ラテ飼育格闘日記(322)

冬場の散歩はいまが一番辛い時期だ。とにかく寒い...。ネックウォーマーに耳当て、そして手袋と完全武装をして出かけるがそれでも身体の芯から冷えてくる。しかしラテは1枚の服も着ず、素足でこの積雪が残る中を元気に歩き回るのだから感心してしまう。                                                                   

ラテは先日久しぶりに前右足の肉球上を噛み、痛がっていたが脚を引きずるような歩きをしながらも元気に歩き回っている。
オトーサンとしては傷が痛いだろうと積雪はもとより路面の凸凹が目立つ場所はなるべく避けるようにしているが、当のラテは脚を引きながらもなかなか元気なのだ。
大きな公園に向かえば,運がよいときには友達ワンコのハリーちゃんやクロちゃん、ぽん吉ちゃんらに会えるかもしれないとオトーサンは期待しつつ向かうが、現実はそう上手く事は運ばず1時間半程度歩き回って知り合いにまったく会えないという日も多い。

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※積雪の上を喜んで歩く


しかし先日は暫くは出会っていなかった女子に声をかけられて驚喜したラテだったし、親子連れの女の子が「お母さんちょっとまって!」と母親の手を振りほどいてラテに駆け寄り撫でてくれるという出来事もあった。そしてハリーのお母さんの膝に前脚をかけ、口元を舐めて機嫌のよい日は帰りの歩き方も心なしか違う...(笑)。
とはいえやはりそうした...ラテにとっての吉日はそうそうあるわけではない。

1月25日の金曜日の夕方もどちら方面に向かうかを考えながらオトーサンは自宅を出たが、そんな思惑を知る由もないラテは遊歩道をクンクンしながら歩く。
遊歩道の終点に達し、車道を渡ればいつもの大きな公園に向かう道だが、ラテは左折し桜通りと称されている道を上がり始めた。
この道に入ると15分から20分ほど歩けば駅上のカフェに到達する...というか、ラテはそこを目当てに歩くことはこれまでの経験でわかっている。まあしかし、それもよいかとオトーサンはラテの引くままに坂を歩き始めたとき後ろから「ラテちゃん?」と声をかけられた。

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※オヤツに100%気を取られている(笑)


その瞬間のラテの顔は忘れられない。それまで無表情といった顔つきでもくもくと歩いていたラテの表情がパッと明るくなり尻尾をお尻ごと振り始めた(笑)。
声をかけてくれたのは自転車に乗った小学6年生の女の子で今年は中学へ入学するという馴染みの女子だった。
その子は小学4年のときから学校からの帰り道などでラテに近づき、可愛がってくれる子供だった。
ラテのあまりの喜びように女の子は自転車から降り、押しながらラテの身体に手を触れている...。
聞けば駅前に母親と祖母がいるので一緒に買い物にでかけるためだという。オトーサンは「それなら急ぐのでは?」と聞くと「大丈夫です」とそのままラテと平行して歩いてくれる。無論ラテは女の子の膝を舐めたり差し出してくれる手腕に飛びつかんばかりでピョンピョンと跳ねながら歩く。

思えばこの子はラテを可愛がってはくれたもののオトーサンが話しかけてもあまり言葉を発せず無口な子だったが、最近は学校のことや飼っているワンコの話などをよくしてくれるようになった。とはいえ個人的な環境を知っているわけではないしオトーサンもこれから駅までの15分間ほど、どんな話題で持たそうかと頭を悩ます(笑)。
やはりプライベートな事を話題にするのもまずいからと差し障りがないワンコの話に終始。そして駅近くの自転車置き場で別れたがラテは「クーン」と叫び寂しそうだ。

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※オカーサンの膝に乗り食べ物をねだる。しかしでかくなった(笑)


その後オトーサンとラテは予定通り、4階にあるカフェのテラスで一休みした。
気がつくとラテはすでに飽きたようで遠慮がちに小さく吠え始めている。時計を見ると17時10分を過ぎていたのでオトーサンは腰をあげてカフェを後にした。
実はこの後、このカフェあたりでは大変な事が起こったのだった。

オトーサンたちがカフェを後にした約10分後、カフェの通路向こうに位置する中華料理店から火災が発生した...。オトーサンは自宅に戻りTwitterなどによる情報に触れるまで火災は知らなかったし幸い従業員らの誘導もあって買い物客らに怪我人や死亡者は出なかった。だから施設側も事を荒立てたくないようなのか、その発表は極めて曖昧だ。しかし他の情報によれば前記したように4階にテナントとして入っている中華料理店から出火したらしい。
どんな状況で被害があったのかは知る由もないが、ウェブに載ったいくつかの写真によれば煙の様子もなかなか凄まじい。
ともかく翌日から4階のレストラン街は閉鎖となり、無論各店舗は休業である。ただし3階以下の施設は平常通りの営業が続いているが...。

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※オトーサンたちが帰った直後に火災が発生


さて、オトーサンたちにとっての問題はやはりカフェの休業だ。
そのテラスの存在はオトーサンとラテの日常にとってなくてはならない場所になってしまったからだ(笑)。とはいえオトーサンは状況を知っているからしてしばらくは仕方がないと納得出来るがラテはそうはいかない...。
特に夕方の散歩では大きな公園に足が向かないときは必ずといって良いほど、経由する道は違うもののこのカフェを目指している傾向があるから困る。
店が休業しているからとはいえ、それをラテに諭すわけにもいかない(笑)。ラテが強くそちらの方向に歩きたいと意思表示するならオトーサンは仕方なくその過程の道を楽しむしかない。

困るのはカフェのテラスは当然のことながら外にあるわけで依然としてそのまま存在することだ。
ラテは休業のカフェのテラス前まで進むといそいそと入ろうとする。オトーサンはそれを阻止するわけだが、ラテはなぜ入れないのかが分からないわけで、不満・不審そうにオトーサンを見上げる。
思わず「だからね、ここは火事でお休みなんだからダメなの!」と...オトーサンは諭しても理解できるはずのないラテに語りかけてしまう。
理由は不明でもいつものように入れない...ダメだということは了解したらしいラテは渋々と踵を返すが、翌日もまたそのカフエを目当てに歩き始めるのだから始末が悪いのだ(笑)。
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主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員