FGP明治教科書明朝&ミライゴシックを使ってみた

4月にフリーフォント「ORADANO明朝フォント」をご紹介したが、今回は有料フォントだが明治期の教科書活字をもとに基本に忠実にレタリングし明治教科書明朝を現代流にアレンジし蘇らせたフォント「FGP明治教科書明朝&ミライゴシック」を買ってみた。新字を旧漢字へ置き換えることもできる...。


Adobe Cleative Cloudを使っているので魅力的な日本語フォントには事欠かない。しかし今回のような特殊なフォントはいまのところCleative Cloudには収録されていないからと購入してみた。

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※FGP明治教科書明朝&ミライゴシックのパッケージ


「FGP明治教科書明朝」はその名の通り、明治時代の教科書に使われた明朝日本語フォントを基にしている。そのフォントは普通に考えれば読みやすくバランスの取れたものだと思いがちだが、実際に現代の視点から見るとかなり癖がある活字のようだ。無論それが時代を感じさせ魅力に思えるのだが...。

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※パッケージにはインストールガイドとCD-ROM 1枚が同梱


さらに実際に変体仮名が混在している教科書に至っては解読不能な文字も多くなじみのない仮名も使用されているという。 「FGP明治教科書明朝」は、そんな明治期の教科書活字をもとに基本に忠実にレタリングし、かつ現代流にデザインして蘇らせたフォントだという。

また拡大して見ると明白だが、一般的なフォントがシャープに鋭角的な作りであるのに対し当該フォントは適度な墨溜(すみだまり)処理がされ全ての角が丸く柔らかく処理されている。為に微妙に滲んだような...明治時代の活版で刷ったインクのような雰囲気を演出してくれるのも特長だ。

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※上が一般的なシャープな明朝フォント例。下はFGP明治教科書明朝だが墨溜まりは全ての角が丸く柔らかく処理されている


ちなみに “墨溜まり” とは、毛筆や明朝体フォントにおいて起筆および終筆部分などに見られる、線が太くて墨が溜ったようになっている部分を指す。

実際にPhotoshop等のグラフィック系アプリで試してみたが、一般的なフォントでは望めないオールド感およびそのクオリティの高さは得がたいものだと思える。そして新字で入力したテキストを旧漢字で表示させることができるのも素晴らしい!

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※新字(右)と旧字に変換した例(左)【クリックで拡大】


なお認識性に優れ、映像の字幕などにも最適な「FGPミライゴシック」フォントも同梱されていた。「FGPミライゴシック」は未来をイメージして作られ斬新なデザインでかつレトロな雰囲気を持つJIS漢字第二水準収録のTTFフォントパックだ。仮名は独自のオリジナル意匠で右肩上がりのイタリック体との3書体がセットになっている。

私は本フォントパッケージをジャストシステムのユーザー優待販売で購入したが、対応OSはMac OS X 10.6~10.10以降の日本語版、WindowsはXP / Vista / 7 / 8 / 10日本語版をサポートしているという。
パッケージにはCD-ROM1枚とインストールガイドが同梱されていた。

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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員