ロボット掃除機 ILIFE V3s Proで実際に床掃除を一週間続けた感想

ロボット掃除機 ILIFE V3s Pro を日々使うようになった。今回はその実用としての実力をご紹介してみたいと思う。簡単なスペックは前回記したが、現実問題として掃除機として役に立つのか、満足度は…といった点について一週間ほど使い込んだ感想をお届けする。


とはいえまず最初にお断りしておきたいことがある。それはロボット掃除機というとルンバが有名だ。したがって「ルンバと比べてどうなの?」というあれこれは確かに興味のあることだが、ルンバを使ったことのない者にとってこの質問にはお答えできないのであしからずご了承いただきたい。
それから友人たちの中にもルンバを持っている人もいるが、意見の一致をみた点として床の掃除をすべてロボット掃除機で済ますというのは怠慢過ぎるということだ。

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※ロボット掃除機 ILIFE V3s Proの雄姿


例えば何も置かれていないフローリングの空間を掃除するならロボット掃除機で床の埃や塵を綺麗にすることはできるが、現実の空間は…部屋の中には家具を始め様々な障害物があるわけでロボット掃除機の死角も多いはずだ。したがってロボット掃除機を手にしたからこれまでの掃除機は不要と考えるのは早計に違いない。
ロボット掃除機と聞くどうしても「ロボット」という言葉に期待してしまうが、何もかも完璧に掃除してくれるというものではなくあくまで面倒な日々の掃除の手伝いをしてくれる補助的マシンと考えるべきだと思うのだが。

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※ ILIFE V3s Proの背面。なんだか甲虫をひっくり返した気分 :-P


とはいえ家の中の塵や塵というのはペットの抜け毛同様、掃除をしている側から出てくるもので感覚的にはイタチごっこで本当に綺麗になったという瞬間はないのかも知れない。
我々が動き、生活すると言うことは塵を生むということなのだ。しかし四六時中掃除を持ち出して…というのは現実的ではないしこれほど厄介なこともない。
その点、「ILIFE V3s Pro」ならリモコンのクリーンボタンを押すだけでバッテリーがある限り掃除を繰り返してくれる。
そのバッテリーも最大120分の連続動作が可能だと言うから、一般的な利用では十分だろう。

では私が買った「ILIFE V3s Pro」についての評価だが正直「思っていた以上に便利だ」ということだ。
フローリングの床は当然として薄目のカーペットや低めの敷居なども難なく行き来してくれるし、畳の部屋の掃除も問題ないようだ。ただし畳みにとっては傷みを増す可能性はあるかも知れないが…。

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※直径65mmのホイールは強力で10mm程度の段差は乗り越えて進む


実際に「ILIFE V3s Pro」を動かして見たが、その動きは魅力的だ。勿論製品のランクによってもスペックや機能は違ってくるし、製品に搭載されているアルゴリズムなどを知り得るわけではないものの、メーカーの説明などを要約するとどうやら動きの基本は当初行き当たりばったりで動き回るが、その過程で床のマップといったものを把握しているように思う。

そしてある程度の広がりがある面にはセンサーが感知し、ほとんどぶつからないで方向転換する。ただしテーブルや椅子の足などにはバンバーがぶつかったことで障害物と認識し方向転換となる。また階段などからの落下防止センサーも装備されている。

そういえば本体が円形なことから壁際や部屋の隅々まで綺麗にできないのでは…と心配する向きも多いと思うが、「ILIFE V3s Pro」は進行方向の背面両サイドから触覚の様なサイドブラシが突き出ており、これが回転しながらゴミをかき込んでくれるため、思ったより隅々まで掃除の効果があるのだ。

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※左右にあるサイドブラシ


さて、では肝心の吸引力はどうだろうか。これまた考えていた以上にしっかりと塵やペットの毛を掃除してくれることから必要十分な吸引力だといえる。ただしこびりついた汚れを綺麗にするパワーはないし掃除が終わったらその後に必ずダストボックス内の塵を捨て綺麗にしておく必要がある。
ダストボックスのサイズは一度の掃除で一杯になる可能性もあり、無精を決め込んでいると吸引力が落ちるだけでなく塵の一部が溢れ出てくる可能性もありだ。

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※背面の吸気口


もうひとつの懸念の動作中の音だが、掃除機としては押さえられた音だと思う。集合住宅で夜中に動かすのは論外だろうが、日中に動かす掃除機としては静かな方ではないだろうか。
そして一連のスペック中で最初に確認したかったのが、バッテリーが消耗したり、あるいはリモコンでホームボタンを押したときに自動で充電台まで戻って充電を開始するという機能だった。

ルンバなどでもこうした仕様は主流のようだが、安価な「ILIFE V3s Pro」だからして果たして上手く動作するのかと些か心配したものの、いやはやちゃあんと充電台まで戻り充電端子位置を合わせているのだろうボディを微妙に左右に振りながら充電台に納まったときにはその可愛らしさに感動した(笑)。



※取り急ぎ充電台を仮設し、 ILIFE V3s Pro本体が自動で戻るかを確認してみた。感動です(笑)


なお「ILIFE V3s Pro」には四つのクリーニングモードが備わっている。通常は自動で掃除を行うオートクリーニングだが、壁際などに沿って掃除を続けるエッジクリーニング、あるいは汚れが集中している場所でくるくると回りながら掃除を続けるスポットクリーニングそして決められた時間に自動で掃除が始まる予約クリーニングモードがあり、これらは付属のリモコンで操作可能だ。

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※付属のリモコン


ともあれ床が常に綺麗だということは本当に気持ちがよい。そして「ILIFE V3s Pro」がせっせと床掃除しているのを横目で見ながら別の作業を続けられるのがなによりも嬉しいが、この「ILIFE V3s Pro」の一番の利点はといえば「掃除をしよう、したいという意識にブレーキがかからないこと」ではないだろうか。
勿論、ときに「ILIFE V3s Pro」がコード類やめくり上がったカーペットと格闘をし続け、立ち往生するといった場合もありうるが「ああ、よしよし」と持ち上げてやるのも飼い主…いや、オーナーの役目である(笑)。




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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員