ラテ飼育格闘日記(516)

毎週土曜日にこの日記を更新しているが、一週間という時間・期間は短いようで長く長いようで短い。しかしほとんどは特筆するような変化もない一週間だが、ときにいろいろな出来事が重なる一週間もあって面白いし、そもそもネタがない一週間は当該日記にとってはなかなかに苦しい(笑)。


この時期、少し前の印象と比べて日の出の時間が遅くなり、逆に日の入りの時間がかなり早くなった。したがって夕方の散歩は明るいうちに済ませたいと早めに出かけるようにと考えているが、オトーサン側にもそれなりの予定があるので調整が難しい。

一応暗い時間に出かける場合には明るい懐中電灯を持参する。したがってその懐中電灯もかなり大ぶりなものになり、大げさだと思われるかも知れないがオトーサンは強い近視だけでなく加齢だというものの白内障が進み特に暗い場所が見えないのだから仕方がない。結局来月に左目の手術を決断したが、術後の散歩は片目でできるのかいまから心配している(笑)。

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※なにを考えているのか、路面に座り込みながらも機嫌がいい


医者と言えばラテを動物病院に連れて行った。毎年この時期に5種混合のワクチンを打つことにしているからだ。午前中に済ませようと朝の散歩の帰りに立ち寄ったが、先客が三匹ほどいてなかなか混雑していた。
ただしラテは好んで病院に入りはしないものの、オトーサンやオカーサンと一緒なわけで、美容室ほど怖がったりはしない。早く出たいと出口方向にリードを引いたりするが、震えることもなく無論先般美容室で粗相したようなこともなくいたって静かなのが面白い。

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※野良猫を見つけたので遊びたいのだが...


注射もワンともいわずあっと言う間に終わり、穏やかな顔をしていた。5種混合のワクチンとはジステンバー、アデノウイルス(2型)感染症、伝染性肝炎、パラインフルエンザ、そしてパルボウイルス感染症予防のためのワクチンだという。これは狂犬病予防注射と違い義務ではないが、ラテの健康を1年間守ってくれるのであれば接種をうけるべきと考えているからだ。
ということで予防接種証明書をもらい、激しい運動は止めるようにと言われつつ動物病院を後にした。

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※数日前には砂場の公園にて全速力で走り回ったのでした


こうした強い注射を打ったあとは怠くなったりすることもあるらしいが、ラテは幸い元気だった。とはいえ室内ではほとんど寝ているのだが…。
夕刻になりオトーサンがそろそろ散歩の支度をしようと動き出すとラテも「そろそろですか」といった顔で起き上がってくる。
オトーサンは散歩用のバッグに冷やした水や必須アイテムなどを詰め込み、ラテにはハーネスを着けて出かけることにする。「ラテ、明るいうちに帰ろうな」と声をかけるとオカーサンからは「出かける前に帰ることを考えてる」とチャチャが入る(笑)。

まずは近所にある砂場の公園に向かう。この公園に足を向けるのがほぼ日課になっているが、近所だということは勿論いくつかの理由がある。
ひとつはラテが砂の感触が好きなことだ。砂場に入るとやはりコンクリートとは感触がちがうのだろう、動きが活発になる。そしてある種の雑草にアレルギーを持つラテだから、草が生えている公園より砂場の方が安全なのだ。三つ目は子供たちが遊んでいるケースが多く、それらの中にはラテが友達となった子供もいるのでラテが楽しみにしているからだ。

とはいえ、そういえばこの小1週間、ルートによってこの砂場に入る時間は多少違うものの、お馴染みの姉弟の姿が見えなかった。それぞれ都合というものがあるはずだし約束しているわけでもないのだから毎回会うことができるはずもないが、ラテは寂しそうだ。その寂しさを埋めようとしてか、サッカーなどで走り回っている見ず知らずの男の子たちに「ウォーン、オンオンオン」と声をかけるが、ワンコに興味がなかったり怖いと思っている子供たちは「ワッ、オオカミだ」と遠ざかる。

そんなときのラテは見るからに悄気ているのがわかる(笑)。時折オトーサンを見上げるその顔は「えへへ」と照れているようにも見えた。
そうした日が数日続いたある日の夕方も結局その公園に足を向けたものの、ラテと遊んでくれる女の子たちはいなかった。それでも砂地の感触を楽しみながらゆっくりとフェンス近くまでいったところ「ラテちゃ~ん」という聞き慣れた声が聞こえた。

オトーサンとほぼ同時にラテは声の聞こえた方向に顔を向けたが、その声は公園側の道路向こうにあるマンションのベランダからだった。お馴染みの女の子だけでなく母親に抱かれた弟もこちらに手を振ってくれている。オトーサンも手を振り返したが、ベランダからわざわざ声をかけ、手を振ってくれる人たちがいるなど、ラテは幸せなワンコである。
しばらくして女の子が笑顔で走ってきた。聞けば風邪をひいたらしく数日自宅にいたのだという。なるほど季節の変わり目でもあるからそうしたこともあるのだろう。

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※小1週間ぶりだったか、久しぶりに会った女の子に喜んで雄叫びを上げるラテ


ラテは久しぶりのご対面にお尻ごと尻尾をブルブルと振っている。その後、母親と弟も公園に入ってきたが、不思議と言ってはなんだが、ラテは母親に近づいても吠えることはなかった。すでに女の子のファミリーだと認識しているのだろうか…。
そんな風にオトーサンは考えていたが、実はその女の子の母親にラテは気を許したらしく珍しい振る舞いをするようになったのだが、それは次回にご紹介しよう…。

ともあれその女の子も久しぶりの公園なので嬉しかったのだろうか「ラテちゃん走ろう!」と誘ってくれた。しかしオトーサンは、「今日予防注射をしたので運動はしないほうがいいとお医者さんにいわれたんだよ」と説明して納得してもらった。

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※それまで大人には吠えるのでと申し上げたため近づくのを遠慮されていた母親にラテは静かに近づいた


子供たちはあっと言う間に大きくなる。ラテが約10年前に以前の住居近くの公園でデビューした後、当時小学3年生の女子数人が本当にラテを可愛がってくれた。というか仲間として扱ってくれたしラテもどうやらそのつもりだったようで一緒に駆け回っていた。それらの女子たちもあっと言う間に中学生になり高校生となり会えなくなってしまった。

日の入り前の一瞬の日射しの中で「ラテちゃん走ろう!」といってくれた女の子の笑顔を眺めていたオトーサンだったが、その元気な姿にあの頃よく遊んでくれた幾人かの子供たちの姿がオーバーラップした…。



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主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。ゆうMUG会員