Apple Pencil を手にしたファーストインプレッション

Apple Pencil はいまこの原稿を書いている時点で予約しても出荷は4〜5週かかる…。だから、ある人が「Apple Pencil 最大の欠点はすぐ手に入らないことだ」と言ったとか…。そのApple Pencil を遅ればせながら手にすることができたのでまずは "物" としての第一印象を記してみたい。


Apple Pencil の細かなスペックはすでに多くのユーザーが紹介されているので繰り返さないが、まずは手に取った感触は悪くない。
同梱物はApple Pencil 本体の他はLightningアダプタと予備の先端だが、アップルのウェブ広告に「おなじみの形が革命を起こします。」とある通り、ほぼ鉛筆と同じ形状だといってよい。そしてその姿はホワイトのボディと共に実にシンプルだ。

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※Apple Pencil のパッケージ(上)と同梱内容(下)


ちなみに鉛筆と比較してみたが、長さはほぼ同じの約17.4mmほど。直径は六角形の鉛筆が対角では7.85mmで面で計ると7.25mmだったがApple Pencilは8.9mmほどだった。さらに重量だが鉛筆が約5gだったのに対してApple Pencil は21gほどだった。

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※Apple Pencil の長さは市販の鉛筆とほぼ同じ長さだったが重さは鉛筆の4倍ほどもある


ただし手で握ってみれば重さはまったく苦にならない。そういえば重量のバランスがペン先側にあるので些かバランスに気遣いが必要という情報もあったので雑なテストながらApple Pencilの先端からキャップの端までの長さのどの辺が重量の支点なのかと山形になっているラバーに乗せ左右の重さが均等になる場所を探ってみた。いい加減なテストなので正確ではないものの目視では約半分...真ん中付近で左右が釣り合った。ということは重量バランスは特に気にするほどではないということか...。

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※Apple Pencil の長さのどの辺で左右のバランスが取れるかを試してみたが約半分くらいの位置だと分かった


Apple Pencilを手にした一番の興味は実際の使い心地だ。Apple Pencilの機能面というより二つの点が気になる。ひとつは書き味だ。紙に鉛筆を走らすのと液晶面を覆うガラス面にApple Pencil の先端チップを走らすのでは正直感覚が違う。
紙と鉛筆は今更のことではないが、微妙なザラザラ感が書き味となっているし適度な抵抗があるからこそ紙に芯が細かな粒子として残ることになる。

したがってツルッと滑るような鉛筆があったとするならそれは書きやすい鉛筆とはいえないし書き跡が残らない。それに我々はこうしたアナログの感覚に慣れていることでもありそれと大きく違うとなると別の神経を使わざるを得ず使いづらいだけでなく疲れを感じる。

とはいえApple Pencil も紙と鉛筆と同じ書き味であるはずはなく最初は多少の違和感を感じる。ただし口を尖らせて「書き味が違う!」というほど使いづらいものではなく馴れの問題で解決できるものと思われる。またiPad Proの大きな液晶をそのまま使う方もいるに違いないが、何らかの保護フィルムを貼って使うユーザーも多いかも知れない。そうなれば液晶面に直とはまた違った書き味になるし、書き味を考慮した保護フィルムの登場もありだろう。

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※iPad Pro用の保護フィルムとしては今回simplismのアンチグレアを選んだ


2つ目はホールド感の問題だ。本物の鉛筆だってこれで長時間もの書きをしたりスケッチをやればペンだこならぬ鉛筆タコもできるし鉛筆が当たる指は痛くなる。無論持ち方にもよる...。
Apple Pencil は円形の筒状であり一般的な鉛筆の六角形とは違い持ち方さえ気を付ければ指を痛くすることはあまりないとは思うが、それでもApple Pencil の太さはフィットするものの太い線を描くため先端を寝かせることも多く手の大きさにも関係するがやはり長時間の連続使用は少々辛いに違いない。

こうした実用上のあれこれについてはユーザー側でできるだけベストの状態に工夫することも必要かと思う。無論機能面を変えるわけにはいかないのでここでは簡単にできることをやってみた。

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※鉛筆用のグリップをApple Pencil に付けてみた


それは滑り止めとグリップ感向上のために市販のエラストマー製グリップを使ってみた。これをApple Pencil をホールドする位置に取り付けて使う訳だが、近所の文具店で手に入れたものは指の場所部分が凹んでおり、僅かだとしても太さが増すこと、そして滑らないために私には大変使いやすく感じている。さらに机上に置いた際にも転がりにくくなるのも利点だ。

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※今のところ使い心地はなかなかよいし転がり防止にもなっている


後、気になるのは先端チップの持ちだ...。予備がひとつ同梱されているとはいえこのまま無造作にバッグやらに放り込んだり一般的なペン立てに挿したりすると先端が傷付くかも知れない。できれば何らかのキャップを用意したいところだが、市販の鉛筆用は太さが違うので使えない。
先端を傷つけないようなペンケースなどを物色してみようと考えている。


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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員