15枚までの書類をしっかりとめる 紙素材の新感覚クリップ「デルプ」レポート

ガジェット類も面白いけれど文具も楽しい。遅ればせながら昨年8月にマックス株式会社からリリースされた15枚までの書類をしっかりとめる 紙素材の新感覚クリップ「デルプ」を使ってみた。


数枚の用紙をまとめ、止めるにはゼムクリップやダブルクリップあるいはステープラー(ホッチキス)が確実で簡便だが、これらは金属なだけに取扱にも少なからず注意が必要だ。また近年はエコという立場も含めてこうしたクリップにもおしゃれ感覚が求められ、見た目の美しさも重要になってきた。

DELP_01.jpg

※サンカク紙クリップ「DELP」5色50個入りパッケージ


例えばステープラー式の製品にしても針を使わない製品が登場している。それらには圧着型のものと小さな切り込みをあけて折り込んで閉じるタイプがあるが、前者は資料に穴が空かない(痕は残る)し簡単に外せるものの綴じる枚数がコピー用紙10枚程度になっている。

DELP_00.jpg

※愛用の針なしステープラー、コクヨ製「Harinacs」。これは最大綴じ枚数は5枚


対して切り込みを作って綴じるタイプにしても12枚程度までが限界のようだしこちらも針などは使わないものの少なからず資料に切り込みを作ってしまう結果となる。
ともあれ両社共に針などの消耗品は一切不要ということも大きな利点に違いない。

さて「デルプ」は紙製だから廃棄も簡単ながら決して使い捨てではなく使い回しもできるのが特長だ。ただしこれは消耗品であり、安価だとはいえ費用がかかるのは覚悟しなければならないものの前記した製品たちとはまったく違う存在感を楽しめるのが特長だ。

DELP_02.jpg

DELP_03.jpg

※「DELP」の表(上)と裏(裏)。すべて紙製だ


まずはその閉じ方のユニークさだ。いや、ユニークというか1度やってみればそのアイデアに敬服しながらも基本的な手法はシンプルなのに驚く...。
その閉じ方だが、まずは「デルプ」をコピー用紙15枚まで重ねた用紙の角に三角の本体を差し込む。そして飛び出ているラベルを後ろ側に折り曲げるが、このとき必然的に裏面から見て「デルプ」から飛び出ている用紙の三角部分も一緒に折りたたむことになる。

DELP_05.jpg

DELP_07.jpg

DELP_08.jpg

※使い方も簡単。束ねた用紙の角に「DELP」を被せ(上)、裏側の飛び出ているラベル部を用紙の角と共に折り込み(中)切り込みを「DELP」の端に巻き込めば終わり(下)


こうして用紙の角ごと折りたたんだラベルの切り込みを「デルプ」本体の溝に巻き込めば完了である。

DELP_09.jpg

※「DELP」で束ねたコピー用紙15枚


要は束ねた用紙の角を折って、それをズレずに固定する役割を「デルプ」が果たしているわけだ。したがって取り外しも簡単だし、再利用もできるし「デルプ」で束ねた書類を重ねてもダブルクリップなどと比較してかさばらずスマートだ。
さらに「デルプ」の廃棄も紙素材なので分別を意識しなくてもよいし資料自体も角に少し折り目が付く程度なのでこれまた再利用する場合も支障はない。なお肝心の強度だが、用紙を全枚数折り込んでいるだけに見かけよりずっとしっかりと束ねてくれるし脱落もない。

DELP_10.jpg

※束ねた1枚目を吊り下げてみたがしっかりとしていて外れない


面白いの紙という素材ならではの楽しみ方もできる点だ。
それは「デルプ」はホワイト・イエロー・ブルー・グリーン・ピンクと5色のバリエーションがあるので資料の用途別に色分けして使うとか「デルプ」自体にコメントや配布部署などの記載ができることだ。さらにマックス株式会社ではノベルティツールとして企業名やブランドロゴを入れる特注も受けるというから面白い。

DELP_11.jpg

※「DELP」はホワイト・イエロー・ブルー・グリーン・ピンクの5色バリエーション


ところで「デルプ」のサイズは一種類だが例えば5色入り50枚のパッケージの希望小売価格は720円(税別)、単色の50枚のパッケージの希望小売価格は650円(税別)というから1枚約税込みで15円強の価格となる。これを高いと思うか、それとも安いと思うかはそれぞれだろうが、そもそもこの種の製品は大企業の職場で大々的に使われるということはあまり考えられず、小規模な企画の場でウケを狙うとかデザイン事務所や家庭で活用されることが多いのではないか。

だとすれば、コストのみからの評価だけではなくこうしたアイテムで資料を用意する者も、それを受け取って「おっ!?」と思うであろう受け取る側の双方の好奇心を満たしてその場の雰囲気を盛り上げる小さな演出代と考えるなら実に安いものだと思うが、いかがだろうか。

当Macテクノロジー研究所では15枚程度までの資料を束ねる場合はすでにこの「デルプ」を多々活用している。ただし個人的な感想だが、この「デルプ」がステープラやゼムクリップのように広まるにはコストを別にしてももうひとつふたつ...工夫というかアイデアを付加する必要があるような気がするのだが...。

紙素材の新感覚クリップ「デルプ」




関連記事
メイン広告
ネットショップ先行販売
ブログ内検索
New web site
[小説]未来を垣間見たカリスマ  スティーブ・ジョブズ
ジョブズ学入門
WATCH 講座
大塚国際美術館ひとり旅
ラテ飼育格闘日記
最新記事
お勧めの新旧記事
カテゴリ
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

プロフィール

appletechlab

Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員