愛用のパナソニック・ウェアラブルカメラ HX-A500 再び

ウェアラブルカメラ HX-A500は愛犬との散歩時にいつもヘッドに着けている。その散歩が結果10分であっても、あるいは90分であっても帰宅したらそのデータは日付別のフォルダに分類してMacのハードディスクに一時保存している。


HX-A500の前には短期間HX-A100を使っていたが、当初これらを使うきっかけは車に装備するドライブレコーダーの代わりといった感覚だった。散歩中の印象的なシーンや出来事を後々記録保存するというより、何らかのトラブルがあった場合の記録を残しておきたいと考えたからだ。

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※ヘッドマウントにカメラ部を装着したHX-A500

こう記すと「犬の散歩程度で大げさな」と思う方がいるかもしれないが、確かに大半は当然のことに何事もなく散歩を終えることができるわけだが、時には予想もしない出来事に遭遇することもあるし確率はわずかであっても下手をすれば大怪我をするかもしれない出来事をいくつか経験したからでもあった。

※ 以下ご紹介する作例の静止画は一部を除きHX-A500 (1920×1080/60p)で撮った動画より任意のフレームをキャプチャし、横1280ピクセルに編集したもの。クリックすると1280ピクセルに拡大します。


散歩途中の犬同士のトラブルもけっこう耳にするが、愛犬には常に1メートルほどの短いリードをつけているしノーリードで外を歩かせたことはない。したがってこちらが加害者となる可能性は低いが毎日のことだからそれは意外な出来事も起こり得る...。
ノーリードの犬が向かってくるということもあったし、母親に連れられた幼児がすれ違いざまに持っていた木の枝でラテを叩くといった出来事もあった。

幼児の力が大したこともなかったからか、ラテは反撃したり怒ったりはしなかったものの万一ラテが吠え、幼児が驚いて転び怪我をした...といったことがあれば「犬に吠えられ幼児が転倒し怪我!」だなんていうニュースの見出しになるに違いない。先に幼児が枝の切れ端でラテを叩いた...だなんてことはなかった事になって一方的に犬が、あるいは飼い主の管理責任を問われることになるかも知れない。映像の記録はそうした際になによりも実際に何があったのかを再現してくれる。

あるいは歩道橋の右側を愛犬と歩いている際にその僅かな右脇スペースを後ろから強引に自転車で通ったオヤジもいた。この時私の肩と相手の肩が当たったが振り返りもせず無言で走って行った。車輪に轢かれなかっただけ良かったのかも知れない。また、まずまず広い歩道橋を愛犬と歩いていたとき、これまた後ろからきた自転車に体当たりされそうになったこともある。

歩行者にも驚かされることがある。商店街など比較的人通りが多いときは愛犬のリードを短く持ちつつ、他の歩行者たちに迷惑をかけないようにとなるべく人の少ない場所を選んで歩くようにしている。それにもかかわらず、急いでいるのか後ろから愛犬に膝が触れるほど密着して通り抜けようとする女性が…。その度にこちらは愛犬がビックリして歯を剝かないかと冷や汗がでる。さらに子供が蹴ったサッカーボールがラテをかすめて飛んできたことも…。
だからHX-A500はそうした際には有力な “防犯カメラ” にもなるに違いないと考えているのだが。

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※子供の蹴ったサッカーボールが飛んできた。勢いがなかったので大事に至らなかったが...


HX-A500はそうした一部始終を私の視線が向かった場面に限ってだが、なかなかのクオリティで撮影し続けてくれる。無論それは音声(モノラル)付き動画で...。
大きくカメラが動いていない限り、行き交う人たちの顔や表情もはっきり捉えているし走っている車のナンバーも読み取れる場合が多い。したがって万一何らかの事故やトラブルに巻き込まれた際にはリアルな証拠となるに違いない。そう考えてそもそもはHX-A500を使い始めた...。

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※条件が許せば約手前50センチから遠方までピントが合う


しかし幸いHX-A500の映像を証拠として使うといったトラブルは今のところ起きていないが、予想もしなかったあれこれが浮かび上がってきて期待も膨らんだ。
ひとつにはいわゆるエピソード記憶とでもいうべきか、本来なら当たり前すぎて通り過ぎてしまう事象の映像が残ることか...。無論映像と音声のみであり皮膚感覚やら嗅覚といった実記録はないが、それらはその時その時の自分の視線に準じた映像と自身の声や呼吸音、そして回りの騒音などが合わさっている訳で、再生してみるとリアルなイベントの再現となる。

