ラテ飼育格闘日記(299)

相変わらずアトピーとの闘いに明け暮れる毎日だが、基本的にラテは元気である。ここ2,3年の記録を読み直してみてもこの夏場の活動は例年よりはアクティブな感じがする。夏場は歩くのを嫌がるのが通例だったが今年はルートはともかくまずまず歩いてくれる…。                                                                                                                                               
例年、夏になると朝夕の散歩はスムーズに運ばない。これは過去の「飼育格闘日記」を見ればよくわかる。特に散歩に出たとき、すなわち往路はまずまずスムーズだとしても復路となると数メートル歩いては座り込んだり伏せてしまい、時にはリードを強く引いても頑として動こうとしないときもあるほどだ。
それがどうしたことか、噛んだりして肉球が痛いときもあるわけだが、今年はほとんどそんなこともなく頑張って歩いている。

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※今日もまたラテと散歩を楽しむ...


特に気温に関して昨年より今年の方が低いといったはずもないし、散歩に出る時間帯も違いはないのだが、どういう変化なのだろうか…。
ただしそれは比較の問題であり、オトーサンの考える散歩ルートをまったく問題なくクリアしているというわけではない。最近は駅前のカフェに向かうでもなければ大きな公園に行くわけでもなく、自宅前にある遊歩道を行ったり来たりしながら出会うワンコにちょっかいを出したり、ご近所の嫌いなはずのワンコを追いかけストーカーワンコと化したりして時間を稼いでいるといった感じ…。

面白いのは時々、鎌倉街道を渡った向こうにあるコンビニへ行きたがることだ。それは一時期オトーサンがこのコンビニ前の公衆電話のポールにラテをつなぎ、飲料水を買ってラテと共に飲んだり、時にはワンコ用のオヤツを買って与えたりした楽しい記憶が残っているからだろう。
しかしアトピーの診断が出て以来、そこで売っている安物のオヤツ類は皆チキンをベースにしたものばかりなのでラテには食べさせることができなくなった。したがって必然的にコンビニにラテを連れていくことはしなくなったオトーサンなのだ…。

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※はい、ちょっと一休み


しかし想像するにラテにとっては嬉しいエピソード記憶だったのではないだろうか。
オトーサンと散歩の途中でそのコンビニに繋がれて待っていればオヤツが貰えるというパターンがラテにしみ込んでしまったようなのだ。だからわざわざ信号を待って道路を渡り、そのコンビニに向かうのだから面白い。そしてコンビニの…かつて繋がれて待っていた公衆電話の回りに座り込むのである(笑)。
座り込んでオトーサンにアイコンタクトするラテは実に可愛い。可愛いがコンビニで鶏肉ベースのオヤツを買うわけにはいかないからと、バッグからペットボトルを取り出して水を飲ませ、持参している牛肉100%のオヤツをいくつか与えてその場を離れることにしている。

ほんの数分間だが、ラテはそれでとりあえず納得するのか、またまた信号を待って来た道を戻るのだ。ただそれだけのためにコンビニに行きたがるラテはなんだかちょっと不憫だが、それは仕方がない。
面白いといってはなんだが、特定の場所を由として行きたがるのは分かるものの親バカながら凄いなあと思うのはコンビニや飲み物の自動販売機全般についてそのなんたるかの意味を覚えたことだ。したがって別のコンビニを通ると近づきたがるし、喉が渇くと近間にある自動販売機にオトーサンを引っ張るラテなのだ。

そういえば最近ワンコを飼い始めたという人と立ち話をした際、いつ水を飲ませたら良いか、ウンチをしたい事を事前にキャッチするにはどうしたら良いのか…といった質問をされた。
水はともかく、商店街などを通るとき、店の前で座り込んでしまったことがあり大変申し訳ない思いをしたらしく、愛犬は「ウンチしたい!」と言ってくれないので困るという話だった。
確かにその通りだが、ウンチのするしないやその場所も場数を重ねるとパターンが分かってくるし、なによりも歩き方が変わったり肛門が観察できるワンコならその開き方でもうそろそろだということも察知できるようになるものだということを申し上げた。

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※久しぶりにハリーちゃんと遭遇。ハリーちゃんも背中の一部が痒くて大変だったようだが最近は綺麗になった。しかしラテはなぜ抱っこなのか(笑)


そしてワンコはそもそも緊急時はともかく、いたずらにどこでもウンチやオシッコをする動物ではない。その証拠にラテは下痢の際にこれまで2回室内で粗相をしたものの、それ以外は室内のシート以外でオシッコやウンチをしたことはないし、例えば玄関はもとより自宅のエントランスから道路に出る道では決してしない。
そしてたまたま一緒にいく駅前のカフェのテラスといった場所でも一度も問題を起こしたことはない。逆に言うとオシッコやウンチをする場所には神経質に思うほど拘るのがワンコなのだ。

また散歩中にオトーサンの注意を引きたい場合、ラテは鼻面やその前歯でオトーサンの膝裏や臑を「ツン」と突くのが習慣になっている。そして面白いことだが、オヤツが欲しいのか、単に撫でてもらいたいのか、あるいは水が飲みたいのかはその表情…例えば唇の舐め回し方などで分かるようになった。無論それはラテ独自な行動でありすべてのワンコが同じ意思表示をするわけではないが、最初は分からなくてもよく観察し、意識的にワンコと意志を通わせようと努力していればある程度は自然に分かってくるものだと思っている。
そうなれば便利で安全という以上に一緒に散歩していて楽しいではないか。

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※この安心しきった寝顔を見ているとオトーサンはホロリとしてしまう...


ラテがオトーサンの膝裏をツンツンと突く。
オトーサンは何事かとラテを見るとラテが笑顔でハアハアと口を開けオトーサンにアイコンタクトしている。はい、撫でてもらいたいんだな…とオトーサンは腰を折りラテの横っ面を軽く叩くように撫でるとラテは安心したようにまた軽快に歩き始める。
こうしたことは散歩のときだけではない。夜オトーサンの脇でラテが寝ているわけだが、気配に気がつきラテを見ると、こちらを向いてハアハアと息をしながら時折ピチャピチャと舌なめずりをしている。
こんな場合は大概「喉がカラカラ、水飲みたい」ということのようだ。特にこの時期、軽くエアコンをかけて寝るので室内は乾燥するからオトーサンだって夜中に冷たいお茶を飲みに階下に降りることもしばしばだ。
そんなとき、ラテ用の少々平たいマグカップに冷やした水を半分ほど入れ、ラテの前に差し出すと待ってましたとばかり凄い勢いで飲み始める。そして最後にカップを押さえているオトーサンの手をペロリと舐める。

オトーサンはその行為を「ありがとう」と言っていると勝手に解釈しているが、当たらずとも遠からずだと思うし、こうして完璧とはいかないがラテとの意思疎通ができるようになると毎日が楽しくなってくる。そこにオトーサンたちの一挙一動を観察し、オトーサンたちの日常を知り尽くした感のある娘とまさしく一刻一刻は知恵比べといった感じもする。
とはいえオトーサンも最初は右も左も分からなかった。何しろワンコを飼ったこともリードを持って散歩したこともなかったからだが、5年半の歳月は嬉しいことに愛犬との絆が深まっただけでなくお互いにいま、何を考え何を欲しているかの概略を知ることができるようになったのである。素晴らしいことではないか…。
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主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員