ラテ飼育格闘日記(489)

ラテの存在はオトーサンたちにとってなにものにも代え難い存在であるが、逆に日常は家族だからして空気みたいな存在でもある。1日の大半をその時、その季節に見合う好きな場所でラテは寝て過ごす。オトーサンが昼飯を食べていても昔は必ず「何か頂戴」と近寄ってきたが最近はそれもほとんどない…。


だからこそ朝夕の散歩はオトーサンとラテが共同で行う一種のセレモニーみたいなものだと考えている。その散歩を有意義に、そして楽しく実地するにはオトーサンたちとラテが健康でなければならない。

さて、1ヶ月前にラテが元気がないと心配して動物病院に連れて行ったことはラテ飼育格闘日記(484)に記した。その際に肝臓への負担が認められるということで体重減への努力と1ヶ月分の薬を出してもらったわけだが、先日はその成果を確認しに再びラテとともに動物病院へ行った。

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※知恵も働くし、なかなか御しがたい娘なのだ(笑)


事前に食事をしないで来院するように言われていたので当日はオカーサンも勤めが休みだったこともありゆっくりと起きて食事の前に散歩に出た。そしてその帰り際に動物病院へ立ち寄った。そういえば狂犬病予防注射を促すハガキが来ていたことでもあり、気になる検査項目確認の為の採血とともにその狂犬病予防注射をしてもらうことに…。

ラテにとって歓迎すべき場所ではないが、やはり美容室とは違いオトーサンたちが側にいるからか、診察台の上でオトーサンに抱っこモードではあるものの震えるようなことはなかった。
先般美容室でも体重を計ったのでこの3ヶ月で1Kg減量したことをあらためて確認。それでも19.6 Kgあるので後半年程度で18Kgほどになればベストなのだが、こればかりは日々努力するしかない。

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※オトーサンは富士山を眺め、ラテはオカーサンを待つ


オトーサンたちがラテを押さえている間、採血は後ろ足から、そして狂犬病予防注射は首に近い背中に打った…。その間、ラテは暴れたり吠えたりせずに静かにしていた。
その日は予防注射を打ったことでもあり、夕方の散歩も走ったりという激しい運動はさせないようにしたが、ここのところ気温が上昇してきたからか毎年のことだが困った行為が出てきた…。

それは散歩の途中で頻繁に腹ばいになって休むことだ。ラテもシニア犬だし1時間もの散歩で歩きっぱなしというのも大変な場合もあるだろう。リードを引いているオトーサンだって水を飲んだりベンチがあれば休憩したいと思う時もある。ただしそれは例えば1時間の散歩の中で1,2度でありその時間もせいぜい数分といったところだ。

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※ワンコ好きの女子に声をかけてもらったのでラテは喜び、顔を舐め回した...


しかしラテのそれは頻度も時間も桁違いなのだから散歩にならないときがある。
先日などはそのまま散歩を続けるとすれば全行程の1/4ほどしか進んでいない場所で、石段に腹ばいになって動かなくなった。オトーサンは当初「おいラテ!電池が切れたか?」と茶化していたが、リードを強く引き階段から大きな体が落ちそうになってもしがみつくようにして「このままでいたい」と動かない。

仕方がないのでオトーサンも一休みしようとラテの隣に座り込むが、そのまま30分とか1時間過ごすわけには行かない。真夏は毎年この種の事で困っているわけだが、早くもこんな調子では先が思いやられるではないか…。それでもラテの意志も尊重してと5分ほど待ってみたが一向に立ち上がる気配はない。
10分が過ぎた頃、さすがにオトーサンは進むにしても戻るにしても歩かなければとラテを抱き上げようとするがこれも身をよじって嫌だという。

確かに後2ヶ月で満10歳になるラテだからして幼犬時代の体力はなく歩く速度も遅くなったが、今のところ足腰に問題がある訳でもない。体調にしてもアトピーと減量の他は留意しなければならない点はないはずだから、歩けないのではなく歩きたくないだけなのだ。その拘りというか執着が半端でないのが困りものである。

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※好奇心は旺盛です!


想像するにラテにとって御影石の階段に腹ばいになることは気持ちのよいことに違いない。しかし腹ばいになるために散歩に出たわけではないからともかく歩かなければならない。オトーサンとラテとの確執を行き交う人たちが笑いながら通り過ぎるが、まさか大声出したり張り倒すわけにもいかないのでどうしてもオトーサンは弱い立場だ…。

こういう時にはオヤツを取りだしても効果がない。オヤツは食べるが立ち上がらない(笑)。
ただし最近はリードを首輪でなくハーネスに取り付けていることがオトーサンの武器になっている。首輪にリードを付けている場合はご想像のとおりオトーサンがリードを引き、ラテが抵抗すればその全パワーが首にかかり、ときに「グエッ!」といったことになる。それでも動こうとしないのでどうしてもオトーサンは弱気にならざるを得なかった。

その点ハーネスは腹に回っているプロテクターに力がかかる訳だが首よりは遠慮なく吊り上げられる(笑)。とはいえ約20Kgの体重、それも動きたくないと抵抗するラテを怪我などさせないように “撤去” するのはなかなか難しいし気を遣う。宥め賺し、時に叱りながらなんとか石段からラテを引きはがした(笑)。

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※自宅に戻ったところでこちらの機嫌を伺うラテ。この笑顔を見せられるとオトーサンは弱い!


そんなあれこれをしているだけですでに夕日は地平線近くに下りていた。やっと歩き出したラテは自分の行為がオトーサンの気を悪くしたことを知っているからだろう、頻繁に鼻先でオトーサンの膝裏を「ツンツン」と突いて機嫌を取ろうとしている。オトーサンもここは飼い主の威厳を見せなければと笑顔で振り返りたいところを我慢し、気づかないふりをして家路を急いだ。



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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員