ローライフレックス Automat MX Tessar 75mm f3.5 の試し撮りの結果報告

ローライフレックス Automat MX Tessar 75mm f3.5 に初めてフィルムを装填し撮影してみた。何かを撮ろうとした明確な意図があったわけではなく、これまで使ったことのないクラシックカメラがどれほど使えるのか、あるいは使えないのかを知るためだった。


普段何の心配もなくデジタルカメラを使っていると、そもそもカメラという機器の仕組みやらなど考えないで撮影していることがほとんどだ。しかし一昔前の銀塩カメラを扱うとなれば事情は大きく違ってくる。

今回の試写はあくまで手元にあるローライフレックス 二眼レフカメラがどれほど使い物になるのか、あるいは飾り物でしかないかを知る第一歩の意味合いによるものだったがやはりデジカメと扱いは違わざるを得ない。

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※ローライフレックス Automat MX Tessar 75mm f3.5は果たして使い物になるのか?


絞りやシャッタースピードが適切に動作するのか、そして撮影用のレンズに傷やカビ、あるいはくもりなどによる撮影に支障があるのかないのかを知るのが先決と思ったからこその試写である。
目視した限りでは大きな問題はないように思えたが、カメラは精密な光学機器でもあるから実際に撮影してみなければ本当の所はわからない。

初めて白黒120フィルム(ブローニーフィルム)をカメラに装填し1本12 枚撮りを楽しんでみた。何しろ銀塩カメラは昔取った杵柄だがそれらはほとんど35mmフィルムであり120フィルムは扱ったことはない。装填はもとより撮影が終わり、フィルムを取り出す際にも些かぎこちないのはしかたない…。

さて撮ったフィルムは現像しなければならないが、ネットで調べたらフィルムを宅配便や郵送すれば現像からプリント、さらにCDへのデジタル化までやってくれるラボがある事を知った。自由が丘に店舗があるポパイカメラさんだ。
勿論利用させてもらうのは初めてだが、ともかくオーダーシートに必要事項を書いて撮影したフィルム1本を送ってみた。ウェブによれば戻ってくるのに7日から10日ほどかるというが、ただ待っていればよいので気が楽だ...。

送った翌々日のことだったか、ポパイカメラさんから確認の電話をいただいたが、結局送ってからちょうど10日目にネガとプリントが届いた!
いやはやデジタルカメラに慣れすぎたのだろうがこの10日間の長いこと...(笑)。

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※ポパイカメラさんから依頼した現像とプリントが届いた。多少の難はあるようだが「綺麗に撮れています...」とコメントが


丁寧に包装されていた包みを急いで開いてみると...おっ、撮れているではないか。気がつくとポパイカメラさんからのメモがあり「ローライきれいに撮れていますが、少しネガの両サイドが感光しているようです」と書かれていた。お陰様で丁寧な仕事をしていただいたことが実感できて嬉しかった。

確かに12枚のブローニー2Lサイズにプリントされた写真を確認するとその両サイドにわずかな光漏れらしい痕がある。ただし今回は室内で撮った写真と外に出て撮ったものが混在しているが、外の景色を撮った物には光漏れらしきものが見えない...。

ネガも確認してみたが、カメラ本体の不調というよりもしかしたらフィルムを取り出す際にロールが少しばらけた感じになった記憶があるから、その際に光が入ったのかも知れない。
今回フードも使わなかったからか、室内での撮影では強い照明が映り込んだ感じもあるし、こうした点は後数本試し撮りして原因を特定しようと考えている。

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※まずまず大きな難はなく撮れていたうちから3枚をご紹介。2枚目と3枚目はピントが甘い。実際は2Lスクエアでプリントした【クリックで拡大】


写真の出来だが、野外での撮影はともかく近距離のピント合わせが甘い結果が目立つ。ローライフレックス 75mm f3.5 でぎりぎりピントの合う距離に寄って撮ってみようと試みた中には失敗も目立った。ただし絞りとシャッタースピードに関しては致命的な間違いはないようで安心したが、デジタルカメラではほとんど意識せず多くの枚数を撮っていることと比較すれば1枚の写真に対する思い入れの度合いが随分と違うように思えて面白い。

というわけで今回カメラ本体のテストをと考えた撮影は幸いレンズもほとんど問題ないようだし遊び楽しむには十分だと確信した。
なおこれは覚悟の上だし織り込み済みだが、12枚撮りブローニーフィルム1本あたりの価格は勿論、ラボへの送料および現像・プリント代および代引送料を合算すると4,814円かかった。この費用を高いとは思わないものの闇雲に何でもかんでも撮り溜めて現像やプリントをお願いするわけにはいかないことも確か...。
ともかく次はカラーフィルムを試してみたいが、実に楽しみである。



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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員