ことなのでしょうか。
私共にも毎日いろいろなご質問がありますがMacintoshによる
映像利用といってもデジタルとアナログがこんがらかった形で
の質問も多いんです(^_^;)。
私の個人的な感想ではこのDigitalFilmはあくまでMacintoshに
よるプレゼン利用(幅が広すぎますが)に最適だと思います。した
がってこのデータを編集し再度ビデオに収録するには少しきつい
ものがあると思います。
とにかく現在この種のことをやろうとした場合に一番高価ではあ
りますが一番確実なのがこのDigitalFilmなんですから今暫く、い
ろいろと調べてみたいと思っています。
「30万くらいなら...即購入するんですけどねぇ...」<-ため息..

              FMACCG SYSOP 松田純一

224/512 SDI00116 松田 純一    RE:DigitalFilm試用記-2
( 7) 93/03/13 11:44 223へのコメント コメント数:2

Nariyasu Iidaさんこんにちは。DigitalFilmの圧縮率ですが正確な
ことはいま自宅なので分かりませんので月曜日に確認してみましょう。
ただ言えることは一般のQuickTimeツール、例えばQTJOYなどでムービー
を作るのと比較すると逆に大きくなるのが普通です。
なぜならご承知のように例えQuadra950を使ったとしても160×120程度
のサイズのものを秒間10フレームから15フレームくらいで作るのが普通
でしょう。しかしDigitalFilmではこのようなサイズでは確実に(^_^;)
秒間30フレーム出来てしまいます。もちろん確かフレームレートを指定
することができたと思いますが.....。
基本的にはDigitalFilmもQuickTime1.5を利用するわけで圧縮率が大幅
には違わないような気がしますが確認してみましょう。
DigitalFilmですが効率良くそれもクオリティを均一にQuickTimeを作成
するにはとてもよいツールだと思います(価格は別ですが)。

                  FMACCG SYSOP 松田純一

228/512 SDI00116 松田 純一    RE:DigitalFilm試用記-2
( 7) 93/03/16 07:37 226へのコメント コメント数:2

DigitalFilmですが時間がなく思うようなテストができませんので
まず謝ってしまいましょう(^_^;)。
取り急ぎ容量の件について以下のテストをしてみました。
QTJOY 1.5とDigitalFilmで160×120大のMovieを圧縮しないでまず
5秒間作ってみます。そのフレームレートは18フレーム/秒で容
量は3.2MBでした。
これをQTJOYの再構築機能を使ってDigitalFilmファイルとCompct
Videoに直してみました...。圧縮のパラメータはそれぞれ最高画質
を選んであります。
さてその容量は...
       ・DigitaFilmファイル    約1MB
       ・CompactVideoファイル  約650KB
となりました。したがってこのテストの限りではCompactVideoの
方がデータ容量は少ないことになりますね。

それからDreamFieldさんのご質問ですが...
CompactVideoの圧縮伸張速度に関してですが正確なテストができ
ませんが640×480ピクセル大のフルカラー画像をQuadra950を使い
圧縮してみましたが約1分少しかかりました。ということはこの
限りではほとんど高速化はされていないのではないかと思います。
また伸張に関しては申すまでもなくもともとQuickTime1.5による
CompactVideoの長所はこの伸長スピードの高速化にあるわけです
からApple Photo-JPEGのそれと比較するととても高速です。ただ
DigitalFilm専用の圧縮を解くのと比較すれば遅いです。
また私がこのDigitalFilmのデータをビデオに収録するのは"きつい"
と書いた理由は画質の事が第一です。確かに音声付きのデジタル
データが手軽に編集できることは一番の魅力ですが私はやはりこ
うしてできたデータはMacintoshによるインタラクティブな利用に
向けた場合に一番効果・威力を発揮するのでは...と思っています。
勿論ビデオに収録することはどなたでも考えることでしょうが現在
の価格と性能全般を考えるとアナログによる方が優れている部分
もあるわけですね。
要は私共が数年前にVideoMagicianIIという最初のデジタルムービー
システムを世に出した時もそうでしたが、ユーザー各位の目的と
熱意・工夫にすべてがかかっているというわけです。

