ラテ飼育格闘日記(209)

先日の土曜日の朝、不思議なことがあった...。散歩から戻って食事が終わったラテは遊びたくてオトーサンや女房に様々なアクションを始めた。そしてオモチャ代わりにした靴下を咥えて振り回しながらオトーサンのところに持ってきた。オトーサンは面白がってその靴下に小さなゴムボールを入れ、簡単に結びラテに投げた...。 


いま室内で遊ぶときに一番のお気に入りはモンキーの縫いぐるみだが、飽きっぽいラテは時々ボール遊びをせがむ。そのボールも遊んであげる我々がいないと面白くないらしくしばらく1人にしているとボールを横に置いて毛繕いなどしているというありさまである。
ボールに興味が薄れたことを知ったオトーサンは様々なオモチャを考える。
安全を確認したダンボール箱、タオルハンカチに包んだボール、キッチンペーパーの紙製の芯、そして靴下を結んだものなどなど、ラテの興味に合わせてオモチャをにわか作りする。
キッチンペーパーの紙芯の場合は両端を潰してラフに塞ぎ、その中に小さなオヤツを入れてやるとそれを取り出そうと様々な試行錯誤をするのが面白いし、ボール遊びも単純にボール単体で遊ぶだけでなくハンカチに包んで渡すと布の端を咥えて振り回すことができるので楽しいらしい。

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※紅葉のまっただ中を朝の散歩。友達ワンコがいたからか、ご機嫌なラテ


ところでこの数日、ラテは左前足の肉球を咬んで出血させ散歩時には足を引きずることもあった...。無論オトーサンが見ている場合は叱って止めさせるが、こればかりは24時間監視しているわけにもいかず、目の届かないところでカミカミしてしまう。
これまでにもこうしたことは何回もあったから、血が滲んだくらいでは驚かなくなったが散歩から帰り、体や足を拭くときには痛がって「ピーッ」といった鳴き声を出す。オトーサンはなるべく患部は触らないようにしながらも水で洗い、よく拭いた後に消毒することにしている。
薬は動物病院から出してもらったイソジンだが、これなら舐めても問題はないということなので安心して使えるものの問題は痛がる肉球の間の患部にどのようにして液剤を塗るかである。
最初は綿棒を使ったが、綿棒にしみ込む薬は少量で患部に押しつけても薬剤が塗れないし綿棒の先端を当てれば唸って痛がる...。

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※オトーサンが消毒し包帯を巻いたまま休むラテ


思案したオトーサンは女房が化粧で使っているコットンにイソジンをしみ込ませ、それをオトーサン自身の指先で肉球の間へ押し込むことにした。
当然患部に触れば痛いから形だけオトーサンの手に歯を当てにくるが、本気でないことはよく知っているからオトーサンもラテの歯が当たったくらいで目的を中断することはない。ともかくこれなら確実に患部に薬剤を塗ることができ少なくとも綿棒よりは優しいやり方だと思うので続けることにした。しかし塗ったところでそのままにしてはすぐに舐めてしまう。
そこでオトーサンは肉球の間に押し込んだコットンをそのままに、包帯で患部...すなわち足先を軽く巻くことにしている。
なかなかラテも感心なことにオトーサンがその場にいるときにはオトーサンの顔を立てて...いや(笑)、叱られるのが怖いからか包帯を取ろうとはせずそのまま静かにしている。しかしもともときつく巻いているわけではないのでオトーサンがその場を離れると簡単に取ってしまうわけだが、少なくとも薬を塗った後の数分はそのままにしておく効果はあるようだ。

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※外でも痛いのか、左前足を折り込んでかばう姿勢を見せる


面白いのはイソジンの容器とコットン数枚、そして包帯といった治療具一式を持ってラテの前にいくと我が娘は逃げるのではなくオトーサンにその痛い手でお手をするのだから偉い(笑)。無論「治療して頂戴」という意志なのかどうかは疑問だが、少なくとも痛い目に合うのは分かっていながら逃げないのは少なくともオトーサンがラテを虐めているのではないことを理解している証拠でもあるのだろう。
ただし包帯はいかにも取れやすいので今度は不要になった女房のソックス...無論洗濯済みのもの...を薬を舐めないようにと足にかぶせてみるとこれがなかなか都合が良いのである。
ラテとしては違和感があるのは包帯も一緒だが靴下は結び目がないだけ気にならないようで、先日などはオトーサンが一端その場を離れて戻ったときもまだソックスを履いたまま伏せていた(笑)。

