ラテ飼育格闘日記(180)

いつもの夕方の散歩...。これまたいつもの公園に向かう途中で出会った小学生の女の子数人にラテは強力にアタック...(笑)。耳を倒し姿勢も低くして尻尾をお尻ごとブルンブルン振りながら口を開け「ハアハア」と呼吸も荒く近づこうとするのだからワンコ嫌いな子供は「オオカミだ!」と逃げ出す。

 

そんな数人の中で1人の女の子が手を出してくれた。どうやら以前にも1度会ったことがあるらしい。女の子自身が「以前あったよね」と近づいてきてくれたのである。ラテは飛びつかんばかりに喜ぶがオトーサンはリードを強く引いて彼女の服を汚さないようにガードする。
女の子の手をペロペロ舐めたラテは「バイバイ」と手を振って走り去る子供たちの後を追おうとリードを強く引くが、オトーサンの膝は痛くラテと一緒に走るわけにはいかないので「ダメ」と制御...。ラテはいかにも不満そうに歩き出した。

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※初対面のワンコにはまずこの「遊ぼう!」ポーズから始めなければならない...


何しろラテは子供好きだ。好きと言うより自分も彼ら彼女らと同類と思っているフシがある。
あるとき、小学生の男の子数人が公園でサッカーの練習をやった後に騎馬戦をやったりと楽しんでいたが、ラテは近づくだけでなく一緒に仲間として遊びたいらしいのだ(笑)。特にその中にはラテが大好きなマキちゃんちの一番下のお兄ちゃんがいて、ラテに近寄り撫でてくれたりしたからもう大変である。
自分が受け入れられたと思うのか、彼らに近づこうとオトーサンの持つリードを強力に引く。とはいえお兄ちゃんたちが許してくれたとしてもラテがその中に入って一緒に遊べるわけもなくラテを一定の距離をおいた形でホールドするしかない。
「クウ~ン」と文句をいうラテをなだめすかしながらオトーサンも甘酸っぱい気持ちになるがこればかりは仕方がない。

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※広い公園内を疾走するラテ


そんな出来事の記憶がまだ頭の中から抜けきってなかった先日のことである...。
公園に入ってもトモダチワンコは一匹もいないため公園の周りを歩くことにする。2周ほどするといつもの場所当たりで子供の声がするのでラテとゆっくりそちらに移動すると数人の男の子たちがカード遊びなどをしていた。ただ残念なことにそこで遊んでいた子供たちはいつもラテに声をかけてくれる女の子たちではなく、またこれまでラテと遊んだことのない子供たちだった。
しかしそんなことはお構いなしのラテは例の姿勢を低くし、耳を倒し、お尻ごと尻尾を振りながらカードをホルダーに整理している1人の男の子に近づこうとリードを強く引く。オトーサンは仕方なしに「こんにちは」とあらかじめ声をかけてリードを少しゆるめたところ男の子は幸いワンコ嫌いではなかったようで姿勢を正してラテに片手を伸ばしてくれたのだった。無論ラテは喜んでその指先をなめ回したのは言うまでもない(笑)。

オトーサンは力尽くでラテを引っ張り、気を紛らわそうと10数メートル離れている砂場のある場所に向かうことにする。階段を上ると向こうには5人ほどの子供たちが遊んでいたが、嬉しいことにそのうちの4人はラテをいつも可愛がってくれる女の子たちで「ラテちゃ~ん!」と叫びながら駆け寄ってきてくれた。その時のラテの喜びようは大変なもので周りを取り囲む女の子の1人1人の顔をなめ回している。
その子供たちの布陣が面白い...。
1人は砂場に腹ばいとなりラテの正面に陣取ってラテとチューをしている。1人はラテの左から抱きつき首や肩に腕を回し、1人はラテの右側から頬ずりしつつ腹や背中を撫でているし、4人目の女の子は何とラテの背後からラテの腰をその両足に軽く挟んで頭を撫でている。

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※「ちょっと...アタシ...疲れてしまいました」と...(笑)


当のラテはすでに恍惚の表情である(笑)。
オトーサンはそのラテの姿を嬉しく眺めながらも万一ラテが怒り出すような事があっても即リードを引けるようにと注意を怠らなかった。しかし子供たちの中にはワンコを飼っている子もいて扱いには慣れているからまずまず安心して見ていられるのである。
ともかくその様子を眺めながらオトーサンは、よくもまあ...それが親愛を示してくれるからだとはいえ、これだけ全身を触られ、抱きつかれ、尻尾まで持ち上げられても嫌がらないラテを何故か眩しいものでも見るようなそんな気持ちになってくるのだった。
それも、本来は臆病で大人には警戒心が強いラテがよくもこれだけ子供たちを信頼して体を預けているものだと感心すると同時に、これまで女房から冗談で「セクハラおやじ」といわれながらもラテの全身をタッチしまくることをやってきた成果の現れでもあるのだろうと些か自負する気持ちもわいてきたのだった。

頭などはともかく耳、腹そしてお尻や尻尾といった部位を触られることはワンコとしても警戒すると同時に本来は嫌なことに違いないのだ。
ラテだって最初のころ、散歩から戻り体を拭く際にお尻に触れると「ウッ」と唸っていたものだった。それをオトーサンはどこを触っても怒らないようにと日々これたまに「ウッ」と歯を当てられながらも触りまくった結果が実ったというわけなのだ(笑)。

そう、いつもはこうしてしばらくラテに触れて遊んでくれた女の子たちは「じゃあラテちゃんまたね」と去っていくのが普通なのだがその日は違っていた。
1人が「そうだ、ラテちゃん鬼ごっごしようよ」と提案してくれたのだ。
まあ、自分たちが鬼ごっこしているのに混じってラテも駆けっこができるだろうといった配慮なのだろう。オトーサンは喜んでリードをゆるめると、ラテは走り出した女の子たちをあっという間に追い抜きながら砂場を力走する...。
「ラテちゃん、早い!」などと声をかけられると嬉しいのか調子に乗って砂を巻き上げながら女の子の後を追い、先導して走り回り、時折夢中で砂の地面を掘り始めたりする。

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※疲れたらまずは水分補給だ!


たまたま鬼の役になった女の子は5人のうち、ただひとりワンコが苦手だという子供だったのでラテに近づかなかったが、それを良いことに他の4人の女の子たちは鬼に捕まりそうになるとラテにしがみつく。するとラテが怖い鬼役の女の子はそれ以上近づけないので「ずる~い」と文句を言っている。確かにずるい...(笑)。
そうした女の子たちの中にあって、さも自分も彼女らの一員になったように顔を輝かしているラテを眺めていたオトーサンは不覚にも目頭が熱くなってくるのであった。

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主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員