FMACCG_Hard2_01.jpg

※自社開発アプリケーション「VideoMagicianII」サンプル画面


このDigitalFilmがコマーシャルなどの絵コンテすなわち「ムービー
カンプ」に利用するようなことなら現在最高の効果を上げることが
できると思います。

                FMACCG SYSOP 松田純一

231/512 SDI00116 松田 純一    RE:DigitalFilm試用記-2
( 7) 93/03/17 07:15 230へのコメント

うーん...思うツボ...っというのは実感ですねぇ(笑)。
私なんか1978年頃からず~っとAppleの思うつぼですから
ねぇ(^_^;)。
        FMACCG SYSOP 松田純一

233/512 SDI00116 松田 純一    RE:DigitalFilmの画質
( 7) 93/03/17 21:00 232へのコメント

岡山さん御無沙汰です。また今度会社に寄ってくださいませ(^_^)。
ところでDigitalFilmをビデオに落した画質の事ですが繰り返しま
すがやはり目的に関係し捉え方が違ってくると思います。
もともと岡山さんではありませんがビデオ関係の方々から見れば
「何でこんなに良くないの?」といったところが正直な感想でしょ
う。だってハイエイト当りでも「これではどうもね...」だなんて
のたまう多くの人達がいるわけですもの!。
その点、パソコン側から見れば「画質は二の次、手軽で簡単が第一」
ということを考える人も多いわけです。
デジタルとアナログがある意味で交錯しはじめた今だからこそ問われ
る問題なのでしょう。

               FMACCG SYSOP 松田純一

249/512 SDI00116 松田 純一    新型キーボードが来たぞ...
( 7) 93/04/25 09:31 コメント数:1

いま札幌支店でのセミナーのため札幌にきています(今日帰らなければ
ならないのですが...)。ところでしばらく前に頼んでおいた新型のキー
ボードが届きまして早速札幌支店で使ってみました。

FMACCG_Hard2_04.jpg

※人間工学に基づいて開発されたというApple Adjustable Keyboard


私は最初の実物は1月のサンフランシスコEXPOで見ましたが実際に机の
上に置いてあるのを見るとそう大きくは感じませんでしたね。ただテン
キー部分が別になっていてそれの置き場所がちょっと問題かな。エルゴ
ノミクスの立場からいろいろとうんぬん言われている部分もあるこの
新型キーボードですが私は結構気に入っています。
とは言っても前後のスペースがちと問題ですかねぇ(^_^;)。

それからそれから、札幌支店の紅一点肥後が頼んでいたColorClassicも
一緒に届きましたがこれまたなかなかかわゆいんですね。ColorClassic
ならではの機能もあり魅力のある機種だと思います。

FMACCG_Hard2_05.jpg

※Apple ColorClassic


                  FMACCG SYSOP 松田純一

258/512 SDI00116 松田 純一    LC520はお買い得マシン
( 7) 93/07/03 11:39

今年のデベロッパー・コンファレンスはホテルで開催されたことも
あり、なかなかゆったりとスケジュールをこなすことができよかっ
たと思います。
当然のことホテルだからお茶を飲むところとか食事の場所はたくさ
んありますしね。
で、AppleScriptやらQuickDrawGXそしてNewtonなど興味深々のテーマ
が沢山あり久し振りにエキサイティングしました...疲れたけど(笑)。

ところで新製品のLC520は少々デザインに難ありだけど一体型のメリ
ットが多く一般のユーザーや教育現場などでは一番よいCPUだと思い
ます。なんたってその価格がものすごく(笑)安い!!
CD-ROMドライブがついて13インチカラーモニターそしてRAMは8MB
実装、もちろんキーボードやマウスもオールインワンで確か35万を切
る定価でしたから.....。
それに最初から32,000色カラーが使えるし、コリャア他社のマルチメ
ディアパソコンと言われているものと比較しても断然Macintoshの方が
安い!!!
凄い時代になったものです。
それから個人的にはPowerBook180Cが欲しくなってしまった!!

