ラテ飼育格闘日記(320)

ラテと共に寝て、ラテと共に起きるという生活が続いているもののラテ自身はオトーサンをかなり鬱陶しいと感じているに違いない。日中はほとんどかまってはあげられないが、監視モニターを見ながら体などを強く掻き始めたようなときには止めに入る役目は相変わらず続いているからだ...。                                                                                                                 
ラテ友達ワンコのとあるブログには飼い主さんの膝枕で寝ている誠に可愛い写真が載っていたりしてオトーサンは羨ましく思い、ラテの前足をそっと握ろうとした瞬間...やはり速攻で引かれてしまった(笑)。
ともあれ朝夕二度の散歩はオトーサンとラテが心を通わせる大切なセレモニーである。散歩の過程では予期せぬ様々な出来事や出会いもあり、その時々でラテとオトーサンは今更ながらあらためてお互いの新しい面を知ったりしているわけだ。

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※目の周りが黒いのは喧嘩に負けたわけではないのよ...。文句あるぅ


そんな散歩も実のところ普段はどうしてもマンネリ気味になる。同じ道を歩き、同じ場所を通過し...なのだからそれも致し方ないが、ラテはそうしたマンネリが嫌いなようで歩いたことのない道にリードを引いたりもする。
しかし先日の積雪はそんなマンネリ散歩を吹き飛ばす絶好の機会となった。
その日はちょうど成人式の祝日で女房も休みだったから一緒に夕方の散歩に出かけた。まだ霙まじりの雨が落ちてくるのでラテにはレインコートを着せて外にでたが、まあまあよくも降ったり。場所によっては10センチほどの積雪があった。

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※かなりの積雪でオトーサンもへっぴり腰だ(笑)


天気も悪いし湿った雪が足の運びを邪魔して大変歩きづらい。
しかしいつものことだが、なぜワンコは雪が好きなのだろうか...。いや、オトーサンが知っているワンコたちでも小型犬、例えばビーグルやボストンテリアあるいはダックスたちは総じて寒がりのようだが中型犬や大型犬は歌の文句ではないが、「犬は喜び庭駆け回り...」のようだ。
ラテも、積もっている場所へ場所へと向かってマズルで雪かきしながら歩いている。そして鼻面についた雪を舐めようともせずオトーサンたちに笑顔を送る。

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※ラテは笑顔を向けるが、歩きにくいようだ(笑)


とはいえ、雪もまだ降っているうちは良いものの後が大変である。
翌日の朝は平日だからして女房は通勤だ。それに合わせてオトーサンもラテを連れていつものように散歩に出かけるが路面が凍結して危ないこと...危ないこと !
オトーサンは昔、札幌で手に入れた雪用の靴を履いて完全武装で挑むが、それでもまだ雪かきをしていないエリアが多いし、何しろこの地域は坂が多くてこういう時はマジで危険なのである。
ラテはもっと歩きたかったようだが、オトーサンはラテにオシッコをさせた後にリードを引いて早々に帰宅した。万一転んで怪我でもしたら散歩どころの話ではない。

とはいえ問題は夕方の散歩だった。
朝の散歩は早々に戻ってしまったのでウンチをしていないラテだったから、夕方はそれもミッションに入れて歩かなければならない。そんなオトーサンの思惑を知る由もないラテは積雪の中を突き進んでいく(笑)。
結局ツルツルの坂、雪が残る階段を嬉々として上り、駅に隣接しているビル4階にあるカフェまでノンストップで歩いた。
さすがにカフェのテラスには人っ子一人いないし、第一周りにはまだ雪がかなり残っているし中央付近には「落雪注意」の立て札があったりして今回の雪の量が多かったことを思い知る。

すでに薄暗くなったそのカフェのテラスにラテは当然のように入っていく(笑)。
仕方がないしオトーサンも足元がおぼつかずに少々疲れたので一休みしようとラテを手すりにつないで店内にオーダーしに入る。
当初はコーヒーでも飲んで早々に引き上げようと考えていたオトーサンだったが店員さんに「ホットドックはいかがですか?」と声をかけられ思わず「はい、お願いします」ということに...。
そのホットドックとコーヒーを持って野外のテラスに戻るとそれを察知したラテが「アタシにも頂戴」と頼みもしないのでお手を繰り返す(笑)。

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※積雪が残るカフェのテラスにて...。寒い !


まあまあ、ワンコ連れだからして店内に入る訳にはいかないからテラスで過ごすしない。隅に雪が残っている寒い外でオトーサンとラテはひとつのホットドックを分け(ラテにはソーセージを少し)しばし休息をとった。
ここまでは無事に過ごせたが問題は帰り道だった。なぜなら時間的も気温がさらに下がり、路面の凍結範囲が増したようだったからだ...。それに暗くなっている。
帰り道のラテは来る時とは違い、明らかに足をとられていた。その原因は今回の雪質にある...。
サラサラの雪ではなくもともと水分を多く含んだ降雪だったものが厚さ数センチから10センチ近くも積もった。無論人が一人通れるほどの幅で雪かきされている部分もあるが、ラテはウンチの場所を探しているらしく積もって固まり始めた場所に入っていくものの、オトーサンが見ていても滑稽かつ気の毒なシーンが続いた。

オトーサンの体重なら足を踏み入れれば重い雪でもずぶっと入るが、ラテの体重というか四つ足で乗るとすぐには足下の雪が崩れないのだ。問題はラテ独特のウンチの姿勢に入ろうとすると体重がかかり「ズブッ」と後ろ足が数センチ落ち込んでしまう(笑)。驚き不安定になったラテはその場を離れて別の場所を探すが、当然その雪面も踏ん張ろうと体重をかけたとたんに足下が崩れるという繰り返しに...。

結局、妥協し土が見える場所で用を済ませたラテだったが、帰り道の路面の多くはそんな重い積雪で覆われていたため見るからにラテは苦戦している。雪そのものには喜んでいるようだが思うように歩けないことに困惑しているのだ。
ともかくオトーサンは雪の無い、あるいは少ない場所にラテを導こうとするがラテは頑に積雪の上を歩きたいようで四つ足の長さの半分とか三分の一程度埋まりながら、体を揺らしながら歩く。

やっと後目の前の階段を降りて少し歩けば自宅...といったところまで来たとき、ラテが立ち止まる。
そこから自宅に向かうには四つのルートがあり、普段はラテの歩きたい道を通って帰ることにしているがその日のラテは地面の匂いを嗅ぎながら一カ所をぐるぐると回っているだけで一向に歩き始めない。焦れたオトーサンが思わずリードを強く引いたそのとき、ラテは両前足を上げてオトーサンの体に体重を預けた...。
嗚呼...「抱っこして!」の意思表示だ(笑)。
さすがに歩きづらくて疲れたのだと思うが、普段ならともかく積雪および一部凍結している路面での帰り道、それもすでに暗くなっている時間帯だ。オトーサンも一瞬迷ったが期待は裏切りたくないと20 kgほどのラテを抱きかかえて胸に押し付けるとラテはいつものように両前足をオトーサンの両肩に乗せてしがみついてくる。

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※珍しくオトーサンの手に前足を乗せて寝始めた


オトーサンは仕方なくそのままラテを抱き、滑らないようにと十分注意をしながら歩き始めたもののすれ違う家族連れの視線がやけに冷たく感じられる(笑)。
「この雪道で、なにバカやってるんだ」という無言の声をひしひしと感じながらオトーサンはラテを抱き続けたのだった。
その夜、寝ているラテに近寄ってその前足に手を触れてみると珍しくオトーサンの手に乗せてくれた(ウレシー)。
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主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員