iPhone用黒電話スタイルの受話器(ハンドセット)を手に入れた

いわゆる黒電話というやつ...無論ボタン電話でなくダイヤル式の電話機を知らない人たちも増えたとのこと。あの回転するダイアルを前にしてどうしたらよいかが分からない子供たちもいると聞いたが、世の中それだけ大きく変わったということか...。


一家5人のわが家に黒電話が入ったのは昭和40年前後だったと思う。電話を設置する際「電話加入権」というものにまとまった金を払わなければならない時代だったから、家庭に電話を入れることは特別なことだった。
その数日後に電話のベルの音を軽減するためか、わが家の黒電話様はお袋が縫った小さな座布団の上に鎮座していた。それは子供心にも陳腐に思えたし、黒電話が大黒天かなにかの木彫りのようにも思えた(笑)。

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※iPhoneで使える黒電話スタイルの受話器(ハンドセット)「COCO Phone」


その電話機も現在ではボタン式になったのは当然として随分とスマートに、モダンになったが、昨今のビジネスフォンで物足りない点がひとつある。それは薄っぺらになったハンドセット…受話器だ...。軽くなったのは良いし確かに見栄えも素敵だが、その形状では肩と頬の間に受話器を挟んでハンズフリー通話するという芸?がやりにくくなった。

一昔前の警察や新聞社のTVドラマなどではよく受話器をそうして肩と頬で挟みながら「なに?殺し?…ちょっと待て、いまメモする!」といったシーンが多々あったものだ(笑)。
このスタイルは仕事のできる奴というイメージがあったものだが最近はその姿が横柄だというイメージもあるらしい。見た目も美しくないし見えない相手にも伝わるものだからやってはいけないと宣う人もいるが、これは仕事のやりやすさを極めたひとつの工夫であり、電話対応の口調や態度とは別のことだとオジサンは思うが、これまた時代が変わり価値観や考え方が変わっていく…。

またマナーがどうの…といった事とは別に実害があることは確かだ。肩で電話機を挟み込むのがクセとなれば肩こりや首の痛み、顎関節症などの原因となる場合があるというから、無闇に真似しない方がよいと思う。まあ人それぞれか…(笑)。
いつしか時代が流れ、スマートフォンの時代となった。その多くがiPhoneの影響で縦長で薄い四角形となったし我々は疑いもなくそれを耳に当てて通話をしている。そしてまさかこの薄さでは肩に挟んで格好付けることは難しいし落としやすい(できる人もいるらしい)。当然 iPhoneもハンズフリー通話が可能とはいえそのままでは相手の声が周りに聞かれてしまう...。

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※「COCO Phone」はカールコード付きなのでケーブルは絡まりにくい


無論通話機能を持つヘッドセットやイヤフォンあるいはヘッドフォンを使えばよい理屈だが、一番の欠点はその喋りが「独り言」なのか「通話なのか」が分かりにくいことか(笑)。今では慣れたが、一時期歩きながらブツブツと声を出し、時にニヤニヤしている奴を見ると危ないからと避けるクセがついた。
対して受話器による通話の利点はオフィスや家庭においてもその姿は誰が見ても電話をしていることが分かる点だ。電話をしている者に用事を言いつけたり、話しかけたりする奴はいない…。まあ受話器を肩に挟んだまま外に出る人はいないだろうし(笑)。

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※ハンドセットにはボリューム(上)と通話ボタン(下)が付いている


特に受話器に拘りがあったわけではないが、馴れという事も含め確かにあの黒電話の受話器は使い勝手が良い。どう考えても板っ切れのようなiPhoneを耳に付けているのは通話に限っては自然ではないような気がするのだ。
とまあ、どうでもよいことを長々と述べたが、面白半分にiPhone用の黒電話スタイルの受話器を買ってみた...。

「COCO Phone」という当該製品は黒だけでなくピンク色などいくつかカラーバリエーションがあるようだが、ここは是が非にも黒でなければならない(笑)。
とはいっても本物の黒電話の受話器とは比べものにならないほど軽く(135g)滑り止めの意味があるのか全体が艶消し処理されている。

使い方はハンドセットに付いているカールコードの先端プラグをiPhoneのイヤフォンジャックに差し込むだけだ。
勿論電話をかける場合は iPhone側で相手を呼び出すことになるがボリュームはハンドセット脇にあるボタンが効くし、通話を受ける、あるいは切るのはハンドセットの内側にあるボタンを押す。それだけだ...。

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※使い勝手はなかなかよろしい...


バッテリーが必要なわけでもなくソフトウェアのインストールも不要。ただイヤフォンジャックに差し込むだけだ。これならiPhoneを操作しながらの通話ができるし通話相手の声は外に漏れない。勿論iPhoneだけでなくMacBookなどでSkypeやFaceTimeを利用する際にも活用することができる。

またノイズリダクションシ機能による音質も必要十分だし、カールコードのおかげでケーブルは絡まりにくい。無論当該ヘッドセットを持ち歩くつもりはないが、ことモバイル通話に関してはレトロといった意味は別にしても私のような古〜い人間には実に使いやすい…。この数日、仕事部屋での通話はもっぱらこの「COCO Phone」で楽しんでいる。



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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員