MIWAX製特大(A1判)の上質なカッティングマットを手にして

久しぶりにAssistOnで買い物をした...。それがMIWAX「The Cutting Mat」…である。まあ、簡単に言うなら上質なカッティングマットだ。それも「A1(900 x 600)」サイズというメチャデカイ奴。これを丸ごと現在愛用しているパソコンデスクの机上に敷いてしまおうという発想である…。


カッティングマットを知らない人はいないと思うし、何かしら物作りをやる人なら大小はともかく1枚は机のどこか、押し入れのどこかにあるかも知れない。
そのカッティングマットを机上に、それもMacが乗っているデスク全体に敷いてしまおうというのはどういうことか...。話せば少々長くなるが、まあお付き合いいただけば幸い...。

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※届いた梱包を解いたばかりのMIWAX「The Cutting Mat」A1判


27インチのiMacが鎮座し、デスクトップオーディオを目指したアンプとステレオスピーカー、USBハブだけに留まらず資料や書籍、ケーブルやDVDドライブ、そしてキーボードとマウスなどが雑然と置かれている愛用の机だが、実は1980年代初頭に特注したものだ。

当時はまだパソコンデスクと銘打った机もなかったから、どうせなら自分が理想とするサイズと高さ、そして使い勝手の机を作ろうと、確かパソコン雑誌に広告があったメーカーに電話して作ってもらったものだ。
特に拘ったのは床からの高さだ。現在でもそうかも知れないが、いわゆる勉強机や事務机は高さが70cmほどのものが標準とされているようだ。しかしその机にパソコンを乗せてみるとキーボードを打つ両手の高さが高くなり、必然的に椅子の高さを上げる必要が出てきて大げさにいうなら足先というか踵が床から上がり気味となる。

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※カッティングマットに仮止めされているタグの拡大。サイズがA1の600mm×900mmと表記されている


この状態が続くと姿勢が悪くなるし疲れやすく腰にもよくない。ということで机上面の高さを65cmにした。また幅110cm、奥行き65cmとし、デスクトップ下に左右に分かれた2枚の板がそれぞれ25cm引き出せる工夫を考えた。
すべてのこと...というわけにも行かないがモノが常設している机上面ではあれこれの細工はできないにしても、なるべくこの環境から離れずに作業をしたいと、必要なときだけ広さが拡張できるようにした訳だ…。

現在この引出式の板部分にはサイズが合うカッティングマットを置き、小細工ができるようにしているが、今回の主旨はデスクのほぼ全体を良質のカッティングマットで覆ってしまおうということだ...。
実はこのパソコンデスクは金属製なのだが、机上面は特殊な樹脂フィルムをコーティングしているとかで30数年も経っているから些か変色しているものの丈夫で使い勝手が抜群だから買い換える気がしないのだ。

その他の長所としては金属製だからしてマグネットが使えるのも時に便利だが、スピーカーや外付けハードディスクなどを置くと振動しやすい場合があるという欠点もある。また傷も目立つようになったし机上面だけデスクマット的なモノを敷いてカバーしようかと考えていたとき、MIWAX「The Cutting Mat」を知った。

どうせマットを敷くならカッティングマットにすれば空いたスペースでカッターも使えるし傷にも強いはずだ。通常これほど大きなサイズのカッティングマットなど思いもよらなかったものの良い機会だからと決断した次第。

とはいえ正直なところ、このMIWAXのカッティングマットが一般的なものとどれほど違って優秀なのかはよく分からない。購入先のAssistOnのコピーによると「The Cutting Matでは接着材を使わず、熱融着によって一体化。膨張、収縮率を同一にして、温度変化によるマットの反りを防止。さらに表面の素材にも収縮が非常に良いバージン軟質PVCのみを使用することで、カッターによる切跡が目立ちづらく、ささくれ立ちづらい。つまり、長時間お使いいただいても高い品質を維持できる製品に仕上げました。」とある。

反りがなくささくれ立たないというのは確かに魅力的だ。幾多のカッター痕に引きずられてカッティングが狂うというケースも多々経験したが、カッティングマットにも色々な製品、さまざまなグレードがあることを知った。
さらに気に入ったのはシート表面のデザインが一般的な目盛りや用紙サイズの目印などが排除されていること。片面には全域に均等にドットが印刷されているが、反対側は無地だ。

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※片面にプリントされているドットパターン


スケールなどの印刷は一見便利そうだが、私はほとんどそうしたモノをガイドにカットしないし、今回は机上面に敷くということでもあり、目障りなのは嫌だったから嬉しい…。ちなみにプリントされているドットは間隔が10mm毎で、50mm単位に白い点になっているがこれでスケールとしては十分だ。

また、本体カラーも緑色ではなく艶消しのブラックとホワイトの2色があったが、机上に置くことを考えてホワイトにした。
ところでサイズは355×156mmの小さなものから1800×900mmの最大なものまで6種揃っているが、机上サイズにもっとも近い900 x 600mmを注文した。出来ることなら私のような用途もあるはずだから割高になってもサイズを指定できたらもっと良かったのだが…。

このMIWAX「The Cutting Mat」を敷く機会にと久しぶりに机上のものをどかして拭き掃除などする。そしてMIWAX「The Cutting Mat」を乗せた上でこれまでどおりiMac 27” は勿論、オーディオ関連や外部ハードディスクといったアイテムを元どおりにして机上のアップデートは終わった。

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※カッティングマット設置直後の机上およびスライド引出式の右側を引いた例。この机上だけで小細工ができる


前記したように金属製の机上だったがこのカッティングマットを敷くことで振動も抑えられ、机上面への傷といった心配はまったくしなくて済むことになった。さらにマグネット製品も極弱いものを除き、カッティングマットの上から変えるのも良いが、一番の効用はこれをきっかけにして久しぶりに机上を整頓出来たことかも知れない…。

AssistOn MIWAX「The Cutting Mat」


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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員