ラテ飼育格闘日記(217)

ラテを飼い始めてからすでに4年が過ぎ5年目になるわけだが、それまで1度としてなかったことが先日起こった...。それはラテが初めてオトーサンたちの寝室で一緒に寝たのである。これまで寝室に入ることはあっても自分から早々に出て行ってしまい一緒に寝たことは一度もなかったのである。我が娘にどんな心境の変化があったのだろうか(笑)。


小型犬はもとよりだが大型犬でも飼い主さんの布団やベッドに入り一緒に寝るワンコは多いと聞く。まあ体の大小はともかく愛犬と一緒に寝るということは愛犬家にとってひとつの理想像かも知れない。無論現実には腕がしびれたり、寝苦しいこともあるだろうが(笑)。
一方、ラテがそうなのだが室内で飼っている愛犬が眠るとき寂しがらずに一匹で大人しく寝てくれることはこれまたワンコの鏡ともいえよう。しかし贅沢なもので飼い始めてから一度も一緒に寝ようとしないとならば些か寂しい気持ちになるのもこれまた当然ではないだろうか...。
ともあれこればかりは強制的にやろうにもどうなるものでもないしと諦めていたが1月15日の土曜日にユーザーグルーブの総会に出席して帰りが遅くなったときがあった。

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※オカーサンと一緒!


夜半近くに戻ってみるとラテと女房が仲良く出迎えてくれたが女房曰く寝室でラテと共に仮眠していたという。だから「もしかしたら今日はこのまま一緒に寝るかも知れないね」という話になった。
我々が寝る支度をしながら女房の脇に柔らかな毛布を折って敷き試しにと「そこで寝な」というと言われたとおりにするのだからラテはイイコである(笑)。ただしいざ女房が布団に入るときには布団の足下に移動して丸くなっていた。
女房は遠慮気味に布団に入り「おやすみなさい...」ということになったが私はラテが気になってなかなか寝付かれない(笑)。

その夜は2,3度目を覚ましてトイレに行ったり喉を湿らせに階下に降りたがラテはぴくりともしないで熟睡しているようだった。結局朝までその状態でラテは大人しく寝ていた。無論それは初めてのことだったのでオトーサンは感激したわけだが、問題はたまたまオトーサンが夜半に帰ってきたという出来事があったからラテもその気になっただけで今後もまた一人で寝続けるのかも知れないとも考えた。
それに、女房いわく「足下の掛け布団に寝られたら安眠できない」とのこと(爆)。確かにラテの体重は20kgもあり、首の根本から尻尾の付け根までは約60cm以上もあってかなり大きいからそのラテに遠慮しながらの睡眠は洒落にならないではないか...。
ということでウィークディはこれまでどおり一人で寝かせ、例えば明日は休日といった夜にラテを呼ぼうということになった。

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※ある日の夕方の公園には卵の黄身のような満月がオトーサンとラテを見下ろしていた(笑)


そのチャンスは次の週に訪れた...。
例によって窓際のスペースにラテ用の毛布を敷き、オトーサンが階下で顔を洗ったりして戻ると何と娘はオトーサンの掛け布団の真ん中にその大きな図体を丸めて気持ちよさそうに寝ているではないか。
その姿を見ているとそのまま寝かせてあげたいと思う気持ちも無かったわけではないが、それではオトーサンの寝るところがない(笑)。
オトーサンは平然を装って布団の中に入り、両足を少しずつ伸ばした。
ラテは仕方なく自分の寝る場所に移動したが、これまたそのうち女房の足下付近に落ち着いたようだ。

その晩もラテはオトーサンたちを起こすようなこともなく静かに寝ていた。
朝になり、起きる時間になったのでオトーサンがもぞもぞし出すとラテは感心なことにオトーサンの枕元に近寄り口元を3回ほどペロペロと舐め、朝の挨拶をした。まったく普段はそうした行為をしないラテなのでオトーサンは喜んでその太めの体を抱いてやった。

まあまあたわいもない出来事だがオトーサンたちにとっては印象深い体験だったが、たまたまそんな折りも折り1月19日(木曜日)に(社)東京都家庭動物愛護協会主催で「犬猫から人に感染する病気対策シンポジウム」というのが開催されたというニュースをウェブのNHKニュースで見た。短い映像はそうしたシンポジウムがあったという事実を報告しているに過ぎなかったが同時に配信されているテキストを読みオトーサンは憤慨してしまったのである。
それによるとペットから人間にうつるおそれがある病気は、日本ではおよそ30種類あるとし、中でも犬や猫に噛まれるなどしてうつるとされる「カプノサイトファーガ・カニモルサス感染症」は、発症するのはまれなものの、平成14年以降6件の死亡例が確認されているらしく、寝ている間にかまれるのを防ぐため、室内で飼っていても寝室には入れないことや、かまれて心配な場合は、早めに病院で抗生物質の投与を受けることを呼びかけましたという。

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※ラテのベッドと化した電動マッサージチェアだがラテが大きくなったので些か手狭になってしまった...


