2軸 デジタル角度計 DXL360S ファーストインプレッション

組立式の3Dプリンターを使い始めると必然的に精度の高い調整が求められる。誤解を恐れずにいうなら3Dプリンターで綺麗な造形をするためには水平出しをこまめに行うことに尽きると思っている。特にフレーム型の3Dプリンターは組立時はもとより、設置および運用時にエクストルーダーが正確に動作するためにも正確な水平・垂直調節は不可欠だ。


これまでにも水泡式の簡易水平器は持っていたがどうにも心許ないのでデジタル水平器を買った。それは精度や機能に不満はなかったが液晶表示部にバックライトがないため、視力の弱い私には角度によって表示の数値が見えないことが多く使いづらいため今般買い換えた。
それが2軸 デジタル角度計 DXL360Sである。

DXL360S_00.jpg

※2軸デジタル角度計 DXL360Sパッケージ


DXL360Sはサイズが縦横7センチ、厚みが2.8センチで重量は120g程度である。スペックは ±0.05°の高精度、0.01°の高分解能と私の目的には十分以上の能力を持っている。そしてリチウムポリマー電池内蔵型でUSBケーブルにて充電でき、連続40時間の電池寿命があるという。
付属品はUSBケーブル、ACアダプター、マニュアルだがマニュアルは英文と中国語表記で日本語ページはない。 

DXL360S_01.jpg

※パッケージには本体およびUSBケーブル、ACアダプター、マニュアルが


ともかくバックライト付きのモノカラーLCDはとても見やすいのが一番の利点。そしてシングルとデュアル軸2軸の角度を簡単に測定できる。
キャリブレーション機能を有し、指定角度範囲に入るとアラームを鳴らすこともでき、任意の角度を決めやすい。さらに4隅すべてがマグネットベースになっているため鉄製のアイテムだとさらに使いやすくなる。
なおフロントカラーが濃いオレンジ色なのが当初気になったが、機器類を探し回ることが多い私としては目立って良いかも知れない(笑)。

DXL360S_02.jpg

※計測部位に置けば即角度が表示される


基本的な計測は簡単だ。といっても私の主な用途は組み立てた3Dプリンターを常に正確に調整するためなのだが…。
例えば3Dプリンターの組立具合、具体的には縦位置のフレームと横位置のプラットフォーム部位を正確に水平垂直に調整するにも具合がよろしい。
まずは電源を入れ、DXL360S をフレームの水平部や垂直部に置くだけだ。このとき計測面が鉄製ならDXL360Sに内蔵のマグネットが本体を保持してくれる。私の3Dプリンターの部材はアルミ製なので磁石は役立たないが…。

DXL360S_03.jpg

※垂直度を測るのも簡単


さらにホットベッドなどの水平確認を行う場合、X,Yの2軸モードは都合が良い。
DXL360Sのフロント面を上に置けば表示は2軸モードとなるが単体の軸計測の場合も含め、E BUBBLE すなわちアナログの水平器を模したガイドが表示するのでどちらの方向に傾いているかの認識がしやすく補正もやりやすい。

DXL360S_04.jpg

※平面に平置きすればX,Yの2軸モードが確認出来る


実際にはさらに高度な使い方もできるDXL360Sだが、取り急ぎ基本中の基本をご紹介した。
お気に入りのアイテムがひとつ増えた!






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主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。ゆうMUG会員