ラテ飼育格闘日記(305)

多くの人は「犬」と聞くとどのようなイメージを思い浮かべるだろうか。まあワンコを好きな人と嫌いな人では大きく違うと思うが、吠える、忠実、嗅覚が凄いなどと共にオシッコによるマーキングをすることなどがワンコの特長として思い出されるのではないだろうか。最近オトーサンはラテの行動を見ていて、オシッコによるマーキングはまさにワンコたちのTwitterだと思うようになった…。                                                                                                                        
オトーサンも最初の頃、いま思えば散歩の際でもラテの行動に大きく制約を課していた…。無論危ないものやバッチイものを拾い食いしないようにとリードを常に引いていたし、ラテがあちらこちらでクンクンと臭いを嗅ぐときもなるべくその場を早く去ろうとこれまたリードを引くことが多かった。
それはオトーサンたち人間から見れば実に理解しがたい汚い行為であるからだ。しかし最近はワンコにとって嗅覚による情報収集は時に視覚以上であり、分かりやすく考えれば “ワンコは臭いで世界を見ている” ことを知り、できるだけラテのクンクンを妨げないようにしようと努力するようにしている。

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※地面を堀ながら臭いを嗅ぐラテ


とはいえ同じ場所で数分も嗅ぎ回られては散歩にもならないからと気の短いオトーサンはラテの情報取得の途中でしばしばリードを引いてしまうことも多いのだが...。
ともかくワンコは地面や構築物にかけられたオシッコを嗅ぐことでそのワンコの性別や年齢、健康状態や発情などの認知だけでなく、いつ頃オシッコをしたのかといった多くの情報を知ることができると言われている。無論マーキングはワンコの膀胱を空にするのが目的ではなく自分の存在を記録するためだと言われている。いわばメッセージを残していると考えられるわけだ。

そのマーキングだが、比較すると雌であるラテは雄よりその頻度は低いようだが時には雄ワンコのように片足を上げてするときもある。しかし多くは座り込んでする…。
ラテが友達ワンコと公園で遊んでいる様を観察していると興味深いことに気がつく。
それは他のワンコが草むらにマーキングし、それをラテが察したとするとそそくさとその上にかがみ込んでマーキングする。いわゆる上書きである。するとまた他のワンコがその上に…を繰り返すわけだが、面白いのはそこにマーキングされていたとしてもいつも上書きするとは限らないことだ。

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※オトーサン、アタシもっと自由に散歩したいんだけど...とラテ(笑)


ラテの場合、数匹のワンコたちがその場にいるとき、仲の良いワンコの臭いの上にはマーキングするが、知らないワンコや遊ばないワンコの臭いの上にはほとんどマーキングをしないのが普通だ。逆をいえば仲の良いワンコ同士は…特に雄同士だと頻繁にマーキングをし合うことになる。
オトーサンはそれにはどういう意味があるのかに興味を持ってきたが、このマーキングをオトーサンが毎日楽しんでいるTwitter (ツイッター)に例えればとてもよくその心理というか…行為の意味が分かるような気がしているのだ。

Twitterによる発言(ツィート)を「つぶやき」と訳す場合があるが、そもそもTwitterは自身がいま思っている事や関心事、あるいは出来事などを140文字の範囲で書き込むことだ。その情報は本来一方通行であり、誰かが読むか読まないか、あるいはそれに対してリツィートと呼ばれる返事を書き込んでくれるかはまったく分からない代物である。
ただし例えばオトーサンがTwitterに参加するとオトーサンの人となりを知る人や興味を持ってくれる人がフォーローしてくれる、あるいはオトーサンが他の人をフォーローするということで相互に相手のツイート(つぶやき)がお互いのタイムラインに時系列表示されるようになる。まあフォーローとは簡単にいえば、お気に入りの相手として登録することだと考えれば良いが、こうした相乗効果でオトーサンのつぶやきがフォローしてくれた人(フォロワー)のおかげで多くの人たちに拡散していく場合もあるし、逆にオトーサンは見も知らずの人のつぶやきを知ることができる。

オトーサンは毎日なにがしかの事をTwitterに書き込む。それに対してお気に入りに登録してくれた相手、すなわちフォロワーさんたちからそれに対してコメントが届くことがあれば、無論何の反応もないこともある。
たかが140文字の範囲ではあるが、オトーサンはパソコンの前にいるだけで、あるいは外出時にもiPhoneの画面でニュースはもとよりこれまで知らなかった多くの情報を知ることができている。地震や事件といったことなら大手メディアより早く細かな事情を察知することができる場合も多い。

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※楽しい散歩のときはラテの表情も輝きを増す


このTwitterをワンコのマーキングに置き換えて考えるとなかなかマッチングしていることに気づくのだ。
ラテは散歩中にその優れた嗅覚をフル回転させ多くのマーキングに出会う。明らかにオシッコをしたばかりの場合もあればすでに乾いていてオトーサンなどには分からない場所にまでクンクンを繰り返すが、これこそラテがTwitterのタイムラインを読んでいるということになるのかも知れない。
そうした中からラテはフォロワーさんというか、興味のあるマーキングに対して上書きマーキングをする。それはまさしくTwitterの書き込みに対して何らかのコメントをするのと同じで「あたし(ラテ)が何時何分にここを通ったよ。あたし元気よ。気に入ったらフォローしてね」という印なのではないだろうか。無論膀胱の中のオシッコには限度があるからして、ラテを見ていると最後はマーキングのポーズはするものの気の毒にオシッコがほとんど出ないということもある(笑)。

さらにラテが遊歩道の一郭にオシッコをしたとする。いわゆる膀胱を空にするための行為は1度の散歩でそんなに多くはないのでオトーサンもその場所を覚えている。そして散歩の帰り道でその痕跡を見つけると必ずクンクンと臭いを嗅ぐがその自分のオシッコの上には通常マーキングしないのは興味深い。
オトーサンだって通常、自分のツィートに対してリツィートはしない(笑)。ただしそのラテのオシッコの上に別のワンコ、それもラテが気になるであろうワンコがマーキングした痕跡があるとラテはその上にさらにマーキングをする。

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※夕方の散歩も日が暮れるのが早くなった。オレンジ色に輝く空に富士山のシルエットが映える


ワンコのマーキングはオトーサンたちが相手と…いや一度も会ったことのない人との間でも気が合えばツィートし合うのと同じような意味を持っているのではないだろうか。そして我々人間にはわからない高度で豊富な情報交換をしているのかも知れない。したがってできるなら変な規制をせずにワンコたちの交流ができるようにすべきなのかも知れない。
勿論ワンコのマーキングはどこでもさせて良いという意味ではない。誰だって自分の家や店舗の出入り口にオシッコされるのは嫌だし大変迷惑な行為だからワンコの買い主は心して場所を選ぶ必要がある。
そうした注意事項を考慮にいれつつもなるべく愛犬がクンクンしているときには少し時間を与える余裕が欲しいとオトーサンは自戒を込めて思っているところなのだ。
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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員