ラテ飼育格闘日記(449)

先日オトーサンが「ラテは子供たちに可愛がられて幸せだ...」といったとき、女房は「でもさ、子供たちがよくオトーサンに『触ってもいいですか?』などと声をかけてくれるよね」という…。まあ確かにそれは言える(笑)。


今更だが、難しい時代である。大人がよかれと思い、見知らぬ子供に声をかけただけで警察に通報されることもありうる昨今だ。したがって例えばオトーサン一人で街を歩いていたとしても行き交う子供たちと声を掛け合うことはまずあり得ない。だから、オトーサン自身は散歩途中で確かに心がけていることはある...。

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※子供が大好きなラテ。子供たちが遊んでいると目を輝かして近づこうとする


先日、駅に向かっていたとき自転車に乗っていた男の子がゆっくりながら横倒しになった。そして自転車を起こすのに難儀していた様子なので近寄って「大丈夫?」と声をかけながら自転車を起こしたことがあったが、そんなシーンでもない限り見知らぬ子供に声をかける機会もないし、子供たちの方からこのオヤジに声をかけることもないだろう...。
しかしラテと散歩をしていると特に小学生や中学生の女子から「可愛い!」「触っていいですか?」といった声をかけてくれることがある。

そういえば、以前住み暮らしていた場所から近い広い公園にはお仲間のワンコたちも多々集まっていたが、その公園の奥に小学校があったことでもあり、子供たちの遊び場でもあった。
そんな環境だったから子供たちはラテを仲間に入れてくれた...。女子たちが「だるまさんがころんだ」の遊びをしているときにラテが近づくと「ラテちゃ〜ん。一緒に遊ぼ!」と声をかけてくれた。

十数人が野球の真似事をしていたときに外野側から見ていたら一人の男の子が近づいたとき「ダメだよ邪魔しちゃあ」と注意された。オトーサンもまずいかな...とラテのリードを引いて遠ざかろうとすると「あっ、ラテちゃんはいいんだよ」と言ってくれた(笑)。

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※人間好きのワンコ嫌い...なのか、困った娘である


近くの砂場がある公園に入ったとき、馴染みの女子たちが「あっラテちゃんだ」と寄ってきたがオトーサンの袖を引くようにしながら「あのさぁ、オジサンにあたしたちの秘密基地を教えてやるよ」という。オトーサンは「秘密なんだからオジサンに教えちゃあダメでしょ?」と聞くと「いいの、いいのラテちゃんたちは」といいながら公園の土盛りの向こう側に連れて行かれた...。

なんということはない、そこにはルールを守らない大人たちが放置したテーブルや家具などがあった。それを子供たちは並べ直して自分たちの秘密基地として遊び場にしたらしい。

しかしそうした女子たちも中学生となり高校生となれば通学のための道も違うしそもそも公園で遊ぶ年齢ではなくなった。その上に近くの小学校が統合のために廃校になった関係で子供たちが公園に立ち寄らなくなってしまったのだ。

ともあれそうした数年の期間でラテだけでなくオトーサンも様々な事を学んだ...。
勿論それらの子供たちの身元はもとより、名前も知らない場合がほとんどだったし、彼女たちとの付き合いはそれこそラテがいたからこそであったが、いくらラテを連れているとは言え飼い主のオトーサンが嫌われては声をかけてくれるはずもない。

そもそも今の子供たちは家庭でも学校でも「知らない大人にかかわらないように」「声をかけられたら逃げろ」という教育もされているようだしオトーサンから声をかければ妖しいオヤジだとして怪しまれるに違いない。

そんなあれこれを意識し、公園で多々出会う機会が増えた後もオトーサンは意識的に彼女らのプライベートに関しては言葉にしないように勤めた。
例えば名前は勿論だが、学校名や学年も聞くことはなかった。数年間の付き合いで友達同士のやり合いから名前を知ったり通学している学校を知ったりすることもあったもののあえてそれらについて聞いたり問うことは避けた。あくまでその場の遊びに関してだけの話題に終始したのだ。

