NOMAD、Apple Watch専用モバイルチャージャーの充電時間と賢い充電時期の判断は?

Apple Watchは一般的な使い方の場合、丸一日以上バッテリーは持つと考えてきた。しかしwatchOS2になってからはバッテリーの持ちは確実に悪くなった。さらに外出時にApple Watchをあれこれと使い回す場合はNOMAD Podのようなモバイルチャージャーは不可欠になった感じだ...。


Apple Watchをフル充電するのに必要な時間はどの程度なのだろうか? アップルが試作品を使った検証値として発表しているデータによれば「80%までの充電に約1.5時間」および「100%までの充電に約2.5時間」だという。

モバイルバッテリー NOMAD Podのアウトプットスペックだが、メーカーサイトによれば 5V / 1A と外部バッテリーとしては標準なものだから、他の一般的なモバイルバッテリーを使った充電時間と同等だと思われる。ただしNOMAD Podなら充電ケーブルにとらわれず、どこにいてもスマートに充電できるので便利なのだ。

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※NOMAD Podは上にApple Watchを乗せて充電確認ボタンを押すだけ。煩わしいケーブルに頓着しないでよい


ということで念のためNOMAD PodにApple Watchを乗せてバッテリー確認ボタンを押しその充電にはどの程度時間がかかるのかを知りたくて簡単なテストをしてみた。
NOMAD Podのバッテリー容量は1800mAhで、メーカーサイトによれば約4回ほどApple Watchを充電出来るという...。今回は丁度バッテリー残が50% になったときにNOMAD Podで充電を開始し、100%になるまでの時間を確認してみた。

ちなみに充電開始時間は 17時32分だった。まずはこの時間を記録しておきフル充電済みのNOMAD PodにApple Watchを乗せて充電開始だ...。
問題は100%充電できたのに気づかず、しばらくしてからそれを認知したのでは充電に必要な正確な時間は分からなくなる。とまあ、途中2度Apple Watchの画面にタッチし、バッテリーの残高を確認したが、3度目の時に幸い98%充電されていたのでそのまま100%になるまで離れずに待ってみた。

正確に...とはいってもあくまで目視の範囲だが、100%になったときの時刻は 18時35分だった。まあ誤差も含めてほぼ1時間で50%のバッテリー残から100%のフル充電に至ったということが確認できたわけだ。Apple Watchのバッテリー容量は小さいからか、充電は思ったより早い感じだ。

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※バッテリー量が100%になった時刻は 18時35分だった


ではバッテリー消費が心配ならどのようなシチュエーションであっても一日中バッテリーが持つようにとNOMAD Podを持ち歩き、頻繁にNOMAD Podに乗せる習慣を身につければ良いのだろうか...。いや、それでは問題がありそうだ...。

リチウムイオン・バッテリーはメモリー効果の影響を受けないとされているが、実際に充電を繰り返していると次第に電池の持ちは悪くなることはiPhoneなどでも経験済みである。そもそもリチウムイオン充電池に限らずこの種のバッテリーを長持ちさせるには使い切ってから充電するほうが良いという...。ただし実際にはそんな使い方が出来ようもないが...。

したがって常にフル充電状態をめざすやり方はApple Watchのバッテリーを短命にすることになるかも知れない。何しろApple Watchのバッテリーが一日持たなくなればそれは事実上使い物にならないことになる。
ということは頻繁にNOMAD Podの上に乗せれば良いということではなく、1時間ほどあれば実利用可能な充電ができるわけだから、なるべく消費させた後にNOMAD Podに乗せることがバッテリー寿命をも考えた現実的なやり方といえようか。それにApple Watchは充電中でもコンテンツは使えるので致命的な不便さはないに違いない。

Apple Watchのバッテリー残がゼロ状態からの充電はまだやったことがないが、いくつかの情報と今回の結果を考察すれば、NOMAD Podによるフル充電は2時間もあればほぼ可能なようで、それは前記したアップルが試作品を使った検証値として発表している「80%までの充電に約1.5時間」および「100%までの充電に約2.5時間」というデータに大きく矛盾しない値だ。

最後に、最近のモバイルバッテリーは5V / 1A の出力と共に5V / 2.1A の出力コネクタを備えている製品が多い。ではそうしたモバイルバッテリーの5V / 2.1A からApple Watchを充電すればNOMAD Podよりもっと早く充電が可能なのだろうか...。
この種の事情に詳しい友人に聞いたところ、詳しく調べた訳ではないから...と断りながらも残念ながらことはそう単純なものではないと教えてくれた...。

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※左は一般的なモバイルバッテリーと充電ケーブルを組み合わせた例。右のNOMAD Podの利便性の良さには太刀打ちできない


なぜなら簡単にいえばApple WatchとかiPhoneというデバイス側には本体保護のためのリミッター(制限)がかかっているからだという。したがって5V / 1A による充電でも、あるいは5V / 2.1A による充電でもデバイスに供給されるのは本体側で制御されている 0.8A程度になってしまうらしい。
ともあれApple Watchの仕事量がこれからは益々増えるように思える。だとすればバッテリーの管理はより重要な問題になってくるに違いない。



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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員