「Netatmo ウェザーステーション」レポート〜セットアップ編

「Netatmo ウェザーステーション」を購入し、屋内外の気温や湿度はもとより、屋内の二酸化炭素濃度にまで注視して快適な毎日を過ごそうと考えたのは勿論だが、その仕組みや精度そしてユーザインターフェースなどに興味を持った次第。今回はセットアップを試みたレポートをお届けしたい。


とはいってもセットアップは実に簡単である。問題は前回も指摘したが屋内用のステーション・モジュールおよび屋外用モジュールをどこに置くかだ。
今回購入したパッケージにはステーションと屋外用モジュールがひとつずつ同梱されており屋外は我が家の場合はマンションなのでベランダのどこかとなるわけだが、ステーションもどこにするかを決めなければならない。

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※「Netatmo ウェザーステーション」、右がステーションで左が屋外用モジュール


さて各ユニットのセットアップはMacからでもiPhoneからでも可能だが私はMacで実行してみた。その為には事前に指定のアドレスにアクセスして専用アプリケーションをダウンロードしインストールしておく必要がある。またiPhone 6 PlusでもモニターできるようにとApp Storeから “NetatmoWizard” アプリをも取得しておいた。

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※Mac版のセットアップアプリをダウンロード


まずステーション・モジュールをメインマシンのUSBに接続する。実際に活用する場合には仕事部屋かリビングに設置するとしてもまずはセットアップができてからだ…。
Mac版のセットアップアプリを起動し、ガイダンスに従って設定を行うが、正しくUSBに繋がっていれば検出されたというダイアログが出る。要はID (メールアドレス)とパスワードを設定し、Wi-Fiを選択することで専用サーバーにアクセスできるようになるわけだ。それだけで接続およびセットアップは完了した。

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※USB接続したステーションが認識された


ただし後で分かったことだが iOSアプリからセットアップすると一端Bluetoothでのペアリングが必要のようだしMacではガイダンスどおりに何の問題もなくセットアップできた。

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※ステーションの基本セットアップは完了


続いて屋外モジュールのセットアップだが、モジュールの円筒カバーを軽くねじって外し、バッテリーケース蓋にある2本のねじを外す。そして付属の単4乾電池2本をプラスマイナスを間違えないように入れてしっかりと蓋を閉め、カバーを元通りにする。

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※この構造であれば少なくとも多少の雨ならバッテリーケース内に雨水は入らないように思えるが...


ただし付属の和文取扱説明書の記述が実際とは違うので混乱するが、製品自体がアップデートでもしたのだろうか…。この点は正規代理店のフォーカルポイント社の責任としてより明確な解説をするべきだ。

ともかく「裏蓋をコインなどで開いて」とあるものの実際には前記したように円筒カバーを外し、バッテリー蓋を外すためにコインなどは不要だ。また正しく電池をセットすると「上の部分が緑に点灯」とあるが、実際にはモジュールの底が緑に点灯する。特に無線LANの接続設定などは不要だ。

※後で屋内追加モジュールを購入したらそれはまさしく蓋を開けるのにコインなどが必要な仕様となっており、前記の取説どおりだった。屋内追加モジュールと最初から同梱の屋外モジュールを代理店が取り違えているのか…。

ともあれこうしてセットアップはあっけなく終わった。
とはいえ屋外モジュールの設置で重要なのは無線LANが届く場所であること、風通しが良く直接日が当たったり雨がかかる場所でないことだという。無線LANうんぬんは当然としても雨がかからない場所となるとマンション住まいにはなかなか難しい注文だ。なおステーションと屋外モジュールがWi-Fi電波をどれほど捉えているか、屋外モジュールのバッテリー残は測定値を読む中で常に確認できる…。

さて、Macからブラウザで測定データを読むために専用サイトにアクセスするとデータ読み込みに数秒かかるが、屋内・屋外共に多くのデータが一望に確認でき便利だ。

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※Macからブラウザで測定値にアクセスすると多くのデータが一望でき、表示アイテムもカスタマイズ可能


ただしやはり手軽なのは iPhoneでの確認だ。
念のために申し上げるとこの「Netatmo ウェザーステーション」システムは屋内・屋外モジュールのセンサーで測定したデータはインターネットを通じてNetatmoの専用サーバーに送られる仕組みだ。したがってセットアップ時に登録したメルアドとパスワードを使って当該専用サーバーに接続すればユーザーはどこにいても「Netatmo ウェザーステーション」による測定結果を確認することができるわけだ。

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※iPhoneの専用アプリで測定値にアクセス。上が屋外で下半分が屋内表示になっている(上)。(i)をタップするとヘルプが表示し各機能の詳細へのアクセスも可能(下)


iOS用のアプリもなかなかよく出来ていて分かりやすい。それらの様々なデータをどう活用するかがユーザーの楽しみであり工夫のしどころで、例えばAPIも公開されているとのことなのでサードパーティーならずともプログラミングができる人は関連ソフトウェアの開発も可能だ…。
またスペックどおりなら各モジュールで測定する誤差も気温で±0.3℃、湿度で±1 mbar、二酸化炭素濃度で±50 ppmまたは±5% だというから信頼に値するものだといえる。

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※屋外専用表示の例


事実これまで室内のCO2濃度などに気を使ったことなどなかったが、これで気温と湿度は勿論、CO2濃度の結果から換気が必要かどうか、騒音や温度・湿度ならびにCO2などの総合判断として空気質の良し悪しも確認できるわけで、健康管理にも役立てたいと考えている。なお測定をピンポイントで得るためには設置場所の登録が必要となる。しかし共用などの過程で正確な住所などを知られるのはセキュリティ上まずい…。その場合は地図上に表示する設置場所のアイコンを測定値に大きな違いを生じないと思われる範囲で近隣の適当な位置にずらしておくことをお勧めする。

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※iPhone専用アプリによる屋内表示一覧例。CO2濃度と騒音値が確認できる


ということで言うことなしの製品のようだが一点本製品を使う際に不安な点がある。それはこのシステムは繰り返すが測定データは、Netatmoのサイトにアップロードされ、そのサイトをパソコンのブラウザや iOSアプリなどで見るという方式だ。測定データ閲覧は常にNetatmoのサーバーからダウンロードする形式なので、もしNetatmoの会社が無くなれば、この観測装置ならびにシステムは、使い物にならなくなる。

まあ…まだ十分活用していない前から心配しても始まらないが(笑)、実用面はもとよりCO2濃度などこれまでほとんど意識しなかったことに注視するきっかけとなったことは意義深いことだと考えている。






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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員