iPhoneによる通話を録音する「スマホ通話レコーダー」BR-20レポート

数年前に固定電話を解約してから電話はビジネスおよびプライベート共に iPhoneがすべてとなっている。ただし時に通話内容の録音をしておきたい場合があり、これまでにも数種そうしたツールを手にしてきたが、今般その決定版ともいえるBluetooth対応「Stickphone BR-20」を使い始めたので第一報をお届けする。


これまでにも数種 iPhoneによる通話を録音する製品を試してみたが、ケーブル類の取り回しが煩わしかったり、いざというときに機器のスイッチを入れ忘れたりとなかなか思うように使えるものがなかった。
そうした中にあって「Stickphone BR-20」(以後BR=20)は「待ってました!」と声をかけたくなるような製品だといえる。

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※「Stickphone BR-20」パッケージ


なぜなら、まずiPhoneとはBluetoothでペアリングの上で接続するのでケーブルで接続する必要はないこと。スタンバイ状態であれば電話がかかってきたとき、iPhoneで受話するのではなくBR-20の通話ボタンを押すとそのBR-20が電話機になる...。まさしく「Stickphone」である。

BR-20はサイズが20×113×11.5mmの細長いペン状のデザインをしており、事実クリップでジャケットやシャツのポケットなどに常駐させておける20.5gほどの軽量な製品だ。

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※ノック式のボールペンとサイズ比較


要は通話に出るとき、BR-20そのもので受ければ何もしなくても当該通話はBR-20のメモリにMP3形式で記録される。本体には極小のスピーカーも内蔵されているから本体で再生することも可能だが、先端部のキャップを外すとUSB端子があるのでそれをパソコンと接続すれば外部ドライブとして認識され、ファイルはハードディスクなどに保存できる。

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※キャップを外すとUSB端子が...


BR-20はペアリングしたiPhoneにかかってきた電話だけでなく、スタンドアローンというか一般のボイスレコーダーとしても使えるので特別な場合を除けば大層な設備は必要なくBR-20だけで会議やらの録音が出来てしまう。ただし外部マイク端子はない。

ちなみに本体にはバッテリーが内蔵されており、約2時間でフル充電となり連続待受時間が約360時間というから、1度フル充電すれば2週間連続して待ち受けができる理屈となる。
バッテリー持ち時間としてはBluetoothによる通話録音時間は約5時間、連続通話時間は約9時間、ボイスレコーダーとしての録音時間は約12時間、そして再生時間は約5時間というから実用上十分なスペックではないだろうか。なお内蔵メモリは4GBであり容量的には144時間分のデータが記録可能でありファイル数の上限は999個だという。

実際に通話のテストを多々やってみた...。最初のうちは受話するとき習慣になっているから思わずiPhoneで受けようとしてしまう。しかしBR-20による通話も一見頼りないものの問題なくできるし通話の録音も間違いなくできていた。音質も再生時に内容がはっきりとわかるし特に不満はないレベルだ。なおBR-20のサイドには音量ボリュームがあるが、再生および通話時に限って動作する。

さてBR-20一番の問題だが、iPhoneによる通話は受話ばかりではなくこちらから電話をかける場合もあるわけだ。しかし販売先のウェブサイトやAmazonの販売ページは勿論のこと、製品についている「使用説明書」にも発信時の通話録音ができるのか、あるいはできないのか...もしできるならその手順は...という肝心のことが明記されていない。

それならますばやってみようと考えたが、結論を先に申し上げれば iPhoneの場合は問題なくできることがわかった。
まずはiPhoneとBR-20がペアリング状態でBR-20のモードボタンが "MOBILE" になっており通話録音モードになっていることが前提だ。
早速ソフトバンクのテスト用番号へ電話をかけてみた...。

要は当然のことながらBR-20には発信機能がないから、iPhoneで相手の電話番号にかける。このときiPhoneの画面には「BR-20」「iPhone」「スピーカー」のうちどのデバイスを使うか選択リストが表示される。ペアリングが問題なければBR-20が選択されているはずだが、もし選択されていなければBR-20を選択し、そのままBR-20で通話をすれば問題なく双方の声が記録されるというわけだ...。

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※通話も受信だけでなくこちらから電話をかける場合も録音可能


何事も慣れないと素早い反応・対応ができないものだがBR-20は煩わしいケーブルやアダプター類も必要なく、ペアリングさえできていれば本体が電話機になるというシンプルで分かりやすい製品だと言える。
本体は超小型だし重量もまったく気にならないほどだからそれこそ常時携帯するのに不都合はない。ただし心配なのは小型なだけに紛失には注意しなければならない。

というわけで他のスマートフォンの場合はテストできないから不明だが、iPhoneとの組合せでは現時点でもっとも簡便確実な通話録音デバイスに違いない。





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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員