              FMACCG SYSOP 松田純一

259/512 SDI00116 松田 純一    7月1日発表のアップル新製品たち
( 7) 93/07/09 08:06

アップルコンピュータが7月1日に発表した新製品にはまずその価格に
驚かされるものがあります。
ここで念のため(笑)一覧にしてみました。

1)Macintosh LC520 8MB/HD 160/CD-ROM内臓
  32,000色利用可能な13インチ・トリニトロンカラーモニタとCD-ROM
  まで一体にしたLC520が定価348,000円というのですから驚きです。
  ステレオスピーカーやヘッドホン端子までついている!!
  LC520により「Macintoshは高い」という神話が完全に崩れたと言えます。
2)Macintosh PowerBook 180c
  待に待ったアクティブマトリックス液晶のカラー版PowerBookの登場。
  RAMは4MB実装だがHDが80と160により、598,000円と648,000円にな
  る。
3)Personal LaserWriter300
  なななんとQuickDrawレーザープリンタが103,000円、それも純正品が。
  すごい時代になったもんです。
  先のデベロッパーコンファレンスで聞き耳を立てていたらアップルの
  人にクレームを付けていたプリンタメーカーがおりましたっけ。
  クレーム付ける前に努力しないとねぇ(^_^;)。
  それからLaserWriter Select350はB4版対応のレーザープリンタで298,000円。
  これも驚き価格。
4)Apple Design Poweredスピーカー
  アップルマークの入った純正ステレオスピーカーで24,000円。

なお新製品の登場で従来製品の一部価格も改定されましたね。例えばDuo230
の4MB/HD120が598,000円から348,000と42%ダウン!
ハードウェアメーカー受難の時代が始まったと言えます。大変だ~っ。

                     FMACCG SYSOP 松田純一
  
270/512 SDI00116 松田 純一    RE:SONY CVD500
( 7) 93/08/21 18:46 269へのコメント コメント数:1

CVD-500ですがこれまでのCVD-1000と単純比較するととても魅力的
ですよね。

FMACCG_Hard2_03.jpg

※ソニー 8mmビデオデッキ CVD-500


:CVD500を使うとコマ取りはできるのでしょうか?

コマ撮りと一言で書かれていますがその意味するところが問題です。
「...ムービーの取り込みをとろいマシンで自動的に」ともありますか
現在当社のQTJOYでサポートしているコマ撮りと同じことを意味して
いると解釈してお話しをしますと...

このコマ撮りはデッキをいわゆるポーズ状態にして指定のフレーム
をデジタイズしていきます。したがって大切なのはそうしたことを
できるQTJOYのような(他にはないでしょうが)ソフトウェアは勿論
のこと、ポーズした時にきれいに"止まる"デッキが必要だというこ
とになります。
当社がQuickTime1.5が登場した時320×240ピクセル程度のムービーを
いかに作るかという工夫の一つとしてQTJOYにコマ撮り機能を付けた
のはCVD-1000がそこそこポーズ状態の時に映像が奇麗に止まるから
でした。
で、CVD-500ですが私がやってみた範囲では残念ながらCVD-1000と
同じというわけではありませんでした。
ビデオに詳しい方ならお分かりでしょうがポーズ状態の時に映像を
きれいに止めるためにはデッキ本体のメモリがあってそこにデジタル
化して...ということができる機器は別ですがヘッドの数や機構の問題
が大きく反映されます。
CVD-500はRCタイムコードをサポートしてあの価格というのは魅力
ですが当然のこと、CVD-1000と一緒というわけではありません。

結論としてはQTJOYを使えばコマ撮りは可能ですがCVD-500では映像
が安定しないことが多く実用にはならないのではと思います。
ただし一般的なQuickTime Movieを作成したりこれまた当社のビデオ編
集ソフトのMOMENTOでビジュアル・ビデオ編集を楽しんだり、ある
いはGRAND MUSEE V2.0でRCタイムコードによる正確なビデオプレ
ゼンテーションを行ったりを考えるとCVD-500はとてもとても優秀で
強力なMacintoshの周辺機器になります。
これからはますますMacintoshとビデオを関連付けて利用することが多
くなってくると思いますのでCVD-500は是非揃えたい周辺機器のひと
つだといえるでしょう。
私個人も現在CVD-1000を一台自宅で使っていますがCVD-500を近々購
入しようと考えています(^_^)。
                FMACCG SYSOP 松田純一

278/512 SDI00116 松田 純一    RE:CVD-500でMOMENTO
( 7) 93/08/25 07:25 277へのコメント コメント数:1

