ラテ飼育格闘日記(454)

先週はお仲間のワンコの飼い主さんが亡くなられたことを記した。そういえば飼い主さんだけでなく別途知り合いのワンコも亡くなったことを教えていただいた。ラテとはまったく絡まなかったから詳細は不明だが、見るからに飼い主さんに愛されていることがわかるワンコだった。


人もワンコも命には限りがある。そんなことは百も承知だが、家族は勿論身近にいる人たちやワンコたちはどこか永遠に存在してくれるような気がするものだ。
思えばラテが公園デビューしてから9年近くにもなる訳だから、その際に出会ったワンコ…特に大型犬たちの中には亡くなっているワンコも多いはずだ。”はずだ” と曖昧なのは2,3年もすると出会うことがほとんどなくなったワンコが多いからである。それは文字通りワンコが亡くなったために飼い主さんも公園に足を向けなくなっただけでなく引越や環境の変化で公園には足を向けなくなった例も多いのだろう。

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※散歩中にへたり込みながらもオトーサンたちに愛想を振りまく


具体的な名前は挙げないが、これまでに知る限りシェパード、ボクサー、ゴールデンレトリバー、コーギー、柴、シェルティー、ボーダーコリーなどなど残念ながら亡くなったワンコも多いものの、この4,5年会っていないワンコたちもいるのでそうしたワンコたちの所在が時に気にかかるオトーサンである…。

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※夕暮れなったので散歩に連れ出すも、ドアを閉めた途端に外気の蒸し暑さが嫌でドアを開けろと騒ぐ(笑)


そういえば先日ステラと名付けられた雑種の大型犬が老衰で亡くなったことを教えていただいた。雌のワンコだが当初からラテとはまったく絡んだことがないので詳しい事は分からない。たまたま飼い主さん(男性)と公園などで出会うと挨拶を交わす程度だった。しかしそのワンコの名はジャズのスタンダードナンバー「星影のステラ」を思い出す素敵な名前なのでオトーサンにとっては印象深いワンコだった。

印象深いといえばステラちゃんの飼い主さんは見るからに愛情深くワンコと付き合っているのをいつも眺めていた。広い公園の周りを時にお仲間のワンコたち…飼い主さんたちと一緒に時間をかけて回っている姿をよく見かけたが、ステラちゃんが大切にされている姿は微笑ましいものだった。そのステラちゃんが老衰で亡くなったという…。

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※美容室から戻ったところです!


確かその1週間、いや10日ほど前にいつもの公園でその姿を見た記憶があるが、14歳と3か月だったらしい。大型犬では長生きできたほうかと思うが、知らせてくださったハリーちゃんのオカーサンによればステラちゃんはそのとき、飼い主さんに前足を握ってもらっていたという。その握っていた前足の肉球が息を引き取る瞬間に「ふわ〜」と暖かくなり、その後急に冷たくなったらしい。

その情報を知ったとき、オトーサンの耳にはあの軽快な「星影のステラ」の曲が流れた…。ステラちゃんは文字通り大好きな飼い主さんに看取られながら星になったのだろう…。
そして考えたくもないが、ラテも大病を患うことなく寿命を全うできたとしても後5年程度かな…と思うとそれだけでオトーサンは平常心を失う。

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※今日も散歩のフィッニッシュはオトーサンに抱っこだ(笑)


こればかりは避けられない定めだし、毎日出来ることを粛々とやりながら飼い主共々健康に留意しつつ、楽しい思い出を重ねていくしかないとはわかっているのだが、知り合いのワンコや飼い主さんの訃報を聞くとついつい考えてしまう。

ところで面白いといってはラテに叱られようが、今般ラテ関係の古い写真を検索する機会があったのであらためてラテ1歳未満だったときの写真を見ながら気がついたことがある。以前にも少し触れたが、一般的にワンコは成犬より子犬時代の方が可愛いに違いない。無論犬種によるものの、幼犬時代はムクムク、コロコロとしているし小さく動きもそれなりだから思わず両手で持ち上げて抱きしめたくなる。

犬猫に限らず、生き物はそうして弱い時期には人間を含めた大人たちに守ってもらうように出来ている。可愛さは生きるための武器なのだ。ただしラテの写真を振り返って見ると残念ながらオトーサンたちが出会ったのはラテがすでに生後5ヶ月の時であり、生まれたてのムクムク、コロコロ時代は知らない…。

あくまで推定だが生後5ヶ月ほどで知り合い、6ヶ月の時にわが家に来たわけだが、幼犬時代の顔つきより現在の顔つきの方が可愛いのだ(笑)。比較して見ると表情がかなり違うことがわかる。

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※ラテが我が家に来た翌月(2007年1月)の表情。う〜む、可愛くない(笑)


親バカ丸出しで話しを続けるが、2007年あたりの表情は硬くて贔屓目に見ても「わっ可愛い!」といえるご面相ではないのだ(ゴメン…)。無論往時は比較の対象もないしオトーサン側の知識もなく、そんなものだと考えていたフシがあるが…。
そんなことを考えながらふと隣に寝ているラテの顔を覗こうと振り向くと我が娘はオトーサンにケツを向けて寝ていた(笑)。




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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員