パナソニック、ウェアラブルカメラ HX-A500で困ったこと

パナソニック、ウェアラブルカメラ HX-A500を毎日活用している。勿論愛犬との散歩時にヘッドマウントに取り付け通常1時間前後になる散歩の過程をドライブレコーダーならぬ散歩レコーダーとして使っているが、その使い勝手と長所短所が見えてきた。


いやはや HX-A500の画質はこのクラスの製品として見事なもので文句のつけようがない。勿論一般的なビデオカメラとは違いかなりの広角撮影となるしズームもピント合わせもないからいわゆる撮りっぱなしである。また近接撮影も50センチと花や昆虫などに近づいて大きく撮るというのにはふさわしくないが、肉眼で見ているシーンがHX-A500でどのように撮れているのか…が概略わかるようになってきたのが面白い。

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※手放せなくなったウェアラブルカメラ HX-A500


とにかく映像がシャープなので、大きくカメラを振っていなければ行き交う車のナンバーも読めればすれ違う人の顔も判別できるからドライブレコーダならぬ散歩レコーダーとしては最高である。通常は1920×1080/60p で撮影しているが、それをiMac 27”のモニターで再生しても実に美しい。
建物や橋桁なども実にシャープに写っているし、道端の草花やススキといったものもディテールまで見事に動画となっている。これで愛犬との散歩時には両手が空くし、ビデオ撮影しているという意識さえ忘れ散歩だけに集中できるので安全でもある。

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※本体に液晶モニターが付いているため確認や設定変更が容易


これだけ良く撮れるのであればカメラ部を様々な場所に取り付けることができるアダプターもあるし、私自身の目線ではなく愛犬のハーネスに取り付け、愛犬の低い視野で散歩を撮ったら面白いのではないかと考えた。しかしそのアイデアは残念ながら一度も実施することなく没となった…。

よくよく考えてみるとそんなに低い位置にカメラを設置するということは昨今の女子学生などの下半身盗撮と間違われる可能性大ということに気づいたからだ(笑)。考えすぎと笑われるかも知れないが、我が娘は女子中学生や高校生くらいの女の子が大好きで相手が怖がって逃げたりしなければ積極的に近づき生足を舐めたりする。無論それに至るまでは飼い主としてのオトーサンはそれなりの挨拶と近づく許可を貰っているが…。

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※散歩の途中で高校生に声をかけられ嬉々として近づくラテ。しかしもしラテの背にウェアラブルカメラがあったらスカートの中まで盗撮することになってしまう(笑)


先日も自転車に跨がっている2人の女子高校生のうちの1人が近づいたラテを見て「可愛い!」といった途端にラテはぐんぐんと接近しクンクンしている。女子は「あら、犬の臭いがするのかなあ」というのでオトーサンは「飼われているんですか?」と聞くと「ハイッ」と言いながら手をラテの方に伸ばしてくれた。

ラテはその手にマズルを擦りつけるようにして女子の短いスカートの端の臭いを嗅いでいる(笑)。そんなラテの襟首にウェアラブルカメラなど着けたらどういうことになるかは一目瞭然だ。したがってラテ目線の撮影は特定のエリア内だけに限定するしかないが、いつかやってみようと思っているのだが。
ともあれ HX-A500には様々なことにチャレンジしてみようと思わせる素晴らしい画質を持っているからだ。

さて本題だが、それほど気に入ったHX-A500だが困ったことが生じている。それは使い勝手でも画質でもなく実は撮影した映像データの管理に関してだ。
HX-A500で1920×1080/60p の設定で撮影すると20分間毎のファイルに自動的に分割されてmicroSD内に記録される。したがって例えば1時間の散歩をすべて撮影したとすれば20分間毎のファイルが3つ保存されることになる。90分の連続撮影なら20分毎のファイルが4つと10分間のファイルが1つの合計5つのファイルが保存されるわけだ。

問題はそのデータ容量が大きいことにある。動画のデータが容量大だということは当然のことで今更騒ぐことではないのは承知しているが、私が HX-A500に期待しているのは日々朝夕に愛犬との散歩をドライブレコーダーならぬ散歩レコーダーとして記録していくということだ。それぞれは特に目立った出来事がないとしても2度と撮り直しができない記録であることには間違いない。だから一端ハードディスクに一時保管しておき、まとまったら何らかの手段で保存をしていこうと漠然と考えていた。

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※雨の日の散歩シーンのキャプチャ例。実に質感よく撮れている【クリックで拡大】


しかし20分間のファイル容量は映像によって違いはあるものの4GBを超えることもあるのだ…。平均を4GBと計算しても朝夕1時間づつの記録はそれだけで一日24GBほどの容量となる!一時保管のつもりで1TBの外付けハードディスクを用意したもののあっと言う間に空き容量が減っていく(笑)。
ということは当たり前だが、そのまま1ヶ月が経つと24GB×30日で720GBの空きを必要とすることになる。ちなみに私の環境ではハードディスクを別にするとフルーレイ・ディスクの長時間2層ディスク BD-RE が1番大容量保管メディアなのだが、それでも1枚50GBの要領でしかない。これでは2日間分しか記録できないではないか…。

いやハードディスクもかなり安価になった。したがって1ヶ月間の記録を1TBのハードディスクに保管していくというのが1番安易な考え方だが、それでも現時点で1TBのハードディスクでも裸で約6千円前後するから年間では72,000円ほどになりコスト的に現実的でない。

そもそもこれだけのデータを保存しようとすること自体が間違っているのかも知れない…。なぜなら余程のことでもない限り1年とか2年前のデータを見ることはまずないとも考える。それに1ヶ月間程度のデータだとしても記憶の中にある「あのシーン」は何日の事だったか…を探すのはすでに至難の業だ。

そういえば HX-A500というか専用のiOSアプリにはユニークな機能がある。それは HX-A500とiPhoneをWi-Fiで接続し、専用アプリで「ムービースライドショー作成」機能がある。これは複数の動画から動きのある部分やきれいに撮影された部分を自動的に抜き出して映像効果やBGMと共に短時間のムービーとして保存するものだ。しかし自分で必要なシーンを編集するのとは違い、私の目的としては意味がないし、かといって日々必要なシーンを取り出して編集し続ける気力も時間もない。

またデータ容量を軽減する1番の方法は動画のサイズや解像度を落とすことだが、そもそも大変綺麗な映像が撮れるものをわざわざクオリティを落とすなんてことはやりたくない…。
あるいは記録という意味なら動画ではなく HX-A500には間欠写真記録機能があり、3秒・5秒・10秒などといった設定した間隔で自動的に写真を撮っていくという方法もある。これなら例え最短の3秒毎に設定してもデータ容量的には大幅な減少になるが、静止画と動画ではその意味合いが違い散歩レコーダーとしてのコンセプトには合致しない。

いろいろと考えてはいるが、なるべく面倒なことは避けて毎日の記録を取り続けることを考えると、幸いというか特に見るべき出来事がなかった日のデータは思い切って捨てていくしかないのかも知れない。後で残したい出来事やシーンがあるムービーのみ保管し、かつ特に興味のあるシーンは静止画としてキャプチャしておくことが現実的な対処方法なのだろうか。
たかが動画データだが、捨て去るということがいかに難しいことかをあらためて思い知らされた HX-A500であった…。



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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員