オトーサンはそのシンポジウムに参加したわけではないのであくまでニュースのソースから判断するしかないが、些か滑稽に思えて仕方がない。
確かに愛犬などから人に病気がうつり、それが原因で死亡するといったことがあるなら大変不幸なことだ。しかし誤解を承知でいうなら、我々のどのような行為にもリスクが存在することを忘れてはならない...無論ワンコを飼うという決断にも...である。
例えば車を運転する人は交通事故で死亡する確率が運転しない人よりずっと多いだろうし、癌をはじめとした病気で命を落とす方たちも少なくない。
これらは他人事でなく明日オトーサンだって「余命数ヶ月」と宣告されるかも知れないし交通事故は勿論だが買い物に出かけた途中で階段を踏み外して頭部を打って...という可能性もあり得るわけだ。
それに比較すればだが...平成14年以降6件の死亡例というのは亡くなった方たちには心よりお悔やみを申し上げるしかないがその確率は決して高いものではない...。
無論犬猫と遊んだ後では手を良く洗うことは一般の感染症予防のためにも有効だと思うし、もし強く噛まれたら病院で抗生物質を投与してもらうといった注意は大切かも知れないが「動物との過度のふれあいは避けろ」といった抽象的な物言いや単純に「愛犬を寝室から排除しましょう」というのでは東京都家庭動物愛護協会の「愛護」という語が泣くのではないか。そんなに病気が怖いなら犬猫など飼わなければよい!
そもそも...猫は分からないが犬だって寝ている時より日中...例えばボール遊びなど活発に遊んでいる時にこそ噛まれる可能性が多いのではないだろうか。
何か、どうにもしっくりこないニュースである。

オトーサンは正直そう思ったのである。
それにニュースの末尾に「犬の訓練方法を教えている日本訓練士養成学校の藤井聡教頭は、室内で飼う場合は、生後1か月から3か月ごろの間にしつけることで、かごの中など一定の場所から出ないようにすることもできると説明しました。」とあるが、これって何事なんだろうか。
ニュースサイトの文字数制限などで表現が舌っ足らずになったのかも知れないが、カゴなど一定の場所から出ないように訓練するまでもなくクレートに入れた方が早いしそれなら訓練など不要だ(笑)。まさか日中でもカゴの中から動かないようにワンコを飼育しようというのだろうか...。それはまさしく虐待である(笑)。それに最近の学説では幼すぎるワンコへの訓練は噛み犬などを産むきっかけとなるという話しもある。
無論これはオトーサンがいうのではなく例えばムツゴロウ動物王国の石川利昭氏が「2000匹が教えてくれた犬の真実~飼育マニュアルに吠えろ!」で主張していることでもある。
なにかオトーサンにはこのシンポジウムのニュース...犬猫を寄って集って厄介者にするような気がして気分が悪くなってきたのである。

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※ 「おっ、ラテ...あれは何だ!」


オトーサンは一介の飼い主に過ぎないが関連の本を多々読み、日々ラテと文字通りの格闘をしながらここまできた。しかし前記した日本訓練士養成学校教頭の著作「愛犬の困った!をカンタンに解決する裏ワザ77」(青春出版社刊)はオトーサン自身、ラテを飼い始めたころに薦められて買った一冊だが正直これはワンコの飼い主が一番参考にしてはいけない本だと思うに至っている。

何故なら「飛びつく犬には玄関マットを引っ張ってワンコをスッテンコロリンさせろ」とか「吠える犬にはお酢をスプレーしろ」とか「家具を噛む犬には足払いの天罰」といった裏技?が続くわけだがこんなことをしては...確かに一時的に恐怖感や嫌悪感を利用し人の都合の良いようにワンコを動かせるかも知れないが、愛犬と本当の意味の絆などできようはずもないではないか。
やはり基本は愛犬を常にしっかりと抱きしめ、愛情深く接することが一番だとオトーサンは思うのである。そのために家の中でワンコを飼うのではなかったのか...。
そういえば先の「カプノサイトファーガ・カニモルサス感染症」は免疫機能低下しているオトーサンの年代で重傷化するケースがあるというし、オトーサンは持病もあるから発病の可能性は低くないかも知れない。しかし遊んだ後の手洗いといった行為は当然としてもせっかくの愛犬との生活だからして神経質になるつもりはまったくない。
まっ、オトーサンが万一「カプノサイトファーガ・カニモルサス感染症」で死んだら笑っていただいてかまわないがオトーサンはそれでも本望である。

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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員