ラテ飼育格闘日記(304)

一時の猛暑時期とは違って気温が低くなったからか、雨の日を別にすればラテはよく歩くようになったし散歩がフィニッシュを迎えても「もっと散歩!」の意志を表すようになった。とはいえ暗くなるのも早くなったしオトーサンの都合もあるから、そうそう散歩ばかりしてはいられない…。                                                                                                                     
最近の朝の散歩は、以前のように通勤の女房と一緒に駅まで歩くようになった。もともとはそうした習慣だったが、暑い時期は歩きたくないからなのだろう、本来なら一緒にいたいはずの女房を放りっぱなしにしてソソクサと家に帰ろうとするのだからおかしい(笑)。
それが最近リードを引くことなく駅までルンルンで歩くようになった。やはり気温が低いことはワンコの活動にとって重要なことなのかも知れない。

実は散歩のやり方というか、散歩に対するオトーサンの認識や対応も当初より随分と変わってきたことも事実なのだ。
ラテが我が家に来てからというもの、オトーサンはいかにしたらこのワンコのリーダーになるべきかを考えて行動した。マズルコントロールもやったしオトーサンの歩く左に揃って歩くようにと訓練したし、散歩途中でも危ないとかバッチイと思うときオトーサンは即リードを引いた。

Latte304_051.jpg

※当然とは言え、注目するものを凝視するときには目を見開くことになる


一言でいうなら飼い犬に馬鹿にされないよう、飼い主がすべてのリードを取るべきだということが手に入れた数冊の本に書いてあったからだ。こうした訓練を怠ると飼い主の言うことを聞かなくなるばかりか、飼い主に対して威嚇したり最悪は噛まれたり...ということも起こりえるとあったからである。
玄関を出るときにはラテを先に…ではなく必ずオトーサンから出なければならないし、無論戻った時もオトーサンから先に家に入らなければならない。食事も人間様のを先にしてラテはその後でなければならない。またラテをオトーサンたちの目線より上に抱き上げてはならない。そしてまた人間の座るソファーなどにワンコをあげてはならない…などなどといったことがまことしやかに主張されていたからである。

それらはすべて飼い主よりワンコが主導権を取るといったことのないように、ワンコが飼い主より偉いというかリーダーになってはならない為である。
オトーサンがラテを飼い始めたのは2006年12月だが、それから6年近く過ぎたわけだが、ワンコ関連本も随分と豊富になっただけでなく全部とはいえないものの、前記した前時代的な飼育を勧めるものはなくなってきたようだ。
結果論だが、オトーサンもこうしたリーダーとなるべくあれこれを努力し、為にラテに疎まれた感がある点は反省しているし、出来ることならやり直したいと思っている(笑)。

Latte304_031.jpg

※肉球が痛いとは言え、寝転びながらの食事はいかがなものか...(笑)


そんな訳だから最初はラテを抱き上げるのも「いいのかなあ」と思いながらだったが、もしワンコが買い主の視線より上になるくらいで増長するなら、2階以上のマンションのベランダで下界を覗くワンコは皆人より偉いと思っていることになる。「そんな馬鹿なことはないだろう」と考えるようになり、この種の説を唱えるドッグトレーナーは信用しなくなった(笑)。
したがって最近は可能な限り、ラテがクンクンしているときにリードを引かないように心がけているし、買い主が先に行動しなければならないといったことにも拘っていない。無論抱っこを要求されればオトーサンは喜んで19キロの身体を抱き上げる(笑)。

視線といえば…抱っこを含め、ラテは最初から自身の頭を上げれば視界がより開けることを知っていた。カラスを見上げたり、垣根の向こうを覗いたりと…ラテが両後ろ足だけで立ち上がって前方を覗くということをしばしばやるのを見てきたからだが、それだけではない。我が家に来てからまもない頃だったが、オトーサンと散歩に出たときオトーサンの靴紐が外れたので人通りの少ない場所に移動ししゃがみ込んでいたら、何ということか、ラテはしゃがみ込んだオトーサンの背中に両前足を乗せて前方を眺めたという前科があるのだ(笑)。
買い主を踏み台にするとはけしからんと思ったけどオトーサンは声を立てて笑ってしまった…。その後、同じ事は起きていないが、抱っこは頻繁に要求する。

