ラテ飼育格闘日記(456)

朝夕は大分涼しい日が増えたがまだまだ蒸し暑い日が続くに違いない。ラテは外に出て歩きたいという気持ちとこの暑さの中は歩きたくないという気持ちの狭間にいるようだ。進んではUターンし、また思い返したように別の道を進む…。結局自宅の近所をあちらこちらと巡りながらの散歩となる。


例え遠出したところでラテは自分の体力と気力の限界など片道しか考えていないに違いない…。きっと帰りはヘトヘトで頻繁に座り込んだり抱っこを要求することになるのは目に見えているから、オトーサンもいたずらに遠出のコースに向かわないように注視している。しかしこんなイージーな散歩ではラテにとっても楽しい出会いはほとんどない。

近隣でお気に入りのワンコは極少ないし、それぞれのワンコも暑い時間帯を避けているからなかなか出会えない。また子供たちも夏休みだから、いつもの通学路を通らない。したがってこれまた出会いは難しい。

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※この季節は遠出をしないのでお気に入りのワンコや子供たちと出会う機会がないのでつまらなそうだ...


それでも時に近所でワンコを飼っている知り合いの方と出会うこともある。ワンコの扱いには熟知していらっしゃる…というより…ラテを喜ばせようとラテが気づいた瞬間に物陰に隠れてラテが探し近づくのを待ったりしてくださる。ラテは尻尾をお尻ごと振りながら近づいて愛想を振りまくが、実にラテは幸せな奴だ…。

オトーサンたち自身はラテと生活するためにこの地に引っ越ししてきたわけだが、ワンコを飼われている人たちが多いように思える。それだけワンコを飼うにはとても良い環境に違いない。
もともと起伏の激しい土地だったのか、坂と階段が多くて歩き回るのには大変だが、変化のある風景はまた魅力的だ。そして春には見事な桜、秋には紅葉を楽しむことができる…。

その高低差がある道を日々ラテと歩いているわけだが、ワンコおよび飼い主同士がすれ違うことは度々だ。ただしその大半は会釈程度で通り過ぎるだけだが、先日とあるワンコ連れの飼い主さんに声をかけられた…。
どうやらその方の目にはラテが飼い主であるオトーサンの脇にピタリと寄り添い、つかず離れずの絶妙な距離感で散歩しているように見えたらしい。
ワンコを飼い始めたばかりでリードの扱いに苦戦しているようで「リードの扱い方はどうされているのですか?」と質問された。

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※電車の通る脇をラテと家路に向かう


この「ラテ飼育格闘日記」を最初からお読みくださっている方々はご承知のように、ラテはドッグトレーナーといった専門家に預けて特別な訓練をしたワンコではない。我が家に来た生後6ヶ月のときから日々オトーサンが悪戦苦闘の中で意思疎通しつつ教え教えられてここまで来ただけのことだ。
確かに最初期にはいわゆる言うことを聞かせるために、あるいはリーダーシップを確認させるためにマズルコントロールを続けたこともあったが正直成功したとは思っていない(笑)。

ともあれ言い訳めくが、ラテは警察犬や盲導犬といった徹底した訓練をやったわけではないので飼い主の命令を100%遂行するとは言いがたい…。いや、気に入らなければオトーサンが「ラテ、来い!」といっても「プイッ」と横を向いて無視する事さえある(笑)。ただし室内であれば他に迷惑をかけるわけでもなし、ラテの自由にさせているが、これが一歩外に出ればラテの自由にさせるわけにはいかない。

無論それは行き交う人たちへの配慮でありまたラテ自身の安全のためだ。そのためにはどうしてもリードさばきは重要だと考え大げさな物言いになるがそれなりの試行錯誤を重ねてきた。

そのリードだがオトーサンは常に1メートルほどの布製で丈夫なリードをラテの首輪に付けて歩く。別途バッグの中には巻取式で最長5メートルまで伸びるリードも持参しているが、これは広い公園などで遊ばせるためで道路を歩く際には使わない。よくこの巻取式のリードをそれも長く伸ばしたままで散歩している飼い主さんがいるが、それは危険なので止めていただきたい。

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※オトーサン、少し休もうよ...と


繰り返すが広い公園などで周りの安全確保に問題ない場所ならともかく、一般の人たちが行き交い自転車やら子供たちが遊んでいる場所を数メートルもリードを伸ばしてはリードの意味がなくなる。ある意味それはノーリードと同じであり、何かトラブルがあったときワンコを制御できないではないか…。

こういうと「うちのワンコは大人しいから大丈夫です」という飼い主さんがいるが、子供や通行人を噛んで新聞沙汰になる際にも「普段は大人しいのに」は常套句だ。小型犬でも本気で噛めば人の手の骨など粉砕してしまうパワーを持っている。
ワンコが人を噛むのを正当化するわけでは決してないが、ワンコにはそれなりに理由があるに違いない。しかし理由はどうあれ飼い犬をパブリックな場所で飼い主が制御できないのであればそれは飼い主の資格がない。それに無条件でワンコが嫌い…怖いと思っている人たちもいることに配慮しようではないか。

そう、リードの扱い方だがその1メートルほどのリードをオトーサンの手首に投げ縄のようにして巻いている。これは例えどんなに強く引かれても、またオトーサンが倒れてもラテが自由にならないことを意味している。無論左右の手に持ち替える際には最新の注意をする。そしてリードは軽く掌と指を利用して引くことにしているが、自然に緩めることができるように保持している。

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※引っ張れば手首のリードが締まるようにしている


常にリードの長さは可能な範囲で動的であるように心がけているからこそ普段はピーンと張ることもなくオトーサンの横に付いて歩くラテとの間で適宜緩んで垂れていることが多い。こうした習慣がついたからこそ我が儘なラテといい加減な飼い主ではあるが結果コントロールされているように見えるのだろう。いや、公道を進むときにはコントロールできていないと時に大きなトラブルになり得ることもある。ましてや飼い主がスマホを片手にワンコの散歩など言個同断である。

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※オトーサン流のリードの保持方法例のひとつ。いつでもリードを巻いて短くもできるし、ラテの引きに合わせて数段階の長さになるよう手首と指などを利用してリードの長さを調節している


さてリードは前記したように時に手首に巻取り短くしてラテの行動を制御とつつ、ラテの動きや引きに合わせ時に緩めて進みあるいは立ち止まる。
前方から大型犬が近づいて来る、細い道を杖を突いた老人が体を揺すりながら向かってくる、傘をさした片手運転の自転車が後ろから迫ってくる、あるいは幼児がヨタヨタとラテに近づいてくる…などなどいくらでも気が抜けないシーンが満載である。

リードを引き、ラテを足元に固定するのは飛びかかったり威嚇するのを防止するだけでなく、吠えることを制御する手段にもなる。これは吠えるシーンだな…と思った場合オトーサンは躊躇なくリードを最短に巻取りラテを足元に固定する。無論ラテが動こうとする場合もあり得るが、片手あるいは両手で完全に動きを止められる力もまた必要だ。
したがって大げさでなくそれに準じたリードさばきが大切なのだ。慣れてくればこのリードの引き具合でラテにオトーサンの意志を伝えることができる…。




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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員