Apple Watch Series 2 - ファーストインプレッション

9月7日のスペシャルイベントで発表され、同月16日から発売となったApple Watch Series 2 が予定よりかなり早く到着した。今回購入したのは38mmゴールドアルミニウムケースおよびコンクリートスポーツバンドの組合せである。早速そのファーストインプレッションを...。


これまで2つのApple Watchを楽しんできた。ひとつはアルミニウムケースのSportタイプともうひとつはApple WatchHermèsだ。
ちなみにスペシャルイベント以降、Series 1とSeries 2がアナウンスされているが、Series 1は私が持っている製品ではなく新しいデュアルコアプロセッサ(S1P)を搭載しているものだから、これまで販売されていたApple Watchは "オリジナルApple Watch" と呼ぶことにする。

AppleWatch2_01.jpg

※同じスポーツタイプでもパッケージ構成が違ったため、サイズが大幅に変更になっている。右がSeries 2だ


ではなぜ38mmゴールドアルミニウムケースとコンクリートスポーツバンドの組合せなのか...だが、そんなに深い意図はない。アウトドア派ではないのでまずはNike+ は除外、無論Hermèsはひとつあればよいからこれまた除外、そしてEditionは当然論外となる(笑)。
そもそもSeries 2を買おうという気になったのはデュアルプロセッサ云々のことではなく、ひとつには50メートルまでの耐水性能がついたこと、二つ目に内蔵GPS、そしてApple Payに対応しているという点だ。

AppleWatch2_02.jpg

※38mmゴールドアルミニウムケースとコンクリートスポーツバンド


さらに38mmと42mmの2種があるが、オリジナルのApple Watchで38mmの使い勝手を知ったので今回も38mmにした。ただしアルミニウムにしても同じカラーリングでは些か面白くないと考えゴールドアルミニウムケースにした。これならオリジナルApple Watch Sportsと間違えようがないし...。

実際にゴールドアルミニウムケースとコンクリートスポーツバンドのApple Watchを腕に着けてみたがゴールドといってもキンキラキンではなくかなり押さえた色合いなので照明によってはほとんど目立たない。意外と上品なカラーだと思う。

さて、前記したSeries 2で搭載された機能うんぬんの前に今回は外見について整理しておきたい。ここではオリジナルSportsとSeries 2 Sportsの比較ということで話しを進める。
まずサイズだが、両方共に38mm アルミニウム仕様であり本体の縦横サイズは変わっていない。この種のスペックデータはいくつかのサイトにアップされていたが一部で誤差とも思えない数値もあるので細かなことだが手元で計測した実際の数値を記しておきたい。

AppleWatch2_03.jpg

※並べてみるとSeries 2の厚みが増しているのがわかる


なおサイズに関しては0.01mm単位で計測できるデジタルノギスおよびこちらも0.01g単位で量れるデジタル秤を使った。
ただし厚みは正確な意味におけるケースを計るのは難しいので、液晶面から背面のセンサー部突起まで全体の厚みを計った。ちなみにデジタルノギスもデジタル秤も工業用の製品ではないから誤差があり得るが、デジタル秤は事前に正確な重さが公表されている複数種硬貨の重さを計ったが計測値は合っていた。

AppleWatch2_00.jpg

結局、縦横のサイズには変更がないものの、Apple Watch Series 2 Sport の厚みが0.86mmほど厚く、さらに重量は3.28gほど重くなっている。しかし実際に腕に着けてみると厚みも重さも全くといって良いほど気にならない。

もうひとつ実際に使ってみて嬉しいのはディスプレイの明るさだ。オリジナルApple Watch同様にRetinaディスプレイだが、その明るさは2倍になっているという。その恩恵は屋外の明るい場所で比較して見るとよくわかる。
オリジナルApple Watchは天気の良い屋外ではほとんど見えない場合もあるが、Apple Watch Series 2の場合は実用的な認識性を保っている。

AppleWatch2_04.jpg

※薄日の差す屋外でディスプレイの差を比較。明らかにSeries 2(左)の方が明瞭だ


というわけで今回は外見、見栄えに拘ってご紹介したが、iOS 10と相俟って使い勝手も多々向上している。気になる点があったら別途ご報告したいと思っている。



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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員