Kumaさん、こんにちは。
MOMENTOに関してのご質問ですがお手元にあるという機材のうち
実際に知らないものはCCD-V88(CCD V800とは別ですか?)ですが
リモートすなわちControl-L端子がついていてVboxで扱えるもの
なら大丈夫です。
VideoVisionも付属のVDIGとともに当社でも安定して使っていま
す。
一般に撮影するビデオはだらだらしてものになる傾向があります
よね。私自身、例えばここ10年来、女房・両親らと旅行にいった
時に撮りためた8mmビデオをテスト変りに編集したことがあります
が親父のショットだけをOKカットとして抽出しつないでみました
がシネマ・パラダイスのエンディングのキスシーンではありません
けど随分と新鮮なものになったので感動しました。
やはり本来は編集あっての作品なのでしょうねぇ。

                    FMACCG SYSOP 松田純一

P.S.そうそう使用に際してRCタイムコードをサポートしているデッキ
をソース側(送り出し側)にしてください。


282/512 SDI00116 松田 純一 RE:英語版と日本語版の違いについて質問
( 7) 93/08/25 21:39 279へのコメント コメント数:1

日本語版と英語版の違いはまさしくマニュアルおよび付属の取込ソフト
が日本語か英語かという違いだけのようです。ただし日本語化する都合
上どうしてもタイムラグ?があるようで、確実なところは解りませんが
いくつか購入した経験からいうと日本語版の方がバージョンが古い傾向
がありました。いまはどうなのでしょうかね。
ともかく使用上に違いはないはずですが一時Centris650などで古い24STV
が動かない...だなんてことを聞いたこともありますから購入される時に
確認することをお薦めします。

                 FMACCG SYSOP 松田純一

284/512 SDI00116 松田 純一 RE:英語版と日本語版の違いについて質問
( 7) 93/08/26 07:26 283へのコメント コメント数:1

ちょっと混同されているようですから整理をしましょう(^_^;)。
短編の映画を編集すること.....とあると同時に
データを一時RAMかハードディスクに.....ともありますね。
映像データの編集といっても昨今はQuickTime Movieのような
デジタルムービーの編集と今まで一般的だったアナログ、すな
わちビデオテープの編集とあるわけでどちらをやりたいかによ
りシステムやソフトウェアは大幅に変ります。
QTJOYはビデオソースから制止画像やQuickTime Movieを作成す
るソフトでありMOMENTOはマックでビジュアルコントロールをし
ますが画像データそのものはリニア、すなわちソーステープの
入っている一台目のデッキから録画用の二台目のデッキにビデ
オ対ビデオでダビングするものです。したがってMOMENTOを利用
する場合には当然のことですがデッキは二台必要です。
またデジタルムービならQTJOYなどで作成したそれぞれのデータ
をカット&ペーストでつなぐとか別途Adobe Premireなどを使った
編集ということになります。
文面を拝見するとCCD-TR1000に録画...とありますから一度デジ
タルデータにしたものをビデオに収録できるか...という意味だ
とも思いますが、そうだとこれは別の意味で厄介です。
24STVだけではだめで何等かのRGBをNTSCにコンバートするハード
が必要です。またそうした機能を持っているボードもありますが。
ともかくQuickTime Movieに関わることをおやりになりたいので
したらまず最低のシステムとソフトでQuickTime Movieの限界、そ
して長所と短所をよく見極めていただく必要があると思います。

                 FMACCG SYSOP 松田純一

286/512 SDI00116 松田 純一 RE:英語版と日本語版の違いについて質問
( 7) 93/08/26 12:46 285へのコメント コメント数:1

どうやらQuickTime Movieを編集したのち再度ビデオに収録すると
いうことのようですね。
ちなみにQuickTime Movieはリストのとおりで問題ないと思います
が問題はそのビデオコンバータ、よく言う言い方としてスキャンコ
ンバータなるものはピン・キリありますので調べた方がよいですよ。
それから「QuickTimeの手品」を読んでいただいているようなので
申し上げますがQuickTime Movieは現在のところCPU本体の能力だけ
を使っては大したサイズは使えませんがそうしたことを確認されな
いと後でがっかりする人もいます。
「出来ること」と、その人にとって「使えること」は別問題であり
最終的にはご本人の問題となってきます(^_^;)。
QuickTimeの可能性などについては「QuickTimeの手品」を熟読して
いただくことをお勧めしまーす(笑)。

                 FMACCG SYSOP 松田純一





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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員