ラテ飼育格闘日記(514)

ワンコと子供が一緒のシーンを眺めていると心が温かくなる。どこを切りとっても1枚の絵になると思うほど素敵なシーンだが、前にもご紹介したとおりラテにとってはすべての子供がお気に入りというわけでもなく、ただ “付き合っている” あるいは “遊んであげている” といった気持ちの相手もいるようなのが面白い。


さて9月25日の日曜日、ラテを美容室に連れて行った。肉球の間にも毛が伸び、室内ではそれが滑る原因にもなるし2,3か月ごとではあるが本格的なシャンプーとトリミングをしてもらうためだ。勿論爪切りや肛門腺絞りといったこともセットになっているので大切なセレモニーだがラテは大いに嫌らしい(笑)。

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※その日の昼に大嫌いな美容室へ連れて行かれるとも知らず、朝の散歩でどこか薄笑いのラテ(笑)


その日も昼にラテを連れ出したから、我が家を出るとすぐどこに連れて行かれるのかが分かって歩くのを嫌がる。幸いすぐ近所なのでなだめながら進むがすでに尻尾は下がり、その表情は見るからに不安が滲み出ている。

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※どこに連れて行かれるかを察知して不安顔。尻尾も下がっている


美容室にはリードを強く引いて入るが、カウンターで待っているときラテは大量のオシッコをしてしまった!
この場所で粗相はこれで2度目になる…。お店のオネーサンは手慣れた感じで処置してくださったが、オトーサンは平身低頭だ。その上にラテは嫌だとオトーサンに抱っこを要求するありさま。まったく手が焼ける娘である。
約3時間後に電話をもらったのでラテを引取に行ったが、出てくるときの表情は来たときとはまるで違う笑顔なのが実に面白い。

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※美容室から出てきたときの表情は満面の笑顔だ


ところで数日近所の公園に足を向けなかったラテだが、その日は気持ちが落ち着いたのか公園に入っていった。
早速お馴染みの女の子が「ラテちゃ〜ん」と走ってきてくれる。ありがたいことだ。
ラテも尻尾を振り、口を開けて歓迎の気持ちを表している。とはいえ周りにいた幼児たちもその声につられて集まって来るのは必然だが、ここはオトーサンの腕のみせどころだ(笑)。

安全にラテとの触れ合いの場を作り、ラテの気持ちを推し量って適当なところで切り上げるというのもオトーサンの腕である。
子供や幼児たちの中には初めて会う子もいるから、いくらラテが初対面の子供たちにもフレンドリーでも注意を怠ってはならないのでリードを短くして動きを制することになる。
その日も数人の子供たちに囲まれたラテだったが、ラテの右側橫にあの三歳の男の子が座り込んだ。数回目の出会いだが初回は母親の手に引かれてこわごわラテの尻尾に触った子だ。それが躊躇なくラテの右横にちょこんと座り込んだ。

途端にラテはその子の口元をチョロッと舐めた…。男の子は嫌がるどころか嬉しそうに「チューだ」と笑顔だった。
これまでラテはフレンドリーではあったがその男の子に対して積極的にアプローチをかけたり舐めたりすることはなかったが、オトーサン流にいえば、これでこの男子もラテの友達になったということかも(笑)。

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※ラテの右横に座り込んだ男の子にチューをするラテ


家に戻ったオトーサンはいつものように顔の左側に着けているウェアブルカメラの映像をチェックしたが、先ほどラテが男子の口元を舐めたシーンがまずまず映っていた。
そのとき子供が初めてワンコに触れて声を上げているのを喜んでくれた母親を思い出し、そのシーンをプリンターで印刷した。余計な事だが、その母親に渡そうと考えたからだ。

余談ながらウェアブルカメラの長所もこうした点にある。別によいシーンを撮ろうとして身につけているわけではないがオトーサンの視線の向く方向が連続で撮れているわけだ。そのワンシーンにしても余程の準備をしていたとしてもほんの数秒のシーンを一般的なカメラで撮影することは難しい。しかしウェアブルカメラなら可能なのだ。無論画質はそれなりだが、ハガキサイズにプリントする程度ならまずまずだ。

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※公園からの帰り道、ファッションセンターしまむらのショーウィンドウ前でくつろぐ(笑)


その翌日も写真数枚を持ってオトーサンとラテはその公園に出向いた。
相変わらず嬉しいことにいつもの女の子が駆け寄ってくれたが、ふと見るとその女子と昨日ラテが初めてチューをした男子が同じ柄のTシャツを着ているではないか。目鼻立ちが似ているのでもしや…と思っていたが姉弟だった。そして公園の端で子供たちを見ていた母親にオトーサンは「僭越ですがよいシーンが撮れたのでよろしかった貰ってください」と写真を差し出した。

母親が喜んでくれたのでその日はそれだけで公園を後にしたが、またまた翌日にラテがその公園にリードを引くので出向いてみると姉弟と共に母親がわざわざオトーサンのところまで来てくれて「写真早速飾ってます」と笑顔を向けてくれた。
ちょっと驚いたのはラテの態度だった。初対面の時、子供の手を引いて近づいてきたときオトーサンは「お子さんは大丈夫ですが初対面の大人の方には吠えますので…」と申し上げた。母親は数歩下がりながら息子の背を押したことがあったがその日のラテは母親の近くまで来ても吠えないどころか、オトーサンが引いているリードを強く引き近づきたいという意志をみせた。

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※姉弟の母親に近づき臭いを嗅ぐラテ。珍しく吠えなかった


「ラテ、オカーサンのことを覚えたのかな」と笑いながらオトーサンはリードを少し緩めた。ラテは母親のジーンズにマズルを近づけて臭いを嗅いでいたが、納得したように一歩下がった。その間、唸ったり吠え声を上げることはなかった。
「覚えくれたのかな」と安心したような母親と「バイバイ、ラテちゃんまたね!」と手を振ってくれる姉弟に背を向け、オトーサンとラテはルンルンで帰路についた。


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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員