Latte304_011.jpg

※カラスを追い立て、後ろ足立ちするラテ


しかしラテがオトーサンに要求する抱っこにはどのような意味があるのか、これまたよく分からないのである。
ひとつには甘えを含み「歩きたくないから」という至極分かったような理由が考えられるし、最近では肉球を噛んでしまい「歩くと痛いから」というこれまた納得する理由からオトーサンに抱っこを要求する場合があることは確かだ。
あるいは嫌いなワンコなどに遭遇した場合に「怖い」から抱っこして欲しいというケースもあった。そして最近遅ればせながらオトーサンに抱っこされているとき、ラテの特別な表情に気がついた…。
勿論オトーサン自身がラテの腹とオトーサンの胸を合わせて抱っこしているとき、ラテの表情を克明に知ることは難しいが、その際に女房が撮った多くの写真から面白いことが分かったのだ。

それは本来オトーサンに抱っこされ、リラックスしてよいはずなのに目を必要以上に見開いている場合が多々あるのだ。特に周りに怖い対象がいるわけでもなく、特に足が痛いという場合でもないのに抱っこを要求したときに多いようだが、オトーサンの想像ではラテが視覚に頼って高い位置から状況判断しようとする時の特有な表情のように思える。

Latte304_041.jpg

※抱っこ時に目を見開いている例

どういうことかといえば、オトーサンに抱っこされればラテの視線はオトーサンと同じか幾分上になるはずだ。いつも地上4,50センチ程度の高さで周りを見ているラテだが、前記したように視線を高くすれば見え方が違うことを知っているはずだ。なればこそ、何かの理由で高い視線から注視したいときオトーサンの抱っこを利用するのではないかと思えるのだ。したがって地上ならワンコお得意の嗅覚重視で世界を判断できるが地上1メートル60センチほどの視界では嗅覚への依存は低くならざるを得ない。その分、目を見開いて文字通り目一杯情報を得ようとしているのではないか…。だからこそ、嬉しいという思いと共に普段の表情とは違った目付きになるのかも知れない。

これまた最近強く感じたことだが、もうひとつラテがオトーサンに抱っこを要求する理由が分かった気がする。
それは「自己主張」を根幹とした「甘え」ではないかと思う。なぜなら散歩の途中で友達ワンコに出会う際、かなりの確率で抱っこを要求するのだが、そのシチュエーションを思い返してみるとオトーサンと相手の飼い主さんが立ち話を始めているときに多い。一昔前ならワンコ同士が意識し合って遊ぶところなのだが6歳になったからか、ラテも相手のワンコもお互いに臭いを嗅ぐ程度で関心を示さなくなった。

Latte304_021.jpg

※久しぶりにハリーちゃんに会ったというのにオトーサンに抱っこを求めるラテ


ともかくオトーサンが友達ワンコの飼い主さんと挨拶し、立ち話をしていると退屈だというより「アタシはここにいるのに」とか「アタシつまらない」といった思いからオトーサンに飛びついてくるのかも知れない。何しろ家でテレビをボヤ~っと見ているとき、あるいは女房と話をしているときなど猛烈に吠えて割り込んでくるときがあるが、それと同種の感覚で「アタシにかまって!」という叫びのように思える。
まったく手のかかる娘である(笑)。
関連記事
メイン広告
ネットショップ先行販売
ブログ内検索
New web site
[小説]未来を垣間見たカリスマ  スティーブ・ジョブズ
ジョブズ学入門
WATCH 講座
大塚国際美術館ひとり旅
ラテ飼育格闘日記
最新記事
お勧めの新旧記事
カテゴリ
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

プロフィール

appletechlab

Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員