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※広角な視野とクリアな撮影が楽しめる


勿論こうした経験は旧来から、例えば旅先で撮ったビデオカメラなどによって体験してきたわけだが、旅は非日常の世界であり小さな出来事でもそれは当人にとっては新鮮で希有な体験であるから自然に記憶に残ることが多い。そしてそもそもそうした時の撮影は「あの建物を撮ろう」といった意志によりカメラが場面や対象に向けられる。しかし日々365日、朝夕に愛犬を連れた散歩はそれ自体特別なことではなく習慣として身についた日常の出来事になっている。

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※夕日や朝日の荘厳さに心打たれる


事実HX-A500に写っている多くは地面だ(笑)。それは当然で、愛犬との散歩時に一番注視しなければならないのが地面だからだ。
舗装道路にしろ芝生や草木の生えている道にしろ、踏み込むのを避けなければならない場合も多い。ガラスのかけら、コンビニ弁当の食べ残しの放置からバッチイものまで撒き散らかされていることもあるからだ。したがって特別のことがなければ散歩途中の映像を後々まで残す必要もない。一定期間保存した後は古い順から消去する。

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※愛犬との散歩では多くが地面の映像だ(笑)


ただHX-A500は4K撮影ができるスペックを持っている。実際には長時間撮影したいがために4Kではなくハイ・ビジョンクオリティ(1920×1080/60p)で使っているが、使い始めてすぐにその映像がとても綺麗なことに驚愕した。無論HX-A500は一般のビデオカメラのようにブレに注意して撮影するといった使い方には適さない。ヘッドセットに装着し顔の横にカメラがあるとすればそれは常に動いている方が普通だ。
したがって撮影を意識することはあまりないが、"これは" と思った風景や道端の花などに気づけば近づきそれなりに頭を振らないよう数秒間視線を向ける...。

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※時に道端の草木に近づいて撮影することも...


1度HX-A500を修理に出した数日間、いかにその利用が身についてしまったかを実感させられた。なぜならフト気がつくとあたかもHX-A500を装着しているときの頭の振り方なのだ(笑)。
そうして撮った動画は時にピントもシャープでとても美しいし、その動画から任意のフレーム、すなわち静止画を取り出したものはブログに使うことは勿論、インクジェットプリンターで印刷してもL判程度ならまずまず使えるクオリティを持っている。

何しろ通常は天候の悪い時の撮影は機械への影響を考え、使わないようにするわけだがHX-A500は防水仕様なので大雨でも雪のときでもリアルな撮影が続けられる。
大きな問題として容量が多い動画データをいかに保存するかは考えなければならないが、ある意味2度と撮れないシーンの連続が日々撮れていることになる。

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※HX-A500は雨の日も雪の日もそして夜間も活用可能


例えば愛犬の友達ワンコは勿論、すでに亡くなったワンコたちの姿も生き生きと残っているし四季折々のシーン、満開の桜や燃えるような紅葉も映っている。特に人物に関しては誰であろうとカメラを向けられたために意識するといった不自然さはまったくないのが素敵だ。

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※時にはヘッドマウントを外し、ローアングルで撮影するのも面白い


特に子供たちはもとよりだが、人に対してあらためてカメラを向けることは警戒されないまでもぎこちないものとなりがちだが、HX-A500は例え頬の横にあるのがカメラだと知ってもこちらがカメラをかまえたりシャッターを押したりしないから緊張することはなく自然な映像が録れる。

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※愛犬に近寄ってくれる子供たちにも違和感を与えないで済む


さらに写真にはシャッターチャンスというものがある。しかし常にファインダーやカメラの液晶画面を覗いているわけにもいかないから珍しい瞬間を捉えるのは難しいものだがHX-A500はバッテリーや記録メディアの容量が許す限り動画撮影を続けられるので普段は撮れない瞬間が多々映っていることも多い。

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※HX-A500で撮った映像をキャプチャし一部をトリミングした。後ろから駈けてきた男子の両足が浮いている一瞬!


上記はブレッソンの「決定的瞬間」を真似たわけではないが(笑)、一般的なデジカメではなかなか撮れないシーンである。その映像はときに私自身の体調や健康状態がどうだったのかを教えてくれる。機嫌がよいときには鼻歌が多いし風邪で熱があるときの散歩では咳き込む音が続き、映像が頻繁にぶれる。

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※HX-A500は両手が空くからして、何らかの作業中の記録も容易だ


歩き過ぎで左足の膝関節を痛めたときにはその映像は終始カクカクと一歩毎に左側に傾いている。
大げさだがHX-A500はこれからも私と愛犬の何の変哲もない毎日を記録してくれるアイテムとなるに違いないが、それらのうちのいくつかの映像は無二の宝になるに違いない。



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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員