ラテ飼育格闘日記(332)

前回にもちょっと触れたが、ここのところ不思議なことに散歩の途中、ラテを覗き込み「お利口さんでしょう」とか「頭が良さそうなワンコね…」等といわれることが多い。まあ、そんなことで喜んでいるオトーサンは親バカ丸出しだが、人間様はもとよりそもそもワンコの頭の良さとは一体どういうことなのだろうか…。                                                                                               
ワンコに限らず、人でも誉めるということはなかなか難しいことだ。貶す方がよほど簡単…。
まあ人間に対するよりワンコに対しての褒め言葉の方が気が楽で簡単と思われがちだが、それは当然のことながらワンコの後ろには飼い主さんがいるわけでそうそう簡単ではない(笑)。
それにワンコに対する褒め言葉って考えて見るとそんなに豊富ではないのだ。

人間に対してなら服を誉める,髪型や髪、肌、年齢より若く見えるといったこと、あるいはバッグや持ち物を誉めるという手がある。しかしワンコ相手となるとパラメータはとても少ない(笑)。「今日は顔色がいいね」ともいいようがない(爆)。

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※ラテの知能もなかなか馬鹿に出来ないのである


「良い毛並みですね」といった褒め方はあるが後は「元気ですね」「可愛い」とか「お利口」といった程度しかないのであって、ラテが「頭がよさそうなワンコ」と言われたところであくまで “よさそうな” という推測の範囲の褒め言葉だし、当然その99%は社交辞令だ。だから諸手を挙げて喜んで良いことではないが、しかし…それは理屈であって…愛犬を誉められてしかめっ面する飼い主もいないだろう。
ともあれラテと毎日接しているとまさしく親バカだが、なかなかどうして知能が高いことを思い知らされることが多い。先日もTwitterでワンコが冷蔵のドアを開けたとかニャンコがスライド式のドアの取っ手を押してドアを開ける動画も見たが、いやはや犬猫の知能も馬鹿に出来ないのである。
しかしそもそもワンコにとっての頭の良さとは実際どんなことなのだろうか?

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※他の飼い主さんの呼びかけに笑顔で応じる


よくオトーサンたちは「あの人は頭が良い」などと評価するが、考えてみるにこれほど曖昧なこともない。
東大に受かったから、学校の成績がトップクラスだったから頭が良いのか。桁数が多い暗算ができるからか、クイズに強いからか、あるいは多国語を自在に扱えるからか…などなど様々な評価の要素があるに違いないものの、大方それは記憶力が良いとか得意分野の狭い話だったり一芸に秀でているだけだったりすることが多い。したがってそれらは厳密な意味でいうなら頭が良い人と評価するのはおかしいと思う…。いや、何だかやっかみも含まれているかも知れないが(爆)。

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※好きな飼い主さんにはチューをするため実力行使もいとわない(笑)


おおまかに言うなら、頭が良い人というのは既存の知識や理論を自在に操ることができ、かつ創造性を持っている人を指すのではないだろうか。また概してそうした本人は自身の能力を決して過大評価していない。さも頭がよさそうなポーズを決めている輩は意外とコンプレックスを隠すポーズだったりする。そして実体験としてだが本当に頭が良い人はどんなに難しいことでも相手に平坦な言葉で分かりやすく話ができる能力を持っているように思う。
ブッダや孔子そしてイエスもたとえ話が上手だ。宗教的なことは別にしても彼らはやはり頭が良い人たちなのだろう…。

さてワンコに話を限るものの、オトーサンは頭の良さを知る上の指針を以下4つと考えてみた。無論これはオトーサンの勝手な推論なので反論もあるに違いないが、人間同様ワンコたちも一匹一匹が良し悪しではなく皆性格も好みも違っているし、長所と短所を兼ね備えていることを我々はもっと認識すべきである。

① 学習能力および記憶力のよさ
② 好奇心旺盛
③ 現実認識性の高さ
④ 表情の豊かさ

こうして勝手な理屈を書き留めながらラテと照らし合わせると我が娘は確かに良い線いってるようにも思える(笑)。
まずは記憶がしっかりしているからこそ次の行動や判断に意味が出てくるわけで、人もワンコも一般的に学習能力および記憶力が優れていることは知能の発達に重要である。また学習能力は我々自身を振り返ればわかるとおり好きな対象ほど記憶に残りやすく好奇心の発露であることも多い。ラテを見ていると好きなオモチャを得たときにはその遊び方も新たに工夫していることがわかる。

さて③だが少々説明を要する。これはワンコが生活空間においてどれほど現実を認識しているかという問題だ。例えば…自慢話になってしまうが、遊歩道などの出入り口に設置され自転車などの進入をブロックする金属製の柵があるが、ラテは教えたこともないのにそれに絡まったことがない。無論場所場所でその形状も設計も違う…。

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※こうした進入ブロックでもラテはリードを絡ませない


しかしオトーサンより先であってもあるいは後についてくる場合でもラテはリードを絡ますことはない。これは考えると驚くべき能力だと思う。
自分とオトーサンがリードでつながっているということを十分に認識せず、思いつきで突き進めばすぐに絡まってしまうし、事実前後を歩くワンコを見ていると柵の中をワンコが通るため飼い主がリードを持ち替えているケースが多い。そして物体の上下関係も把握しているようで、ボールが乗っている箱に刺激を与えればボールが落ちてくる、シートの下に隠れているオヤツはシートを退かせば食べられる…などなどなかなかたいしたものである。
さらに利口というと頭の働きといった点ばかりに注意が向くが、賢いワンコはその表情も豊かだと思われる。利口なワンコは感情も豊かであり、その気持ちはストレートに態度や表情に表れると思っている。

ただしワンコがいかに頭が良くても学校があるわけでもないし就職するわけでもない(笑)。その能力を豊かに育ててより楽しい実生活を過ごせるかはひとえに飼い主のサポートにかかっている。
というわけでオトーサンの飼育格闘はこれからも日々続くのでありました。
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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員