ラテ飼育格闘日記(453)

毎日暑い日が続く…。亜熱帯のようなこの夏を何とか健康に過ごそうとオトーサンたちとラテの毎日が繰り返されているが、先日悲しい報せが入ってきた。それはラテが公園デビューした当時からのお仲間の1人、コーギー犬アポロちゃんのオカーサンが6月25日に亡くなられていたという…。


2006年の年末からラテと暮らし始めたオトーサンたちだが、翌年の年明け早々に当時の住居から歩いて20分ほどで行ける広い公園に出入りするようになった。当時は夕方にラテと出向くと時に十数匹のワンコたちが思い思いに遊んでいた。生後1年未満だったラテは初対面のワンコたちに対してもほふく前進して近づき、遊んで欲しいとアピールしていた…。

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※6月25日に亡くなられたアポロちゃんのオカーサンと愛犬(2007年撮影)


ともあれワンコ同士をトラブルなく遊ばせる為には相手のワンコの飼い主さんに許可をいただかなければならないからとラテが好んで近づくワンコの飼い主さんたちと挨拶はもとより雑談をするようになった。事実ワンコのビギナーだったオトーサンはそうした飼い主さんたちのアドバイスに支えられて毎日を何とか無事に過ごしてきたといえる。餌の話し、甘噛みの対処、病気の話し、動物病院の選び方、そして衛生面や環境整備の話しなどなど、どれも参考になった。

ただしその常連さんたちのほとんどは女性だった。最初は正直そうした飼い主さんたちと接することに気後れも感じたオトーサンだったが、ラテが好んで近づく方たちは皆魅力的な方たちであり、周りのワンコたちが自然に寄っていくオーラーを持った方たちでもあった。そのうちオトーサンもそうした名前も住所もそして職業や年齢といったプライベート情報をまったく知らない方たちとの会話が次第に楽しくなってきた。

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※アポロちゃんのオカーサンの周りにはいつもワンコが集まっていた...(2007年撮影)


そして飼い主同士が一緒にいるとワンコたちも安心するのか、ラテも次第に打ち解け本性を現すようになった(笑)。またそれぞれの飼い主さんたちもラテを可愛がってくださった。
マキちゃん、ハリーちゃん、クロちゃん、ボビーちゃん、ポン吉ちゃん、ハチちゃん、ボーちゃん、そしてアポロちゃんなどなどの飼い主さんおよび、ときにそのご家族と一時の会話を交わすようになった…。

実は先日ビーグル犬ハリーちゃんのオカーサンより「本当に残念で、とてもとても悲しいご連絡です。」というメールをいただいた。それは長い間入退院を繰り返していたアポロちゃんのオカーサンが6月25日に亡くなられていたという内容だった。聞けば56歳という若さだったという...。

コーギー犬のアポロちゃんは実に甘えん坊で愛らしいワンコだ。ラテ共々ハリーちゃんもアポロちゃんもまだ幼いワンコだったから体を張って遊び回った。端から見ると喧嘩しているように思えるほど牙を剥き、相手に体当たりし、ひっくり返して噛みつく…といった乱暴ことをやっていたが、それらは幼犬特有の社会性を養う遊びであり、そうした中からお互いに相性や “加減” というものを学んでいったものと思われる。

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※右からアポロちゃん、ハリーちゃん、そしてラテ(2007年撮影)


一時の乱戦が終われば一緒に水を飲み、オヤツを食べ、周りにいる方たちに愛想を振りまいていたが、ラテも好んでアポロのオカーサンの膝元に潜り込んでいた。しかしそれをアポロちゃんが嫉妬してまたまた一時の乱戦になるということを繰り返していた。いや…実によく走り回っていたものだ。

アポロちゃんのオカーサンは「2人の子供の教育に失敗しただけでなく飼い犬(アポロちゃん)の教育にも失敗して…」と冗談を言いながら笑っていたが、その凜としたお姿と話し方は素敵だった。そしてアポロちゃんを心から慈しんでいた。そのオカーサンが亡くなられたという…。

すでに数年前になると思うがいつの頃からか、アポロちゃんのオカーサンが入院されたという話しを聞いた。無論お仲間の飼い主さんたちからの情報だ。手術をされたらしいが経過は順調で退院されたという話しを聞き、周りにいた方々と胸をなで下ろした。一時期は公園にもこられたようだが体力的な問題なのか、アポロちゃんのリードを引いているのはご主人であったりお嬢さんだったりが多くなった。

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※公園の階段を元気に駆け上がるアポロちゃんのオカーサン(右)、ハリーちゃんのオカーサン(中央)、そしてラテのオカーサン(左)。(2007年撮影)


問題は至極プライベートなことだしそもそもお名前やご家族のバッククラウンドを熟知しているわけでもなくどこにお住まいなのかも知らないお付き合いだったので立ち入ったことは聞きづらかった。そうこうしていると何度か入退院を繰り返されているという情報も耳にした。

今年に入って柴犬のクロちゃんのオカーサンにお会いしたとき、アポロちゃんのオカーサンの話題になった。クロちゃんのオカーサンはアポロちゃんのオカーサンとメールのやりとりをされていたのでオトーサンよりずっと事情をご存じのようだったが「これまですぐに返事を貰えたけど、先日出したメールの返事がないので…」と心配されていた。もしかしたら体調が悪くメールの返事どころではないのかも知れないとクロちゃんのオカーサンとオトーサンはため息をついた…。

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※公園からそれぞれ帰途につくつかの間、愛犬を連れて談笑するアポロちゃんのオカーサン(右)、ラテのオカーサン(中央)、そしてハリーちゃんのオカーサン(左)。(2007年撮影)


僭越ながらオトーサンもこの数ヶ月気になって仕方がなかった。しかし前記したようにご住所もお名前も、ましてや電話番号やメルアドも知らないわけだから情報源は唯一ワンコ仲間の飼い主さんでしかなかった。しかしそれも最近の猛暑や猛雨でラテが長時間歩かなくなったため、滅多にその広い公園に足を向けなくなったし、たまたまラテの気が向いて足を踏み入れても時間帯が合わないのか知り合いのワンコ仲間の方々にはお会いできない日々が続いていたこともあって1ヶ月以上前に亡くなられていたことを知らなかった…。嗚呼!

ご家族の方々やアポロちゃんの哀しみはいかばかりかと思うが、心からお悔やみを申し上げたい。そして当該ブログに載せようと2007年から撮り溜めた数千点にもなる写真の中からアポロのオカーサンのお姿を探し出したが、歯切れの良いお声が耳の奥に聞こえるようでオトーサンは思わず嗚咽を漏らした。
後でクロちゃんのオカーサンからお聞きしたことだが、出棺の際ご遺体の周りは沢山のアポロちゃんの写真で埋め尽くされていたという。合掌…。



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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員