macOS High Sierra、先進のテクノロジーをストレージ、動画、グラフィックスに

Appleは2017年6月6日、世界で最も先進的なデスクトップオペレーティングシステムの最新版、macOS High Sierraをプレビューした。macOS High Sierraは、Mac®の将来の技術革新に道を開く、新しいコアストレージ、ビデオテクノロジー、そしてグラフィックステクノロジーを提供。


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macOS High Sierraはまったく新しいファイルシステム、HEVC (High Efficiency Video Coding) のサポート、そして機械学習からバーチャルリアリアリティのコンテンツ制作まであらゆるものを実現するAppleの先進のグラフィックステクノロジーであるMetalのアップデートを提供。macOS High Sierraは、写真、Safari®、メールなど、Macユーザが毎日使っているアプリケーションにも数々の改良が加えられている。

・Apple File System
 Apple File System (APFS)は、強化されたパフォーマンス、セキュリティそしてデータの信頼性を特長とし、将来のストレージ技術革新の基礎を提供。今日の大容量ストレージテクノロジーに最適化された先進のアーキテクチャである、APFSは、ファイルやディレクトリのコピーなどの一般的な操作を瞬時に行い、停電やシステムクラッシュからデータを保護するほか、ネイティブ暗号化でファイルの安全とセキュリティを守る。macOS High Sierraはまた、以前にHFSでフォーマットされたドライブとデータとの完全な読み書き互換性を維持し、ストレージテクノロジーの将来の進化にも対応するよう設計されている。

・High-Efficiency Video Coding
 業界標準のHEVC (H.265)をサポートしたことにより、ビデオストリーミングや4Kビデオファイルの再生が信じられないようなクオリティで可能になり、ファイルのサイズも現在のH.2 64標準と比べて最大40%小さくなっている。HEVCの採用により、AppleはこれまでHDストリーミングだけが可能であったネットワーク上での高品質ビデオストリーミングを可能にするほか、新しいiMac®とMacBook Pro®のハードウェアの高速化により、信じられないような高速かつ高効率のHEVCエンコーディングと編集を実現。

・Metal 2
 Metalは、MacのGPUパワーを最も高速かつ効率的に利用する方法。Metal 2は洗練されたAPIと改良されたパフォーマンスを特長とし、開発者がアプリケーションを高速化する手助けをする。また、音声認識や自然言語処理そしてコンピュータビジョンに使われている機械学習をサポートしている。Thunderbolt 3とMetal 2の組み合わせにより、最も負荷の高いパフォーマンスを求めるユーザはパワフルな外部GPUが利用できる。External Graphics Developer Kitを使うと、開発者はアプリケーションを最適化するために必要なあらゆるハードウェアとソフトウェアを使うことができるようになる。

・バーチャルリアリティ(VR)
 Metal 2と最新のMacハードウェアのパフォーマンスを活用するmacOS High Sierraは、VRコンテンツ制作を初めてサポート。これにより開発者は、没入感のあるゲーム、3DそしてVRコンテンツをMac上で作ることができるようになる。主要なVR企業がAppleと協力して、Macで今年後半に利用できるようになる機能をはじめとしたMac上でのVRイノベーションを推進する。例えばValveはそのStream VRプラットフォームをmacOSのために最適化し、HTC Viveヘッドセットの接続を可能にする。UnityとEpicはそれぞれのVR開発ツールをmacOSにもたらす。今年後半にはまた、Final Cut Pro Xでプロ向け360度ワークフローのサポートが追加され、360度動画の読み込み、編集、書き出しが可能になる。

・写真アプリケーション
 macOS High Sierraの写真アプリケーションには、常に表示されるサイドバーが新しく加わり、アルバムや整理ツールが表示される。新しくデザインされた編集画面には、カラーやコントラストを微調整するためのカーブや、定義された色域での調整を行う選択的カラーといったパワフルな新ツールが含まれている。Live Photosには面白い効果を付けて加工することができ、メモリーを使うと、写真や動画をいくつかのトピックに沿って整理できる。新しい写真アプリケーションは外部の編集プログラムもサポートするようになったため、Photoshop、Pixelmatorその他のアプリケーションを写真アプリケーションから直接立ち上げることができるようになり、編集結果は写真アプリケーションライブラリの中に保存される。またサードパーティーのプロジェクトエクステンションが初めてサポートされ、ユーザは、Animoto、ifolor、Shutterfuly、WhiteWallそしてWixといったプリントや出版サービスに写真アプリケーションから直接アクセスすることができる。

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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員