当研究所に専属モデルが配属...Macテクノロジー研究所もファッション業界進出か?!

私はプロのカメラマンではないが、デジタルカメラが登場した最初期の時代からそれらを活用するアプリケーション開発の過程で直接・間接にそのデジカメを評価する仕事をやってきた。そうした昔のよしみということもあって、現在も試作品をも含めてデジタルカメラやビデオカメラの評価を依頼されることがある。ただしその都度困るのがその検証のための撮影対象である。


屋外での撮影はともかく屋内での撮影の基本は女性にモデルとなってもらうのが一番だと考えている。何故ならその服装や髪の艶は勿論、肌の写り具合といったものはカメラの能力と性能を引き出し比較するのに適しているからだ。またこちらの意気込みも違ってくるというものだ...。
とはいえ大がかりな仕事ならいざ知らず、簡易的な頼まれ事やプライベートなテスティングに本職のモデルさんをお願いできる身分ではない...。

これまで試作品や新製品のデジカメを評価する際、いわゆる撮影小物といったいくつかのアイテム、例えば花束や果物などを被写体として仕事をしてきたが、今般 "人の顔" を必要とすることになったので思い切って?専属モデルを雇うことにした...。

Mannequin_01.jpg

※当研究所の専属モデル嬢【クリックで拡大】


とまあ、そのまま受け取っていただいては困るが(笑)。ちょっとしたきっかけもあって女性のマネキン、それもヘッドだけのものを入手してみた次第…。
これまでまったくこの手のアイテムに予備知識がなかったから、結構な予算を必要とするのだろうと思っていたものの、ピンキリはあるが思っていたより安価なのには正直驚いた...。

しかし私にとって重要なのは程度問題ではあるもののそのリアルさである。オモチャ同然の造作では興味が半減するし絵としても美しくない。といってもフルボディのマネキンやドールを手に入れたいとも思わないし、第一邪魔だ。あくまで...せいぜいバストショットくらいな絵作りができれば十分と考えた。

Mannequin_02.jpg

※マネキン本体は髪は付いていないので別途手に入れる必要がある


ただし選んだヘッドマネキンはそのままではスキンヘッドだった(笑)。したがって取り急ぎショートヘアと軽くカールしたロングヘアのウィッグを手に入れたが、これまた手にするのは初めてなので勝手が分からず最初は手間取った...。

こうしたことに詳しいであろう友人に聞いてみると、マネキンの顔は人間同様化粧して使うこともできるという。その為の専用マネキンもあるというし、そうでなければ化粧効果が出せるようになるべく薄化粧のものがよいというアドバイスをもらった。しかし化粧などに関わったことなどあるはずもなくウィッグと共に眼前に並べると何だか気持ちが高ぶってくる(笑)。

Mannequin_03.jpg

Mannequin_04.jpg

※金髪ショートヘア姿のマネキン【クリックで拡大】


ときに髪型を変え、スカーフや帽子といった小物はもちろん、撮影角度を変化させるとマネキンの表情も違って見えるから面白い。なるほど、こうした趣味にはまる人の気持ちも少しは分かるような気がする...。

ともあれ我が研究所の専属モデルは人件費もかからず休みも必要ない。こちらの要求どおり真夜中であろうが盆暮れであろうがいつでも手伝ってくれるし、疲れたとかお腹が減ったなどと文句もいわない(笑)。

Mannequin_08.jpg

MacTechLab_model.jpg

※こちらはショートヘアとロングヘアにブラウスを着せた最終系の例。後はベーシックな装身具を使おうか...【クリックで拡大】


この専属モデル(名前をつけないと...笑)を簡易スタジオにセットしあれこれとセッティングの上でカメラ写りを演出するのは果物や花束と格闘するよりなかなかに面白いし...難しい。
そういえば昔、妹が真珠で有名なミキモトのデザイナーからスタイリストに転職した時代には随分と苦労話を聞かされたことを思い出す...。

まず契約したモデルや女優を撮影時間内、気持ちよく働いてもらうことに気を配らなければならないのが大変だったという。当時売れっ子だったある歌い手は「私、こんなお洋服着るのは気が乗らない!」とふて腐れたり、椅子から立ち上がってもらうだけでも「疲れているのに…」と文句を連発するので大変だったと聞かされた。そして身につける物や撮影小物はお店やブランドの名を公示するという条件で名のあるショップを駆けずり回って借り、撮影が終わったら当然のことながら手土産を持参し返しに回るといった苦労話を思い出した。

ちなみにこのマネキン、とてもしっかりした作りだし美形だ。その表情は憂いを帯びて好みである(笑)。目を合わせていると惚れてしまいそうだ...(爆)。
重さは約4Kgだが扱いにくくはない。また材質はなにかと確認したら強化ガラス繊維だという。今更だが昔のマネキンは石膏みたいな材質で長く使っているとはげて白い部位が目立ったものだが、これは全体というか肌が美しいしなかなか精度も高い。

当初は雑な作りなのではないかと危惧したが、梱包もしっかりしていたし肝心の顔部位は発泡スチロール製の仮面型プロテクターで保護されているなど思っていたよりずっとよい商品だった。

Mannequin_10.jpg

※マネキンの目元。とてもよく出来ている【クリックで拡大】


さて、ヘッドマネキン嬢のサイズだが、全体の高さが48cm、顔部位の高さは約17cmほどで頭部の周囲は54cmだから、小顔ながら女性の顔の実寸と考えても良く、なかなかの存在感である。だからこそ人向けのウィッグもほとんど調整せずそのまま合うわけだ。

というわけで、まだまだ扱いが慣れずにぎこちないもののお気に入りのモデルが見つかって喜んでいる。ただひとつだけ残念なのはこのモデル嬢…微笑んでくれないことだ(笑)。



関連記事
メイン広告
ネットショップ先行販売
ブログ内検索
New web site
[小説]未来を垣間見たカリスマ  スティーブ・ジョブズ
ジョブズ学入門
WATCH 講座
大塚国際美術館ひとり旅
ラテ飼育格闘日記
最新記事
お勧めの新旧記事
カテゴリ
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

プロフィール

appletechlab

Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員