ラテ飼育格闘日記(241)

ラテとのグータラな生活が続いている(笑)。暑さゆえのグータラな態度とは別にラテも当初の頃と比べて随分と態度が大きくなったことに苦笑せざるを得ない。それだけ我が家は安全で居心地が良いということなのだろうが、それにしても随分な変わりようである。


ラテのいるリビングは我が家で優先的にエアコンを使っている場所だ。それでも例年は文字通りつけっぱなしだったものを今年は1時間タイマーをつけOFFになり室温が上がると再度1時間タイマーでONにする...といったことを繰り返しやっているが、どこかで聞いた話しではこうして頻繁にON・OFFすることが消費電力を大きくさせるという情報もあってもっと工夫をしなければならないと考えている。

その快適な部屋でラテはよく眠る...。熟睡しているかどうかは定かでないが朝の散歩から戻り夕方の散歩に出る間、昼時にオトーサンがキッチンで食事をするときに起き出してくる程度で後は床に転がっていたり出窓のたたきで伸びていたりと大人しくしている。
ただし我が家に来てからすでに4年半以上が経過したいま、ラテの態度は当初と比べると当然とは言えかなり変わってきたことも確かである。

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※アタシ...態度がデカイですか?


最初の頃は寝ているその脇を歩くと飛び起きたし邪魔な場所に寝ているとき、起こすのも可哀想だからとオトーサンがラテを跨ごうとするとこれまた怖いのか飛び退いたりした。
さらに四つ足で立っているときでもオトーサンがラテの体を両足で挟もうとすると怖がって逃げ惑うのが常だったので幼犬時代に足で蹴飛ばされたトラウマでもあるのかと心配したほど恐がりだった。しかし最近ではまったく動じなくなった。

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※子ツバメみたいだが、ラテが近づいても飛び立たずに水浴びをしている


オトーサンが跨ごうがラテはそのままだ(笑)。顔を上げようともしないでそのまま寝ているのは見事である。
そんなときに小さなオヤツでも持って近づいたとしても昔ならこれまた喜んで飛び起きたものだが、最近この娘は横になったままお手を繰り出すという怠惰な対応を覚えたようだ。ラテに甘い女房はそれでもニコニコしてオヤツをあげてしまうのだから実に教育上よろしくない(笑)。
体は横になったままでいただけるものはいただきましょう...ということなのだろうがこれではあまりにグータラ過ぎる。
もっと凄いのは掃除機をつかうときだ。

一般的にワンコは掃除機とかドライヤーの音が嫌いだと聞いていたがラテは最初からこうしたものを怖がるようなことはなかった。ただしドライヤーはともかく、掃除機の先が自分に近づけば得体の知れない物体だからして慌てて飛び退くのが当たり前だったが最近は掃除機が鼻先を通ろうがびくともしない。だからどいて欲しいときには掃除機の先を軽くラテに押し当てないとダメなほどだ(笑)。

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※久しぶりにハリーちゃんと並んでお帰りモード


とはいえこの横柄な態度は自宅にいるときだけだ。自宅内は安全だということを身にしみて学習したのだろうが、外に出ればラテの態度はかなり違ってくる。
ラテ自身が踏んだ小枝の先が後ろ足に触ったとき、あるいは脇でバッタが飛んだときなど臆病なのだろうか...それこそ大きな体をバッタのようにして跳ね上がる。
これまた歩いているとき脇に落ち葉が落ちれば飛び退くし、コーヒーショップでラテが寝そべっているときオトーサンが間違ってテーブルの脚を軽く蹴飛ばした程度でも飛び起きる。
しかし自宅ではこのお嬢様はただただ大きくて重い文鎮に成り下がっているようだ(笑)。

そんなグータラワンコだが、夕食が終わるとオモチャのボールが隠してある場所に座って「遊んで!」とばかり吠える。この時の表情はさっきまで床でグータラしていたときの顔とはまったく違うのが面白い。
それまでこの世は面白いことなどない...とでも言うような無表情だった顔が生き生きし、両眼に星が入りキラキラと輝き、口を大きく開けて見るからにやる気のある笑顔となる。
お気に入りのボールを投げてやると嬉々として走って飛びつき、頼みもしないのにオトーサンのところに持ってくる。

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※コーヒーショップのテラスでご機嫌なラテ


オトーサンがボール遊びに飽きた後もラテは自分でボールをはじいて追いかけ、咥えては放り投げてリフティングし、それをまた前足ではね飛ばすといった1人遊びにうつつを抜かす。
次第に動きが鈍くなり「あれ、静かになったな」と思ってラテの姿を確認するとボールを鼻先に置いたまま横になりウトウトし始めている。
オトーサンはボールを取り上げて棚にしまってからラテの横顔にチューをし「また明日遊ぼうな!」というとラテは「ふ~っ」とさも迷惑そうな長〜いため息をつくのであった。

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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員