そのうち自然に彼女たちはラテと遊びながら胸襟を開いてくれ、学校での出来事や兄妹がいること、ときには父親の職業に至るまでを話してくれるようになった。
ある子供は中学1年になったとき「人を好きになるのは辛いことなのね」とオトーサンの前でポツリと言ったこともあった(笑)。またラテやその飼い主について家庭で話しをしたことがあるのだろうか、母親と一緒に歩いているところに出会ったときには「あっラテちゃんだ」と子供が近づいたとき、オトーサンの子供のような若い茶髪の母親から会釈をされたこともあった。

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※公園で歩きたくないとデカイ "ツチノコ" 状態になっているラテ(笑)


そうした年月を重ねて知り合った子供たちとはほとんど出会えなくなった...。だから当該ブログでご紹介する子供たちとの接触のほとんどは初対面なのである。しかしいくらワンコを連れているとはいえ、女房が言うようによくもオヤジ連れに近づいて子供たちから声をかけてくれるものだと思う。女房が不思議がるのはその点だ(笑)。

無精髭にウェブカメラを顔の横に着けている妖しいオヤジによく近づいてくれるものだというのが女房の言い分だし、確かにその通りだ。しかしオトーサンとしてもラテの喜びの機会をひとつでも作りたいと努力をしているのである。

まずはニヤニヤしながらは論外だが(笑)、笑顔と言うより明るい表情で歩くことだ。むっつりし暗い表情で歩くのではいくらワンコ好きでも声をかけづらいだろう。
それから言葉にして説明すると作為的で嫌だが、声をかけやすくするよう心がけることも大切だと思っている。例えば向こうからラテに興味がありそうな子供たちが歩いて来たとする。オトーサンはラテのリードを引きながら無表情でむっつりと通り過ぎるのではなく、意図的にラテと話しながらすれ違うことは大切なように思う。

そうするとラテも表情が明るくなるし、オトーサンも子供たちに近づこうとするラテに「ラテ、ワンコが嫌いな子もいるからダメだよ」とか「こんにちは!」と口に出しながらすれ違うように心がけている。ともかく飼い主がワンコと何かしらやりあっていると子供たちも声をかけやすいようなのだ。

ということで、以下に子供たちとの接触例をご紹介するが、現実には申し上げるまでもなくその展開は相手次第なのでオトーサン側に決まったあれこれがあるはずもない。しかしまずはこんな感じのシーンも多い…。

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① 前方から二人の子供が近づいて来る。手前の女の子がラテに近づきたい感じ。ラテは早くも期待している(笑)


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② 確実にラテに向かってきたのでラテにお座りをさせて待機。子供が声をかけやすいようにと演出(笑)


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③ 「触ってもいいですか?」と女子。「ありがとうございます」とオトーサン。「大きい犬、大丈夫ですか?」と確認


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④ どうやらワンコの扱いに慣れているようで、一安心。ラテは早くも女子の差し出した手を舐めている


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⑤ 女子の笑顔とラテの歓喜の表情がコラボ(笑)。ただ右側の女子はまだ腰が引けている


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⑥ 「さようなら」と離れていく。ラテは追いかけたいみたいだが、女子たちにオトーサンは「ありがとうございました」と声をかけて歩き始める


一番の問題は深追いはしないこと。ラテの挙動に最大の注意を払いながらも子供たちにプライベートな事や余計なことは一切口にしてはダメだし、子供たちが離れようとすれば「ありがとうございました」とラテがいくら追いかけようとしても許してはならない。

来る者は拒まず、されど去る者は追わず...である。そして次に出会ったときのことを考えてできるだけその子の顔を覚えておくことができれば免許皆伝だ(何の…笑)。余談だがパナソニックのウェアブルカメラ HX-A500はそうした散歩途中の映像を振り返ることができる点でもオトーサンには有用なのだ。

ま、オトーサンとしてもラテの喜ぶ顔が見たいのと、正直ひとりでもワンコ好きの子供が増えて欲しいと願いつつそれなりの努力をしているということなのである…。しかしオトーサンが言うのもおかしいが、ワンコ連れだからまともな大人だとは限らないし、ワンコがすべて子供好きとは限らないから子供側からの安全対策は難しい…。



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主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員