ラテ飼育格闘日記(202)

ラテの日常を文字通りつぶさに観察しつつ、友達ワンコたちと比較する楽しみを味わっているオトーサンだが、犬種による違いを超えてワンコの個体差がこれほど大きいとはラテを飼う前には思いもよらなかったことである。生まれつきの性格および飼い主との生活を通してワンコの考え方や行動に大きな違いがでるのは我々と同じなのかも知れない。

 

ワンコを飼う前には知ったつもりになっていたのだろうが、ワンコは犬種による違いを別にすればその知能の高さや行動に大きな違いなどあろうはずもないと考えていたオトーサンである。
まさかネル・デカルトではないが、ワンコは機械のようにある種の条件反射で動作が決まってしまう生き物であり高度な意識などもっていないと思っていたわけではないが、ラテを飼い始めてこれほど個々に違いがあることに大げさでなく驚嘆した次第...。
今日は親ばか丸出しの一編となるだろうが、ラテの特徴...長所の一端をご紹介したいと思う。

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※遊びの合間にも好奇心旺盛な表情を見せる


まずラテが特出しているひとつにオヤツの食べ方がある。
いつもの公園にいくと時にはお馴染みの飼い主さんとワンコに多々会えるが、ラテもそしてオトーサンもそれを楽しみにしている。そして時にはオトーサンは出会ったワンコにささやかながら持参しているオヤツを食べさせたり反対にラテも飼い主さんたちからオヤツを貰えることをいただくことになる。
無論ラテもどの飼い主さんに近づけばオヤツが貰えるかは学習済みだからその方の姿や声に気づくと近づいて「ウォゥオ~ン」と催促する(笑)。そして「ラテか、おいで!」などと言っていただくと驚喜して飛びつかんばかりだがそこは同じワンコの飼い主さんであり「ラテ、お座り」「待て!」とコマンドを与えて制御することを忘れない。
時にラテが膝頭に前足をかけて口元を舐めようとすると「チューはいいからお座り!」と厳しくしてくれる。それでもラテは嬉しくて口を開け目をランランにしてオヤツを貰えるのを待っている...。

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※オトーサンがオヤツを取り出すとまことに良い表情をする。それにしても牙は凄い!


オトーサンも他のワンコにオヤツを与えるときはなるべく「お座り」をさせ「待て」の後で差し出すようにしている。これはワンコに必要な作法でもあり急く気持ちを落ち着かせるにも大切な事だからだ。
さて問題はオトーサンが差し出すオヤツをワンコたちはどのように食べるのかだ...。
「パクッ」で終わりじゃあないの...と言われるかも知れないがワンコによってかなり食べ方は違うのである。
ここで1番の問題はオヤツの差し出し方だ。ワンコのトレーニング本の中にはオヤツは指で挟まず掌に乗せて食べさせるようにと書かれているものも多いが、それは親指と人差し指で挟んで差し出すと指を咬まれる可能性があるからだという。
オトーサンはこれまで覚えているだけでも30数頭にわざと指で挟んだ...それも小さなオヤツを差し出してそのワンコがどのようにして食べるかを体を張って体験してきた(笑)。事実いまでも指には小さな傷が絶えない...。

多くのワンコは嬉しさを隠さず、文字通り「パクッ」と食らいつく。したがってその力と歯の位置によっては程度問題ではあるものの指を咬まれることがあるわけだ。では掌に乗せたら安全かというと実はそうでもないのである。
オトーサンの経験では焦って早く食べようとするワンコだと上下どちらかの犬歯が掌を傷つけることが多い。
多くのワンコは指に歯の圧力がある程度かかるとブレーキというか自制して咬む力を弱めるが、それでも指は痛い。無論同一ワンコでも周りに競争相手がいるような時には他のワンコに取られまいと焦ることが多く、そうした場合にはオトーサンの指に血が滲む可能性は高くなる。

対して不思議なほどオヤツを食べることに慎重なワンコもいる。
決してオヤツが嫌いだとか食べたくないということではなくそのワンコはどんな場合でも「パクッ」とはやらないのだ。オトーサンが差し出すオヤツを前歯で一端受け止め、それを必ずといってよいほど地面に落として確認でもするかのような作法の後に食べるのだ。したがって時には地面に落としたときに隣にいるワンコに取られて一騒動起きることもあるが、ともかく事ほど左様に慎重なワンコもいる。したがってそうしたワンコはオトーサンの指からエサを咥えるときも実にゆっくりと取るので安全なのだ。

ではラテはどうなのだろうか...。先日も公園で初めて会った女の子が怖々ラテを触っていたがそのうち安心したのか食べ物をあげたいと言い出した。
オトーサンはそれならばといつも携帯している鶏ササミで出来ているオヤツを女の子に渡して「これを小さくしてあげてくれる?」といった。
女の子は「小さいと指咬まれないかな...」と少々不安そうだったがオトーサンは「お姉ちゃんが優しいから大丈夫だよ」というと早速オヤツをちぎってラテの前に出した。ラテは前歯で当たりをつけ、決して歯で指を挟むことはしない。
このラテのやり方を知ったのは無論我が家に来てからすぐだった。ワンコのトレーニング本には人間の手に慣らすためにも餌やオヤツを掌などから食べさせる訓練が良いとあったのでそれに従ったが、そもそも里親会でラテと最初に会ったときオヤツこそあげなかったもののオトーサンの指などを上手に舐め、歯を立てるようなことは一切しなかったラテなのだ。

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※試しにこんな小さなオヤツを指に挟んでラテにあげてみる(上)。ラテはオトーサンの手を押さえ込んで食らいつくが奥歯を使うとしてもオトーサンの指を咬むことはない(下)


女の子はラテの唾液で指が濡れ、舌が当たるのを嬉しそうに「くすぐったい」といいながら実に小さくオヤツを分割してラテに与えてくれた。
オトーサンも昔はそんなとき万一の可能性もあるからと正直ビクビクものだったが最近は注意を怠らないようにしているもののラテの行為については信頼をしているのだ。何故ならこの4年の間、こうした食べ物の与え方を様々な人がしてくれたがラテが人間の指を傷つけたことは幸い一度もなかったからだ。
オトーサンなどは逆に指の間に挟んだオヤツをラテが前歯で咥えても、意地悪してすぐには離さずそのまま保持することすらある。そうするとラテはほんのゼロコンマ数ミリほど深く咥え直すがその歯の当たりが指に心地よいほどなのだ。そして万一指に歯が当たった場合にラテは一端離すのである。
無論ラテの他にもオトーサンの指に心地よい感触を残すような食べ方をするワンコもいるが、親ばかを承知のうえではあるものの、もし「指の間の餌を上手に食べようコンテスト」があったらラテは間違いなく上位入賞を果たすに違いないと心密かに思っているオトーサンなのである。

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主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員