ユニークな風景編集ソフトウェア「LandscapePro」とは

どうもここの所、PortraitPro や Smart Photo EditorあるいはPortraitPro Body などの紹介が続き Anthropics Technology社の回し者みたいだが、私は単なる一ユーザーであり同社と利害関係があるわけではない。しかしどうにも私の性に合うというか好きな部類の製品が多いのではまっているのも正直なところだ...。


今回ご紹介する LandscapePro というアプリも同じく Anthropics Technology社のプロダクトだがこれまた好き嫌いが激しいと思われるソフトウェアのように思えるものの40年もパソコンのアプリケーションを研究している私にとっては無視出来ない変わった製品なのだ。

それはMacライクな UI ではないがその代わり他にはないユニークさが多々目立ち時間の経つのも忘れるといった類のアプリケーションでもある。
なにしろ起動するとウィンドウがひとつ開くだけでメニューバーも "LandscapeProStd" というものだけ。したがってアバウトもないという異質なソフトである。

LandscapePro_01.jpg

※LandscapeProの基本画面例【クリックで拡大】


ではこの LandscapePro とは何の為のソフトなのかといえばその名の通り一枚の風景写真を様々なイメージに一変させてしまうものなのだが、よくあるフィルターを加えるといったものではない。
例えば青空を夕焼けにしたり曇り空にしたり、あるいは夜景にしたりが一瞬で可能になるというソフトウェアなのだ。

勿論Photoshopに精通しているユーザーなら、青空部分をマスキングして別に用意した夕焼け空の写真を合成するといったことは可能だがこのLandscapeProは別途の写真を用意する必要がなく空であればすでにプリセットにあるバリエーションから選択するだけで作業は終わる。
さらにそれだけではなく、後で光や影の微調整、写真のパースを補正したり、写真全体の色味やコントラストなどなどを編集できるという文字通り一枚の風景写真から様々に変化するイメージを容易に作り出すことができる懐が深いプロダクトといえよう。
なお上位のStudioバージョンはPhotoshopのプラグインとしても使える機能を有している。

製品がユニークなことでもあり、ご紹介もこうしたテキストと写真によるものでは限界があると感じたので今回は最初から最後まで動画による製品紹介を試みた。あくまで基本機能にフォーカスしたものだが是非ご覧になっていただければ幸い。



LandscapePro


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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員