ラテ飼育格闘日記(227)

先日、散歩の途中でお会いした初対面の飼い主さんと型どおりの挨拶をした後「ラテちゃんはどんな子なんですか?」と聞かれた。どうにも突飛な質問に思えオトーサンは些かしどろもどろのお答えになってしまったが(笑)帰り道、ラテの姿を眺めながら5歳になろうとしている我が娘の特徴をあらためて考えてみた...。


ワンコといえどもその性格を一言で説明できるほど問題は単純ではない。しかしラテの性格ですぐに思い当たるのは「好奇心旺盛」「感情表現がオーバー」「臆病」そして「寂しがり屋の1人好き」といったあれこれだ。
幼犬のときほどではないが現在でも新しい対象に対しては強い興味を持つ。それは新顔の猫といった動物だけでなく道ばたに置かれあるいは捨てられているような物、道路工事のために設置されている道具などに怖々であっても近づき、それが安全であるかを確かめる。
最近では桜の大木の根本付近に可憐に咲いた花びらを見つけると、この娘はそっと鼻面を近づけ確認するようにフンフンと鼻を鳴らす。だからそうした時の散歩の歩みは非常に遅い(笑)。

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※桜の花びらに鼻先を近づけるラテ


カラスが電線に止まっていれば吠えかかり、スズメが二羽組んず解れつ舞っていると前傾姿勢の遊びのポーズで参加しようとする(笑)。ただしその好奇心も臆病というか慎重さとのバランスで成り立っている。
興味深いのはオトーサンたちは別にして、他の人間に後ろについて歩かれるのを極端に嫌う。まるでゴルゴ13のようだ(笑)。
それがワンコなら分かる気もするが人間でも頻繁に後ろを振り返って注視する...。無論それは雑踏の中というのではなく本来人通りが激しくない通りにおいてたまたま後ろについて歩く人がいると気になって仕方がないようなのだ。
また夕方の公園などであたりが薄暗くなってくるとワンコ連れではなく1人で公園に入ってくる人がいると警戒してなのか吠え始める。家の中ではいわゆる無駄吠えといったことはやらない感心なラテだが、感情豊かなことと相まってか外では結構うるさい(笑)。
友達ワンコの中にはやはり好きな人にハグするように近づくワンコや膝元にうずくまって嬉しそうにするワンコたちもいるが、ラテは好きな人に近づくだけでなく「アタシです!」とでもいいたいのか必ず「ワン...アン」といった声をかける。そして許されれば座り込んでいる人の膝に大きな図体の前足をかけてその口元を舐めにいく。

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※朝日がオトーサンとラテの影を長く映し出す


臆病といえば先般雪が積もったとき、屋根からずり落ちる音に脅えていたラテだが一般的にワンコがパニックを起こしたり怖がるという雷鳴や花火の音は平気だしドライヤーとか掃除機を脇で使ってもそれ自体を怖がったり嫌がったりしない。
そういえばラテを初めて我が家に迎えるとき、オトーサンは飼育本に書いてあった「電源コード類を隠し、囓られないように」というアドバイスが頭から離れず色々と工夫したものだ。
無論それは壁のコンセントに差し込んであるコードを噛めば感電するわけで命に関わる。それにこのゴチャゴチャしたコード類は見るからに「噛んでくれ」といっているように魅力的なものではないかとも思えた(笑)。
しかし幸いなことにラテはこれまでヘットボトル、靴べら、書籍、マッサージチェアー、スリッパ、靴下、フローリングの床等など甘噛み時期にはほとほと困るほど手当たり次第に噛んだものだが不思議にコード類にその興味は向かなかったのである。

それから “噛む” で思い出したがボールを使った遊びもちょっと変わっている...。
勿論ラテも最初は多くのワンコと同様にオトーサンが公園などで投げるボールを取りに走り、加えて戻ってくるということを嬉々として繰り返していた。しかしこの2,3年はそうした一般的なボール遊びはほとんどしなくなった。
ボールを投げてもそれこそ2,3回やると「フン」とでもいうようにボールを無視するようになる(笑)。
いまではボールの1人(一匹)遊びが面白いようで、お気に入りのボールを与えると咥えてそれを振り回し遠くに投げ、自分でそれを取りに行き、また咥えて地面にたたき付けてバウンドしたボールに飛びつき、前足で押さえて弾き、それを追う...といった遊びが得意になった。
しかし面白いのはオトーサンや女房がそばにいて、たまにちょっかいを出さないと乗らないのだ(笑)。要するにギャラリーがいないと遊び回る意味がないとでもいう態度なのである。
室内で同様の遊びをしているとき、ふと気がつくと鼻先にボールを置いたまま横になっている...。では飽きたかとオトーサンがボールに手を出そうとすると待ってましたとばかりまたまたボールで遊びだすといった具合...。

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※公園に落ちていたリング・フリスビーを嬉々として咥え、オトーサンのところに駆けて来た


ボールもないとき、そこに女房がいるとその足を狙いに行く。勿論足を「ガブッ」とするのではなく足の指先に前歯で当たりを付けて引っ張り脱がすのが面白いらしい...。
そのときも女房が無関心を装うのではなく大げさに騒ぐと余計に喜んで事を進めるが、指先を噛まずに靴下だけを引っ張るその絶妙な脱がしのテクニックにオトーサンは感心することしきりなのである(笑)。
その口先の器用さはオヤツを食べるときにも発揮する。
ほんの小指の爪程度の小さな食べ物を指に挟んで差し出してもラテは決して指を噛むことはしない。靴下の布一枚を指先から浮かすのと同様、前歯で当たりを付け引っ張れないようなら諦めるのだ。だから例えば細長いビーフジャッキーなどの先端近くを親指と人差し指で軽く握ってラテに差し出すとまず1センチほど出ている部分を前歯で引き抜き、数センチ...すなわち奥歯で噛みきれるであろう長さに引き出してから噛む。そしてまた前歯で引き出して...というのを繰り返すわけだ。それは見ていても見事というしかない。

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※女の子から口移しで上手にポッキーを貰うラテ


それは決してオトーサンに対してだからというわけではない。
例えば公園に入りラテを可愛がってくれる女の子とひとしきりチューを交わした後、女の子が「ラテ!」と言いながらポッキーの柄の部位(チョコレートが付いていない部分)を自分の口に咥えてラテに差し出すとラテは満面の笑顔で近づき1センチほどしか出ていないポッキーを上手にいただくという具合だ。
最初はいくらなんでも危ないと思って遠慮したが女の子が「大丈夫だよラテは」と唇を押しつけたので初回は避けられなかったのだが、ラテは見事にというか期待を裏切らずにポッキーをいただいたのだった。
そんな光景を見ていた周りの人はラテを大変フレンドリーで大人しいワンコだと思うのだろう。笑顔で近づいて声をかけてくれるが、ラテは二重人(犬)格みたいに初対面の大人に対しては態度が急変し猛烈に吠え始めるという...誠に複雑な娘なのである。

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主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員