ラテ飼育格闘日記(253)

あれほど暑かった夏も過ぎ、つきなみだが秋の気配が漂う季節になってきた。気温がぐっと下がっただけでなく毎日出歩く風景も緑色に黄色が多く混じってきた。それと共にあれだけ散歩に出るのを嫌がっていたラテが、今度は家に入らずそのまま散歩を続けたいとダダをこね、地面にうずくまって動こうとしない。                                                                                                                 
気温が20度を下回ると面白いように…というか、可笑しなほどにラテの行動に著しい変化が生じる。
あれほど朝晩の散歩をいやがり、時に自宅を出る際にオトーサンの腕に抱かれて出発するという体たらくのラテが、この数日自宅の前を通り過ぎ、もっと歩きたいとダダをこねる有様なのだ。
相変わらず自分の歩きたい方向、場所はあるようで時にリードを引くときもあるが「この3ヶ月は何だったのか」と思うほどスムーズに歩き、お馴染みの公園に足を運ぶようになった。

特に土日の朝など、女房が一緒だとラテの張り切り様は違ってくる。女房の姿を追いかけ、時に後ろを振り返り女房が遅れているとお座りして待つという気配りを見せる。
オトーサンとだけの散歩だと「あっちに行きたい!」とリードを引く場所も、女房が先に行くとそれについていく…。まったくオトーサン形無しである。

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※気温が低くなった途端にラテは歩く気力が充満したようだ(笑)


やはり公園に行けばボーダーコリーのボーちゃんと体をぶつけ合いながら走ることもできるし、事実先週の土曜日にはこれまでグウタラしていた3ヶ月分の運動を一気にするような走りっぷりを見せたラテであった。
砂地にある滑り台をオトーサンと一緒に登って滑り降り、そのまま猛烈な勢いで穴を掘り、ときにまだまだこんなパワーがあったのかと思わせるほどの走りっぷりを見せる。一緒に遊んでくれるボーちゃんがボーゼンとするほどのスピードであった(笑)。

かと思えば日曜日にはラテが大好きなイケメンワンコのマキちゃんとオカーサンに会え、乱舞するような動きを見せるラテだった。
ワンコに対して好き嫌いが激しいラテとはいえ、先のボーちゃんやビーグルのハリーちゃん、黒柴のクロちゃん、あるいはコーギーのアポロちゃんたちとは喧嘩もせずに相対し、時に一緒に遊んだりするわけだが、マキちゃんとはどういう感情なのかお互いに頻繁に口元を舐め合うのである。

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※マキちゃんのオカーサンに甘えながらもマキちゃんと口を舐め合うラテ


無論マキちゃんがオトーサンや女房にオヤツをねだっているそのときにはチャンスだとばかりマキちゃんのオカーサンの膝に前足を乗せてこれまたチュー攻撃を開始する。無論マキちゃんのオカーサンやハリーのお母さん、そしてボストンテリアのボビーちゃんのオトーサンなどはラテを可愛がってくださるからだが、その嬉しそうに振る舞うラテの姿を見ながらありがたい…良かったねラテ…と思いながらもオトーサンにすら見せないラテの歓喜の表情を複雑な思いで眺めるオトーサンなのであった(笑)。

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※道ばたに一輪だけ咲く曼珠沙華に鼻を近づけるラテ


ともかくラテに限らないのだろうがワンコの記憶力には本当に頭が下がる…というか感心してしまう。
オトーサンたちは当然のこととはいえ自分たちの世界は通常視覚に頼っている。向こうから来た学生風の女の子が知っている人かどうかを判断するのはもっぱらその人の顔かたちや全体の様子で判断するしかない。しかしこれは自分の家族たちならいざ知らず、他人だとときにはなかなか難しいことになる。
なぜならその若い女性は髪型がいつも同じとは限らないし無論服装だって以前認識していた時と違っているはずだ。よほどの特徴がある場合を除いて数回立ち話をしたような人と半年後あるいは一年後にすれ違ったとき、その人だと判断できるかは心許ないに違いない。

事実、ラテといつものカフェに向かっているときすでにあたりは薄暗くなっていた。
オトーサンがふと前から歩いてくる高校生と思われる女の子の存在に気がついたが、無論女性にかぎらず他人をじろじろと見るわけにはいかない。しかしその女性が以前数回お会いしラテを可愛がってくださった女の子ではないかと思ったが名前も知らない人に笑顔で声をかけるわけにはいかない。第一その人がオトーサンが思った人かどうか自体心許ないのだから…。
もともとオトーサンは誰にしろすれ違う人や後ろから近づく人に注意を払っている。無論それはラテが驚くとか怖がるといった理由はともあれ人に飛びかかったりしないようにするためだ。決して女性ばかりを見ているわけではない(笑)。

オトーサンが近づいてくる女子学生をそれとなく注意をしているが先方は何かに気を取られているのかワンコ連れの我々に注意を払っていない様子だった。しかし5メートル近くになったときラテの態度に異変が起きた。
どうやらラテはその学生さんを誰であるか特定したらしい。そして自分にとって好ましい人物だと分かったのだろうお尻を振りながら小さくステップというかピョンピョンと跳ね始めた。それを見て学生さんも気がついたようで「ラテちゃん?」と声を掛けて近づいてきてくれた。

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※アタシもっと歩きたいのに...と不満そうな表情(笑)


ラテはもう大変だ。その人に飛びかかろうとするのはオトーサンが制したが足下の周りを跳ね回り、ときにワンコ独特の遊ぼうポーズをする。その学生さんの家もワンコを飼っているから扱いに慣れているわけだが差し出してくれた片手を舐め回しながらリードの許す範囲をかけずり回る…。嬉しいの気持ちを120%表していることは間違いないからワンコ好きの学生さんも笑顔で「ラテ!バイバイ」と手を振りながら去って行く。
その時間にしたらものの1分程度だったと思うがラテにとっては至福の出会いだったことは間違いなく、その後はいつになく機嫌良く歩いていた。
すでにあたりは夕闇だったがオトーサンはラテの表情を見ようとライトの光を向けたが、オトーサンにアイコンタクトするラテの表情はいかにも満足そうな笑顔だった。

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主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員