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※消毒後、舐めないようにと包帯の上からソックスをかぶせてみた


そう...土曜日の朝もオトーサンはラテと遊んでいるとき途中で思いつき、ソックスの中に音が鳴る小さなゴムボールを入れ、簡単に結んだ後にラテへ放り投げたのである。
その間、オトーサンの様子を見ているラテの目は期待でキラキラしていたが、ボール入りソックスを口でキャッチした瞬間大きく振り回した...と思ったらソックスの中にすでにボールがないのだ!
当然、ボールは振り回した瞬間にどこかに飛んだに違いないとオトーサンは探し始めたが、不思議なことに見つからないのである。

その場所はキッチンだがリビングへと続いていることでもあり、相手がボールのことだからどこへでも転がった可能性はあるわけでまずはキッチンの床を探し、置いてあるワゴンなどを退かしてみたが...ない...。
もしかしたらリビングに転がったかとリビングの床は勿論、マッサージチェアの下や背面、ラテのハウスの中やその周りは勿論カーテンの裏などなどを確認したが見つからない。
こうなるとオトーサンも気になってヤケクソ気分になってくる。
自慢ではないがキッチンとリビングを合わせたところでボールひとつが探せないほど広いスペースではない(笑)。
次に考えたのは床に落ちているとは限らない...という可能性だ。振り回した勢いもなかなかだったから、ボールは天井の方に飛び、例えば食器棚の上とかキッチンとリビングを半分仕切っているカウンタテーブルの上に落ちたのかも知れないと椅子の上に乗り、目線を変えて見たがやはりどこにもないのである。

朝食後の洗い物が終わった女房も一緒に探してくれたがどういうわけか見つからない...。これはミステリーとしかいいようがないではないか。
しかしオトーサンも長い間生きてきた経験から(笑)、こうした場合「常識では考えられない場所」にボールが入り込んでいる可能性があることも認識していたから、時間をおいてまた後で最初から探してみようということにする。
まさかあの一瞬でラテが飲み込んでしまうわけはないからその点は安心しつつ、ボールひとつ無くなってもどうということはないもののこのままでは気持ちが悪いではないか...。

少し時間をおいて、オトーサンたちは気になるボール探しを再開した。本音をいえば「ラテ、お前の利く鼻で探してくれよ」といいたい所だがラテは知らん顔だ(笑)。
オトーサンは先ほどボールが入った靴下をラテが振り回したときのことをもう一度正確に思い出してみようとした...。なにかボールを探すヒントになる特徴的なことはなかったかと...。
ひとつあらためて気づいた点は音がまったくしなかったことを思い出した。
ボールが飛び出して壁に当たったとか、何かに当たったならゴムボールでもそれなりに音がするはずだし床に落ちたとしても同様なはずだ。
そして先ほど探し回った場所の他、思いがけない場所にボールがあるに違いないと仮定してキッチンを見回した...。

オトーサンは「まさか!」と思ったがキッチンのテーブル前に置いてあるオトーサン用の椅子の背に、散歩から戻ったときダウンジャケットを掛けたが、そのダウンジャケット自体は先ほども除けてみたもののボールが隠れてはいなかった...。
しかし閃いたオトーサンはダウンジャケットの右ポケットに手を突っ込んだ瞬間「あったぁ!」と声を上げた。
ホールインワンよろしく、ラテの投げたボールは何ということか...2メートル程度先の椅子にかけてあったジャケットのポケットに収まっていたのである。それなら無論音がするはずもない。
分かってしまえばどうということもないが、ラテが飛ばしたボールの行き場所が分からなかった数時間は、実に気持ちの悪い思いをしたものだった。それにしても、こんなこともあるものなのだ...。

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主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員