ローライフレックス Automat MX Tessar 75mm f3.5を試し撮り

ヴィヴィアン・マイヤーの写真集や映画に触発され、埃を被っていたローライフレックス Automat MX Tessar 75mm f3.5 を引っ張り出しただけでなく初めて撮影をしてみようという気になった。まあお詳しい方には見ちゃいられない...ということになるかも知れないが今回は初めての二眼レフカメラによる撮影ファーストインプレッションである。


私はカメラとの付き合いだけは長い...。すでに50年ほどになっているが腕が上がったためしはない(笑)。
1989年に起業してからすぐにスティルカメラやデジタルカメラが登場し、その映像を記録したデータをパソコンに読み込むといったアプリケーション開発をやってきたのでいわばデジカメの歴史にずっと寄り添ってきたといえる。だからというわけではないが、すでにデジカメは日常なくてはならない道具となってはいるが、いささか当たり前すぎて面白味が薄れてきたように思える...。

さて私の手にあるローライフレックス Automat MX Tessar 75mm f3.5(以下ローライフレックス)は数年前に撮影小物といった感覚で入手した。こうしたクラシックカメラの知識が貧弱だったし使い物になる美品は当然のことながら高額でもあったから見栄えを重視してそこそこの製品を手に入れた。

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※試し撮りをしたローライフレックス Automat MX Tessar 75mm f3.5


今般初めて撮影を試みる気になったが、本来ならプロに依頼してリペアできれば良いのだろうが、当然のことながらまともな予算が必要になるしそもそもが撮影可能なものなのかも分からない。素人目で一通り確認したつもりではフォーカシングも滑らかでシャッターもすべての速度で作動し絞りも設定に問題はないようだ。そして肝心の撮影用レンズは無論完全であるはずもないが目視では多少のゴミや汚れがあるものの撮れないほど酷くはないように思えた。

ということで全体のパフォーマンスを確認するためにはまずは撮影し、フィルムを現像してみることが肝心だと考えた。もしかしたら光漏れがあったり、レンズが思った以上に状態が悪い、メカ的にシャッタースピードや絞りが合っていない、あるいはピントがビューファインダー上では合っているように見えるが狂っている…などなど使い物にならないと分かれば諦めるしかない...。

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※ファインダースクリーンにはなかなか綺麗に像を結ぶ(ローライナーという接写レンズ使用)


そんな思いでこれまたブローニー(120)フィルムを初めて購入してローライフレックスに装填した。何もかも初めてだが、若い頃に愛用していたカメラは当然のこと銀塩カメラだったわけで細部はともかく昔取った杵柄で大きく迷うことはなかった。

RolleiflexTaketrial_01.jpg

※ブローニー(120)フィルム5本入りを手に入れた


ただしローライフレックスへのフィルム装填は初めてなので事前にネットでポイントを確認した後にやってみた。少々たどたどしいが問題はなかったようだ。



※ローライフレックスに120フィルムを装填する様子。初めてなので些かたどたどしい(笑)


フィルムは ISO 100の白黒フィルムだが問題は絞りとシャッタースピードの設定だ。最初はこれまた昔の記憶にたよりいい加減にやってみよう思ったが、結局 iOS用の露出計アプリを手に入れiPhoneで使うことにした。ISO感度を100に設定し、絞りを室内だからとF4にしてローライフレックスをセットした三脚と同等の距離から被写体に向けると適切なシャッタースピードが計測される。

RolleiflexTaketrial_04.jpg

※iOSアプリ「連続露出計」であたりを付けてみた


まあ本式の露出計のような正確さは望めないだろうが指針にはなると考え設定をいくつか変えて撮ってみた。さらに同様に屋外に持ち出して今度は手持ちで数枚撮影...。

シャッターを押すとシャッター音は「チッ」といった感じで小さいが小気味よい反応だ。そして巻き上げクランクを回しフィルムを送り反対に半回しして次のシャッターをチャージするといった手順が心地よい。
ふと何かが足りないと感じ手順を追ってみると屋内ではビューファインダーの映像を確認しながらピントを合わせたが、カメラを屋外に持ち出したとき、ピント合わせをしなかったことに気づく(笑)。こうしてフィルム1本、12枚の頼りない撮影はあっと言う間に終わってしまった。

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※フィルム1本は12枚撮りだが、あっと言う間に終わってしまった


カメラから取りだしたフィルムはしっかりと巻かれていることを確認し最後は糊付けした上でラボへ送ってみた。現像とプリントをした上で送り返してくれるサービスがあるので日にちはかかるが気が楽だ。まことにありがたい時代(笑)。

そのラボはネットで知ったポパイカメラというお店でお願いするのは当然初めてだったが送った翌々日だったか、わざわざ確認の電話をいただいた。言い訳めくが今回はあくまでカメラのテストということなので写ることが分かったら今後長いお付き合いになると思う。
私のローライフレックスによる初めての撮影はこうしてあたふたしている内に終わったが、問題は写っているかどうかだ。多少でも脈があるようならまた続報をお届けしたい。



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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員